JPH01296062A - 多室型冷暖房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は室外ユニットと複数台の室内ユニットとから構
成され、複数室を同時に冷房又は暖房し、且つ同時に一
室を冷房し他室を暖房する多室型冷暖房装置に関する。

（ロ）従来の技術 複数室を同時に冷房又は暖房でき、且つ同時に複数室の
一室を冷房し他室を暖房できる多室型冷暖房装置が特公
昭５２−２４７１０号公報、特公昭５２−２４７１１号
公報、特公昭５２−２７４５９号公報、実公昭５４−３
０２０号公報で提示されている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 上記の特公昭５２−２４７１０号公報及び特公昭５２−
２４７１１号公報で提示の装置では室内ユニットの数だ
け四方切換弁と室外熱交換器を必要とするため配管回路
構成が複雑になると共に製造コストが高くつき、且つ各
室内ユニットごとに２本のユニット間配管を室外ユニッ
トから引き出さなければならないため、ユニット間配管
の本数が多くなり配管工事が面倒である欠点を有してい
た。しかも同時に一室を冷房、他室を暖房する冷暖房運
転時、各室内ユニットと対応する室外熱交換器が凝縮器
及び蒸発器として夫々作用して屋外に熱を捨てており、
熱回収できない難点があった。

又、上記の特公昭５２−２７４５９号公報及び実公昭５
４−３０２０号公報で提示の装置では同時に複数室の成
る室を冷房し他室を暖房する冷暖房運転時、冷房できる
室と暖房できる室との組み合わせが決まっており、冷暖
房運転を各室で自由に選択して行なうことができず、使
用勝手が悪い欠点を有していた。

本発明はかかる課題に鑑み、不特定な複数室は任意に冷
暖房されると共に、特定の大きな室内はこの室に設置さ
れた特定の複数個の室内ユニットを同時に冷房、又は暖
房運転することにより冷房又は暖冴詐れるようにした多
室型冷暖房装置を提供することを目的としたものである
。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、室外熱交換器を圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸
込管とに切換弁を介して分岐接続する一方、ユニット間
配管を前記吐出管と分岐接続された高圧ガス管と、前記
吸込管と分岐接続された低圧ガス管と、この高圧ガス管
と低圧ガス管とに切換弁を介して分岐接続されたガス管
と、室外熱交換器と接続された液管とで構成して、不特
定な複数個の室内熱交換器を夫々前記高圧ガス管と低圧
ガス管とに切換弁を介して分岐接続すると共に特定の複
数個の室内熱交換器を前記ガス管に接続し、且つ夫々の
室内熱交換器を前記液管に冷媒減圧器を介して接続する
ようにしたものである。

（＊）作用 全室を同時に冷房する場合は、室外熱交換器の切換弁と
不特定の各室内熱交換器の切換弁と特定の複数個の室内
熱交換器の切換弁とを冷房状態に設定することにより、
圧縮機から吐出された冷媒は吐出管より室外熱交換器に
流れてここで凝縮液化した後、液管を経て各室内ユニッ
トの冷媒減圧器に分配され、然る後、各室内熱交換器で
蒸発気化した後、低圧ガス管と冷媒吸込管とを順次経て
圧縮機に吸入される。このように蒸発器として作用する
各室内熱交換器で全室が冷房きれる。

又、全室を同時に暖房する場合は、室外熱交換器の切換
弁と不特定の各室内熱交換器の切換弁と特定の複数個の
室内熱交換器の切換弁とを暖房状態に設定することによ
り、圧縮機から吐出された冷媒は吐出管と高圧ガス管と
を順次経て不特定の各室内熱交換器に分配されると共に
ガス管を経て特定の複数個の室内熱交換器に分配され、
ここで夫々凝縮液化した後、各冷媒減圧器を経て液管で
合流され、然る後、各室外熱交換器で蒸発気化した後、
冷媒吸込管を経て圧縮機に吸入される。このように凝縮
器として作用する各室内熱交換器で全室が暖房される。

又、同時に任意の例えば不特定の一室と特定の室を冷房
し不特定の他室を暖房する場合は、室外熱交換器の切換
弁を冷房状態に設定すると共に冷房する室内ユニットの
不特定の切換弁と特定の切換弁とを冷房状態に設定し、
且つ暖房する室内ユニットの不特定の切換弁を暖房状態
に設定すると、圧縮機から吐出された冷媒の一部が室外
熱交換器に流れると共に残りの冷媒が高圧ガス管を経て
暖房する室内ユニットの室内熱交換器へ流れこの室内熱
交換器と室外熱交換器とで凝縮液化される。そしてこれ
ら熱交換器で凝縮液化された冷媒は液管を経て不特定及
び特定の各室内ユニットの冷媒減圧器仁分配された後、
各室内熱交換器で蒸発気化し、然る後、低圧ガス管と冷
媒吸込管とを順次経て圧縮機に吸入される。このように
凝縮器として作用する室内熱交換器で不特定の一室が暖
房され、蒸発器として作用する不特定の他の室内熱交換
器と特定の室内熱交換器で不特定の一室と特定の室とが
冷房される。

