JPH0127039Y2 - - Google Patents

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JPH0127039Y2
JPH0127039Y2 JP473285U JP473285U JPH0127039Y2 JP H0127039 Y2 JPH0127039 Y2 JP H0127039Y2 JP 473285 U JP473285 U JP 473285U JP 473285 U JP473285 U JP 473285U JP H0127039 Y2 JPH0127039 Y2 JP H0127039Y2
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JP
Japan
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refractory
shelf material
slit
shelf
cracks
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JP473285U
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JPS61123397U (ja
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  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は加熱炉に使用する板状の耐火物製棚材
の熱衝撃性を向上させた耐火物製棚材の構造に関
するものである。
(従来の技術) 従来、板状の耐火物製棚材の熱衝撃性を向上さ
せるために耐火物製棚材の板面に切込みを設けた
り、さらにその切込みから落下する異物を防除す
るために切込みに耐火物を充填したものが知られ
ているが(実開昭49−46044、実開昭51−71848、
実開昭51−127948、実開昭53−142547)、これら
のものは棚材の表裏に貫通した切込みから異物が
落下したり、切込みに充填した耐火物と耐火物製
棚材との熱膨脹率の差、再加熱膨脹収縮率の差な
どにより間隙ができたり、押割つたりする問題点
があるほか、なお耐熱衝撃性の点で満足できない
ものであつた。
(本考案の解決しようとする課題) 本考案は上記の欠点をなくすためになされたも
ので、異物が通過するような幅のある切り込みが
耐火物製棚材の表裏両面間で貫通することをなく
し、耐火物製棚材の表裏両面または一方の面に設
けられた切込みから異物が下方に落下することが
ないようにし、従つて切込みに耐火物を充填する
必要は全くなく、そのうえ特に棚材の表裏両面に
貫通していない切込みの場合よりも耐熱衝撃性に
優れた棚材を得ることを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案の耐火物製棚材は、加熱炉に使用する板
状の耐火物製棚材の内部に、この耐火物製棚材の
一辺から向かい合う他辺に向けて他辺に達しない
長さの細隙が設けられ、この細隙から耐火物製棚
材の少なくとも一方の板表面に至るヒビわれが形
成されていることを特徴とするものである。
なお以上の細隙の断面形状は直方形のものに限
らず円形、楕円形、多角形などの任意の形状のも
のを用いることができる。
上記のようなヒビわれを耐火物製棚材に形成す
るには、例えば細隙が現われている耐火物製棚材
の一辺から細隙入口と棚材の板表面との間にノミ
状の工具を当てがい、軽い衝撃を与えることによ
りヒビわれを細隙に沿つて進行させる方法を取る
ことができる。この場合、検査用ハンマーで打音
を聴くとヒビわれの進行位置を知ることができ
る。また耐火物製棚材を加熱した後に水で濡らし
た布や刷毛で細隙の上部をなぞることにより局部
的な熱衝撃を与え、細隙の長さに対応する位置ま
でヒビわれを形成することもできる。
(作用) 本考案の耐火物製棚材は、板状の耐火物製棚材
の内部に一辺から他辺に達しない長さの細隙が設
けられ、この細隙から耐火物製棚材の少なくとも
一方の板表面に至るヒビわれを生じさせているか
ら、この細隙とヒビわれの作用により、碍子、衛
生陶器、食器、タイル、電子工業用等のセラミツ
ク体の焼成の際に焼成の昇温速度が1時間あたり
400℃を越すような過酷な条件に曝らされても内
部応力が緩和され、耐火物製棚材は耐スポーリン
グ性が向上し亀裂が生じ難く耐用命数が長大とな
る。
そしてこのような作用を有するうえ、この細隙
が棚材の上下面に通じていないから、細隙から棚
材の下面に異物が落下することもない。しかも従
来の棚板においては細隙上に被焼成物を載置する
と焼成の際に被焼成物に変形を生ずる原因となる
のが普通であるが、本考案の耐火物製棚材におい
ては細隙は棚材板面上に通じていないのであるか
ら、棚材表面は実質的に平滑で、被焼成物を載置
して被焼成物を変形させることなく焼成できる。
一方細隙が上下面に通じていないものは内部応力
の緩和が十分でないが、本考案の耐火物製棚材に
おいては、この細隙からヒビわれを生じさせ棚材
の他の面にまで通じさせ内部応力の緩和を計つて
あるから、耐スポーリング性において細隙が上下
面に通じているものと同等の効果があり、しかも
棚材を構成する耐火物素材の粒子形状に従つた離
間部分を有することになるので、応力分布に無理
がなくなり、そのうえ離間部分の形状が相互に一
致しているので、離間部分の一方に重荷が掛かつ
たとしても他方がその荷重を分担することになつ
て、棚材の強度が保持されることになる。
さらに細隙の断面形状を棚材の種々の用途に応
じて最も適したものに選ぶことができるから、棚
材の耐スポーリング性をより高いものとすること
が容易である。
(実施例) 400mm×350mm×10mmの寸法で材質が炭化ケイ素
を主成分とする棚材で、第1図に示すように、板
状の耐火物製棚材の両板面から1mmづつ内部に入
つた位置に断面形状が縦8mm横2.5mmの長方形で
その長さが220mmの細隙が等間隔に、棚材の一片
の長さが400mmの長手の緑辺から他の緑辺に平行
に穿設され、この細隙から耐火物製棚材の両方の
板表面に致るヒビわれを生じさせたものを製作
し、この表面に厚さ0.5mmのアルミナ質のコーテ
イング層を設けたものを用いてタイルを焼成した
ところ、この棚材は90回以上の焼成に繰り返し使
用しても破損はなく、多段の棚に組み立て使用し
ても下の段のタイルに異物の落下はなかつた。
(考案の効果) 本考案の耐火物製棚材は、板状の耐火物製棚材
の内部に他辺に達しない長さの細隙が穿設され、
この細隙から耐火物製棚材の少なくとも一方の板
表面に到るヒビわれを生じさせたものであるた
め、耐スポーリング性即ち耐熱衝撃性が良好で、
しかも細隙の両側で分離しているものと異なり、
ヒビわれの結合によりある程度の重荷に耐してこ
たえるため耐用命数が長く、しかも細隙を通して
下に異物が落下することが全くなく、従来細隙の
寸法形状、細隙への充填物の充填方法などにのみ
とらわれていたものを打破した画期的なもので、
本考案は産業の発達に寄与するところ極めて大な
るものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図
はその細隙の関係位置を示す一部断面図である。 1:棚材、2:細隙、3:ヒビわれ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱炉に使用する板状の耐火物製棚材の内部
    に、この耐火物製棚材の一辺から向かい合う他辺
    に向けて他辺に達しない長さの細隙が設けられ、
    この細隙から耐火物製棚材の少なくとも一方の板
    表面に至るヒビわれが形成されていることを特徴
    とする耐火物製棚材。
JP473285U 1985-01-17 1985-01-17 Expired JPH0127039Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP473285U JPH0127039Y2 (ja) 1985-01-17 1985-01-17

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JP473285U JPH0127039Y2 (ja) 1985-01-17 1985-01-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61123397U JPS61123397U (ja) 1986-08-04
JPH0127039Y2 true JPH0127039Y2 (ja) 1989-08-11

Family

ID=30480584

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JP473285U Expired JPH0127039Y2 (ja) 1985-01-17 1985-01-17

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JPS61123397U (ja) 1986-08-04

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