JPH0129143Y2 - - Google Patents
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- JPH0129143Y2 JPH0129143Y2 JP1983009708U JP970883U JPH0129143Y2 JP H0129143 Y2 JPH0129143 Y2 JP H0129143Y2 JP 1983009708 U JP1983009708 U JP 1983009708U JP 970883 U JP970883 U JP 970883U JP H0129143 Y2 JPH0129143 Y2 JP H0129143Y2
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Landscapes
- Cable Accessories (AREA)
- Insulators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はトロリ線を絶縁カバーにより覆つてな
る絶縁トロリであつて、例えば工場等の天井に移
動用電気機器(例えばホイスト)のレールと共に
配設され、電気機器への給電に用いられる絶縁ト
ロリの接続構造に関する。
る絶縁トロリであつて、例えば工場等の天井に移
動用電気機器(例えばホイスト)のレールと共に
配設され、電気機器への給電に用いられる絶縁ト
ロリの接続構造に関する。
一般に絶縁トロリは工場内の温度変化により熱
伸縮するため、絶縁トロリの接続構造としては上
記熱伸縮を吸収できる構造が必要である。従来は
例えば第6図に示すように絶縁カバー3,3′の
ギヤツプ部分gとトロリ線2,2′のギヤツプ部
分Gの位置をずらし、ギヤツプ部分gで絶縁カバ
ー3,3′の熱伸縮を吸収し、ギヤツプ部分Gで
トロリ線2,2′の熱伸縮を吸収するようにして
いる。13は両トロリ線2,2′を通電するボン
ド線である。ところがギヤツプ部分Gは絶縁カバ
ー(例えば樹脂カバー)3により支持されている
だけであるので、ギヤツプ部分Gにおいて絶縁ト
ロリ1にたわみが生じ、そのために絶縁カバー3
内においてトロリ線2,2′が円滑に伸縮できず、
絶縁カバー3が破損するおそれがある。また両ト
ロリ線2,2′はボンド線13のみによつて通電
しているので、電気的接続が良いとはいえず、例
えば電源40側のトロリ線2′から次のトロリ線
2へ移動用電気機器の集電体Aが移つた直後に
は、矢印で示す遠回り経路を経て集電体Aに電気
が供給されることになり、電気抵抗量が急激に大
きくなるという不具合が生じる。
伸縮するため、絶縁トロリの接続構造としては上
記熱伸縮を吸収できる構造が必要である。従来は
例えば第6図に示すように絶縁カバー3,3′の
ギヤツプ部分gとトロリ線2,2′のギヤツプ部
分Gの位置をずらし、ギヤツプ部分gで絶縁カバ
ー3,3′の熱伸縮を吸収し、ギヤツプ部分Gで
トロリ線2,2′の熱伸縮を吸収するようにして
いる。13は両トロリ線2,2′を通電するボン
ド線である。ところがギヤツプ部分Gは絶縁カバ
ー(例えば樹脂カバー)3により支持されている
だけであるので、ギヤツプ部分Gにおいて絶縁ト
ロリ1にたわみが生じ、そのために絶縁カバー3
内においてトロリ線2,2′が円滑に伸縮できず、
絶縁カバー3が破損するおそれがある。また両ト
ロリ線2,2′はボンド線13のみによつて通電
しているので、電気的接続が良いとはいえず、例
えば電源40側のトロリ線2′から次のトロリ線
2へ移動用電気機器の集電体Aが移つた直後に
は、矢印で示す遠回り経路を経て集電体Aに電気
が供給されることになり、電気抵抗量が急激に大
きくなるという不具合が生じる。
本考案は上記不具合を解消するものであつて、
絶縁トロリの接続部分における曲げ又はたわみを
確実に防止し、トロリ線を円滑に伸縮できるよう
にすると共に、電気的にも良好に接続できるよう
にすることを目的としており、その要旨は、各ト
ロリ線の互いに向い合う端部をそれぞれ絶縁カバ
ーより突出させ、上記端部にそれぞれ軸方向一定
長さを有する半割状階段部を形成し、両階段部を
常時接触させた状態で軸方向離反接近自在に重ね
合わせ、トロリ線の断面形状に沿う形状の2対の
トロリ線継手金具を一定の軸方向長さを有する電
導体により形成し、両トロリ線端部の重合部分に
