JPH01294034A - 冷媒輸送用ホース - Google Patents
冷媒輸送用ホースInfo
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- JPH01294034A JPH01294034A JP12655688A JP12655688A JPH01294034A JP H01294034 A JPH01294034 A JP H01294034A JP 12655688 A JP12655688 A JP 12655688A JP 12655688 A JP12655688 A JP 12655688A JP H01294034 A JPH01294034 A JP H01294034A
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Links
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〕
この発明は、冷媒輸送用ホースに関し、特に自動車のカ
ークーラーやエアコン等の配管用として用いられるホー
スに関するものである。
ークーラーやエアコン等の配管用として用いられるホー
スに関するものである。
〔従来の技術]
フレオンガス等の冷媒を輸送するホースとしては、例え
ば第5図に示すように、内管ゴム層1と繊維補強層2と
外管ゴム層3−の3層構造になったものが知られている
。上記内管ゴム層lは、通常アクリロニトリル−ブタジ
ェン共重合体(NBR)やクロロスルホン化ポリエチレ
ンゴム(C3M)によって形成され、繊維補強層2はポ
リエステル繊維等によって形成され、外管ゴム層3はエ
チレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)やクロロ
プレンゴム(CR)によって形成されている。また、1
5はスパイキング孔で、外管ゴム層3の表面から繊維補
強層2まで延び、内管ゴム層1からの透過フレオンガス
を外部に逃がし各層間に滞留しないよう設けられたもの
であ乞。各層間にガスが滞留するとその部分が膨れて層
間剥離の原因となる。
ば第5図に示すように、内管ゴム層1と繊維補強層2と
外管ゴム層3−の3層構造になったものが知られている
。上記内管ゴム層lは、通常アクリロニトリル−ブタジ
ェン共重合体(NBR)やクロロスルホン化ポリエチレ
ンゴム(C3M)によって形成され、繊維補強層2はポ
リエステル繊維等によって形成され、外管ゴム層3はエ
チレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)やクロロ
プレンゴム(CR)によって形成されている。また、1
5はスパイキング孔で、外管ゴム層3の表面から繊維補
強層2まで延び、内管ゴム層1からの透過フレオンガス
を外部に逃がし各層間に滞留しないよう設けられたもの
であ乞。各層間にガスが滞留するとその部分が膨れて層
間剥離の原因となる。
このように、全体が繊維補強層2を除いてゴム層で構成
されているホースは、柔軟なため配管等の作業性に優れ
る反面、各ゴム層がガス透過性を有しているため冷媒ガ
スが徐々にホースから漏れて減少してしまう。したがっ
て一定の冷却能力を保持しようとすれば頻繁にガスチャ
ージを行う必要がありメンテナンス上問題が多い。
されているホースは、柔軟なため配管等の作業性に優れ
る反面、各ゴム層がガス透過性を有しているため冷媒ガ
スが徐々にホースから漏れて減少してしまう。したがっ
て一定の冷却能力を保持しようとすれば頻繁にガスチャ
ージを行う必要がありメンテナンス上問題が多い。
これに対し、ガス不透過性に優れた樹脂材料を用いてホ
ースからのガス漏れを防ぐことが提案されている。上記
樹脂材料としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケ
ン化物等があげられるが、このような樹脂材料は一般に
剛性が高く、ホース材料として用いるとホースの柔軟性
が著しく損なわれるという難点を有している。もちろん
、上記樹脂材料は極めてガス不透過性に優れているので
、ごく薄肉にして他のゴム層と併用するようにすること
も考えられるが、この場合でもホースの柔軟性は満足の
いくものではない。
ースからのガス漏れを防ぐことが提案されている。上記
樹脂材料としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケ
ン化物等があげられるが、このような樹脂材料は一般に
剛性が高く、ホース材料として用いるとホースの柔軟性
