JPH01285056A - 大容量記憶装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、大容量記憶装置に関し、特に、収納棚に保管
された多数の可換性記録媒体の選択および記録・再生機
構に対する掛け換え作業を自動化した大容量記憶装置に
関する。

〔従来の技術〕

たとえば、汎用の電子計算機の外部記憶装置として用い
られる磁気テープ装置などにおいて、従来のように磁気
テープリールを用いる場合には、リールの記録・再生機
構に対する掛け換えおよび保管・管理業務などは大半が
人手によって行われている。

このため、専任の作業者や保管スペースを確保する必要
があり、特に大量の情報を取り扱う顧客においては大き
な負担となっており、記録媒体である磁気テープリール
の小型化および記憶容量の増大、さらにはテープの掛け
換え作業の自動化などが望まれている。

このような要請に対応すべく、従来の磁気テープリール
に代えて特開昭５８−１６９３８０号公報に開示される
ような磁気テープカートリッジが採用されつつあり、さ
らに、特公昭５３−２３１９９号公報に開示されるよう
に、多数の磁気テープカートリッジが保管される収納棚
と記録再生機構との間に自動搬送機構を設け、磁気テー
プカートリッジの選択および掛け換え作業などを自動化
した大官量記１．！装置が出現するに至っている。

すなわち、直線状に設けられた自動搬送機構の搬送路に
面して、磁気テープカートリッジの収納棚および記録・
再生機構を設置し、自動搬送機構の移動によって収納棚
の任意の位置に格納された磁気テープカートリッジの選
択および掛け換え作業などを自動的に行うようにしたも
のである。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、上記のような従来の大容量記憶装置において
は、自動搬送機構の走路に面して収納棚が平面的に配置
されているため、磁気テープカートリッジの数量の増加
に対しては、収納棚および搬送路を自動搬送機構の走行
方向に延長することで対処せざるを得す、設置の寸法が
特定の一方向にいびつに増大することとなり、装置の設
置場所が制約されたり、設置場所の利用効率が損なわれ
るなどの問題がある。

さらに、このような大容量記憶装置では、動作の信頼性
を確保するなどの目的で、一つの搬送路上に複数台の自
動搬送機構を配置することが一般的であるが、収納棚が
固定的に設置されているため、一方の自動搬送機構を収
納棚の最端部に位置付けする際に他方の自動搬送機構を
退避させるための、いわゆるガレージスペースを搬送路
の両端部に設置する必要があり、この部分は磁気テープ
カートリッジの収納に利用することのできない無駄な空
間となり、装置の設置スペースの効率的な利用を妨げる
要因となる。

そこで、本発明の目的は、設置空間の低減および効率的
な利用を実現することが可能な大容量記憶装置を提供す
ることにある。

本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう
。

〔課題を解決するための手段〕

本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、以下の通りである。

すなわち、複数の可換性記録媒体を収容する収納棚と、
可換性記録媒体に対する情報の記録および再生動作の少
なくとも一方を行う記録媒体駆動部と、収納棚と記録媒
体駆動部との間における可換性記録媒体の掛け換え動作
を行う自動搬送機構とを備えた大容量記憶装置であって
、収納棚の少なくとも一部を自動搬送機構の走行路に沿
う平面内で可動にし、かつ、この収納棚を走行路の幅方
向に複数列に配置したものである。

〔作用〕

上記した手段によれば、収納棚の移動を適宜組み合わせ
ることで、より奥側の収納棚に対する自動搬送機構のア
クセスを行うことができるとともに、収納棚の列を走行
路の幅方向に増設することで、設置場所を走行路の長さ
方向にいびつに増大させることなく可換性記録媒体の数
量の増大に容易に対処することができる。

また、複数台の自動搬送機構を設ける場合でも、最端部
に位置する収納棚に対する特定の自動搬送機構のアクセ
スに際しては、目的の収納棚の側を移動させることで、
他の自動順送機構を退避させる必要がなく、退避のため
の無駄なガレージスペースなどが不要となる。

