JPH01299942A - スラブコンクリートの打設方法 - Google Patents
スラブコンクリートの打設方法Info
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- JPH01299942A JPH01299942A JP12779688A JP12779688A JPH01299942A JP H01299942 A JPH01299942 A JP H01299942A JP 12779688 A JP12779688 A JP 12779688A JP 12779688 A JP12779688 A JP 12779688A JP H01299942 A JPH01299942 A JP H01299942A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、建築物における床スラブとスラブコンクリ
ートの打設方法に関するものである。
ートの打設方法に関するものである。
従来の技術
建築物の床部分を現場打ちコンクリートの湿式1法によ
り、外壁部をALC板等のPCコンクリートパネルで施
工する工法においては、床部分と外壁部分とが完全な一
体構造となっていないため、この部分を通して廊下或い
はバルコニー床等の室外側より雨水が侵入する虞れがあ
る。
り、外壁部をALC板等のPCコンクリートパネルで施
工する工法においては、床部分と外壁部分とが完全な一
体構造となっていないため、この部分を通して廊下或い
はバルコニー床等の室外側より雨水が侵入する虞れがあ
る。
第7図及び第8図は、従来におけるバルコニー或いは廊
下等の室外側の床と、室内側の床との間の構造を示した
ものである。
下等の室外側の床と、室内側の床との間の構造を示した
ものである。
第7図では、バルコニー床(1)と室内側の床(2)と
を、現場打ちコンクリートにより一体に施工したものを
示しており、これら室内側と室外側とを一体に打設した
床スラブ(3)上の室内と室外とを仕切る外壁部におい
て、コンクリートブロック(4)を設置するとともに、
そのコンクリートブロック(4)上に開口部(5)を形
成し、更に、室外側の床スラブ(1)と前記ブロック(
4)の外側面とに跨って、床モルタル(6)を施工して
いる。(7)は、バルコニー(1)の外壁を形成するA
LC製のパネル、(8)は、1階部分の外壁パネルを示
している。また、この第7図においては、前記コンクリ
ートブロック(4)を床スラブ(3)上へ固定するため
、床スラブ(1)へ予めアンカー(9)を埋設しており
、このアンカー(9)へかんざし鉄筋(10)の下端を
取り付けて、このかんざし鉄筋(10)をコンクリート
ブロック(4)内に差し込むとともに、ブロック(4)
内にモルタル(11)を充填している。
を、現場打ちコンクリートにより一体に施工したものを
示しており、これら室内側と室外側とを一体に打設した
床スラブ(3)上の室内と室外とを仕切る外壁部におい
て、コンクリートブロック(4)を設置するとともに、
そのコンクリートブロック(4)上に開口部(5)を形
成し、更に、室外側の床スラブ(1)と前記ブロック(
4)の外側面とに跨って、床モルタル(6)を施工して
いる。(7)は、バルコニー(1)の外壁を形成するA
LC製のパネル、(8)は、1階部分の外壁パネルを示
している。また、この第7図においては、前記コンクリ
ートブロック(4)を床スラブ(3)上へ固定するため
、床スラブ(1)へ予めアンカー(9)を埋設しており
、このアンカー(9)へかんざし鉄筋(10)の下端を
取り付けて、このかんざし鉄筋(10)をコンクリート
ブロック(4)内に差し込むとともに、ブロック(4)
内にモルタル(11)を充填している。
第8図は他の従来例であり、廊下部分と室内部分との境
界部分の構造を示したもので、廊下部分の床スラブ(1
2)と室内側の床スラブ(13)を別体打ちの現場打ち
コンクリートによって施工するとともに、両法スラブ<
12> (13)間にALC板からなる外壁パネル(
14) (14)を差し込んで取り付けている。また
、廊下側床スラブ(12)上に床モルタル(15)を施
工している。(16)は、廊下の外壁パネルである。
界部分の構造を示したもので、廊下部分の床スラブ(1
2)と室内側の床スラブ(13)を別体打ちの現場打ち
コンクリートによって施工するとともに、両法スラブ<
12> (13)間にALC板からなる外壁パネル(
14) (14)を差し込んで取り付けている。また
、廊下側床スラブ(12)上に床モルタル(15)を施
工している。(16)は、廊下の外壁パネルである。
発明が解決しようとする課題
上記従来の床スラブの構造において、第7図の工法にお
