JPH01271148A - 旋回交換式主軸を有する工作機械のプログラム座標系自動切換方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、工作機域が有する複数の主軸を旋回させて任
意の主軸に交換したときのプログラム座標系の自動切換
方法に関する。

（従来の技術） 第１図は、２つの主軸を有する工作機械の旋回主軸部の
一例を示す側面図であり、第１主軸１及び第２主ｆｌｉ
１２を軸支し、図示矢印方向に旋回自在となるように主
軸台３に装着された主軸ヘッド４を有し、第１主＠１を
第２主＠２に代えて使用する場合には、主軸ヘッド４を
図示矢印方向に旋回させて第２主軸２を図示されている
第１主＠１の位置に移動させる。そして、加工の際に使
用するプログラム座標系が１つ記憶されているので、そ
のプログラム座標系を用いて第１主軸１及び第２主袖２
に装着されるワークを加工する。

（発明が解決しようとする課題） 上述した工作機械の第１主軸１及び第２主軸２に同一形
状のチャックを装着しても、チャック相互の寸法誤差や
工作機械自体の組立時の誤差等により、第４図（Ａ）に
示すように第１主軸１と第２主軸２との間で誤差ａが発
生してしまう。このような誤差ａが生じた状態で同一形
状のワークを加工しようとしても、第１主軸ｌと第２主
軸２とは共通のプログラム座標系を使用しているため、
同図（Ａ）に示すように同一形状に加工することができ
ないという欠点があった。また、仮に上述した誤差ａが
生じないとした場合でも、第４図（Ｂ）に示すように多
生！Ｔｉｌ１１１及び２に異なる種類のチャックを装着
して加工する場合があり、そのときはＺ軸方向における
加工原点の差すを考慮した加ニブログラムを作成する必
要があった。また、プログラム原点を補正して実質２つ
のプログラム座標系を用いる事も可能であるが、充分な
精度を確保することができないという問題があった。

本発明は上述のような事情からなされたものであり、本
発明の目的は、各主軸間において誤差が生じていたり、
加工原点が異なる場合でも、各主軸に適切なプログラム
座標系を自動的に切換えることができる旋回交換式主軸
を有する工作機械のプログラム座標系自動切換方法を提
供することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明↓よ、工作機械が有する複数の主軸を旋回させて
任意の前記主軸に交換したときのプログラム座標系の切
換方法に関するものであり、本発明の上記目的は、前記
工作機械からの前記主軸の情報に基づいて加工可能な位
置にある主軸を判定し、予め記憶されている前記主軸毎
のプログラム座標データの中から前記判定した主軸に該
当するプログラム座標データを読出し、読出したプログ
ラム座標データを元にプログラム座標系を切換える全動
作を自動で行なうようにすることによって達成される。

（作用） 本発明の旋回交換式主軸を有する工作機械のプログラム
座標系自動切換方法は、主軸毎のプログラム座標系を記
憶して生釉交換の度にプログラム座標系を自動で切換え
ているので、各主軸で個別の加工を行なうことができ、
また同一加工を行なった場合に同一の精度の加工品を得
ることができるものである。

（実施例） 第２図は、本発明の旋回交換式主軸を有する工作機械の
プログラム座標系自動切換方法を実現する制御装置の一
例を示すブロック図であり、主軸台３内に組込まれ、加
工可能な位置にある主軸の種類を判別する第１主軸・第
２主軸判別用センサ１１と、このセンサ１１からの主軸
情報ＰＡを読込む入力部１２と、この入力部１２からデ
ータバス１３を介して入力される主軸情報ＰＡを解析し
て現在加工可能な位置にある主軸が第１主軸１であるか
第２主軸２であるかを判定する主軸判定部１４とを有し
ている。さらに、操作ｉ１５からの第１主軸用プログラ
ム座標データＤＣ１及び第２主軸用プログラム座標デー
タＤＣ２をそれぞれ記憶している第１主軸用プログラム
座標系記憶部１６及び第２主軸用プログラム座標系記憶
部１７と、主軸判定部１４からの判定結果ＪＲを元に第
１主軸用プログラム座標系記憶部１６又は第２主軸用プ
ログラム座標系記憶部１７からプログラム座標データＤ
ＣＩ又はＤＣ２を転送してプログラム座標系を切換え、
操作盤１５の表示を、切換えたプログラム座標系ｐｃに
変更する座標切換制御部１８とで構成されている。

このような構成において、その動作例を第３図のフロー
チャートで説明すると、第１主軸・第２主軸判別用セン
サ１１からの主軸情報Ｐ＾を入力部１２に入力する（ス
テップＳｌ）。そして、主軸判定部１４で、入力部１１
からの主軸情報ＰＡ４元にして現在加工可能な位置にあ
る主軸が第１主釉１であるか第２主軸２であるかを判定
する（ステップＳ２）。

そして、現在加工可能な位置にある主軸が第１主！Ｔｄ
ｌ　ｌの場合には、座標切換制御部１８で、第１主軸用
プログラム座標系記憶部１６から第１主軸用プログラム
座標データＤＣＩを転送しくステップＳ３）、また、現
在加工可能な位置にある主軸が第２主釉２の場合には、
座標切換制御部１８で、第２主軸用プログラム座標系記
憶部１７から第２主軸用プログラム座標データＤＣ２を
転送する（ステップＳ４）。

そして、第１主軸用プログラム座標データＤＣＩ又は第
２主軸用プログラム座標データＤＣ２を元にプログラム
座標系ＰＣを切換え（ステップＳ５）、操作盤１５の表
示を、切換えたプログラム座標系ＰＣに変更して（ステ
ップＳ６）、全ての処理を終了する。

なお、上述した実施例においては２つの主軸を有する工
作機械のプログラム座標系自動切換方法について説明し
たが、任意の複数の主軸を有する工作機械であっても同
様に行なうことが可能である。

（発明の効果） 以上のように本発明の旋回交換式主軸を有する工作機械
のプログラム座標系自動切換方法によれば、それぞれの
主軸に対応したプログラム座標系が自動的に切換えられ
るので、主軸交換による加工時間が短縮され、大幅なコ
スト低減を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、２つの主軸を有する工作機械の旋回主軸部の
一例を示す側面図、第２図は本発明の旋回交換式主軸を
有する工作機械のプログラム座標系自動切換方法を実現
する制御装置の一例を示すブロック図、第３図はその動
作例を説明するフローヂャート、第４図（＾）　、　（
Ｂ）　はそれぞれ旋回交換式主軸を有する工作機械の問
題点を説明するための主軸部の側面図である。 １・・・第１主軸、２・・・第２主軸、３・・・主軸台
、４・・・主軸ヘッド、１１・・・第１主釉・第２主軸
判別用センサ、１２・・・入力部、１３・・・データバ
ス、１４・・・主軸判定部、１５・・・操作部、１６・
・・第１主軸用プログラム座標系記憶部、１７・・・第
２主軸用プログラム座標系記憶部、１８・・・座標切換
制御部。 出願人代理人　　安　形　雄　三

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、工作機械が有する複数の主軸を旋回させて任意の前
   記主軸に交換したときのプログラム座標系の切換方法に
   おいて、前記工作機械からの前記主軸の情報に基づいて
   加工可能な位置にある主軸を判定し、予め記憶されてい
   る前記主軸毎のプログラム座標データの中から前記判定
   した主軸に該当するプログラム座標データを読出し、読
   出したプログラム座標データを元にプログラム座標系を
   切換える全動作を自動で行なうようにしたことを特徴と
   する旋回交換式主軸を有する工作機械のプログラム座標
   系の自動切換方法。