JPH0127340Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0127340Y2 JPH0127340Y2 JP1979081151U JP8115179U JPH0127340Y2 JP H0127340 Y2 JPH0127340 Y2 JP H0127340Y2 JP 1979081151 U JP1979081151 U JP 1979081151U JP 8115179 U JP8115179 U JP 8115179U JP H0127340 Y2 JPH0127340 Y2 JP H0127340Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- filter
- signal
- color filters
- image pickup
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 claims description 18
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 claims description 4
- 239000003086 colorant Substances 0.000 claims description 3
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 3
- 239000002356 single layer Substances 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 4
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 108010010803 Gelatin Proteins 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 2
- 229920000159 gelatin Polymers 0.000 description 2
- 239000008273 gelatin Substances 0.000 description 2
- 235000019322 gelatine Nutrition 0.000 description 2
- 235000011852 gelatine desserts Nutrition 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000000049 pigment Substances 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Color Television Image Signal Generators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は単板式カラーテレビジヨンカメラに関
し、更に詳述すれば、固体撮像板出力信号の第1
の水平走査線から第1の色差信号を、第2の水平
走査線から第2の色差信号を得、固体撮像板出力
信号に含まれる高域信号をローパスフイルタによ
り除去して得た低域信号を輝度信号として用い、
かつ前記2つの色差信号とを用いてカラーテレビ
ジヨン信号の色信号を得る色差順次方式のカラー
テレビジヨンカメラに関する。
し、更に詳述すれば、固体撮像板出力信号の第1
の水平走査線から第1の色差信号を、第2の水平
走査線から第2の色差信号を得、固体撮像板出力
信号に含まれる高域信号をローパスフイルタによ
り除去して得た低域信号を輝度信号として用い、
かつ前記2つの色差信号とを用いてカラーテレビ
ジヨン信号の色信号を得る色差順次方式のカラー
テレビジヨンカメラに関する。
近年、固体撮像板とモザイク状あるいはストラ
イプ状色フイルタをそれぞれ1枚用いることによ
りカラーテレビジヨン信号を得る単板式カラーテ
レビジヨンカメラの提案が種々なされている。
イプ状色フイルタをそれぞれ1枚用いることによ
りカラーテレビジヨン信号を得る単板式カラーテ
レビジヨンカメラの提案が種々なされている。
その一例として特願昭51−126592の概略を第1
