JP2000318493A - 剛体電車線用接合構造 - Google Patents
剛体電車線用接合構造Info
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- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims abstract description 7
- 238000009434 installation Methods 0.000 abstract description 3
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- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 取付スペースを縮小すると共に、熱伸縮の吸
収と電気的接続とを十分確実に行える剛体電車線の接合
構造を提供する。 【解決手段】 突き合わせた剛体電車線同士を接合する
構造である。一方の剛体電車線１Aに固定されて剛体電
車線の定格容量を具える長尺体2と、他方の剛体電車線
１Bに固定されて長尺体2がスライド自在に嵌合するソケ
ット3とを具える。そして、ソケット内面と長尺体表面
とを圧接する導電性弾性材を有する。
収と電気的接続とを十分確実に行える剛体電車線の接合
構造を提供する。 【解決手段】 突き合わせた剛体電車線同士を接合する
構造である。一方の剛体電車線１Aに固定されて剛体電
車線の定格容量を具える長尺体2と、他方の剛体電車線
１Bに固定されて長尺体2がスライド自在に嵌合するソケ
ット3とを具える。そして、ソケット内面と長尺体表面
とを圧接する導電性弾性材を有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下鉄やモノレー
ルで給電線として用いられる剛体電車線を長手方向に接
合する構造に関するものである。特に、省スペースにて
剛体電車線の熱伸縮を吸収でき、かつ電気的にも接続が
可能な剛体電車線に関する。
ルで給電線として用いられる剛体電車線を長手方向に接
合する構造に関するものである。特に、省スペースにて
剛体電車線の熱伸縮を吸収でき、かつ電気的にも接続が
可能な剛体電車線に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の剛体電車線の接合構造を図8に示
す。この図の(Ａ)は平面図、(Ｂ)は正面図である。間隔
を開けて突き合わされた一対の剛体電車線30は、熱伸縮
を吸収し、かつ電気的接続を確保するために、複数本の
可撓性に優れたケーブル31で接続されている。なお、伸
縮性の当て板32を剛体電車線30の間に装着することで剛
体電車線30におけるパンタグラフの摺動面の機械的な連
続性を確保している。
す。この図の(Ａ)は平面図、(Ｂ)は正面図である。間隔
を開けて突き合わされた一対の剛体電車線30は、熱伸縮
を吸収し、かつ電気的接続を確保するために、複数本の
可撓性に優れたケーブル31で接続されている。なお、伸
縮性の当て板32を剛体電車線30の間に装着することで剛
体電車線30におけるパンタグラフの摺動面の機械的な連
続性を確保している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の接合構
造には次のような問題があった。 広い取付スペースが必要になる。剛体電車線の定格容
量をケーブルで確保するには多数本のケーブルが必要と
なり、これらケーブルの取り回しのために広いスペース
が必要となるからである。特に、剛体電車線の奥行き方
向に広いスペースが必要となる。
造には次のような問題があった。 広い取付スペースが必要になる。剛体電車線の定格容
量をケーブルで確保するには多数本のケーブルが必要と
なり、これらケーブルの取り回しのために広いスペース
が必要となるからである。特に、剛体電車線の奥行き方
向に広いスペースが必要となる。
【０００４】部品点数が多く、組み立て作業性や経済
性の点で十分とは言い難い。剛体電車線の定格容量をケ
ーブルで確保しようとすれば、多数本のケーブルを必要
とする。また、各ケーブル端部と剛体電車線との接続に
は圧縮端子やボルトなども必要となり、結果として接合
構造を構成する部品点数が多くなるからである。
性の点で十分とは言い難い。剛体電車線の定格容量をケ
ーブルで確保しようとすれば、多数本のケーブルを必要
とする。また、各ケーブル端部と剛体電車線との接続に
は圧縮端子やボルトなども必要となり、結果として接合
構造を構成する部品点数が多くなるからである。
【０００５】従って、本発明の主目的は、取付スペース
