JPH0127038Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0127038Y2 JPH0127038Y2 JP8581883U JP8581883U JPH0127038Y2 JP H0127038 Y2 JPH0127038 Y2 JP H0127038Y2 JP 8581883 U JP8581883 U JP 8581883U JP 8581883 U JP8581883 U JP 8581883U JP H0127038 Y2 JPH0127038 Y2 JP H0127038Y2
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- Japan
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- furnace
- core tube
- reaction
- shaft
- heat
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- Expired
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 14
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 3
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 24
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- 239000000571 coke Substances 0.000 description 4
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Landscapes
- Blast Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は高炉、直接還元炉などのシヤフト炉内
の反応をシミユレートできる試験装置に関するも
のである。
の反応をシミユレートできる試験装置に関するも
のである。
代表的なシヤフト炉である高炉のシヤフト部に
おいては、炉頂から装入された鉱石やコークスは
下部から上昇してくる高温の還元ガスにより加熱
されると共に、鉱石は還元作用を、コークスはガ
ス化作用を受ける。
おいては、炉頂から装入された鉱石やコークスは
下部から上昇してくる高温の還元ガスにより加熱
されると共に、鉱石は還元作用を、コークスはガ
ス化作用を受ける。
高炉シヤフト内の炉高方向の温度分布は炉体か
らの放熱が比較的小さいため、ガスと原料の熱交
換と、反応熱を伴なう鉱石の還元反応と、コーク
スのガス化反応の結果として決る。また高炉シヤ
フト内のガス組成分布は鉱石の還元反応とコーク
スのガス化反応によつて変化する。このように炉
内の温度分布とガス組成分布は炉内の反応の結果
として決るので、事実上高炉の操業条件が決れ
ば、高炉シヤフトの温度分布とガス組成分布も決
つてくるという性格を有する。
らの放熱が比較的小さいため、ガスと原料の熱交
換と、反応熱を伴なう鉱石の還元反応と、コーク
スのガス化反応の結果として決る。また高炉シヤ
フト内のガス組成分布は鉱石の還元反応とコーク
スのガス化反応によつて変化する。このように炉
内の温度分布とガス組成分布は炉内の反応の結果
として決るので、事実上高炉の操業条件が決れ
ば、高炉シヤフトの温度分布とガス組成分布も決
つてくるという性格を有する。
高炉シヤフトの炉内反応状況を解明すること
は、高炉の成績向上と装入原料の改善などのため
不可欠であるため、炉内反応状況を試験装置によ
つて再現し、炉内反応を研究する試みは多いが、
そのほとんどは、反応の結果として決るべき炉内
温度分布とガス組成分布を外部からパラメータと
して与えており、炉内反応をシミユレートしたと
は云い難い。唯一の例外はいわゆるボリス炉であ
る。
は、高炉の成績向上と装入原料の改善などのため
不可欠であるため、炉内反応状況を試験装置によ
つて再現し、炉内反応を研究する試みは多いが、
そのほとんどは、反応の結果として決るべき炉内
温度分布とガス組成分布を外部からパラメータと
して与えており、炉内反応をシミユレートしたと
は云い難い。唯一の例外はいわゆるボリス炉であ
る。
ボリス炉は装入物を移動させるかわりに、電気
加熱炉を移動させることにより向流移動層を再現
するという優れた発想の試験装置であるが、これ
も炉内温度分布は電気加熱炉により外部から与え
ており、シヤフト炉の炉内反応シミユレーターと
しては完全とは云い難い点がある。試験装置はそ
の宿命として容量が小さいため装置からの放熱が
大きい。このため高炉シヤフト内の熱的状態を再
現することができず、やむを得ず電気炉などで外
部から加熱し、温度分布を与えている。
加熱炉を移動させることにより向流移動層を再現
するという優れた発想の試験装置であるが、これ
も炉内温度分布は電気加熱炉により外部から与え
ており、シヤフト炉の炉内反応シミユレーターと
しては完全とは云い難い点がある。試験装置はそ
の宿命として容量が小さいため装置からの放熱が
大きい。このため高炉シヤフト内の熱的状態を再
現することができず、やむを得ず電気炉などで外
