JPH01267026A - 積層体の成形方法 - Google Patents

積層体の成形方法

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JPH01267026A
JPH01267026A JP63094680A JP9468088A JPH01267026A JP H01267026 A JPH01267026 A JP H01267026A JP 63094680 A JP63094680 A JP 63094680A JP 9468088 A JP9468088 A JP 9468088A JP H01267026 A JPH01267026 A JP H01267026A
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JP
Japan
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foam
laminate
water
nonwoven fabric
isocyanate
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JP63094680A
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English (en)
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Masashi Ishii
正史 石井
Hiroya Fukuda
福田 紘哉
Takashi Ohashi
隆 大橋
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Priority to DE3852972T priority patent/DE3852972T2/de
Priority to EP88109133A priority patent/EP0297317B1/en
Publication of JPH01267026A publication Critical patent/JPH01267026A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明は軽量且つ剛直で、耐熱性、寸/):安定性、吸
音特性に優れたパネル類を製造する方法に関するもので
あり、自動車用成形天井材、ドアパネル、軽量間仕切壁
、簡易ついたて等に好適な各種板材や、複雑な深絞り形
状を有する各種パネル材を安全且つ高い作業能率で製造
しうる積層体の改良された成形力法を提供するものであ
る。
[従来の技術] 硬質ウレタンフオーム、スチレンフオーム等の軽量素材
を芯材として使用し、これに剛性を付グーする]」的で
素材表面に接着剤を介してガラス繊維マントやカーボン
繊維マツl−等の無機補強性シートやポリエステル繊維
、ナイロン繊維から成る各種不織布を積層・貼付するこ
とは従来より公知であり、特に目新しい技術ではないが
、これらの方法では次の様な問題点がある。
■ガラス繊維マツl−笠の無機補強性シートは、補強効
果は大きいが、ガラス繊維を扱う時の作業安全性、即ら
カラス繊維の皮膚への刺激(チクチク感)及び大気中に
飛散したガラス繊維による環境汚染の問題が大きいだけ
でなく、後加工時、特に成形品の端部をトリミングする
場合のカンタ−刃の損傷も無視出来ない。更に、カラス
繊維マットの場合、それ自体の11伺量を少なくする小
は難しく、その結果、成形したパネルか重くなってしま
う。
■ポリエステルR維等から成る不織!Ijシー1・の場
合、それ自体では補強性を期待する程の強度は持ち得な
いばかりでなく、不織布シート自体、縦方向、横方向に
引張強度の異方性がある笠、パネル補強材として実用性
に乏しい。更にポリエステル繊維等の不織布は伸び特性
が大きいだけでなく、特に高温度使用条件下では、引張
強度の低下も原因して、その結果、不織布補強成形パネ
ルの高温時に置ける剛性は著しく低下してしまう。
■複雑な深絞り形状の場合等、モールド内での型追随性
が要求されるパネル等の場合、芯材となるフオーム等の
軽量素材は熱可塑性を有していなければならないが、こ
