JPH01277721A - 歩行できる動物の重量計測方法ならびに装置 - Google Patents

歩行できる動物の重量計測方法ならびに装置

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JPH01277721A
JPH01277721A JP10826788A JP10826788A JPH01277721A JP H01277721 A JPH01277721 A JP H01277721A JP 10826788 A JP10826788 A JP 10826788A JP 10826788 A JP10826788 A JP 10826788A JP H01277721 A JPH01277721 A JP H01277721A
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、歩行できる動物の重量を計測する方法並びに
その装置に関する。
〔従来の技術〕
歩行できる動物の重量を計測する方法として、従来では
、秤量器上で歩行できる動物を強制的に停止させ、若し
くは、略停止させて、歩行動物が秤量器上で静止又はそ
れに近い安定状態となるようにし、その安定状態で計測
された秤量値データに基づいて、歩行できる動物の重量
を求めるようにしていた。
ちなみに、歩行できる動物を秤量器上で強制的に停止さ
せる方法としては、秤量器上に形成される歩行経路の出
口を閉じるゲートを設けて行うものである。そして、歩
行できる動物の動きが少なくなり、秤量値が安定な状態
になった時の秤量値で動物の重さを読み取り、然る後に
、前記出口ゲートを開いて、動物を外へ移動させていた
ものである。(例えば特開昭59−73735号公報、
特開昭60−30626号公報参照)〔発明が解決しよ
うとする課題〕 従来の計測方法によると、歩行できる動物が秤量器上で
動きの少ない安定状態になるまで待機しなければならな
いため、能率良く迅速に計測できない不利が有るととも
に、歩行動物を秤量器上で強制的に停止させねばならな
い点に起因して、歩行動物にストレスを与えやすい不利
もあり、さらには、秤量器上で歩行動物を的確に停止さ
せることが困難である等、実用面で種々の不便さを伴う
ものであった。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、そ
の目的は、歩行できる動物を秤量器上の狭い拘束空間に
急に閉じ込まる、または、動物の動きを止めようとして
捕縛することにより、動物にストレスを与え、返って動
物が不規則な動きを示すことにより適正な重量計測を行
うに長い時間と、手間とを要することになる欠点を無く
し1、しかも、一つの動物は勿論のこと数千に及ぶ多数
の動物の個々の重量若しくはその複数固体を一群として
一挙に秤量器上を歩行させ乍らその群全体の重量をも、
能率良く迅速に、計測できる方法並びにその方法を合理
的に実施できる装置を提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本請求項1の発明の特徴は、歩行できる動物を歩行させ
乍らその重量を計測する方法であって、 (1)  歩行できる動物を、前記秤量器の入口から開
放状態にあらしめた出口に向かって一直線状にまたは略
 −直線状に歩行させながら、(2)この歩行中の前記
動物の全重量荷重が前記秤量器にかかっている間の秤量
値を求め、(3)前記秤量値から前記歩行中の動物の重
量を読み取るところの (4)歩行できる動物の重量計測方法。
を用いることにある。
前記「2、特許請求の範囲」の項を、以下で「請求項」
と略称し、例えば「特許請求の範囲1」に係わる発明を
「請求項1の発明」と以下で略称する。
そして上記手段が、請求項1の発明が用いる解決手段で
ある。
〔請求項1の発明の作用〕 上記請求項1の発明の特徴的作用は次の通りである。
すなわち、秤量器の出口を開放状態に維持させた状態で
、歩行できる動物を秤量器上で一直線状または略一直線
状に歩行することを行わせながら、前記歩行中の動物の
全重量が秤量器にかかっている状態での秤量値を求め、
その秤量値より歩行中動物の重量を求めることを基本と
するものである。
従って得られる利点は次の通りである。
■ 歩行できる動物の重量を計測するには、歩行するこ
とができる動物を先ず秤量器の上に乗せることを必要と
し、秤量器の上での秤量の後に、秤量器から降させるこ
とが必要である点に鑑み、歩行できる動物を秤量器の入
口から秤量器の上に歩ませ、引き続き秤量器の上を一直
線状または略一直線状に歩かせ、その後も引き続き秤量
器の出口から退出させるように歩かせるという一連の安
定した動作を連続して行わせている間に、その秤量値か
ら歩行中動物の重量を計測するものであるから、前記一
連の安定した歩行動作中に行われる秤量の時間中の間で
動物の体は移動のために動いているが、その精神は却っ
て安定するので、その間の動作が、安定的なものとなる
■ しかも、前記■に記載の歩行を行わせるに、秤量器
