JPH0128747B2 - - Google Patents

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JPH0128747B2
JPH0128747B2 JP57014432A JP1443282A JPH0128747B2 JP H0128747 B2 JPH0128747 B2 JP H0128747B2 JP 57014432 A JP57014432 A JP 57014432A JP 1443282 A JP1443282 A JP 1443282A JP H0128747 B2 JPH0128747 B2 JP H0128747B2
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JP
Japan
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isocyanate
compound
isocyanurate
trimerization
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JP57014432A
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JPS57150677A (en
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Roban Jan
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ROONU PUURAN SUPESHIARITE SHIMIIKU
Original Assignee
ROONU PUURAN SUPESHIARITE SHIMIIKU
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Publication date
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Publication of JPS57150677A publication Critical patent/JPS57150677A/ja
Publication of JPH0128747B2 publication Critical patent/JPH0128747B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/02Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates of isocyanates or isothiocyanates only
    • C08G18/022Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates of isocyanates or isothiocyanates only the polymeric products containing isocyanurate groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D251/00Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings
    • C07D251/02Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings
    • C07D251/12Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D251/26Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hetero atoms directly attached to ring carbon atoms
    • C07D251/30Only oxygen atoms
    • C07D251/34Cyanuric or isocyanuric esters

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、モノイソシアネート又はポリイソシ
アネートの接触閉環三量重合によるイソシアヌレ
ート基含有化合物の製造であつて、該接触反応
を、イソシアネートとアミノシラン、シリル尿素
又はシラザンの如きアミノシリル基含有化合物と
の接触により開始させる方法にかかわる。 これまでにも、脂肪族、脂環式又は芳香族イソ
シアネートの接触閉環三量重合反応によつて、イ
ソシアヌレート基を含有する単純化合物ないしは
重合体化合物を製造するいくつかの方法が知られ
ている。閉環三量重合は全反応でも或は部分反応
でもよい。かくして、モノイソシアネートからは
モノイソシアヌレートが得られるが、ポリイソシ
アネートからは、部分閉環三量重合によるときポ
リイソシアネート−ポリイソシアヌレートが製せ
られ、全閉環三量重合によるときは遊離イソシア
ネート基のないポリイソシアヌレートが製せられ
る。遊離イソシアネート基のないポリイソシアヌ
レートは、気泡形状物(ポリイソシアヌレートフ
オーム)に非常に頻々使われる重合体物質を構成
する。 脂肪族、脂環式又は芳香族モノイソシアネート
ないしポリイソシアネートの全三量重合によるイ
ソシアヌレート又はポリイソシアヌレートの製造
については、その触媒として、第三アミン、ホス
フイン、アルコラート並びにアルカリ金属又はア
ルカリ土類金属誘導体(これら金属の酸化物、水
酸化物、カルボン酸塩等)の化合物を挙げること
ができる。該化合物は、例えばJournal of
Cellular Plastics、1965年1月号、第85〜90頁お
