JPH0126819B2 - - Google Patents
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- JPH0126819B2 JPH0126819B2 JP22796283A JP22796283A JPH0126819B2 JP H0126819 B2 JPH0126819 B2 JP H0126819B2 JP 22796283 A JP22796283 A JP 22796283A JP 22796283 A JP22796283 A JP 22796283A JP H0126819 B2 JPH0126819 B2 JP H0126819B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- machining
- tool holder
- workpiece
- tool
- cutting tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Links
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 33
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 31
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 38
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000003908 quality control method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q17/00—Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools
- B23Q17/22—Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring existing or desired position of tool or work
- B23Q17/2233—Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring existing or desired position of tool or work for adjusting the tool relative to the workpiece
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の技術分野
本発明は、金属加工機械に関し、特に刃具位置
を高精度のもとに検出するための装置に係る。
を高精度のもとに検出するための装置に係る。
従来技術
機械加工の多様化に対応するために、マシニン
グセンター型の工作機械が広く用いられている。
このような工作機械は、被加工物つまりワークに
対する加工深さを一定にするために、加工送り装
置との関連で位置検出手段を備えている。しか
し、従来の位置検出手段は、一般にスピンドル先
端の刃具よりも遠い位置、通常、スピンドルの後
端側に設けられている。このため、位置検出の精
度は、ワーク、スピンドルおよびスピンドル送り
用のボールねじおよび機械本体などの熱変形の影
響を受けるほか、スピンドルと工具ホルダーとの
間のテーパーチヤツク部分のはまり合いのばらつ
きの影響を受ける。この結果、正確な加工深さの
切削加工が困難である。例えばワークのボーリン
グ加工位置が重ならない場合には、両者の加工が
同時に進められるから、加工深さは、同じに設定
できる。しかし、ボーリング加工位置が互いに偏
心しており、その一部で重なる場合には、それら
は、同時に加工できず、したがつて2工程にわた
つて行われることになる。その場合、加工機械や
ワークの熱変形が前後の加工工程で変化するた
め、加工深さがほとんど同一にならず、重なり合
う部分で段差が生じる。
グセンター型の工作機械が広く用いられている。
このような工作機械は、被加工物つまりワークに
対する加工深さを一定にするために、加工送り装
置との関連で位置検出手段を備えている。しか
し、従来の位置検出手段は、一般にスピンドル先
端の刃具よりも遠い位置、通常、スピンドルの後
端側に設けられている。このため、位置検出の精
度は、ワーク、スピンドルおよびスピンドル送り
用のボールねじおよび機械本体などの熱変形の影
響を受けるほか、スピンドルと工具ホルダーとの
