JPH01298289A - 印刷故紙の浮遊インク抜法 - Google Patents

印刷故紙の浮遊インク抜法

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JPH01298289A
JPH01298289A JP1083873A JP8387389A JPH01298289A JP H01298289 A JPH01298289 A JP H01298289A JP 1083873 A JP1083873 A JP 1083873A JP 8387389 A JP8387389 A JP 8387389A JP H01298289 A JPH01298289 A JP H01298289A
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fatty acid
salt
protein
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JP1083873A
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Klaus Lehmann
クラウス・レーマン
Andreas Domsch
アンドレアス・ドームシュ
Hans Hawel
ハンス・ハーヴェル
Gregor Schuster
グレーゴル・シュースター
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Gruenau Illertissen GmbH
Original Assignee
Chemische Fabrik Gruenau AG
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C5/00Other processes for obtaining cellulose, e.g. cooking cotton linters ; Processes characterised by the choice of cellulose-containing starting materials
    • D21C5/02Working-up waste paper
    • D21C5/025De-inking
    • D21C5/027Chemicals therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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  • Magnetic Record Carriers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、パルパー内でアルカリpHにおいて、アルカ
リ金属シリケート、酸化漂白剤、蛋白質脂肪酸縮合物の
アルカリ金属塩溶液及び/又はアミン塩溶液、または蛋
白質脂肪酸縮合物のアルカリ土類金属塩分散液により紙
パルプを処理し、脱着した印刷インク粒子を浮遊法によ
り繊維から分離する故紙の浮遊インク抜法に関する。
[従来の技術] インク抜きというのは、故紙繊維懸濁物から印刷インク
を選択的に除去することである。そのようにして得られ
た再使用可能な物質は、加工されて最終製品、例えば、
個々の出発物質により筆記用紙、印刷用紙、I・イレッ
トペーパー等になる。
インク抜法の本質は、まずパルパー内で適当な化学薬品
により印刷インクを繊維から脱着させ、次に繊維懸濁物
から印刷インクを選択的に分離す5ことからなる。浮遊
インク抜法と洗浄インク抜法のいずれにおいても、これ
らの工程はアルカリ性媒体中で行われ、印刷インクが浮
遊セルまたは洗浄器内で除去される。得られた再使用可
能な物質を加工して所望の製品を得る。
通常使用する化学薬品は下記のものであり得る(量は故
紙に対する乾燥物含量である):水酸化アルカリ金属(
100%) 0.5〜2.0重量% 石虜または脂肪酸(100%) 0.2〜1.5重量% 非イオン性分散剤(100%) 0.05〜0.11曾% アルカリ金属シリケート(水ガラス) 2.0〜5.0重量% ジエチレントリアミン五酢酸 ナトリウム塩(DTPAX40%) 0.1−0.3重量% 酸化漂白剤(100%) 0.5〜3.0重量%浮遊法
における個々の化学薬品の効果は次の通りである。
水酸化アルカリ金属、好ましくは水酸化ナトリウムは繊
維を膨潤させ、繊維間結合を弱くし、かつ印刷インクを
分離し易くする。このことは、印刷インクバインターの
中和または鹸化により更に促進される。更に、水酸化ナ