よびJournal Macromolecular Science
Reviews、Macromolecular Chemistry(5/
1)、105〜109(1970)に記されている。また、イ
ソシアン酸フエニルを閉環三量重合させてイソシ
アヌル酸エステルにする触媒として、特定の硅素
ないし錫誘導体が報告されている。かくして、イ
トウ、マツザキ、イシイの三氏は、ビストリメチ
ルシリルスルフイドおよびN−シリルアミンの触
媒としての役割を夫々Journal Chemical
Society(C)、2709〜2712(1968)および同誌2005
〜2007(1969)に記述している。注目すべきは、
トリメチルシリルアミンによつてイソシアナトベ
ンゼンが非常にゆつくりと閉環三量重合してイソ
シアヌル酸エステルになりうることである(実験
は150℃で42時間実施)。それ故、シリルアミン
は、芳香族イソシアネートに対しては活性度の非
常に低い閉環三量重合触媒のように思われる。ま
た、上記三氏は、ジシラザン(ヘキサメチルジシ
ラザン、ヘプタメチルジシラザンおよびヘキサメ
チル−N−エチルジシラザン)が、イソシアン酸
フエニルを閉環三量重合させてイソシアヌル酸ト
リフエニルにするのに用いられる触媒ではないこ
とを示している。すなわち、これらシラザンは、
触媒であるよりはむしろ、イソシアン酸フエニル
とともにイミノトリフエニルヘキサヒドロトリア
ジン−ジオンを形成する試薬とわかつた。〔例え
ば、ヘプタメチルジシラザンから4−メチルイミ
ノ−1,3,5−トリフエニルヘキサヒドロ−
1,3,5−トリアジン−2,6−ジオンおよび
1,3,5−トリフエニル−2,4,6−トリス
(フエニルイミノ)ヘキサヒドロ−1,3,5−
トリアジンが取得される〕。 ポリイソシアネート−ポリイソシアヌレートは
ワニスや塗料の基剤成分であるが、一般にこのも
のは、単純脂肪族ないし芳香族ポリイソシアネー
ト又はポリイソシアネート付加物のNCO基を
種々の触媒例えば第三アミン(ドイツ国特許第
951168号)、アルカリ金属ないしアルカリ土類金
属誘導体(水酸化物、炭酸塩およびアルコラー
ト)(フランス国特許第1190065号)、第四アンモ
ニウム水酸化物(フランス国特許第1204697号お
よび同第1566256号並びにヨーロツパ特許出願
00/03765号および10589号)、ホスフイン(フラ
ンス国特許第1510342号および同第2023423号並び
にドイツ国特許出願第1934763号)、エチレンイミ
ン基含有触媒(フランス国特許第1401513号およ
び同第2230642号)、マンニツヒ塩基(フランス国
特許第2290459号および同第2332274号)等を使つ
て部分閉環三量重合させることにより取得され
る。また、これら種々の触媒は適宜、カルバミン
酸エステルと組合せることができる。(例えば、
フランス国特許第1172576号では、第三アミン+
カルバメート;同第1304301号では、アルカリ金
属ないしアルカリ土類金属誘導体+カルバメー
ト:また同第2290459号では、マンニツヒ塩基+
カルバメートの各組合せ物が開示されている)。 而して、遊離イソシアネート基の所期割合に達
しているときは通常、NCO基の部分閉環三量重
合触媒を失活させねばならない。この失活は、酸
化合物(ヒドラシツド、酸クロリド等)、アルキ
ル化剤(沃化メチル等)又はアシル化剤を加える
ことにより遂行することができる。失活はまた、
適当な熱処理によつても実施することができる。 かくして、脂肪族ないし脂環式イソシアネート
を三量重合させてイソシアヌレート化合物(単純
イソシアヌレート又はポリイソシアネート−ポリ
イソシアヌレート)をもたらしうる種々の触媒系
が知られているが、それらは全てを欠点を有す
る。アルカリ金属ないしアルカリ土類金属誘導体
による触媒反応は常に、予知し得ぬこととして或
る時間遅れを以て生じ、しかも突然で且つ制御し
がたい。この制御困難はその活性度が極端に高い
ことに由る。また、反応性の低い触媒系を用いる
ときは、触媒活性の遅れが観察されないが、接触
反応も比較的効果的でない。しかも、高温で閉環
三量重合させることが必要であり、そのために相
当量の二量体が形成することになる。また、触媒
の失活期間も一般に加熱する必要があるが、これ
も亦二量体の形成を促進する。 それ故、問題は、脂肪族ないし脂環式イソシア
ネートを閉環三量重合させてイソシアヌレート基
含有化合物を形成することができしかも該接触反
応を、誘導期間をおかず比較的穏やかな温度にお
いて均一態様で生起させる触媒系を見出すことで
あつた。また、この種の触媒が容易に失活せしめ
られることも重要である。本発明は正にこの目的
を達成するものである。 すなわち、芳香族基に属する炭素原子にイソシ
アネート基が直接結合していないイソシアネート
の接触閉環三量重合によるイソシアヌレート基含
有単量体ないし重合体化合物の製造で、該接触閉
環三量重合が、この接触反応を開始する化合物に
イソシアネートを接触させることにより実施され
る方法であつて、接触反応を開始するのに用いら
れる化合物が、式(): R ―――――― (4−n)Si−〔NR′R″〕o () 〔但し、この式中各記号は夫々次の意味を表わ
す: R:脂肪族又は脂環式炭化水素タイプの一価基、 R′:R、SiR3又は式
【式】 (ここでRはRを表わし、Rは上に示した意
味を有する)のアミド基より選ばれる一価の
基、 或は場合によりR′基はR″基と一緒になつて二
価の炭化水素基を形成し得、 R″:R基と同じ意味を有する一価基か或は、
R′がアミド基でないときは水素原子、 n:1又は2に等しい整数(nが2に等しいとき
R′はR基)〕 を有するアミノシリル基含有化合物であることを
特徴とする、イソシアヌレート基含有単量体ない
し重合体化合物の製造方法が見出された。この方