の出口を開放状態にしておくことと、秤量器上を一直線
または略−直線の歩行経路に沿って歩ませるようにする
こととにより、動物が抵抗感なく平穏に秤量器上を通過
し易くなる。 。
■ 前記■及び■の共存によって、出口が閉じられてい
る秤量器の上を動物を移動させ、その後、秤量器上で無
理に動物を実質的に静止させて秤量する場合に較べて、
本発明によれば、歩行動物に秤量器上で精神の安定な状
態と、安定な歩行動作を持続させることを極めて容易に
現出させることができ、従って、安定的に正しく秤量す
ることが容易である。
■ 秤量器上の動物が安定的な歩行動作を維持し易いこ
とによって、歩行中動物の重量を正しく計量し易いこと
は次の理由による。
即ち、歩行動物が秤量器上を歩(際に、歩行動物の足が
秤量器の歩行面に繰り返し衝撃的に接当することになる
等の原因により、時々該々に秤量値に変化を生じるもの
であるが、動物が歩行するにともなって生じるところの
動物の臓物の上下あるいは左右への揺れが、上述の如く
安定的に歩行させることによって比較的規則正しい揺れ
となるから、この揺れの故に生じる秤量値の変化が仮に
正弦曲線に近い状態で変化するものとすれば、動物が数
歩を歩く間の秤量値を平均すれば、前記揺れによる体重
計測誤差は殆どなくなるものである。
また、動物の脚が秤量面に衝突すると衝撃力で秤量値が
その瞬間に大に現れるが、この衝撃力の反力により動物
には上方への力が与えられるものである。
従って、秤量値に変化があっても、動物の数歩の歩行中
の秤量値を時間的に平均すれば動物の歩行が安定である
ことにより動物の重量を正しく計測し易いのである。
■ 且つこの請求項1の発明においては、動物を秤量器
の上に乗らしめるために動物をして秤量器上に歩ませる
動きに引続いて、この動物をして秤量器上をその開放出
口へ直線的または略々直線的に歩行させ、そのまま引続
いて開放出口から歩みださせるものであるから、動物を
して秤量器上に上がらせてから秤量器から退出させる迄
の間が短時間ですみ、前記■乃至■に記した安定した良
好な秤量を極めて短時間で迅速に行わせ得るので、良好
な秤量を時間的能率の非常に良い状態で行わせ易い顕著
な利点がある。
本発明は、牛、馬、羊等の四本力の動物にも、また鶏等
の二本脚の動物にも、ならびに人間の重量計測にも用い
ることができるものである。
〔請求項1の発明の効果〕 上記請求項1の発明は、動物を個々別々に順次的に秤量
器上を歩行させて個々に秤量することもでき、また、多
数の歩行できる動物を複数個づつに区切って、この区切
られた一群の集団毎に一挙に同時に秤量器上を歩行させ
、その間に、この−群毎に一挙に秤量し、次に別の一群
を一挙に秤量し、これを繰返すことにより、例え数千頭
の動物をもその全体を迅速且つ能率良く、計測すること
ができる顕著な効果がある。
上記請求項1の発明を実施するに当たっては、秤量器上
の歩行面と、秤量器の前後の歩行面とを全て同一水平面
ならしめて実施することが望ましい。
又、本発明は、牛、馬、羊等の四本脚に動物にも、また
鶏等の二本脚の動物にも、ならびに人間の重量計測にも
用いることができるものである。
[請求項2の発明コ 〔構成と作用〕 次に請求項2に記載の事項が、「請求項2の発明」が用
いる解決手段であって、「請求項1の発明」では、秤量
器の両側に夫々、秤量器面よりも約25cm低く地面を
位置させて、もって動物をして秤量器上を歩行する意図
を持たせることができるが、この「請求項2の発明」で
は、歩行動物が秤量器上から左右何れの横外方へも移動
できないように強制的に規制する規制具を用いることに
より、動物をして秤量器上での直進または略直進を容易
に強いることができる。
〔効 果〕
計測を確実に行わせることができる。
〔実施例〕
この規制具は、固定部分、即ち地面から、若しくは秤量
器の固定部から延設させる場合は、この規制具の振動に
よる秤量誤差を生じなくてよい。
前記規制具を秤量器の秤量面から連設させて用いる場合
は、万一に動物が上下方向の力をこの規制具に与えるこ
とがあっても、秤量誤差を生じることがないから良い。
〔請求項3乃至14の発明〕 請求項3乃至14の項に記された事項をもつ請求項3乃
至14の発明は、動物が秤量器上を歩行する間の秤量値
から重量を読み取るにあたって、歩行動物が秤量器上に
乗っている間の秤量値をサンプリング系列として順次取
り込み、これより有効データ区間を設定するので、状況
に適した区間を選び易い。
従って、歩行中の動物の重量を正しく読み取り易い。
〔請求項4乃至8の発明〕 請求項4乃至8に記載の事項を特徴とする請求4乃至8
の発明は、例えば例示図の第3図に示す秤量値−時間の
曲線で、 (イ)  図中のF2Fが秤量器上前部に、四本脚の動
物の前部二本脚が載った瞬間を秤量値とし、(ロ)  
図中のF4Fが秤量器上に初めてこの動物の四本の脚が
載った瞬間の秤量値とし、 (ハ)  R4Fが四つの脚が同時に秤量面を最後に踏
む瞬間の秤量値とし、 (ニ)  R2Fが、動物の前の二本脚が既に秤量面か
