JPH01294432A

JPH01294432A - 金属蓋付容器

Info

Publication number: JPH01294432A
Application number: JP11418588A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Momotome; 百留　公明; Sadao Kuramochi; 倉持　定男; Hideto Akiba; 秋場　秀人; Mitsuo Okabe; 岡部　光雄
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1988-05-11
Filing date: 1988-05-11
Publication date: 1989-11-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明はプラスチック製容器本体と金属蓋とからなる金
属蓋付容器に関する。

（従来の技術）金属製の容器、例えば金属缶は種々の形態を有するもの
があるが、缶体の構造から３ピ一ス缶と２ピ一ス缶とに
区分することができる。３ピ一ス缶はブリキハンダ缶と
も曾われ、円筒状胴部とふた及び底部を二重巻締めで密
封した構造である。

一方、２ピ一ス缶はブリキ打抜き缶とも言われ、胴部及
び底部（容器本体）を一体成形したものにふたを二重巻
締めする構造である。

これら金属缶は食品包装容器として各種食品缶詰、ジュ
ース、清涼飲料、ジャム類、乾燥食品等の容器に使用さ
れ、密封、保存機能が特に優れた剛性容器である。しか
しながら、金属缶には、下記のような改善すべき点があ
る。即ち、■　金属缶であるために、軽量化に限界があ
る。

■　衝撃を受けた時、−度つぶれると復元性がなく、変
形してしまう。

■　プラスチック製容器に比べて、その製造上のエネル
ギーコストが高い。

■　容器外装のデイスプレィ効果が金属の場合、自由に
変えることができず、外装手段は印刷によるしかない。

■　内容物を開缶せずに確認できるような透明容器をつ
くることは不可能である。

このような従来の金属缶における欠点を解決するため、
プラスチック製の容器本体に金属蓋を取付けてなる金属
蓋付容器が考えられている。

また、プラスチック製の容器本体に金属蓋を取付ける場
合、容器本体のフランジ部に金属蓋の周縁部を巻締めて
取付けている。

（発明が解決しようとする課題）上述のように、金属蓋付容器はプラスチック製容器本体
のフランジ部に金属蓋の周縁部を巻締めて構成されてい
る。

また、金属蓋付容器を製造する前の容器本体と金属蓋は
、それぞれ別々に作成され、搬送および貯蔵等が行なわ
れる。この場合、とりわけ容器本体は金属蓋と比較して
高さが大きいため、多数の容器本体を搬送したり貯蔵す
る際、大きな取扱スペースを必要とする。このような場
合、取扱スペースの減少を図ることができれば都合が良
い。

一方、金属蓋付容器に内容物として例えば粉体等を収納
する場合、この内容物の排出量を適当な量にすることが
できれば都合が良い。

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、
取扱スペースを減少することができるとともに、内容物
の排出量を適当な量とすることができる金属蓋付容器を
提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明は、フランジ部を有するプラスチック製の容器本
体と、前記フランジ部を巻締める周縁部を有する金属蓋
とを備え、前記容器本体に軸方向に伸縮する伸縮部を形
成したことを特徴とするもの、およびフランジ部を有す
るプラスチック製の容器本体と、前記フランジ部を巻締
める周縁部を有する金属蓋とを備え、前記金属蓋に切欠
部を設けて開口自在とし、この開口に装着される装着口
と先細状の排出口を有する排出管を設けたことを特徴と
するものである。

（作　用）本発明によれば、容器本体に伸縮部が形成されているの
で、容器本体を軸方向に圧縮して取扱うことができる。

また、金属蓋の開口に排出管の装着口を装着することに
より、金属蓋付容器内の内容物を先細状の排出口から排
出することができる。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図および第２図は本発明による金属蓋付容器の第１
の実施例を示す図である。

第１図および第２図において、金属蓋付容器１０はフラ
ンジ部１５および胴部１６を有するプラスチック製容器
本体１４と、フランジ部１５を巻締める周縁部１２を有
する金属蓋１１とからなっている。

このうち、金属蓋１１はアルミニウム製またはブリキ製
となっている。また、金属蓋１１の裏面には、エポキシ
フェノールおよび変性ポリオレフィンからなる積層体（
図示せず）が予めコーティングされている。

一方、本実施例において用いられるプラスチック製容器
本体１４は、特に限定されたものである必要はなく、巻
締めに耐える充分な硬度、強度を有するものであればよ
く、オレフィン系樹脂、ポリプロピレンを主体とした積
層材料等が用いられる。

また、容器本体１４の胴部１６には、軸方向に伸縮する
伸縮部１７が形成されている。

次にこのような構成からなる金属蓋付容器１０の製造方
法について説明する。

まず、プラスチック製容器本体１４と金属蓋１１はそれ
ぞれ別々に作成され、搬送されて一ケ所に貯蔵される。

この場合、容器本体１４は軸方向に圧縮して取扱うこと
ができるので、多数の容器本体１４について搬送および
貯蔵等を行なう場合、取扱スペースを小さくすることが
できる。

