JPH01301672A - スピロオクタヒドロナフタレン類、その新規中間体及びそれらの製法 - Google Patents

スピロオクタヒドロナフタレン類、その新規中間体及びそれらの製法

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JPH01301672A
JPH01301672A JP13021888A JP13021888A JPH01301672A JP H01301672 A JPH01301672 A JP H01301672A JP 13021888 A JP13021888 A JP 13021888A JP 13021888 A JP13021888 A JP 13021888A JP H01301672 A JPH01301672 A JP H01301672A
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謙治 森
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、香料物質として知られている(+)体、(−
)体もしくは(±)体の3a、6,6゜9a−テトラメ
チルトデカヒトロナフ) (2,1゜b)フラン[以下
(+)体、(−)体もしくは(±)体アンブロックスと
いうコの合成中間体として有用な従来の文献に未記載の
新規化合物及び該化合物の合成に有用な新規中間休館ひ
にそれらの製法に関する。
更に詳しくは、本発明は、アンバー様の香気を有し、香
料として使用されている下記式(A)で示されるアンブ
ロックスの合成中間体として有用な下記式(1) で示される新規な(+)体、(−)体もしくは(±)体
のスピロ[3,4,4a、5,6,7,8゜8a−オク
タヒトロー5.5.8a−)リメチルナフタレン−2(
IH)−2−オキシラン]エタノール、及U該式(1)
化合物の合成中間体として有用な下記式(2) て示される新規な(+)体、(−)体もしくは(±)体
の1.2,3,4.4a、5,6,7,8゜8a−デカ
ヒトロー2−メチレン−5,5,8a−トリメチルナフ
タレンアセトニトリルに関する。
更にまた、本発明は、下記式(3) で示される(+)体、(−)体もしくは(±)体の1.
2.3.4.4a、 5.6.7.8.8a−デカヒト
ロー2−メチレン−5,5,8a−トリメチレンエタノ
ールをエポキシ化剤と反応させ=5− ることを特徴とする前記式(1)の化合物の製法、並び
に下記式(4) 示される(+)体、(−)体もしくは(±)体の1−シ
アノメチル−1+ 4+ 4a、 5.e、 7゜8.
8a−オクタヒドロ−5,5,8a−)リメチル−2(
aH)−ナフタレノンをメチレントリフェニルホスホニ
ウムと反応させることを特徴とする前記式(2)の化合
物の製法にも関する。
本発明の前記式(1)の化合物には、下記式(で示され
る(十)体の(IR,2R,4aS、8aS)−スピロ
[3,4,4a、5,6,7,8゜8a−オクタヒドロ
−5,5,8a−)リメチルナフタレン−2(IH)−
2−オキシラン]エタノール、及び下記式(1) −2 で示さhる(  )体(D (] S、2S、4aR,
8aR)−スピロ[3+ 4+ 4a、5+ 6.7,
8゜8a−オクタヒトロー5.5.8a−)リンチルナ
フタレン−2(IH)−2−オキシランコエタノール、
ならびに光学的に不活性な(±)体が包含される。
又、本発明の前記式(2)の化合物には、下記式(2)
−1 で示される(+)体の(Is、4aS、8aS)−1,
2,3,4,4a、5,6,7,8.8a−デカヒドロ
−2−メチレン−5,5,8a−)リンチルナフタレン
アセトニトリル、及び下記式%式% で示される(−)体の(IR,4aR,8aR)−1,
2,3,4,4a、5,6,7,8.8a−デカヒドロ
−2−メチレン−5,δ、8a〜トリメチルナフタレン
アセトニトリル、ならびに光学的に不活性な(±)体が
包含される。
(従来の技術) 従来、上記式(A)の(±)体アンブロックスを合成す
る方法としては、例えば、ファルネソール或いはネロリ
ドールを原料とし、該化合物を臭素化リンと反応させ臭
化ファルネシルを合成し、この臭化物をシアン化カリで
