JPH01287039A - 正常細胞および癌細胞の増殖を抑制する方法 - Google Patents

正常細胞および癌細胞の増殖を抑制する方法

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JPH01287039A
JPH01287039A JP1013870A JP1387089A JPH01287039A JP H01287039 A JPH01287039 A JP H01287039A JP 1013870 A JP1013870 A JP 1013870A JP 1387089 A JP1387089 A JP 1387089A JP H01287039 A JPH01287039 A JP H01287039A
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tgf
tnf
cells
ifn
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Larry Ross Ellingsworth
ラリー ロス エリングスワース
Francis W Ruscetti
フランシス ダブリュ.ルセッティ
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Collagen Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明の技術分野は、免疫細胞と増血細胞との増殖・
発生の調整および悪性細胞の増殖抑制に関する。さらに
詳しくは、この発明は、形質転換増殖因子ベータ(TG
F−β)およびある種のサイトキンli (cytok
ines )からなるペプチド因子の組合せ物に関し、
これは、現在知られている治療法よりも、正常細胞や悪
性細胞の増殖を抑制するのに一層有効である。上記組合
せ物は2個々のサイドキン類よりも機能上および治療上
有効でありかつ副作用が少ない(例えば低毒性)。また
この発明は、 TGF−βと腫瘍壊死因子(TNF )
もしくはアルファーインターフェロン(IFN−α)と
の治療上有効な量を投与することを含む。造血前駆細胞
の増殖を抑制する方法に関する。TGF−βとTNFも
しくはIFN−αとの治療上の有効量を投与することか
らなる免疫細胞の機能を抑制する方法も−この発明の一
つの態様である。またこの発明は、 TGF−βとTN
Fとの治療上の有効量を投与することからなる悪性細胞
の増殖を抑制する方法に関する。この発明の組成物は1
種々の治療用途に有用であり、限定はされないが、以下
のような用途がある。すなわち、放射線と細胞周期依存
性細胞毒性医薬との致死量からの、骨髄幹細胞の保護、
自己免疫疾患と過増殖性疾患の治療2組織移植拒絶反応
の防止。
ならびに各種癌の治療である。
(従来の技術) 疾病と癌に対する人体の主要な防御物は、免疫系と造血
系の細胞である。免疫細胞と造血細胞の増殖と機能は、
多くの異なる細胞間の複雑な相互作用によって調整され
ている。これらの相互作用は、サイトキン類として知ら
れている小分子量の蛋白質因子によって制御されている
サイトキン類には、一般に細胞の増殖を刺激もしくは抑
制する機能がある。マイトジェン因子または分化因子は
、細胞の増殖を刺激するサイトキン類である。細胞増殖
を阻止するサイドキン類は。
サプレッサー因子として知られている。自己分泌因子は
、これを表現する細胞に作用するサイドキン類である。
ある細胞系によって産生されて、別の細胞系に作用する
サイドキン類は、傍分泌因子として知られている。
免疫系や造血系の増殖と機能を阻止する作用をするサプ
レッサー因子には、慢性の炎症性疾患と過増殖性疾患の
転形1種々の自己免疫疾患の治療。
および同種移植と組織移植の拒絶反応の防止のような多
くの治療用途がある。さらに、サプレッサー因子は、細
胞増殖が制御されていない癌の治療にも有用である。後
者の用途には、限定はないが。
リンパ腫、骨髄腫、白血病、黒色腫および腺癌が含まれ
る。増殖阻止剤の例は、 TGF−β、 TNFおよび
IFNである。
TNFには種々の形態がある。悪質液として知られてい
るTNP−cr(ブートラ−ら(Beutler et
 al、)(1985年) 、 Nature、 31
6巻、553頁〕は、宿主の逆位を刺激する内毒素もし
くは他の刺激物に反応して大量に産生される単球/マク
ロファージサイトキンである。TNF−αの悪質法活性
は、脂肪細胞中のりボタンバク質リパーゼ表現を特異的
に阻止することから生じるようである〔トーチイーら(
Torti et al、) 、  (1985年) 
5cience 、 229巻。
867頁〕。腫瘍細胞系に対する細胞毒性効果に加えて
、 TNF−αは、多くの正常細胞系に対してサイトキ
ン様活性を示す。これは、正常な内皮細胞上にタイプ1
の組織適合抗原などの表面マーカーの表現を誘発し、繊
維芽細胞の増殖を促進し、コラゲナーゼとプロスタグラ
ンジンE、の産生を刺激し。
また内皮細胞によるインターロイキン−1(IL−1)
の放出を刺激する。
インターフェロンは、その細胞系に基づいて経歴によっ