を縮小すると共に、熱伸縮の吸収と電気的接続とを十分
確実に行える剛体電車線の接合構造を提供することにあ
る。
を縮小すると共に、熱伸縮の吸収と電気的接続とを十分
確実に行える剛体電車線の接合構造を提供することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
消するもので、その特徴は、突き合わせた剛体電車線同
士を接合する構造であって、一方の剛体電車線に固定さ
れて剛体電車線の定格容量を具える長尺体と、他方の剛
体電車線に固定されて長尺体がスライド自在に嵌合する
ソケットと、ソケット内面と長尺体表面とを圧接する導
電性弾性材とを具えることにある。
消するもので、その特徴は、突き合わせた剛体電車線同
士を接合する構造であって、一方の剛体電車線に固定さ
れて剛体電車線の定格容量を具える長尺体と、他方の剛
体電車線に固定されて長尺体がスライド自在に嵌合する
ソケットと、ソケット内面と長尺体表面とを圧接する導
電性弾性材とを具えることにある。
【０００７】ここで、長尺体は断面形状が円形、多角形
のものとすることが好ましい。断面が円形であれば、ソ
ケット内面に均等に長尺体を圧接し易く、剛体電車線同
士の電気的接続が確保し易い。また、断面が扁平な矩形
であれば、接合構造の高さを低くできる。もちろん、長
尺体の断面形状にソケットの嵌合孔形状を対応させる。
のものとすることが好ましい。断面が円形であれば、ソ
ケット内面に均等に長尺体を圧接し易く、剛体電車線同
士の電気的接続が確保し易い。また、断面が扁平な矩形
であれば、接合構造の高さを低くできる。もちろん、長
尺体の断面形状にソケットの嵌合孔形状を対応させる。
【０００８】導電性弾性材は、長尺体がソケット内をス
ライドしてもソケット内面と長尺体表面を確実に接触さ
せて両剛体電車線の電気的接続を確保する。この弾性材
は、少なくともソケット内面の対向する個所に設けるこ
とが好適である。
ライドしてもソケット内面と長尺体表面を確実に接触さ
せて両剛体電車線の電気的接続を確保する。この弾性材
は、少なくともソケット内面の対向する個所に設けるこ
とが好適である。
【０００９】さらに、長尺体とソケットとを連結し、長
尺体のスライドに伴って伸縮する可撓性導電部材を具え
ることが望ましい。万一、長尺体とソケットとの電気的
接続に支障が生じた場合、可撓性導電部材で緊急時の電
流容量を補償する。
尺体のスライドに伴って伸縮する可撓性導電部材を具え
ることが望ましい。万一、長尺体とソケットとの電気的
接続に支障が生じた場合、可撓性導電部材で緊急時の電
流容量を補償する。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図１は本発明接合構造を示し、(A)は平面図、
（B）は正面図である。図2は図１のII断面図、図３は図
１のIII断面図、図４は図１のIV断面図、図５は図１のV
断面図である。
する。図１は本発明接合構造を示し、(A)は平面図、
（B）は正面図である。図2は図１のII断面図、図３は図
１のIII断面図、図４は図１のIV断面図、図５は図１のV
断面図である。
【００１１】この接合構造は、突き合わされた一対の剛
体電車線1A、１Bと、一方（図１の右側）の剛体電車線
１Aに固定された長尺体2および他方（図１の左側）の剛
体電車線１Bに固定されたソケット3を具えている。そし
て、長尺体2がソケット3に嵌合され、剛体電車線1A、１
Bが熱伸縮すると、長尺体2がソケット内をスライドする
ことで熱収縮を吸収する構造である。なお、剛体電車線
1A、１Bは、上部に取付面5、下部に摺動面6を具え、こ
れら両面を連結面7で一体化したほぼＩ型断面の金属棒
である（図２〜５参照）。
体電車線1A、１Bと、一方（図１の右側）の剛体電車線
１Aに固定された長尺体2および他方（図１の左側）の剛
体電車線１Bに固定されたソケット3を具えている。そし
て、長尺体2がソケット3に嵌合され、剛体電車線1A、１
Bが熱伸縮すると、長尺体2がソケット内をスライドする
ことで熱収縮を吸収する構造である。なお、剛体電車線
1A、１Bは、上部に取付面5、下部に摺動面6を具え、こ
れら両面を連結面7で一体化したほぼＩ型断面の金属棒
である（図２〜５参照）。
【００１２】長尺体2は剛体電車線の定格容量が確保で
きるものであれば、材質・形状は特に限定されない。材
質としては導電性に優れる銅、アルミニウムなどが利用
できる。もちろん、ソケット内をスライドする際に変形
しない剛性を具えたものとする。また、形状としては、
棒状、パイプ状のものが適切である。断面形状は、円
形、多角形などが利用できる。長尺体の断面形状を円形
