JPH01303773A - 積層素子 - Google Patents
積層素子Info
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- JPH01303773A JPH01303773A JP88132835A JP13283588A JPH01303773A JP H01303773 A JPH01303773 A JP H01303773A JP 88132835 A JP88132835 A JP 88132835A JP 13283588 A JP13283588 A JP 13283588A JP H01303773 A JPH01303773 A JP H01303773A
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Landscapes
- Hall/Mr Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は積層素子、とくにイオン化傾向の異なる少なく
とも2層の金属層を有する積層素子に関する。
とも2層の金属層を有する積層素子に関する。
[従来の技術]
磁界の変化により抵抗が変化する磁気抵抗素子、いわゆ
るMR素子は、磁界の測定に用いられている。この磁気
抵抗素子の構造は、表面が絶縁性の半導体基板の主表面
にパーマロイ(NiFe)暦を含む複数の層が形成され
、その積層体の表面にはアルミニウムなどの電極が形成
され、パーマロイ層と所定の個所が接続されている。す
なわちm屠体には、その表面から旧FeNに達する窓が
形成されており、その窓および積層体表面の一部にアル
ミニウム電極が形成され、旧Fe層とA1電極とが窓の
部分で電気的に接続されている。また、AI電極の上に
は素子全体を覆うように絶縁性の酸化シリコン膜が形成
され、酸化シリコン膜にはAI電極に金属線をポンディ
ングするポンディングパッドが形成されている。
るMR素子は、磁界の測定に用いられている。この磁気
抵抗素子の構造は、表面が絶縁性の半導体基板の主表面
にパーマロイ(NiFe)暦を含む複数の層が形成され
、その積層体の表面にはアルミニウムなどの電極が形成
され、パーマロイ層と所定の個所が接続されている。す
なわちm屠体には、その表面から旧FeNに達する窓が
形成されており、その窓および積層体表面の一部にアル
ミニウム電極が形成され、旧Fe層とA1電極とが窓の
部分で電気的に接続されている。また、AI電極の上に
は素子全体を覆うように絶縁性の酸化シリコン膜が形成
され、酸化シリコン膜にはAI電極に金属線をポンディ
ングするポンディングパッドが形成されている。
[発明が解決しようとする問題点]
従来、このような素子の製造において、積層体の表面に
AI電極を形成する工程は、次のように行われている。
AI電極を形成する工程は、次のように行われている。
上述した積層体の表面全体に電子ビーム蒸着によってA
1層を蒸着させ、蒸着されたA1層の上にフォトレジス
トを塗布する。フォトレジスト上に所望の形状のマスク
を被せ、露光現像した後、フォトレジストの不要部分を
除去する。
1層を蒸着させ、蒸着されたA1層の上にフォトレジス
トを塗布する。フォトレジスト上に所望の形状のマスク
を被せ、露光現像した後、フォトレジストの不要部分を
除去する。
フォトレジストのパターンに応じてAt層をエツチング
した後、フォトレジストはレジスト剥離液によって除去
される。この際前述の窓の部分に形成されたAI電極に
、NiFe暦に達するピンホールが生じている場合には
、レジスト剥離液がピンホールに侵入し電解液として作
用するため、イオン化傾向の異なる旧Fe層とAI電極
との間に電位差が生じ、いわゆる電池と同じ状態になる
ことがあった。そのため、 AI電極が腐食され、ピン
ホールが大きくなることによりAI電極と旧Fe層との
接続が不良となる問題があった。
した後、フォトレジストはレジスト剥離液によって除去
される。この際前述の窓の部分に形成されたAI電極に
、NiFe暦に達するピンホールが生じている場合には
、レジスト剥離液がピンホールに侵入し電解液として作
用するため、イオン化傾向の異なる旧Fe層とAI電極
との間に電位差が生じ、いわゆる電池と同じ状態になる
ことがあった。そのため、 AI電極が腐食され、ピン
ホールが大きくなることによりAI電極と旧Fe層との