て分類された。大きな一層のタンパク質抗原で刺激され
たリンパ球もしくはマイトジェンで刺激されたリンパ球
由来である。これらの範祷のなかに2例えばIFN−β
1およびIFN−β2のようなサブグループがある。イ
ンターフェロンの第一に挙げられる特徴は、細胞内での
ウィルスの複製を阻止もしくは゛妨害°゛することがで
きることであり、またインターフェロンは現在、細胞障
害性のT細胞やマクロファージの細胞障害性を高めるこ
とが知られている。
種々の形態のTGF−βも発表されている。TGF−β
は、増殖阻止剤(Gl)として知られているポリペプチ
ドに非常によく似ていることがわかっており。
B5C−1サルの腎臓細胞で調整された培地から精製さ
れ、同一物かもしれない〔タッカ−・アール・エフら(
Tucker R,F、 et al、) 、  (1
984年) 5cience。
226巻、705頁〕。TGF−βとGlはともに1種
々のIII瘍細胞系の増殖を阻止することがわかってい
る〔アソイアン・アール・ケイら(Assoian 、
 R,K。
et al、 ) 、 Cancer Ce1ls 3
/Growth Factors andTransf
ormation、 Co1d Spring Har
bor Laboratory。
1985年6月、59〜64頁およびモーゼス・エイチ
・エルら(Moses 、 H,L、 et al、 
) 、 Cancer Ce1ls3/Grohth 
Factors and Transformatio
n、上記と同じ文献、65〜71頁〕。
ウシ腎臓、ヒト胎盤およびヒト血小板由来のTGF−β
は、 1984年3月29日付で第一08410110
6号として公開されたPCT出願第PCT/US831
01460号および1984年12月19日付で公開第
0128849号として公開されたEPC出願第844
50016.5号に記載されている。これらの出願は、
 TGF−βをEGFもしくはTGF−αと組合わせる
と、軟寒天培養検定法(正常細胞とラット腎臓細胞の軟
寒天内コロニーの足場依存性増殖を誘発する)において
細胞増殖を促進し、かつラットの軟組織の創傷治癒モデ
ルにおいて細胞増殖とタンパク質の堆積を促進すること
を示すデータを提供している。
ヒト胎盤由来のTGF−βの一部のN末端アミノ酸配列
が、ウシ由来の軟骨が誘発する因子A ((jF−A)
と同一であると報告されている。CIF−Aは。
EPC出願第85304848.6号(1986年1月
22日付で公開第0169016号として公開されてい
る)に記載されている。またこの出願には、 CIF−
Bと命名された相同のポリペプチドが記載されている。
両方のポリペプチドはともに、 5O3−PAGE測定
法による約26、000ダルトン(26Kd)の分子量
を有し二量体である。CIP−Hの部分的なN末端配列
は、 CIF−Aのそれとは異なる(N末端における最
初の30箇のアミノ酸の11箇が異なる)。両CIFは
ともに上記TCP−β軟寒天培養検定法で活性を示す。
その結果、 CIF−AとCIF−8はそれぞれTGF
−β1とTGF−β2として月6日付出願)には2両方
のTGF−βが、抗炎症活性を有し、マイトジェンで刺
激されたT細胞の増殖とB細胞の活性化を阻止すると記
載されている。
またTGF〜βは、造血機能とリンパ球生成機能の中心
に局在し、それ故造血機能もしくはリンパ生成機能の不
全もしくは障害に伴う症状を治療するのに有用であると
報告されている。
同時係属出願中の米国特許願第928,760号(19
86年11月7日付出願)には1両TGF−βが静腫瘍
活性を示すので、限定されないが、癌、骨髄腫、黒色腫
、およびリンパ腫を含むいずれの種類の細胞新生物の治
療にも利用できると開示されている。
本願発明の発明者らは、正常細胞および悪性細胞の増殖
を抑制するのに有用で、特に有効な、 TGF−β類と
サイトキン類の組合わせを見出したのである。
TGF−βは、 TNFと組合わせると、 TGF−β
もしくはTNF単独よりも、悪性細胞の増殖抑制に一層
有効である。TGF−βおよびIFN−αもしくはTN
Fの組合わせは、 TGF−β、 TNFもしくはIF
N−α−単独よりも、免疫細胞と造血前駆細胞との増殖
の抑制には一層有効である。
それ故に、 TGF−βと特定のサイトキンとの組合わ
せには、細胞の増殖もしくは免疫機能を阻止する必要が
ある種々の疾患を治療する用途がある。
このような疾患には、特に限定はないが、癌(例えば、
リンパ腫、白血病、骨髄腫、腺癌など)。
自己免疫疾患と慢性炎症疾患(例えばリウマチ様関節炎
、変形性関節症1重症筋無力症、紅斑性狼癒、ブドウ膜
炎など)、過増殖性疾患(例えば尋常性転層)および器
官移植拒絶反応が含まれる。
(発明の要約) この発明の一つの態様は、 TGF−βおよびTNFも
しくはIFNを有する。I’#乳動物のリンパ球、骨髄
細胞もしくは悪性細胞の増殖を阻害する治療上有効な組
成物である。
この発明の他の態様は、 TGF−βおよびTNFもし
くはIFN−αの治療上の有効量を哺乳動物に投与する
ことを含む、造血前駆細胞および免疫細胞の増殖を抑制
する方法である。