図〜第3図を用いて説明する。第1図はモザイク
状色フイルタと撮像板感光部の配列関係を示すも
のである。1はモザイク状色フイルタであり、赤
色フイルタR、青色フイルタB、輝度特性フイル
タYの図示する如き配列から成り立つている。2
は撮像板上に縦横に多数配列された感光部であ
り、この感光部2と前記R,B,Yの色フイルタ
は対応している。隣接する水平ラインの受光画素
にまたがるRまたはBの色フイルタ部分は1水平
期間毎の撮像板出力信号の低域信号量を等しくす
るためのものであり、第1図のように撮像板感光
部2の間隔が狭い場合には、フイルタ寸法の関係
から、このようなモザイク状色フイルタ1の構成
が適している。
図〜第3図を用いて説明する。第1図はモザイク
状色フイルタと撮像板感光部の配列関係を示すも
のである。1はモザイク状色フイルタであり、赤
色フイルタR、青色フイルタB、輝度特性フイル
タYの図示する如き配列から成り立つている。2
は撮像板上に縦横に多数配列された感光部であ
り、この感光部2と前記R,B,Yの色フイルタ
は対応している。隣接する水平ラインの受光画素
にまたがるRまたはBの色フイルタ部分は1水平
期間毎の撮像板出力信号の低域信号量を等しくす
るためのものであり、第1図のように撮像板感光
部2の間隔が狭い場合には、フイルタ寸法の関係
から、このようなモザイク状色フイルタ1の構成
が適している。
周知の如くRフイルタはローパスフイルタ、B
フイルタはハイパスフイルタ、Yフイルタはバン
ドパスフイルタで構成されている。第2図は一般
的なR,B,Yの各色フイルタの分光特性を示
す。第2図に示した色フイルタを撮像板受光画素
に対応させて得られる信号を次に説明する。ここ
で説明を簡単にするため、可視域内(波長400〜
700mm)の撮像板分光特性を平坦であるとし、各
感光部2に対応している2種類の色フイルタの割
合を2/3:1/3とする。
フイルタはハイパスフイルタ、Yフイルタはバン
ドパスフイルタで構成されている。第2図は一般
的なR,B,Yの各色フイルタの分光特性を示
す。第2図に示した色フイルタを撮像板受光画素
に対応させて得られる信号を次に説明する。ここ
で説明を簡単にするため、可視域内(波長400〜
700mm)の撮像板分光特性を平坦であるとし、各
感光部2に対応している2種類の色フイルタの割
合を2/3:1/3とする。
このような組み合せにすれば、第1フイールド
の(n)1Hでは(2/3R+1/3B),(2/3Y+
1/3 B)…、第1フイールドの(n+1)1Hでは
(2/3B+1/3R),(2/3Y+1/3R),…
、第2フイ ールドの(n)2Hでは(2/3R+1/3B),(2/
3Y +1/3B),…、第2フイールドの(n+1)2Hで は(2/3B+1/3R),(2/3Y+1/3R)…
の点順次 信号が順次交互に得られる。ここで例えばシアン
気味の被写体を撮像したときの撮像板出力信号の
模式図は、Bが勝つていて第3図のようになる。
第3図においてAは第1フイールド(n)1Hの列
を示し、Bは第1フイールド(n+1)1Hの列を
示す。この信号から標準カラーテレビジヨン信号
に変換するブロツクダイヤグラムを第4図に示
す。第4図において、3は第1図で示したモザイ
ク状色フイルタと撮像板感光部を組み合わせた固
体撮像板であり、その出力信号をローパスフイル
タ4を介して高周波成分を除去し、輝度信号とし
ている。同時に撮像板出力信号をモザイク状色フ
イルタの配列周期に対応する周波数を中心とする
バイドパスフイルタ5を介してモザイク状色フイ
ルタで空間変調された基本波成分のみを分離し、
同期検波回路6で同期検波することにより後述の
ように水平ライン毎の色差信号(R−Y)と(B
−Y)を得、この信号をローパスフイルタ7を通
した後1水平期間遅延線8を介してスイツチ回路
9に供給している。スイツチ回路9に遅延されて
いない信号も同時に供給され、1水平期間毎に入
力信号を切り換えている。以上の操作により線順
次色差信号を連続した2つの色差信号に変換した
後にカラーエンコーダ10に供給し、前記輝度信
号と演算して標準カラーテレビジヨン信号を得
る。なおパルス発生器11からの出力信号を固体
撮像板3に加えて駆動させるとともに、これと同
期関係にあるパルスを同期検波器6、スイツチ回
路9およびカラーエンコーダ10にも供給してい
る。