おける軸方向両端のギヤツプ部分をそれぞれ1対
の継手金具により、各トロリ線の軸方向移動を許
すように挟持したことである。以下図面に関連し
て本考案を説明する。
絶縁トロリの接続部分における曲げ又はたわみを
確実に防止し、トロリ線を円滑に伸縮できるよう
にすると共に、電気的にも良好に接続できるよう
にすることを目的としており、その要旨は、各ト
ロリ線の互いに向い合う端部をそれぞれ絶縁カバ
ーより突出させ、上記端部にそれぞれ軸方向一定
長さを有する半割状階段部を形成し、両階段部を
常時接触させた状態で軸方向離反接近自在に重ね
合わせ、トロリ線の断面形状に沿う形状の2対の
トロリ線継手金具を一定の軸方向長さを有する電
導体により形成し、両トロリ線端部の重合部分に
おける軸方向両端のギヤツプ部分をそれぞれ1対
の継手金具により、各トロリ線の軸方向移動を許
すように挟持したことである。以下図面に関連し
て本考案を説明する。
第1図において、各絶縁トロリ1,1′はトロ
リ線2,2′と、このトロリ線2,2′を覆う絶縁
カバー3,3′よりなつている。トロリ線2,
2′は銅等の金属導体でできており、その断面形
状は第5図に示すように、第5図の左右にそれぞ
れ対称な凹凸を有する形状に形成されている。例
えば左右1対の凸部5や凹部6を有している。絶
縁カバー3,3′はエポキシ樹脂等の合成樹脂で
できており、第5図に示すように断面形状下開き
略コの字形に形成されると共に、その内周面はト
ロリ線2,2′の外周形状に合致する形状になつ
ている。トロリ線2,2′は絶縁カバー3,3′に
対して軸方向移動可能であるが、下方へ脱落しな
いように保持されている。
リ線2,2′と、このトロリ線2,2′を覆う絶縁
カバー3,3′よりなつている。トロリ線2,
2′は銅等の金属導体でできており、その断面形
状は第5図に示すように、第5図の左右にそれぞ
れ対称な凹凸を有する形状に形成されている。例
えば左右1対の凸部5や凹部6を有している。絶
縁カバー3,3′はエポキシ樹脂等の合成樹脂で
できており、第5図に示すように断面形状下開き
略コの字形に形成されると共に、その内周面はト
ロリ線2,2′の外周形状に合致する形状になつ
ている。トロリ線2,2′は絶縁カバー3,3′に
対して軸方向移動可能であるが、下方へ脱落しな
いように保持されている。
両トロリ線2,2′の第1図左右方向に向い合
う端部2a,2′aは、それぞれ一定長さL1,
L1′だけ絶縁カバー端縁3a,3′aより突出して
おり、各端部2a,2′aには第2図に示すよう
に軸方向一定長さL2,L2′を有する半割状階段部
2b,2′bがそれぞれ形成されている。両階段
部2b,2′bは互いに常時接触した状態で軸方
向離反接近自在に重ね合わされており、また重合
部分L3の軸方向両端部分にはギヤツプ部分G,
G′が形成されている。
う端部2a,2′aは、それぞれ一定長さL1,
L1′だけ絶縁カバー端縁3a,3′aより突出して
おり、各端部2a,2′aには第2図に示すよう
に軸方向一定長さL2,L2′を有する半割状階段部
2b,2′bがそれぞれ形成されている。両階段
部2b,2′bは互いに常時接触した状態で軸方
向離反接近自在に重ね合わされており、また重合
部分L3の軸方向両端部分にはギヤツプ部分G,
G′が形成されている。
両トロリ線2,2′を接続保持するためのジヨ
インタイヤー(継手金具)7,7′は一定の軸方
向長さを有する銅等の金属導体でできており、上
記ギヤツプ部分G,G′(第2図)に各1対配置さ
れている。ジヨインタイヤー7,7′は第3図に
示すように、トロリ線2,2′の断面形状に対応
する断面形状、即ち凹部6や凸部5に沿う形状に
形成されている。各1対のジヨインタイヤー7,
7′はスペーサ8を介してボルト9等により結合
されている。両ジヨインタイヤー7,7′はトロ
リ線2,2′を挟み、トロリ線2,2′の表面に常
時通電可能な圧力で接触しているが、トロリ線
2,2′のジヨインタイヤー7,7′に対する軸方
向移動は許すようになつている。スペーサ8は銅
等の金属導体でできている。
インタイヤー(継手金具)7,7′は一定の軸方
向長さを有する銅等の金属導体でできており、上
記ギヤツプ部分G,G′(第2図)に各1対配置さ
れている。ジヨインタイヤー7,7′は第3図に
示すように、トロリ線2,2′の断面形状に対応
する断面形状、即ち凹部6や凸部5に沿う形状に
