JPH01290966A - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御装置

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Publication number
JPH01290966A
JPH01290966A JP12028388A JP12028388A JPH01290966A JP H01290966 A JPH01290966 A JP H01290966A JP 12028388 A JP12028388 A JP 12028388A JP 12028388 A JP12028388 A JP 12028388A JP H01290966 A JPH01290966 A JP H01290966A
Authority
JP
Japan
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pipe pressure
intake pipe
time
air
intake
Prior art date
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Pending
Application number
JP12028388A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Shimizu
康弘 清水
Kazufumi Katou
千詞 加藤
Koji Hattori
服部 好志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関の点火時期制御装置に係り、特にスロ
ットル開度と機関回転速度とに基づいて燃料噴射量およ
び点火時期を制御する内燃機関における点火時期制御装
置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、スロットル弁上流側を通過する空気量と機関
回転速度またはスロットル弁下流側の吸気管絶対圧力(
以下吸気管圧力という)と機関回転速度とに基づいて燃
料噴射量および点火時期を制御する内燃機関が知られて
いる。上記の空気量および吸気管圧力の物理量は、いず
れも機関燃焼室に吸入される吸入空気量に対応しており
、上記内燃機関では、これらの物理量と機関回転速度と
から機関1回転当りの吸入空気量を演算すると共に機関
1回転当りの吸入空気量がら空燃比を考慮して基本燃料
噴射時間を演算し、この基本燃料噴射時間を吸気温や機
関冷却水温等で補正して燃料噴射時間を求め、この燃料
噴射時間に相当する時間燃料噴射弁を開弁することによ
り燃料噴射量を制御している。また、機関1回転当りの
吸入空気量と機関回転速度とから基本点火進角を演算し
、この基本点火進角を吸気温や機関冷却水温等で補正し
て実行点火進角を求めて点火時期を制御している。
以下、燃料噴射量の制御につい゛C説明すると、吸気管
圧力と機関回転速度に基づいて燃料噴射量を制御する場
合は、ダイヤフラム式の圧力センサをスロットル弁下流
側の吸気管に取付け、機関脈動成分を除去するために時
定数が3〜5 m5ecのフィルタを介して圧力センサ
出力を処理することにより吸気管圧力を検出して間接的
に吸入空気箪を検出するようにしている。しかしながら
、圧力センサのダイヤフラムによる応答遅れおよびフィ
ルタの時定数による応答遅れが存在するため、加減速時
等の過渡運転時には、実際の吸気管圧力の変化に対して
検出された吸気管圧力の変化に時間遅れが生ずる。この
ため、加速時にはスロットル弁が急開されて実際の吸気
管圧力が急激に上昇するのに対して検出された吸気管圧
力に時間遅れが生じ、実際の吸気管圧力より小さい値の
吸気管圧力によって基本燃料噴射時間が演算されること
になるため、空燃比がオーバリーンになり加速応答性が
悪化すると共に排気エミッションが悪化する。
逆に、減速時にはスロットル弁が急閉されることから吸
気管圧力が急激に低下するため実際の吸気管圧力より大
きな値の吸気管圧力によって基本燃料噴射時間が演算さ
れることになり、空燃比がオーバリッチになってドライ
バビリティが悪化すると共に排気エミッションが悪化す
る。この空燃比のオーバリッチおよびオーバリーンを防
止するために、加速増量や減速減量等の各種の増減補正
を行なっているが、過渡時には検出された吸気管圧力に
時間遅れが存在するため全運転領域で完全に目標空燃比
に制御することが不可能である。
また、空気量と機関回転速度とに基づいて燃料噴射量を
制御する場合は、スロットル弁の上流側にエアフロメー
タやカルマン渦流量計等の流量センサを取付けて空気量
を検出することにより直接吸入空気量を検出しているが
、流量センサはスロットル弁の上流側に取付けられてい
るため、流量センサ出力の変化が実吸入空気量の変化に
対して応答遅れが生じ、上記と同様の問題が発生する。
このため、実吸入空気量に対して時間遅れのない物理量
としてスロットル開度を用い、このスロットル開度と機
関回転速度とに基づいて燃料噴射量を制御することが行