（へ）実施例 本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、（１）は
圧縮機（２）と室外熱交換器（３）と気液分離器（４）
とを有する室外ユニット、（５ａ）（５ｂ）（５ｃ）（
５ｄ）は室内熱交換器（６ｇ）（６ｂ）　（６ｃ）　（
６ｄ）を有する室内ユニットで、室外熱交換器（３）を
圧縮機（２）の冷媒吐出管（７）と冷媒吸込管（８）と
に切換弁（９ａ）（９ｂ）を介して分岐接続する一方、
室外ユニット（１）と室内ユニット（５ａ）（５ｂ）　
（５ｃ）　（５ｄ）とを接続するユニット間配管（１０
）を冷媒吐出管（７）と分岐接続された高圧ガス管（１
１）と、冷媒吸込管（８）と分岐接続された低圧ガス管
（１２）と、この高圧ガス管（１１）と低圧ガス管（１
２）とに切換弁（１３ａ）（１３ｂ）を介して分岐接続
されたガス管（１４）と、室外熱交換器（３）と接続さ
れた液管（１５）とで構成して、室内熱交換器（６ａ）
（６ｂ）を高圧ガス管（１１）と低圧ガス管（１２）と
には夫々切換弁（１６ａ）（１７ａ）　、　（１６ｂ）
（１７ｂ）を介して分岐接続すると共に室内熱交換器（
６ｃ）（６ｄ）をガス管（１４）には直結し、且つ液管
（１４）には夫々電動式膨張弁等の冷媒減圧器（１８ａ
）（１８ｂ）　（１８ｃ）（１８ｄ）を介して接続して
いる。

（１９）は液管（１５）に介在させた電動式膨張弁等の
補助冷媒減圧器、（２０）は室外ファン、（２１ａ）（
２１ｂ）（２１ｃ）（２１ｄ）は室内ファンである。

そして、室内ユニット（５ａ）（５ｂ）は夫々側々の不
特定の室（２２ａ）（２２ｂ）に設置されると共に、他
の室内ユニット（５ｃ）（５ｄ）は特定の大きな室（２
２）に設置きれている。

次に運転動作を説明する。全室（２２）（２２ａ）（２
２ｂ）を同時に冷房する場合は、室外熱交換器（３）の
−方の切換弁（９ａ）を開くと共に他方の切換弁（９ｂ
）を閉じ、且つ不特定及び特定の一方の切換弁（１６ａ
）（１６ｂ）（１３ａ）を閉じると共に他方の切換弁（
１７ａ）（１７ｂ）（１３ｂ）を開くことにより、圧縮
機（２）から吐出された冷媒は吐出管（７）、切換弁（
９ａ）、室外熱交換器（３）と流れてここで凝縮液化し
た後、液管（１５）を経て各室内ユニット（５ａ）　（
５ｂ）　（５ｃ＞　（５ｄ）の冷媒減圧器（１８ａ）（
１８ｂ）（１８ｃ）（１８ｄ）に分配され、ここで減圧
される。然る後、各室内熱交換器（６ａ＞（６ｂ）（６
ｃ）（６ｄ）で蒸発気化した後、夫々切換弁（１７ａ）
（１７ｂ）並びにガス管（１４）、切換弁（１３ｂ）か
ら低圧ガス管（１３）、吸込管（８）、気液分離器（４
）を順次経て圧縮機（２）に吸入される。このように蒸
発器として作用する各室内熱交換器（６ａ）　（６ｂ）
　（６ｃ）　（６ｄ）で全室（２２）（２２ａ）（２２
ｂ）が同時に冷房サレル。

逆に全室（２２）（２２ａ）（２２ｂ）を同時に暖房す
る場合は、室外熱交換器（３）の一方の切換弁（９ａ）
を閉じると共に他方の切換弁（９ｂ）を開き、且つ不特
定及び特定の一方の切換弁（１６ａ）（１６ｂ）（１３
ａ）を開くと共に他方の切換弁（１７ａ）（１７ａ）（
１３ｂ）を閉じることにより、圧縮４１！（２）から吐
出された冷媒は吐出管（７）、高圧ガス管（１１）、切
換弁（１ａａ）（１６ｂ）並びに切換弁（１３ａ）、ガ
ス管（１４）を順次経て室内熱交換器（６ａ）　（６ｂ
）　（６ｃ）（６ｄ）へと分配され、ここで夫々凝縮液
化した後、各冷媒減圧器（１８ａ）（１８ｂ）（１８ｃ
）（１８ｄ）で減圧されて液管（１５）で合流され、然
る後、室外熱交換器（３）で蒸発気化した後、切換弁（
９ｂ）、吸込管（８）、気液分離器（４）を順次経て圧
縮機（２）に吸入される。このように凝縮器として作用
する各室内熱交換器（ｓａ）（ｓｂ）（ｓｃ）（ｓｄ）
で全室（２２）（２２ａ）（２２ｂ）が同時に暖房され
る。