の(n)1Hでは(2/3R+1/3B),(2/3Y+
1/3 B)…、第1フイールドの(n+1)1Hでは
(2/3B+1/3R),(2/3Y+1/3R),…
、第2フイ ールドの(n)2Hでは(2/3R+1/3B),(2/
3Y +1/3B),…、第2フイールドの(n+1)2Hで は(2/3B+1/3R),(2/3Y+1/3R)…
の点順次 信号が順次交互に得られる。ここで例えばシアン
気味の被写体を撮像したときの撮像板出力信号の
模式図は、Bが勝つていて第3図のようになる。
第3図においてAは第1フイールド(n)1Hの列
を示し、Bは第1フイールド(n+1)1Hの列を
示す。この信号から標準カラーテレビジヨン信号
に変換するブロツクダイヤグラムを第4図に示
す。第4図において、3は第1図で示したモザイ
ク状色フイルタと撮像板感光部を組み合わせた固
体撮像板であり、その出力信号をローパスフイル
タ4を介して高周波成分を除去し、輝度信号とし
ている。同時に撮像板出力信号をモザイク状色フ
イルタの配列周期に対応する周波数を中心とする
バイドパスフイルタ5を介してモザイク状色フイ
ルタで空間変調された基本波成分のみを分離し、
同期検波回路6で同期検波することにより後述の
ように水平ライン毎の色差信号(R−Y)と(B
−Y)を得、この信号をローパスフイルタ7を通
した後1水平期間遅延線8を介してスイツチ回路
9に供給している。スイツチ回路9に遅延されて
いない信号も同時に供給され、1水平期間毎に入
力信号を切り換えている。以上の操作により線順
次色差信号を連続した2つの色差信号に変換した
後にカラーエンコーダ10に供給し、前記輝度信
号と演算して標準カラーテレビジヨン信号を得
る。なおパルス発生器11からの出力信号を固体
撮像板3に加えて駆動させるとともに、これと同
期関係にあるパルスを同期検波器6、スイツチ回
路9およびカラーエンコーダ10にも供給してい
る。
ここで各感光部1個当りの出力信号を1とし、
隣接する水平ラインの受光画素にまたがつて配置
されたR,Bの色フイルタの割合を各々1/3とす れば、第1図に示した撮像板出力信号は第1フイ
ールドの(n)1H,(n+1)1H、第2フイール
ドの(n)2H,(n+1)2Hの各出力信号S(n)
1H,S(n+1)1H,S(n)2H,S(n+1)2H
は S(n)1H=2/3(R+B+Y) +2/3(R−Y)sinωt S(n+1)1H=2/3(R+B+Y) +2/3(B−Y)sinωt S(n)2H=2/3(R+B+Y) +2/3(R−Y)sinωt S(n+1)2H=2/3(R+B+Y) +2/3(B−Y)sinωt ここで、ωは色フイルタの水平方向の繰り返し
周波数となり、このような理想的な場合は第1フ
イールドと第2フイールドの各色差信号の量は等
しくなるため、フリツカーは生じない。
隣接する水平ラインの受光画素にまたがつて配置
されたR,Bの色フイルタの割合を各々1/3とす れば、第1図に示した撮像板出力信号は第1フイ
ールドの(n)1H,(n+1)1H、第2フイール
ドの(n)2H,(n+1)2Hの各出力信号S(n)
1H,S(n+1)1H,S(n)2H,S(n+1)2H
は S(n)1H=2/3(R+B+Y) +2/3(R−Y)sinωt S(n+1)1H=2/3(R+B+Y) +2/3(B−Y)sinωt S(n)2H=2/3(R+B+Y) +2/3(R−Y)sinωt S(n+1)2H=2/3(R+B+Y) +2/3(B−Y)sinωt ここで、ωは色フイルタの水平方向の繰り返し
周波数となり、このような理想的な場合は第1フ
イールドと第2フイールドの各色差信号の量は等
しくなるため、フリツカーは生じない。
ところが実際にモザイク状色フイルタと撮像板
感光部の位置関係を第1図に示すように高精度に
合わせることは難しい。ここで1つの絵素の垂直
方向の距離を1とすると、例えば第5図に示すよ
うにモザイク状色フイルタが第1図の場合と相対
的に隣接した垂直方向に配置された受光画素にか
からない程度、すなわち第5図で示すKだけ上方
にずれた場合には、第1フイールドの(n)1H,
(n+1)1Hと第2フイールドの(n)2H,(n+
1)2Hの各出力信号S′(n)1H,S′(n+1)1H,
S′(n)2H,S′(n+1)2Hは S′(n)1H=〔(2/3-K)(R+Y)+2(1/3+K)B〕+(2/3-K)