処理してシアン化ファルネシルとなし、次いで該化合物
を水酸化カリウムと接触させホモファルネシル酸を形成
せしめ、更にこの酸を四塩化スズと反応させてノルアン
プレノライトを合成せしめた後、該化合物を水素化リチ
ウムアルミニウムで還元して8−ヒドロキシ−13,1
4,15,16−テトラノルラブダン−12−オールと
なし、次いでこの化合物をオキシ三塩化リンと接触反応
させてアンブロックスを得る方法が知られている(特公
昭61−1432号公報参照)。
しかしながら、この方法において出発原料として使用さ
れているネロリドール及びファルネソールは、例えば、
天然精油(Cabreura油の主成分)から単離する
にしてもあるいは合成的な方法で得るにしても高価な原
料であり、しかも、多工程の合成方法であるため最終生
成物であるアンブロックスの収率は低いものとなり、必
ずしも満足のいくものではなかった。また、上記特許以
外にも(−)体、(+)体もしくはく±)体のアンブロ
ックスの製法に関しては、例えば、Dragoco  
Report、11/12.276〜283 (197
9);Chemistry  Letters、pp、
757〜760 (1981);pp、729〜732
 (1983)及びHe 1vetjca  Chim
ica  Acta、682022〜2029 (19
85)などに報告されている。しかしながら、これらの
文献に記載の方法においても収率、工程数あるいは原料
人手などの点で問題があり必ずしも満足のいくものでは
なかった。従って、アンバー様香気を有する上記式(A
)のアンブロックスを安価にしかも高収率で得る製造方
法の開発が強く望まれている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、アンバー様香料として有用な上記式(
A)の化合物を合成するに際し、上記した従来の方法と
比較して、安価にしかも短い工程で高収率に得ることが
できる前記式(A)の化合物の合成に有用な新規中間体
である上記式(1)及び式(2)の化合物ならびにそれ
らの製造方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上述の従来方法における欠点乃至不利益
を改善するため、鋭意研究を行ってきた。
その結果、前記式(4)の化合物から合成することので
きる本発明の上記式(1)及び(2)の化合物から上記
式(A)の化合物が好収率でしかも簡単な操作で有利に
合成できることを見出し本発明を完成した。
かくして、本発明の式(2)の化合物は、下記反応工程
図に示すとおり、式(4)の化合物を溶媒の存在下にメ
チレントリフェニルホスホニウム(Ph3 P=CH2
)と反応させることにより合成することができる。
上記反応において、式(2)に包含される(+)体であ
る式(2)−1の化合物を合成するには、(−)体の式
(4)の化合物を原料とすればよく、又、(−)体もし
くは(±)体の上記式(2)の化合物を合成するには、
それぞれに相当するく+)体もしくは(±)の式(4)
の化合物を原料として選べばよい。
本発明の出発原料である上記式(4)に包含される(十
)体、(−)体もしくは(±)体のそれぞれの化合物は
、例えば、Bull、Soc。
Chim、Be1g、95,771−781 (198
6)に記載された方法により製造される下記式(7) で示される(+〉体、(−)体もしくは(±)の1−(
p−)シロキシ)メチル−2−オキソ−5゜5.8a−
)リンチルデ力ヒトロナフタレンを例えば、ジメチルス
ルホキシドなどの有機溶媒に溶解させた後、シアン化ナ
トリウムなどのシアン化金属物と反応させることにより
容易に得ることができる。
以下に前記式(2)に包含される(+)体の前記式(2
)−1の化合物の合成例について述べる。
上述のようにして得ることのできる(−)体の上記式(
4)の化合物から(+)体の上記式(2)=1の化合物
を合成する反応は、例えば、不活性ガス雰囲気下に(−
)体の式(4)の化合物を有機溶媒中でメチレントリフ
ェニルホスホニウムと反応させることにより容易に行う
ことができる。
上記反応は採用する有機溶媒の種類によっても異なるが
、反応温度は一般的には約−20℃〜 30°C程度の