ら先に降りていて、後の二本の脚だけが秤量面上にある
時の秤量値であるとする場合に、F2Fより以前の秤量
値及びR’2F以後の秤量値と、F4F乃至R4Fの間
の動物全重量が秤量器に乗っている間の秤量値とを区別
して、F4FとR4Fとの間の秤量値だけを選び出し易
い利点がある。
〔請求項9の発明〕 請求項9に記載の構成を解決手段に用いるので、有効デ
ータ区間を速い時期に捕捉し易いので、比較的に正しく
、また比較的に早く、動物の重量を読み取り易い利点が
ある。
〔請求項10の発明〕 請求項10に記載の構成を解決手段とし、所定第1点の
位置を、被計測動物の性質と寸法とから、動物の体重の
全部が秤量器上に必ず載っていると解される秤量器上の
位置であって、且つ、秤量器上で入口に近い一定位置を
所定−点し、この点を動物が通過する時点を有効データ
区間の始点とすることにより、被計測動物の重量算出を
請求項9の発明よりも簡素化させることができる。
請求項10の発明を用いるに当り、請求項9に記載の始
点と、請求項10に記載の始点との両者を検出する機構
を併用し、これらの内の何れか早く検出された時点を、
有効データ区間の始点として用いることにより、−層早
期に、且つ一層正しく計測させやすくして用いることが
できるものである。
〔請求項11の発明〕 請求項11に記載の構成を解決手段とする請求項11の
発明は、適正な秤量を行い得る最後の時点までを有効デ
ータ区間として用いるものであるから、正しく被計測動
物の重量測定をさせ易い利点がある。
〔請求項12の発明〕 請求項12に記載の構成をもつ請求項12の発明は、前
記請求項10の発明と時間的前後を逆にしたものであり
、請求項11の発明よりも重量計測を簡略するものであ
る。
前記同様に請求項11の発明と、請求項12の発明とを
組合せて、何れか早い方の時点上を有効データ区間に設
定して、計測を早く終わらせて、多数回の断続計測を迅
速に進行させ易い利点を有せしめることができる。
〔請求項1ゴの発明〕 請求項13に記載の構成をもつ請求項13の発明は、経
験側により所定時間を適当に選定することにより、被計
測動物の重量を正確に、若しくは、迅速に計測すること
ができる。
〔請求項14の発明〕 秤量値の変化量、つまり、引続き検出される秤量値の差
(勾配)が、通常の安定状態の歩行時に予測される設定
値よりも大である場合には、その時点に終点を決めるこ
とにより、不正確な秤量値を除去できるものとなる。つ
まり、勾配が急であることは、動物が不安定な動作を行
っているものであり、故に、その不安定な動作を行って
いる間の秤量値を除去するのである。
〔請求項15の発明〕 請求項15に記載の構成をもつ請求項15の発明は、請
求項1の発明についての作用、効果の項に記したとおり
、動物を歩かせながら適当な時間の間計測を行うことで
、その動物の重量を読み取ることができるものである。
即ち、歩行動物の重量を演算によって求めるようにする
に、前記秤量器上で前記動物が歩行する間の計量値をサ
ンプリング系列として順次取り込み、前記サンプリング
系列から有効データ区間を設定し、前記有効データ区間
の前記サンプリング系列から平均化演算等により前記歩
行動物の静止重量値を求めることができるものである。
従って、請求項15の発明において、前記有効データ区
間の秤量値を単に算術平均演算を行っても、これより被
計測側動物の重量を読み取ることができるものである。
〔請求項16又は17の発明〕 さらには、平均化演算としては、移動平均を演算したり
、重み付移動の平均を演算することによってもできる。
例えば秤量器の秤量面が、その前後に位置する一般歩行
路面よりもやや高い場合は、この秤量器の上に乗ろうと
する動物、ならびに、秤量器から先へ下りようとする動
物には、やや心的並びに身体的に少しの変動を生じるこ
とが感じられる。
従って、かかる場合には秤量面での入口近く及び出口近
くにある動物よりも、その中間位置にある動物の方が、
心身共に安定的であると解するが妥当なものである。従
って、移動平均または重み付移動平均で演算することに
よって、秤量面の中央に近い位置にある場合の秤量値を
一層大切に扱うことにより、被計測動物の重量を算術平
均で演算するよりも一層正しく計測し易い。
又、秤量面及びその前後の歩行路面を全て同一水平面に
構成して、計測を行う場合も、若し動物が秤量器を意識
することがある場合にも、秤量面上で入口に近い位置に
入ったばかりの動物の心身よりも、秤量面中央にまで入
り込んで、秤量器に慣れた状態の動物の心身の方が安定
する動物もあるので、かかる場合、移動平均値を演算す
る方が算術平均よりも有利である。
移動平均または重み付移動平均を演算する場合は、この
被計測動物が秤量器上を歩行している間の動物の動きを
観察する人の記憶と、移動平均1直の移り変わりとを対
応させて移動平均値を観察することにより、これから、
被計測動物の重量を適切正しくに読み取ることができる
〔請求項18の発明〕 秤量される動物の種類にもよるが、経験的に見て、移動