が著しく損なわれるという難点を有している。もちろん
、上記樹脂材料は極めてガス不透過性に優れているので
、ごく薄肉にして他のゴム層と併用するようにすること
も考えられるが、この場合でもホースの柔軟性は満足の
いくものではない。
(発明が解決しようとする問題点〕
このように、従来のホースは、いずれも冷媒輸送用ホー
スとしては一長一短があり、ガス不透過性と柔軟性を同
時に満足する品質のものは得られていないのが実情であ
る。
スとしては一長一短があり、ガス不透過性と柔軟性を同
時に満足する品質のものは得られていないのが実情であ
る。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、ガ
ス不透過性に優れ、かつ柔軟で配管作業性のよい冷媒輸
送用ホースの堤供をその目的とする。
ス不透過性に優れ、かつ柔軟で配管作業性のよい冷媒輸
送用ホースの堤供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の冷媒輸送用ホー
スは、冷媒を流通させる管状弾性材層が多層または単層
で構成され、上記管状弾性材層を構成する多層のうちの
任意の層または管状弾性材層を構成する単層が、ナイロ
ン11およびナイロン12の少なくとも一方と、ポリエ
ステル樹脂との混合物を主成分とする樹脂組成物によっ
て形成されているという構成をとる。なお、この発明に
おいて、r主成分とする」とは、全体が主成分のみで構
成されている場合も含む趣旨で用いている。
スは、冷媒を流通させる管状弾性材層が多層または単層
で構成され、上記管状弾性材層を構成する多層のうちの
任意の層または管状弾性材層を構成する単層が、ナイロ
ン11およびナイロン12の少なくとも一方と、ポリエ
ステル樹脂との混合物を主成分とする樹脂組成物によっ
て形成されているという構成をとる。なお、この発明に
おいて、r主成分とする」とは、全体が主成分のみで構
成されている場合も含む趣旨で用いている。
すなわち、本発明者らは、管状弾性材層の形成材料とし
て各種の樹脂材料およびゴム材料を組み合わせて研究を
重ねた結果、ポリエステル樹脂とナイロン11あるいは
ナイロン12を組み合わせると、従来同時に満足させる
ことのできなかったガス不透過性と柔軟性の双方を同時
に満足させうるようになることを見いだしこの発明に到
達した。
て各種の樹脂材料およびゴム材料を組み合わせて研究を
重ねた結果、ポリエステル樹脂とナイロン11あるいは
ナイロン12を組み合わせると、従来同時に満足させる
ことのできなかったガス不透過性と柔軟性の双方を同時
に満足させうるようになることを見いだしこの発明に到
達した。
つぎに、この発明の詳細な説明する。
この発明の冷媒輸送用ホースの一例を第1図に示す。図
において、10は内側ゴム層、11はナイロン11およ
びナイロン12の少なくとも一方とポリエステル樹脂と
からなる樹脂組成物によって形成される中間樹脂層、1
2は外側ゴム層、13は繊維補強層、14は外管ゴム層
、15は眉間に滞留するガスを外部に逃がすためのスパ
イキング孔で外管ゴム層14から繊維補強層13まで延
びている。
において、10は内側ゴム層、11はナイロン11およ
びナイロン12の少なくとも一方とポリエステル樹脂と
からなる樹脂組成物によって形成される中間樹脂層、1
2は外側ゴム層、13は繊維補強層、14は外管ゴム層
、15は眉間に滞留するガスを外部に逃がすためのスパ
イキング孔で外管ゴム層14から繊維補強層13まで延
びている。
上記内側ゴム層10.中間樹脂層11.外側ゴム層12
は、第5図に示す内管ゴム層1に相当する管状弾性材層
1aである。上記内側ゴム層10および外側ゴム層12
はゴム弾性に冨んでおり、その中間に位置する中間樹脂
層11を弾力的に支持する役割を有する。特に、上記内
側ゴム層IOはニップル等の継手に対するシール性を保
持する。
は、第5図に示す内管ゴム層1に相当する管状弾性材層
1aである。上記内側ゴム層10および外側ゴム層12
はゴム弾性に冨んでおり、その中間に位置する中間樹脂
層11を弾力的に支持する役割を有する。特に、上記内
側ゴム層IOはニップル等の継手に対するシール性を保
持する。
上記内側ゴム層10および外側ゴム層12は、通常冷媒
輸送用ホースの内管に用いられるようなゴム材によって
形成されている。上記ゴム材としては、例えばNBR,
C3M、塩素化ポリエチレン(CPE)、 エピクロ
ルヒドリンゴム(CHC)、塩化ブチルゴム(Cl3−
11R)、EPDM等があげられる。
輸送用ホースの内管に用いられるようなゴム材によって
