JPH01281369A - 冷凍機 - Google Patents

冷凍機

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JPH01281369A
JPH01281369A JP11011288A JP11011288A JPH01281369A JP H01281369 A JPH01281369 A JP H01281369A JP 11011288 A JP11011288 A JP 11011288A JP 11011288 A JP11011288 A JP 11011288A JP H01281369 A JPH01281369 A JP H01281369A
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JP
Japan
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refrigerant gas
chamber
pressure
piston
cylinder
Prior art date
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JP11011288A
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English (en)
Inventor
Takeshi Iwaida
武 岩井田
Keiji Oshima
恵司 大嶋
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は例えば赤外線検出素子等を極低温に冷却する
スターリング冷凍機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のスターリング冷凍機は例えば持閏昭61−291
872号公報に示されるものがあり、その構成を第6図
に示す0図において、圧縮機りはシリンダヘッド4、放
熱フィン17が形成されたシリンダ5、ハウジング6、
ピストン7、ピストンリング8および、ピストン7の駆
動機構でありかつハウジング6内に収設された連接棒1
5、クランク軸16等により構成されており、シリンダ
ヘッド4、シリンダ5.ハウシンクロにより密閉された
空間が、ピストン7と気密保持用のピストンリング8に
より2分され、この一方のシリンダヘッド4(IIの空
間が圧縮室9を、他方の空間がバルク室10をそれぞれ
形成している。また、膨張機2−は膨張シリンダxx、
mVtピストン12、蓄冷室13により構成され、両開
口端面を密閉した筒状の膨張シリンダ11内の空間は、
この中を往復運動しかつ蓄冷室13を収設したrIJ張
ピストン12により2分されており、この上側の空間が
膨張114を、下側の空間がi温室23をそれぞれ形成
している。さらに、接続管3は圧縮室9と高温室23と
を連通ずるガス流路を形成し、中間にチェック弁20が
接続された接続管19は圧縮室9とバルク室10とを連
通するガス流路を形成している。一方、圧縮室9、バル
ク室10、蓄冷室13、膨張室14、高温室23および
これらを相互に連通ずるガス流路中には、例えばヘリウ
ム、水素等の高圧の冷媒ガスが封入されており、冷媒ガ
スのピストン7の圧縮過程で発生する熱を外部へ放出す
るためシリンダ5の外周には放熱フィン17を形成して
いる。圧縮室9、高温室23、蓄冷室13、膨張室14
は相互に連通しており、これらの室および冷媒ガス流路
の占める空間が冷媒ガスの作動空間を形成している。
上記のような従来のスターリング冷凍機の動作について
以下に述べる。シリンダ5内を往復運動するピストン7
が作動空間内の冷媒ガスに正弦波状の圧力変動を与える
が、バルク室10の容積がピストン7の行程容積および
作動空間に比べ充分に大きいため、バルク室10内の冷
媒ガスの圧力変動は極めて軽微である。圧縮室9内でピ
ストン7により圧縮され高温高圧となった冷媒ガスは、
その熱を放熱フィン17で外部へ放出し、接続管3を通