この発明のさらに他の態様は、 TGF−βとTNFの
治療上の有効量を哺乳動物に投与することを含む。
悪性腫瘍の増殖を抑制する方法である。
この発明のその他の態様は、 TNPもしくはIFN−
αの投与量を減らしてTGF−βの治療上の有効量を一
緒に投与することを含む、哺乳動物のTNFもしくはI
FN−αによる治療の副作用を減少させる方法である。
C以下余白) 以下に本発明を詳述する。
脱塩された骨由来の均一なTGF−β1とTGF−β乙
の精製法と、これら精製ポリペプチドの特性は。
EPC出願公開第0169016号に記載されており、
その開示事項を本願に援用する。
TGF−βIは、 5OS−PAGE法で測定して約2
6kdの分子量を有するホモ二量体であることは明らか
である。それは下記のN−末端アミノ酸配列を存する。
人1a−Leu−Asp−Thr−Asn−Tyr−C
ys−Phe−Ser−5er−Thr−Glu−Ly
s−Asn−Cys−Cys−Val−Arg−Gin
−Leu−Tyr−11e−八5p−Phe−TGF−
β?もまた5OS−PAGE法で測定して約26kdの
分子量を有するホモ二量体であることは明らかである。
そのN−末端アミノ酸配列は次のとおりである。
入1a−Leu−人sp−^1a−Ala−Tyr−C
ys−Phe−人r9−人5n−Val−Gln−As
p−Asn−(Cys−Cys−)−Leu−人rg−
Pro−Leu−Tyr−Ile−人印一両方のTGF
−βはともに、熱処理もしくはトリブタシンによる処理
に対して比較的非感受性(生物学的活性の低下の点から
)であるが、2−メルカプトエタノールもしくはジチオ
トレイトールのような試薬に還元作用で活性を失う。
本願で用いる“TGF−β”という用語には、上記のウ
シのポリペプチド“”TGF−β1”と°“TGF−β
2”;ヒト、ブタ、ヒツジおよびウマのような他の哺乳
動物種由来の同等のポリペプチド;およびウシまたは他
の哺乳動物のポリペプチドの合成類似物〔ムティン(+
utein) )が含まれる。上記の類似物は、一般に
、特定の天然の種と、アミノ酸配列が実質的に同じであ
る(すなわち配列が少なくとも約90%等しい)、これ
らのTGF−β類は、天然の起源から得るかまたは組換
えDNA技術によって製造することができる。組換え体
ポリペプチドは、当該技術分野で知られているように、
アミノ酸配列ではなくてその状態が、天然のポリペプチ
ドと異なる(例えばグリコジル化されていない)。
ヒトTNFは、アガーワルらCAggarwal et
 al、) 。
J、 Biol Chew (1985) 、 260
巻、 2345頁に開示されているように、ヒト骨髄白
血病細胞系HL−60の。
血清を含有していない組織培養物の上澄液がら単離する
ことができる。ヒトおよびマウスのTNF。
組換え体の形態のものも、ワンプら(tjang et
 al、)Science 、  (1985年) 、
 228巻、149頁およびベニ力ら(Pennica
 et al、) 、 Proc Natl Acad
 5ciUSA  (1985年)、82巻、 606
0頁に開示されているのと同様にして入手することがで
きる。
本願で用いる“TNF”という用語は、その物質の起源
にかかわらず、 TNF様の活性を有するすべての分子
が含まれる。TNF−αとTNF−βはともに、有用な
レベルのTNF様活性を有する合成類似物とともに含ま
れる。TNF−αは、この発明を実施するのに好ましい
形態である。
本願で用いる“’IPN ”という用語は、 IFN−
α様活性を示すすべての分子を意味する。インターフの
発明の範囲に含まれないものとする。インターフェロン
類の精製法と特性は、 Methods of Enz
ymology。
78巻、シトニー・ペスト力(Sidney Pe5t
ka ) w1集、 Academic Press 
Inc、米国、ニューヨーク州ニューヨーク、 198
1年に記載されている。
本願で用いる“造血前駆細胞°”という用語は。
リンパ球と骨髄細胞の系の種々の細胞形を生成する幹細
胞を意味する。
本願で用いる“免疫細胞°゛という用語は、T細胞もし
くはB細胞の表現型であるリンパ球を意味する。
本願で用いる“癌細胞°゛という用語は、良性新生物と
悪性新生物の両者、特に腫瘍塊を意味する。
本願で用いる“実質的に阻止するパという用語は、正常
細胞もしくは癌細胞の増殖の完全なもしくは部分的な(
少なくとも50%)阻止を意味する。
本願で用いる“細胞の増殖(cell growth 
)という用語は、細胞の分裂と増殖(prolifer
ation)が含まれる。
本願で用いる“治療上有効な”という用語は。
造血前駆細胞、免疫細胞および悪性細胞の増殖を実質的
に阻止するTGF−βおよびTNFもしくはIFN−α
の量を意味する。上記の組合わせは、 TGF−β、 
TNFもしくはIFN−αの単独での治療より、細胞の
増殖の阻止に一層有効である。“治療上有効な量によっ
て表される正確な量は、特定の細胞系および所望の効力
によって決まる。−射的な指針としては、 C3H胸腺
リンパ球の生体外での増殖を防止するTGF−β2の濃
度は、 0.5 U/d  IFN−αの存在下 0.
