JPH0129335Y2 - - Google Patents

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JPH0129335Y2
JPH0129335Y2 JP14096083U JP14096083U JPH0129335Y2 JP H0129335 Y2 JPH0129335 Y2 JP H0129335Y2 JP 14096083 U JP14096083 U JP 14096083U JP 14096083 U JP14096083 U JP 14096083U JP H0129335 Y2 JPH0129335 Y2 JP H0129335Y2
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JP
Japan
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valve body
seal
valve
rubber
attached
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JP14096083U
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JPS6049360U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、例えば水力機械の入口弁として使用
される蝶形弁あるいは複葉弁等の弁装置に関す
る。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
従来、弁装置においては全開状態で弁体は流れ
の方向に周縁を向け、全開状態で弁体を70゜〜90゜
させ、弁体周縁に設けた矩形断面のゴムパツキン
を弁胴内面に密着させ水密を得ていた。このゴム
パツキンの取り付けは第1図に示すようにパツキ
ン押え5及び取付ボルト4によりゴムパツキン3
を貫通して弁体6周縁に固定することにより成さ
れており、またゴムパツキン3流出防止のため弁
体6にネジ山状溝部8を設けたり、ゴムパツキン
3にアゴ部7を設けたりしている。
弁体6の全閉、全開の繰り返し回数が増える
と、ゴムパツキン3の最外周部は弁胴1内面との
摺動により摩耗し、全閉時の漏水の原因となるた
め、定期的に取付ボルト4を増し締めしてゴムパ
ツキン3を圧縮変形させ外周側に突出させること
によりゴムパツキン3の締め代を正規の状態に維
持している。
入口弁を閉鎖する時、まずガイドベーンを閉鎖
し、一旦流水を停止せしめた後、入口弁を徐々に
閉鎖するのが普通であるが、水車あるいは調速機
の故障により、ガイドベーンが閉鎖不能に陥つた
場合、鉄管内に最大水量もしくは一部水量の流下
中のまま入口弁を閉鎖して水車を停止させる必要
がある。このような入口弁の閉鎖中に生ずる水圧
上昇とこの水圧上昇にともなう入口弁上、下流の
圧力差の増大及び強い振動により、パツキン押え
5が半径方向に飛び出そうとする力により取付ボ
ルト4に大きく剪断力が作用し、取付ボルト4が
損傷するとかパツキン押え5のボルト穴と取付ボ
ルト4の外径との間隙分だけ、パツキン押え5が
半径方向に動いた状態で取付ボルト4を支点にゴ
ムパツキン3方向にパツキン押え5を曲げようと
する力が作用し、一方、ゴムパツキン3も前記水
圧力によりパツキン押え5方向に曲げられるた
め、ゴムパツキン3には多大な圧縮力が局所的に
作用し、ゴムパツキン3に、疲労亀裂が発生・進
展し、ついには高流速で流れる流体からの流体圧
力に抗しきれなくなり、ゴムパツキン3の一部が
破損、流出し、全閉時に完全な水密状態を維持出
来ずケーシング2内の点検が出来なくなるという
事態が生じていた。
〔考案の目的〕
本考案は上記の欠点を改良すべくなされたもの
で、その目的はパツキン押えの取付方法を改良
し、ゴムパツキンの寿命を延長した弁装置を提供
することにある。
〔考案の概要〕
上記の目的を達成するため、本考案の弁装置
は、弁胴と密着し封水作用をする弁体周縁に取り
付けられたゴムパツキンを固定するパツキン押え
の一面をゴムパツキンに密着する形状とし、該密
着面より内径側を弁体と嵌合する形状とし、ゴム
パツキンを貫通する個所及び上記嵌合部を複数個
のボルトで弁体に着脱自在に装着するとともに、
該嵌合部に複数個のジヤツキボルトを設け、弁体
とパツキン押えの間に適当な間隙を生ずるように
したことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例について第2図および第
3図を参照して説明する。一体または複数個に分
割され組立ててリング形状をなすゴムパツキン3
を凸形断面形状とし、ゴムパツキン3と密着する
弁体6外周部および1体または複数個に分割され
てなるパツキン押え5の断面形状を凹形とし、ゴ
ムパツキン3取付部より内径側の弁体6およびパ
ツキン押え5をそれぞれ凹凸形の組立状態にて嵌
合する形状とし、パツキン押え5は取付ボルト
