JPH01266964A - 通電加熱部材 - Google Patents

通電加熱部材

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JPH01266964A
JPH01266964A JP9541288A JP9541288A JPH01266964A JP H01266964 A JPH01266964 A JP H01266964A JP 9541288 A JP9541288 A JP 9541288A JP 9541288 A JP9541288 A JP 9541288A JP H01266964 A JPH01266964 A JP H01266964A
Authority
JP
Japan
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film
heating member
insulating film
worked
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP9541288A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsuki Yamazaki
六月 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、導電性物質に通電し、ジュール熱を発生させ
、リード線等の被加工物を加工する通電加熱部材に関す
る。
(従来の技術) 近年、ファクトリ−オートメーションの進歩は著しい。
その−例として集積回路(IC)を基板にはんだ付けを
する装置がある。この装置ではFe、Mo、W、Ta、
Cu、AI、ステンレスなとの導電性物質からなる母材
を加工した加熱部材に通電し、ジュール熱を発生させ、
前記加熱部材で一度に複数のリード線を基板に押付ける
ことにより、はんだ付けを行っている。通常、ICは三
方又は四方にリード線か出ているので、加熱部材は二個
又は四個を平行あるいは四方取囲むように設置され、電
気的に直列に接続されている。並列でもよいが、この場
合には、装置全体で必要な電流の容量が多くなる。
(発明が解決しようとする課題) しかし導電性物質からなる加熱部材を直接ICのリード
線に接触させてはんだ付けを行うと基板の配線が直列に
接続された加熱部材同志を結ぶ箇所では、加熱部材から
基板の配線への電流の分流が起こり、基板の配線か切れ
るという不具合があった。
本発明では、加熱部材の少なくともICのリード線に接
する部分に絶縁性被膜を被覆し、加熱部材から基板の回
路配線への電流の分流による配線切れを防ぐことを課題
とした。
[発明の構成コ (課題を解決するだめの手段) 本発明の通電加熱部材は、導電性材料からなる母材の表
面で、少なくともリード線に接する部分に、比抵抗が前
記母材の100倍以上を有する被膜を被覆したことを特
徴とする。
前記被膜の材料としてはより具体的には、硅素炭素、酸
素、窒素、ゲルマニウム等あるいは周期律第■族元素の
中から選ばれる少なくとも一種以上の元素を成分とする
ものが使われる。その理由は以下に述べる通りである。
ます前記絶縁性被膜は約150℃から300℃程度まで
のヒートサイクルにおいて母材から剥離しない材料で構
成されていなければならない。又、オートメーション化
されたはんだ伺は装置では、加熱部材は数秒程度の周期
で昇温、降温か行われるので、前記絶縁性被膜の材料は
熱伝導率の高いものでなければならない。従って前記被
膜の膜厚か1μmを越える場合には熱伝導率は1wm−
’に一’以上でなければならない。硅素、ゲルマニウム
、グラファイトは熱伝導率が高い。又、硅素、ゲルマニ
ウムの窒化物。
炭化物では結晶では熱伝導率がより高いが非晶質でもか
なり高い。その他の前述した材料もすべて熱伝導率の高
い材料である。
又、加熱材料は接地電位に対し1〜IOV程度の電位差
を有するので、前記絶縁性被膜は、この電圧に対し絶縁
破壊が起こらない程度の膜厚を必要とする。
従って絶縁性被膜の膜厚は500A以上好ましくは1.
000 A以上は必要であり、耐摩耗性も考慮すると2
μm程度は必要である。熱伝導率を考慮すると5μm以
上にすることは好ましくはないこれらの絶縁性被膜を母
料の表面に被覆する方法としては、スパッタリンク、イ
オンブレーティング、真空蒸着、プラズマCVD、EC
RプラズマCVD、熱CVD、光CVDなどかある。こ
の中でも、膜の密着性がよいこと、比較的低温で処理で
き膜の特性が損われないこと、膜の電気的特性が制御し
やすいことを考慮するとプラズマCvD法、ECRプラ
ズマCVD法か特に適当である。
(作用) 加熱部材の少なくともICのリード線に接する部分に絶
縁性被膜を被覆することにより、加熱部材から基板の回
路配線への電流の分流が起きなくなり、配線が切れると
いう不具合かなくなった。
(実施例) 本発明は加熱部材は導電性物質を第1図に示すように加
工し、表面に絶縁性被膜を被覆してなる。
オートメーション化されたはんだ付は装置にお−いては
この加熱部材を第2図に示すように四方を取囲むように
設置し、これらを電気的に直列に50Hzの交流電源へ
接続して使用される。
加工工程は以下に示す通りである。基板上にICが乗せ
られ、自動搬送されてきた後、加熱部材が降りてきてI
Cのリード線を約2Kg重/Cm2の圧力で押付けるの
と同時に、加熱部材に約50OAの電流を供給し、30
0℃程度まで加熱する。
はんだが熔はリード線と基板の回路が接続された後、通
電を止め、はんだが固まったところで、加熱部利が」二
昇し、この−工程が終了する。
