JPH01299312A - 連結解放フック装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 連結し、また所要時にこの連結を遠隔操作等により容易
に解放することができる連結解放フック装置に関するも
のである。

〔従来の技術〕

近時、陸上、水中、空中等において物体間を連結し、ま
た所要時にこの連結を自動的に、または遠隔操作等によ
って解放する装置が種々使用されている。たとえば、海
洋開発、海洋観測及び海に連結解放装置が使われている
。これらの装置は、連結支持に用いられている掛金、連
結ビン、または電蝕切断コード等には連結物体の重量、
または浮力に比例する強い力が作用し、解放時にこの連
結支持を外すには多大な解放作動力を要して遠隔操作に
用いる電磁作動器等の作動力で有効でなかったのでモー
タ動力、火薬力、ガス圧力、電気力等による解放作動力
が用いられていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

このような従来の開放装置は、大きな電源を要し、防水
性、耐水圧性、安全性等のために複雑な構造を要し、解
放作動力の適合調整が困難であり、また高価になる等の
問題があった。

この発明は、上述のモータ、火薬、ガス、または電蝕等
の解放作動力を用いないで通常の遠隔操作で用いる電磁
作動器等の弱い作動力で物体間の連結を容易に解放する
ことができる連結解放装置を得ることを目的としている
。

〔課題を解決するための手段〕

この発明を図面にもとすいて説明すると、第２図におい
て、止歯４を有する先細のフックを筐体ｌの下角の切込
に露出して固定軸３で回動可能に筐体内に取り付けてな
る回動フック２と、下辺に止歯７を有するレバーの一端
を適当な位置に固定軸６で回動可能に筐体内に取り付け
てなる板間レバー５と、弧の一端に制動化１１と、他端
に索止１２とを有する扇形板９の中心部を適当な位置に
固定軸ｌＯで回動可能に筐体内に取り付け、また一端に
適当な長さの滑動溝穴１４と、他端に取付穴１５とを有
する作動杆１３を用いて扇形板の略々中央部と板間レバ
ーの略々先端部とを夫々回動可能に固定軸で取り付けて
なる制動連結板８とで構成する連結解放フック装置とし
た。

〔作　用〕

第２図、第３図及び第４図において、上記のように構成
されてなる連結解放フック装置を支持物体に取り付け、
連結する物体の連結索リング１９を回動フック２に懸け
て懸垂し、遠隔操作で電磁作動器１Ｂを作動すると作動
室１８が索止！２に作動力を与えて扇形板９を回動させ
る。

扇形板が回動すると作動杆１３の滑動溝穴！４の連結構
造により、先ず板間レバーの上辺を接触制止している制
動化１Ｋが外され、制動化が板間レバーの解放動作に支
障にならない位置まで回動すると扇形板の固定軸が作動
杆の滑動溝穴の上端に達して作動杆を経て板間レバーに
作動力を与える。この作動力を受けた板間レバーは解放
抗力と直角分力とが釣り合う構造でなるので弱い作動力
で解放動作して両止歯４．７の噛合制止が外される。

制止が外された回動フックは連結物体の張力により下方
廻りに回動されて連結索リングが自動的に外され物体間
の連結が解放される。

このように連結解放に要する電磁作動器等の作動力は扇
形板の制動化を外すに要する力を標準にして行なうこと
ができる。

〔実施例〕

この発明の実施例を図面にもとづいて説明すａこの発明
でなる連結解放フック装置は大別すると筐体と、解放フ
ック機構と、作動機構との三つの構造でなる。

第１図において、筐体ｌは、支持物体に取り付ける取付
穴と、連結解放機構と作動機構とを内部に装置するため
の軸穴等を有し、またフックを露出するための下角を略
々方形の切込にした一対の側板を結合した箱枠でなる。