トリウムは、脂肪酸が捕収剤として機能するために必要
な中和に要するアルカリ性を提供する。
非イオン性分散剤は、水の表面張力を低下させることに
より繊維の湿潤性を向上させ、それにより特に他の化学
薬品の作用を促進し、その結果、本質的に印刷インクが
脱着し分散する。印刷インクの分散により、繊維内への
再吸収が防止される、あるいは繊維への再吸着が困難と
なる。
分離された顔料は捕収剤、すなわち通常は脂肪酸または
石鹸により疎水化され、選択的除去が可能どなる。従来
、アルカリ性媒体と一緒に使用されていたアニオン性捕
収剤を用いる場合、その方ルノウム塩のみか印刷インク
粒子を疎水化し浮遊可能にするので、水硬化剤はこの機
能にとって極めて重要である。酸化漂白剤は故紙の木材
含有成分の黄変を防止しまたは補い、更に、使用量に依
存して繊維を更に漂白する。アルカリ金属シリケートお
よびDTPA (ジエチレントリアミン五酢酸)が、こ
れらの安定化に用いられ、重金属の錯化により漂白剤の
早すぎる分解を防止する。
所望の最終製品に応じて、新聞、雑誌、コンピューター
紙、ファイル等が故紙として使用できるが、はとんどの
場合はそれらの混合物が故紙として使用される。使用す
る印刷インクシステムと紙の古さかインク抜きの可能性
に大きな影響を及ぼす。
インク抜き後に、白色度測定により紙を評価する。評価
においては、試験シートの白色度を標準の白色度〔例え
はエルレホ(E I repho)による硫酸バリウム
の白色度測定値〕と比較して%で表す。
例えば、新聞と雑誌の故紙混合物(11)の白色度数は
56〜60%であるが、この故紙の印刷していないマー
ジン部分の白色度は約65〜68%である。
西ドイツ公開特許第29 03 150号には、パルパ
ー内でアルカリpHにおいて、アルカリ金属・、/リケ
ード、酸化源白心、高級脂肪酸またはその塩および非イ
オン性分散剤を用いて紙パルプを処理し、浮遊法により
繊維懸濁物から脱着した印刷インク粒子を分離すること
により印刷故紙のインク抜きを行う方法であって、パル
パー内で更に脂肪酸アルカノールアミドを用いる方法が
記載されている。
また、西ドイツ特許第31 23 353号は、パルパ
ー内で脂肪酸アルカノールアミドを使用せず脂肪酸及び
/又は樹脂酸および分散剤を水中油型エマルジョンとし
て使用する点で上記西ドイツ公開特許第29 03 1
50号と異なる同様の方法を記載している。
しかしながら、既知の方法は幾つかの不利益を有する。
固体脂肪酸を捕取剤として使用するには溶融装置または
既に溶融した状態で供給される場合には加熱貯蔵容器が
必要である。
融点が常温より低い脂肪酸を用いる場合、加熱は不必要
であるが、通常、産業的用途には不都合である。
融点の高い液体脂肪酸は、パルパー内で反応条件下にゆ
っくりと鹸化するのみであるから、脂肪酸粒子の表面に
形成された石鹸が、包み込まれた脂肪酸の更なる鹸化を
より困難にし、妨害さえする。このことによって、捕取
効果が低下するのみならず、未鹸化脂肪酸による繊維の
疎水化により繊維が浮き易くなり、知覚される汚れが増
加し得る。
これらの困難を克服するために、従来技術によれば、鹸
化装置が貯蔵タンクに連結される。得られる石鹸水溶液
は、常温においてゲルを形成するので、加工を施すまで
加熱を持続すべきである。
すなわち中間貯蔵容器および供給ポンプの供給ヘッドを
含む供給パイプを断熱し連続的に加熱すべきである。
固体石鹸を使用する場合、酸化プラントはもはや必要な
い。はとんどの場合、加工方法に依存した条件下では石
鹸粒子の完全な溶解性は得られないので、マイナス効果
を防止するために溶解プラントを設置しなくてはならな
い。上記不利益は、得られる石最溶液にも当てはまる。
捕取剤として最も効果的な脂肪酸カルシウム石鹸の上述
した調製が、パルパー内での水硬化剤を用いたインク抜
き中にしか首尾良く起こらないという点に、既知の方法
の更に大きな不利益がある。
これに必要な反応時間が、インク抜き方法に要する合計
時間を長くする。不完全な反応によってインク抜きの結
果は更に劣るものとなり、そのことは低下した白色度に
も反映される。脂肪酸をエマルジョンとして使用する方
法もこれらの不利益を有する。
更に、西ドイツ特許第969 809号に、アルカリ性
水性液による故紙再生方法が記載されている。ここで使
用する液体は、(a)水ガラス、(b)少なくとも一種
の、過酸化水素、過酸化ナトリウム、バーポレートおよ
びパーカーボネートのような酸素発生化合物、(c)少
なくとも一種の、アミドまたはスルホンアミド型結合中
に窒素を含む保護コロイドおよび(d)少なくとも一種