又、同時に任意の例えば不特定の一室（２２ａ）と特定
の室（２２）を冷房し不特定の他室（２２ｂ）を暖房す
る場合は、室外熱交換器（３）の一方の切換弁（９ａ）
を開くと共に他方の切換弁（９ｂ）を閉じ、且つ、冷房
する室内ユニット（５ａ）（５ｃ）（５ｄ）の一方の切
換弁（１６ａ）と特定の一方の切換弁（１３ａ＞を閉じ
ると共に他方の切換弁（１７ａ）（１３ｂ）を開き、且
つ暖房する室内ユニット（５ｂ）の一方の切換弁（１６
ｂ）を開くと共に他方の切換弁（１７ｂ）を閉じると、
圧縮機（２）から吐出された冷媒の一部が吐出管（７）
、切換弁（９ａ）を順次経て室外熱交換器（３）に流れ
ると共に残りの冷媒が高圧ガス管（１１）を経て暖房す
る室内ユニット（５ｂ）の切換弁（１６ｂ）、室内熱交
換器（６ｂ）へと流れ、この室内熱交換器（６ｂ）と室
外熱交換器（３）とで凝縮液化される。そして、これら
熱交換器（６ｂ）（３）で凝縮液化された冷媒は液管（
１５）を経て室内ユニット（５ａ）（５ｃ）（５ｄ）の
冷媒減圧器（１８ａ）（１８ｃ）（１８ｄ＞で減圧され
た後、夫々の室内熱交換器（６ａ）　（６ｃ）（６ｄ）
で蒸発気化され、然る後、切換弁（１７ａ）並びにガス
管（１４）、切換弁（１３ｂ）を経て低圧ガス管（１２
）で合流され、吸込管（８）、気液分離器（４）を順次
経て圧縮機（２）に吸入される。このように凝縮器とし
て作用する室内熱交換器（６ｂ）で不特定の一室（２２
ｂ）が暖房され、蒸発器として作用する他の室内熱交換
器（６ａ）　（６ｃ）　（６ｄ）で不特定の他室（２２
ａ）と特定の室（２２）とが冷房される。

かかる冷暖房同時運転時、室内ユニット（５ｂ）の冷媒
減圧器（１８ｂ）が全開して冷媒圧力損失が生じないよ
うにしているが、液管（１５）内の液冷媒圧力がアンバ
ランスにならないように補助冷媒減圧器（１９）で圧力
調整されている。

又、同時に任意の例えば不特定の一室（２２ａ）と特定
の室（２２）を暖房し、不特定の他室（２２ｂ）を冷房
する場合は、室外熱交換器（３）の一方の切換弁（９ｂ
）を開くと共に他方の切換弁（９ａ）を閉じ、且つ、冷
房する室内ユニット（５ｂ）の一方の切換弁（１６ｂ）
を閉じると共に他方の切換弁（１７ａ）を開き、且つ暖
房する室内ユニット（５ａ）（５ｃ）（５ｄ）の一方の
切換弁（１６ａ）（１３ａ）を開くと共に他方の切換弁
（１７ａ）（１３ｂ）を閉じると、圧縮機（２）から吐
出された冷媒が吐出管（７）、高圧ガス管（１１）を順
次経て切換弁（１６ａ）へと分配されると共に切換弁（
１３ａ）、ガス管（１４）を経て特定の室内ユニット（
５ｃ）　（５ｄ）へ分配され、夫々の室内熱交換器（６
ａ）（６ｃ）（６ｄ）で凝縮液化される。そしてこの液
化された冷媒は夫々全開された冷媒減圧器（１８ａ）（
１８ｃ）（１８ｄ）を経て液管（１５）に流れ、この液
管中の液冷媒の一部が冷媒減圧器（１８ｂ）で減圧され
た後に室内熱交換器（６ｂ）で、且つ残りの液冷媒が補
助冷媒減圧器（１９）で減圧された後に室外熱交換器（
３ａ）で夫々蒸発気化きれ、吸込管（８）、気液分離器
（４）を順次経て圧縮機（２）に吸入きれる。このよう
に凝縮器として作用する室内熱交換器＜６ａバ６ｃ）（
ａｄ）で不特定の室（２２ａ＞と特定の室（２２）が暖
房され、蒸発器として作用する他の室内熱交換器（６ｂ
）で不特定の室（２２ｂ）が冷房される。

