JPH0126730Y2 - - Google Patents

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JPH0126730Y2
JPH0126730Y2 JP1985039720U JP3972085U JPH0126730Y2 JP H0126730 Y2 JPH0126730 Y2 JP H0126730Y2 JP 1985039720 U JP1985039720 U JP 1985039720U JP 3972085 U JP3972085 U JP 3972085U JP H0126730 Y2 JPH0126730 Y2 JP H0126730Y2
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hair
holder
cut
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artificial
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は人工毛を人体に直接植毛するために
使用する人工毛植毛器に関するものである。
一般に人工毛は、ナイロン、ポリエステル等の
合成樹脂極細線(0.04〜0.15φmm程度)を使用し、
その一端に種々の形状をした毛根部を形成し、こ
れを毛根形状に応じた針先をもつ植毛針の針先に
掛止し、医師が頭部等に毛根部を刺入れて人工毛
を1本1本植毛している。
上記植毛操作に際し、従来の植毛器は、人工毛
を保持させておく手段を有しておらず、医師が人
工毛の途中を手で押えて植毛しなければならず、
植毛操作が非常に不便であつた。
これを改良するものとして、特開昭52−37153
号公報には植毛器のホルダーの先端付近に押釦に
よる開閉操作を可能とした保持爪を設けたものが
提案されているが、これは、押釦や保持爪をホル
ダーの先端部に設けるため、ホルダーを太くしな
ければならず、構造も複雑化し、高価となる。
しかも、植毛後、植毛針を引き抜く際、人工毛
を一緒に引き抜かないように細心の注意が必要で
あつた。
この考案は従来の人工毛植毛器の上記点を解消
するために提供されたもので、以下、この考案の
構成を図面について説明すると次の通りである。
第1図はこの考案の人工毛植毛器の実物大の大
きさを示す側面図であつて、同図において、1は
合成樹脂製のホルダー、2は金属製(ステンレス
鋼材、不銹鋼その他の金属)の植毛針、3は導
溝、4は掛止部を示している。
ホルダー1は、ほぼ丸棒状をなし、先端部1a
は円錐形状とし、後端部1bは、次第に偏平化さ
れ、かつ、魚尾状端1cで終わつている。
上記先端部1aには植毛針2が植設されてい
る。
植毛針2は第2図の拡大図で示す様に、厚さ
0.2mm、幅0.3〜0.4mm、長さ約11.0mmの平刃針であ
つて、先端は鋭利な刃先2aを有し、この刃先2
aの直後に人工毛の毛根掛止部2bを傾斜状に切
欠形成してあり、後端には、押入用テーパー部2
c及び固着用耳片部2dを有している。
ホルダー1の先端部1aには、上記植毛針2を
挿入する穴1dが形成してあり、上記植毛針2を
圧入するのみで、接着剤等を全く必要とせず、合
成樹脂の弾性により強固に固着される。
即ち、穴1dは、約0.25〜0.35φmmの丸穴とし、
植毛針2の後端をテーパー部2cにより、穴1d
を広げながら圧入し、耳片部2dにより抜け止め
及び回り止めを確実にする。
ホルダー1の先端部1aから植毛針2が突出し
ている長さは、約4mmとする。
これは、人体の皮膚組織が通常、0.1mmの表皮
と約2mmの真皮とその下の皮下組織とからなり、
人毛の毛根が、皮下組織に存在し、その位置まで
人工毛の毛根を挿入するためである。
即ち、植毛時、ホルダー1の先端が表皮に当る
まで植毛針2を刺し込むのである。
この考案の植毛器に適切な人工毛の毛根は第3
図に示す様な環状が望ましい。
即ち、第2図に示す様に人工毛5の毛根部6を
植毛針2の毛根掛止部2bに掛止するのである。
上記毛根掛止部2bが刃先2a側に向けて傾斜
させてあることにより、人体に植毛針2を人工毛
5の毛根部6と共に挿入して植毛針2を引き抜く
際、人工毛5の毛根部6を人体の皮下組織部分に
自然に残してくることができるのである。
ホルダー1の両面には導溝3が長手方向に形成
してあり、この導溝3の断面形状は第4図に示す
様に蟻溝形状であつて、この溝3内に人工毛5を
張設収容する。
上記導溝3は幅が狭いため、ホルダー1の形成
時、ストレートな溝であつても、成形後の合成樹
脂の収縮作用により自然に蟻溝形状となる。勿
論、成形当時により蟻溝形状としておいてもよ
い。
上記導溝3は、ホルダー1の片側だけに設けて
もよく、また、2つ以上設けてもよい。
即ち、人工毛5を2本以上同時に植毛する場合
に利用するのである。
ホルダー1の魚尾状端1cには、人工毛5の端
部を掛止するための掛止部4が設けてある。
この掛止部4は、第5図に示す様に魚尾状端1
cのV字形底部より第1切り目4aが切設され、