間のテーパーチヤツク部分のはまり合いのばらつ
きの影響を受ける。この結果、正確な加工深さの
切削加工が困難である。例えばワークのボーリン
グ加工位置が重ならない場合には、両者の加工が
同時に進められるから、加工深さは、同じに設定
できる。しかし、ボーリング加工位置が互いに偏
心しており、その一部で重なる場合には、それら
は、同時に加工できず、したがつて2工程にわた
つて行われることになる。その場合、加工機械や
ワークの熱変形が前後の加工工程で変化するた
め、加工深さがほとんど同一にならず、重なり合
う部分で段差が生じる。
このような加工機械側の熱変形の影響は、ワー
クの加工位置に刃具の先端を検出するための例え
ばリング型のタツチセンサーを設置することによ
つて除去できる。このようなリング型のタツチセ
ンサーは、加工位置が環状に連続しており、加工
中に常に刃具の先端が検出できる状態にあれば有
効である。しかし、加工位置に凹凸があつて、切
削加工が連続的に行えず、部分的に不連続の状態
となる場合には、刃具の位置が機械加工中に断続
的にしか検出ができないため、同一深さの加工
は、不可能となる。このような実情から刃具位置
の有効な検出手段が望まれている。
クの加工位置に刃具の先端を検出するための例え
ばリング型のタツチセンサーを設置することによ
つて除去できる。このようなリング型のタツチセ
ンサーは、加工位置が環状に連続しており、加工
中に常に刃具の先端が検出できる状態にあれば有
効である。しかし、加工位置に凹凸があつて、切
削加工が連続的に行えず、部分的に不連続の状態
となる場合には、刃具の位置が機械加工中に断続
的にしか検出ができないため、同一深さの加工
は、不可能となる。このような実情から刃具位置
の有効な検出手段が望まれている。
発明の目的
したがつて本発明の目的は、刃具の加工送り方
向を工具ホルダーの側で正確に検出できる刃具位
置検出装置を提供し、これによつて加工深さを高
い精度のもとに検知できるようにすることであ
る。
向を工具ホルダーの側で正確に検出できる刃具位
置検出装置を提供し、これによつて加工深さを高
い精度のもとに検知できるようにすることであ
る。
発明の概要
そこで本発明は、刃具の位置をそれに近い工具
ホルダーの位置から直接的に検出することとし、
その検出手段に非接触式の磁気的なセンサーを利
用している。その磁気的な検出手段は、永久磁石
と磁気センサーとによつて構成されるが、永久磁
石は、工具ホルダーに対し、加工送り方向にそつ
てN、S極に着磁されている。また磁気センサー
は、ワークを固定するためのジグに固定されてお
り、一定の距離において、上記磁石と空間的に対
応し、磁石の位置すなわち刃具の基準位置または
刃具の加工完了位置を加工機械側の熱的影響を受
けない状態で正確に測定する。
ホルダーの位置から直接的に検出することとし、
その検出手段に非接触式の磁気的なセンサーを利
用している。その磁気的な検出手段は、永久磁石
と磁気センサーとによつて構成されるが、永久磁
石は、工具ホルダーに対し、加工送り方向にそつ
てN、S極に着磁されている。また磁気センサー
は、ワークを固定するためのジグに固定されてお
り、一定の距離において、上記磁石と空間的に対
応し、磁石の位置すなわち刃具の基準位置または
刃具の加工完了位置を加工機械側の熱的影響を受
けない状態で正確に測定する。
実施例の構成
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。
的に説明する。
本発明の刃具位置検出装置付加工機械1は、加
工機械2を前提とし、それに刃具位置検出装置3
を付加して構成されている。
工機械2を前提とし、それに刃具位置検出装置3
を付加して構成されている。
上記加工機械2は、例えば工具自動交換装置式
のものであり、加工ヘツド4は主要部として構成
してある。この加工ヘツド4は、送りユニツト上
に設置され、筒状部の内部でスピンドル5を前後
の軸受6により回転自在に支持している。このス
ピンドル5は、中空状であり、前端部分でテーパ
状の保持孔7を一体的に形成し、またそれより後
部分での前方のガイド筒8および後方の係止駒9
の軸受部によりクランプ軸10を軸線方向に摺動
自在で、かつ同心的に保持している。このクラン
プ軸10は、スピンドル5の内部でガイド筒8の
後端部と、クランプ軸10に係止されたストツパ
11との間に設けられた皿ばね12によつて、常
に後退方向に付勢され、係止駒9の軸受部前端と
ストツパ11との当接位置で停止している。この
クランプ軸10の後端部分は、係止駒9の後端面
から後方に突出し、ピストンロツド13に対応し