平均値の最大値、または、重み付移動平均値の最大値を
被計測動物の重量と見る場合が、重量実測値と合い易い
ように見受けられた。
殊に、秤量面がその前後の歩行路表面よりも高い場合は
、秤量面に乗り上がった時点に近い間は体重が少しでは
あるが上方への分速度があり、秤量面中央位置近くでは
前記上方への分速度は無くなり、次に秤量面から出よう
とする場合には、動物が脚を少し曲げ目にして低い路面
へ降りようとすることで秤量値がやや小に現れるので、
前記移動平均値の最大値を被計測動物の重量と見ること
が適切のようである。
上記両移動平均値の平均値を演算する場合は秤量面の中
央に近い位置にある秤量値が最も重要に演算されるので
、前記理由と同様の理由で、比較的圧しい重量値が得ら
れるものと考えられる。
〔請求項19の発明〕 又、平均化演算としては、有効データ区間の秤量値から
重み付平均を演算するようにしてもよい。
〔請求項20の発明〕 請求項15乃至19による諸計算の結果の数値と、被計
測動物を麻酔させる等して、静止状態で計測した秤量値
とを比較することにより、補正値を求めた上で、諸計算
値に補正を施すことにより、被計測動物の正しい静止重
量を一層正しく読み取ることができるものである。
つまり、上述の平均化演算等によって算出した重量を直
ちに歩行動物の重量にみなすのではなく、予め実験等に
よってもとめた補正係数にて乗算する、あるいは、予め
実験等によってもとめた補正値を加減算することによっ
て、−層計測精度を向上させることも可能である。つま
り、上述の平均化演算等によって算出した重量と、それ
ら歩行動物を静止させて計測した重量とに差を生じるお
それがある。そこでその差を補正するための補正係数あ
るいは補正値などの補正データを予め実験等によっても
とめておき、算出した重量を予め求めた補正データによ
り補正することによって、計測精度を一層向上させるの
である。ちなみに、上記補正データは、牛、馬、羊、山
羊、鶏等の歩行動物の種類に合わせて決めておくほうが
良い。その理由は、歩行動物の種類の違いにより、歩き
方の差異や体型の差異などがあり、そのため、上記差が
歩行動物の種類の違いにより変化するからである。尚、
歩行動物を静止させた重量を計測する際に、上述の如く
必要に応じて麻酔を用いてもよい。
請求項1乃至20の発明を実施するにあたって、動物各
個に保持させた無線信号用タグを用いて、秤量される被
秤量動物固有の性質、身体状態を秤量器側部の管理装置
で読み取ることにより、請求項4乃至8における設定数
値をその被秤量動物に最も適した設定値に調整して、も
って、被秤量動物の重量を一層正しく秤量器から読み取
ることができるものである。
〔請求項21の発明〕 秤量器から出力されるアナログ秤量値中に含まれるノイ
ズ(高周波成分)を除くように、アナログ秤量値を平滑
化することがよい。
〔請求項22の発明〕 秤量器の具体構造を特定するものである。尚、この場合
、ロードセルの四個を、秤量器の四角部を受止めるよう
に配置するのが一般的であるが、秤量器の一辺を中心に
上下揺動できるようにする場合には、揺動中心に対応す
る一辺に対向する辺部分を受は止めるように、ロードセ
ルを配置すればよい。
〔請求項23の発明〕 また、前記秤量器(1)の複数個を、前記歩行経路の横
幅方向に並設して併用して測定するようにすれば、横方
向に並んで歩行する複数の歩行できる動物それぞれが、
隣の動物の歩行を見て安心感をもって歩行することも期
待できるものであり、実用上での利点が大である。
〔請求項24の発明〕 被計測動物が習慣的に歩行している歩行路の中途に本発
明の秤量器を設けて計測すれば、動物の心身が共に安定
するから、動物の静止状態での重量を一層正しく計測し
易いこと勿論である。
〔請求項25の発明〕 衝撃緩衝用弾性材を用いると、動物の脚が秤量面に衝突
することによる秤量値に表れる急激な変化が緩和され易
いので、秤量値から歩行動物の重量を正しく読み取り易
い利点がある。
〔請求項26の発明〕 衝5緩衝用弾性材が秤量面に層をなして存在する場合は
、動物の脚の秤量面での衝突による衝撃を最も有効に緩
和されるので良い。
また、この場合には、概して秤量面での動物脚の滑りが
少なくなるので、請求項25について記した理由によっ
ても、正しい計測を行い易い利点がある。
〔請求項27の発明〕 秤量器の秤量面が動物にとって滑り易い状態であると、
この上を動物が歩行する場合にこの滑ることを途中で感
じて途端に秤量面を突然に蹴るようにして急速な歩行に
変り、歩行途中に急激な変化を生じることがある。
従って、秤量面に前記滑り止めを施すことにより急激な
変化の生じることを避けしめて、良好な秤量を行わせ易
い利点がある。滑り止めのために秤量面に木材または凹
凸の多数ある金属面を用いてもよい。
〔請求項28乃至30の発明〕 上述の方法を実施する装置を特定するものであって、上
述の方法で述べた作用・効果に基づいて、本発明の作用
・効果も理解できるであろう。
〔実施例〕
以下、本発明を歩行動物としての牛の重量の計測に適用
