JPH01272548A - ピルビン酸の分離方法 - Google Patents

ピルビン酸の分離方法

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JPH01272548A
JPH01272548A JP10021388A JP10021388A JPH01272548A JP H01272548 A JPH01272548 A JP H01272548A JP 10021388 A JP10021388 A JP 10021388A JP 10021388 A JP10021388 A JP 10021388A JP H01272548 A JPH01272548 A JP H01272548A
Authority
JP
Japan
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pyruvic acid
isopropyl acetate
aqueous solution
solution containing
separating
Prior art date
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Pending
Application number
JP10021388A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ono
博司 小野
Yoshihiro Fujita
藤田 義博
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ピルビン酸の分離方法に関する。ピルビン酸
は各種の医薬品またはアミノ酸の製造原料として有用な
化合物である。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題)ピル
ビン酸の工業的製法は多数知られている。
例えば、特開昭54−138514号や特開昭55−3
3418号等では、乳酸を白金、パラジウムまたはこれ
らの金属を鉛、錫、テルル、インジウムもしくはビスマ
ス等の金属によって修飾した触媒を用いて酸素含有ガス
によって酸化してピルビン酸を得る方法が示されている
。また、特開昭52−39624号や特開昭54−21
982号、特開昭54−76523号、特開昭54−1
22222号、特開昭61−41503号等では、ピル
ビン酸のメチルまたはエチルエステルを気相において、
恨、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、ロジ
ウムまたはルテニウム等を触媒として用いて酸化または
脱水素するによって対応するピルビン酸エステルが得ら
れることが示されている。一方、特開昭49−3031
5号では、プロピレングリコールを白金族元素を触媒と
して分子状酸素で酸化することにより乳酸及びピルビン
酸が生成することが示されている。さらにこのほか、特
開昭54−39016号や特開昭54−76524号で
は、ヒドロキシアセトンを白金、パラジウム、ルテニウ
ム、ロジウムまたはレニウムを触媒として含酸素ガスで
酸化することによってピルビン酸が生成することが示さ
れている。しかし、これらの製造方法において、生成す
るピルビン酸はいずれもピルビン酸ナトリウム等の塩の
形か、またはピルビン酸メチルまたはピルビン酸エチル
等のエステルの形で得られ、ピルビン酸を得るためには
更にアルカリ金属の除去、または加水分解後アルコール
の除去を行ない、次いで水分を除去することが必要であ
る。この、水分の除去は、通常は、例えば、減圧蒸留等
の手段によって行われるが、ピルビン酸は熱的に不安定
な化合物であるために、操作は低温・高真空下において
行うことが必要で、工業的にはコストのかかる方法とな
っている。更に、この工程において各種の不純物が生成
し、高純度のピルビン酸を得ることが困難であるという
問題も有している。これを回避子るための方法として、
ピルビン酸を水溶液から低沸点溶媒を用いて抽出し、次
いで、該低沸点溶媒を蒸留によって除去する方法が有利
であるが、ピルビン酸は水への溶解性が極めて高く、通
常の溶媒では抽出が困難であり、且つ、抽出に比較的有
利なエステル類、例えば酢酸エチル等は、抽出操作中に
ピルビン酸とエステル交換したり、加水分解されたりす
る問題を有し、抽出による高純度のピルビン酸の経済的
な取得は、従来困難とされていた。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、このピルビン酸の抽出による分離方法に