00001pMという小濃度であり、T細胞の増殖をほ
ぼ60%まで低下させる。0.01pMのTGF−βZ
と50U/dlFN−αを用いることによって、胸腺リ
ンパ球の増殖を95%以上まで抑制することができる。
またこの治療上有効な量は、リンパ球、骨髄細胞もしく
は悪性細胞の増殖の阻止に影響するTNFもしくはIF
N−αの投与量を減少させるのに必要なTGF−βの量
によって定義することができる。本願に開示された検定
法を用いて、当業者は、治療上有効な量を得るのに必要
な各成分の正確な量を決定することができるであろう。
この発明の一つの態様は、 TGF−βおよびTNFも
しくはIFN−αの治療上有効な量を有する。#乳動物
の造血前駆細胞、免疫細胞および過増殖性細胞の増殖を
抑制する組成物である。好ましい態様は。
TGF−βとTFN−αの治療上有効な量を有する組成
物であるが、 TGF−βとTNP−αが1量部のTG
P−β:1〜10,000量部のTNF−αの比率で投
与される組成物が一層好ましく、または1量部のTGF
−β:1〜10.000量部のIFN−αの比率で投与
される組成物も好ましいものである。
この発明の他の態様は、 TGF−βとTNFの治療上
有効な量を有する。哺乳動物の癌細胞増殖を阻止する組
成物である。好ましい実施例は、 TGF−βとTNF
 、特にTGP−βとTNF−αの治療上有効な量を有
する組成物であるが、 TGF−βとTNF−αが、l
置部のTGF−β:1〜to、ooot部のTNF−α
の比率で投与される組成物がより好ましい。
この発明の他の態様は、 TGP−βおよびTNFもし
くはIFN−αの治療上有効な量を哺乳動物に投与する
ことを含む造血前駆細胞、免疫細胞および過増殖性細胞
の増殖を抑制する方法である。好ましい実施例は、 T
GF−βとTNF 、特にTGF−βとTNF−αの治
療上有効量を哺乳動物に投与することを含む方法である
が、 TGP−βとTNF−αが、1量部のTGF−β
:1〜io、ooo量部のTNF−αの比率で投与され
る方法が好ましい。他の好ましい実施例は、↑GF−β
とIFN−αの治療上有効な量を哺乳動物に投与するこ
とを含む方法であるが、 TGF−βとIFN−αが、
1量部のTGF−β:1〜10,000量部のIFN−
αの比率で投与される方法が好ましい。
この発明の他の態様は、 TGF−βとTNFの治療上
有効な量を哺乳動物に投与することを含む、悪性細胞の
増殖を阻止する方法である。好ましい実施例は、 TG
F−βとTNF 、特にTGF−βとTNF−αの治療
上有効な量を哺乳動物に投与することを含む方法である
が、 TGF−βとTNF−αが、l置部のTGF−β
:1〜10,0001部のTNF−αの比率で投与され
る方法が一層好ましい。
この発明のさらに他の態様は、投与されるTNFもしく
はIFN−αの投与量を減らして治療上有効な量のTG
P−βを一緒に投与することを含む哺乳動物のTNFも
しくはIFN−αによる治療の副作用を減少させる方法
である。
この発明の組成物は、リンパ球系および骨髄細胞系の細
胞の増殖を阻止し、免疫系を抑制するのに有用である。
したがって、この発明の組成物は。
リンパ球および骨髄細胞の癌の治療および免疫の抑制を
要望する患者の治療に利用することができる。リンパ球
および骨髄の細胞の癌に伴う疾患には、限定はないが、
バーキットリンパ腫、T細胞リンパ腫、B細胞リンパ腫
および種々の骨髄性白血病が含まれる。免疫系の疾患と
しては、限定はないが、乾廚、リウマチ様関節炎、変形
性関節症。
重症筋無力症、紅斑性狼疹およびブドウ膜炎のような自
己免疫疾患が挙げられる。その上、この発明の組成物は
、移植された器官に対する免疫応答を抑制するのに有用
である。
またこの発明の組成物は1例えばケラ千ノサイト(転層
症に罹患している哺乳動物の場合)を含む種々の過増殖
性細胞系の病的な増殖を阻止することができる。
この発明を実施する場合、この発明の組成物は同時に投
与する必要はない。個々のサイトキンを72時間以内に
投与することが好ましい。TNFもしくはIFN−αは
、 TGF−βと同時に投与することが好ましく、また
はTCP−βは、 TNFもしくはIFN−αの投与の
48時間以内に投与してもよい。
この発明の組成物は2局所投与によって疾病を治療する
のに使用することができる。投与のルートは治療する疾
患によって決まる。TGF−βとTNFとからなる組成
物は、充実性腫瘍塊の局所治療に特に有効である。かよ
うな組成物は1表在性腫瘍塊に、皮下注射針によって直
接注射してもよい。表在性腫瘍塊には、黒色腫もしくは
