JPH0129851Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0129851Y2 JPH0129851Y2 JP16166885U JP16166885U JPH0129851Y2 JP H0129851 Y2 JPH0129851 Y2 JP H0129851Y2 JP 16166885 U JP16166885 U JP 16166885U JP 16166885 U JP16166885 U JP 16166885U JP H0129851 Y2 JPH0129851 Y2 JP H0129851Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wires
- zigzag
- antenna
- tension
- wire
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 20
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 7
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 239000003643 water by type Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Description
a 産業上の利用分野
本考案は、長波ないし超長波用アンテナの改良
に関する。 b 従来の技術とその問題点 長波ないし超長波用アンテナの特徴は、アンテ
ナの寸法が使用電波の波長に比べて著しく小さい
ことである。このため、他の周波数帯用のアンテ
ナには見られない特殊事情がある。本考案を述べ
る前に、この特殊事情を簡単に説明する。 まず、長波ないし超長波用アンテナの放射抵抗
Rrは、 Rr=160π2(he/λ)2〔Ω〕 但し、he:アンテナの実効高〔m〕 λ:電波の波長〔m〕 である。 アンテナの実効高heは、アンテナの形状によ
つて決まるが、第1図Bに示す如く高さhのマス
トTの頂部に長さlの水平部Hを配設したいわゆ
る逆L字形アンテナでは、 但し、Z:地上からアンテナに沿つて測つた長
さである。 なお、第1図Aはl=0の場合を示すものであ
る。 また、アンテナ基部から送信機Sで励振する場
合の入力インピーダンスZiは、アンテナ線の波動
抵抗をZ0とすれば、 Zi=−jZ0cot{2π/λ(l+h)} である。 ここで、Rr,he,Ziが長波ないし超長波用ア
ンテナの場にどのような値になるのか下記の表に
示す。この表は、h=100〔m〕、λ=15000〔m〕、
Z0500〔Ω〕とした場合である。
に関する。 b 従来の技術とその問題点 長波ないし超長波用アンテナの特徴は、アンテ
ナの寸法が使用電波の波長に比べて著しく小さい
ことである。このため、他の周波数帯用のアンテ
ナには見られない特殊事情がある。本考案を述べ
る前に、この特殊事情を簡単に説明する。 まず、長波ないし超長波用アンテナの放射抵抗
Rrは、 Rr=160π2(he/λ)2〔Ω〕 但し、he:アンテナの実効高〔m〕 λ:電波の波長〔m〕 である。 アンテナの実効高heは、アンテナの形状によ
つて決まるが、第1図Bに示す如く高さhのマス
トTの頂部に長さlの水平部Hを配設したいわゆ
る逆L字形アンテナでは、 但し、Z:地上からアンテナに沿つて測つた長
さである。 なお、第1図Aはl=0の場合を示すものであ
る。 また、アンテナ基部から送信機Sで励振する場
合の入力インピーダンスZiは、アンテナ線の波動
抵抗をZ0とすれば、 Zi=−jZ0cot{2π/λ(l+h)} である。 ここで、Rr,he,Ziが長波ないし超長波用ア
ンテナの場にどのような値になるのか下記の表に
示す。この表は、h=100〔m〕、λ=15000〔m〕、
Z0500〔Ω〕とした場合である。
【表】
なお、l=2490〔m〕は、後述する第2図の本
考案のアンテナ(但し、MTM1=T 2=……T
M5=120〔m〕)についての値である。 一方、アンテナの能率Efは、 Ef=Rr/Rr+RL+RW+RG …… 但し、RL:ローデイングコイルの高周波抵抗 RW:アンテナ線の等価抵抗 RG:接地抵抗 で与えられる。 上記表から明らかなように、水平部Hの長さl
が短かい場合には、アンテナは高い値のキヤパシ
テイブ・リアクタンスを呈する。そのため、これ
と同調するローデイングコイルLを第1図A,B
に示すようにマストMの基部に挿入して用いる