って膨張機2−の高温室23内に流入し、膨張ピストン
12を上死点に押上げる。その後冷媒ガスは、膨張ピス
トン12内に形成された蓄冷室13を通過して低温とな
り膨張室14に入るが、蓄冷室13を通過する際冷媒ガ
ス圧力は流木粘性抵抗による圧力損失を生じ、膨張室1
4内の冷媒ガス圧力は徐々に上昇して遂には高温室23
内の冷媒ガス圧力との差がなくなる。一方、ピストン7
が圧縮行程から膨張行程に入ると、圧wI室9内の冷媒
ガス圧力が低下し、この圧力低下に伴いやがて膨張室1
4内の冷媒ガス圧力が高温室23内の冷媒ガス圧力より
高くなると、膨張ピストン12が押し下げられ下死点に
達し、膨張室14内の冷媒ガスは膨張して低温となり周
囲の熱を吸収することにより冷凍作用をする。jI張皇
室14内膨張して低温となった冷媒ガスは、蓄冷室13
内と冷却しながら通過し、高温室23を経由し、接続管
33通って圧縮室9へ戻り、以後上記と同様の熱サイク
ル3繰り返す、冷凍機の運転中は、ピストン7に取付け
られたピストンリング8のガス密封性は一最的に不完全
であるため、冷媒ガスがわずかづつ圧縮室9よりバルク
室10に漏洩するが、バルク室10内の冷媒ガス圧力が
圧縮室9内の冷媒ガス圧力より高くなると、チェック弁
20が開いてバルク室10内の冷媒ガスが接続管19を
通って圧wi室9内に流入するので、圧縮室9内の冷媒
ガス圧力がバルク室10内の冷媒ガス圧力より低下する
ことはない。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、このような従来の冷aK機は始動時所定の圧
力値で冷媒ガスを封入しても、冷媒ガスを封入する時の
ピストン7の位置によって、封入ガス圧力値に対する圧
縮室9内の冷媒ガス圧力と時間的平均圧力は冷凍機始動
直後において異なる。
第7図に始動時のピストン7位置の違いによる冷凍機始
動直後の圧縮室9内の冷媒ガス圧力変化と時間的平均圧
力を示す3図において、始動時のピストン7位置が下死
点にある場合の始動直後の圧縮室9内の冷媒ガス圧力変
化は(イ)、時間的平均圧力値は(ロ)となる、また、
(ハ)は始動時のピストン7位置が圧縮行程の中点にあ
る場合の圧縮室9内の冷媒ガス圧力変化、(ニ)は始動
時のピストン7位置が膨張行程の中点にある場合の圧縮
室9内の冷媒ガス圧力変化、(ホ)は始動時のピストン
7位置が中点にある場合の圧縮室9内冷媒ガス圧力の時
閉的平均圧力値、(へ)は始動時のピストン7位置が圧
縮行程の中点にある場合のバルク室10内の冷媒ガス圧
力変化を示す、さらに、始動時のピストン7の位置が上
死点の場合は、(ト)が圧縮室9内の冷媒ガス圧力変化
を示し、圧WI室室内内時間的平均圧力値は(ホ)とな
る、運転開始後時間の経過とともに圧縮室9内の冷媒ガ
ス圧力はピストン7の動作、膨張機2f1m張ピストン
12の動作および冷媒ガスの温度等により影響を受けて
変化するが、バルク室10容積はピストン7の行程容積
および作動空間に対し充分大きくかつ始動直後はバルク
室10内冷媒ガスの冷agta外への漏洩もほとんどな
く、バルク室10内の冷媒ガス圧力は掻くわずか脈動す
る程度でほぼ一定であり、作動空間への冷媒ガス封入圧
力値も一定であるので、始動直後の圧m室9内の冷媒ガ
ス圧力のみを考える場合はピストン7の動作が大きく影
響し、始動時のピストン7位置により始動直後の圧縮室
9内の冷媒ガス圧力変化は大きく左右されて変化し、こ
れに伴って圧II室室内内ガス圧力の時間的平均値も変
る。即ち、ピストン7を下死点位置で始動した場合の圧
縮室9内の冷媒ガス圧力変化(イ)の最高圧力値は上死
点位置で始動した場合の圧縮室9内の冷媒ガス圧力変化
(ト)の最高値より圧力振幅の半分だけ高(なる、つま
り運転開始時のピストン7の位置が下死点に近づく程圧
m室9内の冷媒ガス圧力とその時間平均圧力値とは共に
増大して始動時のピストン7位置が下死点の場合が最大
となり、圧M機りのシリンダへラド4、シリンダ5、ハ
ウシンクロ等の耐圧強度上問題となる。また始動時のピ
ストン7の位置が上死点の場合の圧1室9内の冷媒ガス
