JPH01282534A

JPH01282534A - 撮影フイルムのプリント装置

Info

Publication number: JPH01282534A
Application number: JP11327588A
Authority: JP
Inventors: Noriyoshi Iwashita; 岩下　知徳; Takeshi Egawa; 全江川; Yoshiaki Sugiyama; 杉山　義昭
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1988-05-09
Filing date: 1988-05-09
Publication date: 1989-11-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は撮影フィルムのプリント装置、更に詳しくは撮
影済みフィルムの複数のコマヲ１枚の印画紙上にプリン
トすることによりカメラで多重撮影を行なったのと同様
の効果を得ることのできる撮影フィルムのプリント装置
に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、多重撮影機構は多種類のスペックを要求される一
眼レフカメラの一部には設けられていたが、カメラのコ
ンパクト性及び経済性を第一目的として設計されている
レンズシャッターカメラでは主として次のような理由に
よシ、多重撮影機能を組込むことがほとんど行なわれて
いなかった。すなわち、レンズシャッターカメラでは、
フィルム巻上げとシャッターチャージとを同時に、又は
関連させて行なわせることができるため、小型且つ軽量
で経済性の高いカメラを実現できるのであるが、多重撮
影を可能とするにはフィルム巻上げとシャッターチャー
ジとを別々に行なわなければならないのでレンズシャッ
ターカメラ本来のコンパクト性及び経済性が損なわれる
ことになるからである。

〔発明が解決しようとしている問題点〕しかしながら、
上記従来例では特にオートフォーカス機構を具備してい
る全自動のレンズシャッターカメラに多重撮影機能を持
たせようとすると、フィルム巻上げ及びシャッターチャ
ージ並びにオートフォーカス機構のチャージを全て別々
に行なわねばならなくなるため、カメラの著しいコスト
アップを招くことになり、その結果、レンズシャッター
カメラ本来の利点であるコンパクト性及び経済性が失な
われてしまう恐れがあった。それ故、従来は多重撮影可
能なレンズシャッターカメラはほとんど実現されていな
い。

また、多重撮影を行なう場合、多重の回数により１回当
たりの露出を変えたり、背景が暗い時には露出をそのま
まにしたりと、撮影時に色々と判断しなければならない
ことがあり、手軽に多重撮影を行なうことができなかっ
た。さらに多重撮影時には１回のミスがプリントに影響
を与えるものであった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記従来例の欠点を解消するもので、撮影フィ
ルムに予め記録されたコードに基づいて撮影済みのフィ
ルムの画像を印画紙上にプリントする装置において、撮
影フィルムの多重撮影を望む複数のコマの適所には記録
手段によりそれぞれコードを記録し、該コードに基づい
て複数の画像を１枚の印画紙上にプリントすることによ
り、多重撮影を行なったのと同様の効果を得るようにし
たものである。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。第１
図は、本発明の適用されるカメラの斜視図であり、主な
部材を説明すると、１はカメラボディ、２は撮影レンズ
、３はレリーズボタン、４は多重設定ボタン、５は多重
設定をキャンセルするだめのキャンセルボタンであり、
誤って押してしまう事のないようにボタンを小さくし例
えば爪で押すように構成されているう第２図はカメラボ
ディ１を裏側から見た平面図で、説明が容易なように背
蓋を取りはずした状態を示している。同図において、６
はフィルムパトローネを収納するパトローネ室、７はフ
ィルムの光軸方向の位置規制を行なう内レール、８はフ
ィルムの上下方向の位置を規制する外レールである。

９はスプール室、１０はフィルムを巻き取るスプールで
ある。１１はファインダ、１２は不図示の背蓋が嵌合す
る背蓋溝である。１３はアパーチャ、１４．１５は該ア
パーチャ１３の近傍に設けられた発光部材で、該発光部
材１４．１５としては例えば発光ダイオードが用いられ
る。尚、ここで発光部材１４は多重情報をフィルムに写
し込むためのものであり発光部材１５は多重情報をキャ
ンセルするためのものである。

