JPH01273622A - 流体圧成形加工方法及び装置 - Google Patents

流体圧成形加工方法及び装置

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JPH01273622A
JPH01273622A JP63103176A JP10317688A JPH01273622A JP H01273622 A JPH01273622 A JP H01273622A JP 63103176 A JP63103176 A JP 63103176A JP 10317688 A JP10317688 A JP 10317688A JP H01273622 A JPH01273622 A JP H01273622A
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JP
Japan
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punch
fluid pressure
pressure
pressure chamber
dome
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JP63103176A
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Inventor
Salander Hakan
ハーカン,サランダー
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WATANABE KIKAI BOEKI KK
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
WATANABE KIKAI BOEKI KK
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、流体圧成形加工方法及び装置に係り、薄板等
のブランク材を絞り加工して、自動車部品、電気部品、
航空機部品等を得るのに利用される。
(従来の技術) ダイスおよびダイス側が開口された流体圧室を有するド
ームと、ダイス側より流体圧室内に進入可能としてドー
ムに対向して配置されたパンチと、ドームに対向して配
置されかつドーム側に押圧可能とされた加圧盤と、を備
え、ダイス上に流体圧室を閉塞しておかれたブランク材
を、パンチの流体圧室への進入を介して流体圧力で絞り
成形する流体圧成形加工方法及び装置は、ハイドロホー
ム法として、昭和50年10月25日発行の“プレス加
工便覧”第498ページで既知であり、又、特公昭60
−56569号公報等にも開示されている。
第10図及び第11図において、1はドームで、テーブ
ル2上に固定され、内部に流体圧室3を有するとともに
ダイス4が備えられている。
5は加圧盤(ブランクホルダ)であり、ピストンロッド
6を介してドーム1側に押圧可能として備えられている
7はパンチであり、ダイス4側から流体圧室3内に進入
可能として備えられている。8は高圧チャージ用チエツ
ク弁、9は流体チャージ用チエツク弁、10は高圧チャ
ージ用モータ、11は高圧チャージ用ポンプ、12は流
体チャージ用モータ、13は流体チャージ用ポンプ、1
4は圧力ゲージ、15は電磁切換弁、16はリリーフ弁
、17は流体タンクを示している。
すなわち、ダイス4上に流体圧室3を閉塞しておかれた
ブランク材18は、加圧盤5を介してダイス4との間に
挟みつけられ、パンチ7を流体圧室3内に押込むことに
より、パンチ7を雄型として流体圧室3内に発生する対
向液圧によって静水圧力学的な成形を行う。
この場合、流体圧室3内の圧力を所定の圧力に保持する
ためリリーフ弁16が作動する。
成形により流体圧室3からタンク17に流出した流体を
次の成形のため流体チャージ用モータ12とポンプ13
により流体圧室3に戻される。
成形時の流体圧力はチエツク弁8および9によりポンプ
11および13に作用するのが阻止される。
製品の成形に際しては、その製品の形状により、パンチ
7が流体圧室3に進入する度合いにより、流体圧室3内
の圧力を所定圧力に変えてやる必要があり、リリーフ弁
16に電磁比例リリーフ弁を採用し、パンチの下降スト
ロークによって向弁を調整する方法がとられる。
特に、円錐形状の照明器具用反射板や浅い絞りで表面に
