JPH01301966A - 密閉形回転圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は１回転式圧縮機に係り、特に騒音の低減に関
するものである。

〔従来の技術〕

第８図は例えば特開昭５８−４４２９０号公報に示され
た従来の回転式圧縮機の断面図であシ１図において、（
１）は密閉容器、（２）は圧縮要素、　（３）　、　（
４）は電動要素を構成する固定子及び回転子である。

（圀はこの回転子（４）に圧入された回転軸で、圧縮要
素（２）の主軸受（６）と端軸受（７）で軸支されてい
る。（９）は圧縮室で、シリンダ（８）と主軸受（６）
及び端軸受（７）で構成されている。

したがって、吸入管α呻よシ吸入された低圧の冷媒ガス
は、圧縮室（９）内で圧縮され、高圧の吐出ガスが吐出
孔０からいったん密閉容器＜１）内に吐出され、その後
、吐出管（ｌりから吐き出される。

吸入管α１は通常鋼管で、密閉容器（１）とは溶接によ
シ固着されるとともに、圧縮要素（２）の端軸受（７）
の吸入孔αｊ側に圧入されて、密閉容器（１）内の高圧
と、圧縮室（９）内の低圧とのシールを行なっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上のように構成された従来の回転式圧縮機では、吸入
管α〔が圧縮要素（２）の端軸受（７）の吸入孔時に圧
入されておシ、また。吸入管ａ・は密閉容器（りと溶接
によシ固定されているので、圧縮過程で圧線要素（２）
に発生する振動が、吸入管ａ・を介して密閉容器（りに
伝達し、特に、５〜６　ＫＨｚの高周波帯域の振動は、
密閉容器底部（１ａ）を加振し、高周波騒音を発生する
という課題があった。

この発明は、上記のような課題を解消するためになされ
たもので、圧縮要素から密閉容器底部への高周波帯域の
振動伝達を低減させ、密閉容器底部での高周波帯域の騒
音を低減して、低騒音の回転式圧縮機を得ることを目的
とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明による密閉形圧縮機は、密閉容器、この密閉容
器に内蔵され冷媒を圧縮する圧縮要素。

この圧縮要素と密閉容器の間に設けられ外部冷凍サイク
ルから前記圧縮要素へ前記冷媒を導く吸入管、この吸入
管と前記密閉容器および前記圧縮要素との接合部の少な
くとも一方に設けられ前記圧縮要素の振動伝達を低減す
る緩衝材を備えたものである。

また、吸入管と密閉容器の接合部を圧縮要素の回転軸軸
心延長線上に配設することも効果的である。

〔作用〕

この発明における密閉形圧縮機は吸入管と圧縮要素およ
び密閉容器との接合部の少なくとも一方に緩衝材を設け
たことによシ、圧縮要素からの振動伝達を抑制する。

また、吸入管と密閉容器の接合部を圧縮要素の回転軸軸
心延長線上に配設することによシ、圧縮機からの振動伝
達を低減する。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の第１の実施例を図について説明する。

第１図において、吸入管α〔は密閉容器（１）の端軸受
（７）の吸入孔（１ｍに圧入されておらず、緩衝材であ
るＯ−リングα◆を介している。

なお、この実施例では端軸受（７）の吸入孔０側に０−
リング溝住りを配しているが、吸入管α〔側にＯ−リン
グ溝αりを配してもよい。

この発明は１以上のように構成されているので。

密閉容器（１）内部の高圧部と圧縮室（９）内の低圧部
とのシール性を損なうことなく、圧縮要素（２）で発生
する高周波振動の密閉容器底部（１ａ）への伝達を低減
し、密閉容器底部（１ａ）での高周波帯域の騒音を低減
することができる。

第２図はこの発明の第２の実施例を示すもので。

ａｌは接続パイプ、αηは高分子材料からなる緩衝材で
ある絶縁スリーブであシ、このように構成することによ
シ第１の実施例と同様の効果を奏する。

第３図はこの発明の第３の実施例を示すもので。

絶縁スリーブａηをその軸方向に延出し、吸入パイプａ
〔への圧入接続部を端軸受（７）と密閉容器（１）の中
間部空間に位置させることによシ、前述の振動エネルギ
ーのしゃ断効果はより向上するものであシ。

この場合の気密性については、緩衝材である絶縁スリー
ブ（Ｉｎの一端に７ランジ部（１７ａ）を設けて端軸受
（７）によって圧着せしめ、また他端部には、その内径
にそう人される吸入パイプａ１に拡径部（１０ａ）を設
けることによってより向上できる。

