JPH01276041A - 軟岩サンプリング用ボーリングビット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は各種構造物の基礎となる地盤の地質調査の一環
として実施するポーリング調査のためのボーリングビッ
トに関し、特に固結度の低い軟岩を撹乱することなく採
取することを可能にする軟岩サンプリング用ボーリング
ビットに関する。

［従来の技術］ 地盤調査を行う場合、地中の土砂やと石を採取するため
に従来第６図および第７図に示すボーリングビットが用
いられていた。第７図におｔノるボーリングビット１は
本体が耐熱性の強靭な金属でつくられてよ３り先端部に
ダイ１７モンド３．３・・・が表面に一部露出するよう
に埋められ刃部２が形成されている。刃部と反対側の端
部はねじが切られておりチューブ６に締付けられる。チ
ューブ６とボーリングビット１の内にはイｉ底円筒形の
コアチューブ５が納められており、このように組立てら
れたボーリングビットは刃部２を下にしてチューブ６に
より回転が伝えられ土砂や岩石を円筒状に削りながら下
方へ進む。チューブ６内部に送りこまれる水はコアチュ
ーブ５とボーリングビット１の間を通り、更にボーリン
グビットの刃部２に設けられたウォータウェイ４，４・
・・を通過し、ポーリングピッＩ・とチューブ６の外側
を地表へと上Ｒする。この水流はボーリングビットによ
り削られて発生するスライムを地上に搬送する。ボーリ
ングビットにより削られた部分の内側の岩石コアはコア
チューブ５内に収まりチューブ６と共に引上げられ試料
として採取される。

［発明が解決しようとする課題］ 上記の従来技術によると囚粘度の高い岩石は乱されるこ
となく採取することができるが、固粘度の低い軟岩で硬
い礫や岩片を含む岩盤（新第三紀以降のレキ岩、擬灰角
しキ岩、風化岩等）は乱され、固結状態での採取は困難
である。コアを乱さないようにりるためボーリングビッ
トの回転が岩石コアに伝えられ岩石コアが強（捩じられ
るの防ぐようにコアヂ１−ブを２重あるいは３ル構造と
することが試みられていたが採取される岩石を壊さない
という十分な効果は得られなかった。一方地盤の性質に
ついて必要な情報を得るためには岩石の試料はできるだ
け地中に存在する状態のまま、すなわら乱されることな
く採取されることが望ましい。

本発明１ま上記問題点を解決するためになされたもので
固結度の低い軟岩を乱すこと／Ｅ　＜　ｈ取できる軟岩
サンプリング用ボーリングビットを提供することを目的
とする。

［Ｘ！題を解決するための手段１ 円筒形状の先端部に岩石切削用の刃部を有し該刃部をｌ
Ａ１１ｔＬ、前記円筒の内面から外面に通じる渦状のウ
ォータウェイが複数個設けられた岩石サンプリング用ボ
ーリングビットにおいて前記刃部の円筒端面に形成され
る刃面を円筒の内側から外側に向けて次第にその高さを
減じるようにし、円筒の内面から円筒端面上のウォータ
ウェイに通じるウォータホールを設ける。円筒端面に形
成される刃面はボーリングビットの使用時には下方に向
けられるので外側の刃面が高い位置を占める。この刃面
の形状ｔ１ｉ’ｉ段状でもよくまた斜面状でもよい。