(R-Y)sinωtS′(n+1)1H =〔(2/3-K)(B+Y)+2(1/3+K)R〕+(2/3-K)(B-Y)sin
ωt S′(n)2H=〔(2/3+K)(R+Y)+2(1/3-K)B〕+(2/3+K)
(R-Y)sinωt S′(n+1)2H=〔(2/3+K)(B+Y)+2(1/3-K)R〕+2/
3+K)(B-Y)sinωt 但しωは色フイルタの水平方向の繰り返し周波
数となり、輝度信号である低域成分及び色差信号
となる(R−Y)sinωt及び(B−Y)sinωtの各
系数はフイールド毎に異なり、これがフリツカー
として現われ、画質を著しく損ねる。実際には、
撮像板感光部の形状にもよるが、現状の感光部形
状および寸法では±2μ程度の位置合せ精度でも
前記フリツカーが生じる。
感光部の位置関係を第1図に示すように高精度に
合わせることは難しい。ここで1つの絵素の垂直
方向の距離を1とすると、例えば第5図に示すよ
うにモザイク状色フイルタが第1図の場合と相対
的に隣接した垂直方向に配置された受光画素にか
からない程度、すなわち第5図で示すKだけ上方
にずれた場合には、第1フイールドの(n)1H,
(n+1)1Hと第2フイールドの(n)2H,(n+
1)2Hの各出力信号S′(n)1H,S′(n+1)1H,
S′(n)2H,S′(n+1)2Hは S′(n)1H=〔(2/3-K)(R+Y)+2(1/3+K)B〕+(2/3-K)
(R-Y)sinωtS′(n+1)1H =〔(2/3-K)(B+Y)+2(1/3+K)R〕+(2/3-K)(B-Y)sin
ωt S′(n)2H=〔(2/3+K)(R+Y)+2(1/3-K)B〕+(2/3+K)
(R-Y)sinωt S′(n+1)2H=〔(2/3+K)(B+Y)+2(1/3-K)R〕+2/
3+K)(B-Y)sinωt 但しωは色フイルタの水平方向の繰り返し周波
数となり、輝度信号である低域成分及び色差信号
となる(R−Y)sinωt及び(B−Y)sinωtの各
系数はフイールド毎に異なり、これがフリツカー
として現われ、画質を著しく損ねる。実際には、
撮像板感光部の形状にもよるが、現状の感光部形
状および寸法では±2μ程度の位置合せ精度でも
前記フリツカーが生じる。
また、実際的な固体撮像板の1画素あたりのピ
ツチは水平方向23μm、垂直方向14μm程度であ
り、そのうち受光画素の寸法は水平方向8μm、垂
直方向7μm程度であるため、第1図に示すような
受光画素と色フイルタの関係を保つ色フイルタの
製作は容易でない。特に、色フイルタエレメント
R,B,Yの位置合せを高精度に合せる必要があ
り、前記の如きフイルタの製作は難しい。
ツチは水平方向23μm、垂直方向14μm程度であ
り、そのうち受光画素の寸法は水平方向8μm、垂
直方向7μm程度であるため、第1図に示すような
受光画素と色フイルタの関係を保つ色フイルタの
製作は容易でない。特に、色フイルタエレメント
R,B,Yの位置合せを高精度に合せる必要があ
り、前記の如きフイルタの製作は難しい。
本考案は上記点に鑑み、撮像板感光部と位置合
せが容易なモザイク状色フイルタを得るものであ
る。
せが容易なモザイク状色フイルタを得るものであ
る。
このために、本考案は、所定の低域通過特性、
高域通過特性性、または帯域消去特性をもつ分光
特性の各々異なる第1〜第4の色フイルタを一層
のフイルタ構造で構成し、第1フイールド、第2
フイールドの信号を得るための前記第1と第2の
色フイルタを交互に配した第1の色色フイルタ水
平列と、第1フイールド、第2フイールドの信号
を得るための前記第3と第4の色フイルタを交互
に配した第2の色フイルタ水平列を垂直方向に交
互に繰り返して配列し、前記第1の色フイルタ水
平列を通過する3原色の色光の和と、前記第2の
色フイルタ水平列を通過する3原色の色光の和を
各々等しくしたモザイク状色フイルタを固体撮像
板の受光画素に各々対応させて配置し、前記固体
撮像板の出力信号から高域信号を除去した信号を
輝度信号として用い、前記第1の色フイルタ水平
列から第1の色差信号を、前記第2の色フイルタ
水平列から第2の色差信号をその位相成分を等し
くして各々直接交互に得、前記輝度信号と色差信
号からフリツカーが生じないカラーテレビジヨン
信号を得るように構成したものである。