基底細胞癌のような皮膚癌が含まれる。深部の腫瘍塊は
、カテーテル、例えば脈管カテーテルを通じてTGF−
βと丁NFで治療することができる。この投与法は、肝
臓。
腎臓もしくは脳の腫瘍塊の治療に特に有効である。
TGF−βとIFN−αの組合わせは、炎症性疾患を治
療するのに局所に塗布することができる。いくつかの例
として、適切な担体系の組成物を局所に塗布する方法が
ある。局所塗布方法は1例えばアトピー性皮膚炎や乾廚
症のような皮膚の過増殖性および炎症性の疾病の治療に
有用である。関節の慢性炎症疾患は、上記の組成物を、
炎症を起こした関節に直接注射することによって治療す
ることができる。この投与法は、リウマチ性関節炎およ
び変形性関節症の治療に有用である。
また、この発明の組成物は、全身投与によって疾患を治
療するのに利用することができる。TGF−βとTNF
の組合わせは、癌の全身治療に有効である。
各成分の必要投与量は患者の年令や体格、治療する癌の
タイプおよび疾病の激しさによって変わる。
同様に、 TGF−βとTNFとからなる組成物は、自
己免疫疾患の全身治療および全身免疫抑制に有効である
TGF−β、 TNFおよびIFN−αはすべて非経口
の注入による投与に適しているが、他の投与法も考えら
れ、これもこの発明に含まれる。例えば鼻腔内もしくは
気管支へのスプレーによる吸入で投与を行なうことがで
きる。代わりに、これらの化合物は、多数の、放出制御
もしくは徐放性の移植器具によって直接投与してもよい
。例えば、1種以上の成分を、移植に適したポリマー移
植物もしくは膜に混入させることができる。代わりに、
アルゼットミニポンプ(Alzet minipump
)  (アルザ・コーポレーション(ALZA Cor
poration) 、米国、カリフォルニア州、パロ
アルト〕を皮下に移植し。
1種以上の成分を、長期間にわたって放出することがで
きる。
この発明のほとんどの製剤は、非経口の注入に適切な生
理的に受容な賦形剤2例えばリン酸緩衝塩水(PBS 
)による、活性化合物の溶液もしくは懸濁液の形態であ
る。その外の受容な賦形剤としては1例えばデキストロ
ース・カルボキシメチルセルロース、ブチル化ヒドロキ
シアニソール(BH^)。
ブチル化ヒドロキシトルエン(BIT ) 、  ヒト
血清アルブミン(ISA ) 、ポリエチレングリコー
ル(PEG )  などが挙げられる。適切な製剤技術
と原料についての完全な記述については、イー・ダブリ
ュ・マーチン著、  (Mack Pub、 Co、 
、米国、ペンシルヴエニア州、イーストン、第15版、
 1975年)の”Re−n+ington’s Ph
armaceutical 5ciences”を参照
されたい。
(実施例) 下記の実施例は、当業者に対するこの発明の詳細な説明
として提供される。しかしこの発明は。
以下の具体的な実施例に限定されず、これらとの均等物
のすべてを含むものである。
(以下余白) スILL (TGF−βの製造) TGF−β1とTGF−β2を、 EPC出願第353
04848.6号に記載されているのと同様にして、脱
塩された骨粉から精製して得た。簡単に、ウシの中足骨
を。
0.5M HCI中4℃で16時間かけて脱塩し次いで
4MGdn−11cI/1sM N−エチルマレイミド
/10 sM EDTA。
pH6,8抽出法を用いてペプチドを可溶化した0次い
で両方のTGF・−βを次のようにして精製した。
まず4 M Gdn−ICl10.02  %アジ化ナ
トリウム/10mM EDTA、pH6,8で平衡化し
たセファクリルS−200カラム(Sephacryl
 S−200colua+n)を用いてゲル濾過し1次
いで6M尿素/10mM Nacl 71mM N=エ
チルマレイミド150 mM  酢酸ナトリウム、 p
H4,5による10〜400 mM Naclの直線勾
配液を用いるCMセルロースのカチオン交換クロマトグ
ラフィに付して精製した。最終的な精製と、 TGF−
β1とTGF−β2からの分割は、0.1%のトリフル
オロ酢H,p)11.9による0、60%アセトニトリ
ルの勾配液で溶離するC11lカラムを用いる逆相高速
液体クロマトグラフィで行った。均一性は、銀染色5O
5−PAGE分析法およびN−末端アミノ酸配列分析法
によって証明した。
得られたTGF−β類は、少なくとも95%純度であり
、さらに精製しなくても使用するのに適切なものである
他の種から得たTGF−β顆間には高度な相同性がある
ので、ヒトのTGF−βの代わりに他の哺乳類から得た
