JPH01286574A - フルカラープリンタにおける色補正方式 - Google Patents

フルカラープリンタにおける色補正方式

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JPH01286574A
JPH01286574A JP63114529A JP11452988A JPH01286574A JP H01286574 A JPH01286574 A JP H01286574A JP 63114529 A JP63114529 A JP 63114529A JP 11452988 A JP11452988 A JP 11452988A JP H01286574 A JPH01286574 A JP H01286574A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、印刷用の3原色によってカラー画像をプリ
ントとし、ハードコピーが得られるようなフルカラープ
リンタにおける色補正方式に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、例えば、コンピュータグラフィックやカラー
パー信号からフルカラーのプリント画面を印刷する際に
、実際上の発色インクの特性によって彩度の高い色にな
る程、明度が低下することを防止するために、印刷すべ
き3原色の法度を所定の割合でマスキングすることによ
って、CRT画面とほぼ同一の明度を持った色が再現で
きるようにしたものである。
〔従来の技術〕
カラー画像は、一般に3原色(R、G 、 B)を所定
の割合で重ねることによって再現することができ、カラ
ーCTRで表示されるときは、R(赤)、G(緑)、B
(青)の3原色が使用される。
又、印刷等でカラー画像を表示するときは、前記3原色
と補色の関係となる印刷用3原色Y(イエロー)0M(
マゼンタ)、C(シアン)を発色するインクが一般的に
使用されている。
ところで、カラー画像を昇華性の染料(インり)によっ
てプリントするときは、前記印刷用3原色を発色するイ
ンクとして理想的なものが得がたいため、カラーマスキ
ング補正が一般に行われている。
すなわち、実際の印刷用3原色インクの発色特性は、第
5図の3本の曲線Y、C,Mに示すように、理想的な3
原色の発色特性と比較して色がずれており、また広い幅
の光を吸収するため多くの不要色が含まれている。
したがって、理想的なインクを使用して100%の濃度
のシアンを表現する場合は、第6図(a)に示すように
シアンのインクのみを白紙に印刷すればよいが、実際の
シアンのインクは、第6図(b)に示すようにかなりの
量のマゼンタ成分Mが不要色として印刷され、さらに、
イエロー成分Yも僅かであるが印刷されることになる。
そのため、例えばシアンとマゼンタを印刷して加色法に
より青をプリントアウトする際は、少なくとも、マゼン
タの濃度をシアンに含まれているマゼンタ成分だけ少な
くするようにフィルタ等。
又は電気回路等によって色補正を行う必要がある。
このようなカラーマスキング補正は従来からも昇華性染
料をサーマルヘッドによって昇華し、ポリエステル等が
コーティングされている印刷用紙に付着させてカラー画
像をプリントする際にも採されており、このカラーマス
キング補正と、インクの発色特性を補正するγ補正を行
うことによって自然界に存在するような色は、一応、従
来のフルカラープリントでも適正な色相でハードコピー
とすることができた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、かかるフルカラープリントの場合でも、例え
ば、コンピュータグラフィック等から出力される画像や
、カラーパー信号等をプリントアウトする際には、実際
にブラウン管等(以下、CRTという)によって表示さ
れる画面と著しく異なった画面となることがある。
以下、この点について説明する。
コンピュータグラフィックや、カラーバー信号等には、
自然界に存在しないようなきわめて彩度の高い3原色の
信号が出力される。そのため1例えば、前述したように
100%の濃度のシアン色Yを示す信号(B+G信号)
をフルカラープリントによってプリントアウトする際は
、第6図(b)に示すように通常のシアンインクの発色