法は本発明の主題をなすものである。 イソシアヌレート化合物を形成する閉環三量重
合を開始し而して用語触媒によつてより好都合に
呼称される化合物は、脂肪族又は脂環式イソシア
ネートを閉環三量重合させるのに特に有用とわか
つた。この触媒はアミノシラン、ジアミノシラ
ン、シリル尿素又はシラザンでありうるが、これ
らは、触媒作用が中温において即時的、一様且つ
高い。この種の効果は予想外である。事実、芳香
族イソシアネートと比較して脂肪族イソシアネー
トが通る。すなわち、 R:1〜5個の炭素原子を有するアルキル基、 R′:R、SiR3およびCO(NR)−R(ここでR
はRを表わし、Rは上に示した意味を有す
る)より選ばれる一価の基、 或はR′はR″と一緒になつて4〜6個の炭素原
子を有するアルキレン基を形成し得、 R″:1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、
4〜6個の核炭素原子を有するシクロアルキル
基、或はR′がアミド基でないときは水素原子。 例えば、各基に関し次の具体例を挙げることが
できる。 Rについて:メチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、α
−ペンチル基、t−ブチル基。 R′について:Rが上に挙げた具体例の一つを表
わすR若しくはSiR3の基或は、RがR若し
くはSiR3(ここでRは上に挙げた具体例の一つ
を表わす)を表わす−CO−(NR)−Rの基。
R′はR″と一緒になつてブチレン、ペンチレン
又はヘキシレン基を形成することもできる。 R″について:水素、メチル基、ブチル基、シク
ロヘキシル基。 好ましくは、本発明は、式()を有するアミ
ノシリル基含有化合物であつて各記号が夫々次の
意味を表わす化合物との接触反応によつてイソシ
アヌレート基含有化合物を製造する方法にかかわ
る。 R:メチル、エチル又はプロピル基、 R′:メチル、エチル、プロピル又はブチル基の
中から選ばれるアルキル基、SiR3基(ここで
Rは上に示した意味の一つを有する)或は、
CO−NR−R(ここでRは上に示した意味の一
つを有する)のカルボンアミド、並びに R″:メチル、エチル、プロピル又はブチル基或
は水素原子、 或はR′とR″が一緒になつてブチレン又はペン
チレン基を形成しうる。 既述の如く、本触媒はアミノシラン、ジアミノ
シラン、モノシリル尿素、ジシリル尿素又はシラ
ザンでありうる。上に示したR、R′、R″および
R基の各定義にかんがみて、用いることのでき
るアミノシリル基を含有する種々の化合物を決定
することは容易である。特に注目すべきは、第二
アミンとイソシアン酸N−シリルとの反応によつ
て得られるシリル尿素の使用は企図していないと
いうことである。かかるシリル尿素は、加熱する
とイソシアン酸シリルを放出するので本発明の方
法には適さない。 芳香族基に属する炭素原子にイソシアネート基
が直接結合していないイソシアネートの接触閉環
三量重合によるイソシアヌレート基含有単量体な
いし重合体化合物の製造方法であつて、下記化合
物: モノアミノシラン(nは1に等しく、R′はR
基を表わし、RとR″基は上に示した意味の一つ
を有し、或は二つのR基が一緒になり又は別法と
して、R′とR″が一緒になつて二価基を形成する
ことができる); ジアミノシラン(nは2に等しく、R′はR基
を表わし、RとR″基は上に示した意味の一つを
有し、或は二つのR基が一緒になり又は別法とし
てR′とR″が一緒になつて二価基を形成すること
ができる); シリル尿素〔nは1に等しく、R′はカルボン
アミド基
【式】(ここでRはRを表わ し、RおよびR″は上に示した意味の一つを有し、
或は二つのRが一緒になり又は別法として
R′(R′はRを表わす)とR″の二つの基が一緒にな
つて二価基を形成することができる〕;或は、 シラザン(nは1に等しく、R′はSiR3基を表
わす) を触媒として用いる方法は明らかに、本発明の更
に特定した主題をなすものである。 アミノシラン又はジアミノシランとして次の具
体例を挙げることができる:メチルアミノ−トリ
メチルシラン、ジメチルアミノ−トリメチルシラ
ン、ジエチルアミノ−トリメチルシラン、ジブチ
ルアミノ−トリメルシラン、ビス−ジメチルアミ
ノ−ジメチルシラン、ビス−ジエチルアミノ−ジ
メチルシラン、ビス−ジブチルアミノ−ジメチル
シラン。 シリル尿素として次の化合物を挙げることがで
きる:N−メチル−N−トリメチルシリル−
N′−メチル−N′−ブチル尿素、N−トリメチル
シリル−N−メチル−N′,N′−ジメチル尿素、
N−トリメチルシリル−N−エチル−N′,N′−
ジメチル尿素およびN−トリメチルシリル−N−
ブチル−N′−ブチル−N′−トリメチルシリル尿
素。 シラザンは対称であつても非対称であつてもよ
いが、本発明の範囲内で、対称ジシラザンを用い
ることが好ましい。すなわち、二つのSiR3基は
同じである。 用いることのできるジシラザンとして次のもの
を列挙しうる:ヘキサメチルジシラザン、ヘプタ
メチルジシラザン、1,3−ジエチル−1,1,
3,3−テトラメチルジシラザン、ヘキサエチル
ジシラザン。 これらジシラザンのうちヘキサメチルジシラザ
ンとヘプタメチルジシラザンが特に有利な触媒と
わかつた。 本発明に依る方法は、脂肪族ないし脂環式タイ
プの「単純」モノイソシアネート又はポリイソシ
アネートを閉環三量重合させることができ、また
ポリイソシアネート付加物(余剰のポリイソシア
ネートと多管能価化合物との重縮合から取得)を
閉環三量重合させることができる。この閉環三量
重合反応は部分反応であつてもよく、全反応であ
つてもよい。すなわち、モノイソシアネートを出
発物質とするとき、イソシアヌル酸のアルキル若
しくはシクロアルキルエステルの如き単純イソシ
アヌレート基化合物を得ることができ、また単純
ポリイソシアネート又はポリイソシアネート付加
