JPH01300117A - バーナスロート部クリンカ除去方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、微粉炭焚きボイラに於けるバーナスロート部
タリンカ除去方法に関するものである。

［従来の技術］ 一般に、微粉炭焚きボイラに於いては、運転中、バーナ
スロート部にクリンカか付着成長し大きな塊となって、
バーナの燃焼を阻害したり、或はクリンカが自重によっ
て落下し、ボイラの火炉底部に設置された灰処理用装置
等を破損したりする虞れがあった。

このため、場合によっては、ボイラの運転を停止し、火
炉内に足場を組んで前記バーナスロート部に付着成長し
たクリンカを突き落とす等のことが行われていた。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、前述の如くクリンカを突き落とすのでは
、作業員が落下して来たクリンカで思わぬけがをする等
安全面で問題があると共に、ボイラの運転を完全に停止
しなければならず、運転効率の低下を引き起こす原因と
なっていた。

本発明は、斯かる実情に鑑み、運転効率に支障をきたす
ことなく、安全且つ確実にクリンカを除去し得るバーナ
スロート部クリンカ除去方法を提供しようとするもので
ある。

［課題を解決するための手段］ 本発明は微粉炭バーナと、該微粉炭バーナ内に挿脱可能
な浦バーナとを有し、且つ該油バ−すの油供給管途中に
接続した給水管とを有し、当該バーナの休止時に給水管
からの水を油ノ〈−すを介し噴射させてその水をクリン
カに直接投射することを特徴とするものである。

［作　　　用］ 夜間等の低負荷時、順次バーナスロート部の微粉炭バー
ナを消火し、消火した微粉炭ノ（−すの油バーナから低
温の水を噴射して水が火炉炉壁に当らないようにクリン
カの根元部分に当て、これにより、クリンカは急冷され
亀裂を生じて落下する。

［実　施　例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図は本発明の一実施例であり、ボイラの火炉炉壁に
形成された複数のバーナスロート部ｌに夫々、炉内に向
は微粉炭を噴射する微粉炭バーナ２を配設すると共に、
該微粉炭ノく−す２内に、先端部に油噴射用のチ・ノブ
３か取付けられ、微粉炭の着火燃焼を補助するための油
＜−す４を同芯状に挿脱可能に配置し、該油バーナ４の
油供給管に設けられた油供給用のバルブ５の先端側所要
位置に、低温の水を供給する給水管６を分岐接続し、該
給水管６には、水の供給、停止を行うバルブ７を設ける
。

又、前記バーナスロート部ｌには、前記微粉炭バーナ２
先端部外周位置に、該微粉炭バーナ２による火炎の広が
り角度を制御するための開度調節可能なレジスタベーン
８を配設しである。

尚、第１図中９は火炉炉壁管を示し、ｌＯは該火炉炉壁
管９に付着成長したクリンカを示している。

次に、該実施例の作動を説明する。

夜間等の低負荷時、即ち複数のバーナスロート部Ｉに於
ける微粉炭バーナ２のうち一部の微粉炭バーナ２を使用
する必要のない場合、該微粉炭バーナ２を消火し、油バ
ーナ４のバルブ５を閉じた状態で、給水管６のバルブ７
を開き、油バーナ４の先端のチップ３より低温の水を霧
状に噴射する。同時に、レジスタベーン８の開度を調節
し、燃焼用空気の旋回流によって前記チップ３より噴射
される水の広がり角度θを調整し、該水が、高温化して
いる火炉炉壁管９に噴射されることなく、クリンカｌＯ
の根元部分にのみ当たるようにする。これにより、クリ
ンカｌＯは低温の水によって急冷され、亀裂を生じて自
ら落下することになり、又、前記火炉炉壁管９か急冷に
よる悪影響を受けることはない。

前記クリンカｌＯの除去作業が完了したら、前記給水管
Ｂのバルブ７を閉じて水の供給を停止し、微粉炭バーナ
２を着火燃焼させる。

以下、他のバーナスロート部１に対し、前述と同様の操
作を順次行うことにより、全てのバーナスロート部ｌの
クリンカＩＯを、ボイラ運転中に安全且つ確実に除去す
ることができる。

又、第２図は、本発明の他の実施例を示すものであり、
図中第１図と同一の符号を付した部分は同一物を表して
いる。

該他の実施例に於いては、油バーナ４が微粉炭バーナ２
に対し挿脱可能であることを利用し、油バーナ４先端部
に、該油バーナ４の軸芯と直交方向に放射状に穿設され
た複数の水噴射孔１１を有するチップ１２を、前記チッ
プ３と交換可能に設ける。

斯かる構成としたので、夜間等の低負荷時、所要箇所の
バーナスロート部ｌに於ける微粉炭バーナ２を消火し、
バルブ５．７を共に閉じた状態で油バーナ４を引き抜き
、該油バーナ４先端部に、チップ３に代えてチップ１２
を取付けた後、前記微粉炭バーナ２内に油バーナ４を、
チップ１２の水噴射孔１１がクリンカｌＯの根元部分に
対向配置されるよう、再び挿入せしめ、給水管Ｂのバル
ブ７を開き、前記チップ１２の水噴射孔１１から低温の
水を噴射する。これにより、水がより正確にクリンカｌ
Ｏの根元部分にのみ当たることとなり、該クリンカｌＯ
を、低温の水による急冷の結果生じる亀裂にて落下させ
ることができると共に、火炉炉壁管９にも全く悪影響を
及はさない。

前記クリンカ１０の除去作業完了後は、前記給水管θの
バルブ７を閉じて水の供給を停止した状態で、浦バーナ
４を引き抜き、チップ！２を再びチップ３に交換し、該
浦バーナ４を前記微粉炭バーナ２内に挿入配置して該微
粉炭バーナ２の着火燃焼を行い、以下同様に他のバーナ
スロート部ｌについて順次クリンカｌＯの除去を行って
いくことができる。

尚、本発明のバーナスロート部タリンカ除去方法は、上
述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること
は勿論である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明のバーナスロート部クリン
カ除去方法によれば、夜間等の低負荷時を利用して、運
転効率に支障をきたすことなく、安全且つ確実に、クリ
ンカを低温の水による急冷の結果生じる亀裂にて落下さ
せ除去できるという優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の説明図、第２図は本発明の
他の実施例の説明図である。 １はバーナスロート部、２は微粉炭バーナ、３はチップ
、４は油バーナ、５．７はバルブ、６は給水管、８はレ
ジスタベーン、９は火炉炉壁管、ｌＯはクリンカ、１１
は水噴射孔、１２はチップを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）微粉炭バーナと、該微粉炭バーナ内に挿脱可能な油
   バーナとを有し、且つ該油バーナの油供給管途中に接続
   した給水管とを有し、当該バーナの休止時に給水管から
   の水を油バーナを介し噴射させてその水をクリンカに直
   接投射することを特徴とするバーナスロート部クリンカ
   除去方法。