ウォータホールの数４．１８個以上設けると好ましい結
果がえられる。

［作用１ 従来のボーリングビットが軟岩の採取時にコアを壊すの
は次のような作用によるものと思われる。

円筒端面の刃面が平らであると切削の際にコアが強く捩
じられコアが乱され易い。またコアピットの冷却および
スライムの搬送のために流す水がボーリングビットの内
側に多量に流れ込むので水流の衝突によりコアが壊され
る。一方本発明のボーリングビットでは先端部の刃部が
外側に向かって次第に低くなっているのでコアを捩じる
力が小さくなりコアがボーリングビットの回転によって
壊されることがない。また水流の多くの部分がウォータ
ーホールによりボーリングビットの外に流されるのでコ
アへの水流の衝撃力が小さくコアが水流により壊される
こともない。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。第１
図および第２図は本発明の第１の実施例を示す図である
。図において１は耐熱性の金属で作られた円筒形状のボ
ーリングビットであり、先端部にダイヤモンド粒３，３
・・・が埋められた刃面２が設けられている。刃面２の
円筒端面の部分ｔま外側の方が低くなるように階段状に
形成されている。刃面を横断して渦状のつＡ−タウエイ
４．４・・・が等間隔に１２個設けられ、ボーリングビ
ットの内側から各ウォータウェイ４．４・・・の円筒端
面部に連通するウォータホール７．７・・・が円筒の軸
方向に穿設されている。ボーリングビット１は刃部２と
反対側に設けられたねじによりチューブ６に締着され一
体となりチューブ６により回転駆動される。ボーリング
ビット１とチューブ６をｎ着するとき右底円筒形のコア
デユープ５が収容される。スライム搬送およびボーリン
ビット冷却用の水の多くの部分はチューブ６の内部から
注入されウォータウェイ４，４・・・およびウォータホ
ール７゜７・・・を通ってボーリングビット１の外部に
流れる。

第３図および第４図に示す本発明の第２の実施例は刃面
の円筒端面部が斜面状になっている他は第１の実施例と
同様である。

第５図は本発明の実施例のボーリングビット１を用いて
岩盤１０からコア９を採取している状態を示す断面図で
あり、ボーリングビット１（よチューブ６により図示の
矢印方向に回転駆動され岩盤１０を削り円筒形状の凹み
をつくる。その時発生するスライムはデユープ６の内部
から注入される水により地上へ搬出される。水流は］ア
ヂューブ５とチューブ６の間から一部はボーリングビッ
ト１の内面を通過し一部はウォータホール７を通過する
のでボーリングビット１は内外面と６冷却され、しかも
ボーリングビット１内を流れる水流は少なくなりコア９
がこわされない。この様にしてボーリングビット１によ
り削られた内側の岩盤すなわちコア９はコアチューブ５
内に進入する。コアチューブ５の内側に設けられたコア
ｉ：　ｖツチャー８．８・・・は自己の弾力により内側
にイ］勢されており進入したコア９を把持しボーリング
ビット１が引上げられるときコア９もコアチューブ５と
共に地上へ引上げることができる。第１および第２の実
施例のボーリングビットを上記のように用いたところ軟
岩のコアを破壊することなく採取することができた。

［発明の効果１ 以上、説明した・ように本発明のボーリングビットは軟
岩の岩盤を地中に存在するままの状態で採取することが
できるので各種構造物の基礎となる地盤の１ｌｊｌ質調
査において従来技術に比べ格段に精庶よく地質の状況を
把握づることができその結果を構造物の設計に反映させ
ることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す平面図、第２図は
第１図におけるＡ−Ａ断面図、第３図は本発明の第２の
実施例を示す平面図、第４図は第３図における［３−８
断面図、第５図は本発明のボーリングビットを用いて岩
石コアを採取している状態を示す断面図、第６図は従来
の試料採取用ボーリングビットを示す平面図、第７図は
第６図におけるＣ−Ｃｌ１面図である。 １・・・ボーリングビット、２・・・刃面、３・・・ダ
イヤモンド粒、４・・・ウォータウェイ、５・・・コア
デユープ、６・・・チューブ、７・・つＡ−タホール、
８・・・コアキャッチャ−１９・・・コア、１０・・・
岩盤。 出願人代理人　　藤　　本　　博　　光第１区 第３　回 ｌ 茶４　凪 −′　剃５−回

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、円筒形状の先端部に岩石切削用の刃部を有し該刃部
   を横断し前記円筒の内面から外面に通じる溝状のウォー
   タウェイが複数個設けられた岩石サンプリング用ボーリ
   ングビットにおいて前記刃部の円筒端面に形成される刃
   面は円筒の内側から外側に向けてその高さを減じるよう
   にし、円筒の内面から円筒端面上のウォータウェイに通
   じるウォータホールを設けたことを特徴とする軟岩サン
   プリング用ボーリングビット。 ２、前記円筒端面に形成される刃面は階段状に形成され
   ている請求項１記載の軟岩サンプリング用ボーリングビ
   ット。 ３、前記円筒端面に形成される刃面は傾斜面状に形成さ
   れている請求項１記載の軟岩サンプリング用ボーリング
   ビット。 ４、前記ウィークウェイが８個以上設けられている請求
   項１乃至３いずれか１項記載の軟岩サンプリング用ボー
   リングビット。