JPH0126703Y2 - - Google Patents

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JPH0126703Y2
JPH0126703Y2 JP10922181U JP10922181U JPH0126703Y2 JP H0126703 Y2 JPH0126703 Y2 JP H0126703Y2 JP 10922181 U JP10922181 U JP 10922181U JP 10922181 U JP10922181 U JP 10922181U JP H0126703 Y2 JPH0126703 Y2 JP H0126703Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、長尺コイル巻銅管用組立リールに関
し、更に詳しくは長尺コイル巻銅管の熱処理等に
より該コイル巻銅管の巻内径に楕円形等の変形や
芯ずれが生じても円筒状胴体の外周面が拡開しコ
イル巻銅管内周面を押圧して、前記銅管をリール
に回転不動に固定する長尺コイル巻銅管用組立リ
ールに関する。
従来一般に、冷暖房機器類に広く使われている
銅管は、その直径が比較的小さく且つその肉厚が
例えば0.35mmというように、極めて薄いため、そ
の運搬、保管及び使用に便利なように、これをコ
イル状に巻取り、リールに収容して使われ、使用
済みのリールはこれを分解して容積を小さくし再
使用のため保管されている。
このような長尺コイル巻銅管用リールは、一対
の側板とこれら両側板間に挾持される円筒状胴体
からなり、長尺コイル巻銅管が前記円筒状胴体外
周面に嵌合され、且つ両側板により挾持されてい
る。
しかるに、従来のこの種のリールは、例えば円
筒状胴体の直径が一定のため、コイル巻取過程や
コイル巻銅管の焼鈍等の熱処理により、コイル巻
銅管の内径が楕円形等に変形すると、銅管内周面
と円筒状胴体外周面との間に隙間が生じ、このた
め、アンコイラによる巻戻しの際に芯ずれが起り
アンコイラとフイーダ間に銅管のループが形成さ
れたり、さらにコイル巻銅管の自重による前記隙
間内での落下により、銅管に波打ち現象を与える
等の欠点があつた。
本考案は上記の欠点を解消するためになされた
もので、その目的とするところは、楕円形等の変
形を有するコイル巻銅管をリールに装着させて該
銅管内周面と該リールの円筒状胴体外周面との間
に不都合な隙間が形成されても、前記円筒状胴体
が径方向外側に拡大して、前記隙間をなくし、前
記胴体が前記銅管内周面を強く押圧して前記銅管
を確実に保持する組立・分解・搬送・保管に便利
な長尺コイル巻銅管用組立リールを提供すること
にある。
本考案の長尺コイル巻銅管用組立リールは、上
記目的を達成するために、一対の円板状側板と、
これらの両側板間に挟持される円筒状胴体とから
なる長尺コイル巻銅管用組立リールであつて、前
記各側板は互いに対向する側面の中央に裾広がり
になるようにテーパ面の形成された外周端縁部を
有する円形状突出部を一体形成してなり、前記胴
体は帯状板の一端に係合片を形成し、他端に係合
部材を形成し、前記係合片の先端部を前記係合部
材の嵌挿孔に摺動嵌挿することにより、前記帯状
板の両端部が離間して径方向外側に拡開可能な円
筒形を構成してなり、構成された前記円筒状胴体
の上下両側端の各々は前記一対の円板状側板のそ
れぞれの前記テーパ面上に摺接されることを特徴
とする。
以下に、楕円形の変形を有するコイル巻銅管を
本考案の長尺コイル巻銅管用組立リール(以下、
本考案のリールという。)に装着した際の本考案
のリールの作用について説明する。
一対の円板状側板にその対向面方向の圧力を加
えると、両円板状側板に一体形成されている円形
状突出部の外周端縁部に形成されているテーパ面
から、該テーパ面に摺接されている胴体の両側端
に力が加わる。このとき、円形状突出部に形成さ
れたテーパ面が裾広がりになるように形成された
ものであるため、加えられる力は胴体をその径方
向外側に拡開する方向に働くことになる。
一方、胴体は帯状板の一端に形成された係合片
の先端部を他端に形成された係合部材の嵌挿孔に
摺動嵌挿したものであるため、上記の胴体を径方