した場合について図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、畜舎と放牧場との間等の、牛が習
慣的に歩き慣れている歩行通路中に秤量器(1)がその
上面を通路面と面−又は路面−にする状態で設けられ、
牛が秤量器(1)上を歩行する間に、この牛の重量を計
測するようにしである。
前記歩行通路は、両横脇に柵(2)を備えるものであり
、この柵(2)のうちの秤量器(1)の両横脇に位置す
る棚部分(2a)が、秤量器(1)上において牛を一直
線状または略一直線状の経路に沿って歩行させるように
、横外方に移動することを阻止する規制具として機能す
るようになっている。そして、前記左右の棚部分(2a
)の間の間隔を牛の横幅よりも少しだけ大にして、上記
規制作用が的確に行われるようにしである。
前記秤量器(1)上の牛の歩行経路の長さは、少なくと
も牛がその荷重全体を秤量器上に乗せた状態で散歩(例
えば3乃至6)を歩ける長さに決められている。
ちなみに、本実施例においては、秤量器(1)の全長が
3ms横幅が80cmであり、牛の全長が約2m1前後
の足の間隔が約1.5mである。そして、前記秤量器(
1)の横幅は、牛の横巾の1.1〜1,5倍に相当する
ことになる。
また、前記秤量器(1)の入口及び出口は、開放状態に
なっている。
前記秤l器(1)は、秤1台(1a)とその秤量台(1
a)の四隅(四角部)を受は止め支持するように配置さ
れる四個のロードセル(lb) (第2図参照)とを備
え、このロードセル(1b)の出力信号が、秤量値とし
て計測処理部(H)に出力されるようになっている。ち
なみに、四個のロードセル(1b)の出力信号は、加算
されて計測処理部(H)に出力される。
さらに、前記秤量台(1a)の上面には、衝突緩衝用弾
性材層としてのゴム製マット(1c)が敷設され、牛が
足を下ろす際の衝撃を緩和するようになっている。即ち
、マット(1c)は、秤量器(1)が牛から荷重を受け
る面と、秤量器(1)における機械的出力点との間に介
在させる衝突緩衝用弾性材として機能する。なお、この
場合、前記マツ) (lc)の上面が、秤量器(1)が
負荷を受ける面となる。
前記計測処理部(H) は、前記ロードセル(1b)か
らのアナログ電気信号を増幅するアンプ(2)と、その
アンプ(2)の出力を平滑化するローパスフィルタ(3
)と、平滑された信号を所定のサンプリング時間で量子
化するA/D変換器(4)と、量子化された秤量値デー
タから、歩行中の牛の重量を演算によって求めるマイク
ロコンピュータ利用の制御装置(5)と、求められた牛
の重量をCRTやプリンタ等により表示する表示手段と
しての表示部(6)と、前記秤量値データや前記演算処
理のためのデータを記憶するメモリ(7)とを主要部と
する。
そして、歩行中の牛の全重量荷重が秤量器(1)にかか
っている間の秤量値を求め、その秤量値から歩行中の牛
の重量(静止重量値に対応する重量)を算出し、それを
表示するようになっている。
尚、答中の首には、答中を分別する電波信号等を送信す
るタグ(8)が吊り下げられ、秤量器(1)の横脇には
、タグ(8)から送信される情報を受信するアンテナ等
からなるタグ認識手段(9)が設けられ、そして、その
タグ認識手段(9)の受信情報も制御装置(5)に人力
されるようになっている。つまり、計測処理部(H) 
 は、複数のうちの一頭の牛を特定し、その特定情報と
ともに歩行中の牛の重量を表示するようになっている。
ちなみに、第2図における(S)は、別実施例で記載す
る通過検出センサであり、本実施例では利用しないもの
である。
つぎに、前記制御装置(5)の処理を述べながら、計測
処理について説明する。
尚、前記アンプ(2)からのアナログ信号を第3図に示
し、前記ローパスフィルタ(3)にて平滑化された信号
を第4図に示す。そして、第5図に、平滑化された信号
の量子化を示す。
量子化された秤量値(以下単に秤量値データと略称する
)が、秤量台(1a)の重量より少し大なる設定値(a
)より大になると、牛が秤量台(1a)に乗り始めたも
のとして、秤量値データがサンプリング系列として順次
メモリ(7)に記憶され、その記憶は、秤量値データが
、前記設定値(a)より小になると、牛が秤量台(1a
)から降りたものとして終了する。
記憶された秤量値データから、先ず最大値(G)を求め
、次に、その最大値(G)  と、その最大渣(G) 
 に予め決められた0、8よりも大で1未満の数:n(
例えば0.9)を乗じた値との間、の範囲内において、
秤量値が設定時間:t(例えば2秒)以上連続して現れ
る連続領域を有効データ区間に設定する。
そして、有効データ区間の秤量値データ(サンプリング
データ)を、有効データ区間を幅とする重みつき平均に
より平均化し、その平均値の算出結果をもって、歩行中
の牛の静止重量とみなす。次に、その静止重量を、牛の
特定情報とともに歩行中の牛の重量として表示部(6)
にて表示させる。尚、重みつき平均に際して、ハミング
窓やパニング窓などの窓関数を用いるとよい。