の、湿潤および洗浄効果を有する窒素非含有有機化合物
を含有する。使用することのできる保護コロイド(成分
C)は、可溶性蛋白質または高分子量蛋白質分解生成物
と石爾形成脂肪酸、樹脂酸もしくはナフテン酸とのまた
は脂肪族もしくは脂肪族−芳香族スルホン酸との縮合生
成物である。特に、アルキル基に10−18個の炭素原
子を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩が窒素非含有
湿潤剤および洗剤として使用される。この方法において
保護コロイドとして用いられる化合物は、使用しなけれ
ば発生する繊維の損傷または繊維の損失を減少させる。
西ドイツ特許出願に記載の方法は、故紙をパルプ化する
ことにより最も可能性のある方法で印刷インクを分散さ
せるいわゆる「洗浄インク抜き」である。印刷インクは
液体中に残り、次の排水工程で液体と一緒に洗い流れる
これに対して、本発明の方法は、印刷インクと紙繊維の
異なる湿潤性を分離に利用するいわゆる「浮遊インク抜
き」に関する。疎水性印刷インクは凝集して捕捉され、
次に浮遊泡として分離される。
二つのインク抜法の相違の詳細を下記文献中に見い出す
ことができる。
「ウルマンズ・エンツィクロペディー・デア・テヒニソ
シェンeヘミ−(Ulltnanns Enzyklo
paedie der technischen Ch
emie)J 、第4版、第17巻(1979年)、5
70〜572頁、および、[タソピ(Tappi:Te
chnical As5ociation of th
e Pu1p and Paper I ndustr
y)J 、第63巻(l980年)、No、9.113
−116頁。これによれば、洗浄法と浮遊法の実際の相
違は、印刷インクの分離原理にある。洗浄法における実
際のインク抜き化学薬品は、分離した印刷インク粒子を
安定に分散させることができそれらの粒子の繊維への再
吸着を防止することのできる洗浄効果のある分散剤であ
る。これに対して、浮遊法における実際のインク抜き化
学薬品は、泡の中で印刷インク粒子の特定の吸着を起こ
すいわゆる捕取剤である。二つの方法は、そのものとし
てもまたは使用する化学薬品の作用態様に関しても互い
に同じ種類のものではない。
[発明の目的] 本発明の目的は、上記不利益を有さず、更に顕著な白色
度水準が得られる、印刷故紙インク抜き用の改良された
浮遊法を利用できるようにすることである。特に、本発
明の目的は、溶融プラントまたは加熱貯蔵容器を必要と
しない蛋白質脂肪酸縮合物を捕取剤として使用可能とす
ることにもある。
[発明の開示1 この問題は、印刷故紙をインク抜きする方法において、
蛋白質脂肪酸縮合物のアルカリ金属塩及び/又はアミン
塩を、要すれは分散剤と組み合わせて、常温で液体の水
溶液中に分子分散させて、または、蛋白質脂肪酸縮合物
のアルカリ土類金属塩を、要すれば分散剤と一緒に、常
温で液体の分散液中に補かく分散さセて使用することに
より解決される。
本発明は、 (a)パルパー内でアルカリpHにおいて、アルカリ金
属シリケートおよび酸化漂白剤を用いて紙パルプを処理
し、 (b)脱着した印刷インク粒子を浮遊法によりパルプ繊
維懸濁物から分離する ことからなる印刷故紙の浮遊インク抜法であって、パル
パー内において、蛋白質脂肪酸縮合物のアルカリ金属及
び/又はアミン塩を常温で液体である水溶液中に分子分
散させ、または蛋白質脂肪酸縮合物のアルカリ土類金属
塩を常温で液体である分散液中に細かく分散させて使用
することを特徴とする浮遊インク抜法に関する。
本発明の好ましい態様では、式: %式%() 〔式中、R1はポリペプチドアミノ酸の側鎖、R2は炭
素数が8〜22、好ましくは12〜18の偶数または奇
数であり直鎖状もしくは分岐状のアルキル、アルケニル
、ヒドロキンアルキルまたはヒドロキンアルケニル基、
縮合多環式基あるいは前記親油性基の混合物、Me+は
アルカリ金属基または有機アミン基、Me”+はアルカ
リ土類金属基、およびnは1〜50の整数を表す。〕 で示される蛋白質脂肪酸縮合物を使用する。
ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩もしくはそれら
の混合物またはアンモニウム塩を蛋白質脂肪酸縮合物の
アルカリ基として使用することができる。
例えば、モノエタノールアミン塩、ジェタノールアミン
塩、トリエタノールアミン塩、モルホリン塩及び/又は
それらの混合物を蛋白質脂肪酸縮合物の有機アミン基と
して使用することができる。
例エバ、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウムも
