JPH0128617Y2 - - Google Patents

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JPH0128617Y2
JPH0128617Y2 JP1982037361U JP3736182U JPH0128617Y2 JP H0128617 Y2 JPH0128617 Y2 JP H0128617Y2 JP 1982037361 U JP1982037361 U JP 1982037361U JP 3736182 U JP3736182 U JP 3736182U JP H0128617 Y2 JPH0128617 Y2 JP H0128617Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は漏電しや断器の表示装置に関する。
〔考案の技術的背景〕
従来、動作表示器を有する漏電しや断器の一例
として、熱動引はずし素子近くに、主回路の事故
を検出したとき表示器用直流ソレノイドの電磁石
が励磁され、これによりプランジヤが移動し、こ
のプランジヤの移動にともなつて移動する引はず
しレバで摺動体を押し上げ、これによりこの摺動
体に設けてある動作表示ボタンが外部に突出する
ように構成されてたものがある。これは動作表示
ボタンの状態により短絡事故か漏電中事故かの事
故内容が判別できるものであるが、次のような欠
点がある。
〔背景技術の問題点〕
(1) 摺動体をスムーズに上下動させるための案内
部材がなく、摺動体の上下動は単に引はずしレ
バの移動のみで行つているので、摺動体および
これに設けてある動作表示のボタンの動作が確
実でなく信頼性に欠ける。
(2) ソレノイドのプランジヤとこれと引はずしレ
バの連結部側における磁気回路は開路されてい
るだけなので、この部分における磁気抵抗が大
きく励磁電流が大きくなり、磁束密度が大き
く、これにともない消費電力が大きいという欠
点がある。
〔考案の目的〕
本考案はこのような欠点を除去するためなされ
たもので、動作表示器の動作が確実にできるとと
もに、直流ソレノイドの励磁電流を小さくでき、
動作表示器の消費電力が少なくてすむ漏電しや断
器の表示装置を提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は上記目的を達成するために、動作表示
部材を有する摺動体をスムーズに案内するととも
に、直流ソレノイドの前記摺動体の位置する側の
磁束を有効に導くためのC字形の補助継鉄を設け
たものである。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例について図面を参照して
説明する。第1図は公知の漏電しや断器の一例の
一部を示すもので、図中1は上壁、側壁に開口部
を有する外かくで、この外かく1内の底面の絶縁
基台1Aには固定接触子2を有する固定導体3が
設けられている。この固定導体3に有する固定接
触子2に接離可能な可動接触子4を有する可動導
体5が外かく1内に回動可能に設けられている。
そして、可動導体5は開閉機構部6を介してハン
ドル7に連結され、このハンドル7の操作により
可動導体5は回動するようになつている。一方外
かく1の側壁開口部近くには熱動引はずし素子
8、この熱動引はずし素子8の変形により動作す
る錠止め杆9、この錠止め杆9の動作にともなつ
て移動し、前記開閉機構部6の係合を解く掛止め
杆10が設けられている。
このように構成された従来の漏電しや断器に、
動作表示器20が以下のように構成されている。
ここでは動作表示器20としては漏電表示器を例
にとつて説明するがこれに限るものではない。第
2図、第3図は第1図の熱動引はずし素子8部分
に設けられる動作表示器20を示している。図中
21は後述する字形継鉄で、この字形継鉄2
1の中央に円筒状巻線22を巻回したボビン23
が配置される。このボビン23および字形継鉄
21の一端側に固定鉄心25が貫通固定され、こ
の固定鉄心25の一端が前記巻線22の内側に突
出し、固定鉄心25の他端は字形継鉄21の端
部から外部に突出してするようになつている。
字形継鉄21側部の上方に立上る部分において、
L字形板バネ24の一端が前記固定鉄心25にカ
シメにより固定され、L字形板バネ24の他端側
は前記字形継鉄21の上方に位置させてある。
前記字形継鉄21は第4図に示すように一方
の立上り片21aには前記固定鉄心25を挿入す
るための挿入穴21ahが形成され、又他方の立
上り片21bに切り込み溝21bsが形成されてい
る。前記字形継鉄21の切り込み溝21bsの有
る立上り片21とこれと近接するボビン23との
間に、第2図および第3図に示すようにほぼC字
形のC字形補助継鉄27の開口部が前記切り込み
溝21bs側にむくように設けられている。
前記巻線22の内部にプランジヤ26が軸方向
に摺動可能に設けられ、このプランジヤ26の一
端側は前記C字形の補助継鉄27に有するプラン
ジヤ挿入穴(図示せず)を通り立上り片21bの
切り込み溝24bsに挿入して支持され、この切り
込み溝21bs側のプランジヤ26の先端部にはブ
ロツク31を介して引はずしレバ30が連結され
ている。ブロツク31は全体が直方体であつて、
この底面側の一方の角部に段部31aを有してい
る。C字形補助継鉄27の開口部には、この縁部
に沿つて上下動可能に摺動体29が設けられてい
る。この摺動体29は2つの矩形状の枠が連結片
