JPH0128591Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0128591Y2 JPH0128591Y2 JP1981088487U JP8848781U JPH0128591Y2 JP H0128591 Y2 JPH0128591 Y2 JP H0128591Y2 JP 1981088487 U JP1981088487 U JP 1981088487U JP 8848781 U JP8848781 U JP 8848781U JP H0128591 Y2 JPH0128591 Y2 JP H0128591Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- overcurrent
- thyristor
- tripping
- circuit
- switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 3
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Keying Circuit Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は過電流引外し装置、特にしや断器の過
電流引外し装置に関するものである。
電流引外し装置に関するものである。
第１図は、この種の従来の過電流引外し装置の
一例を示す回路図である。図において、１は主回
路で２はその主回路１に挿入接続された開閉器と
しのしや断器を示す。３は主回路電流を検出する
変流器、４は変流器３に接続された変圧器で、整
流器５により整流される。６，７及び８は、それ
ぞれ、主回路１に流れる過電流に対応して所定時
間後に通電する長限時要素、短限時要素、瞬時要
素を有する時限要素回路である。また９は電流制
限用抵抗器で、１０は引外し電源用コンデンサで
あり、１１はサイリスタで一点鎖線で囲まれたブ
ロツク１２は過電流引外し回路を示す。１３はサ
イリスタ１１に直列接続された引外しコイルであ
る。
一例を示す回路図である。図において、１は主回
路で２はその主回路１に挿入接続された開閉器と
しのしや断器を示す。３は主回路電流を検出する
変流器、４は変流器３に接続された変圧器で、整
流器５により整流される。６，７及び８は、それ
ぞれ、主回路１に流れる過電流に対応して所定時
間後に通電する長限時要素、短限時要素、瞬時要
素を有する時限要素回路である。また９は電流制
限用抵抗器で、１０は引外し電源用コンデンサで
あり、１１はサイリスタで一点鎖線で囲まれたブ
ロツク１２は過電流引外し回路を示す。１３はサ
イリスタ１１に直列接続された引外しコイルであ
る。
次に、第１図に示された従来の過電流引外し装
置の動作を説明する。
置の動作を説明する。
主回路１に短絡電流あるいは過電流が流れると
変流器３により主回路電流の大きさが検出され
る。変流器３の二次電流は変圧器４により電流比
が変えられ、整流器５を経て引外し電源用コンデ
ンサ１０に蓄積される。一方、整流器５を経た電
流は時限要素回路にも同時に流れ、その過電流の
大きさにより時限要素回路６，７，８のうちのい
ずれかが遅延導通し、サイリスタ１１のゲート端
子にトリガパルスが送られてサイリスタ１１がオ
ン状態になると引外し電源用コンデンサ１０に蓄
積された電荷が引外しコイル１３に流れ、引外し
コイル１３により駆動されるしや断器２が引外さ
れる。
変流器３により主回路電流の大きさが検出され
る。変流器３の二次電流は変圧器４により電流比
が変えられ、整流器５を経て引外し電源用コンデ
ンサ１０に蓄積される。一方、整流器５を経た電
流は時限要素回路にも同時に流れ、その過電流の
大きさにより時限要素回路６，７，８のうちのい
ずれかが遅延導通し、サイリスタ１１のゲート端
子にトリガパルスが送られてサイリスタ１１がオ
ン状態になると引外し電源用コンデンサ１０に蓄
積された電荷が引外しコイル１３に流れ、引外し
コイル１３により駆動されるしや断器２が引外さ
れる。
このような従来の過電流引外し装置では、接点
素子としてサイリスタなどの半導体素子が使用さ
れているため近接した制御盤等からの種々の浮遊
容量に起因する空間的な静電誘導によるサージ電
流がそのゲート端子に流れることにより誤動作す
る可能性があつた。
素子としてサイリスタなどの半導体素子が使用さ
れているため近接した制御盤等からの種々の浮遊
容量に起因する空間的な静電誘導によるサージ電
流がそのゲート端子に流れることにより誤動作す
る可能性があつた。
本考案はかかる従来の装置の欠点に鑑みてなさ
れたもので、サージによる誤動作を除去した過電
流引外し装置を提供することを目的としている。
れたもので、サージによる誤動作を除去した過電
流引外し装置を提供することを目的としている。
第２図は、本考案による過電流引外し装置の一
実施例を示している。図において、本考案による
過電流引外し回路１２′は抵抗器１４を、サイリ
スタ１１と引外しコイル１３との直列体に並列接
続し、引外しコイル１３及びサイリスタ１１とダ
イオード１５をこの順序で直列接続したところが
第１図に示された従来の過電流引外し回路１２と
異なる点であり、その他の素子は第１図において
同じ符号を付した素子と同じである。
実施例を示している。図において、本考案による
過電流引外し回路１２′は抵抗器１４を、サイリ
スタ１１と引外しコイル１３との直列体に並列接
続し、引外しコイル１３及びサイリスタ１１とダ
イオード１５をこの順序で直列接続したところが
第１図に示された従来の過電流引外し回路１２と
異なる点であり、その他の素子は第１図において
同じ符号を付した素子と同じである。
次に、第２図に示された本考案に係る過電流引
外し装置の動作を説明する。
外し装置の動作を説明する。
主回路１に短絡電流あるいは過電流が流れ引外
しコイル１３が附勢され、しや断器２が引外され
るまでの動作は第１図に示された従来のものと同
じである。しかしながら、本考案では抵抗器１４
およびダイオード１５を介して常にサイリスタ１
１のカソード側に一定の直流電流を流してダイオ
ード１５の順方向電圧降下分（約0.6V）だけ、
サイリスタ１１のカソード側の電圧を上げ、バイ
アスをかけた状態にしておくので、サイリスタ１
１をトリガするにはゲート端子がダイオード１５
の順方向電圧降下分だけ余分に電圧が付加されな
ければならず、従つて静電誘導によるサージの誤
トリガ動作を防止することができる。
しコイル１３が附勢され、しや断器２が引外され
るまでの動作は第１図に示された従来のものと同
じである。しかしながら、本考案では抵抗器１４