なわれている。例えば、特開昭59−28031号公報
、特開昭59−196949号公報および特開昭60−
122237号公報には、スロットル開度と機関回転速
度とで基本燃料噴射時間を演算して燃料噴射量を制御す
ることが開示されており、特開昭59−39948号公
報には、スロットル開度と機関回転速度とで吸気管圧力
を演算し、演算された吸気管圧力と機関回転速度とで基
本燃料噴射時間を演算し°C燃料噴射量を制御すること
が開示されている。上記のスロットル開度は、スロット
ル弁の回動軸に固定された接触子と一端に電源が接続さ
れかつ他端が接地された可変抵抗とで構成されたスロッ
トル開度センサから出力されるスロットル開度に比例し
た電圧によって検出されている。しかしながら、通常ス
ロットル弁は機関燃焼室から離れたト流側の位置に配置
されており、スロットル弁を通過した空気が機関燃焼室
へ到達するまでに時間遅れが生じ、また、スロットル弁
と吸気弁との間の容積のためスロットル開度は実吸入空
気量の変化に対して位相が進むことになる。このため、
スロットル開度と機関回転速度とで定められた吸気管圧
力P (TA、NE)は第5図に示すように実際の吸気
管圧力Pより位相が進んだ値となる。なお、PMは圧力
センサから得られる吸気管圧力である。
また、第6図に示すように、スロットル開度と機関回転
速度とで定められた基本燃料噴射時間TP(TA、NE
)はスロットル開度の変化が実吸入空気量の変化に対し
て位相が進んでいるため要求燃料噴射量よりも多くなる
。このため、スロットル開度と機関回転速度とに基づい
て燃料噴射量を制御すると、スロットル開度センサが正
常であっても加速時には燃料噴射量が要求値より多くな
って空燃比がオーバリッチになり、減速時には燃料噴射
量が要求値より少な(なって空燃比がオーバリーンにな
る。また、加速増量補正を行なった場合においても増量
値は第6図の斜線で示すようになり、上記の位相進みを
補正することはできない。
ところで、機関燃焼室に供給される空気量が確定するの
は、吸気終了時点すなわち吸気弁閉弁時を含む吸気弁閉
弁付近である。しかしながら、燃料噴射時間を演算する
ために所定時間必要であると共に、燃料噴射弁から噴射
された燃料が燃焼室に到達するまでに所定の飛行時間が
必要であり、燃焼室に供給される空気量が確定したとき
に燃料噴射量を演算すると時間遅れが生じるため、従来
では、燃焼室に供給される空気量が確定する前の吸気管
圧力を用いて基本燃料噴射時間を演算している。このた
め、実際に燃焼室内に吸入された空気量に適合した量の
燃料が噴射されなくなり、加速時には吸入空気量が確定
する吸気管圧力より小さい値の吸気管圧力によって燃料
噴射量が制御されるため、空燃比がリーンとなり、減速
時には吸入空気量が確定する吸気管圧力より大きい値の
吸気管圧力によって燃料噴射量が制御されるため、空燃
比がリッチとなる。
このため本出願人は、実際の吸気管圧力に対して応答遅
れのないスロットル開度と機関回転速度とに基づいて定
常状態での吸気管圧力を演算すると共に定常状態での吸
気管圧力に対して過渡時の応答遅れの補正を行なって位
相進みおよび位相遅れのない吸気管圧力を演算し、演算
された吸気管圧力に基づいて機関に吸入される空気量が
確定する時点での吸気管圧力を予測し、この予測値と機
関回転速度とに基づいて燃料噴射量および点火時期を制
御する方法を既に提案している(特願昭62−5105
6号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、本出願人が既に提案している方法では、
実際の吸気管圧力を考慮せずに演算のみによって機関に
吸入される空気量が確定する時点の吸気管圧力を予測し
ているため、予測値は演算された定常状態での吸気管圧
力のずれの影響を受けて精度が悪くなることがあり、ま
た、演算した後の機関の状態変化等により誤差を生じ易
く、このため燃焼空燃比が乱れて点火時期と空燃比とが
対応しなくなり、最適なトルクが得られなくなる、とい
う問題がある。
本発明は上記問題点を解決すべく成されたもので、燃焼
空燃比に対応した点火時期で制御して最適なトルクが得
られるようにした内燃機関の点火時期制御装置を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、第18図に示すよ
うに、スロットル開度TAを検出するスロットル開度検
出手段Aと、機関回転速度NEを検出する回転速度検出
手段Bと、吸気管圧力PMを検出する圧力検出手段Cと
、前記スロットル開度と前記機関回転速度とから吸気弁
閉弁時付近の吸気管圧力を予測する予測手段りと、前記
予測手段りで予測された予測吸気管圧力PMFWDと前
記圧力検出手段Cで検出された吸気弁閉弁時付近の検出
吸気管圧力PMとから空燃比A/Fを演算する演算手段
Eと、前記空燃比に基づいて点火時期を補正する補正手
段Fと、を含んで構成したものである。
〔作用〕
以下、本発明の原理について説明する。第2図に示すよ
うに、スロットル弁ThからサージタンクSを介して機