により連結され、前記C字形補助継鉄27の開口
部側の縁部に沿つて上下動可能にするための案内
部29aを有しており、また矩形状の枠は前記ブ
ロツク31が遊挿できるような大きさとなつてい
る。
前記板バネ24の自由端側(字形継鉄21に
固定されている側とは反対側)に溝24aが形成
されており、この溝24aには動作表示部材例え
ば動作表示ボタン28が挿入係合され、この動作
表示ボタン28の下部突出部は前記摺動体29の
上部に固定されている。
しかして、前記板バネ24のバネ力は、動作表
示ボタン28および摺動体29が図の上方に引張
力が常時作用するようになつている。また、引は
ずしレバ30と連結されているブロツク31と、
字形継鉄21の立上り片21bとの間であつ
て、プランジヤ26の外周にコイル状の復帰バネ
32が設けられ、この復帰バネ12の一端はプラ
ンジヤ26に固定され、この復帰バネ32の他端
に作用する弾性力によりプランジヤ26は固定鉄
心25から遠ざかる方向に引張力が働くようにな
つており、これによりプランジヤ26の静止状態
が保たれる。
次に、以上のように構成されたこの考案による
漏電しや断器の表示装置の動作について説明す
る。第1図において、負荷機器が過負荷状態にな
り、所定値以上の過電流が流れると熱動引はずし
素子8は、熱作動力により錠止め杆9が矢印の方
向に駆動し掛止め杆10の掛止めは解除されて、
開閉機構部6を釈放し回路を開放する。
以上の動作は負荷機器の過負荷状態における電
路保護の作動機能であるが、次に負荷機器を含む
負荷回路に地絡漏電を生じたときの作動について
説明する。負荷機器の電気的絶縁が経年劣化して
地絡漏電事故を生じたときは図示しない零相変流
器で検出され、この検出値が所定値を越えた場合
には増幅された信号で直流ソレノイドの巻線22
が励磁される。この巻線22に流れる電流Iによ
つて生ずる磁束は、字形継鉄21、固定鉄心2
5、プランジヤ26、字形継鉄21からなる磁
気回路に導かれ、この磁気回路の磁気抵抗と、
字形継鉄21、固定鉄心25、プランジヤ26、
C字形補助継鉄27、字形継鉄21から形成さ
れる磁気回路の磁気抵抗とが並列接続された磁気
抵抗Rと、プランジヤ26を吸引するのに必要な
磁束ΦとによりI=RΦ/N(N:巻線のターン
数)により決まることになる。このように、C字
形補助継鉄27を用いているので、前記2つの磁
気抵抗が並列に形成されることから、磁気抵抗が
小さくなり、結局、巻線22の励磁電流を小さく
することができる。特に第4図に示す様にプラン
ジヤ26を挿入しやすくする為に、字形継鉄2
1の一方の立上り片21に、切込み溝21bsを形
成し、これにプランジヤ26を挿入支持している
ので、磁気抵抗を低減することができる。
一方、巻線22が励磁されると第3図に示すよ
うにプランジヤ26は固定鉄心25に急速に磁化
吸引され、復帰バネ23のバネ力に打勝ち、前記
プランジヤ26にブロツク31を介して固定され
た引はずしレバ30は錠止め杆9の上端が、矢印
のように反時計方向に駆動し、前述のように過電
流が流れた場合の作動と同一の作動により掛止め
杆10の掛止めを解除し開閉機構部6を釈放し回
路を開放する。また、前記プランジヤ26の吸引
作動にともない、プランジヤ26の先端に固定さ
れたブロツク31および引はずしレバ30も共働
するので、ブロツク31の下端部に摺動体29が
係止していたものが、ブロツク31の移動で、摺
動体29が解除釈放される。このとき、板バネ2
4の自由端による上方への蓄勢力(復元力)によ
り、摺動体29は第3図に示すようにC字形補助
継鉄27の開口部の縁部に沿つて上方に摺動する
ことになる。これにより板バネ24の先端(摺動
体29の上端部)の表示ボタン28は外かく1の
外側に突出し、これにより漏電作動の状態が表示
される。前記摺動体29は第3図のように板バネ
24により上方へ摺動し、同時にプランジヤ26
も左側に吸動されることにより、ブロツク31の
段部31aに摺動体29の枠が係止されることか
ら、再び摺動体29と引はずしレバ30とが相互
に係止されることになり、静止状態が保たれる。
次に、漏電事故が点検修復され電路を閉路する
には、表示ボタン28を外かく1の内側に押圧す
るなどして摺動体29を、板バネ24のバネ力に
抗して下方に押し下げれば、C字形補助継鉄27
の開口部の縁部に沿つて摺動体29は下方に摺動
する。摺動体29の下方への摺動により、第2図
に示すようにブロツク31の係止つまり引はずし
レバ30の係止が解除され、復帰バネ32の蓄勢
力により、プランジヤ26、ブロツク31および
引はずしレバ30はともに、図示右側に移動し、
地絡漏電が生じてない最初の状態すなわち第2図
のように摺動体29の枠とブロツク31の下端部
とが係止し、これにより引はずしレバ30とが相
互に係止されて静止状態が保たれる。
以上のように本考案による漏電しや断器の摺動
体29はC字形補助継鉄27の開片口部の縁部を
はさみこむように設けられているので、漏電しや
断時に確実に表示ボタン28により動作表示さ
れ、これにより、過負荷および短絡事故かあるい
は漏電事故かの事故内容が容易に判別が出来、し
たがつて事故対策がすみやかに実施出来る。さら
に、漏電表示作用と引はずしレバ30との係合作
用とを有する摺動体29を直流ソレノイドの構成
部品であるC字形補助継鉄27の開口端部におい
て摺動させる構造であるので、摺動体29を案内
させる部材と磁気回路を形成する部材とを別々に
構成しこれらを組合せるものに比べてコンパクト