圧力変化(ト)は本来なら図の!で示す(チ)の圧力変
化をするが、圧縮室9内の冷媒ガス圧力がバルク室10
内の冷媒ガス圧力(へ)より下がるとチェック弁20が
開いてバルク室10より冷媒ガスが圧縮室9へ流入する
ため、圧縮室9内の冷媒ガス圧力は増加しピストン7を
中点位置より始動した場合と同じ圧力振幅の正弦波形を
描くようになる。つまり、圧縮室9内の冷媒ガス圧力の
最低圧力はチェック弁20の作用でバルク室10内圧力
以上となる。従って、ピストン7を中点から始動した場
合を基準とすれば、圧m室9内の冷媒ガスの最大圧力と
バルク室10内の冷媒ガス圧力との圧力差は始動時のピ
ストン7位置が中点から下死点に行くに従い増大する結
果、前記圧力差が基準を上回ればピストン7が冷媒ガス
から受ける力は大きくなり、ピストン7、ピストンリン
グ8、ピストン7を駆動するモータ、クランク軸16、
軸受け、シール等の機構部品にかかる負荷は増大して過
負荷となり、aif11部品の強度上、耐久性上の問題
が発生するとともに、ピストン7の圧縮比は一定である
ので、圧縮室9内の冷媒ガスの最低圧力が変1ヒすると
、冷凍機の運転開始時の冷凍能力にバラツキが生ずると
いう種々の問題がある。
この発明は、始動時のピストン位置が変っても圧縮機の
各機構部品に過負荷がかからない強度、耐久性に優れか
つ運転開始時の冷凍能力のバラツキのない冷凍機を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この発明によれば、両端が
開口面をもつ円筒状中空を有するシリンダと、このシリ
ンダの一方の開口端面をふさぐシリンダヘッドと、前記
シリンダの他方の開口端面をふさぎかつ内部に空間を有
するハウジングと、前記シリンダ内を往復運動するピス
トンとを有し、このピストンと前記シリンダヘッドと前
記シリンダとにより区切った空間と、前記シリンダと前
記ピストンと前記ハウジングとにより区切った空間とが
それぞれ玉楼室とバルク室とと形成し冷媒ガスを圧縮す
る圧III機と、両開口端をふさいだ筒状の膨張シリン
ダと、内部に蓄冷室を収設した膨張ピストンとを有し、
前記膨張シリンダ内の空間を前記膨張ピストンにより2
分して高温室とr#張皇室を形成し低温を発生する膨張
機と、この膨張機の前記高温室と前記圧ma!の前記圧
縮室とをつなぐ冷媒ガス流路とを備えた冷凍機において
、訂記圧締室と前記バルク室とをつなぐ2つの冷媒ガス
流路を設け、一方のガス流路中には、冷媒ガスの流入側
と吐出側とのガス圧力差により開関し一方方向に冷媒ガ
スを流すチェック弁を、他方の流路中には、設定圧力以
上になると開き一方方向に冷媒ガスを流すリリーフ弁を
それぞれ儂えるものとする。
〔作用〕
この発明においては、圧m室とバルク室とをつなぐ2つ
の冷媒ガス流路を設け、一方のガス流路中には、冷媒ガ
スの流入側と吐出側とのガス圧力差により閏関し一方方
向に冷媒ガスを流すチェック弁を、他方の流路中には、
設定圧力以上になると開き一方方向に冷媒ガスを流すリ
リーフ弁をそれぞれ備えたので、冷凍機運転中は作動空
間内の冷媒ガス圧力よりバルク室内冷媒ガス圧力の方が
高くなるとバルク室からチェック弁を通って作動空間へ
冷媒ガスが流入し、常に作動空呵内の冷媒ガス圧力がバ
ルク室の冷媒ガス圧力以上で運転が行われる。また、作
動空間内の冷媒ガス圧力がリリーフ弁の設定値を上回れ
ば、リリーフ弁が開いてfY動動量間ら冷媒ガスがバル
ク室へ流入するので、作動空間のガス圧力は設定値を超
えることはなく、前述のごとくバルク室は通常作動空間
に対して充分大きいので、バルク室内のガス圧力もほぼ
一定値を保つことができる。従って、冷凍機の運転始動
時のピストンの位置には無関係に圧縮室内のガス圧力の
上限および下限を一定に保つことが可能となる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図に基づいて説明する
。第6図と共通あるいは同一の部分は同一の符号で示す
9図において、圧縮機りはシリンダヘッド4、放熱フィ