上記の構成から成るカメラボディ１を用いて撮影を行な
う場合の動作を以下に説明する。

多重プリントを指定する場合は、まず多重設定ボタン４
を押圧する。すると不図示の回路により発光部材１４が
一瞬点灯する。すると第３図に示す如く、フィルム１６
の発光部材１４に対向した部分が露光されコードＣ１が
フィルム１６上に記録される。その後、レリーズボタン
３を押圧し撮影を行なうつすなわち撮影された１枚目の
コマＦ１には、該コマＦ１の左側のコードＣ１が対応し
ている。次に、同様の操作によ、り被写体を変えて再び
撮影を行なう。すると、撮影された２枚目のコマＦ２に
対し再びコードＣ１が記録される。３枚目のコマＦ３は
多重撮影を希望しないため、多重設定ボタ／４を押圧し
ないでレリーズボタン３のみ押圧し撮影を行なったもの
であり、このコマＦ３に対応するコードは全く記録され
ていない。尚、多重設定ボタン４を誤って押した場合、
もしくは多重設定ボタ／４を押圧した抜気が代ってそれ
を解除する場合には、キャンセルボタン５を押圧すれば
よい。この場合、多重設定ボタン４を押圧した時点で上
述の如く発光部材１４が点灯して、フィルム１６上にコ
ードＣ１が記録されている。ただし、次にキャンセルボ
タン５を押圧するので、図示しない回路により発光部材
１５が一瞬点灯する。

すると第４図に示す如く、フィルム１６の発光部材１５
に対応した部分が露光されコードＣ２がフィルム１６上
に記録される。従って、このコマＦ４には前述のコマＦ
、　、Ｆ２とは異なる情報（コードＣ１及びＣ２の両方
）が記録されているため多重撮影には関係ないことが分
る。

第６図は、本発明を実施するのに使用される自動写真焼
付装置の概略図である。同図において、１７はネガフィ
ルムでフィルム送出部１８から送り出されフィルム巻取
り部１９に巻取られる。その中央部にランプ、コンデン
サレンズ、拡散板、ミキシングボックスから成る光源部
２０が設けられる。ネガフィルム１７の下面には情報読
み取り部２１、焼付用ズームレンズ２２　、該ズームレ
ンズ２２を駆動するズームモータ２３がそれぞれ配置さ
れている。ここで、前記情報読み取り部２１は前述のコ
ードＣ１あるいはＣ２を読み取るためのセンサーを有す
る。以上のネガフィルム１７、フィルム送出部１８、フ
ィルム巻取り部１９、光源部２０、情報読み取り部２１
、焼付用ズームレンズ２２及びズームモータ２３はハウ
ジングに収められ焼付装置のヘッド部２４を構成する。

このヘッド部２４は不図示の焼付装置本体に回転可能に
取付けられる。

２５はヘッド部２４の回転用モータであり、ヘッド部２
４を通常位置に対し９０°回転させることができる。ズ
ームレンズ２２の下方には印画紙送出部２６及び印画紙
巻取部２７がちり、印画紙２８が前記送出部２６より送
り出され、前記巻取部２７に巻取られる。また焼付用ズ
ームレンズ２２と印画紙２８との間には、該印画紙２８
面に近接してシャッタ２９が設けられている。

次に、この様に構成された自動写真焼付装置の動作を説
明する。まず、ネガフィルム１７がフィルム送出部１８
からフィルム巻取部１９へと移動し、不図示のフレーム
エツジ検出部がネガフィルム１７のエツジ（不図示）を
検出すると、ネガフィルム１７は正規位置に停止される
。次に情報読み取シ部２１のセンサーがフィルムに記録
された前述のコードＣ１及びＣ２の有無を読み取る。コ
ードが記録されていないコマ（第３図のコマＦ５に相当
）及びコードＣ１，Ｃ２の両方が記録されているコマ（
第４図のコマＦ４に相当）に対しては通常の焼き付けを
行なう。しかし、コードＣ１の記録されているコマ（第
３図のコマＦ１．Ｆ２に相当）に対しては、印画紙２８
の送り動作を一旦停止し同一の印画紙２８上に複数の画
像の焼き付けを行なう。こうして例えば第５図に示すプ
’Ｊ７）Ｐ＋が得られるが、これはカメラで多重撮影を
行なったのと同様の効果を有するものである。尚、情報
読み取り部２１がコードＣ１を検出した場合は、通常の
焼き付けの場合に比べ焼き付は時間を短かくしてできあ
がったプリン）Ｐ＋がオーバー気味になるのを防止して
いる。