の特性は逆に製品成形後の耐熱性を悪化させてしまう弊
害を生じ、高温時でも高い剛性を安定して保持出来るパ
ネル状成形体は得られない。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記の問題点を解決し、軽量且つ剛直で、耐熱
性、寸法安定性、吸音特性に優れた各種板材や、複雑な
深絞り形状を有する各種パネル材を安全且つ高い作業能
率で製造しうる積層体の改良された成形方法を提供する
ことを[I的とする。
[問題を解決するための手段] 本発明に関わる積層体の成形ブ〕lノ:は、インシアネ
−1・基を含有する成分を含浸させた不織布と、ポリオ
ール成分とイソシアネート成分とを水及び/又は有機発
泡剤の存在下で当該イソシアネート成分が反応当量より
過剰に存在する状態で反応させた実質的に熱可塑性を有
するフオームとを積層し、該積層体を水及び/又は水蒸
気に接触させると共に加熱して該積層体中の未反応イソ
シアネートを水と反応させて積層体を硬化成形する工程
からなる。
木兄明治等は上記問題点を解決するため鋭意検討した結
果、イソシアネート基を含有する成分から成る含浸液(
A液と呼ぶ)に不織布を均質に含浸させたシートを製造
の第−ZII程で作成、準備しておき、更に軒l芯材と
してフオーム樹脂内部に活性インシアネーI・基を包含
せしめた実質的に連続気泡性、熱可塑性を有するポリウ
レタン樹脂又はポリウレタンポリウレア樹脂から成る硬
質フオームを使用し、これらを製造の第2下程で積層し
木及び/又は水蒸気に接触させると共に加熱して該積層
体中の未反応インシアネ−1・を水と反応させて積層体
を硬化するという極めて簡略化された製造プロセスで軽
量且つ剛直で、耐熱性、寸法安定性、吸音特性に優れた
各種板材や、複雑な深絞り形状を有する各種パネル材を
安全珪つ高い作業能率で製造しうろことを見出し本発明
を完成するに至った。
すなわぢ第2工程において、芯材となる熱可塑性硬質フ
オームに水/及び又は水蒸気を噴霧等の形で接触させて
熱ブレス成形することにより、芯材フオーム内部の活性
イソシアネーI・基が有効に反応して芯材強度を向上さ
せるだけでなく、熱可塑性硬質フオームから熱硬化性硬
質フオームへと変化しパネル成形体としての形状を熱的
にも安定な状態に至らしめる事、更に」−配水又は水蒸
気により不織布に含浸しているA液は硬化反応を起こし
、軟らかい状態であった不織布を硬く高弾性の薄板に変
化させなから芯材フオームに強固に接着し、パネル成形
体にガラス繊維補強に劣らない高剛性を伺与させる。更
にA液含浸不織布は軟かく複雑な深絞り模様を有する型
内でも容易に型模様に追随し、ガラス繊維補強系にあり
がちなシワ発生傾向もなく良好な賦型性と作業安全性を
以って外観の優れたパネル状成形体が製造出来る。
本発明に使用される不織布としては、いわゆる不織布、
すなわち繊維同士を化学的方法、機械的方法又はそれら
の組み合せにより結合やからみ合せを行った構造物とし
て定義されるもので、通常シート形状をなしているもの
であればすべて使用出来る。
Nh#の材質としては、木綿、麻、羊毛等の天然繊維、
アセテートスフ、ビスコーススフ等の半合成繊維、ポリ
アミド、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリ塩
化ビニル、ポリオレフィン、ビニロン、ポリビニルアル
コール等の合成繊維、アスベスl−塚の鉱物繊維、ステ
ンレス、カーボンiam、ガラス繊維等の無機繊維など
が含まれるが、アスベスト等の鉱物繊維、ステンレス繊
維、カーボンi維、カラス繊維等の無機繊維は軽量で旧
っ作業安全性を重視する本発明の主旨から汀ってあまり
好ましい素材とは言えない。
又、不織布を構成するもう一つの原料として、繊維のパ
インターとして用いる各種合成樹脂原料があるが、これ
らの種類、又はバインダー使用有無については本発明′
では何ら制限を設けるものではない。同様に不織布自体
の製造法についても、乾式法、湿式法、スパンポンド法
等のいずれでも良く、特に制限を加えるものではない。
不織布の11伺量(gr/m2)や厚さについては、得
られるパネル状成形体の使用[1的に応じて選定すれば
よい。軽量のパネル状成形体を得るためには目イ」量の
少ない不織布を使うのは当然である。