とした場合、ソケット内面に均等に長尺体を圧接し易
く、剛体電車線同士の電気的接続が確保し易い。断面形
状を多角形、特に扁平な矩形とした場合、接合構造の厚
み（高さ方向の距離）を小さくできる。そして、本例で
は断面が扁平な矩形の銅棒を長尺体2とした。長尺体の
長さは、剛体電車線同士の間隔が最も大きくなったとき
でもソケット3から抜けない程度とする。なお、長尺体2
は剛体電車線の取付面5の上にボルト10にて固定されて
いる。
きるものであれば、材質・形状は特に限定されない。材
質としては導電性に優れる銅、アルミニウムなどが利用
できる。もちろん、ソケット内をスライドする際に変形
しない剛性を具えたものとする。また、形状としては、
棒状、パイプ状のものが適切である。断面形状は、円
形、多角形などが利用できる。長尺体の断面形状を円形
とした場合、ソケット内面に均等に長尺体を圧接し易
く、剛体電車線同士の電気的接続が確保し易い。断面形
状を多角形、特に扁平な矩形とした場合、接合構造の厚
み（高さ方向の距離）を小さくできる。そして、本例で
は断面が扁平な矩形の銅棒を長尺体2とした。長尺体の
長さは、剛体電車線同士の間隔が最も大きくなったとき
でもソケット3から抜けない程度とする。なお、長尺体2
は剛体電車線の取付面5の上にボルト10にて固定されて
いる。
【００１３】ソケット3は長尺体2が嵌合される嵌合孔11
を具えた筒状のものである。本例では長尺体2の断面形
状に対応して、矩形の嵌合孔11を具えた角筒状のソケッ
ト3とした。このソケット3もボルト12により剛体電車線
の取付面上に固定されている。
を具えた筒状のものである。本例では長尺体2の断面形
状に対応して、矩形の嵌合孔11を具えた角筒状のソケッ
ト3とした。このソケット3もボルト12により剛体電車線
の取付面上に固定されている。
【００１４】このソケット3は上下面と両側面の計４面
から構成される。そのうち、対向する面の内側に導電性
弾性材15を設ける。導電性弾性材15は、ソケット内で長
尺体2がスライドしても電気的接続を確保するためのも
のである。導電性弾性材15の構成を図６に基づいて説明
する。本例では、湾曲した金属片を嵌合孔11の軸方向と
直交する方向に多数連結したものを３列用い、ソケット
3の下面に装着して導電性弾性材15とした。この金属片
は嵌合孔11の内周側に突出するように配置されている。
このような導電性弾性材15には、Hugin Industries社
製のマルチバンド（商品名）などを利用すれば良い。図
６ではソケットの下面に取り付けた導電性弾性材しか示
されていないが、対向する上面にも同様の導電性弾性材
15が具えられている。この導電性弾性材15により、ソケ
ット内面で長尺体2がスライドしてもソケット内面と長
尺体表面が圧接されるため、確実に両者の電気的接続を
確保できる。
から構成される。そのうち、対向する面の内側に導電性
弾性材15を設ける。導電性弾性材15は、ソケット内で長
尺体2がスライドしても電気的接続を確保するためのも
のである。導電性弾性材15の構成を図６に基づいて説明
する。本例では、湾曲した金属片を嵌合孔11の軸方向と
直交する方向に多数連結したものを３列用い、ソケット
3の下面に装着して導電性弾性材15とした。この金属片
は嵌合孔11の内周側に突出するように配置されている。
このような導電性弾性材15には、Hugin Industries社
製のマルチバンド（商品名）などを利用すれば良い。図
６ではソケットの下面に取り付けた導電性弾性材しか示
されていないが、対向する上面にも同様の導電性弾性材
15が具えられている。この導電性弾性材15により、ソケ
ット内面で長尺体2がスライドしてもソケット内面と長
尺体表面が圧接されるため、確実に両者の電気的接続を
確保できる。
【００１５】なお、導電性弾性材15を用いれば、嵌合孔
11に長尺体2を嵌合する際の挿入抵抗が大きいが、図６
のように上下面および両側面の４面でソケット3を構成
し、これらを分解自在にすれば、きわめて容易に長尺体
2をソケット3にはめ込むことができる。すなわち、まず
底面と両側面を組み立ててから長尺体2をはめ込み、最
後に上面を固定すれば、容易に長尺体2とソケット3とを
組み合わせることができる。ソケット自体を分解自在に
構成することは、長尺体2および嵌合孔6の断面形状に関
わらず好ましい。その他、長尺体2および嵌合孔11の断
面形状を円形とすれば、長尺体2はソケット内部で導電
性弾性材15を介して全周から均等に圧接されるため、電
気的接続性の点で好ましい。
11に長尺体2を嵌合する際の挿入抵抗が大きいが、図６