向外側に拡開する方向の力により、係合部材の嵌
挿孔に摺動嵌挿されている係合片の先端部が係合
部材の嵌挿孔から抜ける方向に摺動し、両端部が
離間する。このため、胴体がその径方向外側に拡
開し、コイル巻銅管との間に生じた隙間をなく
し、且つ胴体がコイル銅管を押圧する。
以下、本考案の一実施例につき図面を参照して
説明する。
図中1は本考案の長尺コイル巻銅管用組立リー
ルで、一対の円板状側板2,2′と同心円状の円
筒状胴体3から構成されている。
前記側板2,2′は、合成樹脂、硬質厚板紙、
木材、金属等の適宜の材料から形成された円板
で、その中央の互に対向する側面には、前記胴体
3の上下両側の直径に略等しい円形突出部4,
4′が一体に突設されている。この突出部4,
4′の外周端縁部には、その全周にわたつてテー
パ面5,5′が形成されている。また、前記側板
2,2′の中心にはアンコイラ等の回転駆動軸に
装着される上下方向の透孔6,6′が前記円形突
出部4,4′を貫通して、それぞれ穿設されてい
ると共に、前記各透孔6,6′外周縁から所定距
離離間した円周上には、複数個のボルト孔7がそ
れぞれ穿設されている。これらのボルト孔7に
は、前記側板2,2′間に前記円筒状胴体3を挾
持し、且つ前記胴体3に嵌合してコイル巻銅管8
を保持するために、ボルト9が貫挿されている。
前記円筒状胴体3は、第2A図及び第2B図に
示すように、帯状板をその両端部10a,10b
が接離可能な如く、円筒状に形成したもので、該
円筒体3の一方の端部10b内壁の軸方向中央部
には方形をなす係合片11が、その長手方向の略
半分を前記端部10bから延出させて周方向に一
体に取付けられている。また、他方の端部10a
近傍の前記係合片11の対向箇所には、方形をな
し、その長手方向が該円筒体3の軸方向を向いた
断面コ字状の係合部材12が一体に固設され、前
記円筒状胴体3の内壁と前記係合部材12との間
に嵌挿孔13が形成されている。
次に上記の如く構成された本考案の長尺コイル
巻銅管用組立リールの使用状態につき説明する。
製管工場で所定の径に巻回されたコイル状銅管
は、その巻回工程もしくは焼鈍等の熱処理により
その径に楕円形等の変形が生じている。
このような変形、すなわちその内径が真円でな
いコイル巻銅管を本考案のリールに嵌合するに
は、まず、ボルト9を植立させた円板状側板2′
を前記円形突出部4′面を上面にして水平に置く。
次に本考案の特徴をなす円筒状胴体3を前記円形
突出部4′の外周端縁部を目安に、前記側板2′面
上に載置する。この状態では第2図に示すよう
に、両端部10a,10bが当接し、係合片11
の先端部が係合部材12の嵌挿孔13に嵌挿され
ている。
次に、ボルト9をボルト孔7に貫通させた他方
の側板2をその円形突出部4を下面にし、且つ該
円形突出部4の外周端縁部が胴体3の上端円周縁
に当接するように載置する。次いで、前記側板2
を軽く下方に押圧すると、胴体3の上端内周縁が
側板2の円形突出部4の外周端縁部に形成された
テーパ面5を滑動して前記胴体3を径方向外側に
拡開させ、前記胴体3外周面がコイル巻銅管8内
周面を押圧する。この状態においては、第2B図
に示すように、両端部10a,10bは互に離間
しており、係合片11の先端部のみが係合部材1
2の嵌挿孔13に嵌挿して、軸方向に加えられる
外力に対する大きな剛性を維持している。
次に本考案の他の実施例を第3図及び第4図を
参照して説明する。なお、この実施例については
上記実施例と同一部分に同一参照付号を付し、そ
の説明を省略する。第3図は円筒状胴体3の一部
を示す拡大斜視図で、該胴体3が円形突出部4,
4′により拡開した状態を示す。この実施例では、
その一端が円筒状胴体3の一端10bに溶接もし
くは鋲止により一体固設された後半部17と嵌挿
孔13に嵌脱可能な前半部18とからなる係合片
11aが相違するのみである。本実施例の胴体3
を使用したときには、該胴体3が拡開して、両端
10a,10b間に隙間が形成されても、該隙間
が前記係合片11aの後半部17により閉塞され
るから、胴体3の軸方向に加えられる外力に対し
て一層強い剛性を有することになる。
第4図は本考案のさらに別の実施例を示す。こ
の実施例では、胴体3の一側端10bが係合片1