物を出発物質とするときは、ポリイソシアネート
−ポリイソシアヌレートやまた、遊離イソシアネ
ート基をもはや有さない非常に高分子量のポリイ
ソシアヌレートを得ることができる。 既に示した如く、芳香族基にイソシアネート基
が直接結合していない限り、脂肪族ないし脂環式
タイプのどんな単純イソシアネートもポリイソシ
アネートも適しており、どんなイソシアネート付
加物もプレポリマーも適している。 使用しうるイソシアネートとして次の如きモノ
イソシアネートを挙げることができる:イソシア
ン酸メチル、イソシアン酸ブチル、イソシアン酸
n−ヘキシルおよびイソシアン酸シクロヘキシ
ル。 また、用いることのできるジイソシアネートと
して次の化合物を列挙しうる:ジイソシアン酸テ
トラメチレン、ジイソシアン酸ペンタメチレン、
ジイソシアン酸ヘキサメチレン、1,2−ジイソ
シアナトシクロヘキサン、1,4−ジイソシアナ
トシクロヘキサン、1,2−ビス(イソシアナト
メチル)シクロブタン、ビス−(4−イソシアナ
トシクロヘキシル)メタンおよび3,3,5−ト
リメチル−5−イソシアナトメチル−1−イソシ
アナトシクロヘキサン。 このうちジイソシアン酸ヘキサメチレン又はヘ
キサメチレンジイソシアネートを特に挙げること
ができる。 更にまた、使用しうるポリイソシアネート付加
物又はプレポリマーとして、余剰の脂肪族ないし
脂環式ポリイソシアネートと、イソシアネート基
に対し反応性を示す少くとも2個の基を有する化
合物例えばジアミン、ジ酸等との反応により取得
される変性ポリイソシアネートを挙げることがで
きる。単純ポリイソシアネートと混合しうる変性
ポリイソシアネートは尿素基、ビウレツト基、エ
ステル基、シロキサン基等を含むことができる。 反応体の導入順序は臨界的でないが、イソシア
ネートに触媒を少量導入することによつて、本発
明の方法は有利に実施される。なお、この触媒の
量をイソシアネートの使用量に対する相対重量で
表わすとき、それは通常0.1〜10%、好ましくは
0.5〜5%である。また、反応の間適宜少量の触
媒を追加導入することができる。 本発明は、反応体を、一般に50〜180℃好まし
くは80〜130℃の温度に唯加熱することによつて
実施される。 イソシアヌレートの割合が所望値になつたと
き、例えば酸化合物(塩酸の如き強酸、酸クロリ
ド等)を加えることによつて触媒を破壊すること
ができる。この種の方法はポリイソシアネート−
ポリイソシアヌレートの取得を可能にするもので
あるが、該方法も亦本発明の主題をなす。 次いで、必要に応じ単量体ポリイソシアネート
を任意の既知方法で除去し、かくして割合が過度
に少くなつた単量体イソシアネートとまた少割合
の二量体を含有するポリイソシアネート−ポリイ
ソシアヌレートを得ることができる。ヘキサメチ
レンジイソシアネートから誘導される如きこの種
の化合物は、ワニスや塗料の基剤成分として特に
有用な周知の化合物である。 必要なら、閉環三量重合を溶媒中で行なうこと
もできる。この溶媒は、極性の低い例えば脂肪族
ないし芳香族炭化水素、エステル又はエーテルの
如き溶媒とすることができる。その場合、触媒を
溶媒に導入し、そして生成させる溶液にイソシア
ネートを導入することができる。また、触媒の溶
液をイソシアネートに導入することも明らかに可
能である。有利には、溶媒を用いずに本方法が実
施される。 本発明を例示するために下記例を示す。 例 1 丸底フラスコに、イソシアン酸ブチル39.6g
(すなわち0.4モル)を導入したのち、N,N−ジ
メチルトリメチルシリルアミン4.7g(0.04モル)
を加える。この混合物を油浴中で100〜105℃の内
部温度に加熱する。100〜110℃で14時間後、存在
するNCO基の90%が消費されている。 蒸留によつて、1mmHg下142℃で沸騰する化合
物20.8gを得る。このものはイソシアヌル酸トリ
ブチルと同定される: C、%=60.4(理論値60.6) H、%=9.14(理論値9.1) N、%=14.5(理論値14.15) n20 D=1.474 赤外吸収:1460cm-1および1690cm-1 例 2 N,N−ジメチルトリメチルシリルアミンを
N,N−ジエチルトリメチルシリルアミン5.8g
(0.04モル)で置換えたほかは例1の手順に従う。 100〜110℃で17時間後、存在するNCO基の88
%が消費されている。蒸留により、イソシアヌル
酸トリブチル20.8gを分離取得する。 C、%=60.82(理論値60.6) H、%=9.17(理論値9.1) N、%=14.03(理論値14.15) 例 3 丸底フラスコにヘキサメチレンジイソシアネー
ト537.6g(すなわち3.2モル)を導入し、これを
100℃に加熱し、該イソシアネートにN、N−ジ
メチルトリメチルシリルアミン7.5g(0.063モ
ル)を注入する。 100℃で1時間30分後、存在するNCO基の15%
が消費されている。塩化ベンゾイル7mlを加える
ことによつて反応を停止させる。残留せるヘキサ
メチレンジイソシアネートの大部分は、1.5mm下
130℃にまで蒸留せしめられる。 かくして、184gの生成物トリス(イソシアナ
ト−ヘキサメチレン)イソシアヌレートが残存す
る。これを撹拌機付薄膜蒸発装置で蒸留する。そ
れにより、0.546/100gのNCO含量(ヘキサメ
チレンジイソシアネート三量体に関する理論
NCO値:0.595)および16ポイズの粘度(25℃)
を有する閉環三量体103gを得る。 例 4 丸底フラスコに、イソシアン酸ブチル29.7g
(0.3モル)とビス(ジメチルアミノ)ジメチルシ
ラン0.88g(0.006モル)を導入する。この混合
物を油浴で105℃の内部温度に加熱する。105℃で
14時間後、存在するNCO基の88%が消費されて
いる。 0.5mmHgでの蒸留により、沸点132〜134℃の生
成物17.9gを得る。このものはイソシアヌル酸ト