形成されている。上記ゴム材としては、例えばNBR,
C3M、塩素化ポリエチレン(CPE)、 エピクロ
ルヒドリンゴム(CHC)、塩化ブチルゴム(Cl3−
11R)、EPDM等があげられる。
上記中間樹脂層11はポリエステル樹脂と、ナイロン1
1およびナイロン12の少なくとも一方(以下「ナイロ
ンポリマー」と略す)との混合物を主成分とする樹脂組
成物によって形成されており、従来の樹脂材料に比べて
がなり柔軟性を有し、しかも優れたガス不透過性を備え
ている。
1およびナイロン12の少なくとも一方(以下「ナイロ
ンポリマー」と略す)との混合物を主成分とする樹脂組
成物によって形成されており、従来の樹脂材料に比べて
がなり柔軟性を有し、しかも優れたガス不透過性を備え
ている。
上記ポリエステル樹脂としては、どのようなものを用い
てもよいが、特に芳香族ジカルボン酸とグリコールとを
重縮合させたものが好適である。
てもよいが、特に芳香族ジカルボン酸とグリコールとを
重縮合させたものが好適である。
上記芳香族ジカルボン酸としてはテレフタル酸。
テレイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、コハク酸
等があげられ、一方、グリコールとしてはエチレングリ
コール、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール
等があげられる。いずれも単独で用いても2種以上を併
用してもよい。上記ポリエステル樹脂は、樹脂材料であ
るためゴム材料のような柔軟性は備えていないが、ガス
不透過性に優れるとともに耐熱性に優れている。
等があげられ、一方、グリコールとしてはエチレングリ
コール、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール
等があげられる。いずれも単独で用いても2種以上を併
用してもよい。上記ポリエステル樹脂は、樹脂材料であ
るためゴム材料のような柔軟性は備えていないが、ガス
不透過性に優れるとともに耐熱性に優れている。
また、上記ポリエステル樹脂とともに用いられるナイロ
ン11.ナイロン12は、樹脂材料ではあるが、柔軟性
を有しており、上記ポリエステル樹脂と組み合わせるこ
とにより、柔軟でかつガス不透過性に冨む成形品となり
うる。この発明は、これをホースの内管材料として用い
柔軟性とガス不透過性の双方に冨む冷媒輸送用ホースを
得るものであり、これが最大の特徴である。
ン11.ナイロン12は、樹脂材料ではあるが、柔軟性
を有しており、上記ポリエステル樹脂と組み合わせるこ
とにより、柔軟でかつガス不透過性に冨む成形品となり
うる。この発明は、これをホースの内管材料として用い
柔軟性とガス不透過性の双方に冨む冷媒輸送用ホースを
得るものであり、これが最大の特徴である。
上記ポリエステル樹脂(E)とナイロンポリマー (N
)を用いて樹脂組成物を得る場合の両者の組成比は、重
量基準で、E/N=90/10〜4/96、待に85/
15〜10/90の範囲内に設定することが好適である
。90重量%より多くポリエステル樹脂を配合すると、
ガス不透過性は極めて良好になるものの得られるホース
の剛性が高くなるため配管作業上好ましくない。逆に4
重量%よりも少なくポリエステル樹脂を配合すると、ホ
ースの柔軟性は良好になるもののガス不透過性が不充分
となり好ましくない。
)を用いて樹脂組成物を得る場合の両者の組成比は、重
量基準で、E/N=90/10〜4/96、待に85/
15〜10/90の範囲内に設定することが好適である
。90重量%より多くポリエステル樹脂を配合すると、
ガス不透過性は極めて良好になるものの得られるホース
の剛性が高くなるため配管作業上好ましくない。逆に4
重量%よりも少なくポリエステル樹脂を配合すると、ホ
ースの柔軟性は良好になるもののガス不透過性が不充分
となり好ましくない。
なお、上記ポリエステル樹脂とナイロンポリマーの組成
物を得る方法としては、通常の樹脂組成物を得る方法に
準じることができる。例えばポリエステル樹脂のペレッ
トとナイロンポリマーのペレットとをトライブレンドし
たのち二輪スクリュー押出機によって混練することによ
り得ることができる。また、上記樹脂組成物には、必要
に応じてC3M、CPE、CHC,(1−11R等のハ
ロゲン化ゴム、EPDM、NBR等のゴムを含有させて
も差し支えない。この場合のポリエステル樹脂とナイロ
ンポリマーの組成物(X)と、上記ゴム(Y)の混合割
合は、重量基準で、60/40〜10010の範囲内に
設定することが好適である。
