JPH01272802A

JPH01272802A - 使い捨ておむつ

Info

Publication number: JPH01272802A
Application number: JP63102950A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Kono; 正河野
Original assignee: Koyo Corp
Current assignee: Koyo Corp
Priority date: 1988-04-26
Filing date: 1988-04-26
Publication date: 1989-10-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉この発明は使い捨ておむつに関する。

〈従来の技術〉使い捨ておむつは透水性の表面シートと、非透水性のバ
ックシートから成る本体と、該シートの間に挟まれて配
設された吸収体から構成されている。この吸収体の容積
により、おむつの吸収量が決定される。おむつの吸収力
は装着時に股間の位置にくる所謂股間部において大きな
ものを要求され、この股間部における吸収力を確保する
ために。

従来の使い捨ておむつにおいては股間部を幅広に４５成
していた。

〈発明が解決しようとする課題〉しかし、このように股間部を幅広に構成すると、装着時
の密着性やフィツト感が悪化するばかりか。

逆に漏れを助長する結果になる欠点があった。即ち、股
間部を幅広にすると、股間に袋状の空間を形成し人体と
おむつとの間に隙間が生じて横漏れが生ずる欠点があっ
た。

また、従来の構成では一旦股間部の吸収体に吸収された
水分が体圧等によりおむつ本体の全部または後部に移動
し、おむつの表面シートとバックシートの間から漏れ出
すという欠点もあり、前記した横漏れと共に漏れの２人
原囚になっていた。

本発明は上記した従来の問題点を解決することを目的と
する。

〈発明の概要〉」−記した「１的を達成するために本発明の使い捨てお
むつは、対象部位に覆設される本体と、該本体の中央部
に設けられた中央吸収部と、該中央吸収部の両側に設け
られた伸縮部と、該伸縮部の更に両側に設けられた外側
吸収部とを備えたことを基本的な特徴とするものである
。また更に、該本体が透水性の表面シートと不透水性の
バックシートから成り、前記中央吸収部と伸縮部と外側
吸収部とをその間に挟持し、該表面シートとバックシー
トを緑部において密閉したことを特徴とするものである
。

〈実施例〉以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

本体１は透水性の不織布からなる表面シート１０と、ポ
リエチレンフィルムからなる非透水性のバックシート１
１を２枚合わせにして構成されており、この表面シート
１０とバックシート１１との間に中央吸収部２、伸縮部
３、外側吸収部４等が形成されている。本体１は装着時
に後ろ側になる後部Ａと、股間及び太股の位置にくる中
間部Ｂと、前側にくる前部Ｃに区分され、この実施例で
は更に中間部Ｂと後部Ａの間及び中間部Ｂと前部Ｃの間
に延長部りを形成している。中間部Ｂは後部Ａ、前部Ｃ
及び延長部りよりも幅が狭く構成されている。

中央吸収部２は中間部Ｂのほぼ中央に位置し、その両端
が若干後部Ａ、前部Ｃに突出している。

この中央吸収部２は従来のおむつの股間部に相当する部
分であり、その幅ＷＯは人体との適合性だけを考慮して
決定すれば良＜、１００−３００＋ｍ程度の範囲であれ
ばよい、また、大人用のおむつの場合１２０−１８０＋
＋ｎにするのが股間への適合の点から望ましい。

中央吸収部２の両脇には伸縮部３が形成されている。こ
の伸縮部３はバックシート１１に固着された３ストラン
ドのエラスティックから構成されており、装着時に太股
の付は根にフィツトし、中央吸収部２を股間に密接させ
るように構成されている。伸縮部３のストライドは１−
５本が適当である。またこの伸縮部３の幅Ｗ４は５−３
０　ｍが好ましい。伸縮部３が有効に働くためには、少
なくともその＠Ｗ４と同じ幅だけ中央吸収部２及び吸収
部４から離れていることが望ましく、そのため切欠部３
０の幅Ｗ３は伸縮部３の幅Ｗ４に応じて１５−９０ｍｍ
とするのが好ましい、また伸縮部３の長さは伸びた状態
で１００−以上が必要であるが、この実施例では中間部
Ｂから延長部り、　Ｄにまで延出するように形成されて
いる。