リブチルと同定される。 例 5 例4の如く、イソシアン酸ブチル29.7g(0.3
モル)とトリメチルシリルブチルアミン0.87gよ
りなる混合物を105℃に加熱する。 105℃で23時間後、NCO基の67%が消失してい
る。 0.5mmHgでの蒸留により、沸点132〜135℃の生
成物15.7gを得る。このものはイソシアヌル酸ト
リブチルと同定される。 例 6 丸底フラスコにイソシアン酸ブチル29.7g
(0.3モル)を導入し、次いで周囲温度で10分間に
わたりヘキサメチルジシラザン1.45g(0.03モ
ル)を注入する。この混合物を100゜で2時間加熱
したのち、110゜で加熱する。16時間の反応時間
後、使用イソシアネート基の7%のみが残存す
る。 反応混合物を蒸留し、揮発性生成物2.35gを分
離除去する。残留物13.35gは、1465および1690
cm-1のIR吸収帯(尿素、ビウレツト又はカルボ
ジイミドの吸収帯は検出されず)によつて特徴づ
けられるイソシアヌル酸トリブチルである。微量
分析は理論値と一致している。 測定値 理論値 C% 60.76 61.04 60.6 H% 9.1 9.48 9.1 N% 14.06 14.16 14.15 例 7 例6に記載したと同時の実験を行なつたが、イ
ソシアン酸ブチル100モル当りヘキサメチルジシ
ラザン2モルを用いる。反応後、使用イソシアネ
ート基の10%のみが残存する。 蒸留によつて、20.75gのイソシアヌル酸トリ
ブチルが得られる。〔bp:125゜(0.2mmHg);mp.9
〜10゜;n20 D=1.4750〕 かくして、ヘキサメチルジシラザン1モルはイ
ソシアン酸ブチル90モルの消失を惹起することが
わかる。 例 8 ヘキサメチレンジシイソシアネート134.4g
(0.8モル)とヘキサメチルジシラザン1.3g
(0.008モル)を丸底フラスコに導入し、この混合
物を100゜で7時間加熱する。NCO基の割合は100
g当り1.07個である。 余剰のヘキサメチレンジイソシアネートを蒸留
し、残留物を撹拌機付薄膜蒸発装置に移し入れ
る。これによつて、0.55/100gのNCO含量を有
する生成物19gを得る。〔イソシアヌル酸トリス
(イソシアナトヘキサメチレン)に関する理論
NCO値:0.59〕 IRスペクトルにおいて、この生成物は、イソ
シアヌレート三量体に特有の吸収帯(1645および
1690cm-1)と2270cm-1でのNCO帯を示す。その
粘度は25℃で25ポイズである。また、その指紋式
気相クロマトグラムは、該生成物が分子量504の
三量体より本質上なることを示している。二量体
の割合は5%未満である。遊離ヘキサメチレンジ
イソシアネートの割合は0.1%未満である。 例 9 電磁撹拌機、還流冷却器および窒素導入口を備
えた100ml三口丸底フラスコに、 イソシアン酸ブチル 24.75g(0.25モル) ヘプタメチルジシラザン 4.4g(0.025モル) を導入し、油浴で熱を加える。 この混合物を100〜110゜に加熱する。3時間後、
存在するNCO基の半量が消費している。16時間
の反応時間後、NCO基は8%しか残存していな
い。すなわち、ヘプタメチルジシラザン1モルに
つきイソシアン酸ブチル9.2モルが消費されてい
る。 残留反応混合物(22.2g)の蒸留によつて、
0.1〜0.25mm下112〜132゜の沸点を示す生成物14.4
gを得る。この生成物はイソシアヌル酸トリブチ
ルである。〔n20 D=14760、IRスペクトル一致〕 例 10 イソシアネート単量体としてヘキサメチレンジ
イソシアネート100g及び触媒としてCH3−NH
−Si(CH331.4g(イソシアネート単量体の量の
1.4重量%)から成る反応混合物を100℃で3時間
加熱した後、触媒の失活剤としてC6H5COCl2g
を添加して反応を停止した。イソシアネート基の
転化率は16%であつた。 過剰のイソシアネート単量体を除去して二量体
の含有量が5%未満であり、かつNCO基の含有
量が0.541NCO/100gである1,3,5−トリ
ス(6−イソシアナトヘキシル)イソシアヌレー
トの特徴を示す化合物を得た。 例 11 イソシアネート単量体としてヘキサメチレンジ
イソシアネート100g及び触媒としてC8H17−NH
−Si(CH332.8g(イソシアネート単量体の量の
2.8重量%)から成る反応混合物を100℃で3.5時
間加熱した後触媒の失活剤としてC6H5COCl2g
を添加して反応を停止した。イソシアネート基の
転化率は14%であつた。過剰のイソシアネート単
量体を除去してNCO含量が0.560NCO/100gの
1,3,5−トリス(6−イソシアナトヘキシ
ル)イソシアヌレートの特徴を示す化合物を得
た。 例 12 イソシアネート単量体としてヘキサメチレンジ
イソシアネート100g及び触媒として下記の化合
物2.5g(イソシアネート単量体の量の2.5重量
%)から成る反応混合物を 105℃で3時間加熱した後、触媒の失活剤として
C6H5COCl2gを添加して反応を停止した。イソ
シアネート基の転化率は18%であつた。過剰のイ
ソシアネート単量体を除去してNCO含量が
0.540NCO/100gの1,3,5−トリス(6−
イソシアナトヘキシル)イソシアネートの特徴を
もつ化合物を得た。 例 13 イソシアネート単量体としてヘキサメチレンジ
イソシアネート100g及び触媒として(C4H9)−
2N−Si(CH331.6g(イソシアネート単量体の量
の1.6重量%)から成る反応混合物を100℃で2.5
時間加熱した後、触媒の失活剤としてHClガス
0.6gを添加して反応を停止した。イソシアネー
ト基の転化率は20.5%であつた。過剰のイソシア
ネート単量体を除去してNCO含量が0.529NCO/
100gである1,3,5−トリス(6−イソシア
ナトヘキシル)イソシアヌレートの特徴をもつ化