不織布の引張強I変については、基本的には強度の大き
い方が高い補強効果を発揮する傾向はおるか、不織布に
含浸したA液自体の反応硬化体が不織布のHh雑に支え
られて高い補強効果を発揮するという本発明の効果から
言って、あまり高い引張強度を持つ不織布は逆に第2工
程での熱プレス成形時、特に深絞り模様のある型構造の
場合、シワ発生等の製造上の不都合を生じさせ易い事を
念頭に入れておく必要がある。平らなパネル板の場合は
、高い引張強度の不織布は好都合となる。つまりII的
とする製品の形状、品質により不織布の引張強度は必然
的に選定される。
即ち本発明に使用される不織布としては、目的とするパ
ネル状成形体が深絞り模様のある形状の場合、引張強度
が0 、3−50 K g / 3 c m rll 
伸び率が10%以−」−1好ましくは引張強度0.3〜
20 K g 73 c m l’IJ、伸び率が15
%以」−)ものが推奨される。
一方、パネル成形体が平坦な板状の場合は引張強度0 
、3 K g / 3 c m rlj以上であればよ
く、引張強度の好ましい範囲は昔に限定されない。同様
に伸び率についても特に限定されない。
本発明に使用されるA液即ちインシアネ−1・基を含む
含浸液成分としては、一般的な脂肪族又は芳香族イソシ
アネート、あるいはそれらの混合体が用いられ、必要に
応じてはこれらイソシアネート類と一般的なポリオール
を部分的に反応させた末端−NGOのプレポリマーを用
いることが出来る。
不織布への含浸を容易にするため、この含浸液をメチレ
ンクロライド等の、インシアネ−1・と反応する事のな
い溶剤で希釈して粘度を低下させてもよい。むしろ軽量
化の目的で含浸液の含浸量を極力少なく且つ均質に含浸
させるには、こうした含浸液粘度の低減化を図る事は積
極的に推奨される。
A液を含浸させた不織布シートは、そのままロール状に
巻き取って保管出来るが、保管中における含浸液中のイ
ソシアネート自体の三量化又は大気中の水分との反応に
よる硬化を防止するため、巻き取ったロール状シーi・
は低湿条件下でポリエチレン等の不透湿性フィルムで梱
包しておく必要がある。より望ましくは、含浸シート同
士が互いに接触しないように、含浸シート表面にポリエ
チレン等不透湿性フィルムを密着させた状態のものをロ
ール巻形状に巻き取り、N2置換条件でけ−ル全体をポ
リエチレン等不透湿性フィルムで密封させ冷暗所に保管
することが推奨される。このような保管条件でも含浸後
の不織布シートは長期間の保管は避け、出来るだけ短い
期間内に次工程である熱プレス成形工程で使用する方が
、より安全である。
本発明を構成するもう一つの重要な要素である芯材フオ
ームとしては、樹脂内部に活性イソシアネ=l・基を含
有するポリウレタン樹脂又はポリウレタンポリウレア樹
I指からなる実質的に連続気泡性の熱可塑性硬質フオー
ムを用いる。即ちパネル成型にあたり、複雑な深絞り模
様を有するモールF型構造の場合、熱プレス時に型内構
造に良く追随し、成形時・割れ等の不具合が発生するの
を防止のためにも芯材フオームは熱可塑性でなければな
らないが、 ■成形後の・」法安定性を保持し、且つ高温時使用条件
での剛性低下を防止できること、 ■不織布に含浸したA液との親和性か良好で、且つ反応
硬化後強固に接着すること、 ■水又は水蒸気と接した時に、フオームの内部化短時間
で水分がゆきわたり、フオーム樹脂内部の活性イソシア
ネートとの反応を円滑に進行させ、フオーム全体を均一
に熱硬化性に変化させること、 ■パネル成形後は、十分な曲げ剛性を持ち、更に吸音特
性も付与させること、 という条件を満たすため、本発明に使用される芯材フオ
ームとしては実質的に連続気泡性の熱可塑性硬質フオー
ムであり、更に水又は水蒸気接触条件1−で熱プレス成
型する事により速やかに反応が進行し、最終的なパネル
成形体としては熱硬化型硬質フオーム積層体となるよう
なフオームに限定される。
即ち従来提案されているような、芯材として熱可塑性硬
質フオームを使用し、熱硬化型又は反応硬化型接71剤
を用いて、不織布、ガラス繊維マント等の補強材を積層
接着させてパネル成型する方法では、最終製品において
も芯材フオームは熱可塑性であり、高温時使用条件では
曲げ剛性の低下が防II−出来ない。
又、芯材フオームとして硬質ウレタンフオームを使用、