以下に、導電性物質からなる母材の表面に絶縁性被膜を
被覆することにより、本発明の加熱部材を製造する方法
について記載する。
実施例、1 本実施例では、プラズマCVD法により第1表に示した
成分の絶縁性被膜を母材の表面に被覆した。第3図は平
行平板型の容量結合型プラズマCVD装置の略図である
。真空チャンバー6内には、平板状接地電極7と高周波
電極8が設置されている。平板状接地電極7にはヒータ
ー9が取付けられている。高周波電極8はマツチングボ
ックス10を介して高周波電極11に接続されている。
又、真空チャンバー6にはガス導入口12が設けられて
いる。
この装置により、導電性加熱部材に絶縁性被膜を被覆す
るには、まず導電性加熱部材13を接地電極7上に置き
、図示しない真空ポンプによってチャンバー6内を1O
−3Torr程度に排気した。
次に接地電極7に取付けたヒーター9により、加熱部材
13を150℃から450℃程度に加熱しガス導入口1
2よりSi H4,N2.CH4等の原料ガスをチャン
バー6内に供給して、チャンバー6内の真空度を0.0
5〜1.0Torrに保つように排気した。高周波電極
8に電力を投入すると、電極間にてグロー放電が起こり
、原料ガスがプラズマ化し絶縁性薄膜が加熱部材13に
被覆された。原料ガス及び成膜条件は第1表に示す通り
である。例えばSt CN組成の被膜を成膜する場合に
は、原料ガスとしてS i H4100S CCM 。
N 2500 S CCM 、  CH4400S C
CMをガス導入口12より導入し、チャンバー6内の反
応圧力を1.QTorrに保持し、高周波電極8に50
0Wの電圧を印加して成膜を行った。
この場合、成膜時間40分で3.0μmの膜厚の被膜が
形成された。
以下、他成分の被膜でも同様に成膜された絶縁性被膜の
成分、原料ガスとその流量、チャンバー内の反応圧力、
高周波電極8に印加される電力。
成膜時間、膜厚は第1表に示す通りである。
プラスマCVD法によれば、加熱部材を150°C乃至
450℃の比較的低温で処理できるため、加熱部材の特
性を損うことなく母料に密着した被膜が得られる。
一実施例、2− 本実施例では、スパッタリング法により第2表に示した
成分の被膜を成膜した。使用されるスパッタ装置は第4
図に示す通りである。真空チャンバー6内には平板状接
地電極7と高周波電極8とが対向して設置されており、
平板状接地電極7にはヒーター9が取付けられている。
高周波電極8はマツチングボックス10を介して高周波
電極11に接続されている。真空チャンバー6の側壁に
はガス導入口12が設けられている。このようにスパッ
タリング装置は前述のプラスマCVD装置と類似してい
るが、高周波電極8に原料の固体をターゲット14とし
て設けている点のみが異なっている。この装置により絶
縁性被膜を成膜するには、まずターゲット14として原
料の固体を設置し、ガス導入口12よりArガス、場合
により反応ガスを同時に流入した。これらのガスがプラ
ズマ化しArイオンがターゲット14の物質を原子状あ
るいは分子状にしてたたき出した後、反応ガスのプラズ
マ中で反応しながら加熱部材13の表面に絶縁性被膜を
成膜した。第2表には成膜された被膜の成分、原料及び
成膜条件等か記載されている。例えば、非晶質シリコン
からなる被膜を成膜するには、ターゲットとして単結晶
又は多結晶シリコンを設置し、ガス導入口12よりAr
ガスIO8CCM、H2ガス11005CCを導入しチ
ャンバー内圧力をI X 10 ’−3Torrに保ち
高周波電極8に500Wの電圧をかけて成膜を行った。
この場合、成膜時間60分て3,0μmの膜厚の非晶質
シリコン被膜か成膜された。又、原料ガスとしてArガ
ス、H2ガスと同時にB2H6ガスISCCM又はPH
3ガスISCCMを導入させてもよい。以下、他の成分
の被膜についても同様にターゲットの固体、原料ガスと
その流量。
チャンバー6内の反応圧力、高周波電極8に印加された
電力、成膜時間及び被膜の膜厚さを第2表中に記載した
スパッタリングによる成膜方法は、原料として固体が使
えるため扱いやすく、また、加熱部材の形状により装置
の形状を変える必要かないため般用的な方法と言える。
(以下余白) 一実施例、3− 本実施例では、ECRプラズマCVD法により絶縁性被
膜を成膜した。この方法に使われる装置は、第5図に示
す通りである。成膜室15の側壁にはガス導入口12が
設けられている。また、成膜室15上方にはプラズマ形
成室16が配設され、この成膜室15とプラズマ形成室
]6とは、仕切り板17に設けられたプラズマ導入口1
8によって連通している。プラズマ形成室16の上壁に
は石英板19が配設され、石英板19の上方にはマイク
ロ波導波管20が配設されている。また、プラズマ形成
室16上壁にはガス導入口21が設けられ、プラズマ形
成室16の周囲には、電磁石22が設けられている。
この装置により加熱部材に絶縁性被膜を被覆するには、
加熱部材13を成膜室15内底部に設置し以下の通り成
膜を行った。成膜室15内を真空ポンプにより排気し、
lXl0−4乃至5X10−3の真空度に保持した。導
入管12より成膜室15に原料ガス、導入管21よりプ
ラズマ形成室16に反応ガス(N2.02、CH4等)
または、それ自身は反応せずにエネルギを他に供給する
ガス(Ar、He、H2)をそれぞれ導入した。マイク
ロ波導波管20より2.45GHzのマイクロ波をプラ
ズマ形成室16に導入すると、このマイクロ波により、
電場Eが生じる。また、電磁石22に電流を流してプラ
ズマ形成室16内に875ガウスの磁場Bを形成する。
プラズマ形成室16内の電子が共鳴し励起されると、こ