物を得る方法としては、通常の樹脂組成物を得る方法に
準じることができる。例えばポリエステル樹脂のペレッ
トとナイロンポリマーのペレットとをトライブレンドし
たのち二輪スクリュー押出機によって混練することによ
り得ることができる。また、上記樹脂組成物には、必要
に応じてC3M、CPE、CHC,(1−11R等のハ
ロゲン化ゴム、EPDM、NBR等のゴムを含有させて
も差し支えない。この場合のポリエステル樹脂とナイロ
ンポリマーの組成物(X)と、上記ゴム(Y)の混合割
合は、重量基準で、60/40〜10010の範囲内に
設定することが好適である。
上記組成物を用いて中間樹脂層11を形成する場合、層
の厚みは厚ければ厚い程ガス不透過性に優れたホースと
なり、薄ければ薄い程柔軟性に優れたホースとなる。両
特性のバランスを考えれば0.05〜1.0 mm程度
の厚みとするのが好適であるが、ホースの使用目的、使
用環境、他の層の特性等を勘案して適宜に設定すること
ができる。
の厚みは厚ければ厚い程ガス不透過性に優れたホースと
なり、薄ければ薄い程柔軟性に優れたホースとなる。両
特性のバランスを考えれば0.05〜1.0 mm程度
の厚みとするのが好適であるが、ホースの使用目的、使
用環境、他の層の特性等を勘案して適宜に設定すること
ができる。
上記繊維補強層13は、通常のホースに用いられている
ものでよく、ポリエステル繊維、アラミド繊維等の合成
繊維を主体とする糸のブレード編みやスパイラル瀉み等
によって形成される。
ものでよく、ポリエステル繊維、アラミド繊維等の合成
繊維を主体とする糸のブレード編みやスパイラル瀉み等
によって形成される。
また、外管ゴム層14は、外側に露出している層であり
、耐候性、耐熱性および透水性の観点から、EPDMを
用いるのが好適である。ただし、これ以外のゴム材を用
いても差し支えない。
、耐候性、耐熱性および透水性の観点から、EPDMを
用いるのが好適である。ただし、これ以外のゴム材を用
いても差し支えない。
この発明の冷媒輸送用ホースは、上記各層を例えばつぎ
のようにして形成することにより製造することができる
。
のようにして形成することにより製造することができる
。
(1) ゴム製マンドレル上に内側ゴム層10形成用
の未加硫ゴム組成物を押出成形機から押し出して管状体
を得る。
の未加硫ゴム組成物を押出成形機から押し出して管状体
を得る。
(2)つぎに、上記管の外周面に、接着剤を塗布したの
ら、その上に中間樹脂層11形成用の樹脂組成物を加熱
溶融した溶融樹脂を樹脂押出機から押し出して冷却する
。
ら、その上に中間樹脂層11形成用の樹脂組成物を加熱
溶融した溶融樹脂を樹脂押出機から押し出して冷却する
。
(3)上記中間樹脂層11の外周面に、接着剤を塗布し
たのち、その上に外側ゴムN12形成用の未加硫ゴム組
成物を押出成形機から押し出して3層構造の内管を得る
。
たのち、その上に外側ゴムN12形成用の未加硫ゴム組
成物を押出成形機から押し出して3層構造の内管を得る
。
(4)上記内管の外周面に接着剤を塗布したのち、繊維
補強層13用の糸をブレード編み等して繊維補強jW1
3を形成する。
補強層13用の糸をブレード編み等して繊維補強jW1
3を形成する。
(5)上記繊維補強層13の外周面に接着剤を塗布した
のち、その上に外管ゴム層14形成用の未加硫ゴム組成
物を押出成形機で押し出す。
のち、その上に外管ゴム層14形成用の未加硫ゴム組成
物を押出成形機で押し出す。
(6)上記積層管を加硫接着させて一体化させたのちマ
ンドレルを抜き取る。なお、加硫条件は、通常温度14
5〜170°C1時間30〜90分に設定される。
ンドレルを抜き取る。なお、加硫条件は、通常温度14
5〜170°C1時間30〜90分に設定される。
上記製法において、内側ゴム層10の厚みは0゜3〜1
価、好適には0.5胴程度に設定される。すなわち、厚
みが薄すぎると継手と嵌合した場合のシール性が悪くな
り、逆に厚すぎると内側ゴム層10の外側に形成される
中間樹脂層11の直径も大きくなることから、中間樹脂
層11が曲げ抵抗として作用し、ホースの柔軟性を損な
うようになるからである。
価、好適には0.5胴程度に設定される。すなわち、厚
みが薄すぎると継手と嵌合した場合のシール性が悪くな
り、逆に厚すぎると内側ゴム層10の外側に形成される
中間樹脂層11の直径も大きくなることから、中間樹脂
層11が曲げ抵抗として作用し、ホースの柔軟性を損な
うようになるからである。
上記中間樹脂層11の厚みは、すでに述べたように、0
.05〜1. Ollll11が好適である。
.05〜1. Ollll11が好適である。