しくはバリウムの相当する塩またはそれらの混合物を蛋
白質脂肪酸縮合物のアルカリ土類金属塩と考えることが
できる。しかしながら、蛋白質脂肪酸縮合物は、好まし
くはカルシウム塩として使用される。従って、以下の態
様においてツノルシウム塩のみに言及している場合、そ
れらの態様は同様に他のアルカリ土類金属塩にも適用さ
れると解することができる。
本発明において蛋白質脂肪酸縮合物をアルカリ金属塩及
び/又はアミン塩として使用する場合、それらが既に水
溶液中に分子分散していることにより、従来使用されて
いた脂肪酸系アニオン性捕取剤が機能するための必要条
件であった、化学薬液中の水酸化アルカリとの反応に必
要な時間が存在しない。水硬化剤から得られたカルシウ
ム塩に自然に完全な反応が起こり、カルシウム塩は選択
的印刷インク捕取剤として作用する。凝集物が極めて細
かいこととその生成物特性により、優れだ捕取効果が保
証される。
しかしながら、本発明において蛋白質脂肪酸縮合物をア
ルカリ土類金属塩として使用する場合、従来使用されて
いた脂肪酸系または石幽系アニオン性捕取剤にとっての
必要条件であった化学薬液中の水酸化アルカリ金属およ
び水硬化剤との反応のだめの時間が必要でない。すなわ
ち、本発明の方法において軟水を使用することもできる
。カルンウム塩の非常に細かい分散および生成物特性に
より、優れだ捕取効果が保証され、優れた白色度水準も
得られる。
必要な反応が自然に起こるので、あるいは、カルンウム
塩を用いるときには反応がもはや必要なく捕取機能が自
然に生じるので、蛋白質脂肪酸縮合物の塩の溶液、蛋白
質脂肪酸縮合物のアルカリ土類金属塩の分散液およびそ
れらの組み合わせを、予備処理することなく任意の時点
において貯蔵タンクからインク抜きプロセスに直接導入
することができる。このことによって、パルプ濃度15
〜20%の高いコンシスチンシー範囲においてパルプ化
が行われる場合にも不利益が生じない。凝集体のインク
抜き直前においてさえ不利益を伴わず添加することがで
きる。
界面活性が向上した結果、蛋白質脂肪酸縮合物塩溶液、
蛋白質脂肪酸縮合物アルカリ土類金属塩分散液およびそ
れらの組合せ物により、印刷インク粒子の脱着および捕
捉性が向上する。
本発明で使用する蛋白質脂肪酸縮合物は、従来技術より
既に知られている。例えば、それらは、[ザイフェン、
オレ、フェッチ、ヴアクセ(Seifen、 Ole、
 Fette、 Wachse) J 、第91巻、(
1965年)、477〜482頁に記載されている。
これらの蛋白質脂肪酸縮合物は、例えば以下の二段階法
により調製することができる: (A)蛋白質氷解物の調製 (B)蛋白質氷解物と脂肪酸塩化物とのショツテン−バ
ウマン法による縮合。
(A)蛋白質脂肪酸氷解物の調製 コラーゲン含有物質の酸またはアルカリ加水分解により
蛋白質脂肪酸氷解物を調製する。
コラーゲン含有物質の酸加水分解 コラーゲン含有物質を希硫酸と一緒に適当な反応器に仕
込み、85〜95°Cで約8〜10時間加水分解する。
加水分解終了後、水酸化力ルンウム分散液を内容物に添
加すると、ポリペプチドが力ルンウム塩に転化し、分解
物質が硫酸カルシウムとして沈澱する。分散液を濾過す
る。濾液中にカルシウムペプチドの透明溶液が得られる
この溶液は蒸発することができ、濃縮後に、脂肪酸塩化
物と直接縮合して蛋白質脂肪酸縮合物カルシウム塩を得
ることができる。
蛋白質脂肪酸縮合物のアルカリ塩の調製に、蛋白質氷解
物のナトリウムまたはカリウム塩が必要である。これら
は、カルシウムペプチド溶液を炭酸ナトリウムまたは炭
酸カリウムで沈澱させ、沈澱した炭酸カルシウムを虜去
し、得られた蛋白質氷解物ナトリウム塩またはカリウム
塩を濃縮し、脂肪酸塩化物と縮合させることにより得ら
れる。
アルノ1り加水分解 コラーゲン含有物質を水酸化カルシウム分散液と一緒に
適当な反応器に仕込み、85〜95°Cで約6〜10時
間加水分解し、分解物質を残渣から濾別する。濾液はカ
ルシウムペプチドを含有しており、それは濃縮後、脂肪
酸塩化物を用いて直接転化して蛋白質縮合物にすること
ができる。
蛋白質脂肪酸縮合物のアルカリ塩の調製のために、カル
シウムペプチド溶液を前述したように炭酸ナトリウムま
たは炭酸カリウムで沈澱させ、得られた沈澱物質を濾去
し、溶液を蒸発する。アルカリペプチドは脂肪酸塩化物
と縮合することができる。
(B)蛋白質脂駆醒桓冷物の調製 前述のジョンテン−バウマン法により、蛋白質脂肪酸縮
合物を調製する。アルカリ性に調整した蛋白質溶液を脂
肪酸塩化物に添加する。以下のような手順を実行する。
蛋白質水解物溶液を、撹拌器を備えた適当な容器に仕込