接続が不良となる問題があった。
本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、イオン化
傾向の異なる複数の金属層を有する素子であって、製造
の際、金属層が腐食されず、接続不良の構造を有する積
層素子を提供することを目的とする。
傾向の異なる複数の金属層を有する素子であって、製造
の際、金属層が腐食されず、接続不良の構造を有する積
層素子を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本発明によれば、基板と、基板の上に形成された第1の
金属層と、第1の金m層の上に、第1の金属層とイオン
化傾向が異なる第2の金属層とを有する積層素子は、第
2の金属層の上に耐腐食性を有する腐食防止層が形成さ
れていることを特徴とする。
金属層と、第1の金m層の上に、第1の金属層とイオン
化傾向が異なる第2の金属層とを有する積層素子は、第
2の金属層の上に耐腐食性を有する腐食防止層が形成さ
れていることを特徴とする。
また本発明によれば、a層素子は磁気抵抗素子であり、
第1の金属層は強磁性体材料により形成されていること
を特徴とする。
第1の金属層は強磁性体材料により形成されていること
を特徴とする。
[作用]
本発明によれば、イオン化傾向の異なる2つの金属層の
上に耐腐食性を有する腐食防止層が形成されている。し
たがって金属層のパターンを形成する際に使用されたフ
ォトレジストを剥離する時に金属層が腐食されることが
ないから、金属層が正確に構成された素子を得られる。
上に耐腐食性を有する腐食防止層が形成されている。し
たがって金属層のパターンを形成する際に使用されたフ
ォトレジストを剥離する時に金属層が腐食されることが
ないから、金属層が正確に構成された素子を得られる。
[実施例]
次に添付図面を参照して本発明による積層素子2の実施
例を詳細に説明する。
例を詳細に説明する。
第1図を参照すると、本発明の積層素子を磁気抵抗(M
R)素子に適用した断面図が示されている。
R)素子に適用した断面図が示されている。
本実施例のMR素子は、表面に厚さ約1pmのS +
02層11が形成されたSi基板lOの主表面にS +
02層12、旧Fe!14、Si0層15およびAl
2O3層16が順次請層されている。A10 層16お
よびS t 02層11の表面上にはSi0層18が形
成されている6St02層18、At 0層18および
S s 02層15にはS 1o2Wj18の表面から
旧Fe暦14の表面に達する窓100が形成されており
、窓100およびS+027!i! 18の表面の一部
にはアルミニウム電極20が形成されている。
02層11が形成されたSi基板lOの主表面にS +
02層12、旧Fe!14、Si0層15およびAl
2O3層16が順次請層されている。A10 層16お
よびS t 02層11の表面上にはSi0層18が形
成されている6St02層18、At 0層18および
S s 02層15にはS 1o2Wj18の表面から
旧Fe暦14の表面に達する窓100が形成されており
、窓100およびS+027!i! 18の表面の一部
にはアルミニウム電極20が形成されている。
アルミニウム電極20の表面にはS s O2、SiO
などからなる耐腐食性の腐食防止層22がアルミニウム
電極20と位置整合するように形成されている。腐食防
止層22、およびSi0層18の表面にはS s 02
層24が素子全体を覆うように形成されている。また、
S + 02層24および腐食防止層22の一部にはア
ルミニウム電極20に達するポンディングパッド200
が形成されている。
などからなる耐腐食性の腐食防止層22がアルミニウム
電極20と位置整合するように形成されている。腐食防
止層22、およびSi0層18の表面にはS s 02
層24が素子全体を覆うように形成されている。また、
S + 02層24および腐食防止層22の一部にはア
ルミニウム電極20に達するポンディングパッド200
が形成されている。
第2A図〜第2C図、および第3A図〜$3C図を参照
して、第1図に示すMR素子の製造方法の一例を説明す
る。
して、第1図に示すMR素子の製造方法の一例を説明す
る。
第2A図に示すように、Si基板10の主表面に熱酸化
により厚さ約IILmのS r 02層11を形成し、
S!02層ll上に電子ビーム蒸着法によって、S i