これにより、大官ｌ記憶装置の設置空間の低減および効
率的な利用を実現することができる。

〔実施例〕

第１図は、本発明の一実施例である大容量記憶装置の要
部を示す平面図であり、第２図は、その一部を取り出し
て示す拡大図、さらに、第３図は、その構成を示すブロ
ック図である。

筐体１の内部中央には、走行路２が直線状に設けられて
いる。

この走行路２には、複数のアクセッサ３およびアクセッ
サ４（自動搬送機構）が互いに独立に移動自在に配置さ
れている。

筐体１の中央部において、走行路２に面する位置には、
複数の磁気テープドライブ５　（記録媒体駆動部）が設
けられている。

この場合、走行路２を挾む位置には、当該走行路２に沿
う方向に移動自在で、しかも走行路２の幅方向に複数の
列Δ、Ｂ、Ｃ，Ｄをなす複数の収納棚６，７，８．９が
設けられており、その各々の内部には、複数の磁気テー
プカー）　ＩＪッジ１０がアクセッサ３．４の側から取
り出しおよび収納自在に保持されている。

また、複数の列Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄの各々においては、各列
に属する複数の収納１６，７，８．９の一個分に対応す
る空間６ａ、７ａ、８ａ、９ａが設けられており、複数
の収納棚６，７．８．９の各々が、それぞれの属する列
Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄにおいて走行路２に沿う方向の移動が可
能にされている。

すなわち、第２図に示されるように、筐体１には走行路
２の方向に平行に複数の案内レール１１および１２が支
持されており、複数の収納棚６゜７．８．９の各々は、
この案内レール１１．１２に係合部材１３および１４を
介して上下端を支持されることによって走行路２の方向
に滑動自在にされている。

収納棚６．７，８．９の各々の下辺部に設けられた係合
部材１４には、モータ１５が固定されており、このモー
タ１５によって駆動されるビニオン１５ａを、下側の案
内レール１２に長さ方向に刻設されたラック１２ａに噛
み合わせることによって、個々の収納１６，７，８．９
が互いに独立に走行路２に沿う方向に駆動される構造と
されている。

これにより、アクセッサ３．４が設けられた走行路２に
面する列Ｂ、Ｃおよびその背後に位置する列Ａ、Ｄの各
々に属する収納１！１７．８および収納棚６．９の走行
路２の方向における移動動作を組み合わせることで、背
後側の列Ａ、Ｄに属する属する収納棚６，９を走行路２
における複数のアクセッサ３．４に対して露出させ、当
該アクセッサ３，４による磁気テープカートリッジ１０
の取り出しおよび収納動作が行われるものである。

一方、本実施例における大容量記憶装置の制御系の一例
を示すものが第３図であり、同図に示されるように、上
記のアクセッサ３，４および複数の収納棚６，７，８．
９は、それぞれアクセッサ駆動部１６および収納棚駆動
部１７によってそれぞれ動作が制御され、さらにアクセ
ッサ駆動部１６および収納棚駆動部１７は、アクセッサ
制御部１８、チャンネル制御部１９を介して、上位の汎
用電子計算機などの中央処理装置２０から伝達される指
令によって制御されるように構成されている。

前記アクセッサ制御部１８は、複数の収納棚６゜７．８
．９の各々に付与されたアドレスと各々の収納棚６，７
．８．’９に収納されている複数の磁気テープカートリ
ッジ１０の個々の識別番号との対応を、個々の磁気テー
プカートリッジ１０の使用頻度などとともに記憶する図
示しないマツプを備えており、上位の中央処理装置２０
から指令に応じて、目的の磁気テープカートリッジ１０
を複数の収納棚６，７，８．９の一つから取り出して磁
気テープドライブ５に装填したり、その逆の動作などを
行うものである。