複雑な模様を有する自動車部品のドアなどは、成形最終
時点で高圧を発生させる必要がある。この様な場合のパ
ンチストロークと流体圧室3内圧力の関係を第12図に
示す。
この場合の高圧発生手段としては前述の電磁比例リリー
フ弁を調整したり、第10.11図に示す如く、パンチ
7のストローク限において、電磁切換弁15によりリリ
ーフ回路を遮断したり、加えて高圧チャージ用モータ1
0およびポンプ11により流体圧室3に高圧をチャージ
する方法がとられる。
(発明が解決しようとする課題) 叙述の従来技術は、ゴムによる成形に比較して高圧力を
得やすく、圧力が均一に作用する等の優位性は認められ
るけれども、流体圧室(チャンバー)内の圧力を絞り弁
等の圧力調整装置で調節しているため次のような問題点
がある。
まず、チャンバー内の流体(液体)を絞り弁を介して圧
出する際、重大なエネルギー損失を伴うという重大な欠
点がある。
更に、液体のチャンバー内への再供給、すなわち、次の
成形加工が始る前にチャンバー内へ液体を供給しなけれ
ばならず、これは時間的ロスを意味し、作業速度(加工
生産のサイクルタイム)の制約を伴う問題がある。
また、圧力調節装置は液体の汚れに弱く、それ故、被加
工材(ブランク材)から生じる可能性のあるパリとかそ
の他の汚染物による影宙を受は易く、これは加工運転の
混乱を招く等の問題点がある。
特に、従来技術では、絞り成形最終段階における高圧成
形のため、高圧ポンプを使用する場合には、(a)高圧
ポンプ回路が必要で複雑、高価となる。
(b)高圧ポンプによる高圧チャージや、高圧チャージ
に合せてのパンチの対抗力アップなどの制御のため時間
的ロスが生じる。(C)パンチ力が弱く高圧チャージに
よりパンチが押上げられると製品にひずみが生じ、パン
チ力を強く上げ過ぎるとパンチが下降し、製品の絞り深
さ精度が悪くなる。
また、電磁比例リリーフ弁を使用する場合には、(a)
パンチを追い込むことにより圧力を上げなげればならず
、高圧絞りとなり製品形状によっては悪影響を生じる。
(b)製品の絞り深さ精度が悪い。(C)高圧リリーフ
弁が必要となる。更に、高圧発生により、加圧m(ブラ
ンクホルダ)に力がかかり、このため加圧盤(ブランク
ホルダ)の押え力を上げる必要があるが、これはプレス
の許容最大加圧盤(ブランクホルダ)加圧力量によって
制約される。
本発明は、被加工材に対して特にプレスのオーバーな設
計が不要であり、エネルギー[置去が最小で、また、プ
レスの生産サイクルタイムが向上できるようにした流体
圧成形加工方法及び装置を提供することが目的である。
更に、本発明は、チャンバーからの液体排出のための圧
力調節装置を必要とせず、制御がより簡易にされた流体
圧成形加工方法及び装置を提供することが目的である。
また、本発明は、高圧発生をパンチ側と加圧盤(ブラン
クホルダ)を一体化することにより行うことから、高圧
発生時におけるパンチ側と加圧盤側との相対的動きがな
く、製品の絞り深さ精度が向上でき、しかも、高圧発生
時における製品のひずみが防止できる流体圧成形加工方
法及び装置を提供することが目的である。
更に、本発明は、プレスのパンチ加圧力量の余力が、加
圧盤の押え力にも利用され、加圧盤の押え力がプレスの
加圧盤(ブランクホルダ)加圧力量の許容値に制約され
ることがなく、プレスの加圧力量の有効利用が図れる流
体圧成形加工方法及び装置を提供することが目的である
(課題を解決するための手段) 本発明は、ダイス24およびダイス24側が開口された
流体圧室25を有するドーム20と、ダイス24側より
流体圧室25内に進入可能としてドーム20に対向して
配置されたパンチ27と、ドーム20に対向して配置さ
れドーム20側にパンチ27と独立して押圧可能とされ
た加圧盤29と、を備え、ダイス24上に流体圧室25
を閉塞しておかれたブランク材Bのダイス24周辺をド
ーム20側と加圧盤29側との協働で挟みつけた状態で
ブランク材Bをパンチ27の流体圧室25への進入を介
して流体圧力で絞り成形するものにおいて、叙述の目的
を達成するために次の技術的手段を講じたのである。
すなわち、本発明は、ドーム20がピストン22とシリ
ンダ23とからなり、ピストン22又はシリンダ23の
いずれか一方が固定乃至静止して備えられ、他方が相対
移動されて流体圧室25内の流体を流体圧室25より排
出することなく所定の成形圧力に保持すべくされており
