JP2011052994A - 馬体重測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】競走馬の馬体重を正確かつ効率的に計測できるようにする。
【解決手段】体重測定器1を、ベース2と、このベース2上に上下動自在に取り付けた測定台5と、この測定台5に接触するように取り付けた荷重センサ10と、前記測定台5の長手方向両側に設けた案内柵15と、競走馬Hを検知するフォトマイクロセンサ12a,12bで構成し、手綱などを牽引して競走馬を案内柵15間に誘導し、競走馬Hがフォトマイクロセンサ12a,12b間を通過するタイミングで測定台5上の競走馬Hの重量を荷重センサ10で計測する。
【選択図】図1
【解決手段】体重測定器1を、ベース2と、このベース2上に上下動自在に取り付けた測定台5と、この測定台5に接触するように取り付けた荷重センサ10と、前記測定台5の長手方向両側に設けた案内柵15と、競走馬Hを検知するフォトマイクロセンサ12a,12bで構成し、手綱などを牽引して競走馬を案内柵15間に誘導し、競走馬Hがフォトマイクロセンサ12a,12b間を通過するタイミングで測定台5上の競走馬Hの重量を荷重センサ10で計測する。
【選択図】図1
Description
本発明は、競走馬などの馬体重を測定する馬体重測定装置に関する。
従来から養鶏、養豚、養牛などの家畜のほか、動物園の動物など、動物の体重を測定する体重測定器装置として特許文献1には、荷重センサと、その上部に水平に取り付けられ対象動物に応じ所定の大きさを有す計測台と、この計測台の一端縁を除いて計測台をコ字型に囲んだフェンスとで構成され、フェンスの無い開口部分から計測台上に家畜を導いて体重を測定する物の体重測定器が提案されている。
ところで、レースに出走する競走馬の馬体重は、馬の仕上がり具合を見るひとつの目安となるため非常に重要であり、また、出走馬は定められた負担重量を背負わねばならず、レースの約70分前から馬体重を計量するともに、レース終了直後に7位までの騎手と裁決委員が特に指定した騎手について計測が行なわれ、前検量において計量した重量と後検量において検量した重量の差が1キロを超えた場合には失格となることから、馬体重の計測は非常に重要である。しかし、特許文献1で示す体重測定器装置では、計測台を囲む側面フェンスが一側面を開口したコ字状であり、その側面フェンス内に競走馬を追い込んで計測する場合、競走馬が暴れるなどして、正確に馬体重を計測できない、という課題を有していた。
そこで、本発明は、馬、特に競走馬にストレスを与えることなく、正確、かつ、効率的に馬体重を計測できる測定装置を提供することを目的とする。
請求項1の馬体重測定装置は、計測対象である馬の体重を測定する測定台と、この測定台を上下動自在に案内するガイド機構を介して前記測定台を支持するベースと、前記測定台と接触するように設けた荷重センサと、前記測定台の左右両側に設けた案内柵とを備えた馬体重測定装置であって、前記荷重センサで計測した馬体重を表示するように構成したことを特徴とする。
請求項1の馬体重測定装置によれば、手綱などを牽引して例えば計測対象である競走馬を左右一対の案内柵間に誘導して測定台上を通過させる。これにより、競走馬の重量によって計測台は、ガイド機構によって案内されて降下し、競走馬の重量が荷重センサに加わって馬体重が表示器に表示される。
請求項2の馬体重測定装置は、前記測定台上の踏み板が地面と連続するように、前記測定台を前記ベースに支持し、前記案内柵間に計測対象である競争馬を誘導し、前記荷重センサによって測定台上の馬体重を計測するように構成したことを特徴とする。
請求項2の馬体重測定装置によれば、測定台上の踏み板と地面との段差が解消され、競走馬をスムーズに測定台上へと誘導することができる。
請求項3の馬体重測定装置は、荷重センサとしてロードセルを用いたことを特徴とする。
請求項3の馬体重測定装置によれば、競走馬の重量による歪をロードセルで検知して測定台上の馬体重を正確に計測することが可能となる。
請求項4の馬体重測定装置は、前記測定台上に前記馬が乗り上がった状態で、その馬体を検知する検知手段を設け、この検知手段からの検知信号に基づいて前記荷重センサによって前記測定台上の馬体重を計測するように構成したことを特徴とする。
請求項4の馬体重測定装置によれば、測定台上に馬が完全に乗り上がった状態で検知手段は馬体を検知し、この検知手段の検知信号に基づいて荷重センサによって馬体重を計測する。