のように上下面および両側面の４面でソケット3を構成
し、これらを分解自在にすれば、きわめて容易に長尺体
2をソケット3にはめ込むことができる。すなわち、まず
底面と両側面を組み立ててから長尺体2をはめ込み、最
後に上面を固定すれば、容易に長尺体2とソケット3とを
組み合わせることができる。ソケット自体を分解自在に
構成することは、長尺体2および嵌合孔6の断面形状に関
わらず好ましい。その他、長尺体2および嵌合孔11の断
面形状を円形とすれば、長尺体2はソケット内部で導電
性弾性材15を介して全周から均等に圧接されるため、電
気的接続性の点で好ましい。
【００１６】さらに、本例では長尺体2とソケット3とを
連結する可撓性導電部材16を設けた。これは、万一、長
尺体2とソケット3との電気的接続に支障が生じた場合、
可撓性導電部材16で緊急時の電流容量を補償する機能を
持つ。可撓性導電部材16の具体例としては、銅線を編組
して帯状にしたものが挙げられる。本例では、銅線を編
組した帯状体に折り癖を付けてジグザグに形成し、蛇腹
状に伸縮するように構成した。従って、長尺体2がソケ
ット3に対してスライドすれば、可撓性導電部材16も同
期して伸縮する。
連結する可撓性導電部材16を設けた。これは、万一、長
尺体2とソケット3との電気的接続に支障が生じた場合、
可撓性導電部材16で緊急時の電流容量を補償する機能を
持つ。可撓性導電部材16の具体例としては、銅線を編組
して帯状にしたものが挙げられる。本例では、銅線を編
組した帯状体に折り癖を付けてジグザグに形成し、蛇腹
状に伸縮するように構成した。従って、長尺体2がソケ
ット3に対してスライドすれば、可撓性導電部材16も同
期して伸縮する。
【００１７】そして、剛体電車線両側面には当て板17が
設けられて、パンタグラフが摺動面6に接する際の機械
的連続性を確保している。すなわち、図２に示すよう
に、他方の剛体電車線1Bにおける連結面7の両側に取付
金具20を介して一対の当て板17がボルト21（図１）にて
固定されている。取付金具20が設けられているのは、当
て板17の端部（図１の左側）のみであり、ソケット3の
下部などには取付金具20がなく、摺動面6を挟むように
当て板が配置される(図３)。これら当て板17は一方の剛
体電車線側に長孔22（図4）を具え、この長孔22を貫通
するボルト23により一方の剛体電車線１Aに支持されて
いる。従って、剛体電車線１A,1Bが熱伸縮すると、長孔
22の範囲でボルト23がスライドすることになる。
設けられて、パンタグラフが摺動面6に接する際の機械
的連続性を確保している。すなわち、図２に示すよう
に、他方の剛体電車線1Bにおける連結面7の両側に取付
金具20を介して一対の当て板17がボルト21（図１）にて
固定されている。取付金具20が設けられているのは、当
て板17の端部（図１の左側）のみであり、ソケット3の
下部などには取付金具20がなく、摺動面6を挟むように
当て板が配置される(図３)。これら当て板17は一方の剛
体電車線側に長孔22（図4）を具え、この長孔22を貫通
するボルト23により一方の剛体電車線１Aに支持されて
いる。従って、剛体電車線１A,1Bが熱伸縮すると、長孔
22の範囲でボルト23がスライドすることになる。
【００１８】上記の接合構造で、剛体電車線同士の間隔
が広い場合、図１に示すように、長尺体2はほぼ先端部
がソケット内に嵌合された状態となっている。しかし剛
体電車線１A,1Bが熱膨張すれば、これらの接合部におけ
る間隔は狭まり、図７に示すように、長尺体2がソケッ
ト3を深く貫通した状態に移行して、このスライドによ
り熱伸縮が吸収される。その際、可撓性導電部材16も伸
縮する。
が広い場合、図１に示すように、長尺体2はほぼ先端部
がソケット内に嵌合された状態となっている。しかし剛
体電車線１A,1Bが熱膨張すれば、これらの接合部におけ
る間隔は狭まり、図７に示すように、長尺体2がソケッ
ト3を深く貫通した状態に移行して、このスライドによ
り熱伸縮が吸収される。その際、可撓性導電部材16も伸
縮する。
【００１９】このような接合構造では、１本の長尺体で
電気的接続が可能なため、部品点数を少なくでき、全体
のサイズをコンパクトにできる。従って、接合構造の設
置スペースを節約することができる。
電気的接続が可能なため、部品点数を少なくでき、全体
のサイズをコンパクトにできる。従って、接合構造の設
置スペースを節約することができる。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ソケット内をスライドする長尺体を用いることで、少な
い部品点数で剛体電車線の伸縮吸収接合構造を実現でき