高域通過特性性、または帯域消去特性をもつ分光
特性の各々異なる第1〜第4の色フイルタを一層
のフイルタ構造で構成し、第1フイールド、第2
フイールドの信号を得るための前記第1と第2の
色フイルタを交互に配した第1の色色フイルタ水
平列と、第1フイールド、第2フイールドの信号
を得るための前記第3と第4の色フイルタを交互
に配した第2の色フイルタ水平列を垂直方向に交
互に繰り返して配列し、前記第1の色フイルタ水
平列を通過する3原色の色光の和と、前記第2の
色フイルタ水平列を通過する3原色の色光の和を
各々等しくしたモザイク状色フイルタを固体撮像
板の受光画素に各々対応させて配置し、前記固体
撮像板の出力信号から高域信号を除去した信号を
輝度信号として用い、前記第1の色フイルタ水平
列から第1の色差信号を、前記第2の色フイルタ
水平列から第2の色差信号をその位相成分を等し
くして各々直接交互に得、前記輝度信号と色差信
号からフリツカーが生じないカラーテレビジヨン
信号を得るように構成したものである。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、色差順次方式のモザイク状色フイルタ
と撮像板感光部について第6図を用いて説明す
る。第6図はモザイク状色フイルタの配列と撮像
板感光部の関係を示す一列図である。第6図にお
いて、21はモザイク状色フイルタ、22は撮像
板上に配列された感光部である。モザイク状色フ
イルタ21はそれぞれ分光特性の異なるフイルタ
イ,ロ,ハ,ニにより構成され、イとロの交互に
配されて第1の色フイルタ水平列とハとニの交互
に配された第2の色フイルタ水平列がそれぞれ交
互に繰り返して配列されている。ここでモザイク
状フイルタイ,ロ,ハ,ニは第1図に示したモザ
イク状色フイルタと同一の働きをしなければなら
ない。即ちモザイク状色フイルタイ,ロ,ハ,ニ
の各分光特性が、 (イ)=2/3R+1/3B (ロ)=2/3Y+1/3B (ハ)=2/3B+1/3R (ニ)=2/3Y+1/3R であれば第1図におけるモザイク状色フイルタ第
6図におけるモザイク状色フイルタは同一の働き
をすることになる。
る。まず、色差順次方式のモザイク状色フイルタ
と撮像板感光部について第6図を用いて説明す
る。第6図はモザイク状色フイルタの配列と撮像
板感光部の関係を示す一列図である。第6図にお
いて、21はモザイク状色フイルタ、22は撮像
板上に配列された感光部である。モザイク状色フ
イルタ21はそれぞれ分光特性の異なるフイルタ
イ,ロ,ハ,ニにより構成され、イとロの交互に
配されて第1の色フイルタ水平列とハとニの交互
に配された第2の色フイルタ水平列がそれぞれ交
互に繰り返して配列されている。ここでモザイク
状フイルタイ,ロ,ハ,ニは第1図に示したモザ
イク状色フイルタと同一の働きをしなければなら
ない。即ちモザイク状色フイルタイ,ロ,ハ,ニ
の各分光特性が、 (イ)=2/3R+1/3B (ロ)=2/3Y+1/3B (ハ)=2/3B+1/3R (ニ)=2/3Y+1/3R であれば第1図におけるモザイク状色フイルタ第
6図におけるモザイク状色フイルタは同一の働き
をすることになる。
このモザイク状色フイルタイ,ロ,ハ,ニの各
分光特性の一例を第7図A,B,C,Dにそれぞ
れ示す。
分光特性の一例を第7図A,B,C,Dにそれぞ
れ示す。
第7図から明らかなように、フイルタイは帯域
消去フイルタとローパスフイルタ、フイルタロは
ハイパスフイルタとローパスフイルタ、フイルタ
ハは帯域消去フイルタとハイパスフイルタ、フイ
ルタニはローパスフイルタとハイパスフイルタの
組み合せにより構成されている。
消去フイルタとローパスフイルタ、フイルタロは
ハイパスフイルタとローパスフイルタ、フイルタ
ハは帯域消去フイルタとハイパスフイルタ、フイ
ルタニはローパスフイルタとハイパスフイルタの
組み合せにより構成されている。
次に前記色フイルタのうち、例えば(イ)=2/3R
+1/3Bなる分光特性を有する有機フイルタ(ゼ
ラチンを色素により染色したもの)の作成方法の
一例を第8図および第9図を用いて説明する。第
8図は前記(イ)=2/3R+1/3Bなるフイルタの断
面 図である。このフイルタの作成方法は、先ずガラ
ス基板23上にR+Bの分光特性を有するマゼン
タフイルタ24を形成し、該マゼンタフイルタ2