範囲であり、反応時間は約4〜6時間程度とすることが
できる。又、不活性ガスとしてはアルゴンガス、窒素ガ
スなどを挙げることができる。上記反応に使用するメチ
レントリフェニルホスホニウムの使用量には特別の制約
はないが、通常上記式(4)化合物1モルに対して、例
えば約1.1〜約5,0モル程度の範囲で用いられる。
この反応に使用するメチレントリフェニルホスホニウム
は、例えばメチルトリフェニルホスホニウムブロマイド
などのハロゲン化物をジメトキシエタンなどの有機溶媒
中でn−ブチルリチウムなどの有機金属化物と接触させ
ることにより容易に調製することができる。更に、この
反応に用いる有機溶媒は反応に対して不活性な溶媒であ
ればよく、例えばジメトキシエタン、ジェトキシエタン
などのエーテル系溶媒などがしばしば採用される。これ
らの溶媒の使用量は、特に制限されるものではなく、適
宜に選択することができ、例えば、式(4)の化合物に
刻して約50〜約500重量倍程度の使用量を好ましく
挙げることができる。反応終了後は、常法に従って生成
物を抽出、洗浄、乾燥し、所望により例えば、カラムク
ロマトグラフィーのごとき手段で精製して(+)体であ
る前記式(2)−1の化合物が得られる。
又、前記式(2)に包含される(=)体もしくは(±)
体の化合物を合成するには、上述のようにして得ること
のできる(+)体もしくはく±)の前記式(4)の化合
物を原料として、上述の(+)体である前記式(2)−
1の化合物を合成した方法と同様にして容易に行うこと
ができる。
次に、本発明の式(1)の化合物の合成は、下記反応工
程図に示すとおり、式(3)の化合物を塩基の存在下に
エポキシ化剤と反応させることにより行うことができる
上記反応において、前記式(1)に包含される(+)体
である式(1)−1の化合物を合成するには、(+)体
の式く3)の化合物を原料とすればよく、又、(−)体
もしくは(±)体の上記式(1)の化合物を合成するに
は、それぞれ、相当するく−)体もしくは(±)体の式
(3)の化合物を原料として用いればよい。
原料の前記式(3)の化合物は、例えば、前述した方法
により得ることのできる前記式(2)の化合物から容易
に合成することができる。これを反応工程図で示すと以
下のとおりである。
以下に、前記式(1)に包含される(+)体である式(
1) −1の化合物の合成例を説明する。
上記式(2)に包含される前記式(2)−1の化合物か
ら(−)体の上記式(5)の化合物を合成するには、式
(2)−1化合物を例えば、有機溶媒中で金属水素化物
などの還元剤で水素化した後、酸で処理することにより
容易に行うことができる。
この反応に使用する金属水素化物の例示としては、例え
ば、水素化ジイソブチルアルミニウムなどの水素化ジア
ルキルアルミニアムなどを挙げることができ、その使用
量は、例えば、上記式(2)−1の化合物1モルに対し
て約1.1〜約2.0モル程度の範囲が適当である。又
、反応時間は約30分〜2時間程度で十分であり、反応
温度は、例えば、約−20℃〜約lO℃の範囲を挙げる
ことができる。この反応における有機溶媒としては、例
えば、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジエチルエーテルなどがしばしば使用される。
更に、上記反応で使用する酸としては、例えば、酒石酸
、塩酸などを例示することができ、又、その使用量は、
例えば、上記式(2)−1の化合物1モルに対して約5
〜約20モル程度の範囲が適当である。反応終了後は、
常法に従って洗浄、乾燥した後、カラムクロマトグラフ
ィーなどの手段によって精製して(−)体である前記式
(5)の化合物が得られる。
次に、(=)体の上記式(5)の化合物から(+)体の
上記式(3)の化合物を合成するには、例えば、式(5
)の化合物を有機溶媒中で金属水素化物などの還元剤と
反応させることにより行うことができる。
上記反応に使用する金属水素化物としては、例えば、水
素化ホウ素ナトリウム、水素化リチウムアルミニウム、
水素化ジイソブチルアルミニウムなどを挙げることがで
き、又、その使用量は、例えば、上記式(5)の化合物
1モルに対して約0゜5〜約5,0モル程度の範囲が適