いては、バルコニー側床スラブ(1)と室内側床スラブ
(2)とが共に一体に施工されているが、前述したよう
に、その床スラブ(3)とコンクリートブロック(4)
との間は完全に一体となっていないため、仮に、前記床
モルタル(6)部分に亀裂(17)を生じると、その床
スラブ(3)と前記コンクリートブロック(4)との間
から室内側に雨水が侵入する不都合がある。勿論、モル
タル(6)内部或いはそのモルタル(6)と床スラブ(
3)との間に跨って防水シートを設けているが、この防
水シートも比較的切れ易いものであり、この第7図のよ
うな構造においては、完全な防水構造にできない欠点が
あったのである。
いては、バルコニー側床スラブ(1)と室内側床スラブ
(2)とが共に一体に施工されているが、前述したよう
に、その床スラブ(3)とコンクリートブロック(4)
との間は完全に一体となっていないため、仮に、前記床
モルタル(6)部分に亀裂(17)を生じると、その床
スラブ(3)と前記コンクリートブロック(4)との間
から室内側に雨水が侵入する不都合がある。勿論、モル
タル(6)内部或いはそのモルタル(6)と床スラブ(
3)との間に跨って防水シートを設けているが、この防
水シートも比較的切れ易いものであり、この第7図のよ
うな構造においては、完全な防水構造にできない欠点が
あったのである。
他方、第8図のものにおいては、廊下側の床ス、ラブ(
12)上に雨水が溜った場合でも、その雨水は、その廊
下側床スラブ(12)と外壁パネル(14)との間の隙
間より、その外壁パネル(14)外側面を伝って下方へ
落下する。そのため、この第8図の構造においては、雨
水が室内側に侵入する虞れはないのであるが、しかし、
この工法においては、廊下側と室内側が別体打ちされて
おり、その廊下側床スラブ(12)と室内側側床スラブ
(13)との間に、外壁パネル(14)を差し込んで施
工することが必要で、施工作業が極めて困難であるとい
う欠点がある。この場合、外壁パネル(14)取付は後
に廊下側床スラブ(12)のコンクリート打設を行なう
方法も考えられるのであるが、そうなると、廊下側床ス
ラブ(12)打設前のデツキプレート(18)上で、2
階用外壁パネル(14)の運搬等を行なわなければなら
ないことになるが、かかるデツキプレート(18)は、
外壁パネル(14)のような重量の重いものを運搬する
ためには強度が不足し、そのためには、デツキプレート
(18)を補強することが必要となる等、何れにしても
作業が非常に困難となる欠点を有している。
12)上に雨水が溜った場合でも、その雨水は、その廊
下側床スラブ(12)と外壁パネル(14)との間の隙
間より、その外壁パネル(14)外側面を伝って下方へ
落下する。そのため、この第8図の構造においては、雨
水が室内側に侵入する虞れはないのであるが、しかし、
この工法においては、廊下側と室内側が別体打ちされて
おり、その廊下側床スラブ(12)と室内側側床スラブ
(13)との間に、外壁パネル(14)を差し込んで施
工することが必要で、施工作業が極めて困難であるとい
う欠点がある。この場合、外壁パネル(14)取付は後
に廊下側床スラブ(12)のコンクリート打設を行なう
方法も考えられるのであるが、そうなると、廊下側床ス
ラブ(12)打設前のデツキプレート(18)上で、2
階用外壁パネル(14)の運搬等を行なわなければなら
ないことになるが、かかるデツキプレート(18)は、
外壁パネル(14)のような重量の重いものを運搬する
ためには強度が不足し、そのためには、デツキプレート
(18)を補強することが必要となる等、何れにしても
作業が非常に困難となる欠点を有している。
この発明は、上記従来の欠点を解消して、作業性が良好
で、なおかつ、室外側から雨水が侵入する虞れのない床
スラブとスラブコンクリートの打設方法を実現すること
を目的としてなされたものである。
で、なおかつ、室外側から雨水が侵入する虞れのない床
スラブとスラブコンクリートの打設方法を実現すること
を目的としてなされたものである。
課題を解決するための手段
そして、上記目的を達成するため、この発明の床スラブ
は、室内側の床スラブとバルコニー等の室外側の床スラ
ブが、コンクリートの打設によって一体に形成されると
ともに、上記室内側床スラブと室外側床スラブの境界部
が、室内側床スラブ上面が室外側床スラブ上面よりも高
くなるような段差に形成してあることを特徴としている
。
は、室内側の床スラブとバルコニー等の室外側の床スラ
ブが、コンクリートの打設によって一体に形成されると
ともに、上記室内側床スラブと室外側床スラブの境界部
が、室内側床スラブ上面が室外側床スラブ上面よりも高
くなるような段差に形成してあることを特徴としている
。
また、同じく上記目的を達成するためのこの発明のスラ