4を保護膜25で被つた後、その上に黄色フイル
タ26を形成し、さらに該黄色フイルタ26を保
護膜27で被つた後、その上にシアンフイルタ2
8を形成し、その上に保護膜29を形成する。
一例を第8図および第9図を用いて説明する。第
8図は前記(イ)=2/3R+1/3Bなるフイルタの断
面 図である。このフイルタの作成方法は、先ずガラ
ス基板23上にR+Bの分光特性を有するマゼン
タフイルタ24を形成し、該マゼンタフイルタ2
4を保護膜25で被つた後、その上に黄色フイル
タ26を形成し、さらに該黄色フイルタ26を保
護膜27で被つた後、その上にシアンフイルタ2
8を形成し、その上に保護膜29を形成する。
ここで保護膜25,27,29は全色透過であ
る。マゼンタフイルタ24の分光特性を第9図A
に示す。また黄色フイルタ26の分光特性は黄色
のフイルタの色素の濃度を変化させると、第9図
Bに示すようなa乃至bの各分光特性を任意に得
ることができる。シアンフイルタ28の分光特性
についても同様に色素の濃度を変化させると第9
図Cに示すようなa乃至bの分光特性を任意に得
ることができる。このことは、前記黄色フイルタ
26の色素の濃度により光に含まれる青成分の透
過量を、シアンフイルタ28の色素の濃度により
赤成分の透過量をそれぞれ任意に選択できる。
る。マゼンタフイルタ24の分光特性を第9図A
に示す。また黄色フイルタ26の分光特性は黄色
のフイルタの色素の濃度を変化させると、第9図
Bに示すようなa乃至bの各分光特性を任意に得
ることができる。シアンフイルタ28の分光特性
についても同様に色素の濃度を変化させると第9
図Cに示すようなa乃至bの分光特性を任意に得
ることができる。このことは、前記黄色フイルタ
26の色素の濃度により光に含まれる青成分の透
過量を、シアンフイルタ28の色素の濃度により
赤成分の透過量をそれぞれ任意に選択できる。
従つて第8図に示したフイルタの分光特性は、
前記第9図A,B,Cに示したマゼンタ、黄色、
シアンの各フイルタの分光特性の積となるため、
黄色、シアンの各フイルタの分光特性を適当に選
択すれば(イ)=2/3R+1/3Bなる色フイルタを得
る ことができる。
前記第9図A,B,Cに示したマゼンタ、黄色、
シアンの各フイルタの分光特性の積となるため、
黄色、シアンの各フイルタの分光特性を適当に選
択すれば(イ)=2/3R+1/3Bなる色フイルタを得
る ことができる。
上述した作成例では、3種類の色フイルタを積
み重ねたが、本考案は、前記マゼンタ、黄色、シ
アンの各色素を適当に混合したもので、ゼラチン
を染色したものを用いている。従つて、この場合
には第8図のように多層とはならず、一層のフイ
ルタ構造となる。
み重ねたが、本考案は、前記マゼンタ、黄色、シ
アンの各色素を適当に混合したもので、ゼラチン
を染色したものを用いている。従つて、この場合
には第8図のように多層とはならず、一層のフイ
ルタ構造となる。
このようにして得られたモザイク状色フイルタ
と撮像板感光部を組み合せた固体撮像板によりシ
アン気味の被写体を撮像すれば、第3図に示した
模式的な撮像板出力信号となり、第4図に示した
電気的回路処理により標準カラーテレビジヨン信
号に変換できる。
と撮像板感光部を組み合せた固体撮像板によりシ
アン気味の被写体を撮像すれば、第3図に示した
模式的な撮像板出力信号となり、第4図に示した
電気的回路処理により標準カラーテレビジヨン信
号に変換できる。
また、モザイク状色フイルタと撮像板感光部の
相対関係が上方もしくは下方にKだけずれた場合
にも各水平走査における出力信号は、第1フイー
ルドの(n)″1H,(n+1)″1H、第2フイー
ルドの(n)″2H,(n+1)″2Hの各出力信号
S(n)″1H,S(n+1)″1H,S(m)″2H,S
(n+1)″2Hは S(n)″1H=2/3(R+B+Y) +2/3(R−Y)sinωt S(n+1)″2H=2/3(R+B+Y) +2/3(B−Y)sinωt S(n)″2H=2/3(R+B+Y) +2/3(R−Y)sinωt S(n+1)″2H=2/3(R+B+Y) +2/3(B−Y)sinωt 但しωは色フイルタの水平方向の繰り返し周波
数となり、輝度信号として用いる低域成分及び色
差信号として用いる2/3(R−Y)sinωt及び2/3 (B−Y)sinωtの成分は各フイールドともに等し