ン17が形成されたシリンダ5、ハウジング6、ピスト
ン7、ピストンリング8およびピストン7の駆動8!楕
でありかつハウジング6内に収設された連接環15、ク
ランク軸16等により構成されている。シリンダへラド
4、シリンダ5、ハウシンクロにより密閉された空間が
ピストン7と気密保持用のピストンリング8とにより2
分され、この一方のシリンダヘッド4側の空間が圧縮室
9を、他方の空間がバルク室10を形成しているやまた
膨張[2は膨張シリンダ11、膨張ピストン12、蓄冷
室13、Jiij張室1皇室高温室23により構成し、
両開口端を密閉した筒状のW張シリンダll内の空間を
、この中を往攬運動する、蓄冷室13が収設された膨張
ピストン12で2分しており、この上側の空間が膨張室
14を、下側の空間が高温室23を形成している。一方
、圧縮室9と高温室23とを連通ずるガス流路を接続管
3により形成し、圧m室9とバルク室10とを連通ずる
2つのガス流路を設けており、一方のガス流路は、中間
にチェック弁20を接続した接続’1f19で構成し、
他方のガス流路は、中間にリリーフ弁22を設けた接続
管21で構成している。また、ピストン7による冷媒ガ
スの圧縮過程で発生する熱を外部へ放出するためシリン
ダ5の外周には放熱フィン17が形成されており、圧縮
室9、接続管3、高温室23、膨張室14、蓄冷室13
は相互に連通し、これらの室および冷媒ガス流路の占め
る空間が冷媒ガスの作動空間を形成している。この作動
空間、バルク室10および圧縮室9とバルク室10とを
つなぐ冷媒ガス流路中には、例えばヘリウム、水素など
の高圧の冷媒ガスを封入している。また、リリーフ弁2
2は、圧縮室9内の冷媒ガス圧力がピストン7を中点位
置から始動したときの最高圧力以上になれば開き、作動
空間内の冷媒ガスがバルク室10内に流れるように圧力
設定してあり、チェック弁20は、始動時のピストフッ
位置が行程の中点の場合の圧縮室9内の冷媒ガス最低圧
力であるバルク室10内冷媒ガスの圧力より低くなれば
開き、バルク室10内の冷媒ガスが作動空間内に流入す
るように圧力設定している。
前述の構成において、冷凍機の動fjは従来の冷凍機と
変らないが、冷凍機の運転始動時の冷媒ガスの封入圧お
よびバルク室10内のガス圧力E −定にして始動した
ときの、運転始動時のピストン7の位置が異なることに
よる始動直後の圧縮室9内と、バルク室10内との冷媒
ガス圧力変化およびその時間的平均圧力の状況を示した
のが第2図て゛ある。図において、始動時のピストフッ
位置が下死点にある場合の始動直後の状況は(す)が圧
槽室9内の冷媒ガス圧力変化、(ヌ)が圧縮室9内の時
間的平均圧力を示す、また、始動時のピストフッ位置が
圧縮行程の中点にある堝金は、(ル)が圧暖室9内の冷
媒ガス圧力変化、(ヲ)がバルク室10内の冷媒ガス圧
力変化を示し、始動時のピストフッ位置が膨張行程の中
点にある場合は、(ワ)が圧縮室9内の冷媒ガス圧力変
化、くヌ)が圧縮室9内の冷媒ガス時間的平均圧力を示
す。
さらに、始動時のピストフッ位置が上死点のtJh今は
、(力)が圧縮室9内の冷媒ガス圧力変化、(ス)が圧
縮室9内の冷媒ガスの時間的平均圧力を示す、冷凍機の
運転始動時の冷媒ガス封入圧力およびバルク室10内の
冷媒ガス圧力は一定であり、バルク室10容積はピスト
ン7の行程容積および作動空間に対し充分大きくかつ始
動直後はバルク室10内の冷媒ガスは冷凍機外へ漏洩す
ることはほとんどないので、始動時のピストフッ位置が
異なるいずれの場合も、圧縮室9内の冷媒ガス圧力変化
は時間的平均圧力(ヌ)を中心に正弦波状の圧力振動と
なる。また、バルク室10内の冷媒ガス圧力(ヲ)は掻
くわずか脈動する程度で常にほぼ一定となる。何故なら
、圧縮室9内の冷媒ガス圧力がリリーフ弁22の設定圧
力以上になれば、チェック弁20は閉じているが、リリ
ーフ弁22が開いて作動空間の冷媒ガスが接続管21を
通ってバルブ室10に流入し、圧縮室9内の冷媒ガス圧
力はリリーフ弁22の設定圧力以上に上昇することはな
い、また、圧縮室9内の冷媒ガス圧力がチェック弁20