合物を得た。 例 14 イソシアネート単量体としてヘキサメチレンジ
イソシアネート100g及び触媒として下記の化合
2.1g(イソシアネート単量体の量の1.4重量%)
から成る反応混合物を110℃で1.5時間加熱した
後、触媒の失活剤としてC6H5COCl1.8gを添加
して反応を停止させた。イソシアネート基の転化
率は19.5%であつた。 過剰のイソシアネート単量体を除去してNCO
基の含有量が0.535NCO/100gである1,3,
5−トリス(6−イソシアナトヘキシル)イソシ
アヌレートの特徴を示す化合物を得た。 例 15 イソシアネート単量体としてヘキサメチレンジ
イソシアネート100g及び触媒として下記の化合
2.1g(イソシアネート単量体の量の2.1重量%)
から成る反応混合物を90℃で1.5時間加熱した後、
触媒の失活剤としてC6H5COCl2.8gを添加して
反応を停止させた。イソシアネート基の転化率は
21%であつた。過剰のイソシアネート単量体を除
去してNCO基の含有量が0.524NCO/100gであ
る1,3,5−トリス(6−イソシアナトヘキシ
ル)イソシアヌレートの特徴を示す化合物を得
た。 例 16 イソシアネート単量体としてヘキサメチレンジ
イソシアネート100g及び触媒として下記の化合
2.4g(イソシアネート単量体の量の2.4重量%)
から成る反応混合物を95℃で1.1時間加熱した後、
触媒の失活剤としてCH3COClを1.6g添加して反
応を停止させた。イソシアネート基の転化率は14
%であつた。 過剰のイソシアネート単量体を除去してNCO
含有量が0.563NCO/100gの1,3,5−トリ
ス(6−イソシアナトヘキシル)イソシアヌレー
トの特徴を示す化合物を得た。 例 17 イソシアネート単量体としてヘキサメチレンジ
イソシアネート100g及び触媒として下記の化合
1g(イソシアネート単量体の量の1重量%)か
ら成る反応混合物を105℃で2.5時間加熱した後、
触媒の失活剤としてC3H7COCl0.9gを添加して
反応を停止させた。イソシアネート基の転化率は
12%であつた。 過剰のイソシアネート単量体を除去してNCO
含有量が0.568NCO/100gの1,3,5−トリ
ス(6−イソシアナトヘキシル)イソシアヌレー
トの特徴を示す化合物を得た。 例 18 イソシアネート単量体としてヘキサメチレンジ
イソシアネート100g及び触媒として(C2H5)−
3Si−NH−Si(−C2H533.8g(イソシアネート単
量体の量の3.8重量%)から成る反応混合物を105
℃で5時間加熱した後、触媒の失活剤として
C6H5COCl2.1gを添加して反応を停止させた。
イソシアネート基の転化率は23%であつた。 過剰のイソシアネート単量体を除去してNCO
含有量が0.535NCO/100gの1,3,5−トリ
ス(6−イソシアナトヘキシル)イソシアヌレー
トの特徴を示す化合物を得た。 例 19 イソシアネート単量体としてヘキサメチレンジ
イソシアネート100g及び触媒として(C2H5)−
2N−Si(−C2H531.5g(イソシアネート単量体の
量の1.5重量%)から成る反応混合物を110℃で
1.1時間加熱した後、触媒の失活剤として
C6H5COCl1.5gを添加して反応を停止させた。
イソシアネート基の転化率は19%であつた。 過剰のイソシアネート単量体を除去してNCO
含有量が0.535NCO/100gの1,3,5−トリ
ス(6−イソシアナトヘキシル)イソシアヌレー
トの特徴を示す化合物を得た。 例 20 イソシアネート単量体としてブチルイソシアネ
ート25g及び触媒として下式の化合物 4.5g(イソシアネート単量体の量の18重量%)
から成る反応混合物を100〜105℃で16時間加熱し
た。イソシアネート単量体の転化率は86%であつ
た。 過剰のイソシアネート単量体を除去して1,
3,5−トリスブチルイソシアヌレートの特徴を
示す化合物を得た。 例 21 イソシアネート単量体としてブチルイソシアネ
ート25g及び触媒として下式の化合物 2.5g(イソシアネート単量体の量の10重量%)
から成る反応混合物を105〜110℃で19時間加熱し
た。イソシアネート基の転化率は94%であつた。 過剰のイソシアネート単量体を除去して1,
3,5−トリスブチルイソシアヌレートの特徴を
示す化合物を得た。 例 22 イソシアネート単量体としてブチルイソシアネ
ート25g及び触媒として下式の化合物 3.5g(イソシアネート単量体の量の14重量%)
から成る反応混合物を105〜110℃で17時間加熱し
た。イソシアネート基の転化率は91%であつた。 過剰のイソシアネート単量体を除去して1,
3,5−トリスブチルイソシアヌレートの特徴を
示す化合物を得た。 例 23 イソシアネート単量体としてブチルイソシアネ
ート25g及び触媒として下式の化合物 3.6g(イソシアネート単量体の量の14.4重量%)
から成る反応混合物を105〜110℃で16時間加熱し
た。イソシアネート基の転化率は88%であつた。 過剰のイソシアネート単量体を除去して1,
3,5−トリスブチルイソシアヌレートの特徴を
示す化合物を得た。 例 24 イソシアネート単量体としてメチルイソシアネ
ート28.5g及び触媒として(CH3)−2N−Si
(CH332.6g(イソシアネート単量体の量の9.1重
量%)から成る反応混合物を加圧下110℃で8時
間加熱した。イソシアネート基の転化率は75%で
あつた。 過剰のイソシアネート単量体を除去して1,
3,5−トリスメチルイソシアヌレートの特徴を
示す化合物を得た。 例 25 イソシアネート単量体としてオクチルイソシア
ネート31g及び触媒として(C2H5)−2N−Si
(CH331.5g(イソシアネート単量体の量の4.8重
量%)から成る反応混合物を115℃で20時間加熱
した。イソシアネート基の転化率は91%であつ