関Eの吸気弁までの吸気系を考え、吸気系内の空気の圧
力(吸気管絶対圧力)をP [wHgabs、 ] 、
吸気系の容積をV [n] 、吸気系内に存在する空気
の重量をQ [g] 、吸気系内の空気の絶対温度をT
 [” Kl 、大気圧をPc[mmHgabs、 ]
とすると共に、吸気系から機関Eの燃焼室に吸入される
単位時間当りの空気重量をΔC1+  [g/5ecl
 、スロットル弁Thを通過して吸気系内に吸入される
単位時間当りの空気重量をΔQ2  [g/sec]と
し、微小時間Δを内に吸気系の空気の重量が(ΔQ2−
ΔQ、)・Δを変化し、このとき吸気系内の空気の圧力
がΔP変化したものとして、吸気系内の空気にボイル・
シャルルの法則を適用すると以下の(1)式に示すよう
になる。
(P+Δp)v= (Q+ (ΔQ2−ΔQl)Δt)RT   ・・・(
1)ただし、Rは気体定数である。
一方、PV=Q−R・Tであるから上記(1)式を変形
すると、以下の(2)式が得られる。
ここで、流量係数をψ、スロットル弁の開口面積(スロ
ットル開度)をAとするとスロットル弁を通過する単位
時間当りの空気重量ΔQ2は以下の(3)式で表わされ
、行程容積をVS、機関回転速度をNE [rpm] 
、吸入効率をηとすると機関の燃焼室に吸入される単位
時間当りの空気重量ΔQ、は以下の(4)式で表わされ
る。
ΔQ2=ψ・A、履V”・・・(3) 上記(3)、(4)式を(2)式に代入すると次の(5
)式が得ここで、Δt→0の極限をとると、 となる。
今、圧力Pa  (≠PC)近傍での応答を考えて圧力
がPoからP。十Pに変化したものとして、上記(6)
式のPに代えてP。+P(ただし、Pは微小値)を代入
すると、以下の(7)式が得られる。
・・・(7) ここで、 ・・・(8) であるから、上記(7)式は以下の(9)式のようにな
る。
・・・(9) ここで、 とすると、上記(9)式は次のようになる。
上記021式を次の03式のように変形して両辺を積分
し、積分定数をCとすると以下の卸式が得られる。
−−2 o g  (−a P+ b)  = t +
C−・・aaここでt=6のときPの初期値はP。であ
るから上記04)式より積分定数Cは次のようになる。
C=−m−l o g (−a P、 + b)  =
iS上記卸式とαつ式からPを求めると次のようになる
a     a ただし、eは自然対数の底である。
従って、スロットル弁の開口面積Aすなわちスロットル
開度TA、機関回転速度NEおよびスロットル開度変化
時点からの経過時間tを測定して上記00式に代入すれ
ば、現在の吸気管圧力Pを求めることができる。そして
、このようにして求めた現在の吸気管圧力Pに基づいて
所定時間先の吸気弁閉弁時付近の吸気管圧力の予測値(
予測吸気管圧力)を演算することができる。
ところで、上記00式の現在の吸気管圧力Pをグラフで
表わすと第3図に示すようになり、t=QでP=PQS
t→(1)の極限(定常状態)ではP=b/a(定常状
態での吸気管圧力PMTA)となる1次遅れ要素の出力
である。従って、スロットル開度TAと機関回転速度N
Eとに基づいて定常状態での吸気管圧力PMTAを演算
し、定常状態での吸気管圧力PMTAを以下のa″r)
式の伝達関数G (s)で表わされる1次遅れ要素で処
理することにより現在の吸気管圧力を演算するようにし
てもよい。
ま ただし、Sはラプラス変換の演算子、Tは時定数である
すなわち、スロットル開度と機関回転速度とに基づいて
定常状態での吸気管圧力を演算し、演算された定常状態
での吸気管圧力を1次遅れ要素で処理することにより前
記経過時間を変数とする吸気管圧力(現在の吸気管圧力
)を演算するようにしてもよい。
また、スロットル開度と機関回転速度とに基づいて所定
周期で定常状態での吸気管圧力を演算し、過渡時の吸気
管圧力の変化に関する時定数と前記所定周期とで重みに
関する係数を演算し、過去に演算された加重平均値の重
みを重くして過去に演算された加重平均値と前記定常状
態での吸気管圧力と前記重みに関する係数とで現在の加
重平均値を演算し、この現在の加重平均値を現在の吸気
管圧力として用いることができる。
次に、上記の原理を説明する。1次遅れ要素をブロック
図で表わすと第4図に示すようになり、人力をx (t
)  とし、出力をy (t)  とし、時定数をTと
すると、第4図の入出力の関係は以下の式で表わされる
・・・(イ) ここで、t2を現在の演算タイミング、j+ を過去の
演算タイミングとすると次のく21)式が得られる。
−(tz−tt )  ・(x(b)−y(ti))+
 ’! (ti) −5’ (t2)  ・・・(21
)上記(21)において、X (t2)を定常状態での
吸気管圧力PMTASy(t2)を現在の吸気管圧力P
MSMI 、y(ti)を過去の吸気管圧力P M S
 M 1.− r、t2t+(=Δt)を演算周期とす
れば、+ P M S M+−+ = P M S M
+・・・(22)となり、T/Δt=nとすると、以下
の(23)式が得られる。
n ・・・(23) すなわち、上記(23)式は、過去の吸気管圧力PM 
