JPH01267171A - ティーバッグ - Google Patents

ティーバッグ

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JPH01267171A
JPH01267171A JP63089223A JP8922388A JPH01267171A JP H01267171 A JPH01267171 A JP H01267171A JP 63089223 A JP63089223 A JP 63089223A JP 8922388 A JP8922388 A JP 8922388A JP H01267171 A JPH01267171 A JP H01267171A
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JP
Japan
Prior art keywords
tea
tea bag
nonwoven fabric
fibers
hot water
Prior art date
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Pending
Application number
JP63089223A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Kaneko
昌司 金子
Mitsunori Nagata
永田 満徳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、お湯に浸漬してお茶等の抽出液を得るティー
バッグに関する。
〔従来技術〕
従来から紙製および合成繊維製のティーバッグが知られ
ている。例えば、実開昭57〜99475号公報にはエ
チレン酢酸ビニル共重合体ケン化物と他の熱可塑性ポリ
マーよりなる複合繊維を含む紙よりなるティーバッグが
開示されている。また実開昭60−177058号公報
にはセルロース繊維からなる多孔性の不織布と熱接着性
繊維からなる不織布とを重ね合わせてなるティーバッグ
が開示されている。
また実開昭61−62861号公報にはポリプロピレン
有孔フィルムを袋体に形成して成るティーバッグが開示
されている。また実開昭61−206700号公報には
ポリエチレンとポリプロピレンのコンジュゲート繊維を
熱融着させてシート状に形成してなるティーバッグ川原
紙が開示されている。
しかしいづれもお茶の抽出液の出(以下お茶の出と言う
)が悪かったり、たとえお茶の出が良くてもお茶の味を
微妙に損う等の欠点があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記したような問題点、即ちお茶の出が悪いのは、ティ
ーバッグを構成するシート或は不織布の構造に起因して
いると考えられ、またお茶の味を損うのはティーバッグ
からの溶出成分に起因していると考えられる。
そこで本発明者等は、これらの問題点を解決して、お茶
の出が良く、かつお茶の味を損うことがな(、おいしい
お茶を提供することのできるティーバックを開発するべ
き鋭意研究を重ねて本発明を成すに至った。
〔問題点を解決するための手段とその作用〕本発明は、
再生繊維不織布よりなり、熱水浸漬時、その外形寸法が
少なくとも一方向に4%以上膨張するティーバッグであ
る。
再生繊維は例えば銅アンモニアセルロース繊維であり、
またビスコースレーヨン繊維等である。
そしてこれらの再生繊維を用いて形成された薄手の再生
繊維不織布が用いられる。
例えば、本発明の出願人の出願になる発明、特公昭50
−988号公報には、再生繊維の多数のフィラメント群
を紡糸して、該フィラメント群をネットコンベア上に複
数層堆積させる際にネットコンベアを進行させると同時
に左右方向の揺動運動を与えて、フィラメント群をサイ
ンカーブを描いて配列させるようにし、て不織布を形成
する製造法が開示されている。そしてこの製造法によれ
ば、多数の繊維が経か向(!!!!造工程と同一方向)
を中心線にサインカーブ措いて配列され、かつ互いに交
差して形成される繊維層が複数層積層されて成る薄手の
再生繊維不織布が得られる。
さらにこの製造法では、多数の繊維の大部分を第5図の
中心線(経方向を表わす)に対する配列角度θをコント
ロールして配列することができる。
そして、本発明のティーバッグを形成する再生繊維不織
布は、上述したような不織布製造法において、繊維の配
列角度θを5°〜60°の範囲に、より好ましくは10
°〜50″の範囲にコントロールして製造したものであ
る。
本発明のティーバッグは、熱水浸漬時、その外径寸法が
少なくとも一方向に4%以上膨張することを特徴として
いるが、上述した製造法により得られる再生繊維不織布
を用いて形成されるティーバッグは、本発明の特徴を具
現する。
前記不織布製造法における繊維の配列角度θは5°以下
では不織布組織が弱く、引張りにより破mし易く、60
″以上ではティーバッグに形成して熱水に浸漬した時の
その外形寸法の膨張率が4%以下となり好ましくない。
このような製造法により得られる再生繊維不織布を用い
て形成される本発明のティーバッグは、好ましくは80
℃の熱水に少なくとも30秒浸漬した時、その外形寸法
が、前記不織布の緯方向に4%以上膨張する。また、本
発明のティーバンクは、常温水で少なくとも30秒浸漬
しただけでも、その外形寸法が少なくとも一方向に4%
以上膨潤する。この外形寸法の膨張率は6%以上あるの
がより好ましい。
本発明で言うティーバッグの外形寸法の膨張とは、第1
