JPH01266359A - 出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置 - Google Patents

出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置

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JPH01266359A
JPH01266359A JP63090549A JP9054988A JPH01266359A JP H01266359 A JPH01266359 A JP H01266359A JP 63090549 A JP63090549 A JP 63090549A JP 9054988 A JP9054988 A JP 9054988A JP H01266359 A JPH01266359 A JP H01266359A
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rotation
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rotated
shaft
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JP63090549A
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Takenosuke Naoki
武之介 直木
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Toto Kogyo Co Ltd
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Toto Kogyo Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/14Measures for saving energy, e.g. in green houses

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  • Greenhouses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、例えばビニールハウスの被覆シートをシー
ト巻軸に巻き込んで開閉する被覆シート開閉装置のシー
ト巻軸を回転駆動する手段として使用されるほか、前記
シート巻軸と同様に出力軸が負荷などによって正逆いず
れの方向にも回転しては困るような用途に広く使用され
る出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置に関
する。
従来の技術 従来、ビニールハウスにおいては、室内温度が上り過ぎ
ないようにハウス裾部又は谷部の被覆シートをシート巻
軸に巻き付けて下から上方へと捲り上げて開口を形成し
通風換気を行なう被覆シート開閉装置が開発されている
(例えば実開昭62−99966号公報に記載された開
閉装置)。
この種の被覆シート開閉装置に重要なことは、朝方又は
日中にシート巻軸を巻いて被覆シートを下から上方へ捲
り上げて所望大きさの開口部を形成した場合には、通風
換気の必要がなくなる夕方までの間シート巻軸はそのま
ま捲り上げ位置に確実に止めておき、夕方にはそのシー
ト巻軸を巻き戻して開口部を閉じる操作を容易にできる
ことである。
しかし、被覆シートを捲り上げたシード巻軸を捲り上げ
位置に簡単、確実に止めておく手段が見当たらない、そ
こで従来は例えばシート固定用バンドの端部を駆動装置
で正逆回転される巻き取り軸に巻き込み、一方、被覆シ
ート巻軸はビニールハウスの骨組材の外側と前記シート
固定用バンドの内側との間に介在せしめる。そして、こ
のシート巻軸で被覆シートを所望位置まで捲り上げたと
きは、シート固定用バンドを締め付けて被覆シート巻軸
をその捲り上げ位置に押えつけて固定するやり方が開発
されている(実開昭62−99966号公報参照)。
本発明が解決しようとする課題 ■ 従来のようにシート固定用バンドを締めたりゆるめ
