JPH01283107A - 木質系成形品の製造方法 - Google Patents

木質系成形品の製造方法

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Publication number
JPH01283107A
JPH01283107A JP11410488A JP11410488A JPH01283107A JP H01283107 A JPH01283107 A JP H01283107A JP 11410488 A JP11410488 A JP 11410488A JP 11410488 A JP11410488 A JP 11410488A JP H01283107 A JPH01283107 A JP H01283107A
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JP
Japan
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skin material
wood
ligneous
mold
molding
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Pending
Application number
JP11410488A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Takeuchi
正 竹内
Takashi Nagase
高志 長瀬
Yoshio Taguchi
田口 喜夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は木質系基材上に表皮材が接着された木質系成形
品の製造方法に関する。
〈従来の技術〉 例えば自動車のドアトリム等に使用されている木質系成
形品は、従来、木材チップを解繊して得られた木質繊維
を圧縮成形して木質系基材を作り、基材側または表皮材
側の一方もしくは双方に接着剤を塗布、乾燥し、真空成
形等により表皮材を接着している。
上記基材を作る方法としては、木質繊維から一担、成形
用マットを作り、それを圧縮成形する方法(乾式マット
化法)があるが、さらに木質繊維を低密度集合体の形で
成形型に供給し圧縮成形する方法(直接成形法: Di
rect MoldingMethod)を本出願人が
提案しており、この方法は例えば特開昭82−1190
03号公報に開示されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら基材又は表皮材に接着剤を塗布し、乾燥さ
せる作業は非常に面倒であり、それぞれに塗装ブースや
乾燥炉を必要とするなどの問題点があった。
更に、基材と表皮材の接着作業も煩雑であり、専用設備
、例えば表皮材真空成形を行なうなら真空成形機が必要
になる等の問題があった。
その上、基材の成形と表皮材の接着が別工程で行なわれ
ていたため、成形した基材をある程度ストックしておく
棚やスペースを必要とし、また基材成形工程から一時置
場を経て表皮材接着工程へと基材を運搬するためにも設
備や作業員を必要とするという問題があった。
本発明は上記諸問題を解決するためになされたものであ
り、その目的とするところは、上記したような専用設備
を必要とすることなく、スペース上も有利で、作業性を
著しく向上させることのできる木質系成形品の製造方法
を提供することである。
く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するための本発明の木質系成形品の製造
方法は、表皮材をセットした成形型内に結合剤を添加し
た木質繊維素材を供給し。
該木質繊維素材を圧縮成形し、木質系基材の成形と表皮
材の接着を同時に行なうことを特徴とする。
本発明に用いる木質繊維は、木材などをほぐしたもので
あり、木材などの例としてはアカマツ、スギ、ラワン、
ブナなど、更に稲ワラ、亜麻数、バガスなどが挙げられ
る。
木材などを解繊して木質li&雄を形成する方法は特に
限定されず、出渠者において慣用の方法を用いることが
でき、例えば、加圧して蒸煮し、そのままの圧で機械的
にほぐす方法や蒸煮したのち常圧で機械的にほぐす方法
などが挙げられる。
木質繊維に加えられる結合剤は、常温ないし加熱下での
圧縮成形時に、木質繊維と表皮材を一体的に結合させ、
所望強度の成形品にすることのできる結合剤であればど