S M 1− +の重みをn−1とし、定常状態での吸
気管圧力PMTAの重みを1とした加重平均を求めるこ
とにより、現在の吸気管圧力PMSMiを演算すること
ができることを示している。また、重みに関する係数n
は時定数Tと演算周期Δtとの比で求められる。
従って、スロットル開度と機関回転速度とに基づいて所
定周期Δtで定常状態での吸気管圧力PMTAを演算し
、過渡時の吸気管圧力の変化に関する時定数Tと所定周
期Δtとで重みに関する係数nを演算し、過去に演算さ
れた加重平均値PMSMi−+の重みを重くして過去に
演算された加重平均値PMSM*−+ と定常状態での
吸気管圧力PMTAと重みに関する係数nとで上記(2
3)式に従って加重平均値P M S M rを演算す
れば、現在の吸気管圧力が求められることになる。この
ような加重平均値はデジタルフィルタ処理によって求め
ることができる。
なお、上記α01αa式から理解されるように、時定数
T=1/aは機関回転速度NEが大きくなる程小さくな
り、スロットル開度TAが大きくなる程小さくなる。こ
のように、時定数はスロットル開度TAと機関回転速度
NEを変数とする関数で表わされる。従って演算周期Δ
tを一定とすれば、重みに関する係数nはスロットル開
度TAと機関回転速度NEとを変数とする関数で定める
ことができる。なお、スロットル開度TAと機関回転速
度NEとで定常状態での吸気管圧力PMTAが一義的に
定まるから、スロットル開度TAと機関回転速度NEと
に代えて定常状態での吸気管圧力I〕MTAと機関回転
速度NEとに応じて重みに関する係数nを定めるように
してもよい。
一方、上記(23)式においてスロットル開度T Aと
機関回転速度NEとが変化しないものと仮定すると、加
重平均値演算時から吸入空気量が確定するまでの間、す
なわち加重平均値演算時から所定時間先までの間定常状
態での吸気管圧力PMTAは一定である。従って、上記
(23)式の加重平均値を繰り返し演算することによっ
て吸入空気量確定時の実際の吸気管圧力を予測すること
ができる。
この場合、過去の吸気管圧力PMSMi−1に誤差が生
じていると予測値にも誤差が発生するので、定常状態で
の吸気管圧力を演算した時点から機関に吸入される空気
量が確定するまでの時間を演算周期Δtで除算すること
により演算回数を求め、圧力センサによって吸気管圧力
を検出し、検出した吸気管圧力を初期値としてこの演算
回数だけ上記(23)式の加重平均の演算を繰り返すこ
とにより、機関に吸入される空気量が確定する時点での
加重平均値すなわち機関に吸入される空気量が確定する
時点での吸気管圧力を予測することができる。
なお、上記では燃料噴射時間演算時から機関に吸入され
る空気量が確定するまでの間スロットル開度と機関回転
速度とが変化しないものと仮定したが、スロットル開度
や機関回転速度が変化する場合には、燃料噴射時間演算
時でのスロットル開度の微分値および/または機関回転
速度の微分値を用いて次の燃料噴射時間演算時点でのス
ロットル開度および/または機関回転速度を予測して、
吸入空気量が確定するときの定常状態での吸気管圧力を
予測し、上記のように加重平均値を演算して実際の吸気
管圧力を予測すれば、スロットル開度や機関回転速度変
動時の実際の吸気管圧力の予測値の精度が更に向上する
そして、上記のように予測された吸気管圧力の予測値と
機関回転速度NEとに基づいて、基本燃料噴射時間TP
を求め、この基本燃料噴射時間TPを吸気温や機関冷却
水温等に応じて補正して燃料噴射時間を求め、この燃料
噴射時間に相当する時間燃料噴射弁を開弁することによ
り燃料噴射が実行される。通常、燃料の噴射は吸気弁開
弁前に終了されるから噴射された燃料の全てが燃焼室に
吸入され、吸気管圧力の予測値は燃料噴射量に比例しま
た吸気弁開弁時付近の吸気管圧力は燃焼室に吸入される
空気量に比例するから、予測吸気管圧力と検出吸気管圧
力とから空燃比を演算することができ、演算手段Eはこ
の空燃比を演算する。
補正手段Fは、空燃比に基づいて、例えば、空燃比が目
標空燃比(例えば、理論空燃比)よりリッチの場合は遅
角しかつリーンの場合は進角するように点火時期を補正
する。これによって最適なトルクを得ることができる。
なお、空燃比に応じてドエル時間を変化させて点火エネ
ルギを制御するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、空燃比に応じて点
火時期を補正するようにしているため、吸気弁閉弁時の
吸気管圧力を予測して燃料噴射量を制御した後に運転状
態が変化した場合においても最適なトルクを得ることが
できる、という効果が得られる。
〔実施例〕 以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
第7図は本発明が適用可能な点火時期制御装置を備えた
内燃機関の概略図である。
エアクリーナ(図示せず)の下流側にはスロットル弁8
が配置されている。このスロットル弁8には、スロット
ル弁80開度を検出するスロットル開度センサ10が取