たりして被覆シートの開閉操作及び被覆シート巻軸の位
置決めを行なうやり方の場合には、被覆シート巻軸を回
転操作する人と、シート固定用バンドを締めたり緩めた
りの操作をする人とで少なくとも2人の作業者が居なけ
れば使用できない、しかも被覆シート巻軸の捲り上げ位
置を止めるだけの目的でビニールハウスの屋根全体の被
覆シートを押えているシート固定用バンドを締めたりゆ
るめするというのはあまりにも大袈裟に過ぎ、設備費用
も非常に高価なものとなる。また、朝夕にシート固定用
バンドを締めたり緩めたりする度に、ビニールハウスの
屋根構造にギシギシときしみを生じ破損などの原因にな
り易い欠点がある。
■ 被覆シート巻軸の捲り上げ位置を一時的に止める手
段としては一般的に知られる逆転防止装置やブレーキ装
置、回転止め装置などを利用することも考えられないで
はない、しかし、従来の逆転防止装置は一方向の回転を
止める機能しかなく、被覆シート巻軸に必要な双方向の
回転を止め、かつ被覆シート巻軸の回転を入力軸でのみ
制御し駆動する機能は望むべくもなかった。その上、逆
転防止装置やブレーキ装置、回転止め装置などは構造が
複雑で精密かつ非常に高価な機構であるほか、これらを
使用すると全体の構造が大形化する等々の問題があり、
単に被覆シートを捲って通風換気を行なうだけの簡易な
手段であるべき被覆シート開閉装置に採用することには
抵抗感がある。
■ そこでこの発明の目的は、ビニールハウスの被覆シ
ート開閉装置に手頃に使用できる程度に安価で軽便、小
形の構造であり、しかも出力軸は入力軸を通じて回転し
ないかぎり正逆双方向(又は必要によってはいずれか一
方向)の回転が不能で、上記被覆シート巻軸の捲り上げ
位置の位置決め固定は勿論のこと、出力軸に加えられる
負荷や外力などによって出力軸が正逆いずれの方向にも
回転しては困るような各種の用途に広く使用できる回転
伝達装置(ないし軸継手)を提供することである。
課題を解決するための手段 上記従来技術の課題を解決するための手段として、この
発明に係る出力軸を入力軸によってのみ回転可能な回転
伝達装置は、図面の第1図〜第10図に好適な実施例を
示したとおり、イ) 出力軸2と入力軸lとは各々の中
心線が一致する配置とし、 口) 出力軸2の軸端部に被回転体3を設け、この被回
転体3の外周面部には、同被回転体3の半径線方向に形
成したロック体押壁4bと接線方向に適度なくさび角度
となるように形成したロック体受底4aとより成るロッ
ク体受納部4を少なくとも2箇所設け、かつこれらロッ
ク体受納部4における前記ロック体受底4aと連続する
ように後記の回転伝達用凸部6を納める凸部受納部lO
を円周方向に形成している。
ハ) 前記ロック体受納部4には、該ロック体受納部4
におけるロック体受底4aの最深部と略同径のボール又
はローラー等より成るロック体5を設置している。
二) 入力軸1の軸端部に回転ディスク9を設け、この
回転ディスク9には、前記被回転体3の凸部受納部lO
内に位置する回転伝達用凸部6を突設している。
ホ) 前記被回転体3と回転ディスク9は、被回転体3
の外径と略等しい内径の円筒8内で突き合わせ、回転伝
達用凸部6を被回転体3の凸部受納部10へ進入させて
組立てている。
へ) そして、前記円筒8の回転は止めていること、 をそれぞれ特徴とする構成とした。
なお、上記の回転伝達装置において、ロック体受納部4
は凸部受納部10の両側に対称的配置で2箇所(一対)
設けると共にこうした一対をなすロック体受納部4.4
と凸部受納部10の組を、出力軸2の被回転体3におけ
る外周面部に複数組以上設け、入力軸1の回転ディスク
9には前記被回転体3における各組の凸部受納部lO内
にそれぞれ位置する回転伝達用凸部6を突設したことを
特徴とする構成とした。
あるいは上記の回転伝達装置において°、入力軸1はハ
ンドル軸としてこれに手動回転用のハンドル7を取付け
、又は入力軸lをモータ駆動するものとし、他方、出力
軸2はビニールハウスの被覆シー)12を開閉するシー
ト巻軸11と連結し。
円筒8の回転は移動ガイド13で止めた構成で被覆シー
ト開閉装置のシート巻軸回転駆動用に使用するものとさ
れる。
作     用 出力軸2が、これに加えられた負荷などにより正逆いず
れかの方向へ回転しようとすると、ロック体受底4aの