、 パンチ27による絞り成形の最終段階においてパンチ加
圧力を加圧盤29側に伝達付与する係合手段31が備え
られていることを特徴とするのである。
更に、本発明は、流体圧室25を構成するシリンダ23
とピストン22のいずれか一方が固定乃至静止され、他
方が相対移動可能とされたドーム20側と加圧盤29側
との協働でブランク材Bの周辺を固定するとともに、パ
ンチ27をダイス24内に進入させることによりシリン
ダ23または加圧盤29とパンチ27との相対移動を介
して前記対向液体を調整し・つつブランク材Bをパンチ
27外周に押付けながら対l1il ?夜圧による絞り
成形を行い、パンチ27による絞り成形の最終段階にお
いてパンチ27側と加圧盤29側とを係合して絞り深さ
を設定するとともにパンチ加圧力を加圧盤29側に伝達
付与して成形することを特徴とするものである。
(作  用) 本発明によれば、ダイス24上に流体圧室25を閉じる
ように第1図に示す如く鋼板等のブランク材Bがおかれ
、加圧盤29を降下させてドーム20の端面(頂面)に
対峙させ、ダイス24周辺のブランク材Bを加圧盤29
とドーム20側との協働で挟み゛つける(第2図参照)
つづいて、パンチ27をダイス24側より流体圧室25
内に第3図で示す如く進入させると、流体圧室25内の
圧媒容量はは一変化しないため、パンチ27が流体圧室
25内に進入した容積と略等しい容積を確保すべく本図
示例ではドーム20のシリンダ23が上昇して第3図に
示す如くパンチ27の加圧力および加圧盤29の加圧力
により発生する流体圧室25内の流体圧力Pでパンチ2
7を雄型として静水圧力学的な成形と絞り成形がなされ
る。
絞り成形の最終段階において、第4図に示す如く係合手
段31が係合され、パンチ27と加圧盤29とを一体化
し、ここに、高圧発生時におけるパンチ27と加圧盤2
9との相対的動きがなくなり、製品の絞り深さ精度が機
械的に保証され、しかも、パンチ27の加圧力が加圧盤
29の加圧力に付加される。
(実施例) 以下、図面を参照して、本発明の具体例を詳述する。
第1図から第4図は本発明の具体例を示しており、20
はドームであり、プレスのベツド上に設けられた基盤2
1に固定乃至静止されたピストン22と、このピストン
22に摺動自在に嵌合されたシリンダ23と、からなり
、シリンダ23上にはダイス24が取付けられて流体圧
室25を内部に形成している。
なお、ピストン22とシリンダ23との摺動部分にはシ
ール26を備えでおり、流体圧室25に収められている
非圧縮性の圧媒の漏洩が防止されている。
更に、図示例ではピストン22を基盤21に固定乃至静
止し、シリンダ23をこれに摺動自在として嵌合してい
るけれども、シリンダ23側を有底形状として固定乃至
静止させ、ピストン22側を摺動自在としたものでもよ
く、いずれにしても、ピストン22又はシリンダ23の
いずれか一方が固定乃至静止され他方が相対移動自在で
あればよい。
27はパンチであり、ダイス24側より流体圧室25内
に進入可能としてドーム20と対向して配置されており
、8亥パンチ27はクロスヘツド28を介してフ。
レスに設けられた伸縮シリンダ等の駆動力Fの作用部材
に連結されている。
なお、このパンチ27は絞り成形に際して、所謂雄型の
役目をするものであり、パンチ27の断面積は流体圧室
25(ピストン22)の断面積A、よりも小さくされて
流体圧室25の軸心とパンチ27の軸心とが互いに一致
されている。
29は加圧盤(ブランクホルダ)であって、サイドシリ
ンダ装置のピストンロッド30が連結されることにより
、ドーム20の頂面、実質的にダイス24を介してシリ
ンダ23に接離自在とされて、該シリンダ23に加圧力
を付与可能とされている。
31は保合手段であり、パンチ27による絞り成形の最
終段階において、パンチ27側と加圧盤29側とを下降
方向にて一体化、すなわち固定するものであり、第1図
から第4図の実施例では加圧盤29上に環形状のストッ
パ32をボルト等で固定するか一体形成し、該ストッパ
32にクロスヘツド28が係合することによって構成さ
れている。
33はシリンダストッパであり、ピストン台座部34に
ストンバビン35を上下動自在に設けるとともに、該ピ
ン35にバネ36を設けて上方に弾発することにより構
成されている。
第5図から第9図は本発明の第2〜5具体例であり、第
5図の第2具体例では加圧盤29の下面に、ブランク材