付けられている。スロットル開度センサ10は、第8図
の等価回路に示すように、スロットル弁80回動軸に固
定された接触子10Bと一端に電源が接続されかつ他端
が接地された可変抵抗10Aとで構成されており、スロ
ットル弁8の開度が変化するに伴って、接触子10Bと
可変抵抗10Aとの接触状態が変化し、スロットル弁8
の開度に応じた電圧が接触子10Bから得られるように
構成されている。また、スロットル開度センサ10内に
は、スロットル弁全開時(アイドル時)にオンするアイ
ドルスイッチ11が設けられている。スロットル弁8の
上流側の吸気管壁には、吸入空気の温度を検出するサー
ミスタで構成された温度センサ14が取付けられている
。スロットル弁8の下流側にはサージタンク12が配置
されている。このサージタンク12には、ダイヤフラム
式の圧カセンザ6が取り付けられている。この圧力セン
サ6からの出力信号は、吸気管圧力の脈動成分を取り除
くための時定数が小さく (例えば、3〜5 m5ec
 )且つ応答性の良いCRフィルタ等で構成さたフィル
タ7(第9図参照)によって処理される。また、スロッ
トル弁を迂回しかつスロットル弁上流側とスロットル弁
下流側とを連通ずるようにバイパス路15が設けられて
いる。このバイパス路15には4極の固定子ヲ備、t 
タバルスモータ16Aとこのパルスモータによって開度
が制御される弁体とで構成された工SCバルブエ6が取
り付けられている。サージタンク12はインテークマニ
ホールド18、吸気ボート22および吸気弁23を介し
て機関本体20の燃焼室25に連通されている。このイ
ンテークマニホールド24には、各気筒に対応するよう
に燃料噴射弁24が取付けられており、各気筒独立にま
たは各気筒グループ毎にまたは全気筒−斉に燃料を噴射
できるように構成されている。
燃焼室25は、排気弁27、排気ポート26およびエキ
ゾーストマニホールド28を介して三元触媒を充填した
触媒装置(図示せず)に連通されている。このエキゾー
ストマニホールド28には、排ガス中の残留酸素濃度を
検出して理論空燃比に対応する値を境に反転した信号を
出力する02センサ30が取付けられている。
シリンダブロック32には、ウォータジャケット内に突
出するように機関温度を代表する機関冷却水温を検出す
るサーミスタ等で構成された冷却水温センサ34が取付
けられている。シリンダヘッド36には、各々の燃焼室
25内に突出するように点火プラグ38が取付けられて
いる。点火プラグ38はディストリビュータ40および
点火コイルを備えたイグナイタ42を介してマイクロコ
ンピュータ等で構成された制御回路44に接続されてい
る。ディストリビュータ40には、ディストリビュータ
シャフトに固定されたシグナルロータとディストリビュ
ータハウジングに固定されたピックアップとで各々構成
された気筒判別センサ46および回転角センサ48が取
付けられている。
気筒判別センサ46は、例えば720″CA毎に気筒判
別信号を出力し、回転角センサ48は、例えば30’C
A毎に回転角信号を出力する。そして、この回転角信号
の周期から機関回転速度を演算することができる。
マイクロコンピュータ等で構成された制御回路44は、
第9図に示すように、マイクロプロセッシングユニット
 (MPU)60、リード・オンリ・メモリ (ROM
)62、ランダム・アクセス・メモリ (RAM)64
、バックアップRAM (BU−RAM)66、入出カ
ポ−トロ8、人力ポードア0、出力ポードア2.74.
76およびこれらを接続するデータバスやコントロール
バス等のバス75を備えている。入出カポ−トロ8には
、アナログ−デジタル(A、/D)変換器78およびマ
ルチプレクサ80が順に接続されており、このマルチプ
レクサ80には、バッファ82を介して吸気温センサ1
4が接続されると共に、バッファ84およびバッファ8
5をそれぞれ介して水温センサ34およびスロットル開
度センサ10が接続されている。また、マルチプレクサ
80にはバッファ83および抵抗RとコンデンサCとで
構成されたRCフィルタ7を介して圧力センサ6が接続
されている。そして、入出カポ−トロ8は、A/D変換
器78およびマルチプレクサ80に接続されて、MPU
からの制御信号に応じて吸気温センサ14出力、RCフ
ィルタ7を介して入力される圧カセンザ6出力、水温セ
ンサ34出力およびスロットル開度センサ10出力を順
次所定周期でA/D変換するように制御する。
入力ポードア0には、コンパレータ88およびバッファ
86を介して0゜センサ30が接続されると共に波形整
形回路90を介して気筒判別センサ46および回転角セ
ンサ48が接続され、また図示しないバッファを介して
アイドルスイッチ11が接続されている。そして、出力
ポードア2は駆動回路92を介してイグナイタ42に接
続され、出力ポードア4は駆動回路94を介して燃料噴
射弁24に接続され、また、出力ポードア6は駆動開路
96を介してISCバルブのパルスモータ16Aに接続
されている。
上記ROM62には、以下で説明する本発明の実施例の
制御ルーチンのプログラムや第10図に示すスロットル