前進側(第2図中の矢印m又はn参照)となるロック体
受納部4においては、ロック体5が円筒8との摩擦で静
止しようとするのに対してロック体受底4aが内側から
外方へ迫り上げる(圧迫する)形となる。その結果ロッ
ク体5は前進側のロック体受底4aと円筒8の内径面と
の間にくさびの如く食い込んで介在する形となる。従っ
て、円筒8の回転が止められているが故に、ロック体受
底4aの回転が、ひいては被回転体3及び出力軸2の回
転は不能となる。
逆に、入力軸1及びその回転伝達用凸部6が正逆いずれ
かの方向に回転されたときは、回転伝達用凸部6が凸部
受納部10内を前進回転してその前方側のロック体受納
部4内に位置するロック体5をロック体受底4aのゆる
み側へ後押しするので、ロック体4と円筒8とが迫る関
係は生じない、また、回転伝達用凸部6の回転の後方側
のロック体受納部4内に位置するロック体4がたとえ円
筒8との摩擦力で静止しても、そのロック体受底4aの
回転は同ロック体4から逃げる(遠ざかる)ので、やは
り円筒8とロック体4とが迫る関係は生じない。
したがって、回転伝達用凸部6はその回転前方側のロッ
ク体4を押してロック体押fi4bへ押し付けるに至り
、入力軸l及び回転伝達用凸部6の回転は被回転体3へ
と伝えられ出力軸2に伝達されるのである。
したがって、第7図のように出力軸2を被覆シート巻軸
11と連結し、入力軸1をハンドル7で正転方向に回転
する構成とした場合、ハンドル7を回転する操作によっ
てビニールハウスの被覆シート12を捲り上げて通風換
気用の開口部を任意の大きさに形成できる。そして、ハ
ンドル7の回転を止めると、被覆シート巻軸llは回転
不能な出力軸2によって捲り上げ位置にそのまま確実に
止められる。また、ハンドル7を逆転方向に回転すると
、出力軸2と連結された被覆シート巻軸11は逆転され
、被覆シート12を巻き戻して開口部は閉じられる。そ
して、所定の位置でハンドル7の回転を止めると、出力
軸2が回転不能であるが故に被覆シート巻軸11はその
位置に止められるのである。
実施例 次に、図示した本発明の詳細な説明する。
まず第1図は、この発明に係る回転伝達装置の各構成要
素を分解して示したもので、図中1は入力軸、2は出力
軸で、これら二つの軸1.2は各々の中心線が一致する
ように一連に対向配置されている。
出力軸2の軸端部には1本来の基本形が円板形状で、そ
の外周面部にロック体受納部4・・・を設けた被回転体
3が一体的に設けられている。
ロック体受納部4は、被回転体3における半径線と略平
行で被回転体3の回転方向に対して略直角な面として形
成されたロック体押壁4bと、このロック体押壁4bに
連続するものとして被回転体3の接線方向に適度なくさ
び角度に形成したロック体受底4aとより成る凹部とし
て形成されている。また、ロック体受底4aと一連につ
ながるように凸部受納部lOが円周方向に形成されてい
る0表現を変えると、一つの凸部受納部10の両側に一
対をなす2個のロック体受納部4.4が対称的配置で設
けられている。そして、一対をなすロック体受納部4.
4と凸部受納部lOの組が、被回転体3の円周を略二等
分した3箇所の位置に合計3組設けられているのである
(第2図)。
各ロック体受納部4内には、ロック体としてのローラー
5が1個ずつ回転自在に設置されている。このローラー
5は、ロック体受納部4の横幅寸法と略同じ長さとされ
ている。ローラー5の外径は、ロック体受納部4におい
てローラー5がロック体押壁4bに当接した最深部の位
置においてローラー5と円筒8の内径面との間に若干の
遊びを生ずる程度の大きさとされている。従って、出力
軸2の被回転体3の大きさ(直径)は、ローラー5の直
径相当の深さの凹みであるロック体受納部4を形成でき
る限度にかなり小さく出来るのである。
ところで、被回転体3の外径と略凹−内径の円筒8の中
へ第2図のように被回転体3とローラー5が組込まれた
場合、ローラー5はロック体受納部4内においてロック
体押壁4bと当接した位置に安定し、この位置ではある
程度自由に回転する遊びを有している。したがって、ロ
ック体受底4aがローラー5から逃げる(遠ざかる)方
向(第2図の矢印m又はnとは反対方向)に回転すると
き、ローラー5はロック体受底4aの下り傾斜側へ自重