押え部分29Aとドーム側押え部分29Bとを設けたも
のを示している。
また、第6図の第3具体例は1、クロスヘツド28とは
別にパンチ取付台28Aを設け、これをストッパとして
クロスヘツド28にポル[・等で取付けたものであり、
パンチ取付台28Aが係合手段31とされている。なお
、特にパンチ取出台28^を設けず、これを兼用したク
ロスヘツド28を直接加圧盤に係合することも可能であ
る。
第7図の第4具体例は、ピストンロンド30の取付は部
34をストッパとするとともに、ピストンロンド30に
被ストッパ35を套嵌せしめ該被ストッパ35をクロス
ヘツド28に取付けたものであり、取付は部34と被ス
トッパ35とが係合手段31とされている。
第8図、第9図の第5具体例はストッパ32を棒状体で
形成して平面視にて放射状配置としてクロスヘツド28
の下面に取付けたものであり、該ストッパ32が係合手
段31とされている。なお、この第5具体例において、
ストッパ32は加圧盤29の上面側に設けることもでき
る。
なお、第5図から第9図において、第1具体例と共通す
るものは共通符号で示されている。
次に、上記第1具体例におけるブランク材Bの絞り成形
サイクルを説明する。
第1図に示すイニシャル位置(スタート位置)において
は、パンチ27及び加圧盤29はブランク材Bの装填の
ためダイス24の上面よりある距離をおいて位置し、シ
リンダ23はシリンダストッパ33のバネ36を介しで
あるバランスをとった高さに保持され、非圧縮性流体(
圧媒)の表面位はダイス24の開口部分近くに位置され
、鋼板等のブランク材Bがダイス24上に流体圧室25
の開口を塞いでおかれる。
次に、パンチ27を加圧盤29は同調して同時下降して
もよいが、第2図に示す例では加圧盤29が先に降下さ
れ、この下面がブランク材Bに接触し、ここに、ブラン
ク材Bは流体圧室25に対する閉塞体として働く。
この際、バネ36部に剛体ストッパを別置し、加圧盤2
9の下降力をドーム20のシリンダ23を介して保持し
てもよい。
次に、第3図に示す如く、叙述の状態を保持乃至維持し
た状態でパンチ27を下方、すなわち、ブランク材Bに
向って移動させ、パンチ27をダイス24側より開口部
分を介して流体圧室(チャンバー)25内に進入させる
と、流体圧室25内の圧媒容量はほぼ変化しないため、
パンチ27が流体圧室25内に進入した容積と略等しい
容積を確保すべくこの実施例ではドーム20のシリンダ
23が上昇してパンチ27の加圧力および加圧盤29の
加圧力により発生する流体圧室25内の流体圧力、つま
り、成形圧力(対向液圧)でパンチ27を雄型として静
水圧力学的な成形と絞り成形がなされる。
流体圧室25内にパンチ27とブランク材Bを圧し下げ
ることは液室25の容積を減少させようとすることを意
味する。
しかしながら、この容積減少はシリンダ23が流体圧室
25内の圧力、つまり、成形圧力のために相対運動とし
て矢印Cで示す如く上方移動されることにより補償され
る。
このことは、流体圧室25から非圧縮性圧媒の排出を不
要とすることを意味し、流体圧室25の圧力すなわち成
形圧力は、単にパンチ27とピストン22の面積比及び
サイドシリンダ装置により作用する力の大きさによって
調節される。
絞り成形が進み、これが最終段階において、係合手段3
1が係合される。
すなわち、本具体例ではクロスヘツド28の下面がスト
ッパ32に係合されて、ここに、パンチ27側と加圧盤
29側とが一体化され、パンチ27と加圧盤29とが相
対動きがなくなり、これによって、製品の絞り深さが設
定されるとともに、クロスヘツド28からの加圧力の一
部が加圧盤29による押付は力に付与伝達されて流体圧
室25内の圧力を上昇させ、より高い圧力でパンチ27
を雄型とする対向液圧での成形がなされる。
所定の成形が完了すると、パンチ27は引上げられ、加
圧盤29も上昇し、成形された製品は取出される。この
際、シリンダ23等は自重で下降し、バネ36によって
、バランスのとれた位置で静止し、その際、圧媒の水平
レベルは開口部分の近くになる。
なお、圧媒としては、比較的高い粘性値のものを選定す
ることが存利であり、これによりシールの問題が容易と
なる。更に、ブランク材Bに対する付着性のできるだけ
少ない流体を用いることが有利である。
ここで、本第1具体例における加圧力および流体圧室2
5内の圧力Pとの関係を以下に説明する。
なお、−1Gには、流体圧室25内に押し込まれたブラ
