JPH0356250Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0356250Y2 JPH0356250Y2 JP1986202765U JP20276586U JPH0356250Y2 JP H0356250 Y2 JPH0356250 Y2 JP H0356250Y2 JP 1986202765 U JP1986202765 U JP 1986202765U JP 20276586 U JP20276586 U JP 20276586U JP H0356250 Y2 JPH0356250 Y2 JP H0356250Y2
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- reaction raw
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- Expired
Links
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Landscapes
- Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［技術分野］
この考案は反応原料の予熱器を内蔵した固定床
触媒反応器に関するものであつて、さらに詳しく
は断熱型反応器の固定触媒床のほぼ中央部に、反
応原料を反応温度に予熱するための加熱器を嵌め
込んだ反応器の構造に係る。
触媒反応器に関するものであつて、さらに詳しく
は断熱型反応器の固定触媒床のほぼ中央部に、反
応原料を反応温度に予熱するための加熱器を嵌め
込んだ反応器の構造に係る。
［従来技術］
炭化水素の脱硫乃至は水性ガスのシフト反応を
実施する場合、従来は固定床触媒反応器とは個別
に設けられて外部導管によつて前記反応器と接続
されている予熱器に於いて、反応原料を反応に必
要な温度にまで加熱し、加熱された反応原料を外
部導管にて固定床触媒反応器に導き、所望の反応
を行なわせるのが通例である。しかし、この方式
では予熱器にて加熱された反応原料が、外部導管
を通過する過程で熱を奪われるため、反応器の触
媒床温度を反応開始温度まで上昇させるには、か
なりの長時間を必要とする。そして、外部導管で
の放熱を補うために、予熱器での反応原料の加熱
温度を高めることは、反応原料を加熱する結果に
なるので、反応原料の一部が反応器で熱分解し、
触媒への炭素析出を招く不都合がある。従つて、
反応原料の加熱を避け、短時間で反応器を所望の
温度に加熱するには、反応原料とは別に比較的高
温度のイナートガスを反応器に循環しなければな
らない。
実施する場合、従来は固定床触媒反応器とは個別
に設けられて外部導管によつて前記反応器と接続
されている予熱器に於いて、反応原料を反応に必
要な温度にまで加熱し、加熱された反応原料を外
部導管にて固定床触媒反応器に導き、所望の反応
を行なわせるのが通例である。しかし、この方式
では予熱器にて加熱された反応原料が、外部導管
を通過する過程で熱を奪われるため、反応器の触
媒床温度を反応開始温度まで上昇させるには、か
なりの長時間を必要とする。そして、外部導管で
の放熱を補うために、予熱器での反応原料の加熱
温度を高めることは、反応原料を加熱する結果に
なるので、反応原料の一部が反応器で熱分解し、
触媒への炭素析出を招く不都合がある。従つて、
反応原料の加熱を避け、短時間で反応器を所望の
温度に加熱するには、反応原料とは別に比較的高
温度のイナートガスを反応器に循環しなければな
らない。
［目的］
この考案は反応原料の予熱器と固定床触媒反応
器とを一体化して、予熱された反応原料を固定床
触媒反応器に導くための外部導管を不要ならしめ
ることにより、外部導管での放熱を心配する必要
がなく、またイナートガスを循環する必要もない
反応器を提供する。
器とを一体化して、予熱された反応原料を固定床
触媒反応器に導くための外部導管を不要ならしめ
ることにより、外部導管での放熱を心配する必要
がなく、またイナートガスを循環する必要もない
反応器を提供する。
［構成］
この考案に係る反応器は、上面に開閉可能な蓋
部を有する触媒を収容する容器内に、その軸線に
沿つて延び、下部に反応原料供給部を有し、頂部
が器内で開口する反応原料供給用内管を設け、前
記容器の内壁と反応原料供給用内管の外壁とで区
切られる環状空〓部の反応原料供給部より上部に
触媒床をその下部並びに反応原料供給用内管内に
伝熱媒体を充填し、かつ、上記触媒床の上部と上
記容器との間に空間を設け、反応原料供給用内管