た。 過剰のイソシアネート単量体を除去して1,
3,5−トリスオクチルイソシアヌレートの特徴
を示す化合物を得た。 例 26 イソシアネート単量体としてテトラメチレンジ
イソシアネート100g及び触媒としてヘキサメチ
ルジシラザン1g(イソシアネート単量体の量の
1重量%)から成る反応混合物を100℃で6時間
加熱した後、触媒の失活剤としてCH3COCl0.8g
を添加して反応を停止させた。イソシアネート基
の転化率は19%であつた。 過剰のイソシアネート単量体を除去してNCO
含有量が0.597NCO/100gの1,3,5−トリ
ス(4−イソシアナトブチル)イソシアヌレート
の特徴を示す化合物を得た。 例 27 イソシアネート単量体として1,2−ビス(イ
ソシアナトメチル)シクロブタン100g及び触媒
として(CH3)−3Si−NH−Si(CH332.0g(イソ
シアネート単量体の量の2重量%)から成る反応
混合物を100℃で7時間加熱した後、触媒の失活
剤としてCH3COCl1.5gを添加して反応を停止さ
せた。イソシアネート基の転化率は16%であつ
た。 過剰のイソシアネート単量体を除去してNCO
含有量が0.540NCO/100gの1,3,5−トリ
ス(2−イソシアナトメチルシクロブチル)イソ
シアヌレートの特徴を示す化合物を得た。 例 28 イソシアネート単量体として5−(3,5,5
−トリメチルイソシアナトメチル)−1−イソシ
アナトシクロヘキサン(IPDI)100g及び触媒と
して(CH3)−3Si−N(CH331.4g(イソシアネー
ト単量体の量の1.4重量%)から成る反応混合物
を130℃で6時間加熱した後、触媒の失活剤とし
てC6H5COCl2gを添加して反応を停止させた。
イソシアネート基の転化率は14%であつた。 過剰のイソシアネート単量体を除去してNCO
含有量が0.410NCO/100gの1,3,5−トリ
ス〔3,5,5−トリメチルイソシアナトメチル
シクロヘキシル〕イソシアヌレートの特徴を示す
化合物を得た。 例 29 イソシアネート単量体としてヘキサメチレンジ
イソシアネート100g及び触媒としてヘキサメチ
ルジシラザン10g(イソシアネート単量体の量の
10重量%)から成る反応混合物を130℃で24時間
加熱した後、触媒の失活剤としてCH3COCl6gを
添加して反応を停止させた。イソシアネート基の
転化率は90%より大であつた。 得られた化合物は不溶性・不溶融性のポリイソ
シアヌレートであつた。 例 30 イソシアネート単量体としてヘキサメチレンジ
イソシアネート100g及び触媒としてヘキサメチ
ルジシラザン3g(イソシアネート単量体の量の
3重量%)から成る反応混合物を100℃で7時間
加熱した後、触媒の失活剤としてC6H5COCl1g
を添加して反応を停止させた。イソシアネート基
の転化率は30%であつた。 過剰のイソシアネート単量体を除去してNCO
含有量が0.490NCO/100gの1,3,5−トリ
ス(6−イソシアナトヘキシル)イソシアヌレー
トの特徴を示す化合物を得た。 例 31 イソシアネート単量体としてヘキサメチレンジ
イソシアネート100g及び触媒としてヘキサメチ
ルジシラザン1g(イソシアネート単量体の量の
1重量%)から成る反応混合物を150℃で1/4時間
加熱した後、触媒の失活剤としてICH31.5gを添
加して反応を停止した。イソシアネート基の転化
率は6.1%であつた。 過剰のイソシアネート単量体を除去してNCO
含有量が0.575NCO/100gの1,3,5−トリ
ス(6−イソシアナトヘキシル)イソシアヌレー
トの特徴を示す化合物を得た。 例 32 イソシアネート単量体としてヘキサメチレンジ
イソシアネート100g及び触媒として(CH3)−3Si
−NH−Si(CH331g(イソシアネート単量体の
量の1重量%)から成る反応混合物を80℃で5時
間加熱した後、触媒の失活剤としてCH3COCl0.8
gを添加して反応を停止させた。イソシアネート
基の転化率は5.2%であつた。 過剰のイソシアネート単量体を除去してNCO
含有量が0.575NCO/100gの1,3,5−トリ
ス(6−イソシアナトヘキシル)イソシアヌレー
トの特徴を示す化合物を得た。 例 33 イソシアネート単量体としてヘキサメチレンジ
イソシアネート100g及び触媒として(CH3)−3Si
−NH−Si(CH332gから成る反応混合物を100
℃で加熱した。反応塊のサンプルを反応開始後3
時間経過時、次いで4時間40分経過時、最後に6
時間30分経過時にそれぞれ抜き取つた。 各抜き取りサンプルについて過剰のイソシアネ
ート単量体を除去した後、下記の性質をもつポリ
イソシアネートイソシアヌレートであることを確
かめた。
【表】 5量体は1モル当りイソシアヌル環2コを含み
ヘキサメチレンジイソシアネート5モルから得ら
れるポリイソシアネートポリイソシアヌレートで
ある。 7量体は1モル当りイソシアヌル環3コを含み
ヘキサメチレンジイソシアネート7モルから得ら
れるポリイソシアネートポリイソシアヌレートで
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 芳香族基に属する炭素原子にイソシアネート
    基が直接結合していないイソシアネートの接触閉
    環三量重合によるイソシアヌレート基含有単量体
    ないし重合体化合物の製造で、該接触閉環三量重
    合が、この接触反応を開始する化合物にイソシア
    ネートを接触させることにより実施される方法で
    あつて、接触反応を開始するのに用いられる化合
    物が、式(): R ―――――― (4−n)Si−〔NR′R″〕o () 〔但し、この式中各記号は夫々次の意味を表わ
    す: R:脂肪族又は脂環式炭化水素タイプの一価基、 R′:R、SiR3又は式【式】 (ここでRはRを表わし、Rは上に示した意