くなるので、フリツカーは生じない。
相対関係が上方もしくは下方にKだけずれた場合
にも各水平走査における出力信号は、第1フイー
ルドの(n)″1H,(n+1)″1H、第2フイー
ルドの(n)″2H,(n+1)″2Hの各出力信号
S(n)″1H,S(n+1)″1H,S(m)″2H,S
(n+1)″2Hは S(n)″1H=2/3(R+B+Y) +2/3(R−Y)sinωt S(n+1)″2H=2/3(R+B+Y) +2/3(B−Y)sinωt S(n)″2H=2/3(R+B+Y) +2/3(R−Y)sinωt S(n+1)″2H=2/3(R+B+Y) +2/3(B−Y)sinωt 但しωは色フイルタの水平方向の繰り返し周波
数となり、輝度信号として用いる低域成分及び色
差信号として用いる2/3(R−Y)sinωt及び2/3 (B−Y)sinωtの成分は各フイールドともに等し
くなるので、フリツカーは生じない。
本考案による構成は第1図に示したモザイク状
色フイルタと撮像板感光部の関係以外の他のモザ
イク状色フイルタと撮像板感光部による色差順次
方式の場合にも応用できる。
色フイルタと撮像板感光部の関係以外の他のモザ
イク状色フイルタと撮像板感光部による色差順次
方式の場合にも応用できる。
以上本考案によれば、モザイク状色フイルタと
撮像板感光部との位置合わせ誤差によるフリツカ
ーは生じにくいため、それらの相対的位置を高精
度に合わせる必要がなく、位置合わせが容易とな
る。またモザイク状色フイルタの構成が単純とな
る利点を有する。
撮像板感光部との位置合わせ誤差によるフリツカ
ーは生じにくいため、それらの相対的位置を高精
度に合わせる必要がなく、位置合わせが容易とな
る。またモザイク状色フイルタの構成が単純とな
る利点を有する。
第1図は先に提案された色差順次方式のモザイ
ク状色フイルタと撮像板感光部を示す説明図、第
2図は第1図の色フイルタの分光特性図、第3図
A,Bは色差順次方式における撮像板出力信号の
模式図、第4図は信号処理のブロツク図、第5図
はモザイク状色フイルタと撮像板感光部の位置関
係が第1図に示した場合に比べてKだけずれた場
合の説明図、第6図は本考案を説明するための色
差順次方式のモザイク状色フイルタと撮像板感光
部を示す説明図、第7図A〜Dは第6図の各色フ
イルタの分光特性図、第8図は該色フイルタの一
例を示す断面図、第9図A〜Cは該色フイルタの
各層の分光特性図である。 21……モザイク状色フイルタ、22……撮像
板感光部、24……マゼンタフイルタ、26……
黄色フイルタ、28……シアンフイルタ。
ク状色フイルタと撮像板感光部を示す説明図、第
2図は第1図の色フイルタの分光特性図、第3図
A,Bは色差順次方式における撮像板出力信号の
模式図、第4図は信号処理のブロツク図、第5図
はモザイク状色フイルタと撮像板感光部の位置関
係が第1図に示した場合に比べてKだけずれた場
合の説明図、第6図は本考案を説明するための色
差順次方式のモザイク状色フイルタと撮像板感光
部を示す説明図、第7図A〜Dは第6図の各色フ
イルタの分光特性図、第8図は該色フイルタの一
例を示す断面図、第9図A〜Cは該色フイルタの
各層の分光特性図である。 21……モザイク状色フイルタ、22……撮像
板感光部、24……マゼンタフイルタ、26……
黄色フイルタ、28……シアンフイルタ。
Claims (1)
- 所定の低域通過特性、高域通過特性、または帯
域消去特性をもつ分光特性の各々異なる第1〜第
4の色フイルタを一層のフイルタ構造で構成し、
第1フイールド、第2フイードルの信号を得るた
めの前記第1と第2の色フイルタを交互に配した
第1の色フイルタ水平列と、第1フイールド、第
2フイールドの信号を得るための前記第3と第4
の色フイルタを交互に配した第2の色フイルタ水
平列を垂直方向に交互に繰り返して配列し、前記
第1の色フイルタ水平列を通過する3原色の色光
の和と、前記第2の色フイルタ水平列を通過する
3原色の色光の和を各々等しくしたモザイク状色
フイルタを固体撮像板の受光画素に各々対応させ
て配置し、前記固体撮像板の出力信号から高域信
号を除去した信号を輝度信号として用い、前記第
1の色フイルタ水平列から第1の色差信号を、前
記第2の色フイルタ水平列から第2の色差信号を
その位相成分を等しくして各々直接交互に得、前
