JPH01272215A - くし形フィルタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主としてビデオテープレコーダ・カラーテレ
ビジョン受像機・ビデオカメラ等の映像機器に使用され
るくし形フィルタに関するものである。

〔従来の技術〕

従来、この種のくし形フィルタは、例えば第４図に示す
ように、超音波遅延媒体（２■）に不要反射吸収材（２
２）と人出実用の圧電変換素子（２３）とを取付けると
共に、各圧電変換素子（２３）にリード線（２４）を接
続したフィルタ主体（２５）、このフィルタＬ体（２５
）を外部衝撃から保護する緩衝材（２Ｂ）、フィルタ主
体（２５）を収納するケース（２７）および、端子ピン
（２８）が圧入された端子板（２Ｂ）を備え、手作業に
よりフィルタＦ七体（２５）と緩衝材（２６）とを重ね
合わせて＆Ｊ　ｒ板（２９）に組込んだ後、各リード線
（２４）の先端部と各端−ｒピン（２８）の屈曲接合端
部（２８ａ）とを接続し、史に、インピーダンス素子と
してのディスクリートの抵抗体（３０）を端子板（２９
）に挿入すると共に前記端子ピン（２８）と接続した後
、フィルタ主体（２５）、緩衝材（２６）等が組込まれ
た端子板（２９）にケース（２７）を被せて組Ｘ７．ら
れたものであった。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記のような従来構成では、インピーダ
ンス素子として、既製のディスクリートの抵抗体（３０
）、つまり抵抗値が一定ランクに設定されているものを
使用することになるため、各くし形フィルタについて最
適なくし減衰量となる抵抗値を得ることができず、この
ためくし減衰量が浅くなるという問題点があった。

また、組立後、超音波遅延媒体（２１）が緩衝材（２Ｇ
）等から受ける圧力によって特性変化を生じても、抵抗
体（３０）の抵抗値を変えることができないので、くし
減衰ばが浅くなるような特性変化を生じたときは、これ
を調整する対策が見当たらないという問題点もあった。

本発明は、このような従来の問題点を解決するためにな
されたもので、インピーダンス素子として、角チップ抵
抗を採用すると共に、この角チップ抵抗の組込後、クシ
減衰量が最大となるように前記角チップ抵抗をレーザト
リミングできるようにしたくし形フィルタを提供するこ
とを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために本発明は、片面に第１〜第３
の配線パターンを有し、かつ前記第１と第２の配線パタ
ーン間に角孔を有するプリント基板と、前記角孔に抵抗
体部が他面に位置するように取付けた角チップ抵抗と、
前記プリント基板上に設置された固体の超音波遅延媒体
と、この超音波ｉｉ！媒体の超音波伝播に面にＪｆＥ（
αな少なくとも〜平面に形成された下地電極と、この下
地電極−にに設置された第１および第２の圧電変換素ｒ
と、これら第１および第２の圧電変換素ｒ・上に形成さ
れた第１および第２の入出力電極と、前記第１の入出力
電極と前記第１の配線パターンとを接続する第１のリー
ド線と、前記第２の入出力電極と前記第２の配線パター
ンとを接続する第２のリード線と、前記下地電極と前記
第３の配線パターンとを接続する第３のリード線と、第
１〜第３の配線パターンの下面部にそれぞれ第１〜第３
の端子とを備え、これら各端子が突出する状態で前記プ
リント基板に収納ケースを係ｌＦさせた後、前記角チッ
プ抵抗の抵抗体部をくし減衰量が最大となるようにレー
ザトリミングしてなる構成に特徴を有するものである。

〔作　　　用〕

本発明は上記構成により、プリント基板の角孔に取付け
られた角チップ抵抗の抵抗体部を、前記基板の他面から
レーザトリミングすることによりくし減衰量が最大とな
るように抵抗値を設定することができ、フィルタ性能を
格段に向上させることができる。

また、＜シ減衰量の調整をレーザトリミングにより容易
に行うことができる１−１その調整作業を製品フィルタ
の組）ｙ完γ後、分解することなく完成品の状態から、
いつでも実施することができ、作業性を著しく向１・、
させることができる。

〔実　施　例〕

以ド、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。

第１図〜第３図において、（１）はフィルタ主体で、前
記従来例と同様に、固体の超音波遅延媒体（２）の超音
波伝播主面（２ａ）上に不要反射吸収材（３）と第１、
第２の圧電変換素子（４ａ）（４ｂ）とを取付けたもの
である。より詳しくは前記超音波遅延媒体（２）は長方
形の−・隅を斜めに切欠いた五角形吠を呈しており、前
記超音波伝播主面（２ａ）に垂直な平面、この実施例で
は傾斜側面（２ｂ）に下地電極（５）を設けると共に、
このド地電極（５）」−に前記第１、第２の圧電変換素
子（４ａ）（４ｂ）が設置され、これら圧電変換素子（
４ａ）（４ｂ）の表面には第１、第２の入出力電極（８
ａ）（６ｂ）が形成されている。