およびダイオード１５を介して常にサイリスタ１
１のカソード側に一定の直流電流を流してダイオ
ード１５の順方向電圧降下分（約0.6V）だけ、
サイリスタ１１のカソード側の電圧を上げ、バイ
アスをかけた状態にしておくので、サイリスタ１
１をトリガするにはゲート端子がダイオード１５
の順方向電圧降下分だけ余分に電圧が付加されな
ければならず、従つて静電誘導によるサージの誤
トリガ動作を防止することができる。
本考案は、しや断器の過電流引外し装置につい
て例示説明をしたが接触器等他の開閉器に適用す
ることもできる。
て例示説明をしたが接触器等他の開閉器に適用す
ることもできる。
以上のように、本考案によれば、サイリスタに
直列にバイアスをかけることにより静電誘導によ
るサージの誤トリガ動作を防止することができ、
サージキラー回路等の高価な回路を使用しなくて
も精度の高い過電流引外し装置が得られるという
効果がある。
直列にバイアスをかけることにより静電誘導によ
るサージの誤トリガ動作を防止することができ、
サージキラー回路等の高価な回路を使用しなくて
も精度の高い過電流引外し装置が得られるという
効果がある。
第１図は従来の過電流引外し装置を示す回路
図、及び第２図は本考案に係る過電流引外し装置
の一実施例を示す回路図である。 １…主回路、２…しや断器、３…変流器、４…
変圧器、５…整流器、６，７，８…時限要素回
路、１０…引外し電源用コンデンサ、１１…サイ
リスタ、１２′…過電流引外し回路、１３…引外
しコイル、１４…抵抗器、１５…ダイオード、
尚、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図、及び第２図は本考案に係る過電流引外し装置
の一実施例を示す回路図である。 １…主回路、２…しや断器、３…変流器、４…
変圧器、５…整流器、６，７，８…時限要素回
路、１０…引外し電源用コンデンサ、１１…サイ
リスタ、１２′…過電流引外し回路、１３…引外
しコイル、１４…抵抗器、１５…ダイオード、
尚、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 主回路に挿入された開閉器と、附勢されたと
き前記開閉器を駆動する引外しコイルと、前記
主回路に過電流が流れたとき、その過電流に対
応する時限要素回路が所定時間後に通電するこ
とにより前記引外しコイルに直列接続されたサ
イリスタをトリガし以てすでに蓄積されていた
電荷を前記引外しコイルに流して附勢する過電
流引外し回路と、を備えた過電流引外し装置に
おいて、 前記サイリスタのカソード側に常にバイアス
電圧が付加されていることを特徴とした過電流
引外し装置。 (2) バイアス電圧が、前記引外しコイルと前記サ
イリスタとの直列体に並列接続された抵抗器
と、前記直列体と直列接続され、かつ、前記サ
イリスタの極性と同じ極性方向を有するダイオ
ードとによつて得られる実用新案登録請求の範
囲第１項記載の過電流引外し装置。 (3) 開閉器がしや断器である実用新案登録請求の
範囲第１項又は第２項記載の過電流引外し装
置。 (4) 開閉器が接触器である実用新案登録請求の範
囲第１項又は第２項記載の過電流引外し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981088487U JPH0128591Y2 (ja) | 1981-06-15 | 1981-06-15 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981088487U JPH0128591Y2 (ja) | 1981-06-15 | 1981-06-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57201029U JPS57201029U (ja) | 1982-12-21 |
| JPH0128591Y2 true JPH0128591Y2 (ja) | 1989-08-31 |
Family
ID=29883658
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1981088487U Expired JPH0128591Y2 (ja) | 1981-06-15 | 1981-06-15 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0128591Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3735689B2 (ja) * | 2002-10-30 | 2006-01-18 | 株式会社日立製作所 | 電磁操作式開閉装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49130665A (ja) * | 1973-04-14 | 1974-12-14 | ||
| JPS5355758A (en) * | 1976-10-29 | 1978-05-20 | Fuji Electric Co Ltd | Overcurrent relay |
| JPS53149647A (en) * | 1978-05-13 | 1978-12-27 | Omron Tateisi Electronics Co | Overload relay |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS512626B1 (ja) * | 1970-07-24 | 1976-01-27 |
-
1981
- 1981-06-15 JP JP1981088487U patent/JPH0128591Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49130665A (ja) * | 1973-04-14 | 1974-12-14 | ||
| JPS5355758A (en) * | 1976-10-29 | 1978-05-20 | Fuji Electric Co Ltd | Overcurrent relay |
| JPS53149647A (en) * | 1978-05-13 | 1978-12-27 | Omron Tateisi Electronics Co | Overload relay |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57201029U (ja) | 1982-12-21 |
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