要するに、前記制御装置(5)を利用して、前記歩行動
物の全重量が前記秤量器(1)にかかっている間の秤量
値データから、歩行動物としての牛の重量を算出する重
量算出手段(100)が構成され、表示部(6)が前記
重量算出手段(100)の算出結果を表示することにな
る。
そして、前記重量算出手段(100) は、詳しくは、
次の手段からなる。
(1)前記秤量器上を前記歩行動物が歩行する間の計量
値をサンプリング系列として順次取り込む手段、 (2)前記サンプリング系列から有効データ区間を設定
する手段、 (4)前記有効データ区間の前記サンプリング系列から
前記歩行動物の静止重量値を平均化演算により求める演
算手段からなる。
〔別実施例〕
前記記憶された秤量値データのサンプリング系列から有
効データ区間を設定する方法としては、上述の実施例の
如く、連続領域内に特定する場合において、次に述べる
ようにしてもよい。
前記サンプリング系列の内の最大値と、その最大値から
予め決められた値を減算した値との間の範囲内において
、前記秤量値が設定時間以上に連続して現れる連続領域
内に有効データ区間を特定するようにしたり、予め設定
した設定値よりも大なる範囲において、前記秤量値が設
定時間以上連続して現れる連続領域内に有効デ一り区間
を特定するようにしてもよい。
ちなみに、連続領域内で有効データ区間を特定するよう
にすることに伴う利点は、例えば牛等の歩行動物が不必
要に早く駆は抜けるようなことがあった場合において、
それを計測ミスであると判別するのに有用となる。
そして、連続領域内に有効データ区間を設定する方法と
しては、上述実施例の如く連続領域の全てを有効データ
区間に設定する、つまり、連続領域に入った時点を有効
データ区間始点とし、且つ、連続領域から外れた時点を
有効データ区間の終点とするほか、次の方法がある。
測定対象歩行動物が、秤量器(1)上の歩行経路上の所
定第一点を通過する時点を有効データ区間の始点とする
ようにしたり、前記連続領域から外れた時点を有効デー
タ区間の終点とするようにしたり、測定対象歩行動物が
、秤量器(1)上の歩行経路上の所定第二点を通過する
時点を有効データ区間の終点とするようにしたり、前記
始点から所定時間経過した時点を終点とするようにした
り、秤量値の変化量が設定値よりも大なる状態が検出さ
れた時点を終点とするようにしてもよい。
尚、上述実施例の始点、終点の決め方を含めて、始点と
終点との決め方を種々組合せれば、種々の有効データ区
間の設定が可能となる。
上述の如く、測定対象歩行動物が、秤量器上の歩行経路
上の所定第一点を通過する時点と、所定第二点を通過す
る時点を検出しながら有効データ区間を設定する場合つ
いて説明を加えると、第6図に示すように、秤量器(1
)上での牛の通過位置を検出する一対の通過検出センサ
(S)が設けられ、それらサンサ(S)の検出情報も制
御装置(5)に入力する。(第2図参照)前記一対の通
過検出センサ(S)  は、フォトインタプラタ型の光
センサ等を用いて構成され、牛の胴体の前端部等を検出
するようになっている。そして、牛の歩行方向において
上手側に位置するものが、牛の全重量荷重が秤量器(1
)にかかっている間の始点、つまり、牛が秤量器上の歩
行経路上の所定第一点を通過する時点を検出し、下手側
に位置するものが、牛の全重量荷重が秤量器(1)にか
かっている間の終点を、つまり、所定第二点を検出する
前記有効データ区間のサンプリング系列から平均化演算
によって重量を求めるに、移動平均を用いて平均化演算
し、その算出結果から歩行動物の重量を推定してもよい
。つまり、有効データ区間の幅よりも小さな幅で移動平
均する。
そして、その移動平均の最大値を歩行動物の重量に推定
したり、移動平均値の平均値を歩行動物の重量に推定し
てもよい。
また、上述の如く一対の通過検出センサ(S)にて、所
定第一点を通過する時点や所定第二点を検出する場合に
は、第7図に示すように、上手側の通過検出センサ(S
)が通過を検出した時点から下手側の通過検出センサ(
S)が通過を検出した時点までを有効データ区間に設定
し、上述の移動平均や重みつき平均により歩行動物の重
量を求めるようにしてもよい。
また、有効データ区間のサンプリング系列から重量を求
めるに、平均化演算による他、例えば有効データ区間の
サンプリング系列の内で、最も振幅が小さい7間を求め
、その区間のデータの中央値を重量と推定する等、各種
変更できる。
さらには、上述の平均化演算等によって算出した重量を
直ちに歩行動物の重量にみなすのではなく、予め実験等
によってもとめた補正係数にて乗算する、あるいは、予
め実験等によってもとめた補正値を加減算することによ
って、−層計測精度を向上させることも可能である。
加えて、前記秤量台(1a)の減衰を司るダンパ装置等
を付加して、サンプリング系列の振動を抑制すれば、−
層計測精度を向上させることが可能である。
また、本発明は、秤量器(1)の出口を開放状態にする
ことに要旨があるものであって、入口を必要に応じて閉