ており、またその前端部分は、ガイド筒8の内部
に軸方向に摺動自在に挿入されたクランプ部14
の内部に入り、それにねじにより固定されてい
る。上記クランプ部14は、先端部の孔の部分
で、複数のクランプボール15を備えており、前
記保持孔7の内部に挿入された工具ホルダー16
のプルスタツト17の首部分を挟み込んで保持し
ている。なお、上記スピンドル5のやや後方部分
にスペーサ18およびVプーリ19がキー20に
よつて回り止め状態で固定されている。そしてス
ピンドル5は加工ヘツド4に取付けられた駆動モ
ータ21のVプーリ22および上記Vプーリ19
に巻掛けられたVベルト23によつて、駆動モー
タ21の回転力を取り入れ、工具ホルダー16に
保持された刃具24に切削のための回転運動を与
える。
のものであり、加工ヘツド4は主要部として構成
してある。この加工ヘツド4は、送りユニツト上
に設置され、筒状部の内部でスピンドル5を前後
の軸受6により回転自在に支持している。このス
ピンドル5は、中空状であり、前端部分でテーパ
状の保持孔7を一体的に形成し、またそれより後
部分での前方のガイド筒8および後方の係止駒9
の軸受部によりクランプ軸10を軸線方向に摺動
自在で、かつ同心的に保持している。このクラン
プ軸10は、スピンドル5の内部でガイド筒8の
後端部と、クランプ軸10に係止されたストツパ
11との間に設けられた皿ばね12によつて、常
に後退方向に付勢され、係止駒9の軸受部前端と
ストツパ11との当接位置で停止している。この
クランプ軸10の後端部分は、係止駒9の後端面
から後方に突出し、ピストンロツド13に対応し
ており、またその前端部分は、ガイド筒8の内部
に軸方向に摺動自在に挿入されたクランプ部14
の内部に入り、それにねじにより固定されてい
る。上記クランプ部14は、先端部の孔の部分
で、複数のクランプボール15を備えており、前
記保持孔7の内部に挿入された工具ホルダー16
のプルスタツト17の首部分を挟み込んで保持し
ている。なお、上記スピンドル5のやや後方部分
にスペーサ18およびVプーリ19がキー20に
よつて回り止め状態で固定されている。そしてス
ピンドル5は加工ヘツド4に取付けられた駆動モ
ータ21のVプーリ22および上記Vプーリ19
に巻掛けられたVベルト23によつて、駆動モー
タ21の回転力を取り入れ、工具ホルダー16に
保持された刃具24に切削のための回転運動を与
える。
また、上記加工ヘツド4の背面側にハウジング
25が取付けられている。このハウジング25
は、円筒状であり、加工ヘツド4の背面側でスピ
ンドル5と同心的に取付けられており、その内部
でOリングなどが介在させがら油圧式のシリンダ
26を軸線方向に摺動自在に保持している。この
シリンダ26は、ピストンロツド13およびピス
トン27を収納し、そのテール部分とヘツトカバ
ー28の部分でピストンロツド13をOリングな
どを介在させながら、摺動可能な状態で保持して
いる。シリンダ室29は、シリンダ26に形成さ
れた連通路31を経て、ハウジング25の内部と
シリンダ26の外周との間に形成されたシリンダ
定位置復帰用の油室32および油通路36に通じ
ている。この油室32の後方部分はハウジング2
5の後端面に形成されたテールカバー33によつ
てふさがれている。なお、シリンダ26の後端部
分は、テールカバー33に対しても、Oリングな
どを介在させた状態で摺動自在にはまり合つてお
り、その後方のシリンダ室30は、油通路37に
通じている。なお、テールカバー33にピストン
27の位置を検出するためセンサー43,44が
取付けられており、これと対応し、ピストンロツ
ド13に2つのドク45,46が取付けられてい
る。
25が取付けられている。このハウジング25
は、円筒状であり、加工ヘツド4の背面側でスピ
ンドル5と同心的に取付けられており、その内部
でOリングなどが介在させがら油圧式のシリンダ
26を軸線方向に摺動自在に保持している。この
シリンダ26は、ピストンロツド13およびピス
トン27を収納し、そのテール部分とヘツトカバ
ー28の部分でピストンロツド13をOリングな
どを介在させながら、摺動可能な状態で保持して
いる。シリンダ室29は、シリンダ26に形成さ
れた連通路31を経て、ハウジング25の内部と
シリンダ26の外周との間に形成されたシリンダ
定位置復帰用の油室32および油通路36に通じ
ている。この油室32の後方部分はハウジング2
5の後端面に形成されたテールカバー33によつ
てふさがれている。なお、シリンダ26の後端部
分は、テールカバー33に対しても、Oリングな