当である。
反応時間及び反応温度は上記反応に使用する有機溶媒の
種類によっても異なるが、−船釣には約−20〜約20
℃程度の温度範囲で約10分〜約1時間程度で行うこと
ができる。又、この反応に使用する有機溶媒としては、
例えばメタノール、エタノールなどのアルコール系溶媒
またはテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどのエ
ーテル系溶媒などを挙げることができる。
反応終了後は、常法に従って洗浄、乾燥した後、カラム
クロマトグラフィーのごとき手段で精製することにより
(十)体である前記式(3)化合物が得られる。
次に、(+)体の上記式(3)の化合物から本発明の(
+)体である上記式(1)−1の化合物を合成するには
、例えば、線式(3)の化合物を有機溶媒中で塩基の存
在下にエポキシ化剤と反応させることにより容易に行う
ことができる。この反応に使用する塩基の種類としては
、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナ
トリウムなどを挙げることができ、その使用量は、例え
ば、式(3)の化合物1モルに対して約2.0〜約5.
0モル程度の範囲とすることができる。又、上記反応に
用いるエポキシ化剤としては、例えば、メタクロロ過安
息香酸、過酢酸、トリフルオロ過酢酸などを挙げること
ができる。これらのエポキシ化剤の使用量は、例えば、
上記式(3)化合物に対して約1.1〜約3.0モル程
度で十分である。
上記反応に使用する有機溶媒は、例えば、塩化メチレン
、クロロホルム、四塩化炭素などを例示することができ
、その使用量は、上記式(3)の化合物に対して約50
〜約200重量倍程度の量を好ましく挙げることができ
る。反応は、好ましくは冷却状態で行うのがよく、例え
ば、反応は約−50℃〜約25℃程度の温度範囲で約3
〜約10時間程度で行うことができる。
反応終了後は、常法に従って生成物を中和、洗浄、乾燥
などの処理をした後、カラムクロマトグラフィの如き手
段で精製して(+)体の前記式(1)−1の化合物が得
られる。
又、前記式(1)に包含される(−)体もしくは(±)
体を合成するには、それぞれに相当する前記式(3)の
化合物を原料として、上述の(+)体の前記式(1)−
1の化合物と同様の方法により容易に合成することがで
きる。
次に、上述した各反応工程により製造される本発明の式
(1)の化合物は、例えば、下記反応工程図に示す如く
して、下記式(A)で示されるアンブロックスを容易に
合成することができる。
(1)       (6)        (A)上
記反応において、前記式(A)に包含される(−)体の
前記式(A)の化合物を合成するには、本発明の前記式
(1)に包含される(+)体の上記式(1)−1の化合
物を原料とすればよく、又、(+)体もしくは(±)体
の前記式(A)の化合物を合成するには、それぞれに相
当する本発明の(−)体もしくはく士)体の上記式(1
〉の化合物を原料とすればよい。
以下に、前記式(A)に包含される(−)体のアンブロ
ックスの合成例について説明する。
前述の方法により合成することのできる(+)体である
前記式(1)−1の化合物からアンバー様香料として有
用なく−)体のアンブロックスを合成するには、例えば
、式(1)−1の化合物をテトラヒドロフランなどの有
機溶媒中で水素化リチウムアルミニウムなとの金属水素
化物で還元反応して(−)体の前記式(6)の化合物を
合成する。次に、式(6)化合物を、例えば、ピリジン
などの有機溶媒中で塩化パラトルエンスルボニルなどの
脱水剤で処理して(−)体である前記式(A)の化合物
を得ることができる。
(実施例及び参考例) 以下に本発明の前記式(2)及び前記式(1)の化合物
の製造方法を実施例及び参考例を挙げてさらに具体的に
説明する。
実施例1 (Is、4aS、8aS)−1,2,3,4,4a、5
+ 6,7,8.8a−デカヒトロー2−5゜5.8a
−)リンチルナフタレンアセトニトリル[式(2)−1
コの合成 フラスコに5.3g (14,9mmo l)のメチル
トリフェニルブロマイドと47 m lのジメトキシエ
タンを仕込み、0℃に冷却する。この溶液の中に、8.