インシアネ−1・基を含む含浸液をフオームに含浸させ
水又は水蒸気と接触させて熱プレス成形を行ない軟質フ
オームを含浸液の力で硬質フオームに変化させる方法(
特公昭81−51544、特公昭57−22013)も
、イソシアネート成分の含浸によりフオーム強度か低ド
して作業性、寸法安定性に問題を生じさせるだけでなく
、不織布積層、熱プレス成形11′1、芯材フオーム材
質自体が軟らかいため、深絞り部に発生する不織1/i
jによるシワがそのまま成形後のパネル製品に残り、外
観的にも良好な成形体は得られない。
つまり、熱プレス成形時、複雑な型模様に良く追随し、
外観的に優れた成形体を得るためには熱可塑性硬質フオ
ームである事が必要であるが、得られた最終成形品とし
てのパネル成形体の熱的安定性を確保するために、芯材
フオームは最終製品では熱硬化性硬質フオームになって
いなげらばならない。本発明に使用される芯材フオーム
は、こうした観点から、実質的に連続気泡性の熱iJT
塑性硬質フオームであって、熱ブレス成形時水又は水蒸
気接触条件で内部の活性イソシアネート基が有効に反応
し最終的に熱硬化性硬質フオームとなる様なフオームで
なければならない。
この様な、実質的に連続気泡系の熱可塑性硬質フオーム
は、次のような配合系から構成される。
即ちポリオール成分とインシアネ−1・成分とを、水及
び/又はモノクロル・トリフロロメタン等の有機発泡剤
存在下で反応させて、ポリウレタン樹脂フオーム、又は
ポリウレタンφポリウレア樹脂フオームを作るに当り、
イソシアネート成分が反応当量より過剰に存在する状態
で反応させ、実質的に熱可塑性を有する硬質フオームと
することを基本とする。
本発明で用いられるポリオール成分としては、例えばエ
チレングリコール、プロピレングリコール、1.4−フ
タンジオール、ジエチレングリコール等の2価のアルコ
ール、グリセリン、トリメチロールプロパン等の3価の
アルコール、ペンタエリスリト−ル、ソルビト−ル、シ
ョ糖等の4価以上のアルコール、又はこれ等の多価アル
コールにプロピレンオギ号イド、エチレンオキサイド笠
のアルキレンオギザイドを付加重合したものや、脂肪族
又は芳香族ポリアミンやアルカノールアミン類にアルキ
レンオキザイドを伺加重合したポリエーテル系ポリオー
ル類や、ポリエーテルポリオール゛にビニル基を有する
モノマーをグラフト重合させたいわゆるポリマーポリオ
ール、あるいは多塩基酸と多価アルコールを縮重合させ
て得られるポリエステルポリオール類等、一般的ウレタ
ンフオームに用いられるポリオール成分の一種、又は二
種以−1−の組合わせがヘースポリオールとして用いら
れる。更にフオームの連通化度を向上させるために、」
−記多価アルコールや脂肪族又は芳香族ポリアミン、ア
ルカノールアミン類にエチレンオキサイドJIVをより
多く伺加重合させたポリオールを破泡硬化をもたらすた
めに配合系に添加する事が望ましい。
又イソシアネート成分としては−・殻内な脂肪族又は芳
香族インシアネ−1・あるいはそれらの混合体が用いら
れ、必要に応じては、これ等イソシアネート類とポリオ
ールを部分的に反応させた末端−NCOのプレポリマー
も用いることができる。
この実質的に熱可塑性を有する硬質フオームを製造する
ために使用されるイソシアネ−1・成分は不織布に含浸
するA液として用いられるイソシアネート基を含有する
成分と同しでもよいし、異なっていても良い。
ポリオール成分とインシアネー) +&分との混合比は
、使用するポリオール成分と化学当量的に反応するイソ
シアネート成分量よりも多量のイソシアネート成分を用
いて、出来たフオーム中に未反応のイソシアネート成分
が残るようにする。用いるイソシアネート成分の量は、
使用するポリオール成分と化学当量的に反応するイソシ
アネート成分量の12倍〜5倍、好ましくは1.5〜2
゜5倍とするのが良い。
水の存在下で反応させる場合は、用いるイソシアネート
成分の昂は、使用するポリオール成分及び水と化学当量
的に反応するイソシアネート成分穴、の1.2倍〜5倍
、好ましくは1.5〜2.5倍とするのが良い。
木及び/又は有機発泡剤は、得られるポリウレタン樹脂
又はポリウレタン・ポリウレア樹脂を発泡して連続気泡
性のフオーム状にするために添加される。有機発泡剤と