内に電気ヒーター又はスチームヒーターを挿設
し、外容器下端に反応生成物出口を設けてなる予
熱器内蔵型固定床触媒反応器にある。
部を有する触媒を収容する容器内に、その軸線に
沿つて延び、下部に反応原料供給部を有し、頂部
が器内で開口する反応原料供給用内管を設け、前
記容器の内壁と反応原料供給用内管の外壁とで区
切られる環状空〓部の反応原料供給部より上部に
触媒床をその下部並びに反応原料供給用内管内に
伝熱媒体を充填し、かつ、上記触媒床の上部と上
記容器との間に空間を設け、反応原料供給用内管
内に電気ヒーター又はスチームヒーターを挿設
し、外容器下端に反応生成物出口を設けてなる予
熱器内蔵型固定床触媒反応器にある。
以下添付図面に沿つて、本考案に係る予熱器内
蔵型固定床触媒反応器の一実施例を説明する。第
１図に於いて、固体触媒を収容できる容器１内に
は、当該容器内で開口する反応原料供給用内管２
が設けられる。この内管２は容器１の底部からそ
の軸線に沿つて上方に延びており、図示の実施例
では側管３が内管２に接続されて反応原料は側管
３から内管２に導入される。
蔵型固定床触媒反応器の一実施例を説明する。第
１図に於いて、固体触媒を収容できる容器１内に
は、当該容器内で開口する反応原料供給用内管２
が設けられる。この内管２は容器１の底部からそ
の軸線に沿つて上方に延びており、図示の実施例
では側管３が内管２に接続されて反応原料は側管
３から内管２に導入される。
容器１の内壁と、内管２の外壁との間の環状空
〓部には、固体触媒が充填されて固定触媒床４が
形成される。図示の如く、容器の側壁に管３を貫
通させ、前記環状空〓部の下方域にセラミツクボ
ールなどを充填して、この充填床５に側管３を埋
没させ、セラミツクボール充填床５の上に前記の
固定触媒床４を形成する。
〓部には、固体触媒が充填されて固定触媒床４が
形成される。図示の如く、容器の側壁に管３を貫
通させ、前記環状空〓部の下方域にセラミツクボ
ールなどを充填して、この充填床５に側管３を埋
没させ、セラミツクボール充填床５の上に前記の
固定触媒床４を形成する。
反応原料供給用内管２には、その内部にほぼ全
長に渡つて電熱ヒーター６などの加熱手段が挿設
されが、この加熱手段はセラミツクボールのよう
に科学的に不活性な伝熱媒体と共に、内管２内に
挿設する。電熱ヒーターに代えてスチームヒータ
ーを加熱手段に使用することもできる。
長に渡つて電熱ヒーター６などの加熱手段が挿設
されが、この加熱手段はセラミツクボールのよう
に科学的に不活性な伝熱媒体と共に、内管２内に
挿設する。電熱ヒーターに代えてスチームヒータ
ーを加熱手段に使用することもできる。
図中、Ｍは容器１の開閉可能な蓋部、例えばマ
ンホールを、Ｂは電熱ヒーター６の台座を、Ｔは
温度計をそれぞれ示し、７は容器の側壁に設けら
れた反応生成物出口を示す。
ンホールを、Ｂは電熱ヒーター６の台座を、Ｔは
温度計をそれぞれ示し、７は容器の側壁に設けら
れた反応生成物出口を示す。
上記のような構成の反応器に於いては、側管３
から内管２に導入された反応原料は、内管を上昇
する過程で、電熱ヒーターにより所望の温度に加
熱されて固定触媒床４に供給され、触媒床と接触
しながら固定床４内を下降して反応生成物に転化
する。この反応生成物は次いでセラミツクボール
充填床５に移行し、出口７から反応器外に排出さ
れる。
から内管２に導入された反応原料は、内管を上昇
する過程で、電熱ヒーターにより所望の温度に加
熱されて固定触媒床４に供給され、触媒床と接触
しながら固定床４内を下降して反応生成物に転化
する。この反応生成物は次いでセラミツクボール
充填床５に移行し、出口７から反応器外に排出さ
れる。
［効果］
本考案の反応器によれば、反応原料の予熱帯域
と反応帯域が一体化されているため、加熱手段で
所望温度に予熱された反応原料を、事実上その予
熱温度のまま反応帯域に供給することができる、
また、反応原料が内管の開口部より容器内上部の
空間に放出されるため反応原料が均一に分散され
触媒床を通過でき、その接触を良好にする。更
に、反応原料供給用内管並びに反応容器内の触媒
床の下部に伝熱媒体が充填されているから、反応
原料を均一な流体温度と高い熱効率により予熱さ
れる。従つて、予熱帯域と反応帯域を個別に設け
た従来の反応器に比較して、反応帯域を短時間で
反応開始温度に加熱することができる。また、予
熱帯域と反応帯域との間の熱放散がなくなるの
で、省エネを図ることができる。
と反応帯域が一体化されているため、加熱手段で
所望温度に予熱された反応原料を、事実上その予
