JPH01274346A - 液体金属イオン源のコントロール方式 - Google Patents
液体金属イオン源のコントロール方式Info
- Publication number
- JPH01274346A JPH01274346A JP10341588A JP10341588A JPH01274346A JP H01274346 A JPH01274346 A JP H01274346A JP 10341588 A JP10341588 A JP 10341588A JP 10341588 A JP10341588 A JP 10341588A JP H01274346 A JPH01274346 A JP H01274346A
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- Japan
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- circuit
- liquid metal
- cpu
- ion source
- metal ion
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- Pending
Links
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- 238000010884 ion-beam technique Methods 0.000 claims abstract description 16
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Landscapes
- Electron Sources, Ion Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
液体金属イオン源を用いたイオンビーム装置において、
イオンエミッシッンの安定度が、装置の性能を左右する
精密加工用イオンビーム装置に関する。
イオンエミッシッンの安定度が、装置の性能を左右する
精密加工用イオンビーム装置に関する。
(発明の概要〕
集束イオンビーム装置において、液体金属イオン源から
引き出されるイオンビームを安定に保つことは、その装
置の基本的性能であり、重要である0本発明は、−殻内
に行われている、イオンビーム電流検出によるアナログ
回路方式のフィードバックでは防ぐことのできない突発
的な発振や動作条件の変化の前徴をモニタ電流の周波数
成分より検出し、CPUが最適条件を算出コントロール
することで、動作不良を未然に防止することを可能とす
るため、液体金属イオン源のフィードバックコントロー
ル方式において、モニタ電極の電流値の周波数成分から
、イオンエミッシッンの状態をCPUが判断し、最適条
件を与えるべく、引出電圧、ヒータパワー、フィードバ
ック回路の特定数を算出し、これらに対し、CPUが付
加的に定数を変化させるようにしたものである。
引き出されるイオンビームを安定に保つことは、その装
置の基本的性能であり、重要である0本発明は、−殻内
に行われている、イオンビーム電流検出によるアナログ
回路方式のフィードバックでは防ぐことのできない突発
的な発振や動作条件の変化の前徴をモニタ電流の周波数
成分より検出し、CPUが最適条件を算出コントロール
することで、動作不良を未然に防止することを可能とす
るため、液体金属イオン源のフィードバックコントロー
ル方式において、モニタ電極の電流値の周波数成分から
、イオンエミッシッンの状態をCPUが判断し、最適条
件を与えるべく、引出電圧、ヒータパワー、フィードバ
ック回路の特定数を算出し、これらに対し、CPUが付
加的に定数を変化させるようにしたものである。
従来、イオンビーム装置におけるイオン電流の安定化は
、モニタ電流のDC的変化をアナログ回路を経由して引
出電圧に与えることで行われており、液体金属イオン源
そのもののエミッション条件が変化しなければ十分安定
なコントロールが可能であった。しかし液体金属イオン
源は、そのエミッション条件が時間とともに変化するこ
とが知られており、単純なアナログ回路によるフィード
バックだけでは完全に使いこなせないという問題があっ
た。
、モニタ電流のDC的変化をアナログ回路を経由して引
出電圧に与えることで行われており、液体金属イオン源
そのもののエミッション条件が変化しなければ十分安定
なコントロールが可能であった。しかし液体金属イオン
