JPH0129469Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0129469Y2
JPH0129469Y2 JP1985078343U JP7834385U JPH0129469Y2 JP H0129469 Y2 JPH0129469 Y2 JP H0129469Y2 JP 1985078343 U JP1985078343 U JP 1985078343U JP 7834385 U JP7834385 U JP 7834385U JP H0129469 Y2 JPH0129469 Y2 JP H0129469Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
heat
evaporator
heat exchanger
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985078343U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61194120U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985078343U priority Critical patent/JPH0129469Y2/ja
Publication of JPS61194120U publication Critical patent/JPS61194120U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0129469Y2 publication Critical patent/JPH0129469Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、ヒートポンプを利用した除湿装置
に関するものである。
〔背景技術〕
従来より、室内の温度を変化させずに湿度のみ
を低下させて所望の乾燥状態を得るべく、ヒート
ポンプを用いた除湿装置が広く使用されている。
この除湿装置は、第7図に示すように、圧縮機
1、凝縮器2、絞り装置3および蒸発器4をこの
順に配管接続して冷凍サイクルを形成したヒート
ポンプ5を用いて、湿り空気を蒸発器4から凝縮
器2へと通過させるものである。この除湿装置に
よれば、蒸発器4を通過する湿り空気は露点温度
以下に冷却され蒸発器4のフイン表面に結露して
水分が除去され、ついで凝縮器2を通過して加熱
され室内に排出される。
この場合、除湿量を増大させるには、蒸発器4
の冷却温度をより低下させるのが好ましく、これ
により湿り空気の温度がより低下し除湿量を増大
させることができる。
しかしながら、蒸発器4の冷却温度を低下させ
ると、圧縮比が増大し、消費電力も増加するとと
もに、圧縮機1の寿命にまで影響するという問題
があるため、蒸発器4の冷却温度をあまり低下さ
せることができず、そのため除湿能力に劣つてい
たのが実情であつた。
かかる従来の問題を排除すべく、本考案者らは
先に第8図に示すような除湿装置を提案した。こ
の除湿装置は、ヒートポンプ5とは別に、蒸発器
4に送られる湿り空気と蒸発器4を通過した乾燥
低温空気との間で熱交換を行わせるブライン循環
式などの熱交換器6を設け、湿り空気を蒸発器4
に送る前に熱交換器6により予冷するようにした
ものである。この装置を用いれば、蒸発器4の冷
却能力を高めることなく空気温度を下げ除湿量を
増大させることが可能であるが、装置が大型化
し、コストアツプになるという問題があつた。
〔考案の目的〕
この考案の目的は、コンパクトでかつ安価であ
り、しかも除湿能力の高い除湿装置を提供するこ
とである。
〔考案の開示〕
この考案の除湿装置は、圧縮機、凝縮器、絞り
装置および蒸発器の順に冷凍サイクルを形成し蒸
発器で湿り空気を冷却し空気中の水分を除去する
ヒートポンプと、前記蒸発器へ送られる湿り空気
の空気流路と蒸発器を通過した乾燥低温空気の空
気流路とを不透湿性の仕切板を介して熱交換可能
に直交させる連続した複数の熱交換器を収容し前
記湿り空気および乾燥低温空気が順次これらの熱
交換器を通過してそれぞれの熱交換器で熱交換を
行う熱交換器室とを備えたものである。
このように、この考案によれば、熱交換器内で
湿り空気の空気流路と乾燥低温空気の空気流路と
を直交させ相互に熱交換させるようにしたので、
空気流路が簡単になり、ヒートポンプを含めた装
置全体がコンパクトで安価なものになる。また、
前記湿り空気および乾燥低温空気が複数の熱交換
器を経て順次熱交換されるので、熱交換器が1つ
だけの場合に比べてたとえ、同一伝熱面積でも熱
交換効率が高まり、コンパクトで安価であるにも
かかわらず、除湿能力の高い除湿装置を提供する
ことができるのである。
この考案の一実施例を第1図ないし第4図に基
づいて説明する。なお、第7図および第8図に示
したと同じ構成部材については同符号を付し、説
明を省略する。第1図Aはこの実施例におけるヒ
ートポンプの凝縮器2、蒸発器4および送風機7
を収容した部屋8の内部を示す正面図、第1図B
は前記部屋8の背後に設けた熱交換器室9の斜視
図である。
熱交換器室9は箱体17内に2つの熱交換器1
0,11を収容したものである。各熱交換器1