前記実施例では、撮影された２つのコマから多重プリン
トを得るように構成したが、３つ以上のコマでもかまわ
ない。尚、この際にコマ数が増えるに従って焼き付は時
間を短かくすることが望ましい。さらに、前記実施例で
は連続するコマから多重プリントを得るように構成した
が、連続しない離れたコマでもプリントを行なうことは
可能である。この際多重を指示するコードを情報読み取
り部２１が検出した時にフィルムに付与されたフレーム
番号（図示せず）を記憶することや印画紙の送り制御が
必要になる。又、同一フィルム中に２種類以上の多重プ
リントを行なうことも可能である。この際、コードを変
えることはいうまでもない。例えば、２回目の多重プリ
ント時にはコードＣ２の下にさらにもう１つ別のコード
を記録するようにすればよい。前記実施例では、コード
をフィルム面に記録するのに発光部材にて露光するよう
に構成したが、これに限定することなくフィルムにパン
チ孔を穿設したり、あるいは光を反射する紙等を貼付し
たり、磁気記録媒体を用いるとかの方法によってコード
を記録させてもよい。

又、基本的には連続したコマが１枚の多重プリントとな
るが、複数の多重プリントが連続する場合には、多重の
区切りとなる信号が必要であるうこの場合、多重の先頭
のコマにはコードが記録されていないと考えてもよい。

これは、通常のカメラの給送方式において巻上げがある
かないかの場合と同様であろっ〔発明の効果〕以上説明したように、本発明によれば撮影フィルムの多
重撮影を望む複数のコマの適所にそれぞれコードを記録
し、このコードに基いて複数の画像を１枚の印画紙上に
プリントするようにしたので、カメラ側にはほとんど改
良を加えずに多重撮影を行なったのと同様の効果を得る
ことができ極めて実用性の高いものである。

又、プリント時に多重を行なうことにより撮影時に露出
を変える必要もなく、手軽に撮影することが可能となる
と共に、プリント時に露出が決定できるため失敗のない
プリントが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施したカメラの斜視図、第２図は同
カメラを裏側から見た平面図、第３図、第４図は本発明
を実施するのに使用されるフィルムの平面図、第５図は
第３図のコマＦ４．Ｆ２による多重プリントの平面図・
第６図は本発明を実施するのに使用される自動写真焼付
装置の概略図である。１・・・カメラボディ３・・・レリーズボタン４・・・多重設定ボタン１４．１５・・・発光部材１６・・・フィルム１７・・・ネガフィルム２０・・・光源部２１・・・情報読み取り部２４・・・ヘッド部２８・・・印画紙Ｃ１・Ｃ２・・・コードＦｌ、Ｆ４．・・コマＰｌ　　・・・プリント手続ネ甫正書（自発）昭和６３年　６月２２日昭和６３年特許願第１１３２７５号２、発明の治称撮影フィルムのプリント装置３、補正をする者事件との関係　　　　　特許出願人住所　東京都大田区下丸子３−３０−２名称　（１００
）　　キャノン株式会社代表者　賀　　来　　龍　三　
部４、代理人居所　〒１４６東京都大田区下丸子３−３０−２５、補
正の対象明細書及び図面６、補正の内容

Claims

【特許請求の範囲】撮影フィルム上に予め記録されたコードに基づいて撮影済みのフィルムの画像を印画紙上にプリン
トする装置において、撮影フィルムの多重撮影を望む複
数のコマの適所には記録手段によりそれぞれコードを記
録し、該コードに基いて複数の画像を１枚の印画紙上に
プリントし、多重撮影を行なったのと同様の効果を得る
ようにしたことを特徴とする撮影フィルムのプリント装
置。