で転がりロック体押壁4b八当接したままの状態で安定
しようとし1円筒8とは遊びがあるため迫り合わない。
しかし、逆にロック体受底4aがローラー5を押す方向
(第2図の矢印m又はnの方向)に回転しようとすると
、円筒8の内面との間の摩擦力で静止するローラー5に
対してロック体受底4aが内側から迫り上げてゆく。そ
の結果、ローラー5は円筒8とロック体受底4aとの間
にくさびの如く食い込んで介在するので、ロック体受底
4aは、つまり被回転体3(出力軸2)は回転し得ない
のである。
一方、入力軸1の軸端部には、前記円筒8の内径と略同
−外径の円板状をなす回転ディスク9が一体的に設けら
れている。この回転ディスク9の外側面には、前記被回
転体3における凸部受納部10と略同形、同大の円弧状
(ブレード状)をなす回転伝達用凸部6.6が突設され
ている。つまり、入力軸1と出力軸2とは同一の中心線
を有するように一連に対向配置され、円筒8内で回転デ
ィスク9と被回転体3とを突合せ、回転ディスク9の前
記回転伝達用凸部6を被回転体3の凸部受納部lO内へ
進入位置させた形で組立て結合されている。
円筒8の両側面開口は、第3図のように入力軸l、出力
軸2の軸受部14をもつブラケット15.15で閉鎖し
、ブラケット15と円筒8とはポル)16、ナツト17
で強固に結合されている。
したがって、円筒8を第3図のように任意の固定系18
により回転しないように止めた状態で、入力軸lを例え
ば第2図の時計回り方向(矢印m方向)に回転すると、
回転ディスク9の回転伝達用凸部6が矢印m方向に前進
回転し、その前方側に位置するロック体受納部4のロー
ラー5に当接し、つづいて同ローラー5をロック体押壁
4bに押し当てさせる。よって、入力軸l及び回転ディ
スク9の回転は、回転伝達用凸部6からローラー5及び
ロック体押壁4bを通じて被回転体3及び出力軸2に同
一方向、同一速度の回転として伝えられる。このとき回
転伝達用凸部6の回転方向(矢印m方向)とは反対側(
回転後方側)に位置するローラー5は、仮に円筒8の内
面との摩擦力で静止しようとしても、被回転体3の回転
と共にロック体受底4aが逃げる形となってゆるむので
、結局はロック体押壁4bと当接する位置にまで転がっ
て安定し、かつ円筒8とは遊びを生ずるため、被回転体
3の前記回転には一切支障を生じない。
逆に、入力軸lを第2図の反時計回り方向(矢印n方向
)に回転したときも、やはり回転ディスク9の回転伝達
用凸部6が矢印n方向に前進回転し、その前方側に位置
するローラー5に当接して同ローラー5をゆるませ、か
つロック体押壁4bに押し当てる。従って、入力軸l及
び回転ディスク9の回転は、やはり回転伝達用凸部6か
らローラー5及びロック体押壁4bを通じて被回転体3
及び出力軸2に同一方向、同一速度の回転として伝えら
れる。また、このとき回転伝達用凸部6の回転方向後方
側に位置するローラー5は、たとえ円筒8の内面との摩
擦力で静止しようとしても、ロック体受底4aが逃げる
形となってゆるむので、前記被回転体3の回転には支障
を一切生じないのである。
ところが逆に、出力軸2(したがって、被回転体3)が
、負荷や外力の作用で第2図の時計回り方向(矢印m方
向)に回転しようとした場合1円筒8の内面との摩擦で
静止するローラー5に対して、被回転体3と共に回転す
るロック体受底4aがローラー5の内側へ迫り込んで同
ローラー5を外方へ押し円筒8に圧迫する形となる。こ
のためローラー5はロック体受底4aと円筒8の内面と
の間に云わば楔の如く食い込んで介在し、被回転体3の
回転を絶対不能とならしめるのである。
同様に出力軸2(したがって、被回転体3)が第2図の
反時計回り方向(矢印n方向)に回転しようとした場合
も、円筒8との摩擦で静止するローラー5に対して、被
回転体3と共に前進回転するロック体受底4aがローラ
ー5の内側へ迫り込むため、やはりローラー5がロック
体受底4aと円筒8との間にくさびの如く食い込んで介
在し被回転体3の回転を絶対不能とならしめるのである
以上要するに、出力軸2は外力や負荷などによって回転
することは正逆双方向に絶対的に不可能であり、この出
力軸2は入力軸lによってのみ正逆方向に回転さ、せる
ことができるのである。