TGF−βを用いることができることに留意すべきであ
る。例えば、ヒト起源の組織の安価な代替物として新鮮
な、ブタもしくはウシの血液を用いることができる。
災詣斑主 (製剤類) (A)下記のものは、静脈注射による投与に適切な製剤
である。
全成分は、好ましくは凍結乾燥された粉末として、リン
酸緩衝塩水に添加され2次いでpHを約7.4に調節す
る。比活性の1単位(U)は、生体外で50%の生物学
的応答を誘発するサイトキン(例えばIFN−α)の量
である。
全成分は、好ましくは凍結乾燥された粉末として、リン
酸緩衝塩水に添加され1次いでpHを約7.4に調節す
る。
(C)下記のものは、静脈注射による投与に適切なリポ
ソーム製剤である。
悲里J二人 全成分は、好ましくは凍結乾燥された粉末として、リン
酸緩衝塩水に添加され1次いでpHを約7.4に調節す
る。リポソーム製剤については、 PBSは。
Ca″”、 Mg”+などの二価のカチオンを含有しな
いものでなければならない。
DAPC(ジアラカドイルフォスファチジルコリン)。
DAPS(ジアラカドイルホスファチジルセリン)およ
びコレステロールは、丸底フラスコ中5 mlのクロロ
ホルムに溶解する。次にクロロホルムを減圧下で除去し
、薄い脂質のフィルムをフラスコの面に残す。次に、前
記の活性成分の溶液を添加し。
フラスコを激しく振盪(例えば音波処理によって)静脈
注射もしくは筋肉注射に適切なリポソームの懸濁液を形
成させる。リポソーム製剤の他の適切な製造法は、当該
技術分野で知られている。
(D)以下に述べるものは1局所投与1例えば。
転層症の局所治療に適切な製剤である。
全成分(TFG−β、 IFN〜αおよび水以外)を合
せ。
攪拌しながら、60”Cに加熱する。次に多量の水を。
激しく撹拌しながら添加して約90gのクリームを作製
し1次に冷却する。次いで、 TFG−β、 1FN−
αを約10m1の水に懸濁させ(任意にアルブミン、デ
キストロースなどのような安定剤を含有している)。
得られた懸濁液を上記のクリーム混合物に添加する。得
られた混合物を攪拌し、室温より低い温度で保管する。
(A)BALB/Cマウスの骨髄細胞を、  1 ml
RPMI−16イ0(Advanced Biotec
hnologies社、米国、メリーラド州、シルバー
スプリング)、lO%ウシ胎児血清(FCS)および0
.1mM 2−メルカプトエタノール(2−Me)を含
有する0、3%シーブラックアガロース(seapla
queagarose )(RockLand、米国メ
イン州)中に懸濁させ、 35anのル・ベトリ皿(l
us petri disl+)(MilesScie
ntific社、米国、イリノイ州、ネイバービル)中
にて5%CO2雰囲気下37°Cで培養した。マウス顆
粒白血球/単球コロニー刺激因子(GM−CSF)を用
いてコロニー形成を誘発させた。培養物を、0.1ng
/ml TGF−βと、濃度を0.1〜100U/dに
変化させたTNFとで処理した。コロニーの数を7日目
に数えて、そのデータを、1ブレート当たりの骨髄細胞
のコロニーの数として示した。
(B)正常なマウス骨髄細胞からの顆粒白血球−マクロ
ファージコロニー形成単位(GM−CFV) (7)生
体外での発生に対する。 TGF−βとTNFの効果を
第1図に示す。INF単独(10〜100 U / a
ll )によってGM−CFUの発生は35〜62%抑
制された。 TGF−βだけでは、 0.1ng/rd
でGM−CFUの発生を54%抑制された。TNF  
(1〜100 U/d)とTGF−β(0,1ng/絨
)の組合せで、 GM−CFtlの発生が80〜93%
まで抑制された。これらの結果は、 TGF−βとTN
Pの組合わせによって、培養され正常骨髄細胞からのG
M−CFIIの発生が有効に抑制されるということを示
している。
(A)骨髄を、 BALB/Cマウスの大腿骨から、 
R1’旧−1640を用いて吸い出し、10%FCS含
有のRP旧−1640で2度洗い、同じ液に再懸濁させ
1次いでo、i *中1×lOSの細胞数で、96ウエ
ルのマイクロタイタープレート(Costar社、米国
、マサチューセンツ州、ケンブリッジ)に接種した。細
胞の増殖を5ng/IIdlのマウスGM−C5Fを用
いて誘発させた。その実験培養物を、異なる量(0,0
1〜500 U/mff1)のTNF単独で処理するか
、または、0.1ng/ ml TGF−βと異なる量
のTNF(0,01〜500 U / ml )とで処
理した。増殖を、5%Cot雰囲気中37°Cで72時
