JPH01277411A - 種子被覆用製品およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は種子被覆用製品およびその製造方法に関する。

発明の背景 作物の品質を決定する最も重要な要素の１つは、与えら
れた播種面積単位での植物の最適量および収穫期までこ
の量を変化させずに維持することである。これは、特に
、播種可能な原料の品質並びに病気および害虫から原料
を保護することに依存する。病気および害虫に対して植
物を保護する最も有利な方法は、播種前に施される種部
（ｓｅｅｄａｒｅｓｓｉｎｇ）である。播種前に施肥さ
れた播種可能な原料は発芽した植物の高い割合を保証し
、植物は急速に成長し、より有効な作物に有利なように
健全でかつ均一である。種部の効能は、種部用の薬剤の
正しい選択、種部薬剤の投与量および種部方法に依存す
る。種部薬剤の種子類および施用法により、乾式、半流
動式および湿式種部、コーティングおよび被覆が公知で
ある。種子の被覆（ｉｎｃｒｕｓｔａｔｉｏｎ）は、被
覆用の液状製品と調整した種部薬剤を混合し、種子をコ
ーティングすることからなる。乾燥後、施肥薬剤を種子
と結合させてコーティングきなる。疏菜研究所で実施さ
れたテストで証明されたように、被覆の結果、種子は施
肥薬剤により均一でかつ堅くコーティングされ、投与か
正確であり、施肥薬剤の投与量が最適である。また、施
肥、梱包、運搬および播種の間、ダスチングを避けるこ
とは作業安全性を増大する。

被覆製品は高い付着力により特徴ずけられるべきであり
、水溶性であるかまたは水中で膨潤し、透水性であって
生分解可能な固体フィルムを付着させるべきである。

ボーランド特許明細書第１２４８７１号によれば、被覆
製品および植物用殺虫剤の両方を含有する水溶性でかつ
透湿性の膜で種子をコーティングすることを特徴とする
種子の処理方法が公知である。被覆製品は、３．５〜２
２．５％ｗ／ｖの天然または合成樹脂および６７〜３７
％ｗ／ｖのアルコールまたはアセトンのような有機溶媒
から構成される。

また、ボーランド特許明細書第２５７０１６号によれは
、接着剤および表面活性剤を補足した天然ポリでｍ−キ
トーサンの形態の被覆製品が公知である。

公知の被覆製品を調整するには、非常に高価な原料およ
び毒性または可燃性の溶媒を必要とする。

また、調整の技術操作は難しく、例えば、高付着力、適
当な耐性、浸透性、生分解性を有するポリマー膜を付着
させること、および殺草性がないこと等の調製に関する
要求に完成製品が応じることを保証する可能性がない。

発明の開示 本発明の目的は、種子被覆用製品およびこの製品の製造
方法を開発することである。

すなわち、本発明は、アミド基に対するカルボキシル基
またはアミド基を含有する高分子化合物からなることを
特徴とする種子被覆製品を提供するものである。この製
品は、アミド基に対するカルボキシル基のモル比１　：
　０．１．ｐＨ８，０以上、アンモニア含有量１〜ｌｏ
ｇ／ｄｃｍ３のアクリルポリマーの水解物から調製され
る。処理工程の間、水解物をｐＨ６，０〜８．０、好ま
しくは６゜５〜７．５に中和し、次いで溶液の濃度が１
〜１５％ｗ／ｖとなるまで希釈する。種部は、種子被覆
製品と、所望により、染料および／または養分を補足し
た植物殺虫剤との混合物で種子をコーティングすること
からなる。その後、混合物でコーティングされた種子か
ら溶媒が除去される。

本発明の種子被覆製品は、所望により、綿、セルロース
、アルブミン、ポリアミド、ポリエステルのような他の
ポリマーを１０％の比率で補足したポリアクリロニトリ
ルまたはアクリロニトリルコポリマーから作製される。

ポリマー水解物が作製される原料はポリアクリロニトリ
ル繊維または他のポリアクリロニトリル屑である。この
ように調製された水解物は１０ｇ／ｄｃｍ３以上のアン
モニアを含有する。過剰のアンモニアは、低圧であるが
１００ｍｍＨｇ以上、１０分−１２時間、１０〜１００
℃の温度で連続混合しながら減少される。水解物は、温
度１０〜６０℃１１０分以上、硫酸、燐酸または酢酸の
ような有機酸および無機酸で連続混合しながら中和され
る。中和された水解物は、溶液の濃度が１〜１５％ｗ／
ｖ、粘度が０．５〜１０ポイズになるまで、水またはア
ルコールのような有機溶媒で希釈される。種子にコーテ
ィングされた後の製品は、種部薬剤と結合するポリマー
膜を形成する。種子に形成された膜は、アミド基に対す
るカルボキシ基のモル比によって水中で可溶であるかま
たは膨潤する。