1ml (12,4mmo l)のn−ブチルリチウム
ヘキサン溶液を徐々に加え、0℃で30分撹拌後1時間
静置してメチレントリフェニルホスホニウムを調製する
。この溶液の上澄み液40 m lに640m、g (
2,75mmo 1)のく−)体の式(4)化合物(ジ
メトキシエタン60m1に溶かした溶液)を0℃の温度
で滴下する。
滴下後、さらに2時間反応させる。反応終了後、反応液
に水を加え、エーテルで抽出する。抽出した反応物は、
洗浄、脱水などの処理をした後、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィで精製して純粋なく+)体の式(2)−1
化合物を425mg得た。
収率:67%。
融点:99.5〜100.5℃ 旋光度=[α] 0  = + 46 、3 ”  (
c = 0 、50、C)(C10) 実施例2 (IR,4aR,8aR)−1,2,3+ ’L4a、
5,6,7,8.8a−デカヒトロー2−メチレン−5
,5,8a−)リンチルナフタレンアセトニトリル[(
2)−21の合成 (+)体の(4)の化合物を用いた以外は実施例1の方
法と同様にして(−)体の式(2) −2の化合物を4
51 m g得た。
収率:65% CHCl3) 参考例】 (Is、4aS、8aS)−1,2,3,4゜4a、5
,6,7,8.9a−デカヒトロー2−メチレン−5,
5,8a−)リンチルナフタレンアセトアルデヒ)”[
(−)体の式(5)]の合成フラスコに、式(2)−1
の化合物420mg(1,82mmo I)及びトルエ
ン40 m lを仕込み、0℃に冷却する。次に、撹拌
しながら水素化ジイソブチルアルミニウム(トルエン溶
液)2゜7ml  (2,7mmo l)を徐々に滴下
する。滴下終了後、更に1時間撹拌しながら反応させる
反応終了後は] m o Iの酒石酸水溶液12m1で
中和し、エーテル抽出する。抽出物は、′濱法に従って
、洗浄、乾燥して生成物を得る。生成物はシリカゲルカ
ラムクロマトで精製することにより、純粋な(−)体の
式(5)の化合物を413mg得た。
CHCl3) 参考例2 (IR,4aR,8aR)−1,2,3,4゜4a、5
,6,7,8.8a−デカヒドロ−2〜メチレン−5,
5,8a−1リメチルナフタレンアセトアルデヒド[(
十)体の(5)]の合成(−)体の式(2) −2の化
合物を用いた以外は参考例1と同様にしで、(+)体の
式(5)の化合物を407 m g得た。
収率:96% 旋光度: [α]p  =+30.9° (c=0.5
2、CHCl3) 参考例3 (Is、4aS、8aS) −1,2,3,4゜4a、
 51 e、7,8.8a−デカヒドロ−2−メチレン
−5;5.8a−)リンチルナフタレンエタノール[(
+)体の(3)]の合成フラスコに、400mg (1
,71mmo I)の(−)体の式(5)の化合物及び
メタノール10m1を仕込み、0℃に冷却ずろ。この溶
液に水素化ホウ素ナトリウム65mg (1,71mm
l)を撹拌しながら滴下する。滴下後は、室温にもどし
て、さらに30分反応する。反応終了後、反応液に水を
加えてエーテル抽出する。抽出物は常法により、洗浄、
乾燥などの処理をして生成物を得る。生成物は、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィで精製することにより純粋
な(+)体である式(1)−1の化合物を396 m 
g得た。
収率:98% CHCl3) 参考例4 (IR,4aR,8aR) −1,2,3,4゜4a、
5,6,7,8.8a−デカヒドロ−2−メチレン−5
,5,8a−’pリメチレンナフタレンエタノール[(
−)体の(3〉コの合成(−)体の式(5)の化合物を
用いた以外は参考例3と同様にしで、(−)体の式(3
)の化合物を381mg得た。
収率:98% CHCl3) 実施例3 (IR,2R,4aS、8aS)−スピロ[3゜4.4