間培養後に J−チミジン(New England 
Nuclear社、米国、マサチューセンッ州、ボスト
ン)の1mC1のオーバーナイトパルスによって測定し
た。細胞培養物を、多試料ハーベスタで、ガラス繊維フ
ィルター上に取出した。個々のフィルターを2dのPC
Sシンチレーション流体(^mersham Corp
oration米国、イリノイ州、アーリントンハイツ
)中に入れ。
試料を標準の液体シンチレーション法で計数した。
(B)骨髄増殖検定法でのGM−CSF誘発増殖のTG
F −βとTNFによる阻止の状態を第2図に示す。得
ろれた結果は、 TGF−β(0,1Hg/ ml )
が、 TNFの骨髄抑制作用を著しく促進することを示
している。
TNFの50%有効作用投与量(ED、。)が、 TG
F−β(0,1Hg/m )の存在によって、2U/m
lから0.6U / mlに移行した。
(C)INFO代わりにIFN−αを用いて上記(A)
の手順を繰返した。第3図に示すように、TGF−βと
INF−αの組合わせは、 TNFを組合わせた場合と
同程度ではないが、 GM−C3Fで誘発された骨髄増
殖の検定法におけるIFN−αの抑制効果を改善してい
ることはたしかである。得られた結果は、 TGF−β
とTNFの組合わせの方が、 TGF−βとINF−α
の組合わせより、骨髄前駆細胞の増殖を阻止するのに一
層有効であることを示している。
(A) C3H/HeJマウスの胸腺リンパ球(106
)を、平底96ウエルのマイクロタイタープレート〔コ
スタ−3596(Costar 3596)、米国、メ
リーランド州、ケンブリッジ)に接種した。この細胞を
最適濃度のフィトヘマグルチニン[Sigma Che
micalCompany、米国、ミズーリ州、セント
ルイス]と。
インターロイキン−1(8U/d IL−1,CiC1
5tronTechnolo、  米国、ニュージャー
シイ州、パインブルーク)とで共同刺激させた(cos
timulate)。
種々の量のIFN−α(5〜500 U/戚)、および
種々の量のIFN −αc 5〜500 U/In1)
と種々ノ量のTGF−β(0,001〜0.1pM)と
を組合わせたものを培養物に添加した。細胞を、増湿し
たインキュベーター内で5%CO,雰囲気下37゛cで
72時間培養した。培養物は、取出す前に(24時間後
) 、 0.5mC1の3H−チミジン(Amersh
am社、米国イリノイ州、シカゴ)でパルスした。これ
らの培養物を半自動細胞ハーベスタ−で取出して、取込
まれた3n−チミジンの量を、標準液体シンチレーショ
ン法で測定した。データは、3個の培養物からの1分間
当たりの崩壊(DPM)で示した。
(B)IL−1で誘発された胸腺リンパ球の増殖検定法
における。 IFN−αと組合わせたTGF−β1の効
果と、IFN−αと組合わせたTGF−β2の効果とを
それぞれ第4a図と第4b図に示す。0.01pMのT
GF−βIもしくはTGF−β2と5U/−のIFN−
αの組合わせによって、この検定法では、T細胞の増殖
が完全に(190%)抑制された。
(C)IL−1で誘発された胸腺リンパ球の増殖検定法
における。 IFN−βと組合わせたTGF−β1の効
果と、もしくはTGF−β2の効果をそれぞれ第5a図
と第5b図に示す。TGF−β1もしくはTGF−β2
をIFN−βの組合わせた場合、胸腺リンパ球増殖検定
法における。IL−1で誘発されたT細胞の増殖応答を
抑制する効果は、 TGF−β1とrFN−αもしくは
TGF−β2とIFN−α組合わせよりもはるかに小さ
い。
(D)IFN−γ(IFN−q)を組合わせたTGF−
β1と、 IFN−γ(IFN−q)組合わせたTGF
−β2との効果をそれぞれ、第6a図と第6b図に示す
。TGF−β2もしくはTGF−β2とIFN−αとの
組合わせよりも、胸腺リンパ球増殖検定法における。 
IL−1で誘発されたT細胞の増殖応答層抑制する効果
がはるかに小さい。
(E)第4図、第5図および第6図に示した結果は、 
IFN−αと組合わせたTGF−βlもしくはTGF−
β2が最も効果が大で、T細胞増殖を抑制するのに望ま
しいTGF−βとrFNの組合わせであることを示して
いる。
(A)ヒト組織白血球細胞糸U937を、ファルコン組
織培養フラスコ内の、10%FC5,ペニシリン(10
0U/m1) 、 ストレプト? イシ7 (100m
g / ml )オヨび3 mg / trr!グルタ
ミンを追加したRPMI−1640中で培養した。細胞
を、 TNF単独(0,1〜1,000 U/d)、ま
たはO,lng/rdのTGF−βと組合わせたTNF