記輝度信号と色差信号からフリツカーが生じない
カラーテレビジヨン信号を得ることを特徴とした
カラー固体撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979081151U JPH0127340Y2 (ja) | 1979-06-13 | 1979-06-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979081151U JPH0127340Y2 (ja) | 1979-06-13 | 1979-06-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56176U JPS56176U (ja) | 1981-01-06 |
JPH0127340Y2 true JPH0127340Y2 (ja) | 1989-08-15 |
Family
ID=29314458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979081151U Expired JPH0127340Y2 (ja) | 1979-06-13 | 1979-06-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0127340Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-06-13 JP JP1979081151U patent/JPH0127340Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56176U (ja) | 1981-01-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4121244A (en) | Solid state color imaging apparatus | |
US4016598A (en) | Solid state camera having plural image sensors | |
US3784734A (en) | Color image pickup device | |
JPS6359587B2 (ja) | ||
JPH0628450B2 (ja) | 固体撮像装置 | |
US4630106A (en) | Color solid-state imager with color filter having an overlapping segmented filter arrangement | |
EP0164255B1 (en) | Solid-state color imaging apparatus | |
US5168350A (en) | Solid-state color imaging apparatus | |
JPH0127340Y2 (ja) | ||
CA1087294A (en) | Color encoding camera utilizing comb filtering for color signal separation | |
JPH0316837B2 (ja) | ||
US4200884A (en) | Signal processing system for a solid state television camera | |
JPS62190993A (ja) | 固体撮像装置 | |
JPH0142192B2 (ja) | ||
JPS6019718B2 (ja) | カラ−固体撮像装置 | |
JPH0712218B2 (ja) | カラ−固体撮像装置 | |
JPH0156593B2 (ja) | ||
JPS623977Y2 (ja) | ||
JPS60142690A (ja) | カラ−固体撮像装置 | |
JPS58182978A (ja) | カラ−固体撮像装置 | |
JPS63226188A (ja) | 固体撮像装置 | |
JPH0324839B2 (ja) | ||
JPH0640670B2 (ja) | 固体撮像装置 | |
JP2655436B2 (ja) | カラー固体撮像装置 | |
JPS61127290A (ja) | 単板式カラ−撮像装置 |