ブコンクリートの打設方法は、スラブデツキ上に、室内
側と室外側とを仕切るせき板を立設し、かつ、このせき
板上部に室内側と室外側とを連通させる開口部を設け、
しかる後、上記デツキ上にスラブコンクリートを打設す
るとともに、せき板を境界として室内側の床スラブ上面
が高く室外側の床スラブ上面が低くなるような段差を形
成することを特徴としている。
ブコンクリートの打設方法は、スラブデツキ上に、室内
側と室外側とを仕切るせき板を立設し、かつ、このせき
板上部に室内側と室外側とを連通させる開口部を設け、
しかる後、上記デツキ上にスラブコンクリートを打設す
るとともに、せき板を境界として室内側の床スラブ上面
が高く室外側の床スラブ上面が低くなるような段差を形
成することを特徴としている。
更に、床スラブ上に設置されるコンクリートブロンクや
外壁パネルへのかんざし鉄筋の取付けを、上記打設方法
において使用されるせき板を利用することによって、そ
のせき板をかんざし鉄筋取付は用の台に使用することが
できる。
外壁パネルへのかんざし鉄筋の取付けを、上記打設方法
において使用されるせき板を利用することによって、そ
のせき板をかんざし鉄筋取付は用の台に使用することが
できる。
作 用
上記この発明によれば、室外側と室内側の床スラブが、
現場打ちされるコンクリートによって一体に構築される
が、その際、室外側の床スラブ上面と室内側の床スラブ
上面には段差が形成されていることから、仮に、防水切
れを生じた場合であっても、この段差により遮られて雨
水が室内側へ侵入することがない、また、上記のように
、そのような段差を形成するためせき板を用いることに
よって、かかる段差の形成が容易となり、かつ、上記の
ようなかんざし鉄筋の取付けも容易に行なえる。
現場打ちされるコンクリートによって一体に構築される
が、その際、室外側の床スラブ上面と室内側の床スラブ
上面には段差が形成されていることから、仮に、防水切
れを生じた場合であっても、この段差により遮られて雨
水が室内側へ侵入することがない、また、上記のように
、そのような段差を形成するためせき板を用いることに
よって、かかる段差の形成が容易となり、かつ、上記の
ようなかんざし鉄筋の取付けも容易に行なえる。
実施例
この発明の実施例を、その施工順序に従って説明する。
第2図は、床スラブ打設用のデツキプレート(21)の
取付は状態を示したもので、このデツキプレー) (2
1)は、その上面に多数の溝(22)が形成されるよう
、概略波状に成形された鉄板からなるものである。かか
る鉄板製のデツキプレート(21)が、予め構築された
H型鋼の梁(23)上に、室内部(24) 、バルコニ
一部(25)及び廊下部(26)の全面に渡って取り付
けられている。(27)(27)・・・は、そのデツキ
プレート(21)より上方に突出する柱である。
取付は状態を示したもので、このデツキプレー) (2
1)は、その上面に多数の溝(22)が形成されるよう
、概略波状に成形された鉄板からなるものである。かか
る鉄板製のデツキプレート(21)が、予め構築された
H型鋼の梁(23)上に、室内部(24) 、バルコニ
一部(25)及び廊下部(26)の全面に渡って取り付
けられている。(27)(27)・・・は、そのデツキ
プレート(21)より上方に突出する柱である。
上記のように、デツキプレー) (21)を施工した後
、第3図で示すように、そのデツキプレート(21)の
外周部に、外周用のせき板(28)を取り付け、前記廊
下部(26)及びバルコニ一部(25)等の室外側と室
内部(24)との界壁部に、界壁用せき板(29)を取
り付ける。外周用のせき板(28)は、単純な帯状の鉄
板からなるものであり、その下端を前記デツキプレート
(21)外側において、床梁(22)のフランジ上面に
溶接して固着する。
、第3図で示すように、そのデツキプレート(21)の
外周部に、外周用のせき板(28)を取り付け、前記廊
下部(26)及びバルコニ一部(25)等の室外側と室
内部(24)との界壁部に、界壁用せき板(29)を取
り付ける。外周用のせき板(28)は、単純な帯状の鉄
板からなるものであり、その下端を前記デツキプレート
(21)外側において、床梁(22)のフランジ上面に
溶接して固着する。
他方、界壁用のせき板(29)は、上記外周用のせき仮
(28)よりも幅の小さい帯状の鉄板からなるものであ
り、第6図でも示すように、その下端より突出して、据
付は足(30) (30)・・・が、長平方向に適宜
の間隔を置いて一体に形成され、これら据付は足(30
) (30)・・・間に、室外部(25) (26
)と室内部(24)間を連絡する開口部(31)が形成
されている。据付は足(30)の下端は、水平方向に折
り曲げられて、デツキプレート(21)上面への設置部