（７）はプリント基板で、一方の主表面に第１〜第３の
配線パターン（８ａ）〜（８Ｃ）を形成し、このうち第
１、第２の配線パターン（８ａＨ８ｂ）間に亙る適宜位
置に角孔（９）を穿設したもので、前記各配線パターン
（８ａ）〜（８Ｃ）のド端面はそれぞれ、基板（７）の
側辺から突出して設けられた第１〜第３の端ｊ’（１０
ａ）　〜（１０ｃ）に接続されている。

また、前記角孔（９）には角チップ抵抗（璽２）をその
抵抗体部（１２ａ）がプリント基板（７）の他面から外
側に露出するように嵌め込んだ後、プリント基板（７）
上にフィルタ主体（＋）の超音波遅延媒体（２）を重ね
合わせ状に設置し、前記第１の圧電変換素ｒ（４ａ）の
入出力電極（６ａ）とプリント基板（７）の第１の配線
パターン（８ａ）とを第１のリード線（Ｉ　ｌａ）によ
り、また、第２の入出力電極（６ｂ）と第２の配線パタ
ーン（８ｂ）とを第２のリード線（ｌｌｂ）により、川
に、ド地電極（５）と第３の配線パターン（８Ｃ）とを
第３のリード線（Ｉｌｃ）によりそれぞれ接続するもの
である。

このようにしてＪＥいに対応する各部が接続されたフィ
ルタＬ体（＋）およびプリント基板（７）には、収納ケ
ース（１３）が被せられて組立が完ｒする。

すなわち、この収納ケース（！３）には開放面側対向辺
部に係１１・、用フック（１３ａ）が形成され、これら
のフック（１３ａ）をプリント基板（７）の対向辺に係
１１・、させることにより、前記各端子（ｌｅａ）　〜
（１０ｃ）が収納ケース（１３）から突出する状態で−
・体内に結合される。この組立状態において、プリント
基板（７）の角孔（９）から外部に露出した角チップ抵
抗（１２）の抵抗体部（１２ａ）を図外のレーザにより
くし減衰量が最大となるように第２図の矢印（Ａ）方向
にトリミングして完成品となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明のくし形フィルタによるとき
は、プリント基板に角孔を設けて、この角孔から角チッ
プ抵抗の抵抗体部が露出するようにしであるので、組〜
ｒ、後において、角チップ抵抗の抵抗体部を極めて容易
にレーザトリミングすることができ、これによって各製
品毎にくし減１２量が最大となるように角チップ抵抗の
抵抗値を設定することができ、高性能な（し形フィルタ
を提供できるに至ったものである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の実施例を示しており、第１図
は分解斜視図、第２図は組翫χ状態の斜視図、第３図は
要部断面図である。第４図は従来例を示す分解斜視図で
ある。 （２）・・・超音波遅延媒体、（２ａ）・・・超音波伝
播主面、（２ｂ）・・・超音波伝播主面に垂直な平面、
（４ａ）・・・第１の圧電変換素子、（４ｂ）・・・第
２の圧電変換素子、（５）・・・下地電極、（６ａ）・
・・第１の入出力電極、（Ｇｂ）・・・第２の入出力電
極、（７）・・・プリント基板、（８ａ）・・・第１の
配線パターン、（８ｂ）・・・第２の配線パターン、（
８ｃ）・・・第３の配線パターン、（９）・・・角孔、
（１０ａ）・・・第１の端子、（＋ｏｂ）・・・第２の
端子、（１０ｃ）・・・第３の端子−，（Ｉｌａ）　・
・・第１のリード線、（Ｉｌｂ）　−・・第２のリード
線、（Ｉｌｃ）・・・第３のリード線、（１２）・・・
角チップ抵抗、（１２ａ）・・・抵抗体部、（１３）・
・・収納ケース。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 片面に第１〜第３の配線パターンを有し、かつ前記第１
   と第２の配線パターン間に角孔を有するプリント基板と
   、前記角孔に抵抗体部が他面に位置するように取付けた
   角チップ抵抗と、前記プリント基板上に設置された固体
   の超音波遅延媒体と、この超音波遅延媒体の超音波伝播
   主面に垂直な少なくとも一平面に形成された下地電極と
   、この下地電極上に設置された第１および第２の圧電変
   換素子と、これら第１および第２の圧電変換素子上に形
   成された第１および第２の入出力電極と、前記第１の入
   出力電極と前記第１の配線パターンとを接続する第１の
   リード線と、前記第２の入出力電極と前記第２の配線パ
   ターンとを接続する第２のリード線と、前記下地電極と
   前記第３の配線パターンとを接続する第３のリード線と
   、第１〜第３の配線パターンの下面部にそれぞれ第１〜
   第３の端子とを備え、これら各端子が突出する状態で前
   記プリント基板に収納ケースを係止させた後、前記角チ
   ップ抵抗の抵抗体部をくし減衰量が最大となるようにレ
   ーザトリミングしてなるくし形フィルタ。