JPH01275047A - インクジェット記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録ヘッドのインク滴吐出面を拭き払う除去機
ｔ！を備えたインクジェット記録装置に関する。

〔従来の技術〕

第６図に示すように、両側に被記録材との間の距離を一
定に保つ為の突起溝１を備える吐出オリアイス面２の中
央部に吐出オリフィス口３を設けたインクジェット記録
ヘッド（以下、ヘッドという）を備えたプリンタ、ファ
クシミリ等のインクジェット記録装置にあっては、ヘッ
ドを被記録材（記録紙、シート等）に対し主走査方向へ
移動させながら、吐出オリフィス口３より記録データに
基づいてインク滴を飛翔させ、このインク滴を被記録材
の表面に付着ならびに吸収させることにより、記録を行
っている。

ところで、この種の記録装置にあっては、ヘッドの吐出
オリフィス口３より吐出されたインク滴が被記録材に（
Ｅ突した際に生じるインクミスト及び被記録材が紙送り
される際に生じる紙カスが吐出オリフィス面に付着し、
これが印字ヨレ、印字品位及び印字画質を低下させる原
因になる。

そこで、従来より、ヘッドの吐出面にシリコンゴム等の
弾性材を用いたブレード等による除去部材を摺接させ、
吐出面に付着するインクミストや紙カスを除去する手段
がとられている。この除去動作は、ヘッドを主走査方向
へ移動させるためのキャリフジが記録領域外の所定位置
へくる毎に行われるようにされている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、このような従来のインクジェット記録装置にあ
っては、突起物が設けられているため、除去部材によっ
てワイパー拭きを行うと、突起物１のコーナ部にインク
ミストや紙カスが堆積する。

これを解決するために、第７図（ａ）、（ｂ）のように
吐出面に四部曲面を形成したものも提案されているが、
オリフィス口と被記録材間の距離が長（なると、印字品
位が悪くなるため、通学１〜１．５鶴程度にされ、さら
に突起高さはオリフィス面の（′ｊ？、３ｉのために、
オリフィス面２より０゜５１１程度高くされている。従
って、突起と紙面間は０，５龍〜ｌ　ｍｍ程度に近傍し
ている。また、拭き残しが無いようにコーナの角を取り
、できるだけ大きなＲで結ぶためには、吐出オリフィス
と突起間の距離が大きくなる。この場合、印字中に吐出
オリフィスと突起との間に存在する紙カスを突起が拾い
易くなる。また、印字中に吐出オリフィスロ前方の突起
物１により被記録材をこすり、新たな紙ケバ等を発生し
、或いは吐出オリフィスロ後方の突起物１により印字後
の未定着部をこすり、さらには被記録材のたわみ等によ
って、吐出オリフィス面２を被記録材がこする恐れもあ
る。

また、第６図の構成にあっては、第８図（ａ）のように
右方向へワイパー４を？ＭＰＨさせて除去動作をさせる
と、第８図（ｃ）、（ｄ）のように紙カス等の除去物５
は右側の突起物１の内側に堆積する。この状態でワイパ
ー４を第８図（ｅ）のように左方向へ移動させると、除
去物５はワイパー４に付着して第８図＜ｒ＞のように移
動し、吐出オリフィス面２上や吐出オリフィス口３に付
着させる。さらに、この除去物５を核として、空気中の
浮遊物、例えば、ゴミ、埃等を吸着する恐れがある。こ
のように吐出オリフィス面に付着したインクミスト、紙
カス、浮遊物等により、また、印字範囲の突起物１と被
記録材のこすれにより、印字ヨレ、印字品位及び印字画
像の低下を生じることになる。

本発明の目的は、ワイパー拭きの往復動による吐出オリ
フィス面への除去物の再付着を無（すと共に、突起物と
被記録材とのこずれを無くすことの可能なインクジェッ
ト記録装置を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、吐出オリフィス面の記録範囲以外の部位に突
起物を設け、もって上記目的を達成するようにしたもの
である。

〔作用〕

上記のように構成することによって、除去部材による不
着物の堆積が生ぜず、除去部材の方向が反転しても再付
着を生じることが無い。また、突起物は最小限のものが
記録範囲以外の部位に設けられているため、被記録材と
吐出オリフィス口、吐出オリフィス面との接触が防止さ
れ、印字ヨレ、印字品位及び印字画像の低下が防止され
る。

〔実施例〕

以下、第１図〜第５図を参照して本発明を具体的に説明
する。

第１図は本発明によるインクジェット記録装置の一実施
例を示す斜視図である。なお、本実施例においては、第
６図と同一であるものには同一引用数字を用いたので重
複する説明は省略する。