部から加熱し、温度分布を与えている。
本考案はこのような問題点を解決し、炉内温度
分布とガス組成分布が炉内反応の結果として決
り、炉内反応状況を忠実にシミユレートできる先
述のボリス炉に代る試験装置を提供するものであ
る。即ち本考案の要旨は供試原料を充填するため
の炉芯管と、炉芯管にガスを導入するための手段
と、炉芯管の一部を包囲し移動自在に設けられた
加熱炉からなる試験装置において、加熱炉のガス
下流側に炉芯管の一部を包囲する保熱炉を移動自
在に設けたことを特徴とするシヤフト炉内反応試
験装置である。
分布とガス組成分布が炉内反応の結果として決
り、炉内反応状況を忠実にシミユレートできる先
述のボリス炉に代る試験装置を提供するものであ
る。即ち本考案の要旨は供試原料を充填するため
の炉芯管と、炉芯管にガスを導入するための手段
と、炉芯管の一部を包囲し移動自在に設けられた
加熱炉からなる試験装置において、加熱炉のガス
下流側に炉芯管の一部を包囲する保熱炉を移動自
在に設けたことを特徴とするシヤフト炉内反応試
験装置である。
以下にその1実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図はシヤフト炉内反応試験装置の1例を示
す。炉芯管1の中に鉱石、コークスなどの原料2
を充填し、還元ガス3を炉芯管1の上部から流
す。還元ガス3は加熱炉4によつて加熱されたの
ち、加熱炉下部の原料2を熱交換により加熱する
とともに還元し、ガス自身の温度は低下したの
ち、炉芯管1の下部より反応後ガス5として排出
される。本考案の特徴はこのような試験装置の加
熱炉4のガス下流側に保熱炉6を設けた点にあ
る。
す。炉芯管1の中に鉱石、コークスなどの原料2
を充填し、還元ガス3を炉芯管1の上部から流
す。還元ガス3は加熱炉4によつて加熱されたの
ち、加熱炉下部の原料2を熱交換により加熱する
とともに還元し、ガス自身の温度は低下したの
ち、炉芯管1の下部より反応後ガス5として排出
される。本考案の特徴はこのような試験装置の加
熱炉4のガス下流側に保熱炉6を設けた点にあ
る。
保熱炉6は、炉芯管1の内部の還元ガス3およ
び原料2が有する熱の炉芯管1の外壁面方向への
放散量を減少する役割を持つた炉である。このよ
うに保熱炉を設けておいて、加熱炉4と保熱炉6
を下部へ移動することにより、炉芯管内に向流移
動層の状態を再現する。保熱炉6は炉芯管1の外
壁面方向への放熱を減少させるために、炉芯管1
の管内温度を炉芯管の外側管壁温度とほゞ等しい
温度あるいは一定の温度差を持つた温度に維持加
熱する炉であり、1例を第2図に示す。
び原料2が有する熱の炉芯管1の外壁面方向への
放散量を減少する役割を持つた炉である。このよ
うに保熱炉を設けておいて、加熱炉4と保熱炉6
を下部へ移動することにより、炉芯管内に向流移
動層の状態を再現する。保熱炉6は炉芯管1の外
壁面方向への放熱を減少させるために、炉芯管1
の管内温度を炉芯管の外側管壁温度とほゞ等しい
温度あるいは一定の温度差を持つた温度に維持加
熱する炉であり、1例を第2図に示す。
第2図は複数の保熱炉6のうちの1個について
の片側断面を示す。原料2を充填した炉芯管1の
外側管壁の温度を、温度計7によつて測定すると
ともに、炉芯管1の内側の管壁のまわりに巻いた
熱遮蔽板8の内側の温度を、温度計9(温度計9
は保熱炉6と同一速度で移動させ、温度計9と温
度計7の相対する位置を変えないようにする)に
よつて測定し、温度計7と温度計9の温度差をな
くすか、一定の温度差になるよう制御器10、電
力供給器11を通じてヒーター12の加熱を制御
する。このように保熱炉を設け、炉芯管外側壁面
の温度をコントロールすることにより、炉芯管1
の内側から炉芯管の外壁面方向へ放出される熱を
減少させることができる。
の片側断面を示す。原料2を充填した炉芯管1の
外側管壁の温度を、温度計7によつて測定すると
ともに、炉芯管1の内側の管壁のまわりに巻いた
熱遮蔽板8の内側の温度を、温度計9(温度計9
は保熱炉6と同一速度で移動させ、温度計9と温
度計7の相対する位置を変えないようにする)に
よつて測定し、温度計7と温度計9の温度差をな
くすか、一定の温度差になるよう制御器10、電
力供給器11を通じてヒーター12の加熱を制御
する。このように保熱炉を設け、炉芯管外側壁面
の温度をコントロールすることにより、炉芯管1
の内側から炉芯管の外壁面方向へ放出される熱を
減少させることができる。
ここで炉芯管1の内側管壁のまわりに巻いた熱
遮蔽板8は、炉芯管内の原料2および還元ガスが
有する熱の炉芯管の外壁面方向への放熱を防止す
るとともに、炉芯管の加熱を保熱炉6によつて行
わせるための熱の境界線の役割を持つ。
遮蔽板8は、炉芯管内の原料2および還元ガスが
有する熱の炉芯管の外壁面方向への放熱を防止す
るとともに、炉芯管の加熱を保熱炉6によつて行
わせるための熱の境界線の役割を持つ。
なお第1図は本考案の1実施例にすぎず、加熱
炉4を複数としたり、加熱炉4と保熱炉6を1体
の炉に組み込んだり、あるいは独立の炉として分
離したりしてもよく、また還元ガス3の流通方向
と加熱炉4および保熱炉6の移動方向を第1図と
逆にしたり、あるいは縦方向の装置を横方向に変
えるなどをしてもよく、いずれにしても保熱炉を
加熱炉のガス下流側に設けることにより、第1図