み、アルカリ性に調整し、40〜60°Cの温度で適量
の脂肪酸塩化物を添加し、その際に縮合により生じた塩
酸を更にアルカリを添加して捕取する。
両化学薬品の添加終了後、反応を約1時間続け、次に所
望の全固体含量およびpH値に調製する。
得られる蛋白質脂肪酸縮合物溶液は、本発明のインク抜
き法に使用することができる。
ここで蛋白質含有物質として、動物および植物起源の全
ての蛋白質、例えば大豆蛋白質、ケラチンまたは特にコ
ラーゲンそのものを使用することができる。
蛋白質脂肪酸縮合物の親油性残基は、炭素数が8〜22
の偶数または奇数で、直鎖状または分岐状のアルキノ呟
アルケニノ呟 ヒドロキンアルキルまたはヒドロキンア
ルケニル基あるいは縮合多環式基からなることができる
。上記基を混合して有することもできる。炭素数12〜
18の基が好ましい。本発明において用いることのでき
る炭化水素基の例として以下の物質を挙げることができ
る。
炭素数12〜18の脂肪酸の単独または混合物、獣脂脂
肪酸、ヤシ油脂肪酸、酸価が190〜200の合成脂肪
酸、アビエチン酸、炭素数12〜18の動物性脂肪酸、
または例えば下記炭素鎖分布を有する蒸留混合植物油脂
肪酸: Cl2−ラウリン酸   約3% C14−ミリスチン酸  約lO〜12%CI6−バル
ミチン酸  約15〜20%C68−ステアリン酸  
約18〜25%Cl5−オレイン酸   約45〜50
%C+a−リルン酸   約5% 蛋白質脂肪酸縮合物について「常温」といった場合、通
常の周囲温度または室温と解され、+4〜+30°Cで
あり得る。インク抜法そのものは、好ましくは40〜5
0°Cの範囲で行われ、当然、水溶液または分散液はこ
の温度範囲においても液状である。
蛋白質脂肪酸縮合物のアルカリ土類金属塩は、安定分散
に必要なまたは一般的な細かく分散した分散液として存
在する。
本発明において、固形分含量が全重量に対して10〜5
0重量%である蛋白質脂肪酸縮合物の溶液及び/又は分
散液が好ましく使用される。全重量に対して30〜45
重量%の固体含量が特に好ましい。
更に、本発明において、蛋白質脂肪酸縮合物含量が上記
固形分に対して70〜100重量%である水溶液及び/
又は分散液が好ましく使用される。
本発明で使用する水溶液または分散液は、更に非イオン
性及び/又はアニオン性分散剤を含有することができる
。ここで非イオン性分散剤が好ましく、後に添加させる
。ここで、蛋白質脂肪酸縮合物に対して1〜40重量%
の非イオン性及び/又はアニオン性分散剤が好ましく使
用される。アニオン性分散剤を使用する場合、通常、蛋
白質脂肪酸縮合物塩に対して1〜40重量%使用される
非イオン性分散剤として、例えば、炭化水素基に8〜2
2mの炭素原子を有し6〜30モルのエチレンオキシド
を有するアルキルポリグリコールエーテル、イソアルキ
ルポリグリコールエーテル、ヒドロキシアルキルポリグ
リコールエーテル、アルケニルポリグリコールエーテル
、アルキルアリールボリグリコールエーテノ呟アシルポ
リグリコースエステルおよびポリオキンエチレングリセ
リン脂肪酸エステルが好ましく使用される。
アニオン性分散剤として、例えはアルキルスルホネート
、アルキルアリールスルホネート、アルキルスルフェー
ト、アルキルポリグリコールエーテルスルフエ−1・お
よびアルキルアリールポリグリコールエーテルスルフェ
ートを使用することができる。アルキルポリグリコール
エーテルスルフ1−1−およびアルキルアリールポリグ
リコールエーテルスル7エー1・のエチレンオキンF 
含Jlは2〜25モルである。上記アニオン性分散剤は
炭素数8〜22個の炭化水素基を有する。アニオン性分
散剤は、通常、アルカリ及び/又はアミン塩として使用
される。
本発明の特別の態様によれば、故紙の浮遊インク抜法は
、以下の成分組合せをパルパー内に添加して行う。
(a)水酸化ナトリウム(100%) 0.5〜2重量% (b)アルカリ金属ンリケート 2〜5重量% (C)ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム塩(DT
PAX40%水溶液) 0.1〜0,3重量% (d)過酸化水素(100%) 0.5〜3重量% (e)蛋白質脂肪酸縮合物アルカリ金属塩溶液またはア
ミン塩溶液あるいは蛋白質脂肪酸縮合物アルカリ土類金
属塩の分散液 0.2〜1.5重量% (f)非イオン性分散剤     O〜0.1重量%上
記の量はそれぞれ使用した故紙の量に対するものである
アルカリ金属ンリケート(成分(b))として市販の水
ガラス溶液(ナトリウム水ガラス及び/又はカリウム水
ガラス)を使用する。SiO□/Na2O重量比が3.