種子は植物殺虫剤を含む膜形成製品でコーティングされ
る。種子は、予め調製された被覆製品および植物殺虫剤
の混合物でコーチイブできるか、または乾燥状態で植物
殺虫剤と混合し、次いで被覆製品でコーティングできる
。種子の種子類および特にその大きさ、塗布する種子被
覆薬剤の量、並びに被覆方法により、種子１ｋｇ当たり
に次のものが必要である：種子被覆製品を５〜３５０＋
＋＋４゜植物殺虫剤を２〜２２０ｇ、窒素および／また
はリンおよび／またはカリウムおよび／または微量養分
を含有する養分を８ｇまで被覆製品に添加することによ
り、種子の被覆を均一に制御することを可能にする。

植物殺虫剤を含む種子被覆製品の混合物を調製するのに
、被覆製品１ｄｃｍ３当たり、植物殺虫剤０゜１〜１ｋ
ｇを添加する。

以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。

実施例１ 「アニラナ（Ａｎ　ｉ　Ｉａｎａ）Ｊタイプのアクリロ
ニトリルコポリマー繊維屑をアルカリ加水分解して得ら
れた９０％ｗ／ｖのアクリロニトリルコポリマーの繊維
または綿、セルロース繊維を含有する水解物１００重量
部を、加熱ジャケット、ミキサーおよびガス取出し口を
備えた耐酸鋼製の反応器に導入した。水解物は、アミド
基に対するカルボキシル基のモル比がｌ：１である１５
％Ｗ　／　Ｖのアクリロニトリルコポリマーおよび１４
．５％Ｗ／Ｖの水酸化ナトリウムにより特徴ずけられる
。該水解物は、またアンモニア１５ｇ／ｄｃｍ３を含有
し、ｐＨを１３．５とした。アンモニア濃度が２ｇ／ｄ
ｃｍ３となるまで、温度４０℃１圧力１００ｍｍＨｇ、
　２時間以内で連続混合しながら水解物中に溶解した過
剰のアンモニアを除去した。その後、温度２０℃の反応
器内に、２５％の硫酸水溶液を多量に添加し、水解物の
ｐＨは７．１であった。次いで、連続混合しながら処理
水５重量部を３０分以内で添加した。得られた生成物は
４．５Ｐの粘度を有する溶液であり、８％ｗ／ｖの加水
分解されたアクリロニトリルおよび０．１％Ｗ／Ｖの硫
酸アンモニウムを含有していた。この化合物におけるア
ミド基に対するカルボキシル基のモル比はｌ：ｏ、５で
あった。

その付着力および膜成形性は非常に良好であり、形成さ
れた膜は非常に膨潤して水に可溶であった。

調製された製品はエントウの種子の被覆に用いた。被覆
製品１２ｍＱに対し、フナベン（Ｆｕｎａｂｅｎ）Ｔ２
ｇ、カプタン（Ｋａｐｔａｎ）４ｇおよびラドミル（Ｒ
ａｄ。

−ｍｉｌ）３ｇを補足した。その後、得られた混合物は
、種子がフィルム形成調製物で均一に被覆されるまで５
分以内でエントウの種子１ｋｇと混合した。これらの種
子は乾燥させなかった。混合物の水分がエントウにより
吸収された後、種子には薄いフィルムが形成された。前
記のように施肥されたエントウの種子は、結果としての
収量は、殺虫剤を用＝８− いて従来の方法で施肥された種子より２％高く、殺草性
を有する被覆製品サックラス）　（Ｓａｃｒｕｓｔ）で
施肥された種子より２５．７％高かった。

実施例２ 実施例１に記載した反応器に、「アニラナ」タイプのア
クリロニトリルコポリマーの繊維屑９５％ｗ／ｖ並びに
セルロース、ポリエステルおよびボリア５ミド繊維の混
合物５％ｗ／ｖから得られた水解物１５０重量部を添加
した。該水解物は、２５％Ｗ／Ｖのポリマー、１０．４
％ｗ／ｖの水酸化カリウムおよび１３　ｇ／ｄｃｍ３ア
ンモニアを含有していた。そのｐＨは１２．９であり、
アミド基に対するカルボキシル基のモル比は１：０．１
であった。連続混合しながら、アンモニア濃度が５ｇ／
ｄｃｍ３となるまで、温度３０℃１圧力１５０ｍｍＨｇ
ｓ　　１．５時間以内で水解物からアンモニアを除去し
た。この工程を終えた後、３時間以内で連続混合しなが
ら４０℃で２０％の燐酸水溶液を添加し、そのｐＨを６
゜９とした。化合物を２０℃に冷却した後、１０％ｗ／
ｖのエタノールを補足した処理水３５００重量部を温度
２０℃の反応器に導入した。得られた生成物の粘度は１
．５Ｐであり、暗灰色を呈し、ポリマーの含有量は４．
１％ｗ／ｖ、燐酸アンモニウムの含有量は０．０４％Ｗ
／Ｖ、燐酸カリウムの含有量は２．９％であった。アミ
ド基に対するカルボキシル基のモル比は１：ｏ、ｏ３で
あった。製品は高い付着力および膜の成形性により特徴
ずけられた。