ンク材投影面積A2′、ダイス24のブランク材の押込
まれる開口部投影面積A、であることから、A 2 =
 A 3  として以下の式に適用する。
第3図の絞り成形時において、 加圧盤29の押え力Fa、パンチ力を)P、成形抵抗力
をFR、ドーム20内のピストン22の投影面積(本例
では流体圧室25の断面積と同じ)をA。
とすると Fr=F□+PA、   ・・・・・・(1)弐Fa 
+ FR= P (AI  A2 )・・・(2)式%
式% FP=□ ・・・・・・(4)式 A、  −A2 (1)と(2)弐からF、を消去すると流体圧室25内
圧力PはFllの設定を制御することにより(3)式で
決定される。
プレスの許容最大加圧盤(ブランクホルダ)加圧力量す
なわち、許容サイドシリンダ装置力量をF’so、プレ
スの許容最大パンチ加圧力量ずなはち許容クロスヘツド
28をFPOとするとこの時、当然 F8≦Fso   ・・・・・・・・・(6)式%式% また、この時F、は(4)式となり F、≦F、。  ・・・・・・・・・(7)式でなけれ
ば、パンチ27はストロークせず成形は行われない。
以上から、流体圧室25内圧力は、(5)弐でも表わさ
れるが、この場合F sおよびF、は、個々に(6)式
および(7)式を満足しなければならない。
第4図に示す如く、ストッパ32にクロスヘツド28が
当接した場合、クロスヘツド28の加圧力はストッパ3
2、加圧盤29を介してダイス24およびシリンダ23
の押え力としても働かせることができることから、絞り
成形時のFpが、FPOより余裕がある場合、この分を
ダイス24およびシリンダ23の押え力として利用でき
、流体圧室25内の圧力を上げることに役立てることが
できる。
F、もFBOに対し余裕があれば、クロスヘツド28が
ストッパ32と当接後、最大許容加圧力を発生させるこ
とにより、前記許容パンチ加圧力量同様その余裕加圧力
を流体圧室25内の圧力上昇に利用することができる。
この時の流体圧室25内圧力は となる。
当然 ハI      A1 となり、プレスのパンチおよび加圧盤(ブランクホルダ
)加圧機構の能力を有効に流体圧室25内の圧力上昇に
利用できる。
更に、本発明の具体例を第10図及び第11図に示した
従来技術との対比で説明すると次の通りである。
従来の装置では、別置のポンプで流体圧室内圧力を上昇
させる場合その最高圧力は、 できめられる。
この場合 となり、 の成形品に対しては、本発明では従来の装置による流体
圧室内圧力以上の圧力を得ることができる。
従来の装置において、電磁比例リリーフ弁を設けるかま
たはリリーフ回路を閉じてパンチ加圧力により高圧を得
る場合は、 となり、ポンプを使用する場合より低い圧力しか得られ
ない。
前記説明でも明らかなとおり、本発明では高圧発生のた
めの高圧ポンプや電磁比例リリーフ弁が不要である。
また、本発明では高圧発生時にクロスヘツドがストンバ
に当接し、板押え(加圧盤)との位置が機械的に決まる
ことから、製品の高さ精度がよくなる。
これに対し、従来技術にあっては、ポンプで高圧をかけ
る場合などは、流体圧室内の圧力上界により、パンチや
クロスヘツドおよび上部加圧装置に流体圧室の方から力
がかかることにより、弾性歪や、駆動系の油の圧縮でパ
ンチが上り、製品に歪が発生ずる。
また、従来技術では電磁比例リリーフ弁や回路塞止弁を
使用し、クロスヘツドで加圧昇圧する場合は、昇圧のた
めのパンチのストロークを考慮に入れる必要があり、製
品の高さ精度が出しにくい。
本発明では、パンチ加圧機構の余力が板押え力にも利用
でき、加圧機構の能力を有効に利用できる。
最終成形時の流体圧室内の圧力上昇は、絞り成形特以上
の板押えの持上げ力を発生する。
このため、高圧発生時は、より大きな板押え力を必要と
するが、本発明の装置では、パンチ加圧力の余力をこれ
に利用できる。
(発明の効果) 本発明は、以上詳述した通りであり、次のような利点が
ある。
圧媒(流体)を収容する流体圧室を形成するドームは、
相対的に摺動可能なシリンダとピストンからなるので、
・流体による加圧成形に際して、流体圧室内の圧媒を絞
り弁等を介して逃出させる必要はなく、従って、重大な
エネルギー損失、圧媒の異常な温度上界もない、このこ
とは、このための成形用圧媒の供給、排出のためのポン
プ装置、圧力調整装置を必要としないし、多量の圧媒の
再供給の必要もなくなって、設置の簡略化と生産サイク