どを介在させた状態で摺動自在にはまり合つてお
り、その後方のシリンダ室30は、油通路37に
通じている。なお、テールカバー33にピストン
27の位置を検出するためセンサー43,44が
取付けられており、これと対応し、ピストンロツ
ド13に2つのドク45,46が取付けられてい
る。
また、前記ヘツドカバー28は、係止駒9の後
端部分よりやや前方に突出し、一対の係合体34
によつて係合駒9の後端フランジ部の前面と適当
な隙間を形成しながら対応している。
端部分よりやや前方に突出し、一対の係合体34
によつて係合駒9の後端フランジ部の前面と適当
な隙間を形成しながら対応している。
さて、本発明の要部としての刃具位置検出装置
3は、主要部として磁気センサー38および磁石
39を備えている。上記磁気センサー38は例え
ばホール素子などであり、2つのジグ40,41
のうち例えばジグ40に取付けられている。この
ジグ40は、被加工物42を工具ホルダー16と
対応する位置で、位置決め状態のもとに固定して
いる。また磁石39は、加工送り方向すなわちス
ピンドル5の軸線方向にそつて、N極およびS極
を形成しており、第1図のように、スペーサ35
を用いて工具ホルダー16aに、または第2図に
示すように、第1図の工具ホルダー16aよりも
大きな外径の工具ホルダー16bに対し母線方向
に直接取付けられる。このようにして磁気センサ
ー38および磁石39は、一定の距離を隔て、非
接触の状態で対応している。
3は、主要部として磁気センサー38および磁石
39を備えている。上記磁気センサー38は例え
ばホール素子などであり、2つのジグ40,41
のうち例えばジグ40に取付けられている。この
ジグ40は、被加工物42を工具ホルダー16と
対応する位置で、位置決め状態のもとに固定して
いる。また磁石39は、加工送り方向すなわちス
ピンドル5の軸線方向にそつて、N極およびS極
を形成しており、第1図のように、スペーサ35
を用いて工具ホルダー16aに、または第2図に
示すように、第1図の工具ホルダー16aよりも
大きな外径の工具ホルダー16bに対し母線方向
に直接取付けられる。このようにして磁気センサ
ー38および磁石39は、一定の距離を隔て、非
接触の状態で対応している。
実施例の作用
まず、第1図に示すように、スピンドル5の保
持孔7に第1の工具ホルダー16aが取付けられ
ているものとする。このスピンドル5が、常に定
められた回転角の位置で停止し、また工具ホルダ
ー16が保持孔7に対し常に所定の角度のもとに
取付けられるため、磁石39は、常に磁気センサ
ー38と対応する位置にある。この状態で、加工
ヘツド4は、後退限から図示しない送りユニツト
によつて前進し、刃具24を被加工物42に近づ
ける。この前進過程で磁気センサー38と磁石3
9の磁極の境界点とが対応した時点で、加工原点
が設定される。この加工原点が設定された後、送
りユニツトは、加工ヘツド4に加工送り速度を与
え、またスピンドル5は、刃具24に切削のため
の回転運動を与える。このようにして刃具24
は、被加工物42に必要なボーリング加工などを
施す。このときの加工深さDは、加工原点から刃
具24の送り量Lによつて正確に測定できる。こ
のようにして被加工物42に所定深さの第1加工
が施される。
持孔7に第1の工具ホルダー16aが取付けられ
ているものとする。このスピンドル5が、常に定
められた回転角の位置で停止し、また工具ホルダ
ー16が保持孔7に対し常に所定の角度のもとに
取付けられるため、磁石39は、常に磁気センサ
ー38と対応する位置にある。この状態で、加工
ヘツド4は、後退限から図示しない送りユニツト
によつて前進し、刃具24を被加工物42に近づ
ける。この前進過程で磁気センサー38と磁石3
9の磁極の境界点とが対応した時点で、加工原点
が設定される。この加工原点が設定された後、送
りユニツトは、加工ヘツド4に加工送り速度を与
え、またスピンドル5は、刃具24に切削のため
の回転運動を与える。このようにして刃具24
は、被加工物42に必要なボーリング加工などを
施す。このときの加工深さDは、加工原点から刃
具24の送り量Lによつて正確に測定できる。こ
のようにして被加工物42に所定深さの第1加工
が施される。
続く第2加工では、工具ホルダー16aが取り
外され、これにかわつて第2図のような新たな工
具ホルダー16bが保持孔7の内部に取付けられ
る。このような工具の交換は、図示しない工具自
動交換装置によつて自動的におこなわれる。な
お、工具ホルダー16のクランプおよびアンクラ
ンプは、シリンダ26のピストンロツド13を前