じてもよい。つまり、本発明は、秤量器(1)の上に一
頭の歩行動物を乗せて計測するものであるから、後続の
歩行動物が秤量器(1)の上に乗ることを阻止する等の
目的で出口を開閉するゲート等を設けてもよい。
また、本発明を実施するにあたって、前記秤量器(1)
の複数個を、前記歩行経路の横幅方向に並設して併用し
て測定するようにすることも、実用面では利点が大であ
る。
さらに、今までの説明では、−頭の歩行動物の重量計測
について記載したが、複数頭をグループとして、そのグ
ループの重量を計測させるようにすることも可能である
又、歩行動物を、秤量器(1)上を一直線状にまたは略
一直線状に歩行させるのに、上述の実施例の如く、規制
具(2a)を用いるのが有効であるが、次の方法でも可
能である。
すなわち、秤量器(1)の上面が、歩行通路の路面より
も高くなるようにしく必要に応じて数10cm高くして
もよい)、そして、秤量器(1)の横巾を、歩行動物が
歩(に要する最小幅にしてお(。この場合、秤量器(1
)の入口側及び出口側に連ねて、昇降用の傾斜状通路部
分を設けておくのが有効である。(第8図参照) 又、規制具(2a)を設けて、本発明を実施するに、規
制具(2a)を秤量器(2a)に連設してもよい。
そして、規制具(2a)の高さは、種々選択できるが、
第1図に示すように、動物の頭の高さよりも低くすれば
、動物に拘束感を与えることが無くなって、動物を安定
状態で歩行させるのに有効となることも考えられる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対象を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の原理構成を示すものであり、第1図は全
体構成の概略図、第2図はブロック図、第3図ないし第
5図は秤量信号の種々の状態を示す図、第6図は別実施
例の概略平面図、第7図は別の実施例の有効区間の設定
を示す図、第8図は別の実施例の全体構成の概略図であ
る。 <1)・・・・・・ffff1器、(la)・・・・・
・ロードセル、(2a)・・・・・・規制具、(6)・
・・・・・表示部、(100)・・・・・・重量演算手
段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、歩行できる動物の重量を計測する方法であって、 (1)歩行できる動物を、秤量器(1)上で入口から開
    放状態の出口に向かって一直線状に または略一直線状に歩行させながら、 (2)前記歩行中の動物の全重量荷重が前記秤量器(1
    )にかかっている間の秤量値を求め、(3)前記秤量値
    から前記歩行中の歩行動物の重量を読み取る (4)歩行動物の重量計測方法。 2、請求項1に記載の歩行できる動物の重量を計測する
    方法であって、 前記動物を前記秤量器(1)の上で直線状又は略直線状
    の経路に沿って歩行させる方法が、(1)前記秤量器(
    1)上での、歩行動物の前記歩行経路の長さを、少なく
    とも前記動物が その荷重全体を前記秤量器(1)上に乗せた状態で複数
    歩を歩けるに足る長さにするも のであって、 (2)その歩行経路の左右両脇に設けた規制具(2a)
    によって前記動物が横外方に移動することを阻止するも
    のであり、 (3)前記左右両脇の規制具(2a)の間の間隔を前記
    動物の横幅よりも少しだけ大に構成す るものである。 3、請求項1または2のいずれかに記載の歩行できる動
    物の重量計測方法であって、 前記秤量値から歩行中の動物の重量を読み 取る方法が、次のステップからなる。 (1)前記秤量器(1)上で前記動物が歩行する間の秤
    量値をサンプリング系列として順次 取り込むこと、 (2)前記サンプリング系列から有効データ区間を設定
    すること、 (3)前記有効データ区間における前記サンプリング系
    列から前記歩行動物の重量を読み 取る。 4、請求項3に記載の歩行できる動物の重量計測方法で
    あって、 前記サンプリング系列から前記有効データ 区間を特定する方法が、前記サンプリング系列の内の最
    大値と、その最大値から予め決められた値を減算した値
    との間の範囲内において、前記秤量値が設定時間以上に
    連続して現れる連続領域内に有効データ区間を特定する
    ものである。 5、請求項3に記載の歩行できる動物の重量計測方法で
    あって、 前記サンプリング系列から前記有効データ 区間を特定する方法が、前記サンプリング系列の内で前
    記秤量値が予め設定した設定値よりも大となる範囲にお
    いて、前記秤量値が設定時間以上連続して現れる連続領
    域内で有効データ区間を特定するものである。 6、請求項3に記載の歩行できる動物の重量計測方法で
    あって、 前記サンプリング系列から前記有効データ 区間を特定する方法が、前記サンプリング系列の内の最
    大値(G)と、その最大値(G)に予め決められた0.
