JPH01284266A - シリンジ取外し装置付シリンジポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、シリンジ内の液剤を患者に注入可能とするシ
リンジポンプに関する。

［従来の技術］ 従来、患者の治療にあたり、患者に制ガン剤各種抗生物
質等を少量ずつ長期にわたって持続的に投与すべく１例
えば特開昭５１１−９７８７２号公報に記載される如く
のシリンジポンプが用いられている。

シリンジポンプは、基体上に形成されシリンジを側面か
ら装着させて保持し得るシリンジ装着部と、基体に配設
されシリンジ装着部に装着されたシリンジの押子を押動
する押動機構部とを有して構成されている。

［発明が解決しようとする課題］ Ｌ記シリンジポンプにおいては、シリンジ内の液剤注入
が終了し、シリンジをシリンジ装着部から取外す時、シ
リンジの外筒を手指でつかんで取外すこととしている。

この時シリンジ装着部周囲に手指挿入のための広い空間
を確保することは、シリンジポンプのコンパクト化の観
点から困難である。したがって、シリンジ装着部に装着
されているシリンジの外筒を上述の如く手指でつかみ上
げるには困難があり、指の爪をいためるおそれもある。

なお、シリンジ装着部によるシリンジ保持力を緩くすれ
ば上記手指によるシリンジの取外しは楽になるが、この
場合にはシリンジの設定位置にガタをともない液剤の注
入精度が悪くなるという不都合がある。

本発明は、液剤注入の終了したシリンジを、シリンジポ
ンプのシリンジ装着部から容易に取外し可能とすること
を目的とする。

［課題を解決するための手段］ 請求項１に記載の本発明は、基体と、基体上に形成され
るとともにシリンジを側面から装着させて保持し得るシ
リンジ装着部と、基体に配設されるとともにシリンジ装
着部に装着されたシリンジの押子を押動する押動機構部
とを有してなるシリンジポンプにおいて、基体に配設さ
れるとともにシリンジ装着部に装着されたシリンジの側
面に当接した状態でシリンジを持ち上げ、シリンジをシ
リンジ装着部から取外しうる取外し装置を備えるように
したものである。

請求項２に記載の本発明は、前記取外し装置が、シリン
ジ装着部に装着されたシリンジの軸線に略直交する面内
で回動し、シリンジの側面に当接した状態でシリンジを
持ち上げる取外しレバーであるようにしたものである。

請求項３に記載の本発明は、前記取外し装置が、シリン
ジ装着部に装着されたシリンジの軸線に略直交するカム
軸まわりで回動し、シリンジの側面に当接した状態でシ
リンジを持ち上げる取外しカムであるようにしたもので
ある。

［作用］ 本発明によれば、以下の作用がある。

請求項１に記載の本発明によれば、シリンジ装着部に装
着して保持したシリンジの押子を押動機構部にて押動し
、シリンジ内の液剤が患者等に注入される。しかして、
液剤注入の終了時には、取外し装置を操作することにて
シリンジをシリンジ装着部から持ち上げ容易に取外しで
きる。したがって、小型のシリンジポンプ等でシリンジ
装着部まわりの空間が狭小化されている場合にも１手指
をいためることなくシリンジを容易に取外しできる。

請求項２に記載の本発明によれば、取外しレバーを手指
で上下動するだけでシリンジを取外しできる。

請求項３に記載の本発明によれば、取外しカムを手指で
左右に回動する（ねじる）だけでシリンジを取外しでき
る。

〔実施例〕

第１図は本発明の第１実施例が適用されてなるシリンジ
ポンプを示す平面図、第２図はシリンジポンプへのシリ
ンジ装着プ態を示す平面図、第３図は第２図の要部を示
す断面図、第４図はシリンジ取外し過程を示す断面図、
第５図はシリンジポンプの内部構成を示す模式図、第６
図は本発明の第２実施例が適用されてなるシリンジポン
プを示す平面図、第７図は第６図の要部を示す断面図で
ある。

シリンジポンプ１０は、第１図、第２図に示す如く、基
体１１の外面にシリンジ１２を側面から装着させて保持
し得るシリンジ装着部１３を備えている。シリンジ装着
部１３は、シリンジ１２のフランジ部１４を係入可能と
する係入構部１５Ａ、１５Ｂを備えている。なお、シリ
ンジ装着部１３は、シリンジ１２の外筒部１６を押圧保
持するクランプアームを備えてもよい、１１Ａは電源ス
ィッチ、ＩＩＢは開始ボタン、ＩＩｃは停止ボタン、１
１０は注入量表示部、１８は液剤輸送管である。

シリンジポンプｌＯは、第５図に示す如く、基体１１の
内部に押動機構部を備えている。すなわち、この押動機
構部は、駆動モータ１９、減速ギア装置２０を備え、そ
れらにて駆動される送りねじ２１を備える。送りねじ２
１はシリンジ装着部１３に保持されるシリンジ１２の長
手方向に沿って配置されている。

シリンジポンプ１０は、シリンジ装着部１３に保持され
るシリンジ１２の押子２２を押動可能とする押動ヘッド
２３を備えている。押動ヘッド２３は押子係着部２４を
備えるとともに、送りねじ２１の外周部に遊装されて送
りねじ２１にガイドされるガイド部２５を備えている。

シリンジポンプｌＯは、押動ヘッド２３と押動方向にて
一体化されるとともに、送りねじ２１と係合又は離脱可
能とされるハーフナツト２６を備えている。ハーフナツ
ト２６は、押動ヘッド２３に片持支持される板ばね２７
の先端に設けられて、この板ばね２７に弾発される状態
下で送りねじ２１に常時押しつけられて噛合いせしめら
れる。