のようなものでもよいが、好ましい結合剤としてはポリ
イソシアネート化合物が挙げられる。
表皮材としては例えば塩化ビニルシート等、従来使用さ
れてきたものを其のまま用いることができる。
木質繊維に添加された結合剤の接着力のみで充分に表皮
材を基材に接着できる場合には、表皮材の接着面には特
になにも塗布する必要はないが、製品形状により接゛着
力の不足する部位には必要に応じてブライマー、ポリイ
ソシアネート化合物或は他の結合剤を塗布してもよい。
そして表皮材の型への供給は、表皮材を下型に載置する
、上型又は下型の成形面に仮固定する、端部をチャック
で挟んで上型・下型間に搬入する等、どのような手段に
よってもよく、特に限定されない。
低密度の素材集合体を成形型で、直接圧縮成形するため
の木質#a m素材の供給方法としては、結合剤を添加
した木質繊維素材を直接、型内に供給できればよく、例
えば該木質繊維素材を空気等のガスとともに吸引又は圧
送することにより型内に供給してもよいし、又は該素材
を型内に直接落下させて堆積させてもよいし、又は堆積
させた該素材を吸引して網等に吸い付けた状態で型内に
運び入れてもよく、特に限定されない。
表皮材、及び結合剤を添加した木質繊維素材(木質系成
形用素材)の成形型への供給順序は、成形作業に都合の
よいようにすればよく、例えば表皮材に木質系成形用素
材を重ねた状態で同時に供給してもよく、特に限定され
ない。
成形型内に入れた表皮材と木質系成形用素材を圧縮して
、繊維どうし及び繊維と表皮材とを結合させるとともに
成形するが、この時必要に応じて、水蒸気や触媒ガスを
木質系成形用素材に供給したり、加熱を行う。
く作 用〉 上記のように構成して、基材の成形と表皮材の接着を同
時に行なうことは、基材又は表皮材への接着剤の塗布、
乾燥作業ならびに基材と表皮材の接着作業を不要にし、
それに伴う付帯設備、作業員、スペースの削減化と生産
性向上をもたらす。
〈実施例〉 以下、本発明の製造方法に従って自動車内装部品(ドア
トリム、ピラー、天井等)となる木質系成形品を、基材
の成形と表皮材の接着とを同時に行うことにより製造す
る実施例について説明するが、これにより本発明はなん
ら限定されるものではない。
実施例1 まず木材チー、プを解繊して得られた木質繊維に結合剤
(接着剤)を混入する。この混入は第4図に示すように
、混合機16の供給口17から木質繊維を供給するとと
もにスプレーノズル18から結合剤としてのポリイソシ
アネート化合物(例えば、日本ポリウレタン製/コロネ
ート3053、群栄化学製/UL−4811等)を供給
しておこなう、上記木質繊維及び結合剤は回転する攪拌
羽根13によって攪拌され、その混合物は取出口20か
ら木質系成形用素材として取りだされる。該素材をマッ
ト化することなく低密度集合体の形で、表皮材を載置し
た成形型内に供給する。この素材の供給は、予め形成さ
せた素材集合体を吸引式の搬送用容器(特開昭82−1
34215号公報参照)で持ち上げて成形型まで搬送し
、型内に落下させるか、或は、供給容器及び圧送容器を
備えた充填装置(特開昭82−119003号公報参照
)を用い、周囲を金網等で囲んだ下止型間に木質系成形
用素材を空気圧で圧送するなどして行なう、第1図は未
成形表皮材(塩化ビニルシー))13a及び木質系素材
集合体4が供給された成形型の、型締め開始前の状態を
示す概略断面図である。この状態で、触媒ガス供給管5
、空洞部6、ガス供給孔7を通じて木質系素材集合体4
に触媒ガス3(アミン系ガス)を供給し、そこに含まれ
ている結合剤のポリイソシアネート化合物の硬化反応を
促進させる。その後第2図に示すように、上型lを降下
させ、上型1と下型2で素材集合体及び表皮材を圧縮す
ることにより、木質系基材8に表皮材9が接着した木質
系成形品が得られる。なお圧縮時間は厚さ311IB程
度の基材であれば、20秒〜2分である。
実施例2 結合剤であるポリイソシアネート化合物の硬化を促進さ
せるための触媒ガスとしてアミン系ガスを用いる代わり
に、100〜160℃の水蒸気を用い、圧縮時間を20
〜60秒とする以外は実施例1と同様にして、基材の厚
さが3mm程度の木質系成形品を製造する。
実施例3 上型と下型の温度を異にして、実施例1の如き同時接着
成形を行なう、即ち、表皮材の意匠面が熱で損傷しない
ように、表皮材が接する下型の温度を常温〜80°Cに
保ち、他方、上型の温度をポリイソシアネート結合剤の
硬化に必要な高温(150〜200℃)とした上で、圧