(32)とされ、この設置部(32)において、そのデ
ツキプレート(21)上面のランド部上面に溶接される
。
(28)よりも幅の小さい帯状の鉄板からなるものであ
り、第6図でも示すように、その下端より突出して、据
付は足(30) (30)・・・が、長平方向に適宜
の間隔を置いて一体に形成され、これら据付は足(30
) (30)・・・間に、室外部(25) (26
)と室内部(24)間を連絡する開口部(31)が形成
されている。据付は足(30)の下端は、水平方向に折
り曲げられて、デツキプレート(21)上面への設置部
(32)とされ、この設置部(32)において、そのデ
ツキプレート(21)上面のランド部上面に溶接される
。
デツキプレート(21)の施工を終えた後、第4図のよ
うに、そのデツキプレート(21)上に、その全面に渡
ってメツシュ筋(33)を設置し、しかる後、室内部(
24) 、バルコニ一部(25)及び廊下部(26)の
全面に渡って一体にコンクリートを打設する。その際、
第5図で示すように、室外側と室内側、すなわち、この
第5図では、廊下部(26)上に打設された床スラブ(
34)と室内側の床スラブ(35)との境界を示してい
るが、側床スラブ(34) (35)との間において
、前記界壁用のせき板(29)を挟んで、廊下側床スラ
ブ(34)上面が室内側床スラブ(35)よりも約20
龍程度低くなるような段差(36)を設けるものである
。室内側床スラブ(35)とバルコニー側床スラブ(3
8)との間も同様であって、第1図にその部分の構造を
示している。また、第5図で示すように、外周用のせき
板(28)は、高さの低い廊下側床スラブ(34)部分
と室内側床スラブ(35)部分とでは、それらの高さに
合わせて上下の幅を変えである。
うに、そのデツキプレート(21)上に、その全面に渡
ってメツシュ筋(33)を設置し、しかる後、室内部(
24) 、バルコニ一部(25)及び廊下部(26)の
全面に渡って一体にコンクリートを打設する。その際、
第5図で示すように、室外側と室内側、すなわち、この
第5図では、廊下部(26)上に打設された床スラブ(
34)と室内側の床スラブ(35)との境界を示してい
るが、側床スラブ(34) (35)との間において
、前記界壁用のせき板(29)を挟んで、廊下側床スラ
ブ(34)上面が室内側床スラブ(35)よりも約20
龍程度低くなるような段差(36)を設けるものである
。室内側床スラブ(35)とバルコニー側床スラブ(3
8)との間も同様であって、第1図にその部分の構造を
示している。また、第5図で示すように、外周用のせき
板(28)は、高さの低い廊下側床スラブ(34)部分
と室内側床スラブ(35)部分とでは、それらの高さに
合わせて上下の幅を変えである。
コンクリートは、前記界壁用のせき板(29)下部に形
成した開口部(31)より、室内側及び室外側へ廻り込
んで一体に打設される。
成した開口部(31)より、室内側及び室外側へ廻り込
んで一体に打設される。
第1図は、前記バルコニ一部(25)部分の仕上がり構
造を示しており、このバルコニ一部(25)と室内部(
24)との間の界壁部分において、前記せき仮(29)
は、このバルコニ一部(25) 側の側面がそのバルコ
ニー側床スラブ(38)より上部部分が露出しており、
この露出部分において、かんざし鉄筋(39)の下端が
溶接されている。(40)は、この界壁部分に設けられ
る開口部(4り下側のコンクリートブロックであり、こ
のコンクリートブロック(40)の中空部へ、前記かん
ざし鉄筋(39)を挿入するようにして設置されるとと
もに、その中空部内にコンクリート(42)が充填され
ている。 (43)は、前記コンクリートブロック(
40)の上部へモルタル(44)を介して設置された開
口部枠を示している。
造を示しており、このバルコニ一部(25)と室内部(
24)との間の界壁部分において、前記せき仮(29)
は、このバルコニ一部(25) 側の側面がそのバルコ
ニー側床スラブ(38)より上部部分が露出しており、
この露出部分において、かんざし鉄筋(39)の下端が
溶接されている。(40)は、この界壁部分に設けられ
る開口部(4り下側のコンクリートブロックであり、こ
のコンクリートブロック(40)の中空部へ、前記かん
ざし鉄筋(39)を挿入するようにして設置されるとと
もに、その中空部内にコンクリート(42)が充填され
ている。 (43)は、前記コンクリートブロック(
40)の上部へモルタル(44)を介して設置された開
口部枠を示している。
次に、バルコニー側床スラブ(38)上面には、均しモ
ルタル(45)が施工され、更に、その上面及び前記コ
ンクリートブロック(40)外側面に跨って、防水シー
) (46)が敷設され、この防水シー)(46)の上