ルタイムの向上を期することができる。
パンチによる絞り成形の最終段階において、パンチ側と
加圧盤側とを係合して一体化する係合手段を設けている
ので、高圧発生時における加圧盤とパンチとの相対的動
きはなく、製品の絞り深さの精度が向上できるし、高圧
発生時における製品のひづみが防止できる。
パンチ加圧力が加圧盤押え力にも利用され、加圧盤押え
力がその加圧機構の許容値に制約されることなく、加圧
力の有効利用が図れる。
本発明は、以上の利点を奏することから、流体圧成形加
工方法及び装置として誠に有意義である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例と従来例を示し、第1図は本発明
によるイニシャル位置における立面断面図、第2図は本
発明による加圧盤によるブランク材押え状態を示す立面
断面図、第3図は本発明による成形加工状態を示す立面
断面図、第4図は本発明による絞り成形最終段階を示す
立面断面図、第5図から第8図は本発明の第2〜5実施
例による絞り成形最終段階を示す各立面断面図、第9図
は第8図のD−D線矢示図、第10図は従来例による加
圧盤によるブランク材押え状態を示す立面断面図、第1
1図は従来例の成形加工状態を示す立面断面図、第12
図は流体圧室の圧力とパンチストロークとの関係を示す
グラフ図である。 20・・・ドーム、22・・・ピストン、27・・・シ
リンダ、24・・・ダイス、25・・・流体圧室、27
・・・パンチ、29・・・加圧盤(ブランクホルダ)、
31・・・係合手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ダイス24およびダイス24側が開口された流体
    圧室25を有するドーム20と、ダイス24側より流体
    圧室25内に進入可能としてドーム20に対向して配置
    されたパンチ27と、ドーム20に対向して配置されド
    ーム20側にパンチ27と独立して押圧可能とされた加
    圧盤29と、を備え、ダイス24上に流体圧室25を閉
    塞しておかれたブランク材Bのダイス24周辺をドーム
    20側と加圧盤29側との協働で挟みつけた状態でブラ
    ンク材Bをパンチ27の流体圧室25への進入を介して
    流体圧力で絞り成形するものにおいて、 ドーム20がピストン22とシリンダ23とからなり、
    ピストン22又はシリンダ23のいずれか一方が固定乃
    至静止して備えられ、他方が相対移動されて流体圧室2
    5内の流体を流体圧室25より排出することなく所定の
    成形圧力に保持すべくされており、 パンチ27による絞り成形の最終段階においてパンチ加
    圧力を加圧盤29側に伝達付与する係合手段31が備え
    られていることを特徴とする流体圧成形加工装置。
  2. (2)ダイス24およびダイス24側が開口された流体
    圧室25を有するドーム20と、ダイス24側より流体
    圧室25内に進入可能としてドーム20に対向して配置
    されたパンチ27と、ドーム20に対向して配置された
    ドーム20側にパンチ27と独立して押圧可能とされた
    加圧盤29と、を用い、ダイス24上に流体圧室25を
    閉塞しておかれたブランク材Bのダイス24周辺をドー
    ム20側と加圧盤29側との協働で挟みつけた状態でブ
    ランク材Bをパンチ27の流体圧室25への進入を介し
    て流体圧力で絞り成形する方法において、 流体圧室25を構成するシリンダ23とピストン22の
    いずれか一方が固定乃至静止され、他方が相対移動可能
    とされたドーム20側と加圧盤29側との協働でブラン
    ク材Bの周辺を固定するとともにパンチ27をダイス2
    4内に進入させることによりシリンダ23または加圧盤
    29とパンチ27との相対移動を介して前記対向液体を
    調整しつつブランク材Bをパンチ27外周に押付けなが
    ら対向液圧による絞り成形を行い、パンチ27による絞
    り成形の最終段階においてパンチ27側と加圧盤29側
    とを係合して絞り深さを設定するとともにパンチ加圧力
    を加圧盤29側に伝達付与して成形することを特徴とす
    る液体圧成形加工方法。
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