JPH01294317A - 導電液体接点スイッチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は無方向形の導電液体接点スイッチに関する。

〔従来の技術〕

従来の無方向形の導電液体接点スイッチは、第４図に示
すように、筒状の密閉容器５８の一方の端部に固着した
固定子５３と、この固定子５３に板ばね５５を介して取
付けた先端に接点５６を有する可動子５４とからなる可
動電極５２と、密閉容器５８の他方の端部に固着した固
定電極５１とを備えて構成されている。接点５６を除く
可動電極５２の密閉容器５８内の全面は、導電液体に対
して非湿潤であり、また固定電極５１の密閉容器５８内
の部分である磁極部５１ｂは、その外周を導電液体５７
によって湿潤されている。

外部磁界（図示省略〉が加えられると、固定電極５１と
可動子５４とは互に吸引し合い、固定電極５１の磁極部
５１ｂに接点５６が接触して電気的に導通する。固定電
極５１の磁極部５１ｂと接点５６とは導電液体５７を介
し′て接触するため、接触状態が安定であり、導電液体
５７が失なわれない限りその安定な状態は維持される。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述したような従来の無方向形導電液体接点スイッチは
、その動作のときに導電液体が飛散して消耗する。この
ため動作寿命が短かいという欠点がある。

本発明の目的は、上述のような従来の導電液体接点スイ
ッチの欠点を解消した長寿命の導電液体接点スイッチを
提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の導電液体接点スイッチは、固定子と、前記固定
子の先端部にその末端を固着した可動子と、線材を前記
可動子の外側に螺線状に巻回しその末端を前記可動子の
固着位置と同一位置に前記固定子に固着した導電液体保
持器とを有する２個の電極を備え、前記可動子の先端部
が重なり合うように向い合わせて所定の間隔で配設して
前記固定子を密封容器に封着し、前記可動子と前記導電
液体保持器と前記固定子の固定部とを導電液体で湿潤し
たものである。

〔実施例〕

次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の無方向形導電液体接点スイッチの一実
施例を示す断面図である。

第１図において、電格１および２は、それぞれ固定子３
または４と螺線状の導電液体保持器７または８と可動子
５または６とを有している。可動子５および６は、それ
ぞれ対応する導電液体保持器７または８の中を貫通して
その一端を固定子３または４の先端の固定部３ａまたは
４ａに固定されている。導電液体保持器７および８の一
端もそれぞれ可動子５または６と共に同一箇所で固定部
３ａまたは４ａに固定されている。固定子３および４は
、可動子５および６の先端が互に重なるように密閉容器
１０に封着されており、固定子３および４の密閉容器１
０内の部分の全表面は導電液体９で湿潤されている。

このように構成した導電液体接点スイッチに外部磁界（
図示省略）を加えると、電極１および２の可動子５およ
び６が互に吸引して接触し、電気的に導通状態となる。

導電液体９は重量があるため、導電液体接点スイッチの
姿勢によって影響されないように、固定子３および４の
密閉容器１０内の部分に薄膜状で付着している。可動子
５および６の先端部分において、導電液体９が機械的ま
たは電気的要因によって飛散すると、それに続いている
他の部分からの拡散によって補充される。

また可動子５および６の先端部分において飛散した導電
液体９は、導電液体保持器７および８によって容易に回
収され、拡散によって再び可動子５および６に補充され
る。導電液体保持器７および８は、断面が円形または四
辺形の線を螺線状に形成したものであり、相隣る線の間
の間隔（Ｙ）を線の最大隔（Ｘ）以下とすることによっ
て導電液体の保持力を向上して、その保有量を増大する
ことができる（第２図参照）。

第２図は第１図の実施例の詳細を示す正面図である。

第２図に示すように、可動子５は、円形断面の線材を用
いた導電液体保持器７の端部に加工を施して所望の形状
として固定子３に固定したものである。

第３図は、本発明の他の実施例の電極を示す正面図であ
る。第３図の実施例は、固定子２３の端部に加工を施し
て所望の形状の可動子２５念形成したものである。導電
液体保持器２７は、その末端部分で固定子２３に固着し
ている。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の無方向形導電液体接点ス
イッチは、導電液体が導電液体保持器を介して循環する
ので、長寿命化を実現できるという効果がある。また導
電液体保持器は線材を螺線状に加工したものであるので
、導電液体の渫有量が多く、かつ導電液体の保持力が大
きいため、導電液体接点スイッチの姿勢に対する特性も
すぐれているという効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は第１
図の実施例の電極の詳細を示す正面図、第３図は本発明
の他の実施例の電極を示す正面図、第４図は従来の導電
液体接点スイッチの一例を示す断面図である。 １・２・・・電極、３・４・２３・５３・・・固定子、
３ａ・４ａ・・・固定部、５・６・２５・５４・・・可
動子、７・８・２７・・・導電液体保持器、９・５７・
・・導電液体、１０・５８・・・密閉容器、５１・・・
固定電極、５２・・・可動電極、５５・・・板ばね、５
６・・・接点。 、澗　２．回

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定子と、前記固定子の先端部にその末端を固着した可
   動子と、線材を前記可動子の外側に螺線状に巻回しその
   末端を前記可動子の固着位置と同一位置に前記固定子に
   固着した導電液体保持器とを有する２個の電極を備え、
   前記可動子の先端部が重なり合うように向い合わせて所
   定の間隔で配設して前記固定子を密封容器に封着し、前
   記可動子と前記導電液体保持器と前記固定子の固定部と
   を導電液体で湿潤したことを特徴とする導電液体接点ス
   イッチ。