    味を有する)のアミド基より選ばれる一価の
    基、 或は場合によりR′基はR″基と一緒になつて二
    価の炭化水素基を形成し得、 R″:R基と同じ意味を有する一価基か或は、
    R′がアミド基でないときは水素原子、 n:1又は2に等しい整数(nが2に等しいとき
    R′はR基)〕 を有するアミノシリル基含有化合物であることを
    特徴とするイソシアヌレート基含有単量体ないし
    重合体化合物の製造方法。 2 芳香族基に属する炭素原子にイソシアネート
    基が直接結合していないイソシアネートの接触閉
    環三量重合によるイソシアヌレート基含有単量体
    ないし重合体化合物の製造において、接触反応を
    開始するのに用いられる化合物が式(): R ―――――― (4−n)Si−〔NR′R″〕o 〔但し、該式中各記号は夫々次の意味を表わす: R:1〜5個の炭素原子を有するアルキル基、 R′:R、SiR3およびCO(NR)−R(ここでR
    はRを表わし、Rは上に示した意味を有す
    る)より選ばれる一価の基、 或はR′はR″と一緒になつて4〜6個の炭素原
    子を有するアルキレン基を形成し得、 R″:1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、
    4〜6個の核炭素原子を有するシクロアルキル
    基或はR′がアミド基でないときは水素原子〕 を有するアミノシリル基含有化合物であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 芳香族基に属する炭素原子にイソシアネート
    基が直接結合していないイソシアネートの接触閉
    環三量重合によるイソシアヌレート基含有単量体
    ないし重合体化合物の製造において、接触反応を
    開始するのに用いられる化合物が式() R ―――――― (4−n)Si−〔NR′R″〕o 〔但し、該式中各記号は夫々次の意味を表わす: R:メチル、エチル又はプロピル基、 R′:メチル、エチル、プロピル又はブチル基の
    中から選ばれるアルキル基、SiR3基(ここで
    Rは上に示した意味を有する)、或はCO−NR
    −R(ここでRは上に示した意味を有する)の
    カルボンアミド、並びに R″:メチル、エチル、プロピル又はブチル基或
    は水素原子、 或はR′とR″が一緒になつてブチレン又はペン
    チレン基を形成しうる〕 を有するアミノシリル基含有化合物であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項又は2項記載の
    方法。 4 芳香族基に属する炭素原子にイソシアネート
    基が直接結合していないイソシアネートの接触閉
    環三量重合によるイソシアヌレート基含有単量体
    ないし重合体化合物の製造において、接触反応を
    開始するのに用いられる化合物がアミノシラン
    R3SiNR′R″(各記号は既に示した意味の一つを有
    する)であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項〜3項いずれか記載の方法。 5 芳香族基に属する炭素原子にイソシアネート
    基が直接結合していないイソシアネートの接触閉
    環三量重合によるイソシアヌレート基含有単量体
    ないし重合体化合物の製造において、接触反応を
    開始するのに用いられる化合物がジアミノシラン
    R2Si(NR′R″)2(各記号は既に示した意味の一つ
    を有する)であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項〜3項いずれか記載の方法。 6 芳香族基に属する炭素原子にイソシアネート
    基が直接結合していないイソシアネートの接触閉
    環三量重合によるイソシアヌレート基含有単量体
    ないし重合体化合物の製造において、接触反応を
    開始するのに用いられる化合物がシリル尿素 (各記号は既に示した意味の一つを有する)であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜3項
    いずれか記載の方法。 7 芳香族基に属する炭素原子にイソシアネート
    基が直接結合していないイソシアネートの接触閉
    環三量重合によるイソシアヌレート基含有単量体
    ないし重合体化合物の製造において、接触反応を
    開始するのに用いられる化合物がシラザン (各記号は既に示した意味の一つを有する)であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜3項
    いずれか記載の方法。 8 脂肪族ないし脂環式ポリイソシアネート或は
    ポリイソシアネート付加物又はプレポリマーを接
    触閉環三量重合させることによつてポリイソシア
    ネート−ポリイソシアヌレートを形成し、そして
    所期割合のイソシアヌレートが得られたときに触
    媒を破壊する特許請求の範囲第1項〜7項いずれ
    か記載の方法。 9 触媒の破壊が酸を加えることによつて実施さ
    れる特許請求の範囲第8項記載の方法。 10 脂肪族ないし脂環式ジイソシアネートの接
    触閉環三量重合によるポリイソシアネート−ポリ
    イソシアヌレートの製造で、反応終了時に残留単
    量体ジイソシアネートを除去することを特徴とす
    る特許請求の範囲第8項又は9項記載の方法。 11 ポリイソシアネートがヘキサメチレンジイ
    ソシアネートである特許請求の範囲第1項〜10
    項いずれか記載の方法。
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