また、複数の磁気テープドライブ５は、磁気テープドラ
イブ制御１２１を介して上位の中央処理装置２０に制御
されており、装填された磁気テープカートリッジ１０と
中央処理装置２０との間における情報の授受を行うとと
もに、その動作の一部は、アクセッサ制ｉｌＩ部１８に
よって制御されている。

以下、本実施例の作用について説明する。

まず、中央処理装置２０から図示しないチャンネル装置
などを介して、識別番号および収納器のアドレスによっ
て特定の磁気テープカートリッジ１０が指定されるとと
もに、磁気テープドライブ５に対する当該磁気テープカ
ートリッジ１ｏの装填または取り外しが指令されると、
この情報はチャンネル制御部１９を介してアクセッサ制
御部１８に伝達される。

さらに、アクセッサ制御部１８は、アクセッサ３．４の
動作状態や、複数の収納棚６，７，８゜９の位置、さら
には磁気テープドライブ５の作動状況などを調べ、内部
のマツプに記憶された情報に基づいて、アクセッサ駆動
部１６および収納棚駆動部１７などを介して、アクセッ
サ３．４および収納棚６．７，８．９に対する移動命令
を送出する。

ここで、複数の収納棚６．７．８．９に対するアクセッ
サ３．４の磁気テープカートリッジ１０の取り出し動作
および収納動作は次のようになる。

すなわち、磁気テープカートリッジ１０の出し入れを行
うべき収納棚が走行路２に面する列Ｂ。

Ｃに属する収納棚７，８である場合には、収納棚７．８
を静止させ、アクセッサ３．４のみが移動することによ
り、複数の収納棚７，８の中の目的の一つの収納棚の特
定の収納位置に対して磁気テープカートリッジ１０の授
受動作を行う。

また、各列の最端部においては、必要に応じて、アクセ
ッサ３．４の移動と収納棚６．７，８．９の移動とを適
宜組み合わせる。

一方、たとえばアクセッサ４によって、走行路２に面し
た収納棚７，８の背後に位置する収納棚６．９にアクセ
スする場合には、アクセッサ制御部１８は、収納棚６，
９を６ａおよび９ａで示される位置にそれぞれ移動させ
るととともに、手前側の収納棚７，８をそれぞれ’？ａ
、８ａで示される位置に移動させ、その後アクセッサ４
の収納棚６．９に対する磁気テープカートリッジ１０の
授受が行われる。

さらに、背後の列りの中央部に位置する収納棚９ｂに対
してアクセスする際には、列Ｃの収納棚８を８ａに、収
納棚８ｂを収納棚８の位置に順次移動させることにより
、アクセッサ３．４による磁気テープカートリッジ１０
の授受が可能となる。

このようにして、アクセッサ３．４によって目的の収納
棚から取り出された磁気テープカートリッジ１０は、磁
気テープドライブ５に装填され、上位の中央処理装置２
０による所定の情報の記録や再生処理が完了した後、所
定のアドレスの収納棚に格納される。

ここで、アクセッサ３，４０走行路２に面していない収
納棚６．９に対して磁気テープカートリッジ１０の授受
を行う場合には、収納棚の移動に要する時間だけ待ち時
間が増加することとなるが、本実施例の場合には、アク
セッサ制御部１８が個々の磁気テープカートリッジ１０
の使用頻度を計数して頻度順位を把握し、この頻度順位
に応じてアクセッサ制御部１８の内部のマツプの内容を
逐次書き換え、頻度の低い磁気テープカートリッジ１０
を背後の列Ａ、Ｄに属する収納棚６．９に順次収納する
ことで対処するものである。

このように、本実施例においては、アクセッサ３．４の
走行路２の方向に移動自在な複数の収納棚６．７，８．
９が走行路２の幅方向に複数の列Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄをなす
ように配置されているので、たとえば、従来のように走
行路２に面する位置にのみ収納棚を配置する場合に比較
して、走行路２の長さ方向に大容量記憶装置の寸法がい
びつに増大することがない。