部に、床モルタル(47)が施工されている。第1図中
(48)は、バルコニー側床スラブ(3B)の外側部を
覆うALC!ff製の外壁板であり、この外壁板(48
)上に、手摺(49)が取り付けられている。 (5
0)は、階下例えば1階側のALC板製の外壁パネルで
あり、(51)は、バルコニ一部裏面の天井板を示して
いる。
ルタル(45)が施工され、更に、その上面及び前記コ
ンクリートブロック(40)外側面に跨って、防水シー
) (46)が敷設され、この防水シー)(46)の上
部に、床モルタル(47)が施工されている。第1図中
(48)は、バルコニー側床スラブ(3B)の外側部を
覆うALC!ff製の外壁板であり、この外壁板(48
)上に、手摺(49)が取り付けられている。 (5
0)は、階下例えば1階側のALC板製の外壁パネルで
あり、(51)は、バルコニ一部裏面の天井板を示して
いる。
発明の効果
以上のように、この発明によれば、室外側と室内側が共
に一体に打設された床スラブにおいて、その室内側の床
スラブ上面が室外側の床スラブ上面よりも高くなるよう
な段差を形成しており、それゆえ、仮に、室外側床スラ
ブ上面のモルタル或いは防水シート等に亀裂を生じて防
水切れを発生した場合であっても、上記のような段差が
あることから、室外側の雨水が室内側へ入り込む虞れが
ないという効果がある。また、この発明のコンクリート
の打設工法によれば、上記のような段差を設けるに際し
て、室内側と室外側との間にせき板を取り付け、このせ
き板を境界としてそのような段差を形成すれば良く、施
工が容易であり、しかも、かかるせき板は、前記のよう
なコンクリートブロックやパネル内へ差し込むかんざし
鉄筋を固定する固定台を兼ねることができるという利点
がある。勿論、この発明では、室外側と室内側の床スラ
ブをコンクリートによって一体に打設するものであり、
前記第8図に示すような別体打ちのものに比較して、両
者間の外壁パネルの施工作業が容易であるという効果が
ある。
に一体に打設された床スラブにおいて、その室内側の床
スラブ上面が室外側の床スラブ上面よりも高くなるよう
な段差を形成しており、それゆえ、仮に、室外側床スラ
ブ上面のモルタル或いは防水シート等に亀裂を生じて防
水切れを発生した場合であっても、上記のような段差が
あることから、室外側の雨水が室内側へ入り込む虞れが
ないという効果がある。また、この発明のコンクリート
の打設工法によれば、上記のような段差を設けるに際し
て、室内側と室外側との間にせき板を取り付け、このせ
き板を境界としてそのような段差を形成すれば良く、施
工が容易であり、しかも、かかるせき板は、前記のよう
なコンクリートブロックやパネル内へ差し込むかんざし
鉄筋を固定する固定台を兼ねることができるという利点
がある。勿論、この発明では、室外側と室内側の床スラ
ブをコンクリートによって一体に打設するものであり、
前記第8図に示すような別体打ちのものに比較して、両
者間の外壁パネルの施工作業が容易であるという効果が
ある。
第1図は、この発明によって施工されたバルコニ一部と
室内部との間の床部骨の縦断面図、第2図は、デツキプ
レートの設!状態を示す斜視図、第3図は、せき板の取
付は状況を示す斜視図、第4図は、コンクリートの打設
状況を示す斜視図、第5図は、同じくコンクリートの打
設状態の要部縦断面図、第6図は、外壁用せき板の斜視
図、第7図及び第8図は、夫々、従来の床スラブ部分の
構造を示す要部縦断面図である。 (21)・・・スラブデツキプレート、(29)・・・
せき板、(31)・・・開口部、(34)・・・廊下側
床スラブ、 (35)・・・室内側床スラブ、(36)・・・段差、
(38)・・・バルコニー側床スラブ、(39)・・・
かんざし鉄筋、 (40)・・・コンクリートブロック。 特 許出願人 積水ハウス株式会社代理人弁理士
樽 本 久 幸第7図
室内部との間の床部骨の縦断面図、第2図は、デツキプ
レートの設!状態を示す斜視図、第3図は、せき板の取
付は状況を示す斜視図、第4図は、コンクリートの打設
状況を示す斜視図、第5図は、同じくコンクリートの打
設状態の要部縦断面図、第6図は、外壁用せき板の斜視
図、第7図及び第8図は、夫々、従来の床スラブ部分の
構造を示す要部縦断面図である。 (21)・・・スラブデツキプレート、(29)・・・
せき板、(31)・・・開口部、(34)・・・廊下側
床スラブ、 (35)・・・室内側床スラブ、(36)・・・段差、
(38)・・・バルコニー側床スラブ、(39)・・・
かんざし鉄筋、 (40)・・・コンクリートブロック。 特 許出願人 積水ハウス株式会社代理人弁理士
樽 本 久 幸第7図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、室内側の床スラブとバルコニー等の室外側の床スラ