4,9にて弁体6の板厚方向に弁体6に取り付け
られ、弁体6外周部とともにゴムパツキン3を固
定する。
また、弁体6とパツキン押え5の嵌合部対向面
に適当な間隙lを保持する様に嵌合部に複数個の
ジヤツキボルト10をパツキン押え5に取り付
け、適当な間隙lをこのジヤツキボルト10を締
めたり緩めたりすることにより調節し、保持す
る。
次に作用を説明する。全閉状態ではゴムパツキ
ン3が弁胴1内面に密着し確実な水密状態にあ
る。弁体6の全開、全閉の繰り返し回数増加にと
もない、ゴムパツキン3外周縁が摩耗した場合、
間隙lの範囲内で取付ボルト4,9を増し締め
し、かつジヤツキボルト10によりパツキン押え
5の位置を決めることにより、ゴムパツキン3を
圧縮変形させ外周側に突出させ適確な締め代を回
復することが出来る。
この時ジヤツキボルト10にて弁体6に対しパ
ツキン押え5の位置が決められているため、パツ
キン押え5に水圧力が作用してもパツキン押え5
がゴムパツキン3方向に動くことはなく、ゴムパ
ツキン3が必要以上に圧縮変形して外周側に突出
することもなく、すなわち必要以上の締め代を生
ずることもないため、過大な締め代が原因の弁胴
1内面との摺動によるゴムパツキン3の早期摩耗
等の不都合は生じない。
また、流水遮断時の弁体閉動作時に弁体上、下
流側の圧力差が大きくなりパツキン押え5に大き
な曲げ力が作用しても、パツキン押え5と弁体6
の嵌合部にてパツキン押え5の位置が決まり、パ
ツキン押え5が半径方向に動くこともなく、か
つ、作用荷重を支えるので、パツキン押え5が半
径方向に飛びだしたり、ゴムパツキン3方向に曲
げられたりすることもないため、ゴムパツキン3
にパツキン押え5からの理な荷重もかからず、ゴ
ムパツキン3にきれつ等が生じることもなく、ま
た取付ボルト4にもパツキン押え5からの剪断力
が作用することもないので取付ボルト4が損傷す
ることはない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案ではゴムパツキン及
びパツキン押えの取付方法を改善したのでその寿
命が延長しかつ良好な封水性能を得られるという
優れた効能を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の弁装置の全閉状態を示す一部拡
大断面図、第2図及び第3図は本考案による弁装
置を示す一部拡大断面図である。 1……弁胴、2……ケーシング、3……ゴムパ
ツキン、4……取付ボルト、5……パツキン押
え、6……弁体、7……アゴ部、8……ネジ山状
溝部、9……取付ボルト、10……ジヤツキボル
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円管状の弁胴中で弁軸を回転させ弁体を開閉さ
    せる弁装置において、弁体周縁に取り付けられ弁
    胴と密着し封水作用をする着脱自在のゴムパツキ
    ンを凸形断面形状とし、該密着面より内径側のパ
    ツキン押えと弁体が嵌合する様、それぞれ凸凹形
    状とし、ゴムパツキンを貫通してこのパツキン押
    えを複数個のボルトで弁体に着脱自在に装着する
    とともに該嵌合部もボルトで弁体に固定しかつ弁
    体とパツキン押えに適当な間隙を保持させるべく
    該嵌合部に複数個のジヤツキボルトをも装着した
    ことを特徴とする弁装置。
JP14096083U 1983-09-13 1983-09-13 弁装置 Granted JPS6049360U (ja)

Priority Applications (1)

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JP14096083U JPS6049360U (ja) 1983-09-13 1983-09-13 弁装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14096083U JPS6049360U (ja) 1983-09-13 1983-09-13 弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6049360U JPS6049360U (ja) 1985-04-06
JPH0129335Y2 true JPH0129335Y2 (ja) 1989-09-06

Family

ID=30315412

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JP14096083U Granted JPS6049360U (ja) 1983-09-13 1983-09-13 弁装置

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JPS6049360U (ja) 1985-04-06

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