が、上記lが短いときは大きなインダクタンスの
コイルを用いなければならない。高周波抵抗RL
はローデイングコイルLのインダクタンスが大き
ければ大きいほどその値が大きくなる。なお、抵
抗の小さいコイルを作るには寸法を大きくすれば
よいが、経費がかかる。高周波抵抗RLを1〔Ω〕
以下にするのは相当に難しいのが実状である。ま
た、接地抵抗RGも1〔Ω〕以下にするのは、接地
の規模を大きくしなければならない。アンテナ線
の等価抵抗RWは水平部Hの長さlが長くなるほ
ど大きくなるが、これは、抵抗自体が高周波抵抗
RLや接地抵抗RGに比べて小さいので問題としな
くともよい。 以上の説明からわかるように、長波ないし超長
波用アンテナにおいては、水平部Hの導線の長さ
を充分に長くとる方が有利である。従来でも、導
線を折曲げて線長を長くすることが行なわれてき
たが、これには限度がある。 限られたスペース内に如何にして長いアンテナ
線を収容するかは工夫を要する技術的課題であつ
て、もつれた糸のように互いに交叉したり、結び
付いても支障がないのであれば狭いスペース内に
長い導線を収めることは容易に可能であるが、ア
ンテナ線の場合は、これは許されない。 本考案は、以上の如き様々な実状を勘案してな
されたものであつて、その目的は、導線(アンテ
ナ線)をジグザグ状に折曲げ形成することによつ
てその実長に比して占める長さを短縮し、これに
より、限られたスペース内に長い導線を交叉する
ことなく収めることができるような構成の長波な
いし超長波用アンテナを提供することにある。 c 問題点を解決するための手段 上述の問題点を解決するために、本考案におい
ては、マストMTと、このマストMTのまわりにn
(但し、nは3以上の整数)本のマストM1,M2,
M3,……Moとをそれぞれ建て、マストMTの頂
部とマストM1,M2,M3,……Moの頂部との間
にn本の張架線K1,K2,K3,……Koを架設し、
互いに隣接する張架線の間に挾まれるn個のセク
ター内にジグザグ状に折曲げ形成した導線Aをそ
れぞれ放射状に配置すると共に、この導線Aの折
曲点Bを碍子を介して張架線K1,K2,K3,…
…Koに引き止めて架設し、途中で導線Aが交叉
することのないように各セクター内のジグザグ状
導線Aを直列接続することにより、一つの始点S
から出発して一つの終点Eに至るまでジグザグ線
を画きつつ順次各セクターを一巡する一連の導線
Aから成る水平部Hを具備せしめたことにある。 以下、本考案の実施例に付き、第2図及び第3
図を参照して説明する。 第2図に示すように、中心部マストMTを中心
とする円周上には、このマストMTと同じ高さの
複数本(たとえば図示するように5本)のマスト
M1〜M5が等間隔に立てられている。そして、こ
れら各マストM1〜M5の頂部と中心部マストMT
の頂部との間には、両端を碍子に挿入した張架
線K1〜K5が等角度間隔にそれぞれ装架され、こ
れら各張架線K1〜K5間に形成される5つのセク
ター部分(三角形状の領域)にジグザグ状導線A
が放射状に配設されている。 上述のジグザグ状導線Aは、各セクター部分に
おいて中心部マストMTの付近から出発して周辺
のマストM1〜M5の付近に終るようにジグザグ状
に折曲げ形成されており、そのジグザグ線路の両
側折曲点Bが碍子を介して張架線K1〜K5に支
持されている。また、ジグザグ状導線Aの両端
は、互いに隣接する張架線にそれぞれ接続されて
いる。なお、各セクター部分内のジグザグ状導線
Aは、中心部マストMTを中心として360゜/n(但
し、nはセクターの個数であつて、第2図の場合
にはn=5)だけ右又は左まわりに回転すれば、
隣接セクター部分内のジグザグ導線Aに一致する
ように構成されている。 この場合、たとえば、MT−M1−M5のセクタ
ー部分内のMTに近い個所を始点Sとしてジグザ
グ線が画かれ、周辺マストM1の付近が終点とな
され、この終点が碍子を介することなく張架線
K1に直接接続される。また、他のセクター部分
においても同様の構成が採られている。これによ
り、隣接セクター部分(MT−M2−M1)内のジ
グザグ線の始点(出発点)は張架線K1のうち中
央部マストMT寄りの端となる。しかして、張架
線K1〜K4はジヤンパー線としての役目を果し、
或るセクター部分のジグザグ導線Aの終点は張架
線K1〜K4をジヤンパー線として隣接セクター部
分のジグザグ導線Aの始点に接続される。これに
より、各セクター部分内を順次ジグザグ線を画き
ながら一巡すれば、第3図に明示するように最初
の始点Sからいわゆる一筆書きで終点Eに至るま