源は、そのエミッション条件が時間とともに変化するこ
とが知られており、単純なアナログ回路によるフィード
バックだけでは完全に使いこなせないという問題があっ
た。
液体金属イオン源はそのイオン発生メカニズムからも推
察されるように、テーラ−コーンという液体金属の円錐
形先端からイオン放出が行われるため、引出電圧が変化
するとテーラ−コーン形成条件が変わり、エミッション
ポイントの位置変化、電流量の変化、また液体金属の流
れ方の変化を引き起こし、結果として安定なエミッショ
ンを長時間続けることは難しい、また、−度発振を始め
ると、アナログ回路のフィードバックでは回路の時定数
によっては、より発振を助長する場合があり、最終的に
液体金属イオン源を破損することがあった。従って、イ
オン電流を一定に保つには、引出電圧だけでなく、ヒー
タパワーやフィードバック回路の時定数をも、微妙にコ
ントロールすることが必要であるが、従来技術でのモニ
タ電流検出方法では必要な情報が得られなかった。
察されるように、テーラ−コーンという液体金属の円錐
形先端からイオン放出が行われるため、引出電圧が変化
するとテーラ−コーン形成条件が変わり、エミッション
ポイントの位置変化、電流量の変化、また液体金属の流
れ方の変化を引き起こし、結果として安定なエミッショ
ンを長時間続けることは難しい、また、−度発振を始め
ると、アナログ回路のフィードバックでは回路の時定数
によっては、より発振を助長する場合があり、最終的に
液体金属イオン源を破損することがあった。従って、イ
オン電流を一定に保つには、引出電圧だけでなく、ヒー
タパワーやフィードバック回路の時定数をも、微妙にコ
ントロールすることが必要であるが、従来技術でのモニ
タ電流検出方法では必要な情報が得られなかった。
本発明では、モニタ電流の変化をCPUに取り込み、そ
の周波数成分を調べることで、ヒータパワーや、フィー
ドバック回路時定数の最適値を知り、さらにCPUがそ
れらの値を直接管理、調整することで、長時間安定動作
を可能とした。具体的な回路構成を第1図に示す。
の周波数成分を調べることで、ヒータパワーや、フィー
ドバック回路時定数の最適値を知り、さらにCPUがそ
れらの値を直接管理、調整することで、長時間安定動作
を可能とした。具体的な回路構成を第1図に示す。
上記の回路によってCPUに取り込まれるモニタ電流値
とその信号から得られる情報の最も簡単な例を第2図に
示す、第2図に示すように、モニタ電流の周波数成分か
ら不安定動作の前徴が読み取れることが分かる。
とその信号から得られる情報の最も簡単な例を第2図に
示す、第2図に示すように、モニタ電流の周波数成分か
ら不安定動作の前徴が読み取れることが分かる。
第1図に示す回路でCPU6にモニタ電流を取り込むA
/D変換速度をイオン源側々の特性に応じて100nか
ら閣まで可変とし、時定数コントロール7を10段階に
可変、またヒータパワー5を10段階に可変可能とし、
さらには引出電圧回路4で引出電圧をIOVステップで
制御可能とした。第1図でイオンビームの電流検出をモ
ニタ電極2で行い、引出電圧発生回路4ヘアナログフイ
ードバツク回路3を経由してフィードバックする。この
時、同時にモニタ電流をCPU6へ取り込みその周波数
成分を調べる。第2図に示される信号の種類により■は
安定動作時、■は安定動作はしているが不安定動作が始
まりかけている状態、■は不安定動作時とそれぞれの状
態が識別され、CPU6はこの■から◎の状態に応じて
あらかじめセットされた制御信号を、ヒータパワー5.
アナログフィ′−ドパツク時定数コントロール7、引出
電圧回路4のそれぞれに与え、◎領域でのイオン源の動
作をさせることなく、安定にコントロールする。
/D変換速度をイオン源側々の特性に応じて100nか
ら閣まで可変とし、時定数コントロール7を10段階に
可変、またヒータパワー5を10段階に可変可能とし、
さらには引出電圧回路4で引出電圧をIOVステップで
制御可能とした。第1図でイオンビームの電流検出をモ
ニタ電極2で行い、引出電圧発生回路4ヘアナログフイ
ードバツク回路3を経由してフィードバックする。この
時、同時にモニタ電流をCPU6へ取り込みその周波数
成分を調べる。第2図に示される信号の種類により■は
安定動作時、■は安定動作はしているが不安定動作が始
まりかけている状態、■は不安定動作時とそれぞれの状
態が識別され、CPU6はこの■から◎の状態に応じて
あらかじめセットされた制御信号を、ヒータパワー5.