0,11は、第2図に示すように直交する2つの
空気流路12,13と14,15を有する。これ
らの空気流路は第3図に示すようにプラスチツ
ク、アルミニウムなどの水分を透過しない不透湿
性の仕切板16を介して互いに顕熱を熱交換可能
に隣接する。また、これらの熱交換器10,11
は第1図Bに示すように水平面に対し各空気流路
12,13と14,15が傾斜姿勢で直交するよ
うに箱体17内に収容される。そして、箱体17
の下部前面の両側にはそれぞれ蒸発器4へ湿り空
気を送る空気流出口18および蒸発器4を通過し
た乾燥低温空気が流入する空気流入口19が形成
され、さらに箱体17の前面上部の片側には熱交
換器10,11を通過した乾燥空気を凝縮器2へ
送る排気口20が形成される。
部屋8内に収容した蒸発器4と凝縮器2とは隔
壁21によつて互いに仕切られ、下部に蒸発器収
容室22が形成され、上部に凝縮器収容室23が
形成される。蒸発器収容室22は熱交換器室9の
前面下部に形成した空気流出口18および流入口
19に連通する。また、凝縮器収容室23は熱交
換器室9の上部に形成した排気口20に連通す
る。
つぎにこの実施例の動作を説明する。第1図B
に示すように、熱交換器室9に入つた外部の湿り
空気(矢印Aで示す)は熱交換器10,11の空
気流路12,15を通つて熱交換器室9の下部に
導かれ下部の空気流出口18より蒸発器収容室2
2に送られる(矢印A→B→C→D)。蒸発器収
容室22に入つた湿り空気は第1図Aに示すよう
に蒸発器4を通過して露点以下に冷却され、蒸発
器4のフインに水分を結露させて除去する。乾燥
した低温空気は空気流入口19を通つて再び熱交
換器室9内に帰り(矢印D→E→F)、第1図B
に示すように湿り空気の空気流路12,15と直
交する空気流路14,13を順次流れる(矢印F
→G→H)。その際、各熱交換器10,11では
仕切板16を介して湿り空気と乾燥低温空気との
間で熱交換が行われ、湿り空気は熱を奪われて予
冷され、一方、乾燥低温空気は熱を受けて昇温さ
れる。熱交換器10,11を通過した乾燥空気は
熱交換器室9上部の排気口20より凝縮器収容室
23へ送られ(矢印H)、この凝縮器収容室23
で凝縮器2から熱を受けて送風機7により室内に
排出される(矢印H→I→J)。なお、外部の湿
り空気は吸気口(図示せず)より熱交換室9内に
取り入れる。
このように、蒸発器4に送られる湿り空気は予
め熱交換器室9で予冷されるので、蒸発器4の表
面温度を過度に低下させることなく簡単に湿り空
気の温度を低下させることができ、安価に除湿能
力を高めることができる。また、熱交換器室9内
に収容した2つの熱交換器10,11は湿り空気
の空気流路12,15と乾燥空気の空気流路1
4,13とを互いに直交させて熱交換を行わせ、
さらに直交する各空気流路が水平面に対し傾斜姿
勢であるので、空気流路が簡略化され、その結果
熱交換器室9がコンパクトになり、装置全体を小
型化できる。また空気流路が傾斜しているので、
熱交換器10,11内で結露しても結露水(ドレ
イン)が容易に落下し、目詰りや結露水により熱
交換性能が低下するのを防止することができる。
なお、この実施例のように空気流路を直交させ
る熱交換器10,11は、空気流路を対向させる
熱交換器に比べて同一伝熱面積の場合熱交換効率
に劣るが、対向流方式の場合に比して全体の空気
流路を簡単にすることができる。また、2つの熱
交換器10,11を直列に並設することにより、
同一伝熱面積の対向流式の熱交換効率により一層
近づけることができる。
第4図A,BおよびCはそれぞれ除湿装置の内
部を示すためカバーを取り外した除湿装置の左側
面図、正面図および右側面図である。すなわち、
同図に示すように、熱交換器室9の前面に仕切壁
25を介して部屋8が位置し、この部屋8の上部
に凝縮器収容室23が、また下部に蒸発器収容室
22が隔壁21によつて隔てられる。そして、蒸
発器収容室22の下方には結露水を溜めるドレイ
ンタンク28が設置される。蒸発器4および凝縮
器2は隔壁24によつてシールされ、それらの短
絡を防止する。また、第4図Bにおいて、26は
結露水を落とす孔26である。除湿装置の底部空
間27には前記ドレインタンク28とともに圧縮
機1が収容される。
第4図に示す熱交換器室9は直列に連結された
2つの熱交換器10,11をさらに並列に複数列
並べたものである。
なお、熱交換器室9には第5図に示すように3
つ以上の熱交換器10,11および29を配列す
るようにしてもよく、熱交換器の数が多いほど熱
交換効率を向上させることができかつ、同一伝熱
面積でも直列に連結させる段数が多い程熱交換効
率を向上させることができる。また、第6図に示
すように1つの熱交換器30,31に3層の空気
流路32,33,34を設けるようにしてもよ
い。
〔考案の効果〕
この考案によれば、熱交換器内で湿り空気の空
気流路と乾燥低温空気の空気流路とを直交させ相
互に熱交換させるようにしたので、空気流路が簡
単になり、ヒートポンプを含めた装置全体がコン
パクトで安価なものになる。また、前記湿り空気
および乾燥低温空気が複数の熱交換器を経て順次
熱交換されるので、熱交換器が1つだけの場合に
比べてたとえ、同一伝熱面積でも熱交換効率が高
まり、コンパクトで安価であるにもかかわらず、