形成されている。各1対のジヨインタイヤー7,
7′はスペーサ8を介してボルト9等により結合
されている。両ジヨインタイヤー7,7′はトロ
リ線2,2′を挟み、トロリ線2,2′の表面に常
時通電可能な圧力で接触しているが、トロリ線
2,2′のジヨインタイヤー7,7′に対する軸方
向移動は許すようになつている。スペーサ8は銅
等の金属導体でできている。
両1対のイヤー7,7′(第1図)の組の軸方
向間には中間絶縁カバー9が配置されており、中
間絶縁カバー9は前記絶縁カバー3,3′と同様
な断面形状を備え、トロリ線2,2′の重合部分
L3内(第2図)の箇所に嵌合している。
向間には中間絶縁カバー9が配置されており、中
間絶縁カバー9は前記絶縁カバー3,3′と同様
な断面形状を備え、トロリ線2,2′の重合部分
L3内(第2図)の箇所に嵌合している。
第1図左側のイヤー7の左側と、第1図右側の
イヤー7′の右側にはそれぞれ補助絶縁カバー1
0,10′が配置されており、補助絶縁カバー1
0,10′は前記絶縁カバー3,3′と同じ断面形
状を備え、トロリ線端部2a,2′aにそれぞれ
嵌合している。
イヤー7′の右側にはそれぞれ補助絶縁カバー1
0,10′が配置されており、補助絶縁カバー1
0,10′は前記絶縁カバー3,3′と同じ断面形
状を備え、トロリ線端部2a,2′aにそれぞれ
嵌合している。
第1図左側の絶縁カバー3と補助絶縁カバー1
0の間と、第1図右側の絶縁カバー3′と補助絶
縁カバー10′の間にはそれぞれ1対のフイード
インイヤー11,11′が配置されている。フイ
ードインイヤー11,11′は銅等の金属導体で
できており、第4図に示すように前記ジヨインタ
イヤー7と同様な構造をしている。即ち各1対の
フイードインイヤー11,11′の組はトロリ線
2,2′に相対的に軸方向に固着かつ通電可能に
嵌合している。各フイードインイヤー11,1
1′(第1図)と補助絶縁カバー10,10′の間
には、絶縁カバー3,3′の熱伸縮吸収代g,
g′が存在する。各フイードインイヤー11,1
1′には導体プレート12,12′が固着されてお
り、両プレート12,12′は、可撓性を有する
ボンド線13を介して通電可能に連結されてい
る。両フイードインイヤー11,11′の組には
絶縁材製保護カバー14,14′がそれぞれ被せ
られており、各保護カバー14,14′は絶縁カ
バー3,3′にそれぞれ接着されているが、補助
絶縁カバー10,10′に対しては軸方向移動自
在に嵌合している。
0の間と、第1図右側の絶縁カバー3′と補助絶
縁カバー10′の間にはそれぞれ1対のフイード
インイヤー11,11′が配置されている。フイ
ードインイヤー11,11′は銅等の金属導体で
できており、第4図に示すように前記ジヨインタ
イヤー7と同様な構造をしている。即ち各1対の
フイードインイヤー11,11′の組はトロリ線
2,2′に相対的に軸方向に固着かつ通電可能に
嵌合している。各フイードインイヤー11,1
1′(第1図)と補助絶縁カバー10,10′の間
には、絶縁カバー3,3′の熱伸縮吸収代g,
g′が存在する。各フイードインイヤー11,1
1′には導体プレート12,12′が固着されてお
り、両プレート12,12′は、可撓性を有する
ボンド線13を介して通電可能に連結されてい
る。両フイードインイヤー11,11′の組には
絶縁材製保護カバー14,14′がそれぞれ被せ
られており、各保護カバー14,14′は絶縁カ
バー3,3′にそれぞれ接着されているが、補助
絶縁カバー10,10′に対しては軸方向移動自
在に嵌合している。
ジヨインタイヤー7,7′の各組には絶縁材製
保護カバー15,15′がそれぞれ被せられてお
り、各保護カバー15,15′は補助絶縁カバー
10,10′にそれぞれ接着されているが、中間
絶縁カバー9に対しては軸方向移動可能に嵌合し
ている。保護カバー15,15′の下端部は、第
3図に示すように中間絶縁カバー9等の外向きリ
ツプ部9aに係合している。18は第3図の左右
の保護カバー15を連結するための連結部であ
る。なお前記フイードインイヤー11,11′用
の保護カバー14,14′(第4図)もジヨイン
タイヤー10,10′の保護カバー15,15′と
同様な構造になつている。
保護カバー15,15′がそれぞれ被せられてお
り、各保護カバー15,15′は補助絶縁カバー
10,10′にそれぞれ接着されているが、中間