縮成形を行なう。
実施例4 第5図に示すような複雑形状のドアトリムを製造する場
合、第3図に示すように吸気孔12が穿設され減圧手段
を備えた下型2aを用いて表皮材9を真空成形する。即
ち、チャック13.14で両端部を挟んで下型2aに表
皮材9を載置した後、吸気孔12、減圧空間lO1減圧
パイプ11を通じて真空引き(V/C)を行なう、その
後、表皮材9の上に木質系成形用素材を供給し、圧縮成
形を行なう。
真空成形することなく圧縮成形した場合には第6図に示
すように製品角部の表皮材9にブレが生じるが、本実施
例で得られるものは第7図に示すように表皮材9の角部
がシャープな形状になる。
実施例5 製品に豪華さを与えるためのオーナメント(装飾部品)
が貼着された成形品を製造するにあたり、オーナメント
を貼着した表皮材を成形型にセットし、以後実施例4と
同様にして製造する。第8図に示すように、基材8の成
形後に表皮材9を接着した従来のものでは、オーナメン
ト21の端部22が露見し見映えが悪いが、この実施例
によれば第9図に示すように基材8の成形形状でかくす
ことが可能で、外観的な品質を向上させることができる
〈発明の効果〉 以上の説明から明らかなように、本発明の木質系成形品
の製造方法によれば、基材の成形と表皮材の接着を同時
に行なうため、以下のような効果が得られる。
まず、基材又は表皮材に接着剤を塗布し乾燥させる作業
、基材と表皮材の接着作業、基材の保管、搬送作業等が
不要となり、作業性を著しく向上させることができると
ともに、それらに伴う多くの専用設備が不要となり、大
巾なコストダウンが達成できる。
また、基材成形工程と表皮材接着工程が分かれていたこ
とに起因する不良、例えば基材損傷、接着剤塗布不良等
の発生を解消し、歩留りを向上させることができる。
その上、従来方法では表皮材用接着剤の塗布むらにより
表皮材と基材の接着が部分的に弱くなったりするが、本
発明方法では木質繊維に加えられた結合剤を利用するの
でそのようなことは生じず、均一な接着力が得られるの
で品質の信頼性を高めることができる。
その他、前述したようにオーナメント端部を基材形状で
かくした見映えの良い製品を得ることができる、基材を
作る成形型で表皮材をシャープな(角部Rの小さな)形
状に真空成形することができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る成形型の。 型締め直前の状態を示す断面図、 第2図は同じく、型締め後の状態を示す断面図、 第3図は他の実施例に係る、表皮材を真空成形中の下型
を示す概略断面図、 第4図は木質繊維に結合剤を添加するための混合機を示
す切欠斜視図、 第5図は別の実施例で製造するドアトリムを簡略的に示
す鳥撤図、 第6図及び第7図はそれぞれ従来法及び本発明の別の実
施例で製造される成形品の角部の形状を対比して示す断
面図、 第8図及び第9図は、従来法に比べた本発明方法の一長
所の説明図である。 図中。 l・・・上型       2,2a・・・下型4・・
・木質系素材集合体 8・・・木質系基材9・・・表皮
材 9a・・・未成形表皮材(塩化ビニルシート)特許出願
人 トヨタ自動車株式会社 メ (ほか2名) 第1図 22図 第3図 才5図 第6図      オフ図 才8図      オ9図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 表皮材をセットした成形型内に結合剤を添加した木質繊
    維素材を供給し、該木質繊維素材を圧縮成形し、木質系
    基材の成形と表皮材の接着を同時に行なうことを特徴と
    する木質系成形品の製造方法。
JP11410488A 1988-05-11 1988-05-11 木質系成形品の製造方法 Pending JPH01283107A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5851325A (en) * 1994-11-17 1998-12-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method of manufacturing a molded wooden product

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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