の設定圧力以下でかつバルク室10内の冷媒ガス圧力よ
り低くなると、リリーフ弁22は閉じているが、チェッ
ク弁20が開いてバルク室10内の冷媒ガスが接続管1
9を通り圧縮室9に流入するので、圧縮室9内の冷媒ガ
ス圧力はチェック弁20の設定圧以下に低下することは
ない、従って、圧縮室9内のガス圧力はピストン7が一
往復しない間にピストン7を中点位置から始動した場合
と同じ正弦波の波形を描き、作動空間の冷媒ガス圧力は
バルク室10内の冷媒ガス圧力以上で常に正弦波状の圧
力変動を繰り退すことになるやまた、始動時のピストフ
ッ位置が何処にあっても、圧縮室9内ガス圧力は最高圧
力がリリーフ弁22の設定値以下となりかつ最低圧はチ
ェック弁20の設定圧以上となるとともに、圧縮室9内
の冷媒ガス最大圧力と、バルク室10内の冷媒ガス圧力
との圧力差は始動時ピストフッ位置を中点から始動した
場合の基準を上回ることはないので、ピストンリング8
やピストン7を駆動する、クランク軸16、モータ、軸
受け、シール等のV%構部品にかかる負荷荷重は基準を
超えることはなく、機W1部品の強度、耐久性上の問題
もなくなるとともに、圧縮室9内の冷媒ガスのML低圧
力がほぼ一定となるので、冷凍機の運転開始時の冷凍能
力のバラツキもなくなる。なお、第3図にこの発明の異
なる実tI!例を示す9図において、前述の実施例と異
なる点は、圧縮室9とバルク室10とを連通ずる2つの
ガス流路の一つである、中間にチェック弁20を接続し
た接続管19で構成した流路の代りに、ピストンリング
8をリップシール24に変えてチェック弁20の機能を
リップシール24で行うようにしたものである。バルク
室10内の冷媒ガス圧力が圧縮室9内の冷媒ガス圧力よ
り高くなると、リップシール24の外周が内周方向に撓
みを生じ、シリンダ5の内周とりツブシール24の外周
との間に隙間ができバルク室10内の冷媒ガスが圧m室
9内に流入し、逆にバルク室10内の冷媒ガス圧力が圧
Wj室9内の冷媒ガス圧力より低くなると、リップシー
ル24の外周が膨らみシリンダ5の内周とりツブシール
24の外周とが密着してガスは流れなくなる。
リップシール24については、第5図に示すように断面
がコの字形の溝付のリング状のシール本体25と、コイ
ルばねをリング状に成形し、前記溝内に嵌め込んだばね
26とで構成し、ばね26はシール本体25の変形防止
と外周方向へ押す作用をしており、リップシール24の
下側の圧力が上側の圧力より高くなるとシール本体25
の外周が内側に撓みを生じて収縮する。さらに、この発
明のもう一つの異なる実施例を第・4図に示す0図にお
いて、前述の最初の実施例と異なる点は、圧縮室つとバ
ルク室10とを連通ずる2つのガス流路の内の一つであ
る、中間にリリーフ弁22を設けた接続管21で構成し
たガス流路の代りに、ピストンリング8をリップシール
24に変えてリリーフ弁22の11%能をリップシール
24で行うようにしたものである。圧縮室9内の冷媒ガ
ス圧力が設定圧力より高くなると、リップシール24の
外周が内周方向に撓みを生じてシリンダ5の内周とリッ
プシール24の外周との間に隙間ができ圧縮室9内の冷
媒ガスがバルク室10内に流入するようにしたものであ
る。
〔発明の効果〕
この発明は、圧縮室とバルク室とをつなぐ2つの冷媒ガ
ス流路を設け、一方のガス流路中には、冷媒ガスの流入
側と吐出側とのガス圧力差により開閉し一方方向に冷媒
ガスを流すチェック弁を、他方の流路中には、設定圧力
以上になると開き一方方向に冷媒ガスを流すリリーフ弁
をそれぞれ備えたので、冷凍機運転中は常に作動空間内
の冷媒ガス最低圧力がバルク室内の冷媒ガス圧力以上と
なるとともに、作動空間の冷媒ガス最大圧力が設定値を
超えることもなく、バルク室内のガス圧力もほぼ一定値
を保つことができ、運転始動時のピストンの位置には無
関係に圧縮室内の冷媒ガス圧力の上限および下限を一定
に保つことが可能となる結果、ピストン、ピストンリン
グ、ピストンを駆動するクランク軸、モータ、軸受け、
シール等の機構部品にかかる負荷は基準を超えて過負荷