絶縁カバー9に対しては軸方向移動可能に嵌合し
ている。保護カバー15,15′の下端部は、第
3図に示すように中間絶縁カバー9等の外向きリ
ツプ部9aに係合している。18は第3図の左右
の保護カバー15を連結するための連結部であ
る。なお前記フイードインイヤー11,11′用
の保護カバー14,14′(第4図)もジヨイン
タイヤー10,10′の保護カバー15,15′と
同様な構造になつている。
第1図の20は軸方向に沿つて延びる金属製補
強金具であつて、1つの把持用ハンガ21が固着
されており、ハンガ21は補助絶縁カバー10,
10′を軸方向移動可能に把持している。補助金
具20の軸方向両端にはストツパ杆23が固着さ
れており、ストツパ杆23の先端部23aは第1
図の紙面に対して直角に折れ曲がつており、また
先端部23aは概ね吸収代gを隔ててプレート1
2,12′の軸方向端縁に対向している。25は
下開きコの字形のボンド線ガイドであつて、補強
金具20に固着されている。
強金具であつて、1つの把持用ハンガ21が固着
されており、ハンガ21は補助絶縁カバー10,
10′を軸方向移動可能に把持している。補助金
具20の軸方向両端にはストツパ杆23が固着さ
れており、ストツパ杆23の先端部23aは第1
図の紙面に対して直角に折れ曲がつており、また
先端部23aは概ね吸収代gを隔ててプレート1
2,12′の軸方向端縁に対向している。25は
下開きコの字形のボンド線ガイドであつて、補強
金具20に固着されている。
次に作用について説明する。トロリ線2,2′
が熱伸縮した場合には、トロリ線2,2′は各階
段部2b,2′bにおいて常接触状態を保ちなが
らジヨインタイヤー7,7′により正確に軸方向
にガイドされ、イヤー7,7′に対して軸方向に
移動し、ギヤツプ部分G,G′の範囲内において
熱伸縮が吸収される。
が熱伸縮した場合には、トロリ線2,2′は各階
段部2b,2′bにおいて常接触状態を保ちなが
らジヨインタイヤー7,7′により正確に軸方向
にガイドされ、イヤー7,7′に対して軸方向に
移動し、ギヤツプ部分G,G′の範囲内において
熱伸縮が吸収される。
第1図の右側のトロリ線2′が給電側、即ち電
源側であるとすると、トロリ線2′から左側のト
ロリ線2への通電経路は、両階段部2b,2′b
を直接介する経路と、ジヨインタイヤー7,7′
を介する経路と、ボンド線13を介する経路の3
つとなり、両トロリ線2,2′の電気的接続状態
が極めて良くなる。特に電源側トロリ線端部2′
aから第1図左側のトロリ線端部2aへは階段部
2b,2′b及びジヨインタイヤー7,7′を介し
て直接通電されるので、第6図の従来例に比べて
電気抵抗量が大幅に小さくなる。
源側であるとすると、トロリ線2′から左側のト
ロリ線2への通電経路は、両階段部2b,2′b
を直接介する経路と、ジヨインタイヤー7,7′
を介する経路と、ボンド線13を介する経路の3
つとなり、両トロリ線2,2′の電気的接続状態
が極めて良くなる。特に電源側トロリ線端部2′
aから第1図左側のトロリ線端部2aへは階段部
2b,2′b及びジヨインタイヤー7,7′を介し
て直接通電されるので、第6図の従来例に比べて
電気抵抗量が大幅に小さくなる。
絶縁カバー3,3′が熱伸縮した場合には、絶
縁カバー3,3′はそれぞれフイードインイヤー
11,11′やフイードインイヤー用保護カバー
14,14′と共に、トロリ線2,2′に対して軸
方向に移動し、吸収代g,g′の範囲内で絶縁カバ
ー3,3′の熱伸縮が吸収される。
縁カバー3,3′はそれぞれフイードインイヤー
11,11′やフイードインイヤー用保護カバー
14,14′と共に、トロリ線2,2′に対して軸
方向に移動し、吸収代g,g′の範囲内で絶縁カバ
ー3,3′の熱伸縮が吸収される。
以上説明したように本考案は、トロリ線2,
2′を絶縁カバー3,3′により覆つてなる絶縁ト
ロリ1,1′の接続構造において、各トロリ線2,
2′の互いに向い合う端部2a,2′aをそれぞれ
絶縁カバー3,3′より突出させ、両端部2a,
2′aにそれぞれ軸方向一定長さL2,L′2を有する
半割状階段部2b,2′bを形成し、両階段部2
b,2′bを常時接触させた状態で軸方向離反接
近自在に重ね合わせ、トロリ線2,2′の断面形
状に沿う形状の2対のトロリ線継手金具(ジヨイ
ンタイヤー7,7′)を一定の軸方向長さを有す