開度TAと機関回転速度NEとで定められた定常状態で
の吸気管圧力PMTAのマツプ、第11図に示す機関回
転速度NEと定常状態での吸気管圧力PMTA (また
はスロットル開度TA)とで定められた重みに関する係
数nのマツプ、第12図に示す実際の吸気管圧力PMS
Mと機関回転速度NEとで定められた基本燃料噴射時間
TPOマツプ、および実際の吸気管圧力PMSMと機関
回転速度NEとで定められた基本点火進角θBASEの
マツプが予め記憶されている。第10図に示す定常状態
での吸気管圧力PMTAのマツプは、スロットル開度T
Aと機関回転速度NEとを設定し、設定したスロットル
開度TAと機関回転速度NEに対応する吸気管圧力を測
定し、吸気管圧力が安定したときの値を用いることによ
り作成される。第11図に示す重みに関する係数nのマ
ツプは、スロットル弁をステップ状に開いたときの吸気
管圧力の応答(インデシャル応答)時の時定数Tを測定
し、この測定値と演算ルーチンの実行周期Δt see
とからT/Δt (ζn)を機関回転速度NEと実際の
吸気管圧力PMTA(またはスロットル開度TA)とに
対応して求めることにより作成される。そして第12図
の基本燃料噴射時間TPOマツプや基本点火進角θBA
SEのマツプは、従来と同様の方法で作成される。
次に所定時間(例えば、3 m5ec )毎に実行され
る燃料噴射時間TAU演算ルーチンを第1図に基づいて
説明する。ステップ98において吸気弁閉弁時刻を演算
し、ステップ100において機関回転速度NEXA/D
変換されたスロットル開度TAおよびRCフィルタを介
して入力された後A/D変換された吸気管圧力PMを取
り込む。なお、スロットル開度および吸気管圧力のA/
D変換は、図示しない所定時間(例えば、3 m5ec
 )毎に実行される割込みルーチンによって行なわれる
。次のステップ102では、機関回転速度NEとスロッ
トル開度TAとから第10図に示すマツプから定常状態
での吸気管圧力PMTAを演算する。次のステップ10
4では、機関回転速度NEとステップ102で演算され
た定常状態での吸気管圧力PMTAとから第11図に示
すマツプから重みに関する係数nを演算する。
次のステップ106では、現在時刻から吸気管圧力予測
時点く吸気弁閉弁時)までの時間T0msecを演算周
期Δt (例えば、3 m5ec )で除算することに
より現在時刻から吸気管圧力予測時点までの演算回数N
”To/Δtを演算する。この予測時間T。m5ecは
、現在時刻から吸入空気量確定までの時間すなわち現在
時刻から吸気弁が閉じるまでの時間を採用することがで
き、各気筒独立に燃料を噴射しない場合には燃料噴射弁
から燃焼室までの燃料の飛行時間等も考慮して決定され
るが、現時点から予測光までのクランク角が同一であっ
てもこの予測時間T。m5ecは機関回転速度が速くな
ると短くなるので機関回転速度等の運転条件によって変
化することが好ましいく例えば、機関回転速度が速くな
るに従って短くする)。次のステップ108では、圧力
センサによって検出されかつRCフィルタを介してA/
D変換された吸気管圧力PM、重みに関する係数nおよ
び定常状態での吸気管圧力PMTAを用いて以下の式に
従って初期値PMCRTを演算する。
■ PMCRT  =PM+  −(PMTA−PM)  
       ・・・(24)次のステップ110では
、ステップ106で演算された初期値PMCRT、重み
付は係数nおよび定常状態での吸気管圧力PMTAを用
いて以下の式に従ってN−1回加重平均値の演算を繰り
返すことによって予測吸気管圧力P M F ”vV 
Dを演算する。
PMFWD −PMCRT十−(PMTA  −PMC
RT)口 のN−1回演算 ・・・(25) 以上説明したように予測吸気管圧力PMFWDは、圧カ
センザによって検出された吸気管圧力PMを初期値とし
てN回加重平均値を繰り返し演算することにより求めら
れる。
次のステップ112では、予測吸気管圧力PMFWDを
吸気管圧力PMSMに置換え、この吸気管圧力PMSM
と機関回転速度NEとから第12図に示すマツプから基
本燃料噴射時間TPを演算し、ステップ114において
基本燃料噴射時間TPを吸気温や機関冷却水温等で定ま
る補正係数FKで補正することにより燃料噴射時間TA
Uを演算し、ステップ115においてステップ98で演
算した吸気弁閉弁時刻をコンベアレジスタにセットする
そして、図示しない燃料噴射量制御ルーチンにおいて燃
料噴射タイミングになった時点で燃料噴射弁が燃料噴射
時間TAUに相当する時間開弁されることにより燃料噴
射量が制御される。
第13図は、ステップ115でセットされた時刻になっ
たときに割込まれる時刻一致割込みルーチンを示すもの
で、ステップ140において圧力センサで検出された吸
気管圧力PMを取込み、ステップ142においてこの吸
気管圧力PMを予測吸気管圧力P M F W Dで除
算することにより空燃比A/Fを演算する。次のステッ
プ144では、目標空燃比A / F Oからステップ
142で演算された空燃比A/Fを減算した偏差ΔA/