周囲温度で乾燥することにより２５分以内で膜が形成さ
れた。

得られた製品はタマネギの種子の被覆に適用した。殺虫
剤オフタノール（Ｏｆｔａｎｏｌ）Ｔ　５０　ｇ、殺カ
ビ剤ロブラル（Ｒｏｖｒａｌ）５０ｇを補足した被覆製
品の混合物１５０ｍ１２をタマネギの種子１ｋｇにコー
ティングした。次いで、該タマネギの種子を３０℃で１
５分以内で乾燥した。被覆を施した植物の数は、被覆を
施さない数より２４．８％多かった。同じ条件で塗布し
た調製物サックラストは、その殺草性のために７．７％
の植物を枯れさせた。

オ７タノールＴの投与量を２５ｇに減らすことにより、
タマネギ蝿に対する同様の施肥工程の効能が得られた。

実施例３ 実施例１で記載した反応器に、屑の形態のポリアクリロ
ニトリルをアルカリ加水分解することにより得られたポ
リアクリロニトリル水解物１００部を導入した。該水解
物は２３％ｗ／ｖのポリマーを含有し、アミド基に対す
るカルボキシル基のモル比１：０．３および２０％ｗ／
ｖの水酸化ナトリウムにより特徴ずけられる。そのｐＨ
は１３，５であった。次いで、温度１５℃の反応器に、
連続混合しながら３時間以内で１０％ｗ／ｖ濃度の酢酸
水溶液を多量に添加し、ｐＨを６．８とした。この処理
工程を終えた後、処理水を補足し、混合物を１５分間混
合した。得られた製品は３％ｗ／ｖのポリアクリロニト
リル水解物および０．２５％ｗ／ｖの酢酸ナトリウムを
含有する粘性の溶液であった。粘度０．５ＰＸｐＨ６，
７５の製品は、アミド基に対するカルボキシル基のモル
比１：ｏ、２５により特徴ずけられる。その付着力およ
び膜成形性は非常に良好であり、付着された膜は水中で
膨潤可能であつた。該製品はタマネギの種子の被覆に適
用した。

０．０７５％ｗ／ｖの染料、０．２％のに、Ｏおよび０
．０２％のＰ、０５で補足した調製物１２０ｍ（２と、
オフタノールＴ５０ｇ、ロブラルｌｏｇおよびアブロン
ｌｏｇの混合物を調製した。実施例２に記載のように、
被覆および乾燥の工程は播種の直前に行った。赤色のポ
リマー膜で種子を均一にコーティングした。収穫前の植
物の数は、従来の方法で施肥した種子の場合よりも２４
．６％多かった。

特許出願人　インスティチュート・ワルズイ７ニクトバ
　　　　　　はか１名 代理人　弁理士青白　葆　はか１名

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）アミド基に対するカルボキシル基のモル比が１：
   ０．００１＋１：１の割合でカルボキシル基およびアミ
   ド基を含有する高分子化合物の混合物の溶液であること
   を特徴とする種子被覆用製品。
2. （２）アミド基に対するカルボキシル基のモル比１：０
   ．１＋１：２、ｐＨ８以上、アンモニア含有量１〜１０
   ｇ／ｃｍ＾３のアクリルポリマーの水解物を、ｐＨ６．
   ０〜８．０、好ましくは６．５〜７．５に中和し、濃度
   １〜１５％ｗ／ｖに希釈することを特徴とする種子被覆
   用製品の製造方法。
3. （３）アクリルポリマーの水解物がポリアクリロニトリ
   ルの水解物である請求項（２）記載の方法。
4. （４）アクリルポリマーの水解物がアクリロニトリル水
   解物である請求項（２）記載の方法。
5. （５）セルロース、綿、アルブミン、ポリアミド、ポリ
   エステルのような他のポリマーを１０％の比率でアクリ
   ルポリマーの水解物に補足した請求項（２）記載の方法
   。
6. （６）１０〜６０℃の温度で１０分間、連続混合しなが
   ら硫酸、燐酸または酢酸のような有機または無機酸で水
   解物を中和した請求項（２）記載の方法。
7. （７）１０ｇ／ｄｃｍ＾３以上のアンモニアを含有する
   水解物から、１０分〜１２時間、温度１０〜１００℃お
   よび１３ｋＰａの低圧で、アンモニアの濃度が少なくと
   も１〜１０ｇ／ｄｃｍ＾３になるまで連続混合しながら
   アンモニアを減少させた請求項（２）記載の方法。
8. （８）中和した水解物を水または、例えばアルコールの
   ような有機溶媒で希釈した請求項（２）記載の方法。