進または後退させることにより、クランプ軸10
を前進または後退させ、これによつてクランプ部
14を拡径方向または縮径方向に変形させること
により行われる。
外され、これにかわつて第2図のような新たな工
具ホルダー16bが保持孔7の内部に取付けられ
る。このような工具の交換は、図示しない工具自
動交換装置によつて自動的におこなわれる。な
お、工具ホルダー16のクランプおよびアンクラ
ンプは、シリンダ26のピストンロツド13を前
進または後退させることにより、クランプ軸10
を前進または後退させ、これによつてクランプ部
14を拡径方向または縮径方向に変形させること
により行われる。
この第2の工具ホルダー16bは、2つの刃具
24を備えており、前回の加工位置に対し偏心状
態で対応している。この偏心量Rは、被加工物4
2を偏心方向に移動させるか、または加工ヘツド
4をNC制御装置などで偏心させることによつて
設定できる。そして前回と同様に、この第2加工
においても加工原点が磁気センサー38と磁石3
9の正対位置によつて設定される。そして加工深
さDは、やはり同様に加工原点から工具ホルダー
16aの加工方向への送り量Lによつて設定され
ている。このようにして被加工物42に偏心状態
の環状の溝が形成される。この溝は、前回のボー
リング加工面と底面を共通としているが、加工深
さDが正確に規制されているから、加工重合面で
加工深さの相違による段差が形成されない。この
ようにして被加工物42に対し高い精度のもとに
所定の加工深さの孔加工が可能となる。
24を備えており、前回の加工位置に対し偏心状
態で対応している。この偏心量Rは、被加工物4
2を偏心方向に移動させるか、または加工ヘツド
4をNC制御装置などで偏心させることによつて
設定できる。そして前回と同様に、この第2加工
においても加工原点が磁気センサー38と磁石3
9の正対位置によつて設定される。そして加工深
さDは、やはり同様に加工原点から工具ホルダー
16aの加工方向への送り量Lによつて設定され
ている。このようにして被加工物42に偏心状態
の環状の溝が形成される。この溝は、前回のボー
リング加工面と底面を共通としているが、加工深
さDが正確に規制されているから、加工重合面で
加工深さの相違による段差が形成されない。この
ようにして被加工物42に対し高い精度のもとに
所定の加工深さの孔加工が可能となる。
発明の変形例
上記実施例では、磁気センサー38と磁石39
の対応位置を加工の基準となる原点としている
が、両者の対応位置は加工完了位置と対応させて
もよい。この場合、加工完了位置で工具ホルダー
16の回転位置が常に磁気センサー38と磁石3
9とに対応関係を与えないことも予測される。し
たがつてその場合の磁石39は、工具ホルダー1
6の外周にそつて環状に取付けられる。
の対応位置を加工の基準となる原点としている
が、両者の対応位置は加工完了位置と対応させて
もよい。この場合、加工完了位置で工具ホルダー
16の回転位置が常に磁気センサー38と磁石3
9とに対応関係を与えないことも予測される。し
たがつてその場合の磁石39は、工具ホルダー1
6の外周にそつて環状に取付けられる。
また、磁気センサー38は、それぞれの工具ホ
ルダー16ごとに複数設けもよい。もちろんこの
磁気センサー38は、ホール素子のほか、磁気抵
抗素子などの磁気感応素子であればよい。
ルダー16ごとに複数設けもよい。もちろんこの
磁気センサー38は、ホール素子のほか、磁気抵
抗素子などの磁気感応素子であればよい。
そして上記実施例は、同一の被加工物42に対
し2種類のボーリング加工を施す場合を示してい
るが、このような加工は、異なる複数の被加工物
42に対する単一加工であつてももちろんよく、
その際の各製品間での加工深さのばらつきを抑え
るのに有効である。
し2種類のボーリング加工を施す場合を示してい
るが、このような加工は、異なる複数の被加工物
42に対する単一加工であつてももちろんよく、
その際の各製品間での加工深さのばらつきを抑え
るのに有効である。
発明の効果
本発明では、下記の特有の効果が得られる。
まず、刃具の位置がそれに近い工具ホルダーと
被加工物のジグとの間に設けられた磁石および磁
気センサーによつて加工機械側の寸法精度特にス
ピンドル、ボールねじなどの熱的変形、あるいは
工具ホルダーのはまりあいのばらつきの影響を受
けない状態で検出できるから、被加工物の加工深
さが特に精密な加工機械でなくとも、高い精度の
切削加工が可能となる。また従来のタツチセンサ
ー形式の検出手段では、加工部分が不連続の状態
にあると、検出が不可能になるが、本発明では、