図のティーバッグの平面図において、経の幅寸法Aが経
方向に、或は緯の幅寸法Bが緯方向に伸長してティーバ
ッグの寸法が拡大されることを言う。
上述したよ・うに本発明のティーバッグの外径寸法が膨
張するのは、熱水浸漬時、構成繊維が伸張し、かつその
ために繊維間の間隙が開いて外径寸法が膨張するためと
考えられる。
この繊維の間隙はその大部分が0.3 nr以下、好ま
しくは0.2鶴以下に形成されている。そして熱水浸漬
時、僅かに間隙が開くものと考えられるが、0、3 *
j以上ではお茶の葉の小片、或は粉末等が漏れ出る恐れ
がある。
本発明に用いられる再生繊維不織布は、その構成繊維が
1〜2デニールを細く、また坪量は7〜25g/%の範
囲に、より好ましくは10〜20g/n?の範囲に形成
される。1g/rrr以下では薄手すぎて引張りにより
破損し易<、25g/m以上では厚手すぎてティーバッ
グに形成して用いるとお茶の出が良くない。また該不織
布を構成する繊維は互いに交差されているが、その交差
点は接着剤或は抄造用粘剤等全く用いるこ止なく接着さ
れていて不織布の組織が保持されている。
次に、本発明のティーバッグはセルロース繊維から構成
され、そして接着剤等全く用いていないので、不純物が
極めて少ないが、本発明ではティーバッグに用いられる
不織布を稀酸水溶液で洗浄した後、純水で水洗している
。なお、稀酸水溶液としては、5重量%以下の硫酸水溶
液や塩酸水溶液などが用いられる。その結果、熱水浸漬
時の溶出総有機炭素成分量を500nt/kg以下にす
ることができる。500mg/kg以上ではお茶の味を
微妙に損うgより好ましくは300■/kg以下にして
形成される。またティーバッグ焼却時の灰分量を100
0■/ kg以下にすることができる。1000■/k
g以上では熱水浸漬時、微量金属が溶出してお茶の味を
微妙に1員う。より好ましくは600■/kg以下にし
て形成される。
本発明の一実施例では前記した再生繊維不織布を用いて
ティーバッグを形成した。これを図面について説明すれ
ば、第2図は不織布の経方向を長軸方向として長方形に
裁断した図である。図においてEは不織布の繊維U織を
一部拡大して示す模式図である。繊維1は、この場合、
製造工程方向(長方形の長軸方向)に配置されかつ交差
されている。第3図は第2図における長方形の対称辺2
と3を合せて折り込み接合して封筒状に形成した図であ
る。図において4は折り込み接合部である。
次に第3図の封筒状のものを長軸方向に区に折、り曲げ
て第4図に示す封筒状となし、これにお茶の葉等を投入
する。そして上辺5を折り曲げて、その部分を閉鎖する
ためと、別に取り付けて把持するための糸6の一端を固
定するためにビン7で止める。第1図は完成したティー
バッグの平面図である。
以下、本発明を一実施例によりさらに詳述する。
なお、実施例の説明に先立ち実施例で用いられる特性値
の測定法を一括して示す。
○坪量;標準状態のサンプルから250 am X 2
50mmのサンプルを3枚採取し、水分平衡状態に至ら
せて後、重さ(g)を測定し、その平均値を単位面積当
り(g/m)で表す。
○ティーバッグの膨張率;お茶の葉を入れていないティ
ーバッグを、80℃熱湯中に30秒間浸漬し、引上げて
濾紙を用いて軽く押えて液滴を吸液し、ティーバッグの
寸法を測る(化繊便覧繊維学会績 新版1055頁 参
照)。
○灰分1iJrsK2272灰分試験法に従って測定し
た。mg / kgで表わす。
○)溶出TOC(溶出有機炭素量);沸騰させた純水a
oompに試料を30g浸漬して、5分後、熱水に溶出
した液を採取し分析に供する。
測定器は、形式、TOC−10B (島律製作所製)T
OCは■/kgで表わす。
0通液性;10龍φ(0,76cal)なる原反面積を
圧1mH20で1分間に通過する液ff1(A)で表示
する。
○お茶の味覚;80℃の熱水に11分間お茶を浸漬し、
被験者5人でお茶の味を比較して良い、劣るの2段階に
分けた。
○引張強度、 J I S−1068に準じて測定し、
強度(kg15cn+幅)で表わす。
〔実施例〕
前出の特公昭50−988号公報の不織布製造法に従い
、銅アンモニアセルロース繊維の多数のフィラメント群
を紡糸して、該フィラメント群をネットコンベア上に複
数層堆積させる際にネットコンベアを進行させると同時
に左右方向の揺動運動を与えて、フィラメント群がネッ
トコンベヤーの進行方向を中心線としてサインカーブを
描くように配列させるようにして不織布を形成した。そ
の際、実施例1〜6では、第5図で示される繊維の配列
角度θを40°に設定して不織布の坪■を、5,7゜1
0、20.25.30g/耐のものを製造した後、それ
ぞれ3重量%の硫酸水溶液で洗浄後、純水で水洗した。
そして、この不織布を用いてティーバッグを形成し、特
性値を比較した。結果を第1表に示す。
実施例1の坪FA 5 g / mのものは緯強度1.
2 kg/ 5 cya幅と低く、引張りにより破)貝
し易く、また繊維間隙が0.31■よりも大きいものが
ところどころに観察された。次に実施例6の坪ft30
 g / rrrのものは厚手のものであり、膨張率3
%、通液性1.9β/分を示し、本発明品としては低い
方であるが、従来品の特性値よりは高い値を示した。
実施例2〜5の本発明品は緯強度1.8〜2.8kg1
5 cm幅と充分な引張強度を示し、また膨張率5〜1
0%、通液性2.0〜2,917分を示し、ティーバッ
グとしてお茶の出のよいものであった。
次に実施例7〜11では繊維の配列角度θを5°、10
°、50°、60°、706に設定して不織布を製造し
