JPH01285777A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、面状調光素子を使用した冷蔵庫に関するもの
である。

従来の技術 近年、冷凍食品の普及に伴なって冷蔵庫に保存する種類
も非常に豊富となってきた。このような背景から冷蔵庫
庫内に保存している食品が判別できるような冷蔵庫が要
望されている。さらに、ふいの来客等庫内を見せたくな
い時は、庫内を見えない様にする工夫が必要であった。

従来冷蔵庫の扉は、塗装鉄板、プラスチック板等不透明
なもので形成され、あるいは複層のガラス板等を用いた
業務用冷蔵庫があった。

一方電界の印加により光の透過率が変化する液晶調光体
が扉の一部に提案されている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の技術では、冷蔵庫庫内の食品が
常に見えたり、見えなかったりする欠点があった。さら
に、庫内の低温下で液晶調光板を使用した場合、特に耐
久性、応答性に課題があった。

本発明は上記課題に鑑み、面状調光素子を用いた液晶調
光板と透明積層板からなる扉を提供することにより、電
界を印加しない時は不透明、印加した場のみ透明となる
応答性及び耐久性に優れた冷蔵庫を得るものである。

課題を解決するための手段 本発明は、前述の課題を解決すべくなされたものであり
、電界によって光の透過状態を制御する面状調光素子を
用いた液晶調光板を使用した冷蔵膚において、液晶調光
板を庫外側に透明積層板の間隙に配置し、前記液晶調光
板と前記透明積層板を一体にシールした扉を有するもの
である。

作　　用 本発明の冷Ｒ庫は、面状調光素子を用いた液晶調光板を
使用しているため、電界の印加によって調光板をＯＮ、
ＯＦＦすることＫより、冷蔵庫扉内部を必要に応じて見
ることができる。

このとき、液晶調光板を庫外側に透明な積層板からなる
扉の内部に一体にシールしているため、外気からの湿気
にふれることなく長期間の使用に耐えうるものになる。

さらに、透明な積層板を用いているため、液晶調光板の
光の透過性を阻害することなく断熱性能に浸れる扉が得
られるものである。

実施例 第１図、第２図に本発明の一実施例を示した。

第１図は冷蔵庫本体１に液晶調光板を用いた透明積層板
からなる冷凍室扉２を示す。

第２図は、第１図の扉の拡大断面図を示したもので、ス
リット３を設けた枠体４にポリカーボネート板、ポリエ
チレンテレフタレート等の透明グラスチック板６を前記
スリット３の間に積層状に配列し、庫外側Ｃに位置する
透明グラスチック板５の最外層の内側に液晶調光板６を
設けている。

透明プラスチック板５はスリット３に挿入後、ホットメ
ルト、フチル系シーラー、シリコーンシーラー等のシー
ラー７で接着され庫外Ｃより庫内Ａへの湿気の浸入を防
止している。前記液晶調光板６はシールされた透明プラ
スチック板６の間に配されている。

第３図は、液晶調光板の外気温と電界のＯＮ。

ＯＦＦ時の応答時間を表わしている。液晶調光素子とし
てＩｎ　Ｏ−３ｎＯ２蒸着のポリエチレンテレフタレー
トフィルムの間に誘電率異方性がポジティブのネマチッ
ク液晶をポリビニルアルコールマイクロカプセルに封入
し、基板間隙は２０〜３０μｍとしてこれをポリエチレ
ンテレフタレートフィルム６００μｍに貼布して補強し
たものを用いた０ この冷凍室扉２の液晶調光板６である液晶調光素子に電
圧を印加しない時には、液晶調光素子は散乱状態であり
、冷蔵庫の庫外Ｃからは不透明に見え、冷凍室庫内Ａは
見えない状態で、３ｏ〜１００Ｖ６０１ｔの交流電圧を
印加した時には液晶調光素子は透明となり、冷凍室庫内
Ａは良く見透せることができた。

前記透明積層板６の厚みを３００μｍとし２ｍ間隔で８
枚すなわち７層設けることにより、冷凍室庫内Ａの温度
−１８℃、庫外Ｃの温度３０Ｃのとき、断熱性能が０．
０１８１ｍ、ｈ、　”Ｃを示し、最外層の透明プラスチ
ツブ板５の表面に露が付くことなく良好な断熱性能を示
した。

さらに液晶調光板６の温度は外気温に近い温度に配設し
ているため、液晶調光素子をＯＮ、ＯＦＦした時、応答
速度が非常に早いものとなっている。

発明の効果 以上の如く、本発明は新規な冷蔵庫を提供するものであ
り、従来に比してより耐久性があり、断熱性能に憂れる
液晶調光板を有した扉からなる冷蔵庫を得ることができ
る。

電界により透過状。盤と散乱状態とを切替可能な液晶調
光素子からなる液晶調光板を透明積層板の外気温に近い
ところに配設しているため、最も液晶調光素子の応答速
度が早く、すげやく冷蔵庫内の食品を見たり、見なくす
る。ことができる。

さらに、液晶調光板を扉と一体にシールされた透明な積
層板の内部に配設しているため、外気からの湿気に液晶
調光板がさらされることなく、耐久性に優れる調光板を
得ることが出来る。

また透明積層板からなる扉は、液晶調光板をしゃへいす
ることなく、断熱性能に優れるものであるため、冷凍室
等の低温にさらされる扉にも供することができるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の冷蔵庫本体の断面図、第２図は第１図
の冷蔵庫の液晶調光板と透明積層板からなる扉を示す断
面図、第３図は液晶調光板の外気温と電界のＯＮ、ＯＦ
Ｆ時の応答時間の関係に示す図である。 １・・・・・・冷蔵庫、２・・・・・・冷凍室扉、６・
・・・・・透明積層板、６・・・・・・液晶調光板。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名？−
浄凍２森 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電界によって光の透過状態を制御する面状調光素子を用
   いた液晶調光板と、透明積層板とから構成し、前記液晶
   調光板を庫外側に配置し、前記液晶調光板と前記透明積
   層板を一体にシールしたことを特徴とする冷蔵庫。