る電導体により形成し、両トロリ線端部2a,
2′aの重合部分L3における軸方向両端のギヤツ
プ部分G,G′をそれぞれ1対の継手金具(イヤ
ー7,7′)により、各トロリ線の軸方向移動を
許すように挟持しているので次のような利点があ
る。
2′を絶縁カバー3,3′により覆つてなる絶縁ト
ロリ1,1′の接続構造において、各トロリ線2,
2′の互いに向い合う端部2a,2′aをそれぞれ
絶縁カバー3,3′より突出させ、両端部2a,
2′aにそれぞれ軸方向一定長さL2,L′2を有する
半割状階段部2b,2′bを形成し、両階段部2
b,2′bを常時接触させた状態で軸方向離反接
近自在に重ね合わせ、トロリ線2,2′の断面形
状に沿う形状の2対のトロリ線継手金具(ジヨイ
ンタイヤー7,7′)を一定の軸方向長さを有す
る電導体により形成し、両トロリ線端部2a,
2′aの重合部分L3における軸方向両端のギヤツ
プ部分G,G′をそれぞれ1対の継手金具(イヤ
ー7,7′)により、各トロリ線の軸方向移動を
許すように挟持しているので次のような利点があ
る。
(1) 即ちトロリ線2,2′の断面形状に沿う形状
の2対の金具、例えばイヤー7,7′により、
トロリ線重合部分L3の両端2箇所を挟持し、
しかも両階段部2b,2′bを常時接触させな
がら重ね合わせているので、重合部分L3にお
いて絶縁トロリ1,1′がたるむことはなくな
る。従つてトロリ線2,2′は円滑かつ正確に
軸方向に熱伸縮し、その熱伸縮は良好に吸収さ
れる。
の2対の金具、例えばイヤー7,7′により、
トロリ線重合部分L3の両端2箇所を挟持し、
しかも両階段部2b,2′bを常時接触させな
がら重ね合わせているので、重合部分L3にお
いて絶縁トロリ1,1′がたるむことはなくな
る。従つてトロリ線2,2′は円滑かつ正確に
軸方向に熱伸縮し、その熱伸縮は良好に吸収さ
れる。
(2) 階段部2b,2′bや例えばイヤー7,7′を
介してトロリ線端部2a,2′aは直接通電す
るようになつているので、従来の第6図のよう
にボンド線13のみを介して遠回りに通電する
場合に比べ、電気抵抗量が大幅に小さくなり、
両端部2a,2′aは電気的に極めて良好に接
続状態になる。本考案の利点をまとめてみる
と、本考案の接続構造はトロリ線端部同志の階
段部2b,2′bを相互に移動可能に重ね合わ
せる構造であり、このような構造においては重
合部分の両端(即ち2箇所)にギヤツプ部分
G,G′ができるが、その2箇所にそれぞれ通
電性のあるジヨインタイヤー7,7′を配置し、
そしてこれらジヨインタイヤー7,7′により、
トロリ線端部2a,2′a間の通電を可能にし、
かつ各トロリ線1,1′の軸方向移動を許すよ
うに挾持しているのである。
介してトロリ線端部2a,2′aは直接通電す
るようになつているので、従来の第6図のよう
にボンド線13のみを介して遠回りに通電する
場合に比べ、電気抵抗量が大幅に小さくなり、
両端部2a,2′aは電気的に極めて良好に接
続状態になる。本考案の利点をまとめてみる
と、本考案の接続構造はトロリ線端部同志の階
段部2b,2′bを相互に移動可能に重ね合わ
せる構造であり、このような構造においては重
合部分の両端(即ち2箇所)にギヤツプ部分
G,G′ができるが、その2箇所にそれぞれ通
電性のあるジヨインタイヤー7,7′を配置し、
そしてこれらジヨインタイヤー7,7′により、
トロリ線端部2a,2′a間の通電を可能にし、
かつ各トロリ線1,1′の軸方向移動を許すよ
うに挾持しているのである。
それにより良好な熱伸縮吸収効果と、接続部分
におけるトロリ線のたるみの防止と、良好な通電
容量の確保の3つの効果を同時に発揮できるので
ある。
におけるトロリ線のたるみの防止と、良好な通電
容量の確保の3つの効果を同時に発揮できるので
ある。
第1図は本考案を適用した絶縁トロリ接続部分
の一部縦断側面図、第2図は第1図の矢視拡大
部分図、第3図は第1図の−断面拡大図、第
4図は第1図の−断面拡大図、第5図は第1
図の−断面拡大図、第6図は従来例の縦断側
面略図である。 1,1′……絶縁トロリ、2,2′……トロリ
線、2a,2′a……端部、2b,2′b……半割
状階段部、3,3′……絶縁カバー、7,7′……
ジヨインタイヤー(継手金具)。
の一部縦断側面図、第2図は第1図の矢視拡大
部分図、第3図は第1図の−断面拡大図、第
4図は第1図の−断面拡大図、第5図は第1