の電子の共鳴により導入管21から導入されると、N2
、またはArガスにそのエネルギが供給され、これらの
ガスのプラズマを形成する。このプラズマは磁場の発散
に伴い、プラズマ導出管18より、成膜室15に引き出
される。成膜室15中に導入管12より導入された原料
ガスは前記プラズマにより分解され反応を起こす。これ
により原料ガスの成分が成膜室15内の平板状の加熱部
材13の表面に成膜された。各被膜について原料ガス、
成膜条件等を第3表に記載した。例えば、5iCN成分
の被膜成膜をする場合には、原料として5iH41O5
CCMをガス導入口により導入し、反応ガスとして、N
250SCCMをガス導入口により導入した。チャンバ
ー内の圧力は3 X 10−’Torrに保ちマイクロ
波電力を500Wとした。この場合、成膜時間40分て
膜厚3.0μmの被膜を得た。以下、他の成分の被膜に
ついても同様に第3表中に、原料ガスとその流量、チャ
ンバー6内の反応圧力、マイクロ波電力、成膜時間、膜
厚を記載した。このようにECRプラズマCVD法によ
れば加熱部材を加熱することなく処理でき、成分が均一
で部材に密着□した被膜か成膜できる。
(以下余白) 以上の実施例1乃至3に示した成膜法を行う前にArイ
オンボンバード処理を行うと、被膜と母材の密着強度を
高くすることができる。この処理を行うにはプラズマC
VD法、ECRプラズマCVD法の場合は、被膜となる
原料ガスを供給せずにArを流してプラズマを形成すれ
ばよく、スパッタリング法の場合には、ターゲットでは
なく母材に電力を印加すればよい。
更に被膜と母材との密着強度を高めるには、被膜と母材
の界面に、窒素、炭素、酸素等を母材より多く含有する
領域を形成するとよい。そのためには予めイオン窒化、
浸炭処理等を行った母材に絶縁性被膜を被覆させたり、
前記イオンボンバードの際にArガスにN2.0゜、C
H4等のガスを混合してもよい。また、N2.02 、
CH4等のガスのイオンホンバードを行ってもよい。
このように、導電性物質からなる母材の表面に絶縁性被
膜を被覆することにより、加熱部材から基板の回路への
電流の分流がなくなり、良好な加工を施すことができる
。また、上述の絶縁性被膜一  1 6 − は耐摩耗性、耐酸化性にすぐれているため、数万回の使
用にも耐えることかでき、はんだも加熱部材に付着しに
くいなど多くの利点を有する。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明の絶縁性被膜を被覆した加
熱部材によれば、加熱部材から基板の回路配線への電流
の分流がなくなり、配線が切れるという問題か解消され
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、1個の加熱部材の斜視図、 第2図は、4個の加熱部材を直列につないだ様子を示し
た模式図である。 第3図は、プラズマCVD法に用いられる装置の概略図
、 第4図は、スパッタリング法に用いられる装置の概略図
、 第5図は、ECRプラズマCVD法に用いられる装置の
概略図、 13・・・加熱部材 第3図 第4図 4づト)( 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 導電性物質からなる母材に通電することで加熱せしめ被
    加工物に加工を施す部材において、少なくとも被加工物
    と接する部分は比抵抗が母材の100倍以上を有する被
    膜で被覆されていることを特徴とする通電加熱部材。
JP9541288A 1988-04-20 1988-04-20 通電加熱部材 Pending JPH01266964A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9541288A JPH01266964A (ja) 1988-04-20 1988-04-20 通電加熱部材

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JP9541288A JPH01266964A (ja) 1988-04-20 1988-04-20 通電加熱部材

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JPH01266964A true JPH01266964A (ja) 1989-10-24

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ID=14136964

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JP9541288A Pending JPH01266964A (ja) 1988-04-20 1988-04-20 通電加熱部材

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JP (1) JPH01266964A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0572168U (ja) * 1992-02-28 1993-09-28 日本電気株式会社 ボンディングツール装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0572168U (ja) * 1992-02-28 1993-09-28 日本電気株式会社 ボンディングツール装置

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