    8よりも大で1未満の数:nを乗じた値との間の範囲内
    において、秤量値が設定時間以上連続して現れる連続領
    域内に有効データ区間を特定するものである。 7、請求項3に記載の歩行できる動物の重量計測方法で
    あって、 前記サンプリング系列から前記有効データ 区間を特定する方法が、前記サンプリング系列の内の或
    範囲部分であって、その範囲内での最大値(G)と、そ
    の最大値(G)に予め決められた0.8よりも大で1未
    満の数:nを乗じた値との間の範囲内において、秤量値
    が設定時間以上連続して現れる連続領域内に有効データ
    区間を特定するものである。 8、請求項6または7に記載の歩行できる動物の重量計
    測方法であって、 前記数:nが0.9であるとするもの。 9、請求項4乃至8のいずれか一つに記載の歩行できる
    動物の重量計測方法であって、 前記有効データ区間の始点の設定方法が、 前記連続領域内に入った時点を始点とするものである。 10、請求項3乃至8のいずれか一つに記載の歩行でき
    る動物の重量計測方法であって、 前記有効データ区間の始点の設定方法が、 測定対象歩行動物が、秤量器(1)上の歩行経路上の所
    定第一点を通過する時点を始点とするものである。 11、請求項4乃至10のいずれか一つに記載の歩行で
    きる動物の重量計測方法であって、 前記有効データ区間の終点の設定方法が、 前記連続領域の最終時点を終点とするものである。 12、請求項3乃至10のいずれか一つに記載の歩行で
    きる動物の重量計測方法であって、 前記有効データ区間の終点の設定方法が、 測定対象歩行動物が、秤量器(1)上の歩行経路上の所
    定第二点を通過する時点を終点とするものである。 13、請求項3乃至10のいずれか一つに記載の歩行で
    きる動物の重量計測方法であって、 前記有効データ区間の終点の設定方法が、 前記始点から所定時間経過した時点を終点とするもので
    ある。 14、請求項3乃至10のいずれか一つに記載の歩行で
    きる動物の重量計測方法であって、 前記有効データ区間の終点の設定方法が、 前記秤量値の変化量が設定値よりも大なる状態が検出さ
    れた時点を終点とするものである。 15、請求項3乃至14のいずれか一つに記載の歩行で
    きる動物の重量計測方法であって、 前記サンプリング系列から、前記測定対象 歩行動物の重量を読み取る方法が、前記有効データ区間
    の記憶秤量値から算出した平均値より前記歩行動物の重
    量を読み取りするものである。 16、請求項15に記載の歩行できる動物の重量計測方
    法であって、 前記平均値の算出方法が、移動平均値を算 出するものである。 17、請求項15に記載の歩行できる動物の重量計測方
    法であって、 前記の平均値の算出方法が、重みつき移動 平均値を算出するものである。 18、請求項16または17に記載の歩行できる動物の
    重量計測方法であって、算出した平均値から歩行動物の
    重量を読み取る方法が、 前記算出された移動平均値の最大値または 移動平均値の平均値を、もしくは、それに修正値を施し
    た値を前記歩行動物の重量と看做すものである。 19、請求項15に記載の歩行できる動物の重量計測方
    法であって、 前記の平均値の算出方法が前記有効データ 区間の全秤量値から重みつき平均値を求めるものである
    。 20、請求項15または19に記載の歩行できる動物の
    重量計測方法であって、 前記算出された平均値またはこれに修正値 を施した値を前記歩行動物の重量と看做すものである。 21、請求項1乃至20のいずれか一つに記載の歩行で
    きる動物の重量計測方法であって、前記歩行中動物の重
    量の読み取る方法が、 前記秤量器(1)から出力されるアナログ秤量値を平滑
    化した状態で歩行動物の重量を読み取るものである。 22、請求項1乃至21のいずれか一つに記載の歩行動
    物の重量計測方法であって、 前記秤量器(1)を、その検出素子としてロードセル(
    1b)を用いるものとするものである。 23、請求項1乃至22のいずれか一つに記載の歩行で
    きる動物の重量計測方法であって、 前記計測方法に用いる前記秤量器(1)を複数個とし、
    前記歩行経路の横幅方向に並設して併用し、それら各秤
    量器(1)の夫々を独立して作用させながら測定するも
    のである。 24、請求項1乃至23のいずれか一つに記載の歩行で
    きる動物の重量計測方法であって、 前記方法に用いられる秤量器(1)を、測定対象である
    歩行できる動物が習慣的に歩き慣れている歩行通路中に
    位置させて測定を行うものである。 25、請求項1乃至24のいずれか一つに記載の歩行で
    きる動物の重量計測方法であって、 用いられる前記秤量器(1)が、歩行動物からの荷重を
    受ける面と、この秤量器における機械的出力点との間に
    衝撃緩衝用弾性材(1c)を介在させたものを用いるも
    のである。 26、請求項25に記載の歩行できる動物の重量計測方
    法であって、 前記緩衝用弾性材(1c)が、前記秤量器上の動物歩行
    面に設けた衝撃緩衝用弾性材層であるもの。 27、請求項1乃至26のいずれか一つに記載の歩行で
    きる動物の重量計測方法であって、 前記秤量器における動物歩行面に滑り止め を施して行うものであるもの。 28、歩行できる動物の重量を計測する装置であって、 (1)前記歩行できる動物が前記秤量器(1)の上で一
    直線状または略一直線状の経路に沿 って歩行するように、その歩行経路の左右 両脇に横外方に前記動物が移動することを 規制阻止する規制具(2a)が設けられ、 (2)前記秤量器(1a)の入口から出口にわたる長さ
    が、少なくとも前記動物がその全重量 を前記秤量器(1)上に乗せた状態で複数歩を歩くに足
    る長さに構成し、 (3)前記秤量器(1)の出口が、開放状態に形成され
    、 (4)前記動物の全重量が前記秤量器(1)にかかって
    いる間の秤量値から、前記動物の重 量を算出する重量算出手段(100)が設けられ、 (5)前記重量算出手段(100)の算出結果を表示す
    る表示手段(6)が設けられている (6)歩行できる動物の重量計測装置。 29、請求項28に記載の歩行できる動物の重量計測装
    置であって、 前記重量算出手段(100)が、次の手段からなる。 (1)前記秤量器(1)上を前記動物が歩行する間の計
    量値をサンプリング系列として順次 取り込む手段、 (2)前記サンプリング系列から有効データ区間を設定
    する手段、 (3)前記有効データ区間の前記サンプリング系列から
    前記動物の重量を、平均化演算に より求める演算手段からなる。 30、請求項29に記載の歩行できる動物の重量計測装
    置であって、 前記平均化演算の演算手段が、前記有効デ ータ区間のサンプリングデータを重み付き平均するもの
    である。
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