1を構成している。すなわち、この係合片11
は、胴体3の一側端10b近傍を径方向内側に折
曲させて段部19を形成し、その先端外周面が胴
体3の他端10a内周面に当接する後半部17a
と嵌挿孔13に嵌脱自在な前半部18とからな
る。
以上詳述した如く、本考案の長尺コイル巻銅管
用組立リール1は、側板2,2′の一側部中央に
円形突出部4,4′をそれぞれ一体突設すると共
に、前記円形突出部4,4′の外周端縁部全周に
テーパ面5,5′を形成し、且つ両端が接離自在
な円筒状胴体3の一端近傍内周面に一端から延出
する係合片11を一体形成し、前記突出した係合
片と係合する係合部材12を、前記胴体3の他端
近傍内周面に一体形成したので、側板2,2′の
円形突出部4,4′に形成されたテーパ面5,
5′のくさび作用により、前記胴体3がその軸方
向からの押圧力により径方向外側に拡開し、楕円
形等に変形したコイル巻銅管の内周面を強く押圧
すると共に、該銅管8内周面と胴体3外周面間に
形成された隙間を無くし、このため、アンコイラ
等に装着されたコイル巻銅管8の定尺送りによる
巻戻し作業中に該銅管が自転してこれをアンコイ
ラ側に過度に引張つたり、あるいはアンコイラと
フイーダ間に銅管8のループを形成することがな
く、さらにまた巻戻し作業中に該銅管8内周面と
胴体3外周面との間に形成された隙間に起因する
銅管の落下による波打現象もなく、しかもリール
の軸方向の剛性が強いから、これを多数積重ねて
保管しても、リールに変形が生じないから、荷崩
れの恐れがない等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す長尺コイル巻
銅管用リールの縦断面図、第2a図及び第2b図
は円筒状胴体3の一部を示す拡大斜視図、第3図
及び第4図は本考案の円筒状胴体3の他の実施例
を示す一部拡大斜視図、第5図は第1図の長尺コ
イル巻銅管用リールの分解斜視図である。 1……長尺コイル巻銅管用組立リール、2,
2′……円板状側板、3……円筒状胴体、4,
4′……円形突出部、5,5′……テーパ面、8…
…コイル巻銅管、11……係合片、14……係合
部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一対の円板状側板と、これらの両側板間に挟
    持される円筒状胴体とからなる長尺コイル巻銅
    管用組立リールであつて、前記各側板は互いに
    対向する側面の中央に裾広がりになるようにテ
    ーパ面の形成された外周端縁部を有する円形状
    突出部を一体形成してなり、前記胴体は帯状板
    の一端に係合片を形成し、他端に係合部材を形
    成し、前記係合片の先端部を前記係合部材の嵌
    挿孔に摺動嵌挿することにより、前記帯状板の
    両端部が離間して径方向外側に拡開可能な円筒
    形を構成してなり、構成された前記円筒状胴体
    の上下両側端の各々は前記一対の円板状側板の
    それぞれの前記テーパ面上に摺接されることを
    特徴とする長尺コイル巻銅管用組立リール。 (2) 前記係合片が方形に形成され、その先端部が
    係合部材の嵌挿孔に摺動嵌挿されることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の長
    尺コイル巻銅管用組立リール。 (3) 前記係合片の後半部が前記胴体の拡開した際
    に形成される両端部間の隙間を閉塞することを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
    の長尺コイル巻銅管用組立リール。 (4) 前記胴体の一端を径方向内側に折曲させて係
    合片の一部を構成するようにしたことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の長尺
    コイル巻銅管用組立リール。
JP10922181U 1981-07-24 1981-07-24 長尺コイル巻銅管用組立リ−ル Granted JPS5816754U (ja)

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