第４図はこの発明の第４の実施例を示す密閉形圧縮機の
縦断面図であシ、第５図はジョイン）Ｑｌの縦断面図で
ある。図において、　＋ＩＩはジヨイント。

ａ９は高周波振動減衰効果や封止効果の高い緩衝材であ
る弾性シール材、（至）は接続パイプ■に接続される密
閉容器（１１の回転軸（５）軸心延長線上に設けられた
ユニット側配管、（２）はシリンダ（８）内に設けられ
た吸入孔である。圧縮要素（２）で発生する高周波の振
動成分は吸入管α呻からジョイン）（ｌ場へと伝達され
ていくが、ジョイン）ａｌｌと接続管（２）は振動減衰
効果の高い弾性シール材Ｑηを介して接続され。

さらにジヨイントα［有］と接続管（至）は回転軸（５
）軸心延長線で回転軸（５）まわりに拘束されることが
ないので、この部分で振動は大きく減衰されユニット側
配管への伝達が抑制される。

第６図はこの発明の第５の実施例を示す要部断面図で、
吸入管α〔を密閉容器（１）の円筒面に配設する場合の
実施例である。図において、圧縮要素（２）の吸入孔０
９には吸入管ａ・の一端がテフロン等の高分子材料によ
ってパイプ状に成形された緩衝材である絶縁スリーブα
ηと共に圧入されている。また吸入管α０の他端は接続
パイプａＳ、ユニット側配管（１）に接続されている。

この第５の実施例は上述のように構成されているので、
吸入管α呻とシリンダ（８）の吸入孔（財）は絶縁スリ
ーブαηを介して密着しているため、密閉容器＋１）内
の高圧冷媒ガスと吸入孔（財）内の低圧冷媒ガス間の気
密性が保たれるとともに、密閉容器（１）内の高圧冷媒
ガス、及び吸入孔Ｑ１）内低圧冷媒ガスと外気の気密性
は、従来と同様にそれぞれのパイプのロウ付によって保
たれている。

さらに、上述したように、シリンダ（８）の吸入孔＠と
、吸入管αＱの間には、絶縁スリーブａカが介在してい
るため、主にシリンダ（８）に発生する振動エネルギー
は各の接触部分でしゃ断されやすくなシ。

吸入管α１への伝播が減少し、ひいては密閉容器（１）
や吸入アキュムレータからの騒音としての放射も低下す
る。

第７図はこの発明の第６の実施例を示す要部断面図で、
シリンダ（８）に設けられた吸入孔（財）の内周に周状
溝（２１ａ）を設けるとともにこの周状溝（２１ａ）に
例えばＱ−１７ング等の高分子材料による緩衝材である
絶縁リング（２）を設けてその内径部に吸入管０１を挿
入している。そして、第６図の第５の実施例と同様の効
果を奏する。

〔発明の効果〕

この発明によれば、密閉容器、この密閉容器に内蔵され
冷媒を圧縮する圧縮要素、この圧縮要素と密閉容器の間
に設けられ外部冷凍サイクルから前記圧縮要素へ前記冷
媒を導く吸入管、この吸入管と前記密閉容器および前記
圧縮要素との接合部の少なくとも一方に設けられ前記圧
縮要素の振動伝達を低減する緩衝材を備えた構成にした
ので。

圧縮要素から密閉容器への高周波振動の伝達を低減し、
低騒音の回転式圧線機を得ることができる。

また、吸入管と密閉容器の接合部を圧縮要素の回転軸軸
心延長線上に配設したことＫよシ、同様の効果を奏する
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１の実施例を示す密閉形圧縮機の
要部縦断面図、第２図は同上第２の実施例を示す要部縦
断面図、第３図は同上第３の実施例を示す要部縦断面図
、第４図は同上第４の実施例を示す要部縦断面図、第５
図は第４図のジヨイントの断面図、第６図は同上第５の
実施例を示す要部断面図、第７図は同上第６の実施例を
示す要部断面図、第８図は従来の密閉形圧縮機の縦断面
図である。 図において、（１）は密閉容器、（２）は圧縮要素、０
１）は吸入管、α◆は０−リング、（Ｉｎは絶縁スリー
ブ。 α９は弾性シール材、（至）は絶縁リングである。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）密閉容器、この密閉容器に内蔵され冷媒を圧縮す
   る圧縮要素、この圧縮要素と密閉容器の間に設けられ外
   部冷凍サイクルから前記圧縮要素へ前記冷媒を導く吸入
   管、この吸入管と前記密閉容器および前記圧縮要素との
   接合部の少なくとも一方に設けられ前記圧縮要素の振動
   伝達を低減する緩衝材を備えた密閉形回転圧縮機。
2. （２）吸入管と密閉容器の接合部を圧縮要素の回転軸軸
   心延長線上に配設したことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の密閉形回転圧縮機。