 (0,1〜1,000 U/d)で処理した。いくつ
かの実験で、細胞を、 IFN −α単独(0,1〜1
,000 U/d)、または0.1Hg/m TGF−
β組合わせたIFN−α(1〜1,000 U/m)で
処理した。処理された試料は、3個づつ10’細胞/ウ
エルで、72時間培養した。次いで細胞を1mciの3
H−チミジンでパルスしてから6時間後に取り出して液
体シンチレーシコン法で計数した。データはカウント7
分(CPM)で示す。
(B)白血球細胞増殖検定法における。 TGF−βと
TNFの組合わせの結果を第7図に示す。TNFの腫瘍
細胞に対する増殖阻止効果は、 0.1ng/dのTG
Iβを添加すると著しく改善される。
(以下余白) 木石団1ト列1助 この発明は、全米健康協会(National In5
titutesof Health )によって一部資
金の援助を受けた研究においてなされたものである。し
たがって、米国政府が一定の権利を有する。
4  ゛  の   な晋 ■ 第1図は、実施例3(B)で述べる。骨髄の軟寒天検定
法によるTGF−βとTNFiの試験結果を示すグラフ
である。
第2図は、実施例4(B)で述べる。骨髄増殖検定法に
よるTGF−βとTNFの試験結果を示すグラフである
第3図は、実施例4(C)で述べる。骨髄増殖検定法に
よるTGF−βとIFN−αの試験結果を示すグラフで
ある。
第4a図は、実施例5(B)で述べる。胸腺リンパ球増
殖検定法によるTGF−β1とIFN−αの試験結果を
示すグラフである。
第4b図は、実施例5(B)で述べる。胸腺リンパ球増
殖検定法によるTGF−β2とIFN−αの試験結果を
示すグラフである。
第5a図は、実施例5(C)で述べる。胸腺リンパ球増
殖検定法によるTGP−β1とIFN−βの試験結果を
示すグラフである。
第5b図は、実施例5(C)で述べる。胸腺リンパ球増
殖検定法によるTGF〜β2とIFN−βの試験結果を
示すグラフである。
第6a図は、実施例5(D)で述べる。胸腺リンパ球増
殖検定法によるTGF〜β1とIFN−Tの試験結果を
示すグラフである。
第6b図は、実施例5(D)で述べる。胸腺リンパ球増
殖検定法によるTGF〜β2とIFN−7の試験結果を
示すグラフである。
第7図は、実施例6(B)で述べる。白血球増殖検定法
によるTGF−βとTNFの試験結果を示すグラフであ
る。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、TGF−βとTNFもしくはIFN−αとの治療上
    有効量を有する、哺乳動物中の免疫細胞、造血前駆細胞
    、過増殖性細胞および癌細胞の増殖を実質的に阻止する
    組成物。 2、前記の治療上有効量が、造血前駆細胞を治療するの
    に有効な量である請求項1記載の組成物。 3、TGF−βとTNFの治療上有効量を有する請求項
    2記載の組成物。 4、前記TNFがTNF−αである請求項3記載の組成
    物。 5、前記TGF−βとTNF−αが、1:1〜10,0
    00の比率で存在する請求項4記載の組成物。 6、前記の治療上有効量が免疫細胞を治療するのに有効
    な量である請求項1記載の組成物。 7、TGF−βとTNFとを有する請求項6記載の組成
    物。 8、前記TNFがTNF−αである請求項7記載の組成
    物。 9、前記TGF−βとTNF−αが、1:1から10,
    000の比率で存在する請求項8記載の組成物。 10、造血前駆細胞の増殖を実質的に阻止するTGF−
    βとIFN−αの治療上有効量を有する請求項2記載の
    組成物。 11、前記TGF−βとIFN−αが、1:1〜10,
    000の比率で存在する請求項10記載の組成物。 12、免疫細胞の増殖を実質的に阻止するTGF−βと
    IFN−αの治療上有効量を有する請求項6記載の組成
    物。 13、前記TGF−βとIFN−αが、1:1〜10,
    000の比率で存在する請求項12記載の組成物。 14、癌細胞の増殖を実質的に阻止するTGF−βとT
    NFの治療上有効量を有する請求項1記載の組成物。 15、前記癌細胞が悪性細胞である請求項14記載の組
    成物。 16、前記TNFがTNF−αである請求項14記載の
    組成物。 17、前記TGF−βとTNF−αが、1:1〜10,
    000の比率で存在する請求項16記載の組成物。
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