磁気センサーおよび磁石が非接触の状態で対応
し、かつ加工形態と無関係に加工深さが検出でき
るから、従来のような不都合が生じない。特に実
施例で示したように、被加工物に偏心加工が施さ
れ、加工部分が一部重合する場合に、その加工共
通面での段差が生じないため、加工時の品質管理
が容易となる。
被加工物のジグとの間に設けられた磁石および磁
気センサーによつて加工機械側の寸法精度特にス
ピンドル、ボールねじなどの熱的変形、あるいは
工具ホルダーのはまりあいのばらつきの影響を受
けない状態で検出できるから、被加工物の加工深
さが特に精密な加工機械でなくとも、高い精度の
切削加工が可能となる。また従来のタツチセンサ
ー形式の検出手段では、加工部分が不連続の状態
にあると、検出が不可能になるが、本発明では、
磁気センサーおよび磁石が非接触の状態で対応
し、かつ加工形態と無関係に加工深さが検出でき
るから、従来のような不都合が生じない。特に実
施例で示したように、被加工物に偏心加工が施さ
れ、加工部分が一部重合する場合に、その加工共
通面での段差が生じないため、加工時の品質管理
が容易となる。
第1図は本発明の刃具位置検出装置付加工装置
の垂直断面図、第2図は刃具位置検出装置の要部
の一部破断側面図である。 1……刃具位置検出装置付加工機械、2……加
工機械、3……刃具位置検出装置、4……加工ヘ
ツド、5……スピンドル、7……保持孔、38…
…磁気センサー、39……磁石、40,41……
ジグ、42……被加工物。
の垂直断面図、第2図は刃具位置検出装置の要部
の一部破断側面図である。 1……刃具位置検出装置付加工機械、2……加
工機械、3……刃具位置検出装置、4……加工ヘ
ツド、5……スピンドル、7……保持孔、38…
…磁気センサー、39……磁石、40,41……
ジグ、42……被加工物。
Claims (1)
- 1 被加工物をジグに位置決め状態で固定し、ボ
ーリング等の刃具を工具ホルダーに固定して、こ
の工具ホルダーを回転させるとともに加工送りし
て、上記被加工物に加工を行う加工機械におい
て、上記工具ホルダーの側部に固定され上記工具
ホルダーの加工送り方向にN、S極をもつ磁石
と、上記工具ホルダーの加工送り時の上記磁石に
対して非接触状態で対向する位置で上記ジグに固
定された磁気センサーとからなり、上記磁気セン
サーにより上記磁石の境界を検出して、上記被加
工物と上記刃具との相対位置を検出することを特
徴とする刃具位置検出装置付加工機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22796283A JPS60123255A (ja) | 1983-12-02 | 1983-12-02 | 刃具位置検出装置付加工機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22796283A JPS60123255A (ja) | 1983-12-02 | 1983-12-02 | 刃具位置検出装置付加工機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60123255A JPS60123255A (ja) | 1985-07-01 |
JPH0126819B2 true JPH0126819B2 (ja) | 1989-05-25 |
Family
ID=16868983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22796283A Granted JPS60123255A (ja) | 1983-12-02 | 1983-12-02 | 刃具位置検出装置付加工機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60123255A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100433045B1 (ko) * | 2002-05-21 | 2004-05-24 | 김동진 | 탈부착 센서를 이용한 브이 컷팅기의 판 스크래칭 방법 |
-
1983
- 1983-12-02 JP JP22796283A patent/JPS60123255A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60123255A (ja) | 1985-07-01 |
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