この伸縮部３の外側に更に外側吸収部４が形成されてお
り、装着時にこの外側吸収部４が太股に密着するように
なっている。この外側吸収部４は斜線で示すように延長
部り、Ｄまで延出して設けられており、そこで外側吸収
部４，４′を構成している。

外側吸収部４の幅Ｗ１は大きいほど吸収力は増加し、２
０−２００ｍの値とすれば良いが、第５図に示すように
８０ｍ以上としても、その吸収量の伸びは少なくなる。

従ってこの幅Ｗ１は４０乃至１００ｍとするのが望まし
い。外側吸収部４は図示するように後部Ａ側に向けて若
干幅広になっており、この実施例では約４度の角度で広
がっている。Ｗｌの数値は外側吸収部４の最も狭い処の
値である。延長部りにおける外側吸収部４′の幅Ｗ２は
Ｗｌの最低２倍が必要であり、Ｗｌの増減に応じて変え
ば良いが、好ましくは８０−２００田である。この実施
例では延長部りと後部Ａを同幅としている。

また、更に外側吸収部４及び中央吸収部２に連続して後
部吸収部５が後部Ａに形成され、また前部吸収部６が前
部Ｃに形成されている。

第２図に示すように外側吸収部４、後部′吸収部５、前
部吸収部６は一体に形成さオＣた綿状パルプ９から構成
されている。また、この綿状パルプ９は肉圧部２０を有
しており、これが中央吸収部２の下７１を構成している
。中央吸収部２は該肉圧部２ｏの上に形成された超吸収
性ポリマ層２１と更にその上に装着された綿状パルプ２
２と該綿状パルプ２２を包む包合紙２３とから構成され
ている。

また、綿状パルプ９には切欠部３０を形成し厚さのある
綿状パルプ９によりその伸縮性を阻害しないようになっ
ている。この切欠部３０は中央吸収部２の両脇に中央吸
収部２と同じ長さに形成されている。

本体１は綿状パルプ９の周囲に表面シート１０とバック
シート１１だけからなるサイドフラップ１４を形成して
おり、その外周囲において表面シート１０とバックシー
ト１１を密着させ、密閉緑部１３を形成している。この
密閉緑部１３により、表面シート１０とバックシート１
１の間からの漏れを防止することが可能になる。

また、本体１の後部Ａの両脇にはサイドテープ１２ａ、
ｂが設けられており、後部Ａと前部Ｃを止めるようにな
っている。また延長部りにもサイドテープ１２ｃが設け
られており、前部Ｃ側の延長部りと締結し、太股に外側
吸収部４を密着させるように構成されている。また、後
部Ａの上辺にはウェストギヤザー１５が設けられており
、胴体部を締めるようになっている。

第３図と第４図に装着状態を示す。図示するように後部
Ａと前部Ｃがサイドテープ１２ａ、ｂにより止められ、
また延長部りがサイドテープ１２Ｃにより太股部に止め
られる。この調整はサイドテープ１２ｃにより簡単に行
えるから、太股に外側吸収部４を密着させることが出来
る。また、太股の付は根は伸縮部３により締められ、更
に中央吸収部２の幅は人体に適合するサイズとすること
が出来るから、装着性がきわめてよく５人体にぴったり
と密着し、違和感がない。また従来の様に人体との間に
隙間を生ずることがないから、横漏れ等が生じない。更
に太股には外側吸収部４が密着するため、漏れが生じた
としてもここで吸収される。即ち、中央吸収部２で吸収
されなかった水分は体圧等により後部吸収部５、前部吸
収部６に移行するが、この移行水分は外側吸収部４によ
り確実に吸収される。また本体１は密閉緑部１３を有し
ているため、表面シート１０とバックシート１１の隙間
から漏れが生ずることもない。