また、収納棚６．７．８．９が走行路２の方向に移動自
在にされていることにより、たとえば、端部に位置する
収納棚へのアクセスを可能にするなどの目的でアクセッ
サ３および４を退避させるための無駄なガレージスペー
スを設ける必要もない。

これにより、大容量記憶装置の設置空間の低減および効
率的な利用を実現することができる。

また、稼働中における個々の磁気テープカートリッジ１
０の使用頻度を計数し、頻度の低い磁気テープカートリ
ッジ１０を背後の列Ａ、Ｄに属する収納棚６，９に順次
収納することで、収納棚の移動などに要する待ち時間の
増大を回避することができる。

以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。

たとえば、収納棚の移動方向としては、走行路の長さ方
向に限らず、走行路に平行な鉛直面内における上下動を
行わせてもよいものである。

〔発明の効果〕

本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである
。

すなわち、複数の可換性記録媒体を収容する収納棚と、
前記可換性記録媒体に対する情報の記録および再生動作
の少なくとも一方を行う記録媒体駆動部と、前記収納棚
と前記記録媒体駆動部との間における前記可換性記録媒
体の掛け換え動作を行う自動搬送機構とを備えた大容量
記憶装置であって、前記収納棚の少なくとも一部が前記
自動搬送機構の走行路に沿う平面内で可動にされ、かつ
当該収納棚は前記走行路の幅方向に複数列に配置されて
いるので、収納棚の移動を適宜組み合わせることで、よ
り奥側の収納棚に対する自動搬送機構のアクセスを行う
ことができ、設置場所を走行路の長さ方向にいびつに増
大させることな（可換性記録媒体の数量の増大に容易に
対処することができる。

また、複数台の自動搬送機構を設ける場合でも、最端部
に位置する収納棚に対する一方の自動搬送機構のアクセ
スに際しては、目的の収納棚の側を移動させることで、
他方の自動搬送機構を退避させる必要がなく、退避のた
めの無駄なガレージスペースなどが不要となる。

これにより、大容量記憶装置の設置空間の低減および効
率的な利用を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である大容量記憶装置の要部
を示す平面図、 第２図はその一部を取り出して示す拡大図、第３図はそ
の構成を示すブロック図である。 １・・・筐体、２・・・走行路、３．４・・・アクセッ
サ（自動搬送機構）、５・・・磁気テープドライブ（記
録媒体駆動部）、６，７．８．９゜８ｂ、９ｂ・・・収
納棚、６ａ、７ａ、８ａ、９ａ・・・空間、ｌＯ・・・
磁気テープカー）　ＩＪッジ（可換性記録媒体）、１１
．１２・・・案内レール、１２ａ・・・ラック、１３．
１４・・・係合部材、１５・・・モータ、１５ａ・・・
ピニオン、１６・・・アクセッサ駆動部、１７・・・収
納棚駆動部、１８・・・アクセッサ制御部、１９・・・
チャンネル制御部、２０・・・中央処理装置、２１・・
・磁気テープドライブ制御部、Ａ。 Ｂ、Ｃ，Ｄ・・・収納棚の列。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数の可換性記録媒体を収容する収納棚と、前記可
   換性記録媒体に対する情報の記録および再生動作の少な
   くとも一方を行う記録媒体駆動部と、前記収納棚と前記
   記録媒体駆動部との間における前記可換性記録媒体の掛
   け換え動作を行う自動搬送機構とを備えた大容量記憶装
   置であって、前記収納棚の少なくとも一部が前記自動搬
   送機構の走行路に沿う平面内で可動にされ、かつ当該収
   納棚は前記走行路の幅方向に複数列に配置されているこ
   とを特徴とする大容量記憶装置。 ２、稼働中における前記可換性記録媒体の使用頻度を計
   数し、使用頻度の低い前記可換性記録媒体は、前記自動
   搬送機構からより遠い列に属する前記収納棚に格納する
   ようにした請求項１記載の大容量記憶装置。 ３、前記可換性記録媒体が磁気テープカートリッジであ
   る請求項１記載の大容量記憶装置。