特性では、一般に20〜40%のマゼンタ色Mが同時に
印刷され、さらに10〜25%イエロー色Yも印刷され
ることになる。しかしながら、理想的には100%の濃
度のシアン色は、第6図(a)に示すように、マゼンタ
成分、及びイエロー成分は0となることが好ましい。
ところで、理想的なシアン成分発色性のインクの特性を
示す第6図(a)の場合は、斜線で囲まれた領域(A)
で反射される光が、この画面の明るさとして認識される
にもかかわらず、実際のインクで印刷された場合は第6
図(b)で示すように明るさを示す領域(B)の面積に
対応する光が明るさとして認識されることになり、従来
のフルカラープリン・トでは結果的に、彩度の高いシア
ンをプリントしたときは明度が著しく低下することにな
る。
特に、マゼンタMの視感度(明るさを感じる度合)は、
もっとも大きいため、高い彩度のシアン色を一般のイン
クでプリントしようとすると、明度の低下が著しくなり
、CTR画面で写し出されるコンピュータグラフィック
をプリントアウトすると、従来のフルカラープリンタの
場合は、CR1画面のカラー画像と著しく異なったカラ
ー画像がプリントされることになる。
又、上記の例は、100%濃度のシアンを印刷する場合
について説明したが、シアンに対して若干のマゼンタが
含まれている色(ライトブルー)の場合でも、シアンの
インクに含まれているマゼンタ成分以下のマゼンタが混
合色となるような場合は、例えば、シアンを印刷したの
ち、負の色信号を示すマゼンタを付加することが必要に
なるが、負の色成分のマゼンタはカラーマスキング補正
によっても付加することが不可能であるから、結果的に
、従来のフルカラープリンタではこのような彩度の高い
色の場合も、明度の低下をさけることができなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上述したように自然界に存在しないような彩
度の高い色をプリントする際に、明度の低下することを
防止し、CRT画面と同一程度の表現が可能となるよう
にすることを目的としてなされたもので、より詳しくい
えば、従来のカラーマスキング補正によって補正できな
いような負の値を持つ色成分をプリントしなければなら
ないようなときは、印刷用の3原色の濃度を所定の割合
で低下させることにより、明度のバラツキを小さくし、
CRTのカラー画像とあまり矛盾しないよ′  うなカ
ラー画像がプリントアウトできるようにしたものである
〔作用〕
高い彩度の色は、一般に使用されている昇華性の染料で
印刷するときに、カラーマスキング補正が不可能になり
、不要色の混入によって明度が低下する。そのため、C
RT画面と著しく異なった画像としてプリントアウトさ
れることになるが、この場合、印刷用の3原色、特に、
シアンの場合にその濃度を所定の割合で低く押える明度
マスキング補正を行うと、色純度が多少悪くても、CR
T画面の明るさと同一の明度とすることができ、視覚的
にCRT画面と同等なカラー画像を得ることができる。
〔実施例〕
第1図は本発明のフルカラープリンタにおける色補正方
式の概要をブロック図としたものであって、lOは例え
ばコンピュータグラフィック等から出力されるカラー画
像の色信号発生部、20は色信号発生部10から出力さ
れる3原色R,G。
Bを印刷用の3原色Y(イエロー)9M(マゼンタ)、
C(シアン)に変換する第1のROMテーブル、30は
実際の印刷用インクの発色特性を考慮して3原色Y、M
、Cの出力比率を補正するカラーマスキング補正用の第
2のROMテーブル、40は本発明の特徴とする明度マ
スキング補正用の第3のROMテーブルであって、後述
するように高い彩度の色信号が入力されたとき、所定の
割合で3原色の濃度(特にシアンの濃度)を低下させる
変換データが格納されている。50は濃度曲線(階調)
の補正を行うγ補正回路、60は3原色Y、M、Cのイ
ンクリボンを例えばサーマルヘッドによって順次加熱し
、3原色のプリントを重ねることによってカラーハード
コピーを得ることができるフルカラープリンタを示し、
このフルカラープリンタ60の印刷原理はよく知られて
いるものであり、その説明を省略する。
次に、本発明の特徴とする明度マスキング補正用のデー
タの説明を行う。
前述したように、コンピュータグラフィックやカラーパ