シリンジポンプｌＯは、ハーフナツト２６を送りねじ２
１に対し係合又は離脱するクラッチ操作レバー２８を備
えている。クラッチ操作レバー２８は、押動ヘッド２３
に設けられたスライド部２９に案内されて前後動すると
ともに、ハーフナツト２６の衝合肩部２６Ａに衝合でき
、後進端ではハーフナツト２６を送りねじ２１との係合
位置に設定し、前進端ではハーフナツト２６を送りねじ
２１との係合解除位置に設定する。

すなわち、上記シリンジポンプ１０は、■クラッチ操作
レバー２８に加える切換動作によってハーフナツト２６
と送りねじ２１との係合状態を解除した状態下で、押動
ヘッド２３をシリンジ１２の押子２２に対する押動開始
位置に設定した後、■クラッチ操作レバー２８に加える
切換動作によってハーフナツト２６を送りねじ２１に係
合させることにより、送りねじ２１の回転とともに押動
ヘッド２３を強制移動し、シリンジ１２の押子２２を押
動してシリンジ１２の内部の液剤を外部に放出すること
により、患者への注入動作を行なうことを可能とする。

しかして、シリンジポンプ１０は、基体１１に設けられ
る支軸３１に取外しレバー３２を回動自在に支持してい
る。取外しレバー３２は、第３図に示す如くシリンジ１
２と干渉することのない待機位置から、第４図に示す如
く上方に回動できる。すなわち、取外しレバー３２は、
シリンジ装着部１３に装着されたシリンジ１２の軸線に
略直交する面内で上述の如く回動し、シリンジ１２の側
面に当接した状態でシリンジ１２を持ち上げ、シリンジ
１２をシリンジ装着部１３から取外す。

３３は把手である。

なお、取外しレバー３２は、シリンジ１２の外筒部１６
を包む如くの円弧状面３４を有し、その回動時にシリン
ジ１２の外筒部１６を良く確保できる。

次に、上記第１実施例の作用について説明する。

シリンジ装着部１３に装着して保持したシリンジ１２の
押子２２を押動機構部にて押動し、シリンジ１２の内部
の液剤が患者等に注入される。しかして、液剤注入の終
了時には、取外しレバー３２を手指で上下動するだけで
シリンジ１２を取外しできる。したがって、シリンジポ
ンプ１０がシリンジ装着部１３のまわりの空間を狭小化
している場合にも、手指をいためることなくシリンジ１
２を容易に取外しできる。

第６図、第７図に示した第２実施例が第１実施例と異な
る点は、基体１１にカム軸４１を介して支持される取外
しカム４２を用いたことにある。

すなわち、取外しカム４２は、シリンジ装着部１３に装
着されたシリンジ１２の軸線に略直交するカム軸４１の
まわりで回動し、シリンジ１２の側面に当接した状態で
シリンジ１２を持ち上げ、シリンジ１２をシリンジ装着
部１３から取外す。

４３は把手である。

なお、取外しカム４２は、シリンジ１２の外筒部１６を
包む如くの円弧状面４４を有し、その回動時にシリンジ
１２の外筒部１６をよく確保できる。

したがって、上記第２実施例によれば、取外しカム４２
を手指で左右に回動する（ねじる）だけでシリンジ１２
を取外しできる。

また、本発明の実施において、シリンジの押子を押動す
る押動機構部は上記実施例によるものに限定されない。

［発明の効果］ 以上のように、本発明によれば、液剤注入の終了したシ
リンジを、シリンジポンプのシリンジ装着部から容易に
取外しできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例が適用されてなるシリンジ
ポンプを示す平面図、第２図はシリンジポンプへのシリ
ンジ装着状態を示す平面図、第３図は第２図の要部を示
す断面図、第４図はシリンジ取外し過程を示す断面図、
第５図はシリンジポンプの内部構成を示す模式図、第６
図は本発明の第２実施例が適用されてなるシリンジポン
プを示す平面図、第７図は第６図の要部を示す断面図で
ある。 １０・・・シリンジポンプ、 １１・・・基体、 １２・・・シリンジ、 １３・・・シリンジ装着部、 ２１・・・送りねじ（押動機構部）、 ２２・・・押子、 ３１・・・支軸、 ３２・・・取外しレバー、 ４１・・・カム軸、 ４２・・・取外しカム。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）基体と、基体上に形成されるとともにシリンジを
   側面から装着させて保持し得るシリンジ装着部と、基体
   に配設されるとともにシリンジ装着部に装着されたシリ
   ンジの押子を押動する押動機構部とを有してなるシリン
   ジポンプにおいて、基体に配設されるとともにシリンジ
   装着部に装着されたシリンジの側面に当接した状態でシ
   リンジを持ち上げ、シリンジをシリンジ装着部から取外
   しうる取外し装置を備えたことを特徴とするシリンジ取
   外し装置付シリンジポンプ。
2. （２）前記取外し装置が、シリンジ装着部に装着された
   シリンジの軸線に略直交する面内で回動し、シリンジの
   側面に当接した状態でシリンジを持ち上げる取外しレバ
   ーである請求項１記載のシリンジ取外し装置付シリンジ
   ポンプ。
3. （３）前記取外し装置が、シリンジ装着部に装着された
   シリンジの軸線に略直交するカム軸まわりで回動し、シ
   リンジの側面に当接した状態でシリンジを持ち上げる取
   外しカムである請求項１記載のシリンジ取外し装置付シ
   リンジポンプ。