Fに応じて補正進角値θつ、を演算する。すなわち、空
燃比の偏差ΔA/Fが負のとき、すなわち空燃比が目標
空燃比よりリーンのときはこの偏差ΔA/Fの絶対値に
比例した量点火時期を進角させる補正進角値θ1を演算
し、空燃比の偏差ΔA/Fが正のとき、すなわち空燃比
が目標空燃比よりリッチのときは、この偏差ΔA/Fに
比例した量点火時期を遅角させる補正進角値θ0.を演
算する。そして、ステップ146において点火エネルギ
を一定にするために補正進角値θ8.に応じてドエル時
間を補正する。
第14図は点火時期演算ルーチンを示すもので、ステッ
プ150において予測吸気管圧力PMFWD1機関回転
速度NEを取込み、ステップ152において機関回転速
度NEと予測吸気管圧力PMFWDとから基本点火進角
θBASゆを演算する。なお、予測吸気管圧力PMFW
Dに代えて吸気弁閉弁時の吸気管圧力PMを用いてもよ
い。そして、ステップ154において吸気温や機関冷却
水温等に応じて基本点火進角θBASEを補正すると共
に、ステップ144で演算された補正進角値θ1に基づ
いて基本点火進角を補正することにより実行点火進角θ
を演算する。次のステップ156では、ドエルオン時刻
になったか否かを判断し、ドエノトオン時刻になったと
きにはスロットル弁158においてイグナイタをオンさ
せる。次のステップ160ではドエルオフ時刻になった
か否かを判断し、ドエルオフ時刻になったときにステッ
プ162においてイグナイタをオフする。この結果イグ
ナイタオフ時に高電圧が点火プラグに供給されて点火が
実行される。
次に、第15図を参照して上記のように制御したときの
加速時における点火タイミングを通常の点火タイミング
と比較して説明する。まず、予測吸気管圧力について説
明すると、時刻t1では吸気弁閉弁時すなわち時刻t3
での吸気管圧力を予測することになり、このときの予測
吸気管圧力はaである。次に時刻t2では時刻t1より
スロットル開度T’Δが大きくなっているため吸気弁閉
弁時の予測吸気管圧力はbになり、この予測吸気管圧力
すに基づいて演算された燃料噴射時間によって燃料噴射
弁が開弁されることにより燃料噴射が実行される。この
燃料噴射は吸気弁が閉弁される前に終了する。従って、
時刻t2で求めた燃料噴射量の全てが燃焼室に吸入され
ることになる。次に、時刻t3(吸気弁閉弁時)で圧力
センサを用いて吸気管圧力を測定すると、時刻t2から
の機関運転状態の変化等により実測吸気管圧力Cと予測
吸気管圧力す、=の間にずれldが発生している。
この予測吸気管圧力すは実測吸気管圧力Cより小さくな
っているため、ずれidに対応する9空燃比がリーンに
なり、このため本実施例による点火では通常の点火タイ
ミングと比較して補正進角値θイ、だけ進角されている
次に、吸気管圧力の予測方法の他の例について第16図
および第17図を参照して説明する。
第17図は所定時間(例えば、3 m5ec )毎に実
行されるルーチンを示すもので、ステップ116におい
て機関回転速度NEとスロットル開度TAとから第10
図に示すマツプに基づいて定常状態での吸気管圧力PM
TAを演算する。次のステップ118では、以下で説明
するステップ124において演算されてRAMに記憶さ
れている補正係数Kを取込み、ステップ120において
機関回転速度NEと補正係数Kによって補正された定常
状態での吸気管圧力K −PMTAとを用いて第11図
に示すマツプから重みに関する係数n1を演算する。次
のステップ122では、以下の式に従って加重平均値P
MCRTを演算し、ステップ124においてステップ1
22で演算された加重平均値PMCRTに対する圧力セ
ンサによって検出された吸気管圧力PM(7)比(PM
/PMCRT>を補正係数にとしてRAMの所定エリア
に記憶する。
P!JCRT −PMCRT+−(に−PMTA−PM
[:RT)  −(26>I ここで、加重平均値PMCRTと吸気管圧力PMとの比
すなわち補正係数には、第10図のマツプのずれを原因
とする定常状態での吸気管圧力の実際の吸気管圧力に対
する誤差と考えられ、誤差がない場合にはに=1となり
、演算された吸気管圧力すなわち加重平均値PMCRT
が検出吸気管圧力PMより大きい場合にはK<iどなり
、演算された吸気管圧力が検出吸気管圧力PMより小さ
い場合にはK>1となる。従って、演算された吸気管圧
力が検出吸気管圧力より小さい場合には補正係数Kが1
より大きくなり定常状態での吸゛に管圧力PMTAが大
きくなるように補正され、演算された吸気管圧力が検出
吸気管圧力より大きい場合には補正係数Kが1より小さ
くなり定常状態での吸気管圧力PMTAが小さくなるよ
うに補正される。
第16図は、所定時間(例えは、3 m5ec )毎に
実行される燃料噴射時間TAU演算ルーチンを示すもの
で、ステップ126において機関回転速度NE、スロッ
トル開度TA、検出吸気管圧力PMおよび補正係数Kを
取り込み、ステップ128において機関回転速度NEと
スロットル開度TAとを用いて第10図に示すマツプか
ら定常状態での吸気管圧力PMTAを演算する。次のス