このように、各室内ユニット（５ａ）と（５ｂ）並びに
（５ｃ）（５ｄ）は切換弁（９ａ）（９ｂ）　、　（１
３ａ）（１３ｂ）　、　（１６ａ）（１７ａ）　、　（
１６ｂ）（１７ｂ）を開閉させることにより冷暖房運転
することが可能であり、しかも同時冷暖房運転時に蒸発
器及び凝縮器として作用する夫々の室内熱交換器（６ｇ
＞（６ｂ）（６ｃ）（６ｄ）で熱回収が行なわれ、運転
効率が向上する。

尚、上記の実施例では４台の室内ユニット（５ａ）（５
ｂ）（５ｃ）（５ｄ）を用いたが、５台以上の多数の能
力が異なる室内ユニットの場合でも単にユニット間配管
（１０）と分岐接続するだけで、容易に増やすことが可
能である。

又、上記の実施例では、切換弁（９ａ）（９ｂ）　、　
（１３ａ）（１３ｂ）　、　（１６ａ）（１７ａ）　、
　（１６ｂ）（１７ｂ）に夫々二方弁を用いたが、この
代わりに切換弁＜９ａ）＜９ｂ）を三方弁に、切換弁（
１３ａ）（１３ｂ）を三方弁といった具合に計４個の三
方弁を用いても良い。

（ト）発明の効果 本発明は室外ユニットと複数台の室内ユニットとを接続
するユニット間配管を、高圧ガス管と、低圧ガス管と、
この高圧ガス管と低圧ガス管とに切換弁を介して分岐接
続したガス管と、液管とで構成したので、室内ユニット
をユニット間配管に単に分岐接続するだけで室内ユニッ
トを何台でも増設することができる。

併せて、冷暖房同時運転時には凝縮器として作用する室
内熱交換器と、蒸発器として作用する室内熱交換器とが
シリーズ接続されるため熱回収による効率の良い運転を
行なうことができる。

しかも、高圧ガス管と低圧ガス管とに切換弁を介して分
岐接続した複数の室内ユニットで不特定な複数室を夫々
任意に冷暖房できると共に、ガス管に接続した複数の室
内ユニットの同時冷房、又は同時暖房運転により特定の
大きな室内を冷房、又は暖房することができる。

更には、特定の複数の室内ユニットの冷暖房切換えを単
一の切換弁で行なうようにしたので切換弁の個数を最小
限に抑えることができると共に、高圧ガス管と低圧ガス
管とを１本のガス管で共用でき、冷媒配管を簡略化する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示す多室型冷暖房装置の冷媒回
路図である。 （１）・・・室外ユニット、　（２）・・・圧縮機、　
（３）・・・室外熱交換器、　（５ａ）（５ｂ）（５ｃ
）（５ｄ）・・・室内ユニット、　（６ａ）（６ｂ）（
６ｃ）（６ｄ＞”ｌＥ内熱交換器、　（７）・・・冷媒
吐出管、　（８）・・・冷媒吸込管、　（９ａ）（９ｂ
＞。 （１３ａ）（１３ｂ）　、　（１６ａ）（１７ａ）　、
　（１６ｂ）（１７ｂ）・・・切換弁、（１０）・・・
ユニット間配管、　（１１）・・・高圧ガス管、（１２
）・・・低圧ガス管、　（１４）・・・ガス管、　（１
５）・・・液管、　（１８ａ）（１８ｂ）（１８ｃ）（
１８ｄ）・”冷媒減圧器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、圧縮機と室外熱交換器とを内蔵した室外ユニットと
   、室内熱交換器を内蔵した複数台の室内ユニットとをユ
   ニット間配管で接続した多室型冷暖房装置において、室
   外熱交換器を圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸込管とに切換
   弁を介して分岐接続する一方、ユニット間配管を前記吐
   出管と分岐接続された高圧ガス管と、前記吸込管と分岐
   接続された低圧ガス管と、この高圧ガス管と低圧ガス管
   とに切換弁を介して分岐接続されたガス管と、室外熱交
   換器と接続された液管とで構成して、不特定な複数個の
   室内熱交換器を夫々前記高圧ガス管と低圧ガス管とに切
   換弁を介して分岐接続すると共に特定の複数個の室内熱
   交換器を前記ガス管に接続し、且つ夫々の室内熱交換器
   を前記液管に冷媒減圧器を介して接続したことを特徴と
   する多室型冷暖房装置。