に出来構造が簡易になり当然組立作業も容易に出
来ることになる。
またC字形補助継鉄27を摺動体29側に設け
てこの直流ソレノイド端部に生ずる磁束の磁気通
路を形成したので、直流ソレノイドとして磁気抵
抗を小さく出来、巻線22の励磁電流を小さくす
ることが出来、消費電力を少なくすることが出来
る。
なお、以上述べた実施例では第4図のように製
作した字形継鉄21と、これとは別に製作した
C字形補助継鉄27を組合せて使用したが、これ
らの代りに第5図のように字形継鉄とC字形補
助継鉄を一体にした継鉄40を使用してもよい。
この場合には、プランジヤ26が軸方向にスムー
ズに移動するようにC字形補助継鉄を有する側に
プランジヤ挿入穴(図示せず)を形成する。この
ようにしても前述の実施例と同様に効果を奏する
こというまでもない。
〔考案の効果〕
以上述べた本考案によれば動作表示器の動作が
確実にできるとともに、直流ソレノイドの励磁電
流を小さくでき、動作表示器の消費電力が少なく
てすむ漏電しや断器の表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の漏電しや断器の一部を示す断面
図、第2図は本考案の一実施例の要部を示す斜視
図、第3図は同実施例の動作状態を示す斜視図、
第4図は同実施例に用いる字形継鉄の斜視図、
第5図は他の実施例に用いる継鉄の斜視図であ
る。 1…外かく、2…固定接触子、3…固定導体、
4…可動接触子、5…可動導体、6…開閉機構
部、7…ハンドル、8…熱動引はずし素子、9…
錠止め杆、10…掛止め杆、21…字形継鉄、
22…巻線、23…ボビン、24…板バネ、25
…固定鉄心、26…ソレノイド、27…C字形補
助継鉄、28…動作表示ボタン、29…摺動体、
30…引はずしレバ、31…ブロツク、40…継
鉄。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 対向する立上り片を有し、この一方の立上り片
    にプランジヤを案内支持するための穴を有し、且
    磁気回路を形成するためのほぼU字形の継鉄と、 この継鉄の立上り片間に配置され、主回路の事
    故電流を検出した時励磁される円筒状巻線と、 この巻線内部に配置され、前記継鉄の立上り片
    に有する穴に挿入され、前記巻線の励磁により軸
    方向に移動可能なプランジヤとからなるソレノイ
    ド形電磁石と、 前記プランジヤに段部を有するブロツクを介し
    て連結された引き外しレバの係合を解き、接触子
    を開離する引き外し機構と、 前記ブロツクの周囲に配設され、前記巻線が非
    励磁の時前記ブロツクの端面に当接し、前記巻線
    が励磁された時前記ブロツクの段部に係合して所
    定方向に突出動作する動作表示部材付の摺動体
    と、 前記継鉄のプランジヤを案内支持している立上
    り片と前記巻線端部との間に配設されるか、又は
    前記継鉄のプランジヤを案内支持している立上り
    片と一体に形成し、前記巻線と前記継鉄の間に新
    たに磁気通路を形成し、かつ前記摺動体の対向す
    る側端部に、そのC字形の開口部により摺動案内
    させるC字形補助継鉄と、 からなる漏電しや断器の表示装置。
JP3736182U 1982-03-17 1982-03-17 漏電しゃ断器の表示装置 Granted JPS58139647U (ja)

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JPS58139647U JPS58139647U (ja) 1983-09-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10114257B2 (en) 2009-08-13 2018-10-30 3M Innovative Properties Company Conducting film or electrode with improved optical and electrical performance for display and lighting devices and solar cells

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JPH0834085B2 (ja) * 1988-08-20 1996-03-29 三菱電機株式会社 電磁引外し装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5212928Y2 (ja) * 1971-12-16 1977-03-23
JPS4992963U (ja) * 1972-12-02 1974-08-12

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US10114257B2 (en) 2009-08-13 2018-10-30 3M Innovative Properties Company Conducting film or electrode with improved optical and electrical performance for display and lighting devices and solar cells

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