熱温度のまま反応帯域に供給することができる、
また、反応原料が内管の開口部より容器内上部の
空間に放出されるため反応原料が均一に分散され
触媒床を通過でき、その接触を良好にする。更
に、反応原料供給用内管並びに反応容器内の触媒
床の下部に伝熱媒体が充填されているから、反応
原料を均一な流体温度と高い熱効率により予熱さ
れる。従つて、予熱帯域と反応帯域を個別に設け
た従来の反応器に比較して、反応帯域を短時間で
反応開始温度に加熱することができる。また、予
熱帯域と反応帯域との間の熱放散がなくなるの
で、省エネを図ることができる。
第１図はこの考案の一実施例を示す予熱器内蔵
型固定床触媒反応器の断面図である。 １……容器、２……反応原料供給用内管、３…
…反応原料導入側管、４……触媒固定床、５……
セラミツクボール充填床、６……電熱ヒーター、
７……反応生成物出口、Ｍ……マンホール、Ｂ…
…電熱ヒーター台座、Ｔ……温度計。
型固定床触媒反応器の断面図である。 １……容器、２……反応原料供給用内管、３…
…反応原料導入側管、４……触媒固定床、５……
セラミツクボール充填床、６……電熱ヒーター、
７……反応生成物出口、Ｍ……マンホール、Ｂ…
…電熱ヒーター台座、Ｔ……温度計。
Claims (1)
- 上面に開閉可能な蓋部を有する触媒を収容する
容器内に、その軸線に沿つて延び、下部に反応原
料供給部を有し、頂部が器内で開口する反応原料
供給用内管を設け、前記容器の内壁と反応原料供
給用内管の外壁とで区切られる環状空〓部の反応
原料供給部より上部に触媒床をその下部並びに反
応原料供給用内管内に伝熱媒体を充填し、かつ、
上記触媒床の上部と上記容器との間に空間を設
け、反応原料供給用内管内に電気ヒーター又はス
チームヒーターを挿設し、外容器下端に反応生成
物出口を設けてなる予熱器内蔵型固定床触媒反応
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986202765U JPH0356250Y2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986202765U JPH0356250Y2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63107728U JPS63107728U (ja) | 1988-07-12 |
| JPH0356250Y2 true JPH0356250Y2 (ja) | 1991-12-17 |
Family
ID=31167455
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986202765U Expired JPH0356250Y2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0356250Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4545852B2 (ja) * | 1999-09-30 | 2010-09-15 | 日本エア・リキード株式会社 | 排ガス処理装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57206899A (en) * | 1981-06-15 | 1982-12-18 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Catalyst oxidation reaction tower in tritium removal facility |
-
1986
- 1986-12-27 JP JP1986202765U patent/JPH0356250Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57206899A (en) * | 1981-06-15 | 1982-12-18 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Catalyst oxidation reaction tower in tritium removal facility |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63107728U (ja) | 1988-07-12 |
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