続いて、容器本体１４に内容物１８が収納され、その後
、容器本体１４上に金属Ｍ１１が周縁部１２を容器本体
１４のフランジ部１５に重ねた状態で装着される。

その後、容器本体１４のフランジ部１５と金属蓋１１の
周縁部１２とが、適当なシーマを用いて巻締められる。

続いて、巻締められた周縁部１２が加熱され、金属蓋１
１の変性ポリオレフィンが溶融して周縁部１２とフラン
ジ部１５とが融着する。このようにして金属蓋付容器１
０が得られる。

本実施例によれば、容器本体１４に伸縮部１７が形成さ
れているので、容器本体１４を軸方向に圧縮して取扱う
ことができる。このため、多数の容器本体の搬送および
貯蔵を行なう場合、取扱いスペースを小さくすることが
できる。

次に第３図乃至第５図により、本発明による金属蓋付容
器の第２の実施例について説明する。

金属蓋付容器１０は、フランジ部１５を有するプラスチ
ック製容器本体１４と、フランジ部１５を巻締める周縁
部１２を有する金属蓋１１とからなっている。

これらプラスチック製容器本体１４と金属蓋１１の材質
は、第１の実施例に述べたものと同様である。また金属
蓋１１の裏面には、エポキシフェノールおよび変装ポリ
オレフィンからなる積層体（図示せず）が、同様にコー
ティングされている。

また、金属蓋１１の表面には、平面略円形状の連続した
切欠部１１ａが設けられている。そして金属蓋１１の表
面であって切欠部１１ａの内側に、プルタブ１９が取付
けられている。このため、プルタブ１９を上方へ引張る
ことによって、金属蓋１１の切欠部１１ａの内側部分を
取除き、金属蓋１１に開口を形成することかできる。

また、金属蓋１１の開口に装着される装着口２１と、先
細状の排出口２２を有する排出管２０が設けられている
。

まず、プラスチック製容器本体１４内に内容物として、
例えば調味料等の粉体２３が収納される。

その後、金属蓋１１が周縁部１２を容器本体１４のフラ
ンジ部１５に重ねた状態で装着される。続いて、容器本
体１４のフランジ部１５と金属蓋１１の周縁部１２とが
、適当なシーマを用いて巻締められる。その後、巻締め
られた周縁部１２が加熱され、金属蓋１１の変性ポリオ
レフィンが溶融して周縁部１２とフランジ部１５とが融
着し、金属蓋付容器１０が得られる。

使用者はプルタブ１９を引張って、金属蓋１１の切欠部
１１ａの内側部分を取除き、金属Ｍｌｌに開口を形成す
る。

続いて使用者は、排出管２０の装着口２１を金属蓋１１
の開口に装着し、金属蓋付容器１０を傾斜させて、内部
に収納された粉体２３を排出管２０の先細状の排出口２
２から排出する。

このように本実施例によれば、金属蓋付容器１０内に収
納された粉体２３を排出管２０の先細状の排出口２２を
通して排出することができるので、金属蓋付容器１０の
傾斜角度に応じて粉体２３の排出量を適当に調整するこ
とができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、容器本体に伸縮部
が形成されているので、容器本体を軸方向に圧縮して取
扱うことができる。このため、多数の容器本体の搬送お
よび貯蔵を行なう場合、取扱いスペースを小さくするこ
とができる。

また、金属蓋の開口に排出管の排出口を装着することに
より、金属蓋付容器内の内容物を先細状の排出口から排
出することができる。このため、金属蓋付容器の傾斜角
度に応じて内容物の排出量を調整することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明による金属蓋付容器の第１
の実施例を示す側断面図であり、第１図は巻締める前の
状態を示す図、第２図は巻締めた後の状態を示す図、第
３図乃至第５図は本発明による金属蓋付容器の第２の実
施例を示す側断面図であり、第３図は巻締める前の状態
を示す図、第４図は巻締めた後の状態を示す図、第５図
は排出管を装着した状態を示す図である。１０・・・金属蓋付容器、１１・・・金属蓋、１１ａ・
・・切欠部、１２・・・周縁部、１４・・・容器本体、
１５・・・フランジ、１６・・・胴部、１７・・・伸縮
部、１８・・・内容物、１９・・・プルタブ、２０・・
・排出管、２１・・・装着口、２２・・・排出口、２３
・・・内容部。出願人代理人　　佐　　藤　　−離地１図晃２　図

Claims

【特許請求の範囲】１、フランジ部を有するプラスチック製の容器本体と、
前記フランジ部を巻締める周縁部を有する金属蓋とを備
え、前記容器本体に軸方向に伸縮する伸縮部を形成した
ことを特徴とする金属蓋付容器。２、フランジ部を有するプラスチック製の容器本体と、
前記フランジ部を巻締める周縁部を有する金属蓋とを備
え、前記金属蓋に切欠部を設けて開口自在とし、この開
口に装着される装着口と先細状の排出口を有する排出管
を設けたことを特徴とする金属蓋付容器。