この切り目4aの終端には透孔4bが形成してあ
り、更に、魚尾状端1cの一側に第2切り目4c
が切設してある。
人工毛5は、その毛根部6を第2図に示す様に
植毛針2の毛根掛止部2bに掛止させ、その途中
をホルダー1の導溝3に嵌め込んで魚尾状端1c
に導き、第1切り目4aに挿通して透孔4bに掛
止させ、更に第2切り目4cに挿通挾持させて掛
止するものである。
これにより、人工毛5の端部はホルダー1の後
端に2重に掛止されて外れ難くなり、また、途中
は、導溝3内に収容されているため、植毛時、医
師がホルダー1を手で持つた場合、人工毛5を手
で押える必要がなく、かつ、人工毛5をホルダー
1と指の間で押え付けることもない。
従つて、人工毛5を上記のようにホルダー1に
装着掛止しておけば、医師はホルダー1を手に持
つて患者の頭部等に植毛針2を刺し込めばよく、
植毛操作が簡単になる。
上記植毛針2は、平刃針であるため、人体への
挿入が容易であり、かつ、抵抗も少なく、患者に
与える苦痛は少ない。そして、人工毛5の毛根部
6を刃先2aの直後の位置に掛止させてあるた
め、先ず、鋭利な刃先2aが先行して皮膚内への
導入口を形成し、この導入口へ毛根部6を挿入す
るため、毛根部6の挿入が無理なくスムーズに行
われ、患者に与える苦痛は少ない。
また、植毛針2の皮膚への挿入深さは、ホルダ
ー1の先端が表皮に当接するまで挿入すればよ
く、医師の勘や経験に依存するものではないた
め、植毛操作が容易で確実である。
そして挿入後、植毛針2を引き抜く際、毛根掛
止部2bは毛根部6をその傾斜により、皮膚内に
残して自然に抜くことができる。この場合、医師
は人工毛5をホルダー1と指の間で把持している
ようなことがないため、人工毛5をホルダー1と
一緒に引き抜くことはない。
尚、人工毛5の端部はホルダー1の尾部に掛止
してあるが、この掛止は、実質上、第2切り目4
cの挾持作用で軽く行われているだけであり、か
つ、人工毛5とホルダー1が合成樹脂であるた
め、上記のように掛止させたままで植毛しても、
抵抗が少なく、ホルダー1から比較的スムーズに
外れる。
即ち、人工毛5の毛根部6は皮膚内に挿入する
と、挿入のための皮膚の切り口は植毛針が薄い偏
平であるため開口は薄く、毛根6自体の鉤作用と
皮膚内組織の収縮作用とが相俟つて捕捉され、こ
れらの捕捉作用に対して、前記第2切り目4cの
挾持作用が充分に小さくしてあるので、上記の如
く掛止させたままであつても植毛後、ホルダー1
を持つて植毛針2を人体から引き抜くとき、人工
毛5は上記毛根部6の鉤作用と人体から受ける捕
捉作用により、皮膚内に残り、第2切り目4cの
部分をすべつて自然にホルダー1から外れる。勿
論この場合、植毛時に人工毛5の端部の掛止を第
2切目4cから外して行うと一層スムーズにな
る。
尚、人工毛5のホルダー1への掛止は、魚尾状
端1cのV状底部に形成された第1切り目4aの
みであると、人工毛5のテンシヨンで自然に外れ
ることが多いが第2切り目4cにも掛止している
と透孔4bの部分と第2切り目4cの部分とで2
回折曲されていることになり、これらの部分で人
工毛5に若干曲げくせが付けられ、接触面も多い
ため、自然のテンシヨンでは外れ難い。そして、
植毛時、上記第2切り目4cの部分から人工毛5
の掛止を外しても、透孔4b部分での曲げくせが
存在していること、及び導溝3の飛び出し防止作
用によつて、上記曲げくせのついている部分が透
孔4bの孔縁に掛止された状態を保持し、針先の
毛根掛止部から人工毛の毛根部が外れることはな
く、充分に植毛を行うことができる。この場合、
透孔4bは挾持作用を有さないので、植毛後、植
毛針を人体から引き抜くとき、人工毛がホルダー
からスムーズに外れ、植毛針と一緒に抜けること
が皆無となる。その為、植毛時に術者が人工毛の
ホルダーからの外れやホルダーの後退と共に抜け
ること等のトラブルを意を用いることなく植毛に
専念することが出来る。
また、従来では、ホルダー部分は金属製のもの
が多く高価であり、人工毛、植毛針及びホルダー
は独立した商品として販売されていたが、この考
案ではホルダーを合成樹脂製として安価に量産す
ることができるため、植毛針をホルダーと一体化
し、かつ、これに人工毛をセツトして販売でき、
かつ、1本1本を使い捨てとしても安価であるた
め、消毒の手間や人工毛の植毛器へのセツトの手
間が省略でき、医師の手間が少なくなり、かつ、
衛生的であると共に、人工毛がホルダーの導溝に
挿入してあるため、ほつれや飛び出しがなく、植
毛操作が容易である。しかも、熱可塑性合成樹脂
(例えば、ポリプロピレン等)を使用すれば、金
型の射出成型時、ホルダー部分の外周部が内芯部
より速く冷却固化するため、導溝3部分の金型の
形状をわざわざ蟻突起形状としなくても単純なス
トレート形状としておくだけで、上記内外での冷
却固化速度の差によつて外周部が速く収縮し、導
溝3の外周側の出入り口幅が奥側より自然に狭ば
まつて、蟻溝形状となり、人工毛が導溝3内から
抜け出すことを阻止する作用が自然に得られ、金
型の形状を単純化できる利点がある。