3 : 1のナトリウム水ガラスが好ましい。使用する
溶液または分散液(成分(e))は先の記載内容の通り
である。
蛋白質脂肪酸縮合物溶液または蛋白質脂肪酸縮合物分散
液に含まれ得る分散剤に加えて、本発明において、更に
非イオン性分散剤(成分(f))を添加することができ
る。ここで用いる非イオン性分散剤の種類に関して、上
述の記載内容が同様に当てはまる。故紙に対して0.0
5〜0.1重量%の非イオン性分散剤、特に6〜30モ
ルのエチレンオキシドを有するC M−22アルキルポ
リグリコールエーテル及び/又はC6〜2□アシルポリ
グリコールエステルを使用するのが好ましい。
[実施例1 本発明を下記実施例により説明する。
日刊新聞100%からなる印刷故紙の完全乾燥物100
g(−自然乾燥型!110g)を水性化学薬液1890
m(+に添加し、分散ディスク(d 1spers i
ng disks : 250 Or、p、m、)によ
り約45°Cで15分間パルプ化した。水の硬度は約1
7°dであっtこ。
使用した化学薬品およびその濃度(それぞれ故紙に対す
る乾燥物質含量である。)を以下Iこ示す:水酸化ナト
リウム(100%)   1.0%ソーダ水ガラス  
        3.0%(重量比5iOz/NazO
=3−3 : 1)DTPA(市販品、40%)   
 0.2%過酸化水素(100%’)       0
.85%捕収捕取実施例および比較例参照)X%本発明
の下記実施例および比較例に示すように「捕取剤」の組
成を変化させた。
パルプ化後の反応時間を、チエスト中での膨潤時間に相
当する2時間とした。
次に5%パルプ懸濁液に硬度17°dの水を添加して4
000mαとし、5分間光フレーク(deflake)
させた。
実験室用浮遊セル内において、セルから泡が溢れる高さ
になるまで、デフレークしたパルプ懸濁液に上記硬度の
水を添加し、水の添加により泡が溢れる高さを維持しつ
つ10分間浮遊インク抜きを行った。
得られた再使用可能な物質を濃縮してパルプ濃度を約2
0%にした。
濃縮した再使用可能な物質を硬度的17°dの水約80
0+++i2を添加して希釈し、パルプ濃度を約4%に
し、希硫酸で酸性化してpHを6にした。
このパルプ懸濁液100gに水を添加して500mQに
してパルプ濃度を約0.8%にし、次に濾紙(直径12
cm)を用いて吸引濾過した。エルレフオ(E Ire
pho) R457で白色度を測定した。
以下の実施例において、平均分子量100〜5000の
コラーゲン水解物系の蛋白質脂肪酸縮合物、すなわち 
R1が加水分解コラーゲンのポリペプチド基であり、n
が1〜50の蛋白質脂肪酸縮合物を用いた。
実施例1 前記のようにして R2がイソステアリン酸の炭化水素
基である蛋白質脂肪酸縮合物のカリウム塩の約33%水
溶液0,7重量%を捕取剤として使用した。白色度75
7.8%。
実施例2 iYiI記のようにして、 R2がヤシ油脂肪酸の炭化水素基である蛋白質脂肪酸縮
合物のカリウム塩の約33%水溶液90部 および、アルギルポリグリコールエーテルのエチレンオ
キシド20モル付加物    10部からなる約40%
の水溶液0.35重量%を捕取剤として使用した。白色
度:58.3%。
犬蔓霞y 前記のようにして、 R2がヤシ油脂肪酸の炭化水素基である蛋白質脂肪酸縮
合物のカリウム塩の約33%水溶液90部 および、アシルポリグリコールエステルのエチレンオキ
/ド20モルイ」加物     10部からなる約40
%の水溶液0.35重量%を捕取剤として使用しI−0
白色度+57.9%。
実施例4 前記のようにして、 R2が蒸留混合植物油脂肪酸の炭化水素基である蛋白質
脂肪酸縮合物のカリウム塩の約33%水溶液     
           90部および、ポリオキシエチ
レングリセリン脂肪酸エステルのエチレンオキシド20
モル付加物10部 からなる約40%の水溶液0.35重量%を捕取剤とし
て使用した。白色度:60.6%。
実施例5 前記のようにして R2がヤシ油脂肪酸の炭化水素基で
ある蛋白質脂肪酸縮合物のカルシウム塩の約38%分散
液0.7重量%を捕取剤として使用した。白色度:58
.5%。
実施例6 前記のようにして、R2が混合植物油脂肪酸の炭化水素
基である蛋白質脂肪酸縮合物のカルシウム塩の約38%
分散液0.7重量%を捕取剤として使用した。白色度+
57.8%。
実施例7 前記のようにして、R2がアビエチン酸の炭化水素基で
ある蛋白質脂肪酸縮合物のカルシウム塩の約38%分散
液0.7重量%を捕取剤として使用した。白色度:57
.7%。
実施例8 前記のようにして、R2かオレイン酸(ヨウ素価88〜
92)の炭化水素基である蛋白質脂肪酸縮合物のカルシ
ウム塩の約38%分散液0.7重量″3石を捕取剤とし
て使用した。白色度:58.1%。
実施例9 mj記のようにして、R2がイソステアリン酸の炭化水