したがって、この回転伝達装置は、出力軸2が負荷など
によって勝手に回転しては困るような用途、又は出力軸
2の回転位置の確実な位置決めが必要な用途に好適に使
用できる。
例えば第4図のように、ビニールハウスの屋根中央部の
棟方向に長く設置された片開き形式の天窓20を開閉器
21・・・で開閉する場合の駆動軸回転用として、上記
の回転伝達装置Aを好適に使用することができる。ちな
みに開閉器21は、駆動軸22の回転を突き上げ棒21
aの直線運動に変換して天窓20を開閉する構成になっ
ている。従って、駆動軸22を回転伝達装置Aの出力軸
2と連結し、入力軸lに鎖車23を取付け、同鎖車23
に巻掛けたエンドレスチェン24を地上で操作して入力
軸lを正逆方向に回転すると、開閉器21を通じて天窓
20を開閉操作することができる。この場合、回転伝達
装置Aの円筒8は、支持腕18で温室骨組へ取付は固定
してその回転が止められている。したがって、天窓20
の重量負荷、あるいは天窓20が風圧によって受ける負
荷などが働いても、出力軸2と連結された駆動軸22は
正逆いずれかの方向にも回転されることは決してなく、
開かれた天窓20が風にあおられてバタバタ揺れ動く不
安定さは生じないのである。
また、チェノ24の操作を止めると、その時点で天窓2
0の開度がきっちりと決められるし、その変更も自由自
在にできる。
上記の回転伝達装fiAはまた。第5図に示したように
、垂直方向に上下動して開閉される突き上げ式の天窓2
5の開閉器26の駆動軸回転用としても好適に使用する
ことができる。この天窓25の開閉方式及び開閉器26
の構造形式は第4図の天窓20とは異なっているが1回
転伝達装置Aの出力軸2と駆動軸27とを連結し、入力
軸lの鎖車23へ巻掛けたエンドレスチェン24を操作
することで天窓25を開閉できる点では大差がない、勿
論、天窓25の開度はエンドレスチェン24の操作を止
めた時点のものとして自由自在に確実に決められ、−旦
決めた開度は風圧などを受けても決して変らず安定する
作用効果においても変りないのである。
第2の実施例 第6図と第7図は、上記第1図〜第3図に示した回転伝
達装置Aをビニールハウスの被覆シート開閉装置のシー
ト巻軸回転駆動用として構成したものを示している。し
たがって、回転伝達装置としての構成は、上記第1実施
例と大差ない。
但し、円筒8の両側面開口を閉じるブラッケトをケーシ
ング33が兼ねる構成としく第7図)、このケーシング
33と円筒8とはポルト16、ナツト17で締結されて
いる。ケーシング33の頭部には回転自在なガイドロー
ラ30・・・を設置し、もって移動ガイド13(第8図
参照)を通すガイド孔31が形成されている。ケーシン
グ33は下方のグリップ部32と一体に形成されている
。出力軸lはハンドル軸としてこれに手動用のハンドル
7が取付けられている。出力軸2には被覆シート巻軸1
1の一端部がピン34で一体的にに連結されている。
したがって、この回転伝達装alBを第8図のようにビ
ニールハウスの裾部を開閉する被覆シート巻軸11の回
転駆動用として使用するに際しては、地面に略垂直に立
てた鋼製パイプ等の移動ガイド13をガイド孔31へ通
して円筒8の回転を止めた態様で使用される。即ち、グ
リップ部32を片手で握り、他方の手でハンドル7を回
すと。
被覆シート巻軸11を正逆いずれの方向にも楽に回転す
ることができ、例えば同被覆シート巻軸11に巻き込ん
だ被覆シート12を捲り上げて通風換気用の大きな開口
を形成し、又は同被覆シート12を巻き戻して開口を閉
じる操作を自由自在にできる。
しかも被覆シート巻軸11を所望の捲り上げ高さに位置
せしめてハンドル7の回転を止めると、出力軸2及び被
覆シート巻軸11をその捲り上げ位置に確実に止められ
る。よって、逆転防止装置や回転止め装置などの必要は
一切なく至便である。この回転伝達装、giBは、被覆
シート巻軸11の移動と共に移動ガイド13に沿って上
下方向に移動する。
あるいは同じ第8図に例示したように、連棟式ビニール
ハウスの谷部の被覆シー)12を開閉する被覆シート開
閉装置の被覆シート巻軸11の回転駆動手段としても上
記回転伝達装置B(又はAでも可)を使用することがで
きる。この場合、回転伝達装置Bにおけるグリップ部3
2はスライドパイプ35の上端に差し込んで取り付け、