さらに、外側ゴム層12の厚みは、上記中間樹脂1ii
11を弾性的に保持するという観点から1〜3胴に設定
するのが好適である。
11を弾性的に保持するという観点から1〜3胴に設定
するのが好適である。
また、外管ゴム層14の厚みは、透水性を考慮すると、
1〜2.5 mmに設定するのが好適である。
1〜2.5 mmに設定するのが好適である。
このようにして得られた冷媒輸送用ホースは、管状弾性
材層1aの中間樹脂層11が、ポリエステル樹脂とナイ
ロンポリマーとからなる特殊な樹脂組成物によって形成
されているため、この樹脂組成物の有する柔軟性および
ガス不透過性により、優れた柔軟性およびガス不透過性
を備えている。
材層1aの中間樹脂層11が、ポリエステル樹脂とナイ
ロンポリマーとからなる特殊な樹脂組成物によって形成
されているため、この樹脂組成物の有する柔軟性および
ガス不透過性により、優れた柔軟性およびガス不透過性
を備えている。
なお、この発明の冷媒輸送用ホースは、第1図のように
内管が3層構造になったものに限らず、第2図〜第4図
に示すような構造にしてもよい。
内管が3層構造になったものに限らず、第2図〜第4図
に示すような構造にしてもよい。
すなわち、第2図にものは、内管をポリエステル樹脂と
ナイロンポリマーとからなる樹脂層11aのみで構成し
たものである。また、第3図のものは、内管を2層構造
とし、最内層を樹脂層11aとし、その外側にゴム層1
2aを配置したものであり、第4図のものは、最内層を
ゴムN 10 aとし、その外側に樹脂層11aを配置
したものである。これらのホースは、第1図のものに比
べて簡単な構造になっており、その分だけコストが安く
なっている。しかし、ニップル等の継手に対するシール
性は第1図のものが良好である。したがって、これらを
用途に応じて使い分けをすることができ、それによって
所定の効果を得ることができる。
ナイロンポリマーとからなる樹脂層11aのみで構成し
たものである。また、第3図のものは、内管を2層構造
とし、最内層を樹脂層11aとし、その外側にゴム層1
2aを配置したものであり、第4図のものは、最内層を
ゴムN 10 aとし、その外側に樹脂層11aを配置
したものである。これらのホースは、第1図のものに比
べて簡単な構造になっており、その分だけコストが安く
なっている。しかし、ニップル等の継手に対するシール
性は第1図のものが良好である。したがって、これらを
用途に応じて使い分けをすることができ、それによって
所定の効果を得ることができる。
〔発明の効果]
以上のように、この発明の冷媒輸送用ホースは、柔軟性
に富みしかもガス不透過性にも冨んでいるため、長期間
にわたってシール性とガス不透過性とが要求されるカー
クーラーやエアコン用ホースとして量適な特性を備えて
いる。
に富みしかもガス不透過性にも冨んでいるため、長期間
にわたってシール性とガス不透過性とが要求されるカー
クーラーやエアコン用ホースとして量適な特性を備えて
いる。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
〔実施例1〜7、比較例1〜3]
下記の第1表に示す構成のホースを、前記の製法に従っ
て作製した。
て作製した。
(以下余白)
このようにして得られた各ホースについて、ホースの柔
軟性とガス不透過性を評価した。その結果を下記の第2
表に示す。
軟性とガス不透過性を評価した。その結果を下記の第2
表に示す。
なお、各評価はつぎのようにして行った。
〈ホース柔軟性〉
ホースを300mmまたは400皿に切断し、−端を平
板上に固定し、他端を曲げてその平板に到達させるたと
に要する曲げ応力を測定して評価した。値の小さい方が
柔軟性の高いことを示している。
板上に固定し、他端を曲げてその平板に到達させるたと
に要する曲げ応力を測定して評価した。値の小さい方が
柔軟性の高いことを示している。
くガス不透過性〉
ホースを500anに切断して40gのフロン12を封
入して両端を密封し、これを100 ’C雰囲気中で7
2時間放置したのち、全体の重量を測定し初回重量と対
比してフロンの透過グラム数を求め評価した。値の小さ
い方がガス不透過性に優れていることを示している。
入して両端を密封し、これを100 ’C雰囲気中で7
2時間放置したのち、全体の重量を測定し初回重量と対
比してフロンの透過グラム数を求め評価した。値の小さ
い方がガス不透過性に優れていることを示している。
(以下余白)
上記の結果から、実施測高は柔軟性およびガス不透過性
の双方に優れていることがわかる。これに対し、内管を