a、5,6,7,8.8a−トリメチルナフタレン−2
(IH) −2−オキシラン]エタノール[(1)−1
1の合成 フラスコに、(+)体の式(3)の化合物39Omg 
(1,65mmo I) 、炭酸水素ナトリウム277
mg (3,3mmo I)及び塩化メチレン40m1
を仕込み、ドライアイス−アセトンで冷却する。この溶
液に撹拌しながらゆっくりとメタクロロ過安息香酸53
3mg (2’、47mm。
1)を滴下する。滴下後は徐々に室温に戻し、約10時
間反応させる。反応終了後、反応液を10%の亜硫酸水
素ナトリウム水溶液50m1中に流し込み、エーテル抽
出する。抽出物は密性に従って、洗浄、乾燥して生成物
を得る。生成物はシリカゲルカラムクロマトグラフィで
精製することにより、(+)体である式(])−1の化
合物[この中には、約5%のジアステレオマーを含有]
を400mg得た。
収率:96% M e OH) 実施例4 (Is、2S、4aR,8aR)−スピロ[3゜4.4
a、5,6,7,8.8a−オクタヒトロー5.5.8
a−)リンチルナフタレン−2(IH)−2−オキシラ
ンコエタノール[(1)−2コの合成 (−)体の式(3)の化合物を用いた以外は実施例3と
同様にして、(−)体の式(1)−2の化合物[この中
には、約6%のジアステレオマーを含有]を374 m
 g得た。
収率:95% 旋光度; [αコ2D4=−4’、30° (c=0.
58、M e OH)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) で示される(+)体、(−)体もしくは(±)体のスピ
    ロ[3,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒド
    ロ−5,5,8a−トリメチルナフタレン−2(1H)
    −2−オキシラン]エタノール。 2、下記式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) で示される(+)体、(−)体もしくは(±)体の1,
    2,3,4,4a,5,6,7,8,8a−デカヒドロ
    −2−メチレン−5,5,8a−トリメチレンナフタレ
    ンアセトニトリル。 3、下記式(3) ▲数式、化学式、表等があります▼(3) で示される(+)体、(−)体もしくは(±)体の1,
    2,3,4,4a,5,6,7,8,8a−デカヒドロ
    −2−メチレン−5,5,8a−トリメチルナフタレン
    エタノールを塩基の存在下にエポキシ化剤と反応させる
    ことを特徴とする下記式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) で示される(+)体、(−)体もしくは(±)体のスピ
    ロ[3,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒド
    ロ−5,5,8a−トリメチルナフタレン−2(1H)
    −2−オキシラン]エタノールの製法。 4、下記式(4) ▲数式、化学式、表等があります▼(4) で示される(+)体、(−)体もしくは(±)体の1−
    シアノメチル−1,4,4a,5,6,7,8,8a−
    オクタヒドロ−5,5,8a−トリメチル−2(3H)
    −ナフタレノンを溶媒の存在下にメチレントリフェニル
    ホスホニウムと反応させることを特徴とする下記式(2
    )▲数式、化学式、表等があります▼(2) で示される(+)体、(−)体もしくは(±)体の1,
    2,3,4,4a,5,6,7,8,8a−デカヒドロ
    −2−メチレン−5,5,8a−トリメチルナフタレン
    アセトニトリルの製法。
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