本発明の馬体重測定装置によれば、両側の案内柵を備えた測定台に計測対象として例えば、競走馬を誘導することによって競走馬の両側の動きが案内柵で制御されているので、安定した状態で計測することができるとともに測定台上の踏み板と地面との段差が解消され、競走馬に与えるストレスを最小限として計測に伴う競走馬の負担を軽減することにより、競走馬が暴れることなく、安定して計測することができる。また、荷重センサによって競走馬の重量を計測するタイミングとして、検知手段で測定台上に馬が完全に乗り上がった状態で検知手段によって馬体を検知し、その検知手段の検知信号が出力された状態で過重センサで馬体重を計測するように構成したことにより、測定台上に乗った競走馬の馬体重を正確に計測することができるとともに、測定台上を通過する複数の競走馬の馬体重を、順次、検知手段で競走馬を検知したタイミングで効率的に計測することができる。
以下、本発明の実施例を図1乃至図6を参照して説明する。図1は、本発明の馬体重測定装置の正面図を示しており、同図において、体重測定器1は、ベース2と、このベース2上に上下動自在に取り付けた測定台5と、この測定台5に接触するように取り付けた荷重センサ10と、前記測定台5の長手方向両側に設けた左右一対の案内柵15とで構成されている。
ベース2と測定台5は、上下に対を成す同形同大の枠状フレーム3,4から成り、その各枠状フレーム3,4間にアングル材3a,4aを架け渡して補強している。また、ベース2上の測定台5は、前記ベース2の四隅に設けたガイド機構6によって上下動作自在に案内している。ガイド機構6は、図4に示すように、測定台5に四隅に位置して、前記アングル材4aに固定した軸部7と、アングル材3aに固定した前記軸部7を摺動自在に案内する筒状のガイド筒8とから成り、ガイド筒8に沿って前記軸部7を上下方向に案内することによってベース2に対して測定台5を案内している。また、測定台5の上面側には、踏み板9が敷設されている。
荷重センサ10は、前記ベース2と測定台5との間に固定され、測定台5に接触する起歪体にひずみゲージ(何れも図示しない)を装着した公知のロードセルである。なお、本実施例では測定台5のほぼ中央に荷重センサ10に取り付けているが、計測精度を向上するために、複数、設けた構成であってもよい。
また、ベース2は、測定台5の踏み板9がほぼ地面Sと連続するように例えばコンクリートなどの硬い基礎上に設置されている。なお、前記測定台5は計測する競走馬が通過するのに適した外形寸法であって本実施例では、測定台5の幅2100mm、長さ3500mmであり、左右1対の案内柵15は高さを775mmに設定している。
また、図2及び図6に示すように、案内柵15には、測定台5上の競走馬Hを検知するための検知手段たる左右一対のフォトマイクロセンサ12a,12bが取り付けられている。このフォトマイクロセンサ12a,12bは測定台5上に競走馬Hが完全に乗り上がった状態で競走馬Hを検知するために、本実施例においては、図1において競走馬Hの進行方向aに向かって前方2本目に位置する案内柵15の竪杆15aにそれぞれ取り付けられており、投光用のフォトマイクロセンサ12aと受光用のフォトマイクロセンサ12bから成る。そして、各フォトマイクロセンサ12間を競走馬Hが通過することによって、投光用のフォトマイクロセンサ12aから照射される光を競走馬Hが遮ることで競走馬Hを検知する。このフォトマイクロセンサ12a,12bの検知信号に基づいて前記荷重センサ10が競走馬Hの馬体重を計測する。
以上のように構成される本実施例は、例えば、競馬場の計測施設などに設置し、手綱などを牽引して競走馬Hを左右一対の案内柵15間に誘導する。そして、誘導した競走馬Hが前方2本目に位置する竪杆15aを通過すると、投光用のフォトマイクロセンサ12の光が遮られ、このフォトマイクロセンサ12の検知信号に基づいて前記荷重センサ10が競走馬Hの馬体重を計測する。この時、競走馬Hは、案内柵15により、両側の動きが制御されているので、安定した状態で計測することができる。また、案内柵15で競走馬Hの進行を妨げることがないとともに、測定台5上の踏み板9と地面Sとの段差が解消され、測定台5上へと競走馬Hをスムーズに導くことができるから、競走馬Hに与えるストレスも少く、競走馬Hが暴れることなく安定した状態で馬体重を計測することができる。さらに、競走馬Hの重量によって計測台5は、この測定台5側に固定した軸部7がベース2側に設けたガイド筒8に沿って安定的に降下し、競走馬Hの重量が荷重センサ10に加わって重量値が図示しない表示器に表示される。また、荷重センサ10によって競走馬Hの重量を計測するタイミングとして、フォトマイクロセンサ12a,12bで競走馬Hを検知したタイミングで計測することにより、測定台5上に競走馬Hが完全に乗り上がった状態で馬体重を計測することが可能であり、測定台5上に競走馬Hが不完全な状態で乗った状態で馬体重を計測することがないため、正確に馬体重を計測することができる。さらに、1頭の競走馬Hがフォトマイクロセンサ12a,12b間まで誘導されない限り、荷重センサ10で馬体重を計測することがないため、測定台5上を複数の競走馬Hが順次、通過しても、1頭の馬体重のみを正確かつ効率的に計測することができる。