た後、実施例1〜6同様の稀酸水溶液による洗浄を行い
、この不織布を用いてティーバッグを形成し、その特性
値を比較した結果を第1表に示す。
実施例7の配列角度56のものは坪ff115g/mに
形成すれば線強度1−7 kg / 5 cm幅を示し
た。
次に実施例7〜10のものは膨張率4〜8%を示し、ま
た通液性2.3〜2.81!/分と高い値を示した。
これらの本発明品は灰分量300mg/kg、溶出T 
OC170+++g/kgと少なく、お茶の味覚は殆ん
ど変化せず大変良い味覚を与えた。
実施例11の配列角度70°のものは膨張率3%と低く
、そのためか通液性も1.97!/分と低かった。
実施例12〜14では稀酸水溶液による洗浄を行わない
で灰分量と溶出TOCの多いものを製造し、お茶の味覚
を比較した。その結果を第1表に示すように天分子f1
600mg/kg、溶出T OC300mg/kgのも
の及び天分子31000 mg / kg、溶出TOC
500nv/kgのものは、良い味覚を与えたが、灰分
子fi1500増/ kg 、溶出TOC850■/k
gと多くなるとお茶の味覚が劣った。
比較のために紙製の従来品の特性値を測定したところ膨
張率は1%と低く、そのためか通液性も]、7n/分と
低かった。また灰分量2600 rry / kg、溶
出T OC1290■/ kgと大変多く、お茶の味覚
も劣るものであった。
〔発明の効果〕
本発明のティーバッグは、熱水に浸漬すると、構成繊維
が伸張し、そのため通常0.3■耀以下に保持されてい
る繊維間の間隙がわずかに開き、したがってティーバッ
グの外形寸法が膨張する。
そのためにティーバッグを熱水に浸漬するとただちに上
記のわずかに開いた繊維間の間隙からお茶の抽出液が出
易くなる。加えるに、本発明のティーバンクは用いられ
る不織布を稀酸水溶液で洗浄しているために、ティーバ
ッグの灰分量が少なく、また溶出TOCも少ないために
これらがお茶の抽出液に溶出する成分の量が少なくなる
ため、お茶の自然の味覚を撰うことがなく、おいしいお
茶を出すことができるという作用効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明の完成したティーバッグの平面図。第
2図は不織布を長方形に裁断した図であり、図において
Eは不織布の繊維組織を一部拡大して示す模式図、第3
図は第2図における長方形の月称辺2と3を合せて折り
込み接合して封筒状に形成した図、第4図は第3図の封
筒状のものを長軸方向に2に折り曲げて封筒状に形成し
た図、及び第5図は本発明のティーバッグを製造する不
織布の繊維の配列角度を説明するための図である。 1・・・繊維、2と3・・・対称刃、4・・・折り込み
接合部5・・・上辺、6・・・糸、 7・・・ピンA・
・・経の幅寸法、B・・・緯の幅寸法第1図     
   第2図 第3図      第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)再生繊維不織布よりなり、熱水に浸漬時、その外
    形寸法が少なくとも一方向に4%以上膨張するティーバ
    ッグ。
JP63089223A 1988-04-13 1988-04-13 ティーバッグ Pending JPH01267171A (ja)

Priority Applications (1)

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JP63089223A JPH01267171A (ja) 1988-04-13 1988-04-13 ティーバッグ

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JP63089223A JPH01267171A (ja) 1988-04-13 1988-04-13 ティーバッグ

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JP (1) JPH01267171A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008138319A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Asahi Kasei Fibers Corp 編地
JP2008138318A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Asahi Kasei Fibers Corp 経編地
WO2012029199A1 (ja) * 2010-08-28 2012-03-08 アサマ化成株式会社 カボチャ属種子を収納したティーバッグ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008138319A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Asahi Kasei Fibers Corp 編地
JP2008138318A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Asahi Kasei Fibers Corp 経編地
WO2012029199A1 (ja) * 2010-08-28 2012-03-08 アサマ化成株式会社 カボチャ属種子を収納したティーバッグ

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