第１図に示すように、第６図の吐出オリフィス面２の同
一幅部分の突起部材を除去した形状が本実施例であり、
ヘッド全面の四隅に半円形断面を有する突出部１０を設
けた記録ヘッドとしたものである。

次に、以上の構成による記録へノドを用いた場合の除去
動作について、第２図（ａ）〜（ｈ）を参照して説明す
る。

まず、第２図（ａ）、（ｂ）のように吐出オリフィス面
２及びその周辺に付着したインクミストや紙カス等の付
着物５を、第２図（Ｃ）、（ｄ）のようにワイパー４に
よって図の右方向へ拭き取ると、第２図（ｅ）、（ｆ）
のように付着物５は右方向へ寄せられ、て突起物１０の
内側に堆積する。

しかし、突起物ｌＯは吐出オリフィス面２の高さ範囲、
すなわち印字（記録）範囲には設けられていないため、
この部分には付着物５が堆積しない。

次に、第２図（ｅ）の状態からワイパー４を逆方向（左
方向）へ移動させると、図の右側の突起物１０の内側に
堆積していた付着物５の一部はワイパー４によって反対
方向へ移動し、第２図（ｇ）、（ｈ）のようにヘッド面
に再付着する。しかし、印字範囲にはワイパー４の除去
操作によって付着物５が付着していないため、ワイパー
４を往ｆｉ動作させても、第２図（ｈ）のように再付着
を生しることが無い。

第１表及び第２表は、カット紙及びファンホールド紙に
対する本発明と従来の印字画像の比較結果を示すもので
ある。

第１表は、Ａ４サイズのカット紙を印字率３０％で１０
００枚を連続印字した場合の不吐出回数を示している。

また、第２表は、ファンホールド紙により、同様の比較
を行った場合を示しているる。

第１表（カット紙） 第２表（ファンホールド紙） 第１表、第２表より明らかなように、本発明によれば、
付着物５の再付着が防止されるために、不吐出状態は殆
ど生ぜず、印字ヨレ、印字品位低下、印字画像低下環を
招くことが無い。

第３図は本発明の第２の実施例を示し、第６図で突起物
１を除去した部位にエツジ１１を設け、ワイパー４によ
り除去された付着物をより確実に除去できるようにした
ものである。

第４図は本発明の第３の実施例を示し、第３図の実施例
が突出する３角形の断面を有するエツジであったのに対
し、窪んだ三角形の断面形状を有するエツジ１２を設け
るようにしたものであり、同様の効果が得られる。

さらに、第５図は本発明の第４の実施例を示し、突起物
１３をヘッド全面の上縁及び下縁に連続させて突起溝形
に水平に（印字方向に平行に）設けたものである。

なお、突起物１０．１３及びエツジ１１．１２は、１体
成形、板金によって加工することもてきるし、別部品を
接着等によって取付けることもできる。また、突起の形
状は、半球型、五角錐型等の種々の形状が考えられる。

また、ワイパー４の材質としては、シリコンゴム等の弾
性体、多孔質弾性体、あるいはフェルト等を用いること
ができ、その形状も四角柱、円柱、櫛歯状の板等を用い
ることができる。

〔発明の効果〕 以上より明らかな如く、本発明によれば、取付はオリフ
ィス面の記録範囲以外の部位に突起物を設ける構成にし
たので、除去部材をヘッド面に往復動させても、付着物
を記録範囲に再付着させることが無く、印字ヨレ、印字
品位の低下、印字画像の低下等を招くことが無い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における記録ヘッドを示す斜
８ｉ図、第２図（ａ’）〜（ｈ）は第１図の実施例の除
去動作を説明する記録ヘッドの平面図及び正面図、第３
図〜第５図は本発明の第２〜第４の実施例を示す斜視図
、第６図は従来のインクジェット記録装置の記録ヘッド
を示す斜視図、第７図（ａ）、（ｂ）は従来の記録ヘッ
ドの他の例を示す平面図及び正面図、第８図（ａ）〜（
ｆ）は従来のインクジェット記録装置の除去動作を説明
する記録ヘッドの平面図及び正面図である。 ２−・・−一−−−−−・吐出オリフィス面、３−・−
・・−吐出オリフィス口、４−−−−−−ワイパー、５
−・−・−・−不着物、１０．１３−−−−−−一突起
物、１１．１２−−−−・〜エツジ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. インク滴を吐出するオリフィス口を少なくとも１つ備え
   た吐出オリフィス面を有する記録ヘッドと被記録材とを
   相対移動させて記録を行うと共に、前記吐出オリフィス
   面の不純物をワイパー等の除去部材によって除去するイ
   ンクジェット記録装置において、前記吐出オリフィス面
   の記録範囲以外の部位に突起物を設けることを特徴とす
   るインクジェット記録装置。