NBR単層で構成した比較例1品はガスが大量に透過し
ており実用的でない。またポリエステル樹脂のみで中間
樹脂層を形成した比較例2品はガス不透過性は非常に優
れているが柔軟性が悪く、ナイロン11のみで中間樹脂
層を形成した比較例3品は逆に柔軟性は良好であるがガ
ス不透過性が悪いことがわかる。
の双方に優れていることがわかる。これに対し、内管を
NBR単層で構成した比較例1品はガスが大量に透過し
ており実用的でない。またポリエステル樹脂のみで中間
樹脂層を形成した比較例2品はガス不透過性は非常に優
れているが柔軟性が悪く、ナイロン11のみで中間樹脂
層を形成した比較例3品は逆に柔軟性は良好であるがガ
ス不透過性が悪いことがわかる。
第1図はこの発明の一実施例の縦断面図、第2図、第3
図および第4図はそれぞれ他の実施例の縦断面図、第5
図は従来品の縦断面図である。 ■・・・内管ゴム層 1a・・・管状弾性材層 10・
・・内側ゴム層 11・・・中間樹脂層 12・・・外
側ゴム層 13・・・繊維補強層 14・・・外管ゴム
層特許出願人 東海ゴム工業株式会社 代理人 弁理士 西 藤 征 彦 第1図 第2図 第3図
図および第4図はそれぞれ他の実施例の縦断面図、第5
図は従来品の縦断面図である。 ■・・・内管ゴム層 1a・・・管状弾性材層 10・
・・内側ゴム層 11・・・中間樹脂層 12・・・外
側ゴム層 13・・・繊維補強層 14・・・外管ゴム
層特許出願人 東海ゴム工業株式会社 代理人 弁理士 西 藤 征 彦 第1図 第2図 第3図
Claims (1)
- (1)冷媒を流通させる管状弾性材層が多層または単層
で構成され、上記管状弾性材層を構成する多層のうちの
任意の層または管状弾性材層を構成する単層が、ナイロ
ン11およびナイロン12の少なくとも一方と、ポリエ
ステル樹脂との混合物を主成分とする樹脂組成物によつ
て形成されていることを特徴とする冷媒輸送用ホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12655688A JPH01294034A (ja) | 1988-05-23 | 1988-05-23 | 冷媒輸送用ホース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12655688A JPH01294034A (ja) | 1988-05-23 | 1988-05-23 | 冷媒輸送用ホース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01294034A true JPH01294034A (ja) | 1989-11-28 |
Family
ID=14938088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12655688A Pending JPH01294034A (ja) | 1988-05-23 | 1988-05-23 | 冷媒輸送用ホース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01294034A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001042005A1 (fr) * | 1999-12-09 | 2001-06-14 | Nobel Plastiques | Canalisation pour fluide automobile |
-
1988
- 1988-05-23 JP JP12655688A patent/JPH01294034A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001042005A1 (fr) * | 1999-12-09 | 2001-06-14 | Nobel Plastiques | Canalisation pour fluide automobile |
FR2802272A1 (fr) * | 1999-12-09 | 2001-06-15 | Nobel Plastiques | Canalisation pour fluide automobile |
US6581643B2 (en) | 1999-12-09 | 2003-06-24 | Nobel Plastiques | Channel for an automobile fluid |
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