素基である蛋白質脂肪酸縮合物のカルシウム塩の約38
%分散液0.7重量%を捕取剤として使用した。白色度
+58.9%。
実施例10 11丁2のようにして、 R2がヤシ油脂肪酸の炭化水素基である蛋白質脂肪酸縮
合物のカルシウム塩の約38%分散液90部 および、アルキルポリグリコールエーテルのエチレンオ
ギンド20モル(ツ加物    10部からなる約44
%カルシウム塩分散液0.35重量%を捕取剤として使
用した。白色度:57.8%。
実施例11 前記のようにして、 R2がヤシ油脂肪酸の炭化水素基である蛋白質脂肪酸縮
合物のカルシウム塩の約38%分散液90部 および、アルキルポリグリコールエーテルスルフェート
ナトリウム塩        10部からなる約44%
カルシウム塩分散液0.35重量%を捕取剤として使用
した。白色度:58.0%。
比較例1 市販のインク抜き石鹸(C+O〜、8脂肪酸のナトリラ
ム石鹸)0.7重量%を捕取剤として使用して前記と同
様の操作を行った。白色度:57.4%。
比較例2 市販の炭素原子数10以上の脂肪酸及び/又は樹脂酸の
エマルジョン0.7重量%を捕取剤として使用して前記
と同様の操作を行った。白色度:55.9%。
比較例(従来技術に相当)が示すように、本発明の方法
によりインク抜きを行うことにより白色度がかなり向上
するが、白色度の1%の上昇はかなりの改良であること
に留意すべきである。換言すれば、このことは、処理時
間が同じ場合、従来技術の方法によればインク抜きの結
果が劣ることを意味する。また、本発明の方法において
は、選択的浮遊が迅速に起こり、そのことも白色度の高
さに現れる。
比較例3 以下の比較実験は、とりわけ洗浄インク抜法において蛋
白質脂肪酸縮合物を使用することを記載している上記西
ドイツ特許第969 809号に関する。更に、以下の
比較実験は、本発明の意味において用いられる浮遊法に
よって行った。
カラー印刷したイラスト紙(白色度46.5%)100
%からなる故紙を試験に用いた。
試験3.1 (本発明による) 実施例1と同様の化学薬品および方法を使用した。その
結果、白色度は59.9%であった。
ここで得られた白色度と実施例1で得られた白色度の差
異は、実施例1では異なる種類の故紙を使用したことt
こより説明される。
試験3.2(比較) 上記西ドイツ特許出願の実施例2による調製において、
試験3.1と同様の蛋白質脂肪酸縮合物を軟水に添加し
た。パルパー内において故紙を75°Cで2時間処理し
、続いて実験室的浮遊セル内で加工した。
泡が激しく形成された。処理を続けるために大部分の泡
を除去した。得られた白色度は50.4%であった。
試験3.3(比較) 試験3.2と同様の手順を実施した。泡を除去した後の
試験3.2からの水を使用し、要すれば、新鮮な軟水を
追加した。その結果、試験3,2のように泡が激しく発
生し、白色度は49.35%となった。
試験3.4(比較) 試験3.2と同様の手順を実施した。泡を除去した後の
試験3.3からの水を使用し、要すれば、新鮮な軟水を
追加した。その結果、ここでも泡が激しく形成され、白
色度は49%となった。
結果 上記比較試験は、西ドイツ特許第969 809号に記
載の製剤によっては、浮遊法により行った場合、故紙の
インク抜きの結果が不満足なものであることを示してい
る。泡の激しい発生が、溶解した印刷インク粒子の適当
な浮遊を妨げる。このことは実験3.2および比較実験
3.1の白色度が劣ることから示される。
更に、実際の浮遊法は、環境保護の理由から、閉鎖循環
水システムを用いて行われ、循環してくろ水を新しい故
紙のパルプ化に用いる。しかしながら、形成された泡が
循環系中に残り、残留水の汚染が悪化する。このことは
、実験3.3および3.4の白色度が実験3.2と比べ
て低いことにより示される。
しかしながら、西ドイツ特許出願の記載からは、そこに
記載の蛋白質脂肪酸縮合物を、本発明の意味における浮
遊法において保護コロイドとして使用することを推測す
ることはできない。
特許出願人ヒエーミンエ・ファブリーク・グリユーナラ
・ゲゼルシャフト・ミツ ト・ペンユレンクテル・ハフソング

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)パルパー内でアルカリpHにおいて、アルカ
    リ金属シリケートおよび酸化漂白剤を用いて紙パルプを
    処理し、 (b)脱着した印刷インク粒子を浮遊法によりパルプ繊
    維懸濁物から分離する ことからなる印刷故紙の浮遊インク抜法であって、パル
    パー内において、蛋白質脂肪酸縮合物のアルカリ金属及
    び/又はアミン塩を常温で液体である水溶液中に分子分
    散させ、または蛋白質脂肪酸縮合物のアルカリ土類金属
    塩を常温で液体である分散液中に細かく分散させて使用