で途中で何処にも交叉することなく到達する。し
かして、ジグザグ状導線Aと張架線K1〜K4とに
よりアンテナ水平部Hが構成される。 なお、第2図において、張架線K1〜K5のうち
電流の通らないのはマストAT,M5間の張架線K5
のみであり、この張架線K5は点線で示されてい
る。第2図において実線で示した張架線K1〜K4
(ジヤンパー線)には電流が流れる。従つて本実
施例によれば、ジグザグ導線Aに加えて張架線
K1〜K4もアンテナ導線として機能するため、ア
ンテナ導線の全長は有効に長くなる。 既述の如く周辺のマストM1〜M5が T 1=T 2=……=T 5=120〔m〕の位
置にあるとすれば、始点Sから終点Eに至る線長
は約2490mにも達する。このような長さのアンテ
ナ線は普通の手段ではなかなか実現できない所で
ある。 既述の表に示す如く、このような長さの導線を
水平部Hとするアンテナの実効高さheはほぼ中
心部マストMTの高さ近くにまで増大すると共に、
図外のローデイングコイルのインダクタンスは、
入力インピーダンスZiの値よりわかるように非常
に小さくて済むので上記式のアンテナの能率Ef
は著しく大きくなる。 以上、本考案の実施例に付き述べたが、本考案
は既述の実施例に限定されるものではなく、本考
案の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が可
能である。 d 考案の効果 以上に述べたように、本考案に係るアンテナは
単線を単にジグザグ状に折り曲げただけのもので
はなく、ジグザグ状に折り曲げた導線Aを各セク
ター内に配置すると共に、各セクター内に配され
るジグザグ状導線及び張架線K1,K2,……Koに
て一連の導線から成る水平部Hを構成したもので
あるから、ジグザグ状導線Aのみならず張架線
K1,K2,……Koをアンテナ線として有効に利用
でき、導線Aの展張面積に比べて、実効長ならび
に実効高を大幅に大きくとれ、しかもローデイン
グコイルのインダクタンスは小さくて済むので非
常に有利である。 また、出力500〔KW〕、1000〔KW〕級の大電力
の超長波アンテナ用としては使用碍子が多数必要
なことなどを考慮すると尚研究を要すが、100
〔KW〕以下の無線局で近海の船舶、航空機その
他の通信用或いは電波標識用に使用するアンテナ
に本考案を適用した場合には、建設が容易で安価
に済む割合に能率が良いアンテナを提供できる。
従つて、本考案は、特にこの種のアンテナに適用
して有用なものである。
考案のアンテナ(但し、MTM1=T 2=……T
M5=120〔m〕)についての値である。 一方、アンテナの能率Efは、 Ef=Rr/Rr+RL+RW+RG …… 但し、RL:ローデイングコイルの高周波抵抗 RW:アンテナ線の等価抵抗 RG:接地抵抗 で与えられる。 上記表から明らかなように、水平部Hの長さl
が短かい場合には、アンテナは高い値のキヤパシ
テイブ・リアクタンスを呈する。そのため、これ
と同調するローデイングコイルLを第1図A,B
に示すようにマストMの基部に挿入して用いる
が、上記lが短いときは大きなインダクタンスの
コイルを用いなければならない。高周波抵抗RL
はローデイングコイルLのインダクタンスが大き
ければ大きいほどその値が大きくなる。なお、抵
抗の小さいコイルを作るには寸法を大きくすれば
よいが、経費がかかる。高周波抵抗RLを1〔Ω〕
以下にするのは相当に難しいのが実状である。ま
た、接地抵抗RGも1〔Ω〕以下にするのは、接地
の規模を大きくしなければならない。アンテナ線
の等価抵抗RWは水平部Hの長さlが長くなるほ
ど大きくなるが、これは、抵抗自体が高周波抵抗
RLや接地抵抗RGに比べて小さいので問題としな
くともよい。 以上の説明からわかるように、長波ないし超長
波用アンテナにおいては、水平部Hの導線の長さ
を充分に長くとる方が有利である。従来でも、導
線を折曲げて線長を長くすることが行なわれてき
たが、これには限度がある。 限られたスペース内に如何にして長いアンテナ
線を収容するかは工夫を要する技術的課題であつ
て、もつれた糸のように互いに交叉したり、結び
付いても支障がないのであれば狭いスペース内に
長い導線を収めることは容易に可能であるが、ア
ンテナ線の場合は、これは許されない。 本考案は、以上の如き様々な実状を勘案してな
されたものであつて、その目的は、導線(アンテ
ナ線)をジグザグ状に折曲げ形成することによつ
てその実長に比して占める長さを短縮し、これに
より、限られたスペース内に長い導線を交叉する
ことなく収めることができるような構成の長波な