02層12゜旧Fe(パーマロイ)@14、S 1o
2s 15およびAl2O3層16を順次形成させる。
により厚さ約IILmのS r 02層11を形成し、
S!02層ll上に電子ビーム蒸着法によって、S i
02層12゜旧Fe(パーマロイ)@14、S 1o
2s 15およびAl2O3層16を順次形成させる。
なお、各層の厚さは、例えばS i 02層12が約2
000オングストローム、NiFe層14が約300〜
500オングストローム、5102層15が約1000
オングストローム、 Al2O3層16が200オング
ストロームになるように形成する。
000オングストローム、NiFe層14が約300〜
500オングストローム、5102層15が約1000
オングストローム、 Al2O3層16が200オング
ストロームになるように形成する。
次に、Al2O3層16上にレジスト液を塗布し、所定
のパターンのマスクを被せて露光し、フォトエツチング
により、所定のパターンのフォトレジスト(図示せず)
を形成する。 Arガスを使用したスパッタエツチング
により、層12.14.15.18からなる積層部50
を第2B図に示すように所定の形にエツチングする。マ
グネトロンスパッタ法によっらて、前工程で所定の形に
エツチングした積層部50、およびSi基板10ノ表面
にS + 02層18を約31Lmの厚さに形成するm
S+02層18を形成した後、CF。
のパターンのマスクを被せて露光し、フォトエツチング
により、所定のパターンのフォトレジスト(図示せず)
を形成する。 Arガスを使用したスパッタエツチング
により、層12.14.15.18からなる積層部50
を第2B図に示すように所定の形にエツチングする。マ
グネトロンスパッタ法によっらて、前工程で所定の形に
エツチングした積層部50、およびSi基板10ノ表面
にS + 02層18を約31Lmの厚さに形成するm
S+02層18を形成した後、CF。
ガスを使用するプラズマエツチング(RIE)によって
、スパッタSiO暦18の表面の所定の位置をエツチン
グし、Al2O3層16、S i 02暦15を合わせ
てエツチングし、第2C図に示すようにNiFe層14
に達する窓100を形成させる。
、スパッタSiO暦18の表面の所定の位置をエツチン
グし、Al2O3層16、S i 02暦15を合わせ
てエツチングし、第2C図に示すようにNiFe層14
に達する窓100を形成させる。
次に、EB蒸着法を使用して、第3A図に示すようにS
+ 02層18の表面、および窓100の内部にアル
ミニウム層20を形成する。アルミニウム層20を形成
した後、A1層20の上にS r 02などからなる耐
腐食性の腐食防止層22を形成する。腐食防止層22の
上に、アルミニウム層20が所望のパターンの電極とな
るように、エツチングのためのフォトレジスト30を第
3A図に示すようにフォトエツチングにより形成する。
+ 02層18の表面、および窓100の内部にアル
ミニウム層20を形成する。アルミニウム層20を形成
した後、A1層20の上にS r 02などからなる耐
腐食性の腐食防止層22を形成する。腐食防止層22の
上に、アルミニウム層20が所望のパターンの電極とな
るように、エツチングのためのフォトレジスト30を第
3A図に示すようにフォトエツチングにより形成する。
フォトレジスト30を形成した後、腐食防止層22をフ
ッ酸系エツチング液によるウェットエツチングにより所
望のパターンにエツチングし、その後、リン酸系エツチ
ング液によるウェットエツチングにより、第3B図に示
すように、アルミニウム層20を所望の電極パターンに
エツチングする。
ッ酸系エツチング液によるウェットエツチングにより所
望のパターンにエツチングし、その後、リン酸系エツチ
ング液によるウェットエツチングにより、第3B図に示
すように、アルミニウム層20を所望の電極パターンに
エツチングする。
次に、第3C図に示すように、マグネトロンスパッタ法
によって、腐食防止層22およびスパッタS + 02
層18の表面に−5層02層24を約51Lmの厚さに
形成し、フッ酸系エツチング液のウェットエツチングに
よりS io 2層24の所定の位置に、その表面から
アルミニウム電極20に達するポンディングパッド20
0を形成する0以上の製造方法によって、第1図に示す
MR素子を得ることができる。
によって、腐食防止層22およびスパッタS + 02