    することを特徴とする浮遊インク抜法。 2、式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 及び/又は ▲数式、化学式、表等があります▼(II ) 〔式中、R^1はポリペプチドアミノ酸の側鎖、R^2
    は炭素数が8〜22、好ましくは12〜18の偶数また
    は奇数であり直鎖状もしくは分岐状のアルキル、アルケ
    ニル、ヒドロキシアルキルまたはヒドロキシアルケニル
    基、縮合多環式基あるいは前記親油性基の混合物、Me
    ^+はアルカリ金属基または有機アミン基、Me^2^
    +はアルカリ土類金属基、およびnは1〜50の整数を
    表す。〕 で示される蛋白質脂肪酸縮合物を使用する請求項1記載
    の浮遊インク抜法。 3、蛋白質脂肪酸縮合物をナトリウム塩、カリウム塩、
    アンモニウム塩、リチウム塩及び/又はそれらの混合物
    として使用する請求項2記載の浮遊インク抜法。 4、蛋白質脂肪酸縮合物をモノエタノールアミン塩、ジ
    エタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、モルホ
    リン塩及び/又はそれらの混合物として使用する請求項
    2記載の浮遊インク抜法。 5、蛋白質脂肪酸縮合物をマグネシウム塩、カルシウム
    塩、ストロンチウム塩、バリウム塩及び/又はそれらの
    混合物として、好ましくはカルシウム塩として使用する
    請求項2記載の浮遊インク抜法。 6、脂肪酸基が獣脂脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、酸価が19
    0〜200の合成脂肪酸、アビエチン酸および特に炭素
    数12〜18の動物性脂肪酸から誘導されたものである
    蛋白質脂肪酸縮合物を使用する請求項1〜5のいずれか
    に記載の浮遊インク抜法。 7、全重量に対する固形分含量が10〜50重量%、好
    ましくは30〜45重量%である蛋白質脂肪酸縮合物の
    溶液及び/又は分散液を使用する請求項1〜6のいずれ
    かに記載の浮遊インク抜法。 8、蛋白質脂肪酸縮合物含量が固形分に対して70〜1
    00重量%である蛋白質脂肪酸縮合物の溶液及び/又は
    分散液を使用する請求項1〜7のいずれかに記載の浮遊
    インク抜法。 9、非イオン性及び/又はアニオン性分散剤、好ましく
    は非イオン性分散剤を1〜40重量%含有してなる、蛋
    白質脂肪酸縮合物のアルカリ金属塩、アミン塩及び/又
    はアルカリ土類金属塩の溶液及び/又は分散液を使用す
    る請求項1〜8のいずれかに記載の浮遊インク抜法。 10、非イオン性分散剤が、炭化水素基に8〜22個の
    炭素原子を有し6〜30モルのエチレンオキシドを有す
    るアルキルポリグリコールエーテル、イソアルキルポリ
    グリコールエーテル、ヒドロキシアルキルポリグリコー
    ルエーテル、アルケニルポリグリコールエーテル、アル
    キルアリールポリグリコールエーテル、アシルポリグリ
    コールエステルおよびポリオキシエチレングリセリン脂
    肪酸エステルからなる群より選択される請求項1〜9の
    いずれかに記載の浮遊インク抜法。 11、アニオン性分散剤が、アルキルスルホネート、ア
    ルキルアリールスルホネート、アルキルスルフェート、
    2〜25モルのエチレンオキシドを有するアルキルポリ
    グリコールエーテルスルフェートおよび2〜25モルの
    エチレンオキシドを有するアルキルアリールポリグリコ
    ールエーテルスルフェートからなる群より選択される請
    求項1〜9のいずれかに記載の浮遊インク抜法。 12、下記成分を下記の故紙に対する量で組み合わせて
    パルパー内で添加する請求項1〜11のいずれかに記載
    の浮遊インク抜法: (a)水酸化ナトリウム(100%) 0.5〜2重量% (b)アルカリ金属シリケート 2〜5重量% (c)ジエチレントリアミン五酢酸 ナトリウム塩(40%水溶液) 0.1〜0.3重量% (d)過酸化水素(100%) 0.5〜3重量% (e)蛋白質脂肪酸縮合物アルカリ 金属塩溶液及び/又はアミン塩溶液、または蛋白質脂肪
    酸縮合物アルカリ土類金属塩の分散液0.2〜1.5重
    量% (f)非イオン性分散剤0〜0.1重量%。 13、成分(f)として、それぞれ6〜30モルのエチ
    レンオキシドを有するC_3_〜_2_2アルキルポリ
    グリコールエーテル及び/又はC_3_〜_2_2アシ
    ルポリグリコールエステルを0.05〜0.1重量%使
    用する請求項12記載の浮遊インク抜法。
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