いし超長波用アンテナを提供することにある。 c 問題点を解決するための手段 上述の問題点を解決するために、本考案におい
ては、マストMTと、このマストMTのまわりにn
(但し、nは3以上の整数)本のマストM1,M2,
M3,……Moとをそれぞれ建て、マストMTの頂
部とマストM1,M2,M3,……Moの頂部との間
にn本の張架線K1,K2,K3,……Koを架設し、
互いに隣接する張架線の間に挾まれるn個のセク
ター内にジグザグ状に折曲げ形成した導線Aをそ
れぞれ放射状に配置すると共に、この導線Aの折
曲点Bを碍子を介して張架線K1,K2,K3,…
…Koに引き止めて架設し、途中で導線Aが交叉
することのないように各セクター内のジグザグ状
導線Aを直列接続することにより、一つの始点S
から出発して一つの終点Eに至るまでジグザグ線
を画きつつ順次各セクターを一巡する一連の導線
Aから成る水平部Hを具備せしめたことにある。 以下、本考案の実施例に付き、第2図及び第3
図を参照して説明する。 第2図に示すように、中心部マストMTを中心
とする円周上には、このマストMTと同じ高さの
複数本(たとえば図示するように5本)のマスト
M1〜M5が等間隔に立てられている。そして、こ
れら各マストM1〜M5の頂部と中心部マストMT
の頂部との間には、両端を碍子に挿入した張架
線K1〜K5が等角度間隔にそれぞれ装架され、こ
れら各張架線K1〜K5間に形成される5つのセク
ター部分(三角形状の領域)にジグザグ状導線A
が放射状に配設されている。 上述のジグザグ状導線Aは、各セクター部分に
おいて中心部マストMTの付近から出発して周辺
のマストM1〜M5の付近に終るようにジグザグ状
に折曲げ形成されており、そのジグザグ線路の両
側折曲点Bが碍子を介して張架線K1〜K5に支
持されている。また、ジグザグ状導線Aの両端
は、互いに隣接する張架線にそれぞれ接続されて
いる。なお、各セクター部分内のジグザグ状導線
Aは、中心部マストMTを中心として360゜/n(但
し、nはセクターの個数であつて、第2図の場合
にはn=5)だけ右又は左まわりに回転すれば、
隣接セクター部分内のジグザグ導線Aに一致する
ように構成されている。 この場合、たとえば、MT−M1−M5のセクタ
ー部分内のMTに近い個所を始点Sとしてジグザ
グ線が画かれ、周辺マストM1の付近が終点とな
され、この終点が碍子を介することなく張架線
K1に直接接続される。また、他のセクター部分
においても同様の構成が採られている。これによ
り、隣接セクター部分(MT−M2−M1)内のジ
グザグ線の始点(出発点)は張架線K1のうち中
央部マストMT寄りの端となる。しかして、張架
線K1〜K4はジヤンパー線としての役目を果し、
或るセクター部分のジグザグ導線Aの終点は張架
線K1〜K4をジヤンパー線として隣接セクター部
分のジグザグ導線Aの始点に接続される。これに
より、各セクター部分内を順次ジグザグ線を画き
ながら一巡すれば、第3図に明示するように最初
の始点Sからいわゆる一筆書きで終点Eに至るま
で途中で何処にも交叉することなく到達する。し
かして、ジグザグ状導線Aと張架線K1〜K4とに
よりアンテナ水平部Hが構成される。 なお、第2図において、張架線K1〜K5のうち
電流の通らないのはマストAT,M5間の張架線K5
のみであり、この張架線K5は点線で示されてい
る。第2図において実線で示した張架線K1〜K4
(ジヤンパー線)には電流が流れる。従つて本実
施例によれば、ジグザグ導線Aに加えて張架線
K1〜K4もアンテナ導線として機能するため、ア
ンテナ導線の全長は有効に長くなる。 既述の如く周辺のマストM1〜M5が T 1=T 2=……=T 5=120〔m〕の位
置にあるとすれば、始点Sから終点Eに至る線長
は約2490mにも達する。このような長さのアンテ
ナ線は普通の手段ではなかなか実現できない所で
ある。 既述の表に示す如く、このような長さの導線を
水平部Hとするアンテナの実効高さheはほぼ中
心部マストMTの高さ近くにまで増大すると共に、
図外のローデイングコイルのインダクタンスは、
入力インピーダンスZiの値よりわかるように非常
に小さくて済むので上記式のアンテナの能率Ef
は著しく大きくなる。 以上、本考案の実施例に付き述べたが、本考案
は既述の実施例に限定されるものではなく、本考
案の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が可
能である。 d 考案の効果 以上に述べたように、本考案に係るアンテナは
単線を単にジグザグ状に折り曲げただけのもので