ブが、コンクリートの打設によって一体に形成されると
ともに、上記室内側床スラブと室外側床スラブの境界部
が、室内側床スラブ上面が室外側床スラブ上面よりも高
くなるような段差に形成してあることを特徴とする床ス
ラブ。 2、スラブデッキ上に、室内側と室外側とを仕切るせき
板を立設し、かつ、このせき板下部に室内側と室外側と
を連通させる開口部を設け、しかる後、上記デッキ上に
スラブコンクリートを打設するとともに、せき板を境界
として室内側の床スラブ上面が高く室外側の床スラブ上
面が低くなるような段差を形成することを特徴とするス
ラブコンクリートの打設方法。 3、上記せき板に、床スラブ上に設置されるコンクリー
トブロック又はパネル内へ差し込まれるかんざし鉄筋の
下端を固着することを特徴とする請求項2記載のスラブ
コンクリートの打設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63127796A JP2725022B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | スラブコンクリートの打設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63127796A JP2725022B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | スラブコンクリートの打設方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01299942A true JPH01299942A (ja) | 1989-12-04 |
JP2725022B2 JP2725022B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=14968888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63127796A Expired - Fee Related JP2725022B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | スラブコンクリートの打設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2725022B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007146623A (ja) * | 2005-06-21 | 2007-06-14 | Ohbayashi Corp | 防水床スラブ、防水床スラブの製造方法、床スラブの防水方法 |
JP2007321509A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Ohbayashi Corp | 防水床スラブ |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5496225A (en) * | 1978-01-12 | 1979-07-30 | Takenaka Komuten Co | Method of making cantilevered reinforced concrete slab |
JPS5861838U (ja) * | 1981-10-06 | 1983-04-26 | ナショナル住宅産業株式会社 | 床構造 |
JPS6187046A (ja) * | 1984-10-05 | 1986-05-02 | 株式会社 長谷川工務店 | 段差型枠の受け金具 |
JPS6319604U (ja) * | 1986-07-22 | 1988-02-09 |
-
1988
- 1988-05-25 JP JP63127796A patent/JP2725022B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
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JP2007321509A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Ohbayashi Corp | 防水床スラブ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2725022B2 (ja) | 1998-03-09 |
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