ついて詳細な検討を行ってきたところ、酢酸イソプロピ
ルがピルビン酸の抽出能力および安定性の面で優れてお
り、効率的にピルビン酸を抽出できる上に、得られたピ
ルビン酸の品質が優れていることを見い出し、本発明を
完成させるに至った。
即ち、本発明は、ピルビン酸を含有する水溶液から抽出
によりピルビン酸を分離するにあたり、抽出溶媒として
酢酸イソプロピルを用いることを特徴とするピルビン酸
の分離方法である。
本発明の方法において用いる酢酸イソプロピルは、試薬
または工業薬品として入手しうる品質のもので充分目的
を達することができる。
本発明の方法において、抽出操作は通常10〜80°C
1好ましくは15〜45°Cで行われる。
また、本発明の方法において用いる酢酸イソプロピルの
量は、抽出操作におけるピルビン酸の濃度や抽出率によ
っても異なるが、通常、ピルビン酸を含む溶液中の水に
対して0. 1〜50倍の容量が好ましく、特に0.5
〜5倍が好ましい。
一方、抽出後のピルビン酸を含む酢酸イソプロピル溶液
からのピルビン酸の分離・回収は、常圧下またはより好
ましくは50〜700mm)Ig程度の若干の減圧下に
おいて酢酸イソプロピルを蒸溜・分離することによって
容易に達成される。この時の操作温度は通常は10〜8
0°c1特に15〜45゛Cが好ましい。
本発明の方法は、回分操作または連続操作のいずれの操
作方法でも行なうことが可能であり、特に、これらの操
作を多段で行えば、更に抽出効率は高くなる。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明の方法を更に具体的に説明
する。
実施例 l 乳M1モル(90g)に水酸化ナトリウム1モル(40
g)および水1500gを加え、白金3wt%及び硝酸
鉛5wt%を担持した活性炭粉末25gの存在下、45
“Cにおいて空気酸化を行ってピルビン酸ナトリウム1
00gを含むピルビン酸ナトリウム水溶液約1600g
を得た。
次に、この水溶液から触媒を濾別してから液温を10’
Cに保ちなから5規定硫酸200m1を加えてピルビン
酸ナトリウムを中和し、ピルビン酸と硫酸ナトリウムを
含有する水溶液を得た。
ここへ酢酸イソプロピル1700gを加えて充分撹拌後
水層と酢酸イソプロピル層とを分離しピルビン酸を抽出
した。
この抽出操作を同じ<1700gの酢酸イソプロピルを
用いて更に2回繰り返し、ピルビン酸を含む酢酸イソプ
ロピル溶液約5100gを得た。
次いで、該酢酸イソプロピル溶液を75ma+Hgの減
圧下、25°Cにおいて庫留して酢酸イソプロピルを除
去し、水分を含有しないピルビン酸46gを得た。
得られたピルビン酸は無色・透明であり、ガスクロマト
グラフによる分析の結果、ピルビン酸としての純度は9
9.5重量%であった。また、このピルビン酸中には抽
出溶媒として用いた酢酸イソプロピルに由来する不純物
は全く検出されなかった。
比較g41 実施例1の方法において、酢酸不2ノプロピルの代わり
に酢酸エチルを用いた以外は同様の操作を行ない、純度
97.8%のピルビン酸34gを得た。得られたピルビ
ン酸中には、約1.2wt%のピルビン酸エチルが存在
していることがガスクロマトグラフによる分析によって
確認された。
(発明の効果) 本発明の方法により、ピルビン酸を含有する溶液から効
率よくピルビン酸を分離・取得することができる。特に
、本発明の方法によれば、実施例1に示されるように、
簡単な操作で、99.5重量%という純度の高いピルビ
ン酸を得ることが可能となる。また、本発明の方法によ
れば、得られたピルビン酸中の不純物が少なく、精製工
程の負荷やピルビン酸の損失も少ない、同様に抽出溶媒
として用いた酢酸イソプロピルに由来する不純物は全く
検出されない。
特許出願人  三井東圧化学株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ピルビン酸を含有する水溶液から抽出によりピルビ
    ン酸を分離するにあたり、抽出溶媒として酢酸イソプロ
    ピルを用いることを特徴とするピルビン酸の分離方法。
JP10021388A 1988-04-25 1988-04-25 ピルビン酸の分離方法 Pending JPH01272548A (ja)

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JPH01272548A true JPH01272548A (ja) 1989-10-31

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