図の−断面拡大図、第6図は従来例の縦断側
面略図である。 1,1′……絶縁トロリ、2,2′……トロリ
線、2a,2′a……端部、2b,2′b……半割
状階段部、3,3′……絶縁カバー、7,7′……
ジヨインタイヤー(継手金具)。
Claims (1)
- トロリ線を絶縁カバーにより覆つてなる絶縁ト
ロリ線の接続構造において、各トロリ線1,1′
の互いに向かい合う端部2a,2′aをそれぞれ
絶縁カバー3,3′より突出させ、上記端部2a,
2′aにそれぞれ軸方向一定長さを有する半割り
状階段部2b,2′bを形成し、両階段部2b,
2′bを常時接触させた状態で軸方向離反接近自
在に重ね合わせ、トロリ線1,1′の段面形状に
沿う形状の2対のトロリ線継手用のジヨインタイ
ヤー7,7′を一定の軸方向長さを有する電導体
により形成し、両トロリ線端部2a,2′aの重
合部分における軸方向両端のギヤツプ部分G,
G′をそれぞれ1対のジヨインタイヤー7,7′に
より、トロリ線端部2a,2′a間の通電を可能
にし、かつ各トロリ線1,1′の軸方向移動を許
すように挾持したことを特徴とする絶縁トロリの
接続構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP970883U JPS59114335U (ja) | 1983-01-25 | 1983-01-25 | 絶縁トロリの接続構造 |
KR2019830004620U KR900001009Y1 (ko) | 1982-05-31 | 1983-05-26 | 절연 토롤리선 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP970883U JPS59114335U (ja) | 1983-01-25 | 1983-01-25 | 絶縁トロリの接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59114335U JPS59114335U (ja) | 1984-08-02 |
JPH0129143Y2 true JPH0129143Y2 (ja) | 1989-09-05 |
Family
ID=30141163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP970883U Granted JPS59114335U (ja) | 1982-05-31 | 1983-01-25 | 絶縁トロリの接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59114335U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61222827A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-03 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 絶縁トロリ用ジヨインタカバ− |
JPH0775947B2 (ja) * | 1985-03-29 | 1995-08-16 | 三菱電線工業株式会社 | 絶縁トロリ用フィードインカバー |
JPS6229437A (ja) * | 1985-07-30 | 1987-02-07 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 絶縁トロリの伸縮接続部 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS565821U (ja) * | 1979-06-26 | 1981-01-19 |
-
1983
- 1983-01-25 JP JP970883U patent/JPS59114335U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS565821U (ja) * | 1979-06-26 | 1981-01-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59114335U (ja) | 1984-08-02 |
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