除湿能力の高い除湿装置を提供することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図Aはこの考案の一実施例における蒸発器
および凝縮器を収容した部屋の内部を示す正面
図、第1図Bは熱交換器室の斜視図、第2図は熱
交換器室に収容される熱交換器の斜視図、第3図
は熱交換器の断面図、第4図A,BおよびCはそ
れぞれ除湿装置の内部を示す左側面図、正面図お
よび右側面図、第5図および第6図は熱交換器の
他の例を示す斜視図、第7図は従来の除湿装置の
説明図、第8図は本考案者らの提案した除湿装置
の説明図である。 1……圧縮器、2……凝縮器、3……絞り装
置、4……蒸発器、5……ヒートポンプ、7……
送風機、9……熱交換器室、10,11……熱交
換器、12,13,14,15……空気流路、1
6……仕切板、18……流出口、19……流入
口、20……排気口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 圧縮機、凝縮器、絞り装置および蒸発器の順
    に冷凍サイクルを形成し蒸発器で湿り空気を冷
    却し空気中の水分を除去するヒートポンプと、
    前記蒸発器へ送られる湿り空気の空気流路と蒸
    発器を通過した乾燥低温空気の空気流路とを不
    透湿性の仕切板を介して熱交換可能に直交させ
    る連続した複数の熱交換器を収容し前記湿り空
    気および乾燥低温空気が順次これらの熱交換器
    を通過してそれぞれの熱交換器で熱交換を行う
    ようにした熱交換器室とを備えた除湿装置。 (2) 前記2つの空気流路が水平面に対して傾斜姿
    勢で直交する実用新案登録請求の範囲第(1)項記
    載の除湿装置。
JP1985078343U 1985-05-24 1985-05-24 Expired JPH0129469Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985078343U JPH0129469Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985078343U JPH0129469Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61194120U JPS61194120U (ja) 1986-12-03
JPH0129469Y2 true JPH0129469Y2 (ja) 1989-09-07

Family

ID=30622236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985078343U Expired JPH0129469Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0129469Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61194120U (ja) 1986-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9518784B2 (en) Indirect evaporative cooler using membrane-contained, liquid desiccant for dehumidification
JP3596549B2 (ja) 調湿装置
US20090126913A1 (en) Vertical counterflow evaporative cooler
EP2992272A1 (en) Energy recovery system and method
TWI770482B (zh) 除濕機
JPH0129469Y2 (ja)
JP3879762B2 (ja) 調湿装置
KR100708628B1 (ko) 조습장치
CN108826508B (zh) 一种风路并联进风预冷立式除湿机
JP3021298B2 (ja) 圧縮空気除湿用熱交換器
KR100645292B1 (ko) 조습장치
CN210035725U (zh) 一种除湿机及蒸发器
JP2723399B2 (ja) 除湿器用熱交換器
KR102305856B1 (ko) 상변화 물질을 이용한 열교환 방식의 냉동식 에어 드라이어
JPH0248773Y2 (ja)
CN220852408U (zh) 除湿机
EP1453623A1 (en) Patterned sheets for making heat exchangers and other structures
CN219829000U (zh) 过冷式除湿机
CN219889799U (zh) 一种机械制冷补冷型双级蒸发冷却冷水机组
JPH074415Y2 (ja) 空気除湿装置
JP4175405B2 (ja) 調湿装置
KR200238250Y1 (ko) 제습기
JP3209152U (ja) 除湿装置の独立風道構造
SU1562614A1 (ru) Регенеративный косвенно-испарительный воздухоохладитель
JPS62117613A (ja) 除湿方法およびその装置