以上のように、本実施例においては、両側の案内柵15を備えた通路状の測定台5上に競走馬Hを誘導して計測に伴う競走馬Hの負担を軽減でき、計測時においる競走馬Hに与えるストレスを最小限にでき、競走馬Hが暴れることなく、安定して計測することができる。また、測定台5上の競走馬Hの重量をフォトマイクロセンサ12a,12bで競走馬Hを検知したタイミングで荷重センサ10によって正確かつ容易に計測することができる。
1 体重測定器
2 ベース
5 測定台
6 ガイド機構
7 軸部
8 ガイド筒
10 荷重センサ
12a,12b フォトマイクロセンサ(検知手段)
15 案内柵
2 ベース
5 測定台
6 ガイド機構
7 軸部
8 ガイド筒
10 荷重センサ
12a,12b フォトマイクロセンサ(検知手段)
15 案内柵
Claims (4)
- 計測対象である馬の体重を測定する測定台と、この測定台を上下動自在に案内するガイド機構を介して前記測定台を支持するベースと、前記測定台と接触するように設けた荷重センサと、前記測定台の左右両側に設けた案内柵とを備えた馬体重測定装置であって、前記荷重センサで計測した馬体重を表示するように構成したことを特徴とする馬体重測定装置。
- 前記測定台上の踏み板が地面と連続するように、前記測定台を前記ベースに支持し、前記案内柵間に計測対象である馬を誘導し、前記荷重センサによって測定台上の馬体重を計測するように構成したことを特徴とする請求項1記載の馬体重測定装置。
- 荷重センサとしてロードセルを用いたことを特徴とする請求項1又は2記載の馬体重測定装置。
- 前記測定台上に前記馬が乗り上がった状態で、その馬体を検知する検知手段を設け、この検知手段からの検知信号に基づいて前記荷重センサによって前記測定台上の馬体重を計測するように構成したことを特徴とする請求項1〜3記載の何れか1項に記載の馬体重測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009199896A JP2011052994A (ja) | 2009-08-31 | 2009-08-31 | 馬体重測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009199896A JP2011052994A (ja) | 2009-08-31 | 2009-08-31 | 馬体重測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011052994A true JP2011052994A (ja) | 2011-03-17 |
Family
ID=43942171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009199896A Pending JP2011052994A (ja) | 2009-08-31 | 2009-08-31 | 馬体重測定装置 |
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JP (1) | JP2011052994A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106508716A (zh) * | 2015-09-15 | 2017-03-22 | 范石军 | 一种测定哺乳母猪泌乳力的实时智能系统 |
JP2018525993A (ja) * | 2015-08-25 | 2018-09-13 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | バイオマニュファクチャリング装置における、およびバイオマニュファクチャリング装置に関連する改良 |
-
2009
- 2009-08-31 JP JP2009199896A patent/JP2011052994A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10995310B2 (en) | 2015-08-25 | 2021-05-04 | Global Life Sciences Solutions Usa Llc | Biomanufacturing apparatus |
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