る。また、長尺体は通常１本の棒状体を用いれば十分な
ため、多数のケーブルを取り回す必要がなく、接合構造
の設置スペースを節約することができる。さらに、可撓
性導電部材を併用することで、ソケットと長尺体の電気
的接続に支障が生じた緊急時でも電流容量の補償がで
き、信頼性の高い接合構造とできる。
ソケット内をスライドする長尺体を用いることで、少な
い部品点数で剛体電車線の伸縮吸収接合構造を実現でき
る。また、長尺体は通常１本の棒状体を用いれば十分な
ため、多数のケーブルを取り回す必要がなく、接合構造
の設置スペースを節約することができる。さらに、可撓
性導電部材を併用することで、ソケットと長尺体の電気
的接続に支障が生じた緊急時でも電流容量の補償がで
き、信頼性の高い接合構造とできる。
【図１】本発明接合構造の全体構成を示し、（A）は平
面図、（B）は正面図である。
面図、（B）は正面図である。
【図２】図１のII断面図である。
【図３】図１のIII断面図である。
【図４】図１のIV断面図である。
【図５】図１のV断面図である。
【図6】本発明接合構造におけるソケットの斜視図であ
る。
る。
【図７】本発明接合構造において剛体電車線同士の間隔
が狭まった状態を示す正面図である。
が狭まった状態を示す正面図である。
【図8】従来の剛体電車線の接合構造を示し、(Ａ)は平
面図、(Ｂ)は正面図である。
面図、(Ｂ)は正面図である。
１A 剛体電車線 １B 剛体電車線 2 長尺体 3 ソケット 5 取付面 6 摺動面 7 連結面 10 ボルト 11 嵌合孔 12 ボルト 15 導電性弾性材 16 可撓性導電部材 17 当て板 20 取付金具 21 ボルト 22 長孔 23 ボルト
Claims (4)
- 【請求項1】 突き合わせた剛体電車線同士を接合する
構造であって、 一方の剛体電車線に固定されて剛体電車線の定格容量を
具える長尺体と、 他方の剛体電車線に固定されて長尺体がスライド自在に
嵌合するソケットと、 ソケット内面と長尺体表面とを圧接する導電性弾性材と
を具えることを特徴とする剛体電車線用接合構造。 - 【請求項2】 長尺体とソケットとを連結する可撓性導
電部材を具え、この可撓性導電部材は、剛体電車線の熱
収縮に伴う長尺体の移動に対応して伸縮することを特徴
とする請求項１記載の剛体電車線用接合構造。 - 【請求項3】 長尺体の断面形状およびソケットの嵌合
孔形状が円形であることを特徴とする請求項１記載の剛
体電車線用接合構造。 - 【請求項4】 長尺体の断面形状およびソケットの嵌合
孔形状が多角形であることを特徴とする請求項１記載の
剛体電車線用接合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11129327A JP2000318493A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 剛体電車線用接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11129327A JP2000318493A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 剛体電車線用接合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000318493A true JP2000318493A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15006861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11129327A Pending JP2000318493A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 剛体電車線用接合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000318493A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101823448A (zh) * | 2010-04-28 | 2010-09-08 | 浙江旺隆轨道交通设备有限公司 | 一种外滑式接触轨膨胀接头 |
| JP2014201219A (ja) * | 2013-04-05 | 2014-10-27 | 住友電気工業株式会社 | トロリ線構造 |
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