該スライドパイプ35は地上に若干の傾動が可能に立て
た支柱36にテレスコ−ピックに伸縮自在に差し込まれ
、もって円筒8の回転が止められている。
一方、入力軸1には鎖車23を取付け、同鎖車23へ巻
掛けたエンドレスチェン24を地上において操作し入力
軸1を回転する構成とされる。
その他の使用態様 (そのl) 上記実施例の回転伝達装置A又はBは、入
力軸1をモータ等で回転駆動する構成として種々な用途
に使用することができる。
(その2) 上記実施例の回転伝達装置A又はBの入力
軸1又は出力軸2に、又は両方の軸lと2に1回転伝達
用又は変速用の歯車やベルト車あるいはスプロケットホ
イールなどを取付け、回転の加減速、又は距離を隔てた
軸への回転伝達を行なう構成で種々な用途に使用するこ
とができる。出力軸2へ可撓軸を連結して回転を伝達す
る使用態様も可能である。
第3の実施例 第9図に示した回転伝達装置の構成は、第1図〜第3図
に示したものとほとんど変わらないが。
各ロック体受納部4のロック体弁壁4bにめくら穴を設
け、ローラー5を常時綿り方向に押す押しバネ19を設
置した構成を特徴とするものである。
即ち、この回転伝達装置が入力軸1.出力軸2が水平方
向の向きで使用される場合には1例えば第9図において
出力軸2(したがって、被回転体3)が時計回り方向(
矢印m方向)に回転すると、同図右側のローラー5は重
力作用によりロック体弁壁4bに当接した位置のままロ
ック体受底4aの回転と共に下降移動し、ロック体受底
4aによる迫り効果は期し難い、したがって1例えば被
回転体3に一対(2個)のロック体受納部4゜4とロッ
ク体5が設けられただけの構成であると、出力軸2の単
独回転を不能にする作用効果が不完全となるおそれがあ
る。この点、押しバネ19を設置しておくと、ロック体
受底4aが一対だけの構成でも、重力作用の如何にかか
わらず。
そして、回転伝達装置の使用態様の如何にかかわらず、
ロック体受底4aによるローラー5の迫り効果が確実に
働き、出力軸2の回転を不能にする作用効果の完全を期
待できるのである。
第4の実施例 第10図に示した回転伝達装置の構成は、第1図〜第3
図に示したものとほとんど変わらないが、各ロック体受
納部4のロック体受底4a及びこれに連続する凸部受納
部10を円弧及びその接線から成る面の組合せによる構
成としたことを特徴とするものである。
即ち、ロック体受底4aは、適度なくさび角度になって
いてロック体5にその内側から外向きに適度な迫り上げ
効果を働くかぎり、平面でも曲面でもよく、又は両者の
組合せによる面であっても良い訳である。
また、凸部受納部lOも、回転ディスク9の回転伝達用
凸部6を受納できるかぎり、平面であれ曲面であれ、そ
の形状の如何は問題ではないのである。
その他の実施例 (そのl) 出力軸2の被回転体3に設けるロー2り体
受納部4及びロック体5の個数は、2個以上であれば、
3個でも4個でも、またそれ以上の個数でも上記実施例
の作用効果が奏される。というよりも個数が増える程に
回転制御の性能は向上する。また、出力軸2の被回転体
3にロック体受納部4及びロック体5が1個設置された
構成にすると、出力軸2の回転は一方向にのみ不能な回
転伝達装置となる。
(その2) 入力軸1の回転ディスク9における回転伝
達用凸部6は、上記実施例のように被回転体3の凸部受
納部10と略凹形、同大の円弧状(ブレード状)の構成
に限らない0円弧状をなす前記回転伝達用凸部6の両端
位置に回転伝達に必要十分な強度をもつ2個の突起とし
て設けても同じ作用効果を奏する。
(その3) ロック体5としては、上述したローラーあ
るいはボールのほか、これらに類似な形態のものをケー
スバイケースで採用することができる。
本発明が奏する効果 以上に実施例と併せて詳述したとおりであって、この発
明に係る出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装
置は、出力軸2を単独で回転することは不可能であり、
出力軸2が負荷や外力等によって回転されることは決し
てないので、上述したビニールハウスの被覆シート開閉
装置における被覆シート巻軸11の回転駆動用として、
あるいは天窓や側窓を開閉する駆動用手段として、さら