層18の表面に−5層02層24を約51Lmの厚さに
形成し、フッ酸系エツチング液のウェットエツチングに
よりS io 2層24の所定の位置に、その表面から
アルミニウム電極20に達するポンディングパッド20
0を形成する0以上の製造方法によって、第1図に示す
MR素子を得ることができる。
本発明の特徴を明確にするため、従来のMR素子につい
て説明する。第4図に示されているように、従来のMR
素子はアルミニウム電極20の上にS i 02層24
が直接形成され、腐食防止層22は設けられていない。
て説明する。第4図に示されているように、従来のMR
素子はアルミニウム電極20の上にS i 02層24
が直接形成され、腐食防止層22は設けられていない。
前述したように、アルミニウム層20を所望の電極パタ
ーンに形成する工程においては、アルミニウム層20の
上に所望のパターンのレジストを形成してアルミニウム
層20のエツチングを行い、エツチング後にレジスト剥
離液を使用してアルミニウム層20のフォトレジストを
除去する。レジストの除去に、たとえばアミノ基を有す
る塩基性有機物を成分とするレジスト剥離液を使用した
場合、剥離液の水洗時に水で希釈されたレジスト剥離液
は電解液として作用する。このため、窓100に形成さ
れたアルミニウム電極20に、NiFeM14に達する
ピンホールが生じていると、このピンホールにレジスト
剥離液が侵入し電解液として作用するため、イオン化傾
向の異なる旧Fe層14とアルミニウム電極20との間
に電位差が生じ、これを陽極および陰極として化学変化
が起こる。すなわち、電池と同様に電気分解を行う状態
になる。この場合にはアルミニウムがFe旧よりもイオ
ン化傾向が大きいため、アルミニウム電極20を構成す
るAI3+イオンがレジスト剥離液水溶液中に放出され
、アルミニウム電極20を構成する電子が旧Fe層14
へ放出される。したがって、アルミニウム電極20が腐
食され、アルミニウム電極20のピンホールが大きくな
ることにより、アルミニウム電極20と旧Fe層14と
の接続が不良となる問題があった。
ーンに形成する工程においては、アルミニウム層20の
上に所望のパターンのレジストを形成してアルミニウム
層20のエツチングを行い、エツチング後にレジスト剥
離液を使用してアルミニウム層20のフォトレジストを
除去する。レジストの除去に、たとえばアミノ基を有す
る塩基性有機物を成分とするレジスト剥離液を使用した
場合、剥離液の水洗時に水で希釈されたレジスト剥離液
は電解液として作用する。このため、窓100に形成さ
れたアルミニウム電極20に、NiFeM14に達する
ピンホールが生じていると、このピンホールにレジスト
剥離液が侵入し電解液として作用するため、イオン化傾
向の異なる旧Fe層14とアルミニウム電極20との間
に電位差が生じ、これを陽極および陰極として化学変化
が起こる。すなわち、電池と同様に電気分解を行う状態
になる。この場合にはアルミニウムがFe旧よりもイオ
ン化傾向が大きいため、アルミニウム電極20を構成す
るAI3+イオンがレジスト剥離液水溶液中に放出され
、アルミニウム電極20を構成する電子が旧Fe層14
へ放出される。したがって、アルミニウム電極20が腐
食され、アルミニウム電極20のピンホールが大きくな
ることにより、アルミニウム電極20と旧Fe層14と
の接続が不良となる問題があった。
しかし、本実施例のMR素子によれば、アルミニウム層
20の表面に、耐腐食性の腐食防止層22が形成されて
いる。したがって、所望の形のアルミニウム電極20を
形成する工程において、アルミニウム層20に旧Fe暦
14に達するピンホールが生じている場合においても、
ピンホールは腐食防止層22によってふさがれる。これ
により、AI層20のエツチング後にレジスト剥離液を
使用してフォトレジストを除去する際に、アルミニウム
電極20が腐食されてピンホールが悴太し、アルミニウ
ム電極20とパーマロイ層14とが接続不良となること
はない。
20の表面に、耐腐食性の腐食防止層22が形成されて
いる。したがって、所望の形のアルミニウム電極20を
形成する工程において、アルミニウム層20に旧Fe暦
14に達するピンホールが生じている場合においても、
ピンホールは腐食防止層22によってふさがれる。これ
により、AI層20のエツチング後にレジスト剥離液を