ー信号等では、自然界には殆どみられないような明るさ
で、かつ、高い彩度の色信号が出力され、一般に慣用さ
れている昇華性の染料の発色特性を考慮するとカラーマ
スキングによっても補正が不可能な場合がある。
すなわち、前述した例のように100%濃度のシアン信
号ycがカラーマスキング補正用のROMテーブルから
出力された場合は、第6図(a)に示すように理想的な
インクを使用してシアン色Cを印刷することが好ましい
が、実際のインクでは第6図(b)に示すように、シア
ン色Cと。
20〜40%のマゼンタ色M、及び10〜20%のイエ
ロー色Yが印刷されることになり、ハードコピーからの
光の反射量を示す面積(A)−及び(B)は明らかに(
A)> (B)で、実際のコピー画面の明度は低下する
ことになる。
そこで、本発明の場合はこの明度の低下を補正するため
に、第2図の実線で示すようにシアン色Cの濃度をDX
まで低下するように明度マスキング補正を行う、この濃
度DXの値は第3図に示すように理想的な発色特性のイ
ンクで反射光が得られる面積(A)と、実際のインクの
発色特性で反射光が得られる面積(B)が等しくなるよ
うに設定するものであるが、3原色Y、M、C,が明る
さとして感じられる視感度はシアン(赤)−0,3゜マ
ゼンタ(緑)=0.6.イエロー(青)−0,1である
から、この点を考慮して明るさLを定める。
すなわち、シアンの場合を例にすると、理想的なインク
によって印刷されるときの明るさLは、第2のROMテ
ーブル30から出力されるシアンCCの濃度をDIとす
ると、 L=KB+KG+KRX l 0−DI=0.1 +0
.6+0.3X l 0−DI  ・・・・・・(1)
但し、KB=青に対する明るさの視感度KG=緑に対す
る明るさの視感度 KR=赤に対する明るさの視感度 とすることができる。
これに対して、実際のシアンのインクにマゼンタ及びイ
エロー成分が含まれているときの明るさLXは LX=O,1X10−にCy−DX+Q、 5 XI 
Q −Kcs・DX+ 0.3 X l 00X   
     −−・−−−C2>但し、KC,はシアン中
に含まれるマゼンタ成分の割合 i(cmはシアン中に含まれるイエロー成分の割合 DXは減少させた濃度 とすることができる。
したがって、濃度DIのシアンをCRT画面に表示した
ときの明るさと同程度の明るさをフルカラープリンタで
得る場合は、前記第(1)式のLと第(2)式のLXを
等しくすることによって、インクで印刷するときのシア
ンの濃度DXを算出することができる。
第4図は上記した方法によってフルカラープリンタでシ
アンを印刷する場合のシアンの濃度曲線を示したもので
、入力されるシアンの信号値DI=2.2%(100%
濃度)、DI=1.2.DI=0.8の場合が例示され
ている。
この第4図において、縦軸はDX= −2,21ogE
として、E=1〜o、iv(シアン入力信号)したとき
のシアンの出力濃度DX、横軸はシアンに含まれる不要
色の割合(%)を示しており、通常の昇華性のインクの
場合は、20〜30%とみることができる。
この濃度曲線から理解できるように理想的なインク(不
要色O%)の場合は、フルカラープリンタに供給される
シアンの濃度DXは、DI=DXであって濃度を減少さ
せる必要がないが、例えば、不要色の割合が30%のイ
ンクを使用するときは100%濃度のシアン信号(DI
=2.2)が入力されたときでも、フルカラープリンタ
には約濃度が0.8となるような補正を行うことによっ
て、プリントアウトされたカラー画像の明るさがCRT
画面の場合と同程度になることを示している。
前記した明度マスキング補正用の第3のROMテーブル
40は、このような変換データがあらかじめ計算機等に
よって演算され、格納されているものである。
上記、実施例ではシアンを中心として説明したが、マゼ
ンタを印刷する場合も、前記した第5図に示すように、
実際のインクではシアンはど顕著ではないが、他の不要
色が含まれることになる。
したがって、マゼンタの場合も同様に、L=0.1 +
0.6X 10−DI +0.3  ・・・・・・(3
)Lx =0.1+10−にMylX + 0.6 X
 10−DX+0.3X10°XMc−DX     
・・・・・−(4)を設定し、L−Lx となるような