と同様の効果が得られるのは勿論である。さらに
保熱炉6の形式も第2図の例にとどまらず、その
他の方式によつて炉芯管1の内側の熱が外壁面方
向へ放熱されるのを小さくするよう保熱炉によつ
て熱補償できる形式であればよい。
炉4を複数としたり、加熱炉4と保熱炉6を1体
の炉に組み込んだり、あるいは独立の炉として分
離したりしてもよく、また還元ガス3の流通方向
と加熱炉4および保熱炉6の移動方向を第1図と
逆にしたり、あるいは縦方向の装置を横方向に変
えるなどをしてもよく、いずれにしても保熱炉を
加熱炉のガス下流側に設けることにより、第1図
と同様の効果が得られるのは勿論である。さらに
保熱炉6の形式も第2図の例にとどまらず、その
他の方式によつて炉芯管1の内側の熱が外壁面方
向へ放熱されるのを小さくするよう保熱炉によつ
て熱補償できる形式であればよい。
以上のように本考案のシヤフト炉内反応試験装
置においては、第1図の炉芯管1の内部から外壁
方向への放熱が小さくなるので、高炉シヤフトと
同様に炉芯管内の温度分布は、還元ガス3と原料
2との熱交換と原料2と還元ガス3との反応熱に
よつて決り、またガス組成分布も還元ガス3と原
料2との反応の結果決るので、炉内反応試験装置
に必要な機能を完全に具備し、忠実に炉内反応を
シミユレートできる。
置においては、第1図の炉芯管1の内部から外壁
方向への放熱が小さくなるので、高炉シヤフトと
同様に炉芯管内の温度分布は、還元ガス3と原料
2との熱交換と原料2と還元ガス3との反応熱に
よつて決り、またガス組成分布も還元ガス3と原
料2との反応の結果決るので、炉内反応試験装置
に必要な機能を完全に具備し、忠実に炉内反応を
シミユレートできる。
なおこれまでの説明は代表的なシヤフト炉であ
る高炉のシヤフト部について行なつてきたが、高
炉のシヤフト部と炉内反応原理を同じくするシヤ
フト炉、つまりガスと原料が向流移動し、炉内反
応としてガスと原料間の熱交換反応と化学反応を
含むシヤフト炉、例えば直接還元シヤフト炉や石
灰石焼成シヤフト炉などに対しても本考案は適用
できる。
る高炉のシヤフト部について行なつてきたが、高
炉のシヤフト部と炉内反応原理を同じくするシヤ
フト炉、つまりガスと原料が向流移動し、炉内反
応としてガスと原料間の熱交換反応と化学反応を
含むシヤフト炉、例えば直接還元シヤフト炉や石
灰石焼成シヤフト炉などに対しても本考案は適用
できる。
第1図は本考案の実施例の概略説明図、第2図
は保熱炉の実施例を示す説明図である。 1:炉芯管、2:原料、3:還元ガス、4:加
熱炉、5:反応後ガス、6:保熱炉、7,9:温
度計、8:遮蔽板、10:制御器、11:電力供
給器、12:ヒーター。
は保熱炉の実施例を示す説明図である。 1:炉芯管、2:原料、3:還元ガス、4:加
熱炉、5:反応後ガス、6:保熱炉、7,9:温
度計、8:遮蔽板、10:制御器、11:電力供
給器、12:ヒーター。
Claims (1)
- 供試原料を充填するための炉芯管と、炉芯管に
ガスを導入するための手段と、炉芯管の一部を包
囲し移動自在に設けられた加熱炉からなる試験装
置において、加熱炉のガス下流側に炉芯管の一部
を包囲する保熱炉を移動自在に設けたことを特徴
とするシヤフト炉内反応試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8581883U JPS59191597U (ja) | 1983-06-07 | 1983-06-07 | シヤフト炉内反応試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8581883U JPS59191597U (ja) | 1983-06-07 | 1983-06-07 | シヤフト炉内反応試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59191597U JPS59191597U (ja) | 1984-12-19 |
JPH0127038Y2 true JPH0127038Y2 (ja) | 1989-08-11 |
Family
ID=30215776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8581883U Granted JPS59191597U (ja) | 1983-06-07 | 1983-06-07 | シヤフト炉内反応試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59191597U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5444604B2 (ja) * | 2007-10-12 | 2014-03-19 | 住友金属鉱山株式会社 | 酸化物粉末の製造方法、酸化イリジウム粉の製造方法 |
-
1983
- 1983-06-07 JP JP8581883U patent/JPS59191597U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59191597U (ja) | 1984-12-19 |
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