しては、モノクロルφl・リフロロメタン等のフロン系
のもののほか、例えばメチレン−クロライド等、公知の
有機発泡剤は全て利用出来、種類は限定されない。
本発明においては、これらのポリオール成分とイソシア
ネート成分の比率及び水、モノクロル・トリフロロメタ
ン等の有機発泡剤の添加量は最終製品の使用目的に応じ
て任意に設定すればよく、特に限定されない。
又、発泡に当って、触媒、界面活性剤、等も必要に応し
て用いることもできる。使用する添加剤の種類、量とも
に一般的なウレタンフオームに用いるものと同じでよく
、特に限定されない。
この様にして処方された実質的に連続気泡性の熱可塑性
硬質フオームを与える原料クリームは、通常の多成分発
泡機を用いて連続的に発泡させても、バッチ式で発泡さ
せても良いが、プロ・ンク状に発泡させて硬化後所定の
厚味の板にスライスしたものの方が本発明の場合都合が
良い。ダブルコンベアーを用いて連続的に所定の厚味の
板状に成形する方法も採用出来るが、軽量で比重分布の
偏差が少ない均質な芯材を作るにはプロ1.り発泡・ス
ライス板作成方式の方が適している。
この様にして製造された実質的に連続気泡性の熱可塑性
硬質フオームをA液含浸不織布でサンドイッチ状に積層
し、熱プレスして硬化成形する。
必要に応じて表皮等も同時に積層して不織布補強積層構
造体として一体成形する事も出来る。
プレス温度は熱可塑性硬質フオームが軟化する温度以−
Lであれば良く、特に限定するものではないが、インシ
アネ−1・−水の反応効率を高める意味で100℃以−
1−1好ましくは100へ・150℃が良い。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
[実施例1] 第  1  表 第1表に示した組成で原材料を配合して、厚さ×幅×長
さ冨300X300X300mmのブロックを作成した
。第1表の組成におけろ水及びポリオール成分の量に対
するイソシアネート成分の量は化学当量で2倍であった
。このブロックを10分後にスライスして厚さX幅×長
さ一10×250X250mmの板材を切り出した。こ
の板材は常温で多少もろい硬質フオームで、100℃で
軟化する連続気泡性の熱可塑性フオームであり、比重は
0.031であった。この板材の両面に木を噴霧させた
ものを部材1として保管した。
含浸液としてデスモジュール44V−20(クルードM
D1.住友バイエルウレタン■製)をメチレンクロライ
ドで4=1に希釈した溶液を準備、この溶液に不織布と
してユニチカスパンボンド90503WSO(ポリエス
テル系、ノーバインダータイプ、「1伺50g/m2.
引張強さ:タテ方向9 、0Kg73 c m rll
、ヨコ方向3 、0 K g / 3 c m Ij]
、引張伸度・タテ30%、ヨコ20%:ユニチカ株式会
社製)を含浸yせ、含浸後の不織布面重量が100 g
 / m 2になる様に絞ったシート(部材2)を作成
し、−に記部材1である水噴霧した熱可塑性硬質フオー
ム板の両面に積層させ、gl型剤を塗布した厚味9 m
 mのモールド内にこの積層物を置き110℃熱プレス
でプレスし2分後にとり出すと剛直なパネル板が出来た
また第1図に示す様な複雑な深絞り形状のモールド内に
前記積層物を置き、110℃熱プレスでプレスし、2分
後にとり出すとシワのない良好な外観の深絞りパネルが
成形1J4米た。これらの試験結果をまとめて第2表に
示す。
実施例1と同じ熱可塑性硬質フオームの板及び含浸液を
使用し、下記実施例2〜5項に示す材質やLI伺の異な
る不織布を使用して実施例1と同様なパネル板及び深絞
りパネルを成型した。これらの試験結果をまとめて第2
表に示す。
実施例2 ユコチカスパンボンド90153WSO、ポリエステル
系、1」イーJ15 g / m 2.引張強さ・タテ
方向 1゜5 K g / 3 c m rfJ、E1
方向0.5Kg73cm11ノ、引張伸度:タテ20%
、ヨコ15%・・・ユニチカ株式会社製。
実施例3 ユニチカスパンポンド?+000WSO;ポリエステル
系、1]付100g/m2、引張強さ:タテ方向20 
K g / 3 c m、 II、FD方向7 K g
 / 3 c m ll−J、引張伸度:タテ30%、
ヨコ21%・・・ユニチカ株式会社製。