以上説明した様に、この考案の人工毛植毛器は
全体が合成樹脂材料からなる棒状のホルダーの先
端に偏平で先端を鋭角薄刃の刃先とした植毛針を
前記ホルダーから人体内植毛深さだけ突出して保
持し、上記ホルダーの外側面の長手方向に沿つて
人工毛の導溝を刻設し且つ後端部を偏平な魚尾状
端とし、前記魚尾状端のV字形底部より切込み、
その終端に透孔を有する第1切り目と、魚尾状端
側面より切込んだ第2切り目により人工毛掛止部
を構成したからホルダーを細く簡単な構造とで
き、かつ、偏平な鋭角薄刃としたから、植毛時、
皮膚への侵入抵抗が少なく、ホルダーの導溝とホ
ルダー後端の切目状の掛止部とによつて人工毛の
ホルダーへの装着掛止が容易であり、自然状態で
は外れず、取扱いが容易である。また、人工毛が
ホルダーの導溝に挿入してあるため、ほつれや飛
び出しがなく植毛操作にも非常に便利であり、確
実かつ安全に植毛することができる。更に、人工
毛を装着掛止したホルダーの先端部に、両端を解
放した円筒状キヤツプを装着しておくと、人工毛
と植毛器を同時に滅菌洗滌することができ、か
つ、植毛針を損傷させることもなく、そのまま、
包装して衛生的でかつ、針先の保護をした製品と
して販売することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る人工毛植毛器の全体の正
面図、第2図は植毛針部分の拡大斜視図、第3図
は本考案に適用される人工毛の毛根部の拡大図、
第4図はホルダーの拡大断面図、第5図はホルダ
ーの後端部の拡大図である。 1……ホルダー、2……植毛針、3……導溝、
4……掛止部、5……人工毛、6……毛根部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 全体が合成樹脂材料からなる棒状のホルダーの
    先端に偏平で先端を鋭角薄刃の刃先とした植毛針
    を前記ホルダーから人体内植毛深さだけ突出して
    保持し、 上記ホルダーの外側面の長手方向に沿つて人工
    毛の導溝を該設し且つ後端部を偏平な魚尾状端と
    し、前記魚尾状端のV字形底部より切込み、その
    終端に透孔を有する第1切り目と、魚尾状端側面
    より切込んだ第2切り目により人工毛掛止部を構
    成したことを特徴とする人工毛植毛器。
JP3972085U 1985-03-19 1985-03-19 人工毛植毛器 Granted JPS60165428U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3972085U JPS60165428U (ja) 1985-03-19 1985-03-19 人工毛植毛器

Applications Claiming Priority (1)

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JP3972085U JPS60165428U (ja) 1985-03-19 1985-03-19 人工毛植毛器

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Publication Number Publication Date
JPS60165428U JPS60165428U (ja) 1985-11-02
JPH0126730Y2 true JPH0126730Y2 (ja) 1989-08-10

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ID=30547933

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3972085U Granted JPS60165428U (ja) 1985-03-19 1985-03-19 人工毛植毛器

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JP (1) JPS60165428U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5237153A (en) * 1975-09-18 1977-03-22 Akira Yamauchi Method of transplantation of hairs to human skin

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5237153A (en) * 1975-09-18 1977-03-22 Akira Yamauchi Method of transplantation of hairs to human skin

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JPS60165428U (ja) 1985-11-02

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