使用してフォトレジストを除去する際に、アルミニウム
電極20が腐食されてピンホールが悴太し、アルミニウ
ム電極20とパーマロイ層14とが接続不良となること
はない。
なお1本実施例では腐食防止層22にS s 02を使
用したが、SiO2以外の耐腐食性の材料を使用するこ
とも可能である。腐食防止層22は、たとえばSiOな
どのガラス系化合物材料が好ましい。
用したが、SiO2以外の耐腐食性の材料を使用するこ
とも可能である。腐食防止層22は、たとえばSiOな
どのガラス系化合物材料が好ましい。
また、上記実施例で使用した各層の形成方法、およびエ
ツチング方法は、上記に示した方法以外の他の方法によ
っても行うことが可能である。
ツチング方法は、上記に示した方法以外の他の方法によ
っても行うことが可能である。
本発明によれば、金属層の上に耐腐食性を有する腐食防
止層が形成されているため、金属層にピンホールが生じ
ている場合にも、ピンホールを腐食防止層でふさぐこと
ができる。したがって、レジスト剥離液などの電解液を
作用させた場合にも、イオン化傾向の異なる金属層の間
で電気分解反応が起こらないため、金属層の腐食による
ピンホールの拡大を防止することができ、接続不良のな
い積層素子が得られる。
止層が形成されているため、金属層にピンホールが生じ
ている場合にも、ピンホールを腐食防止層でふさぐこと
ができる。したがって、レジスト剥離液などの電解液を
作用させた場合にも、イオン化傾向の異なる金属層の間
で電気分解反応が起こらないため、金属層の腐食による
ピンホールの拡大を防止することができ、接続不良のな
い積層素子が得られる。
第1図は本発明をIIIR素子に適用した断面図、第2
A図〜第2C図、および第3A図〜第3C図は第1図の
MR素子の製造方法の一例を示す断面図、第4図は従来
のMR素子の断面図である。 要部 の符号の説明 10、、、基板 14 、 、 、 NiFe層 20、、、アルミニウム電極 22、、、腐食防止層 100 、 、窓
A図〜第2C図、および第3A図〜第3C図は第1図の
MR素子の製造方法の一例を示す断面図、第4図は従来
のMR素子の断面図である。 要部 の符号の説明 10、、、基板 14 、 、 、 NiFe層 20、、、アルミニウム電極 22、、、腐食防止層 100 、 、窓
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、基板と、 該基板の上に形成された第1の金属層と、 該第1の金属層の上に、第1の金属層とイオン化傾向が
異なる第2の金属層とを有する積層素子において、該積
層素子は、 前記第2の金属層の上に耐腐食性を有する腐食防止層が
形成されていることを特徴とする積層素子。 2、請求項1に記載の積層素子において該積層素子は磁
気抵抗素子であり、前記第1の金属層は強磁性体材料に
より形成されていることを特徴とする積層素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP88132835A JPH01303773A (ja) | 1988-06-01 | 1988-06-01 | 積層素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP88132835A JPH01303773A (ja) | 1988-06-01 | 1988-06-01 | 積層素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01303773A true JPH01303773A (ja) | 1989-12-07 |
Family
ID=15090638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP88132835A Pending JPH01303773A (ja) | 1988-06-01 | 1988-06-01 | 積層素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01303773A (ja) |
-
1988
- 1988-06-01 JP JP88132835A patent/JPH01303773A/ja active Pending
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