はなく、ジグザグ状に折り曲げた導線Aを各セク
ター内に配置すると共に、各セクター内に配され
るジグザグ状導線及び張架線K1,K2,……Koに
て一連の導線から成る水平部Hを構成したもので
あるから、ジグザグ状導線Aのみならず張架線
K1,K2,……Koをアンテナ線として有効に利用
でき、導線Aの展張面積に比べて、実効長ならび
に実効高を大幅に大きくとれ、しかもローデイン
グコイルのインダクタンスは小さくて済むので非
常に有利である。 また、出力500〔KW〕、1000〔KW〕級の大電力
の超長波アンテナ用としては使用碍子が多数必要
なことなどを考慮すると尚研究を要すが、100
〔KW〕以下の無線局で近海の船舶、航空機その
他の通信用或いは電波標識用に使用するアンテナ
に本考案を適用した場合には、建設が容易で安価
に済む割合に能率が良いアンテナを提供できる。
従つて、本考案は、特にこの種のアンテナに適用
して有用なものである。
第1図A及びBは従来の長波ないし超長波用ア
ンテナをそれぞれ示す側面図、第2図及び第3図
は本考案の一実施例を示すものであつて、第2図
はアンテナの水平部を概念的に示した平面図、第
3図はジグザク状導線の接続態様を概念的に示し
た平面図である。 MT,M1′〜M5……マスト、K1〜K5……張架
線、A……ジグザグ状導線、B……折曲点、S…
…始点、E……終点、H……水平部、……碍
子、J……ジヤンパー線、S……送信機、L……
ローデイングコイル。
ンテナをそれぞれ示す側面図、第2図及び第3図
は本考案の一実施例を示すものであつて、第2図
はアンテナの水平部を概念的に示した平面図、第
3図はジグザク状導線の接続態様を概念的に示し
た平面図である。 MT,M1′〜M5……マスト、K1〜K5……張架
線、A……ジグザグ状導線、B……折曲点、S…
…始点、E……終点、H……水平部、……碍
子、J……ジヤンパー線、S……送信機、L……
ローデイングコイル。
Claims (1)
- マストMTと、このマストMTのまわりにn(但
し、nは3以上の整数)本のマストM1,M2,
M3,……Moとをそれぞれ建て、マストMTの頂
部とマストM1,M2,M3,……Moの頂部との間
に導線から成るn本の張架線K1,K2,K3,……
Koを架設し、互いに隣接する張架線の間に挟ま
れるn個のセクター内にジグザグ状に折曲げ形成
した導線Aをそれぞれ放射状に配置すると共に、
このジグザグ状導線Aの折曲点Bを碍子を介し
て張架線K1,K2,K3,……Koに引き止めて架設
し、かつ、各セクター内のジグザグ状導線Aの両
端を互いに隣接する張架線にそれぞれ接続するこ
とにより、張架線K1,K2,K3,……Koを介して
これらのジグザグ状導線Aを直列接続し、一つの
始点Sから一つの終点Eに至るまで交叉すること
なく各セクター内のジグザグ状導線A及び張架線
K1,K2,K3,……Koを順次介して一巡する一連
の導線から成る水平部Hを具備せしめたことを特
徴とする長波ないし超長波用アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16166885U JPH0129851Y2 (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16166885U JPH0129851Y2 (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61134109U JPS61134109U (ja) | 1986-08-21 |
JPH0129851Y2 true JPH0129851Y2 (ja) | 1989-09-12 |
Family
ID=30719569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16166885U Expired JPH0129851Y2 (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0129851Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-10-22 JP JP16166885U patent/JPH0129851Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61134109U (ja) | 1986-08-21 |
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