実施例4 ユニチカスパンポンドRO505WTO;ポリアミド系
目利50g/m2、引張強さ:タテ方向14Kg73 
c m巾、ヨコ方向4 K g / 3 c m、 I
I 、引張伸度:タテ30%、ヨコ30%・・・ユニチ
カ株式会社製。
実施例5 旭化成スパンボンドE−1050;ポリエステル系、目
付50 g / m 2.引張強力、タテ方向11Kg
/ 3 c m rIJ、ヨコ方向6 K g / 3
 c m rIJ、引張伸度:タテ30%、ヨコ35%
・・・旭化成工業株式会社製。
比較例1 フオーム密度0.015g/cm3の10mm厚軟質ウ
レタンフオームシートに実施例Iで使用した含浸液を均
一に含浸させ、500 g / m 2となる様に絞り
、これを芯材フオームとして使用、実施例1と同様の含
浸不織布にサンドイッチさせた状態で水を両面に噴霧さ
せ110℃×3分間、10mm厚のスペーサーを入れた
平板の間にはさんで平板状パネル成形板を得た。同様な
積層サントイ、チ構造シートを第1図に示す様な深絞り
形状モールド内にて実施例1と同様な条件で成形すると
深絞り部にシワの多い成形体となり良好な外観は得られ
なかった。これらの試験結果をまとめて第2表に示す。
第2図は実施例1で得たパネル板素材の垂直入射吸音率
と、比較例1で得たパネル板素材の垂直入射吸汗率との
比較図で、周波数(Hz)、縦軸は吸音率(%)を表わ
す。
比較例2 フオーム密度0.031g/cm”の熱可塑性硬質フオ
ームの板(厚さ10mm)の両面に氷を噴霧しておき、
実施例1と同様の含浸液に100g / m 2のガラ
ス繊維マントを含浸させ、含浸後のガラス繊維マットの
面重量が150g/m2になるように絞ったシートを作
成、実施例1と同様な方法でガラス繊維マット補強パネ
ル板を形成した。又、第1図に示す様な深絞り形状モー
ルドでの成形性を調べた。これらの試験結果を第2表に
まとめて示す。
第2図は実施例1で得たパネル板素材の垂直入用吸音率
と、比較例1で得たパネル板素材の垂直入射吸音率との
比較図で、周波数(Hz)、縦軸は吸音率(%)を表わ
す。
第2表には、各実施例で示した本発明の積層体パネルは
軒昂で、ガラス繊維マット使用時に匹敵する高い剛性を
与えることが出来、高温使用条件下でも剛性低下が少な
いばかりででなく、深絞り成形性が優れていることが示
されている。また第2図には、吸音特性の点でも優れて
いることが示されている。
[発明の効果] 自動車用の成形天井相、ドアパネル、軽ψ間仕切材等に
用いられる各種パネル製造にあたり、■複雑な深絞り形
状でも良好な賦型性と優れた外観品質を保ち、 ■安全な成形作業性を有し、 ■軽嫉で高剛性の成形体とするだけでなく吸音特性にも
優れ、 ■高温時使用条ヂ1:でも剛性低ドの著しく少ない積層
体を製造する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例による深絞り成形品の形状を示す図であ
る。 第2図は実施例1で得たパネル板素材の垂直入射吸音率
と、比較例1で得たパネル板素材の垂直入射吸音率との
比較した図で、周波数(Hz)、縦軸は吸音率(%)を
表わす。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. イソシアネート基を含有する成分を含浸させた不織布と
    、ポリオール成分とイソシアネート成分とを水及び/又
    は有機発泡剤の存在下で当該イソシアネート成分が反応
    当量より過剰に存在する状態で反応させた実質的に熱可
    塑性を有するフォームとを積層し、該積層体を水及び/
    又は水蒸気に接触させると共に加熱して該積層体中の未
    反応イソシアネートを水と反応させて積層体を硬化成形
    する工程からなる積層体の成形方法。
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US4938819A (en) * 1987-06-08 1990-07-03 Bridgestone Corporation Method of making a composite panel of a foam material

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