テップ130では、機関回転速度NEと補正係数Kによ
って補正した定常状態での吸気管圧力K −PMTAと
から第11図のマツプに基づいて重みに関する係数n2
を演算する。次のステップ132では、第1図のステッ
プ106と同様にして演算回数Nを演算する。次のステ
ップ134では、検出吸気管圧力PM、重みに関する係
数n2、補正係数におよび定常状態の吸気管圧力PMT
Aを用いて以下の式に従って初期値PMCRTを演算す
る。
PMCiマT−PM十−(K−PMTA−PM)   
−(27)そして、ステップ136において以下の式に
示すように加重平均値の演算をN−1回繰り返して演算
した値を吸気管圧力の予測値PMFWDとする。
P M F l+I IF←PMCRT +−(K −
PMTA −PMCRT)口? のN−1回演算 ・・・(28) 以上の結果、定常状態での吸気管圧力が検出された吸気
管圧力と演算された吸気管圧力11−の誤差に応じて補
正されると共に検出吸気管圧力を初期値としてN回加重
平均値が繰り返し演算され、この演算結果の値が吸気管
圧力の予測値PMFWDとされる。
なお、所定時間毎に実行されるスロットル開度のA/D
変換タイミングは所定時間毎に実行される燃料噴射時間
演算タイミングと一致する場合もあるが、最大演算周期
Δtに相当する時間ずれる。
従って、このずれ時間を平均(0+Δt)/1て、To
±Δt/2時間先の吸気管圧力を予測するようにしても
よい。また、上記ではスロットル開度と機関回転速度と
が変化しないものとして重み付は係数を演算する例につ
いて説明したが、現在時刻からT。m5ec時間経過す
る間にスロットル開度や機関回転速度が変化する場合も
あるので、スロットル開度や機関回転速度が増加傾向に
あるか減少傾向にあるかを判断し、この傾向に応じて重
み付は係数を補正することにより吸気管圧力を予測する
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の燃料噴射量演算ルーチンを示
す流れ図、第2図は本発明の詳細な説明するための線図
、第3図は本発明における吸気管内の実際の吸気管圧力
の時間に対する変化を示す線図、第4図は本発明を説明
するためのブロック図、第5図は従来のスロットル開度
と機関回転速度とで定まる吸気管圧力と実際の吸気管圧
力との相異を示す線図、第6図は従来のスロットル開度
と機関回転速度とで定まる燃料噴射量と要求燃料噴射量
との相異を示す線図、第7図は本発明が適用可能な点火
時期制御装置を備えた内燃機関の概略図、第8図はアイ
ドルスイッチを備えたスロットル開度センサの等価回路
図、第9図は第7図の制御回路の詳細を示すブロック図
、第10図は定常状態での吸気管圧力のマツプを示す線
図、第11図は加重平均値の重み付けに関する係数のマ
ツプを示す線図、第12図は基本燃料噴射時間のマツプ
を示す線図、第13図は」1記実施例の時刻一致割込み
ルーチンを示す流れ図、第14図は上記実施例の点火時
期制御ルーチンの一例を示す流れ図、第15図は加速時
における本実施例による点火タイミングと通常の点火タ
イミング等を比較して示す線図、第16図および第17
図は吸気管圧力を予測する他の例を説明するための流れ
図、第18図は本発明の特許請求の範囲に対応したブロ
ック図である。 8・・・スロットル弁、 10・・・スロットル開度センサ、 48・・・回転角センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スロットル開度を検出するスロットル開度検出手
    段と、 機関回転速度を検出する回転速度検出手段と、吸気管圧
    力を検出する圧力検出手段と、 前記スロットル開度と前記機関回転速度とから吸気弁閉
    弁時付近の吸気管圧力を予測する予測手段と、 前記予測手段で予測された予測吸気管圧力と前記圧力検
    出手段で検出された吸気弁閉弁時付近の検出吸気管圧力
    とから空燃比を演算する演算手段と、 前記空燃比に基づいて点火時期を補正する補正手段と、 を含む内燃機関の点火時期制御装置。
JP12028388A 1988-05-17 1988-05-17 内燃機関の点火時期制御装置 Pending JPH01290966A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009024608A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Toyota Motor Corp 吸入空気量推定装置およびこれを用いた内燃機関の制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009024608A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Toyota Motor Corp 吸入空気量推定装置およびこれを用いた内燃機関の制御装置

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