第６図に示す実施例では上記構成に加えて、中間部Ｂの
サイドフラップ１４部分にウレタンテープからなる太股
部ギヤザー１６を装着し、伸縮部３により太股の付は根
を締めると共にこの太股部ギヤザー１６により太股の下
方を締めて、装着感を向上させると共に漏れ防止効果の
向上を図っている。

また第７図示す実施例は上方及び下方に向けて伸縮部３
’　、３’　がその間隔を広げるように構成されており
、太股への密着度を高めた構成になっている。綿状パル
プ９に設けられた切欠部３０′も当然に間隔を広げる構
成になっている。なお、第７図において他の構成は第１
図と同じであるため、符号等は省略する６また上記構成
は大人用及び千人用のおむつのどちらにも適用可能であ
る。

［実験例］実寸人体模型に床法調整装置及び人工排出装置斤を装着
し、漏れプレート上に連結した電気的な水分感応センサ
を装着して、人工尿を床法１５ｍ１／ｓｅｃの速度で放
尿し、上部位と横臥位での漏れを測定した。使用したお
むつは第１図、第６図、第７図に示す構成のものとし、
比較として従来のものについても実験を行った。その結
果を下掲表に示す。この表から明らかなように本発明の
おむつは従来のものに比べて約２倍の吸収量があり、漏
れが大幅に低下していることが分かる。

〈発明の効果〉以上説明したように本発明の使い捨て゛おむつは、対象
部位に覆設される本体と、該本体の中央部に設けられた
中央吸収部と、該中央吸収部の両側に設けられた伸縮部
と、該伸縮部の更に両側に設けられた外側吸収部とを備
えているため、外側吸収部により吸収部の容積を増加さ
せることができ。

また中央吸収部から漏れてきた水分をここで吸収するこ
とが可能になる。その結果中央吸収部の幅を人体に適合
させたものとすることが可能になり、装着性及び密着性
を向上させ得ることが出来、装着感の向上と漏れ防止効
果の向上を更に図ることが出来る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す平面図、第２図はその
斜視図、第３図は装着状態を示す立体図、第４図はその
縦断面図、第５図はＷｌと吸収量の関係を示すグラフ、
第６図は他の実施例を示す平面図、第７図は更に他の実
施例を示す平面図である。１：本体、２：中央吸収部、３：伸縮部、４：外側吸収
部、５：後部吸収部、６：前部吸収部、９：綿状パルプ
、１０：表面シート、１１：バックシートバックシート
、１２：サイドテープ、１３：密閉緑部、１４：サイド
フラップ、１５：ウェストギヤザー、１６：太股部ギヤ
ザー、２ｏ：肉圧部、２１：超吸収性ポリマ屑、２２：
綿状パルプ、２３：包合紙、３０：切欠部。特許出開人　株式会社　　光　洋代理人　　　　　弁理士　高　橋　清　外１名第６図第７図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）対象部位に覆設される本体と、該本体の中央部に設けられた中央吸収部と、該中央吸収
部の両側に設けられた伸縮部と、該伸縮部の更に外側に
設けられた外側吸収部と。を備えたことを特徴とする使
い捨ておむつ。
（２）本体が透水性の表面シートと不透水性のバックシ
ートから成り、前記中央吸収部と伸縮部と外側吸収部と
をその間に挟持し、該表面シートとバックシートを緑部
において密閉した特許請求の範囲第１項に記載の使い捨
ておむつ。
（３）中央吸収部の両側に設けられた一対の伸縮部がそ
の中央部から両端に向けて次第に離間するように形成さ
れた特許請求の範囲第１項または第２項に記載の使い捨
ておむつ。
（４）伸縮部の外側の本体緑部に更に第２の伸縮部を形
成した特許請求の範囲第１項または第２項または第３項
に記載の使い捨ておむつ。