第２図において、解放フック機構は、止歯４を有する先
細のフックを筐体の下角の切込に露出して固定軸３で略
り水平から下方廻りに回動可能に筐体内に取り付けてな
る回動フック２と、下辺に止歯７を有するレバーの一端
を、フックに懸けた連結物体による張力Ｗが両止歯４，
７の噛合部に作用する回動力Ｆを制動方向とこれの直角
方向に夫々適当な大きさの分力Ｐ、Ｑにして解放抗力と
直角分力とを釣り合わせる位置に固定軸６で回動可能に
筐体内に取り付けてなる板間レバー５と、弧の一端に制
動化１１と、他端に索止！２とを有する扇形板９の中心
部を、両止歯が噛み合うとき板間レバーの上辺に制動化
を接触して制止することができる適当な位置に固定軸ｌ
Ｏで回動可能に筐体内に取り付け、また一端に適当な長
さの滑動溝穴！４と、他端に取付穴１５とを有する作動
杆１３を用いて扇形板の略々中央部と板間レバーの略々
先端部とを夫々回動可能に固定軸で取り付けてなる制動
連結板８とで構成してなる。

また１作動機構は、有線、無線、水中音波等で遠隔操作
ができる電磁作動器１６を筐体内の上部に取り付けてそ
の作動室１８を導滑車１７を経て制動連結板の索止１２
に連結してなる。

第１図は回動フックの先端に内接して連結索すングの脱
落を防止するスナツチ２０を筐体の切込上端に取り付け
た場合の実施態様を示すものであるが、スナツチを用い
ずにフック先を筐体の切込上端に直接に接する簡単な構
造で連結索リングの脱落を防止することもできる。

第２図等の作動機構は電磁作動器による実施態様を示す
ものであるが、この他に作動ローブ等を扇形板の索止に
連結して導滑車を経て手動で行なう作動機構及び回動軸
を扇形板に固着して筐体に回動可能に取り付け、筐体外
の側面において回動軸を同軸とする作動レバーを設けて
手動または自動で行なう作動機構とすることができる。

〔発明の効果〕

この発明は以上説明したように、回動フックと、板温レ
バーと、制動連結板とでなる解放フック機構をもった装
置にすることで物体間の連結解放に要する作動力を弱小
にし、通常の遠隔操作で用いる電磁作動器等の弱い作動
力で物体間の連結を解放することを容易にする効果があ
る。

さらに、上記の実施態様の摘要によって陸上、水中、空
中等における多方面の連結解放に利用することができる
。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示すもので、第１図は構成要素
を内部に取り付けるための筐体の概略図、第２図は筐体
の左側板を省いた装置側面図、第３図は制動止外しの装
置側面図及び第４図は連結解放の装置側面図である。 ｌ・・・筐　体　２・・・回動フック　３・・・固定軸
４・・・止　歯　５・・・板温レバー　６・・・固定軸
７・・・止　歯　８・・・制動連結板　９・・・扇形板
１０・・・固定軸　１１・・・制　動　止　１２・・・
索　止１３・・・作動杆　１４・・・滑動溝穴　　１５
・・・取付穴図面の浄書 第　１　図 第　２１１！１ 図面の浄書 ｉｐ、３　　図 第４　圓 手続補正書 昭和６３年　つ月　２日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 止歯（４）を有する先細のフックを筐体（１）の下角の
   切込に露出して固定軸（３）で回動可能に筐体内に取り
   付けてなる回動フック（２）と、下辺に止歯（７）を有
   するレバーの一端を適当な位置に固定軸（６）で回動可
   能に筐体内に取り付けてなる緩制レバー（５）と、弧の
   一端に制動止（１１）と、他端に索止（１２）とを有す
   る扇形板（９）の中心部を適当な位置に固定軸（１０）
   で回動可能に筐体内に取り付け、また一端に適当な長さ
   の滑動溝穴（１４）と、他端に取付穴（１５）とを有す
   る作動杆（１３）を用いて扇形板の略々中央部と緩制レ
   バーの略々先端部とを夫々回動可能に固定軸で取り付け
   てなる制動連結板（８）とで構成することを特徴とする
   連結解放フック装置。