になることはなく、機構部品の強度上、耐久性上の問題
もなくなるとともに、圧縮室内の冷媒ガスの最低圧力が
一定となるので、冷凍機の運転開始時の冷凍能力はバラ
ツキもなく常に一定に保つことができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の冷凍機の一実施例の構成を示す正面
図、第2図はこの発明の冷凍機の始動時のピストン位置
の違いによる冷凍機始動直後の圧縮室内およびバルク室
内の冷媒ガス圧力変化と時間的平均圧力を示す図、第3
図はこの発明の異なる実施例の構成を示す正面図、第4
図はこの発明のもう一つの異なる実施例の構成を示す正
面図、第50はりツブシールの断面図、第6図は従来の
冷凍機の構成を示す正面図、第7図は従来の冷凍機の始
動時のピストン位置の違いによる冷凍機始動直後の圧縮
室内およびバルク室内の冷媒ガス圧力変化と時間的平均
圧力を示す図である。 と・・・圧縮機、2−・・・虚張機、3・・・接続管、
4・・・シリンダヘッド、5・・・シリンダ、6・・・
ハウジング、7・・・ピストン、8・・・ピストンリン
グ、9・・・圧縮室、10・・・バルク室、11・・・
m張シリンダ、12・・・膨張ピストン、13・・・蓄
冷室、14・・・膨張室、19・・・接続管、 20・
・・チェック弁、21・・・接続管、22・・・リリー
フ弁、23・・・高温室、24・・・リップシール、2
5・・・シール本体、26・・・ばね。 1ids磯     λ、Iチ帳磯 第1図 第3図 第4図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)両端が開口した円筒状中空を有するシリンダと、こ
    のシリンダの一方の開口端面をふさぐシリンダヘッドと
    、前記シリンダの他方の開口端面をふさぎかつ内部に空
    間を有するハウジングと、前記シリンダ内を往復運動す
    るピストンとを有し、このピストンと前記シリンダヘッ
    ドと前記シリンダとにより区切った空間と、前記シリン
    ダと前記ピストンと前記ハウジングとにより区切った空
    間とがそれぞれ圧縮室とバルク室とを形成し冷媒ガスを
    圧縮する圧縮機と、両開口端をふさいだ筒状の膨張シリ
    ンダと、内部に蓄冷室を収設した膨張ピストンとを有し
    、前記膨張シリンダ内の空間を前記膨張ピストンにより
    2分して高温室と膨張室とを形成し低温を発生する膨張
    機と、この膨張機の前記高温室と前記圧縮機の前記圧縮
    室とをつなぐ冷媒ガス流路とを備えた冷凍機において、
    前記圧縮室と前記バルク室とをつなぐ2つの冷媒ガス流
    路を設け、一方のガス流路中には、冷媒ガスの流入側と
    吐出側とのガス圧力差により開閉し一方方向に冷媒ガス
    を流すチェック弁を、他方の流路中には、設定圧力以上
    になると開き一方方向に冷媒ガスを流すリリーフ弁をそ
    れぞれ備えたことを特徴とする冷凍機。
JP11011288A 1988-05-06 1988-05-06 冷凍機 Pending JPH01281369A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009514733A (ja) * 2005-11-09 2009-04-09 イグゼティック エムエーシー ゲーエムベーハー 差圧制限機構を備える空調コンプレッサ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009514733A (ja) * 2005-11-09 2009-04-09 イグゼティック エムエーシー ゲーエムベーハー 差圧制限機構を備える空調コンプレッサ
JP4739422B2 (ja) * 2005-11-09 2011-08-03 イグゼティック エムエーシー ゲーエムベーハー 差圧制限機構を備える空調コンプレッサ

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