アナログフィ′−ドパツク時定数コントロール7、引出
電圧回路4のそれぞれに与え、◎領域でのイオン源の動
作をさせることなく、安定にコントロールする。
本発明を液体金属イオン源のイオンビームに装置にて実
用し、安定動作時の電流安定度は、従来方式と変わらな
いが、不安定動作を起こすことがなく極めて長時間連続
に安定動作し、イオン源を破損することなく使用できる
ことを確認した。このことは、これまで−殻内に液体金
属イオン源を用いたイオンビーム装置の欠点として言わ
れている、使い方が難しい、オペレータ不在時のトラブ
ルが不安であるといった問題点を解決し、より安定なイ
オンビーム装置の供給を可能とした。
用し、安定動作時の電流安定度は、従来方式と変わらな
いが、不安定動作を起こすことがなく極めて長時間連続
に安定動作し、イオン源を破損することなく使用できる
ことを確認した。このことは、これまで−殻内に液体金
属イオン源を用いたイオンビーム装置の欠点として言わ
れている、使い方が難しい、オペレータ不在時のトラブ
ルが不安であるといった問題点を解決し、より安定なイ
オンビーム装置の供給を可能とした。
第1図は本発明にかかわる実施例のブロック図、第2図
は第1図の構成で得られるモニタ電流の信号波形、第3
図は従来のコントロール方法のブロック図である。 l・・・液体金属イオン源 2・・・モニタ電極(リング状電極) 3・・・アナログフィードバック回路 4・・・引出電圧回路 5・・・ヒータ電源回路 6 ・ ・ ・ CPU 7・・・1Bコントロール 8・・・イオンビーム 以上 出願人 セイコー電子工業株式会社
は第1図の構成で得られるモニタ電流の信号波形、第3
図は従来のコントロール方法のブロック図である。 l・・・液体金属イオン源 2・・・モニタ電極(リング状電極) 3・・・アナログフィードバック回路 4・・・引出電圧回路 5・・・ヒータ電源回路 6 ・ ・ ・ CPU 7・・・1Bコントロール 8・・・イオンビーム 以上 出願人 セイコー電子工業株式会社
Claims (1)
- 液体金属イオン源を用いたイオンビーム装置で、イオン
ビームをモニタ電極で検出し、その電極に流れ込む電流
の変化量に応じてイオンビームをコントロールするフィ
ードバック制御において、該コントロールに加えてモニ
タ電極の電流値をA/D変換しCPUに取り込み、CP
UのD/A出力によってデジタルコントロールすること
を特徴とする液体金属イオン源のコントロール方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10341588A JPH01274346A (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 液体金属イオン源のコントロール方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10341588A JPH01274346A (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 液体金属イオン源のコントロール方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01274346A true JPH01274346A (ja) | 1989-11-02 |
Family
ID=14353414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10341588A Pending JPH01274346A (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 液体金属イオン源のコントロール方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01274346A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03289034A (ja) * | 1990-04-04 | 1991-12-19 | Seiko Instr Inc | 液体金属イオン源の安定化操作方法 |
WO2000041205A1 (en) * | 1999-01-05 | 2000-07-13 | Applied Materials, Inc. | Apparatus and method for monitoring and tuning an ion beam in ion implantation apparatus |
-
1988
- 1988-04-26 JP JP10341588A patent/JPH01274346A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03289034A (ja) * | 1990-04-04 | 1991-12-19 | Seiko Instr Inc | 液体金属イオン源の安定化操作方法 |
WO2000041205A1 (en) * | 1999-01-05 | 2000-07-13 | Applied Materials, Inc. | Apparatus and method for monitoring and tuning an ion beam in ion implantation apparatus |
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