にはその他の種々な用途に広く使用することができる。
特に被覆シート巻軸11などの回転用として使用した場
合には、入力軸lの回転を任意に停止することにより被
覆シート巻軸11を所望の捲り上げ位置に確実に止めて
おくことができ、窓の開度の調節、変更なども自由自在
にできる。それでいて逆転防止装置やブレーキ装置、回
転止め装置などの併用は一切無用であるから、軽便に安
価に使用できるのである。
その上、この発明の回転伝達装置は、被回転体3におけ
るロック体収納部4の最深部を、ボール、ローラーの如
きロック体5の直径と略同じに形成すれば足り、それは
比較的浅くて良いので、被回転体3の直径をかなり小さ
くできる。したがって、軽量、小形で、安価な、そして
、使い易い回転伝達装置を提供できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る回転伝達装置の構成要素を分解
して示した斜視図、第2図と第3図は同回転伝達装置の
組立て状態を示した2−2,3−3矢視の断面図、第4
図と第5図は同回転伝達装置の使用例を示した温室屋根
部の斜視図、第6図と第7図は被覆シート開閉装置のシ
ート巻軸回転用として構成した回転伝達装置の正面及び
側面方向の断面図、第8図は同前の回転伝達装置の使用
例を示した温室の斜視図、第9図と第10図は第3、第
4実施例の回転伝達装置を示した断面図である。 l・・・入力軸         2・・・出力軸4・
・・ロック体受納部    4a・・・ロック体受底5
・・・ロック体(ローラー)  10・・・凸部受納部
6・・・回転伝達用凸部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【1】イ)出力軸と入力軸は各々の中心線が一致する配
    置とされていること、 ロ)出力軸の軸端部に被回転体を設けてあり、この被回
    転体の外周面部には、同被回転体の直径線方向に形成し
    たロック体押壁と接線方向に適度なくさび角度となるよ
    うに形成したロック体受底とより成るロック体受納部を
    少なくとも2箇所設け、かつこれらロック体受納部にお
    ける前記ロック体受底に連続するように後記回転伝達用
    凸部を納める凸部受納部が円周方向に形成されているこ
    と、 ハ)前記ロック体受納部には、該ロック体受納部におけ
    るロック体受底の最深部と略同径のボール又はローラー
    等より成るロック体が設置されていること、 ニ)入力軸の軸端部に回転ディスクを設けてあり、この
    回転ディスクには、前記被回転体の凸部受納部に位置す
    る回転伝達用凸部が突設されていること、 ホ)前記被回転体と回転ディスクは、被回転体の外径と
    略等しい内径の円筒内で突き合わせ、回転伝達用凸部を
    被回転体の凸部受納部へ進入させて組立てられているこ
    と、 ヘ)前記円筒の回転は止められていること、をそれぞれ
    特徴とする出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達
    装置。 【2】ロック体受納部は凸部受納部の両側に対称的配置
    で2箇所設けられており、かつこうした一対をなすロッ
    ク体受納部と凸部受納部の組は出力軸の被回転体におけ
    る外周面部に複数箇所以上設けられており、入力軸の回
    転ディスクには前記被回転体における各組の凸部受納部
    にそれぞれ位置する回転伝達用凸部が突設されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載した出力軸
    を入力軸によって回転可能な回転伝達装置。 【3】出力軸はビニールハウスの被覆シートを開閉する
    シート巻軸と連結されており、円筒の回転は移動ガイド
    で止められていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載した出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝
    達装置。
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