マゼンタの濃度DXを求めることにより、明度マスキン
グ補正を行うことができる。
但し、K@、=マゼンタ中のイエロー成分の割合KMc
=マゼンタ中のシアン成分の割合そして、マゼンタMの
場合の変換データも第3のROMテーブル40に格納さ
れる。
彩度の高いイエローを印刷する場合も、同様に明度マス
キング補正を行うことができる。しかしながら、イエロ
ーを発色するインクは前述した第5図に示されているよ
うに、他の不要色成分の割合はきわめて小さく、視感度
からみた明るさの低下もきわめて小さいものになり、入
力されたイエロー信号の値(DI)と実際に出力される
イエローの濃度DXはあまり変化しないものになる。
このように、第3のROM40にはカラーマスキング補
正された3原色YC,MC,CC,が入力されたときに
、カラーマスキング補正に負の色信号が要求される場合
に、さらに、明るさの視感度がCR7画面と同程度とな
るように出力濃度を補正するデータがあらかじめ計算機
等によって格納されているものであり、この補正によっ
て色純度は多少悪いが、明るさの度合がコンピュータグ
ラフィックの場合と同一程度になるように改善され、違
和感を著しく改善させるものである。
上記第1図の実施例では、フルカラープリンタのカラー
プロセスとして3個のROMテーブル20.30.40
が使用されるように構成されているが、これ等のROM
テーブルは1個のROMテーブルに置換えることも可能
である。
又、さらに、γ補正回路50の変換特性もROMテーブ
ルに含めることができる。
さらに、高速の演算装置が利用できるときは、ROMテ
ーブルに代えて演算回路を採用することも可能になる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のフルカラープリンタにお
ける色補正方式は、特に、コンピュータグラフィックや
カラーバー信号等から出力されるような高彩度の色を印
刷するような場合に、カラーマスキングによって補正が
不可能な彩度の色信号に対して所定の割合で濃度を減少
する明度マスキング補正を行うようにしているから、ブ
ラウン管で表示されるようなカラー画像と同程度の視感
度を有するカラー画像をプリントアウトすることができ
るという効果がある。
又、実際上のカラープロセスはROMテーブルを使用す
ることによって行うことができるから、従来のカラーマ
スキング補正も回持に行うことができ、コストアップを
招くことがないという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のフルカラープリンタにおける色補正方
式の概要を示すブロック図、第2図は明度マスキング補
正を行う際の一例(シアン)を示す説明図、第3図は補
正濃度の算出を説明するための図、第4図は明度マスキ
ングを行うROMテーブルの変換特性の一例(シアン)
を示すグラフ、第5図は一般に使用されている印刷イン
クの発色特性を示すグラフ、第6図(a)、(b)は高
彩度のシアンを印刷するときのインク濃度を模式化した
ときの濃度グラフである。 図中、10は色信号発生部、20は第1のROMテーブ
ル、30はカラーマスキング用の第2のROMテーブル
、40は明度マスキング用の第3のROMテーブル、5
0はγ補正回路、60はフルカラープリンタを示す。 (a)      (b) 第3図 □不要色C%) 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 3原色ビデオ信号と補色関係となる印刷用3原色を形成
    し、前記印刷用3原色に対してカラーマスキング補正を
    行ってカラー画像をプリントとするフルカラープリンタ
    において、前記印刷すべき3原色に対する前記カラーマ
    スキング補正によって、負の補正色が要求されるときは
    、前記印刷用3原色に対して所定の割合で明度マスキン
    グをかけるようにしたことを特徴とするフルカラープリ
    ンタにおける色補正方式。
JP63114529A 1988-05-13 1988-05-13 フルカラープリンタにおける色補正方式 Expired - Lifetime JP2689479B2 (ja)

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